JP2000299843A - 通信データ記録装置 - Google Patents

通信データ記録装置

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JP2000299843A
JP2000299843A JP11104655A JP10465599A JP2000299843A JP 2000299843 A JP2000299843 A JP 2000299843A JP 11104655 A JP11104655 A JP 11104655A JP 10465599 A JP10465599 A JP 10465599A JP 2000299843 A JP2000299843 A JP 2000299843A
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Japan
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JP11104655A
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English (en)
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Tetsuo Minagawa
哲郎 皆川
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Nippon Columbia Co Ltd
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Nippon Columbia Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ISDNなどのデジタル通信網を介して行われ
る音声通信やテレビ電話通信の通信データを確実に記録
すること困難である。 【解決手段】通信データ記録装置において、端末装置と
通信網との間で送信される信号チャンネル及び情報チャ
ンネルのデータを受信する受信部と、信号チャンネルか
らフレームを抽出するフレーム受信処理部と、前記フレ
ームに含まれるメッセージに基づいて通信データの記録
処理を制御するプロトコル監視部と、プロトコル監視部
の制御に基づいて情報チャンネルのデータをフレーム化
する音声信号処理部と、前記フレームから非制限デジタ
ル通信の呼設定メッセージが検出され情報チャンネルに
テレビ電話プロトコルが検出された場合、情報チャンネ
ルの画像データ及び音声データを分割して出力するテレ
ビ電話プロトコル解析部と、音声データ又は画像データ
及び音声データを記録媒体に記録する記録部とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信網を
介して伝送される通信データを監視し、通信データを記
録する通信データ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通話、データ通信などの異なったサービ
スを同一のデジタル交換機及びデジタルパスを用いて接
続可能なデジタル通信網として、ISDN(Integrated
Services Digital Network)が普及しつつある。IS
DNは、情報をデジタル化して伝送さするため、アナロ
グ回線に比べて信号の劣化が少なく、高速な通信が可能
であり、音声通信や、映像情報と音声情報を伝送するテ
レビ電話通信に用いることができる。
【0003】テレビ電話通信における端末装置において
は、例えば特開平4−95485号公報又は特開平7−
111637号公報に開示されているような、テレビ電
話通信の通信データを記録する記録機能(例えば、留守
録機能)を備えているテレビ電話装置がある。
【0004】一方、銀行、証券等の金融関係などのテレ
マーケッティングや競馬等の公共事業において、通信回
線を利用して取引を行うことがあり、通信データを取引
内容の確認又は証拠として記録する必要がある。そのた
め、端末装置と通信網との間に接続され、端末装置から
通信網に送信された通信データまたは通信網から端末装
置に送信された通信データを記録する通信データ記録装
置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信データ記録
装置は、アナログ回線を介して行われる通信データを記
録するものであり、回線上の信号レベルやオンフック/
オフフックを監視することで通信データの記録の開始及
び停止を制御しており、通信網に電話装置及びテレビ電
