JP2000270190A - 通信システム及び通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム及び通信装置及び通信方法

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JP2000270190A
JP2000270190A JP11073541A JP7354199A JP2000270190A JP 2000270190 A JP2000270190 A JP 2000270190A JP 11073541 A JP11073541 A JP 11073541A JP 7354199 A JP7354199 A JP 7354199A JP 2000270190 A JP2000270190 A JP 2000270190A
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Takehiro Yoshida
武弘 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報配信装置と複数の端末とが通信網を介し
て1対多接続される情報配信システムにおいて複数ペー
ジの情報を配信することを可能にする通信システム及び
通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 情報配信装置は、複数ページの配信情報
を送信する送信プロトコルを繰り返し実行する。端末装
置は、情報配信装置に任意のタイミングで接続し、配信
情報の各ページに付された総ページ情報とページ番号情
報とから未受信のページを判断しながら配信情報を受信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報配信サービス
を行う通信システム及び通信装置及び通信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通信網の高度化にともない付加価値の高
いサービスが広く普及している。その一つとして、NT
T(日本電信電話株式会社商標)などが提供するサービ
スで、情報配信者の情報配信装置と複数の端末とを1対
多接続して情報を配信するサービスがある(以下、1対
多通信サービス)。
【0003】これは、このサービスの契約者である情報
配信者が音源回線を1本設置するだけで、同時に発生す
る大量の呼に対して、話中(回線ビジー)なしで情報配
信を行うことができるというものである。まず情報配信
を受ける者が発呼して情報配信者の回線に接続し、情報
配信装置から流れる音声メッセージの情報を聞く。その
時に別の者が発呼すると、その情報配信者の回線に多重
に接続されて、同じ音声メッセージを聞く。
【0004】したがって、このような1対多通信サービ
スには次の2つの性質がある。第1に、一般の通話呼と
異なり、情報配信者側からのみ情報が送出される一方向
通信である。第2に、情報を受ける側において、送られ
てくる情報は必ずしも最初から始まるわけではなく、途
中からの場合もある。
【0005】また一方で、ファクシミリ通信により情報
を配信するファクシミリ情報サービスも広く普及してい
る。この場合、情報を受け取るファクシミリ装置は、I
TU−T勧告T.30で規定される公知のファクシミリ
通信手順により情報配信装置からファクシミリ画像を受
信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ファクシミリ
通信は送信機および受信機がそれぞれ伝送手順信号を送
出する両方向通信であるため、一方向通信である1対多
通信サービスを用いて情報配信サービスを行うことはで
きない。さらに、接続後、情報が途中から送られてくる
ということも、ファクシミリ通信手順を適用する際の障
害となる。そのため、ファクシミリ情報サービスの提供
者は、一対一通信で情報配信をせざるを得なかった。し
かも話中(回線ビジー)を無くすために回線を何本も設
置し、さらに回線の本数分だけモデム装置を設置しなけ
ればならず、多大な費用が必要となるなどの問題があっ
た。
【0007】さらに、配信する情報は複数のページから
成る場合も多く、このような情報をファクシミリ通信に
より受信したいという強い要望もある。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、情報配信装置と複数の端末とが通信網を介
して1対多接続される情報配信システムにおいて複数ペ
ージの情報配信することを可能にする通信システム及び
通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本出願の第1の発明は、情報を配信する情報配信装
置と、該情報配信装置と通信網を介して接続される複数
の通信装置とを含む通信システムにおいて、前記情報配
信装置は、複数ページの配信情報を送信する送信プロト
コルを繰り返し実行する送信手段と該配信情報の各ペー
ジに総ページ数情報とページ番号情報とを付する制御手
段とを備え、前記通信装置は、前記情報配信装置に接続
して前記配信情報を受信する手段と、前記総ページ情報
と前記ページ番号情報とから未受信のページを判定する
判定手段と、該判定の結果、未受信ページが無くなった
場合に受信を終了する終了手段とを備えたことを特徴と
する。
【0010】また、本出願の第2の発明は、通信網を介
して接続された複数の端末に情報を配信する通信装置に
おいて、複数ページの配信情報を送信する送信プロトコ
ルを繰り返し実行する送信手段と、該配信情報の各ペー
ジに総ページ数情報とページ番号情報と付する制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本出願の第3の発明は、本出願の第
2の発明において、前記送信手段は、配信情報の各ペー
ジを複数のフレームに分割して送信し、前記制御手段
は、各フレーム毎に総ページ数情報とページ番号情報
と、更にフレーム番号情報とを付することを特徴とす
る。
【0012】また、本出願の第4の発明は、情報配信装
置に接続して複数ページの配信情報を受信する通信装置
であって、前記配信情報の各ページに付された総ページ
情報とページ番号情報とから未受信のページを判定する
判定手段と、該判定の結果、未受信ページが無くなった
場合に受信を終了する終了手段とを備えたことを特徴と
する。
【0013】また、本出願の第5の発明は、本出願の第
4の発明において、受信終了後、前記判定手段から得ら
れる未受信ページを表示する手段を備えたことを特徴と
する。
【0014】また、本出願の第6の発明は、本出願の第
4または第5の発明において、受信した配信情報を出力
する際、未受信ページがある場合に、出力を行うか否か
をオペレータが選択できることを特徴とする。
【0015】また、本出願の第7の発明は、更に、受信
するページ番号をオペレータが指定する指定手段を備
え、前記判定手段は、更に指定されたページ番号の中か
ら未受信ページを判定することを特徴とする。
【0016】また、本出願の第8の発明は、情報を配信
する情報配信装置と、該情報配信装置と通信網を介して
接続される複数の通信装置とを含む通信システムの通信
方法であって、前記情報配信装置は、複数ページの配信
情報を送信する送信プロトコルを繰り返し実行する送信
工程と該配信情報の各ページに総ページ数情報とページ
番号情報とを付する制御工程とを備え、前記通信装置
は、前記情報配信装置に接続して前記配信情報を受信す
る工程と、前記総ページ情報と前記ページ番号情報とか
ら未受信のページを判定する判定工程と、該判定の結
果、未受信ページが無くなった場合に受信を終了する終
了工程とを備えたことを特徴とする。
【0017】また、本出願の第9の発明において、通信
網を介して接続された複数の端末に情報を配信する通信
方法であって、複数ページの配信情報を送信する送信プ
ロトコルを繰り返し実行する送信工程と、該配信情報の
各ページに総ページ数情報とページ番号情報と付する制
御工程とを備えたことを特徴とする。
【0018】また、本出願の第10の発明は、情報配信
装置に接続して複数ページの配信情報を受信する通信方
法であって、前記配信情報の各ページに付された総ペー
ジ情報とページ番号情報とから未受信のページを判定す
る判定工程と、該判定の結果、未受信ページが無くなっ
た場合に受信を終了する終了工程とを備えたことを特徴
とする。
【0019】また、本出願の第11の発明は、本出願の
第10の発明において、更に、受信するページ番号をオ
ペレータが指定する指定工程を備え、前記判定工程は、
指定されたページ番号の中から未受信ページを判定する
ことを特徴とする。
【0020】また、本出願の第12の発明は、通信網を
介して接続された複数の端末に情報を配信する通信方法
のプログラムを格納したコンピュータで読取可能な記憶
媒体であって、複数ページの配信情報を送信する送信プ
ロトコルを繰り返し実行する送信工程と、該配信情報の
各ページに総ページ数情報とページ番号情報と付する制
御工程とを実行させるためのプログラムを格納したこと
を備えたことを特徴とする。
【0021】また、本出願の第13の発明は、情報配信
装置に接続して複数ページの配信情報を受信する通信方
法のプログラムを格納したコンピュータで読取可能な記
憶媒体であって、前記配信情報の各ページに付された総
ページ情報とページ番号情報とから未受信のページを判
定する判定工程と、該判定の結果、未受信ページが無く
なった場合に受信を終了する終了工程とを実行させるた
めのプログラムを格納したことを備えたことを特徴とす
る。
【0022】また、本出願の第14の発明は、本出願の
第13の発明において、更に、受信するページ番号をオ
ペレータが指定する指定工程を備え、前記判定工程は、
指定されたページ番号の中から未受信ページを判定する
ことを特徴とする。
【0023】また、本出願の第15の発明は、情報を配
信するサーバー装置と、該サーバー装置とネットワーク