話装置が接続され音声通信やテレビ電話通信などのさま
ざまサービスが行われるISDN等のデジタル通信には
対応していない。
【0006】デジタル通信において、従来の通信データ
記録装置は、端末装置から通信網に送信された通信デー
タまたは通信網から端末装置に送信される通信データ
が、音声通信のデータであるかテレビ電話通信のデータ
であるかを判断することが困難であり、通信網を介して
電話装置間又はテレビ電話装置間で行われる音声通信及
びテレビ電話通信の通信データを記録することができな
い。
【0007】本発明は、ISDNなどのデジタル通信網
を介して行われる音声通信やテレビ電話通信の通信デー
タを記録することができる通信データ記録装置を提供す
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、デジタル通信網を介して行われる端末装置間の通
信データを記録する通信データ記録装置において、端末
装置からデジタル通信網に送信される信号チャンネル及
び情報チャンネルの通信データを受信する端末側受信部
と、端末側受信部が受信した信号チャンネルの通信デー
タからフレームを抽出して出力する第1フレーム受信処
理部と、デジタル通信網から端末装置に送信される信号
チャンネル及び情報チャンネルの通信データを受信する
網側受信部と、網側受信部が受信した信号チャンネルの
通信データからフレームを抽出して出力する第2フレー
ム受信処理部と、フレームに含まれるメッセージに基づ
いて通信データの記録処理の制御をするプロトコル監視
部と、フレームに含まれるメッセージから音声通信の呼
設定メッセージが検出された場合に端末側受信部及び網
側受信部から出力された情報チャンネルの通信データを
予め定められたデータ量のフレームの音声データとして
出力する音声信号処理部と、フレームに含まれるメッセ
ージから非制限デジタル通信の呼設定メッセージが検出
され情報チャンネルの通信データを解析してテレビ電話
プロトコルが検出された場合に情報チャンネルの通信デ
ータを画像データ及び音声データに分離して出力するテ
レビ電話プロトコル解析部と、音声信号処理部から出力
される前記音声データ又はテレビ電話プロトコル解析部
から出力される画像データと音声データとを記録媒体に
記録する記録部とを備えたことを特徴としている。
【0009】本願の請求項2記載の発明は、請求項1記
載の通信データ記録装置において、テレビ電話プロトコ
ル解析部は、フレームに含まれるメッセージから非制限
デジタル通信の呼設定メッセージが検出され情報チャン
ネルの通信データを解析してテレビ電話プロトコルが検
出された場合に情報チャンネルの通信データを画像デー
タ及び音声データに分離して該音声データのみを出力す
ることを特徴としている。
【0010】本願の請求項3記載の発明は、請求項1記
載の通信データ記録装置において、テレビ電話プロトコ
ル解析部は、フレームに含まれるメッセージから非制限
デジタル通信の呼設定メッセージが検出され情報チャン
ネルの通信データを解析してテレビ電話プロトコルが検
出された場合に情報チャンネルの通信データを画像デー
タ及び音声データに分離して該音声データと予め定めら
れた期間で得られる画像データとを出力することを特徴
としている。
【0011】本願の請求項4記載の発明は、請求項3記
載の通信データ記録装置において、テレビ電話プロトコ
ル解析部は、フレームに含まれるメッセージから非制限
デジタル通信の呼設定メッセージが検出され情報チャン
ネルの通信データを解析してテレビ電話プロトコルが検
出された場合に情報チャンネルの通信データを画像デー
タ及び音声データに分離して該音声データとI(Intr
a)フレームの画像データとを出力することを特徴とし
ている。
【0012】本願の請求項5記載の発明は、請求項1記
載の通信データ記録装置において、テレビ電話プロトコ
ル解析部は、フレームに含まれるメッセージから非制限
デジタル通信の呼設定メッセージが検出され情報チャン
ネルの通信データを解析してテレビ電話プロトコルが検
出された場合に情報チャンネルの通信データを画像デー
タ及び音声データに分離して該音声データと該音声デー
タのレベルが予め定められたレベルより高く且つ予め定
められた時間より長い時間継続した期間の画像データと
を出力することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の通信データ記録
装置の一実施例を説明するための模式図である。図1に
おいて、本実施例の通信データ記録装置101は、通信
網102にデジタル回線終端装置(DSU:Digital Se