を介して接続される複数のクライアント装置とを含むネ
ットワークシステムにおいて、前記サーバー装置は、配
信情報の送信を繰り返し実行する送信手段と、該配信情
報の所定単位のデータブロックに全データブロック数と
データブロック番号とを付する制御手段とを備え、前記
クライアント装置は、前記サーバー装置と接続して前記
配信情報を受信する手段と、前記総データブロック数と
データブロック番号とから未受信のデータブロックを判
定する判定手段と、該判定の結果、未受信のデータブロ
ックが無くなった場合に受信を終了する終了手段とを備
えたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明に係る実施形態を詳細に説明する。
【0025】図9は、本発明の実施形態における通信シ
ステムの構成を示した図である。同図において、901
および902はファクシミリ装置、903は情報配信装
置、904は通信網、905〜907は回線である。通
信網903は、情報配信装置903とファクシミリ装置
901とが接続されているとき、すなわち回線905と
回線907が接続されているときに、ファクシミリ装置
902からの接続要求があると、回線906を回線90
7に多重に接続する。これにより、情報配信装置903
とファクシミリ装置901、902との間で1対多通信
が可能となる。
【0026】図1は、本発明の実施形態におけるファク
シミリ装置901および902の構成を示すブロック図
である。同図において、NCU(網制御装置)2は、電
話網をデ−タ通信等に使用するために、その回線の端末
に接続し電話交換網の接続制御を行ったり、デ−タ通信
路への切り替えを行ったり、ル−プの保持を行うもので
ある。またNCU2は制御回路20からの信号レベル
(信号線20a)が「0」であれば、回線2aを電話機
4側に接続し(以下、回線開放)、信号レベルが「1」
であれば、回線2aをファクシミリ装置に接続する(以
下、回線捕捉)ものである。以下、ハイブリッド回路6
は、送信系の信号と受信系の信号を分離し、加算回路1
2からの送信信号をNCU2経由で回線2aへ送出し、
相手側からの信号をNCU2経由で受信信号線6a経由
で変復調器8に送るものである。
【0027】変復調器8は、ITU−T勧告V.8、
V.21、V.27ter、V.29、V.17、V.
34に基づいた変調及び復調を行うものであり、信号線
20cにより、各伝送モ−ドが指定される。変復調器8
は信号線20bに出力されている信号を入力し、変調デ
−タを信号線8aに出力し、信号線6aに出力されてい
る受信信号を入力し、復調デ−タを信号線8bに出力す
る。加算回路12は、信号線8aの情報と信号線10a
の情報と信号線22aの情報とを入力し加算した結果を
信号線12aに出力する。
【0028】読取部14は、CCDまたは密着型イメ−
ジセンサ(CS)等の光電変換手段により原稿を読み取
り、適宜処理された画素デ−タを信号線14aに出力す
る。記録部16は、信号線20eに出力される記録デ−
タをハ−ドコピ−としてプリントアウトするものであ
る。画像メモリ18は、送信のための画像データや受信
した画像データを格納するために使用する。発呼回路2
2は、信号線20fに発呼命令パルスが発生すると、信
号線20に出力されている電話番号情報を入力し信号線
22aにDTMF信号を出力する。
【0029】操作部24は、ワンタッチダイヤルキ−、
短縮ダイヤルキ−、テンキ−、*・#キ−、セットキ
−、ストップキ−、さらには1対多通信サービスを選択
するための情報サービスキーを有しており、これらのキ
ーが押下された情報は信号線24aに出力される。表示
部26は、LCDなどの表示器等で構成されており信号
線20hに出力される情報を入力し表示器に表示する。
【0030】登録メモリ30には、ワンタッチダイヤル
キーや短縮ダイヤルキーに対応した電話番号データ等が
登録されている。さらに登録メモリ30には、1対多通
信サービスにより情報を受信中にエラーが発生した場合
の情報の出力方法、すなわち、「エラーが発生したとき
は、受信できたページのみ出力する」か「エラーが発生
したときは画像の出力を中止する」かを選択するための
データ(以下、エラー時出力方法データ)も登録され
る。このデータは、登録は操作部24の所定のキーを用
いてオペレータより行われる。
【0031】制御回路20は、本発明を実施するために
装置全体を制御する回路である。主に、不図示のMPU
(マイクロプロセッサユニット)、プログラムメモリ3
2、ワークメモリ34、制御対象である上記各ブロック
との間で信号をやりとりするために不図示の入出力制御
回路等で構成される。プログラムメモリ32には本発明
を実施するためのプログラム等が格納されており、RO
Mのような読み出し専用のメモリや、RAMのような読
み書き可能なメモリで構成される。ワークメモリ34
は、プログラムの実行に必要な変数等が格納されてお
り、RAMのような読み書き可能なメモリで構成され
る。
【0032】オペレータは、操作部24の情報サービス
キーを押下することにより、通信モードをITU−T勧
告T.30で規定されるファクシミリ手順による通信か
(以下、通常通信モード)、本発明に係る1対多通信サ
ービスに対応した通信(以下、1対多通信モード)かを
選択することができる。選択された通信モードはワーク
メモリ34の通信モードフラグに記憶される。ここで
は、通信モードフラグの値が「0」であれば通常通信モ
ード、通信モードフラグの値が「1」であれば1対多通
信モードが選択されていることを示す。また、現在選択
されている通信モードは表示部30により表示される。
【0033】情報配信装置903についても、図1に示
したブロック構成により実現されるが、画像メモリ18
には、情報として配信するための画像データが複数ペー
ジ格納されている。
【0034】まず情報提供装置903が画像データを配
信する動作を図2を用いて説明する。図2は本発明に係
る1対多通信で画像データを配信するための通信手順お
よび配信される画像データのデータ構造を示している。
同図は、画像メモリ18に格納されている3ページの画
像データが配信される場合の例であり、各ページはフレ
ーム単位で分割されて配信される。第1ページ目の画像
データは3つのフレーム、第1フレーム201および第
2フレーム212および第3フレーム213から構成さ
れ、第2ページ目の画像データは3つのフレーム、第1
フレーム214および第2フレーム215および第3フ
レーム216から構成され、第3ページ目の画像データ
は1つのフレーム、第1フレーム217のみで構成され
る。回線からの着信後、第1ページ目の第1フレーム2
01から順次送信され、フレームとフレームとの送信の
間には、所定時間のフレーム間ポーズ(例えば500m
sec)挿入される。最終ページの最終フレーム(21
7)を送信後は再び、第1ページ目の第1フレーム(2
01)から送信を開始し、以降、その手順を繰り返す。
一方、受信側は、この一連のフレーム送信中に任意のタ
イミングで接続し、これらのフレームを受信する。
【0035】図2において、フレーム201のみフレー
ムのデータ構造まで示しており、他のフレームも同じデ
ータ構造をとる。フレームには総ページ数情報「3」
(205)、全ページを通しての総フレーム情報「7」
(207)、ページ番号情報「1」、ページ内のフレー
ム番号情報「1」、画像データ(209)がセットされ
る。したがって、フレームを図2の並び順でなくランダ
ムに受信したとしても、受信側でフレームの再組み立て
を行う事ができる。また、フレームは、プリンアンブル
部202、アドレス部203、制御部204、FCS部
210、終端フラグ211のようにHDLCのフレーム
構成から成り、受信側で伝送エラーの発生を検出するこ
とができる。また、ページ内の最終フレームの制御部2
04には、ページ内の最終フレームであることを示す情
報がセットされるので、各ページの最終フレームにセッ
トされているフレーム番号情報から各ページのフレーム
数がわかる。
【0036】つぎにファクシミリ装置901の動作を図
3〜図8のフローチャートを用いて説明する。図3〜図
8は、本発明の実施形態におけるファクシミリ装置90
1の動作を示すフロ−チャ−トである。同図において、
S0は処理の開始を示し、S2では、装置の初期化処
理、例えば表示部26の表示のクリア等を行い、S8で
は回線2aの開放処理を行う。S12では、操作部24
から宛先を指定して発呼操作が行われたかどうかを判断
し、発呼操作が行われた場合はS20に進み、発呼操作
が行われていない場合はS14に進み装置の待機時の処
理を行う。S12では、情報配信装置903から画像デ
ータを受信する際の受信ページを選択することができ、
これにより受信エラーにより欠落ページが発生しても、
該欠落ページのみを受信出力することが可能となる。こ
の受信ページの選択情報は操作部24から入力されてワ
ークメモリ34に格納される。
【0037】S20では、1対多通信モードが選択され
ているか否かをワークメモリ34の通信モードフラグの
値から判断する。1対多通信モードが選択されている場
合はS32に進み一方向のファクシミリ手順を実行す
る。1対多通信モードが選択されていない場合は、S2
2に進む。S22〜S30では、S12で指定された宛
先へ発呼してITU−T勧告T.30に準拠した通常の
ファクシミリ手順により通信を実行する。
【0038】S32からは、情報配信装置903に接続
し1対多通信モードにより画像の受信を行う。S32で
回線2aを捕捉し、S36では、S12で指定された宛
先(情報配信装置903の宛先)に発呼する。S38で
は、S12において受信ページの選択がされているか否
かを判断する。受信ページの選択がされていれば、ワー
クメモリ44内の選択受信フラグを“0”にセットし、
選択がされていなければ、選択受信フラグを“1”にセ
ットする。S44では、ワークメモリ44内の受信フレ
ームカウンタを“0”にセットする。受信フレームカウ
ンタは、受信したフレーム数を計数するためのカウンタ