rvice Unit)103を介して複数の端末装置104が接
続された通信システムに用いられる。本実施例におい
て、通信網102はISDNであり、呼制御情報などの
制御情報を伝送する1つの信号チャンネル(Dチャンネ
ル)と、ユーザ情報を伝送する2つの情報チャンネル
(Bチャンネル)とからなる基本インターフェース(B
RI:Basic Rate Interface)によってデータの通信を
行うものとする。
【0014】本実施例の通信データ記録装置101は、
図1に示すように、DSU103と端末装置104との
間に接続される。通信データ記録装置101は、受信機
能のみを有し、通信網102と端末装置104との間で
送受されるメッセージ等の通信データに基づいて、通信
網102から端末装置104に送信された通信データ、
又は、端末装置104からISDN102に送信された
通信データを監視して記録媒体に記録する。
【0015】通信データ記録装置101は、端末側受信
部105、網側受信部106、第1フレーム受信処理部
107、第2フレーム受信処理部108、プロトコル監
視部109、音声信号処理部110、テレビ電話プロト
コル解析部111、記録部112を備えている。
【0016】端末側受信処理部105は、端末装置10
4から通信網102に伝送される信号チャンネル及び情
報チャンネルの通信データを受信し、信号チャンネルの
通信データを第1フレーム受信処理部107に出力し、
情報チャンネルの通信データを音声信号処理部110及
びテレビ電話プロトコル解析部111に出力する。
【0017】網側受信処理部106は、通信網102か
ら端末装置104に伝送される信号チャンネル及び情報
チャンネルの通信データを受信し、信号チャンネルの通
信データを第2フレーム受信処理部108に出力し、情
報チャンネルの通信データを音声信号処理部110及び
テレビ電話プロトコル解析部111に出力する。
【0018】第1フレーム受信処理部107及び第2フ
レーム受信処理部108は、通信網102又は端末装置
104から送信された信号チャンネル上のフラグを検出
し、Dチャンネルのリンクアクセス手順(LAPD:Li
nk Access Procedure on theD-channel)フレームを出
力する。
【0019】ここで、ISDNについて簡単に説明す
る。ISDNにおいて、ユーザ・網インターフェースや
網間インターフェースの勧告においては、端末装置及び
通信網の接続条件について、レイヤ1〜レイヤ3を規定
している。レイヤ1〜レイヤ3は、開放型システム相互
間接続(OSI:Open System Interconnection)の基
本参照モデルの7レイヤモデルに準拠しており、通信網
の制御に関連する物理層、データリンク層、ネットワー
ク層に基づいている。これにより、多種多様な通信機器
間での通信を可能にしている。
【0020】レイヤ1は、情報チャンネル及び信号チャ
ンネルに適用され、端末装置をDSUに接続するための
電気的・物理的条件を規定している。具体的には、配線
構成、フレーム構成、伝送路符号、信号チャンネルアク
セス制御、フレーム同期、電気的特性及び給電条件など
を規定している。
【0021】レイヤ2は、端末装置及び通信網間におい
て、信号チャンネルを介して送受される情報の転送を実
現するための情報伝送の管理について規定しており、L
APDと呼ばれる。レイヤ2により、端末装置及び通信
網間でリンクを確立することにより、後述するレイヤ3
上で情報チャンネルの呼を確立することが可能となる。
【0022】具体的には、フレームフォーマット、フレ
ーム種別、情報伝送の手順及び端末終端識別子管理手順
などを規定している。フレームフォーマットには、後述
するレイヤ3での情報伝送を行うための情報フレーム、
情報フレームの送達確認や再送要求を行うための監視フ
レーム、モード設定や切断または確認型情報伝送などを
行うための非番号制フレームがある。
【0023】レイヤ3は、LAPDによるレイヤ2での
リンク確立後に呼制御を行い、その中で端末装置間で伝
送される情報チャンネルの通信データに関する情報につ
いて規定している。レイヤ3における情報フレームによ
り、呼制御を指示するメッセージなどが転送される。呼
制御を指示するメッセージには、呼を確立するための呼
設定、呼設定受付、呼出、応答及び応答確認、呼を解放
するための切断、解放及び解放完了などがある。
【0024】ISDNの基本インターフェースにおいて
は、端末装置間で情報の伝送を行う通信の種類として、
音声データのみの通信に使用する音声通信と、音声デー