である。S18では、ワークメモリ34にその領域を確
保されているタイマに1分をセットする。このタイマ
は、1フレームの受信完了の最大待ち時間となる。尚、
タイマにセットされた値は所定時間毎に起動される割り
込みプログラムによって1ずつ減じられ、値がゼロにな
ったらタイムアウトしたと判断される。
【0039】S48では、フレーム間ポーズの検出を行
い、検出した場合はS54に進む。S50では、フレー
ム間ポーズが検出されないままS18でセットしたタイ
マがタイムアウトした否かを判断し、タイムアウトした
場合にはS52に進み、受信エラーした旨および1ペー
ジも受信できなかった旨を表示部26に表示する。この
ときの表示例を図10の1001に示す。この表示は操
作部24のキーが押されたらクリアされる。
【0040】S54では1フレームを受信する。この1
フレームの受信動作は、終端フラグ211の検出や所定
時間(例えば200msec)以上の信号断を検出した
ときに終了する。S60では、S54で受信したFSC
のチェックによりフレーム受信エラーが発生したか否か
を判断し、エラーが発生していればS74に進み、エラ
ーが無ければフレームを正常に受信できたとしてS62
に進む。S62ではS54で受信した総フレーム数をワ
ークメモリ34に記憶し、S64では選択受信フラグの
値が“0”であるか否かが判断され、“0”であればS
66に進み、S54で受信したフレームから画像データ
を取り出して画像メモリ18に格納する。このとき該フ
レームのページ番号情報とフレーム番号情報とを対応付
けて格納することにより、後に画像データを記録部16
で出力する際に正しい順序で読み出せるようにしてお
く。一方、選択受信フラグが“0”でないならS102
に進む。
【0041】ここでフレームの受信状況は、ワークメモ
リ34内の受信フレーム管理テーブルにより管理され
る。図11に受信フレーム管理テーブルのデータ構造の
一例を示す。同図によれば、各ページ毎に、ページを構
成するフレーム数、第1フレームの受信の有無。第2フ
レームの受信の有無、第3フレームの受信の有無の情報
をセットするエリアが設けられている。ここでは、図2
に示した画像データ、すなわち、1ページ目が3フレー
ム、2ページが3フレーム、3ページ目が1フレームか
ら成る画像データを受信するための受信フレーム管理テ
ーブルを示している。
【0042】画像データの総ページ情報や各ページのフ
レーム数はフレームの受信動作が進行していく過程で取
得されていくものである。したがって、受信フレーム管
理テーブルも、フレームを受信していく過程で作成され
ていく。例えば「フレーム数」のエリアは、そのエリア
に該当するページの最終フレームを受信した際に、該最
終フレームのフレーム番号情報がセットされる。また、
「第1〜第3フレームの受信」のエリアは初期値として
該当フレームを受信していないことを示す“0”がセッ
トされ、該当フレームを正常に受信したときに“1”に
セットされる。また、第3ページの最終フレームである
第1フレームを正常に受信したときに、第2フレーム以
降は存在しないことがわかるので、第3ページの「第2
及び第3フレームの受信」のエリアには無効を意味する
“−1”がセットされる。
【0043】ページの受信が完了したか否かは、該ペー
ジの「フレームの受信」のエリアから取得した受信フレ
ーム数と該ページの「フレーム数」のエリアの値とが一
致しているか否かにより判断すればよい。この条件が、
全てのページ(総ページ数は受信フレームにセットされ
ている)に対して満足すれば、画像データの受信を完了
したことになる。また、受信ページが選択されている場
合には、選択されたページのみから成る受信フレーム管
理テーブルが作成されていく。
【0044】S68では、全ページの受信が終了したか
否かを受信フレーム管理テーブルから判断し、終了して
いればS70で回線2aを開放してS72で受信した画
像データを記録部16でページ番号順に出力する。全フ
レームの受信が終了していない場合は、S74で受信フ
レームカウンタをカウントアップし、S76では、総フ
レーム数情報を受信したか否かが判断され、受信してい
る場合はS78に進み、受信していない場合はS92に
進む。S78では、受信フレームカウンタの値は総フレ
ーム数の3倍の値を超えるか否かが判断され、超えてい
る場合はS80に進み、超えてない場合はS54に進み
フレームの受信を続行する。S92では、受信フレーム
カウンタが100を超えたか否かが判断され、超えてい
る場合はS80に進み、超えてない場合はS54に進み
フレームの受信を続行する。このS78およびS92の
判断により、回線状態が悪いためフレームが正常に受信
できないような場合には、最終的に受信動作が終了す
る。
【0045】S80では、登録メモリ30に登録されて
いるエラー時出力方法データを読み出しては、登録内容
が「エラーが発生したときは、受信できたページのみ出
力する」の場合はS84に進み、登録内容が、「エラー
が発生したときは、情報の出力を中止する」の場合には
S82に進む。S82では、選択受信フラグが“0”で
あるか否かが判断され“0”の場合にはS94に進み、
“0”でない場合にはS116に進む。
【0046】S84では、回線2aを開放する。S86
では、選択受信フラグが“0”であるか否かが判断さ
れ、“0”である場合はS88に進み、“0”でない場
合はS112に進む。S88では、フレームが全て揃っ
ているページをページ番号順に記録部16から出力す
る。S90では、表示部26に受信エラーした旨、総ペ
ージ数情報、およびエラーページ情報を表示する。この
ときの表示例を図10の1002に示す。この表示は操
作部24のキーが押されたらクリアされる。
【0047】S94では回線2aを開放し、記録部16
からは何も出力せずに、S98で通信エラーが発生した
旨、総ページ数情報、および画像が何も出力されない旨
を表示部26に表示する。このときの表示例を図10の
1003に示す。この表示は操作部24のキーが押され
たらクリアされる。S102では、S54で受信したフ
レームから画像データを取り出して画像メモリ18に格
納する。このとき該フレームのページ番号情報とフレー
ム番号情報とを対応付けて格納することにより、後に画
像データを記録部16で出力する際に正しい順序で読み
出せるようにしておく。S106では、欠落ページの受
信を終了したか否かが判断され、終了している場合はS
108に進み、終了していない場合にはS74に進む。
S108では回線2aを開放し、S110では受信した
ページのうちS12で選択されたページのみを記録部1
6から出力する。S112では、S12で選択されたペ
ージのうち受信できたページを記録部16からページ順
に出力する。S114では、受信エラーした旨、選択し
た受信ページ情報、および選択したページのうち受信で
きたページ情報を表示部26で表示する。このときの表
示例を図10の1004に示す。この表示は操作部24
のキーが押されたらクリアされる。
【0048】S116では回線2aを開放し、記録部1
6からは何も出力せずに、S120で、受信エラーした
旨、選択したページ情報、および何も出力されない旨を
表示部26に表示する。このときの表示例を図10の1
005に示す。この表示は操作部24のキーが押された
らクリアされる。
【0049】このように本発明に係る実施形態によれ
ば、情報配信装置に複数の通信装置が多重に接続されて
も、それぞれの通信装置が複数ページから成る配信情報
を受信することが可能となる。
【0050】尚、本発明に係る通信装置として、上記実
施形態ではファクシミリ装置の例を用いて説明したが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、プリンタ装
置、複写機等であってもよい。また、本発明は、複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、スキャナ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの
機器(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)からな
る装置に適用してもよい。また、本発明はシステム或は
装置にプログラムを供給することによって達成される場
合にも適用できることは言うまでもない。その場合、記
憶媒体に格納された本発明を達成するためプログラムコ
ードを該システム或は装置が読み出し実行することによ
って、本発明の目的が達成される。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の第1およ
び第8発明によれば、情報配信装置と複数の端末装置と
が通信網を介して1対多接続される情報配信システムに
おいて、複数ページから成るファクシミリ情報の配信を
行うことが可能となる。
【0052】また、本出願の第2および第9および第1
2の発明によれば、上記情報配信システムにおいて複数
ページから成るファクシミリ情報を配信することが可能
な情報配信装置が提供される。これにより情報配信者
は、1本の回線を設置するだけで、複数の端末装置に対
して同時にファクシミリ情報を配信することができるの
で、回線を何本も設置する必要もなくなり、多大なコス
トメリットを享受できる。
【0053】また、本出願の第3の発明によれば、上記
情報配信装置において各ページをフレームに分割して送
信することにより、伝送エラーが発生した場合に端末装
置側の再受信すべきデータ量を少なく抑えることができ
る。
【0054】また、本出願の第4および第10および第
13の発明によれば、上記情報配信システムにおいて複
数ページから成るファクシミリ情報を受信することがで
きる端末装置が提供される。これにより、ファクシミリ
情報の配信を受ける者は、話中(回線ビジー)なく情報
にアクセスできるようになるので、より利便性が向上す
る。
【0055】更に、本出願の第5の発明によれば、上記