タのほかに4.8kbpsまでのモデム信号の送受にも
使用することができる3.1kHzオーディオ通信と、
端末装置から発信されたビット列を何も変更させずに、
そのまま着信側の端末装置に伝送する非制限デジタル通
信とがあり、レイヤ3により上述した通信の種類が区別
される。
【0025】プロトコル監視部109は、第1フレーム
受信処理部107及び第2フレーム受信処理部108か
ら出力されたLAPDフレームのフレームフォーマッ
ト、フレーム種別、情報伝送手段に基づいて信号チャン
ネル上のレイヤ3の呼制御を指示するメッセージを抽出
する。
【0026】プロトコル監視部109は、音声通信の呼
設定メッセージを検出した場合に、レイヤ3における呼
制御を指示するメッセージにより、通信網102と端末
装置104との間の通信状態を監視する。プロトコル監
視部109は、通信網102から端末装置104に送信
されたメッセージ又は端末装置104から通信網102
に送信されたメッセージに基づいて、音声信号処理部1
10又はテレビ電話プロトコル解析部111を制御し、
通信データを記録するデータ記録処理の制御を行う。
【0027】音声信号処理部110は、端末側受信部1
05及び網側受信部106から出力された情報チャンネ
ルの通信データを一定期間記憶し、予め定められた量の
通信データが記憶されると、プロトコル監視部109の
制御に基づいて当該予め定められた量の通信データを1
フレームとして、記録部112に出力する。
【0028】テレビ電話プロトコル解析部111は、プ
ロトコル監視部109において非制限デジタル通信の呼
設定のメッセージが検出された場合、情報チャンネルの
通信データの解析を開始し、テレビ電話プロトコルが存
在するか否かを判別する。テレビ電話プロトコルを検出
した場合には、解析結果に基づいて情報チャンネルの通
信データから画像データと音声データとを分離し、記録
部112に出力する。
【0029】記録部112は、音声信号処理部110か
ら出力される音声データ又はテレビ電話プロトコル解析
部111から出力される画像データと音声データとを記
録媒体に記録する。
【0030】ISDNを利用した通信システムにおける
端末装置間の回線の接続から切断までの処理手順につい
て、図2を用いて説明する。図2は、ISDNを利用し
た通信システムにおける端末装置間の回線の接続から切
断までの処理手順の一例を示す模式図である。図2にお
いて、発信側の端末装置104が通信網102に呼設定
メッセージ(SETUP)を送信すると、通信網102
は、呼設定メッセージ(SETUP)を受けて、呼設定
受付メッセージ(CALL PROCEEDING)を
発信側の端末装置104に送信する。
【0031】呼設定メッセージ(SETUP)は、通信
網102を介して相手側の端末装置(図示せず)に着信
する。相手側の端末装置は、呼び出しを行うと共に、通
信網102を介して発信側の端末装置104に呼び出し
中であることを知らせる呼出メッセージ(ALERTI
NG)を送信する。
【0032】相手側の端末装置が通信網102に対して
応答すると、通信網102は、発信側の端末装置104
に応答メッセージ(CONNECT)を送信する。発信
側の端末装置104は、応答メッセージ(CONNEC
T)を受信すると、通信網102に対して応答確認メッ
セージ(CONNECT ACK)を送信する。
【0033】この時点で発信側の端末装置104は、相
手側の端末装置と通信網102を介して回線が接続さ
れ、情報の送受信を行うことができる。
【0034】回線の切断を発信側の端末装置104から
行う場合、発信側の端末装置104が切断メッセージ
(DISCONNECT)を通信網102に送信する
と、通信網102から発信側の端末装置104に解放メ
ッセージ(RELEASE)が送信され、回線が切断さ
れる。その後、発信側の端末装置104は、通信網10
2に対して解放完了メッセージ(RELEASE CO
MPLETE)を送信する。
【0035】通信データ記録装置101は、通信網10
2と端末装置104との間で伝送される信号チャンネル
のメッセージに基づいて、情報チャンネルの通信データ
の記録を行う。
【0036】ISDNを利用した通信システムにおける
テレビ電話通信について説明する。図3は、テレビ電話
通信に用いられるフレーム構成の一例を示す模式図であ
る。テレビ電話通信に用いられるフレーム構成は、テレ
ビジョン学会誌(1992年、Vol.46,No4、
P497〜P500)に開示され、音声情報、映像情
報、データ等の各種メディア信号を多重化して伝送する
フレーム構成である。