端末装置のオペレータが未受信ページ番号を表示により
知ることができ、欠落した情報のみが伝達されるのを防
止することができる。
【0056】更に、本出願の第6の発明によれば、上記
端末装置において未受信ページがある場合に受信できた
ページのみをプリントするか否かを選択できるようにな
った。これにより、全ページ揃った状態でプリントする
ことが可能となり、情報の整理が容易となる。
【0057】更に、本出願の第7または第11または第
14の発明によれば、上記端末装置においてオペレータ
が受信ページを指定することができるようになり、欠落
したページの補充を行うことが可能となる。
【0058】また、本出願の第15の発明によれば、本
出願の第1の発明をサーバー装置と複数のクライアント
装置とがネットワークを介して1対多接続されるネット
ワークシステムに適用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるファクシミリ装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における1対多通信で画像デ
ータを配信するための通信手順を示した図である。
【図3】本発明の実施形態におけるファクシミリ装置の
動作を示したフローチャートである。
【図4】発明の実施形態におけるファクシミリ装置の動
作を示したフローチャートである。
【図5】発明の実施形態におけるファクシミリ装置の動
作を示したフローチャートである。
【図6】発明の実施形態におけるファクシミリ装置の動
作を示したフローチャートである。
【図7】発明の実施形態におけるファクシミリ装置の動
作を示したフローチャートである。
【図8】発明の実施形態におけるファクシミリ装置の動
作を示したフローチャートである。
【図9】発明の実施形態における通信システムの構成を
示す説明図である。
【図10】発明の実施形態におけるファクシミリ装置の
表示メッセージの一例を示した図である。
【図11】本発明の実施形態における受信フレーム管理
テーブルのデータ構造の一例を示した図である。
【符号の説明】
2 NCU 4 電話機 6 ハイブリッド回路 8 変復調器 12 加算回路 14 読取部 16 記録部 18 画像メモリ 20 制御回路 22 発呼回路 24 操作部 26 表示部 30 登録メモリ 32 プログラムメモリ 34 ワークメモリ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を配信する情報配信装置と、該情報
    配信装置と通信網を介して接続される複数の通信装置と
    を含む通信システムにおいて、前記情報配信装置は、複
    数ページの配信情報を送信する送信プロトコルを繰り返
    し実行する送信手段と該配信情報の各ページに総ページ
    数情報とページ番号情報とを付する制御手段とを備え、
    前記通信装置は、前記情報配信装置に接続して前記配信
    情報を受信する手段と、前記総ページ情報と前記ページ
    番号情報とから未受信のページを判定する判定手段と、
    該判定の結果、未受信ページが無くなった場合に受信を
    終了する終了手段とを備えたことを特徴とする通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】 通信網を介して接続された複数の端末に
    情報を配信する通信装置において、複数ページの配信情
    報を送信する送信プロトコルを繰り返し実行する送信手
    段と、該配信情報の各ページに総ページ数情報とページ
    番号情報と付する制御手段とを備えたことを特徴とする
    通信装置。
  3. 【請求項3】 前記送信手段は、配信情報の各ページを
    複数のフレームに分割して送信し、前記制御手段は、各
    フレーム毎に総ページ数情報とページ番号情報と、更に
    フレーム番号情報とを付することを特徴とする請求項2
    に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 情報配信装置に接続して複数ページの配
    信情報を受信する通信装置であって、前記配信情報の各
    ページに付された総ページ情報とページ番号情報とから
    未受信のページを判定する判定手段と、該判定の結果、
    未受信ページが無くなった場合に受信を終了する終了手
    段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 受信終了後、前記判定手段から得られる
    未受信ページを表示する手段を備えたことを特徴とする
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 受信した配信情報を出力する際、未受信
    ページがある場合に、出力を行うか否かをオペレータが
    選択できることを特徴とする請求項4または5に記載の
    通信装置。
  7. 【請求項7】 更に、受信するページ番号をオペレータ
    が指定する指定手段を備え、前記判定手段は、更に指定
    されたページ番号の中から未受信ページを判定すること
    を特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の通信装
    置。
  8. 【請求項8】 情報を配信する情報配信装置と、該情報
    配信装置と通信網を介して接続される複数の通信装置と
    を含む通信システムの通信方法であって、前記情報配信
    装置は、複数ページの配信情報を送信する送信プロトコ
    ルを繰り返し実行する送信工程と該配信情報の各ページ
    に総ページ数情報とページ番号情報とを付する制御工程
    とを備え、前記通信装置は、前記情報配信装置に接続し
    て前記配信情報を受信する工程と、前記総ページ情報と
    前記ページ番号情報とから未受信のページを判定する判
    定工程と、該判定の結果、未受信ページが無くなった場
    合に受信を終了する終了工程とを備えたことを特徴とす
    る通信システムの通信方法。
  9. 【請求項9】 通信網を介して接続された複数の端末に
    情報を配信する通信方法であって、複数ページの配信情
    報を送信する送信プロトコルを繰り返し実行する送信工
    程と、該配信情報の各ページに総ページ数情報とページ
    番号情報と付する制御工程とを備えたことを特徴とする
    通信方法。
  10. 【請求項10】 情報配信装置に接続して複数ページの
    配信情報を受信する通信方法であって、前記配信情報の
    各ページに付された総ページ情報とページ番号情報とか
    ら未受信のページを判定する判定工程と、該判定の結
    果、未受信ページが無くなった場合に受信を終了する終
    了工程とを備えたことを特徴とする通信方法。
  11. 【請求項11】 更に、受信するページ番号をオペレー
    タが指定する指定工程を備え、前記判定工程は、指定さ
    れたページ番号の中から未受信ページを判定することを
    特徴とする請求項10に記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 通信網を介して接続された複数の端末
    に情報を配信する通信方法のプログラムを格納したコン
    ピュータで読取可能な記憶媒体であって、複数ページの
    配信情報を送信する送信プロトコルを繰り返し実行する
    送信工程と、該配信情報の各ページに総ページ数情報と
    ページ番号情報と付する制御工程とを実行させるための
    プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータで
    読取可能な記憶媒体。
  13. 【請求項13】 情報配信装置に接続して複数ページの
    配信情報を受信する通信方法のプログラムを格納したコ
    ンピュータで読取可能な記憶媒体であって、前記配信情
    報の各ページに付された総ページ情報とページ番号情報
    とから未受信のページを判定する判定工程と、該判定の
    結果、未受信ページが無くなった場合に受信を終了する
    終了工程とを実行させるためのプログラムを格納したこ
    とを特徴とするコンピュータで読取可能な記憶媒体。
  14. 【請求項14】 更に、受信するページ番号をオペレー
    タが指定する指定工程を備え、前記判定工程は、指定さ
    れたページ番号の中から未受信ページを判定することを
    特徴とする請求項13に記載のコンピュータで読取可能
    な記憶媒体。
  15. 【請求項15】 情報を配信するサーバー装置と、該サ
    ーバー装置とネットワークを介して接続される複数のク
    ライアント装置とを含むネットワークシステムにおい
    て、前記サーバー装置は、配信情報の送信を繰り返し実
    行する送信手段と、該配信情報の所定単位のデータブロ
    ックに全データブロック数とデータブロック番号とを付
    する制御手段とを備え、前記クライアント装置は、前記
    サーバー装置と接続して前記配信情報を受信する手段
    と、前記総データブロック数とデータブロック番号とか
    ら未受信のデータブロックを判定する判定手段と、該判
    定の結果、未受信のデータブロックが無くなった場合に
    受信を終了する終了手段とを備えたことを特徴とするネ
    ットワークシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7180610B2 (en) * 2000-09-27 2007-02-20 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Facsimile apparatus

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