【0037】図3において、2つの情報チャンネルを備
えた回線を用いた場合、2つの情報チャンネルは、それ
ぞれ8個のサブチャンネルに分割される。第1チャンネ
ルには音声データと画像データの一部とが格納され、第
2チャンネルには画像データが格納される。それぞれチ
ャンネルにおける第8サブチャンネルには、フレーム同
期信号(FAS:Frame Alignment Signal)とビットレ
ート割当信号(BAS:Bitrate Allocation Signal)
とが備えられている。
【0038】FASは、フレーム及びマルチフレームの
同期をとるための信号である。また、複数チャンネル間
の同期を取る場合にも用いられる。BASは、各メディ
ア信号の割当構成を指示する信号であり、音声符号化、
映像符号化の各種モード、転送レート、データレート等
の情報が定義されている。
【0039】図4は、テレビ電話通信の通信初期化手順
の一例を示す模式図である。テレビ電話通信の通信初期
化手順の一例については、テレビジョン学会誌(199
2年、Vol.46,No4、P497〜P500)に
開示されている。
【0040】図4において、第1情報チャンネル(第1
コネクション)の呼確立後、第1情報チャンネルの音声
データによる通信が開始される。このとき、同時に発信
側の端末装置の能力を示すBASを繰り返し送信し、フ
レーム同期が確立すると相手側の端末装置の能力解読を
行う。相手側の端末装置の同期確立を待ってから送信モ
ードを切り換え、音声データと共に第1情報チャンネル
の画像データの一部を送信する。
【0041】その後、第2情報チャンネル(第2コネク
ション)の呼確立を行い、第1情報チャンネルとの同期
をとり、相手側の端末装置の同期確立後、送信モードを
切り換え、第2情報チャンネルの画像データの送信を行
う。
【0042】ISDNを用いた通信システムにおける本
実施例の通信データ記録装置の処理について説明する。
通信データ記録装置101は、通信網102と端末装置
104との間の信号チャンネルを監視し、回線接続時に
端末装置104から通信網102に対して送信される呼
設定メッセージ(SETUP)を受信する。
【0043】プロトコル監視部109は、呼設定メッセ
ージ(SETUP)が音声データの通信である情報を含
んでいる場合、通信網102から端末装置104に送信
される応答メッセージ(CONNECT)、又は、端末
装置104から通信網102に送信される応答確認メッ
セージ(CONNECT ACK)を受信した時に、音
声信号処理部110から出力される情報チャンネルの音
声データを記録部112の記録媒体に記録させる処理を
開始する。
【0044】また、プロトコル監視部109は、呼設定
メッセージ(SETUP)において非制限デジタル通信
の呼設定が行われている場合、テレビ電話プロトコル解
析部111を制御し、情報チャンネルのテレビ電話プロ
トコルを解析して、通信網102から端末装置104に
送信される応答メッセージ(CONNECT)、又は、
端末装置104から通信網102に送信される応答確認
メッセージ(CONNECT ACK)を受信した時
に、情報チャンネルの音声データ及び画像データを記録
部112の記録媒体に記録させる処理を開始する。
【0045】図5は、本実施例の通信データ記録装置に
おけるテレビ電話プロトコル解析部の処理を説明するフ
ローチャートである。図5において、チャンネル接続時
に端末装置104から通信網102に送信される呼設定
メッセージ(SETUP)において、非制限デジタル通
信の呼設定が行われると、テレビ電話プロトコル解析部
111はプロトコル解析の処理を開始する。
【0046】テレビ電話プロトコル解析部111は、第
1コネクションにおける情報チャンネルの呼設定の確立
を確認する(S201)。
【0047】第1コネクションの情報チャンネルの通信
データを監視してFAS検出を行い、フレーム同期を確
立する(S202)。フレーム同期が確立した後、BA
S検出により、音声符号化の各種モードやビット配置を
解析する(S203)。
【0048】モード切り替えの信号の受信を確認したと
き、第1コネクションの解析を終了すると共に(S20
4)、第2コネクションの情報チャンネルの呼設定確立
を確認する(S205)。
【0049】第2コネクションの情報チャンネルの通信
データを監視してFAS検出を行い、フレーム同期を確
立する(S206)。フレーム同期が確立した後、BA
S検出により、画像符号化の各種モードやビット配置を
解析する(S207)。
【0050】モード切り替えの信号の受信を確認したと
き、第2コネクションの解析を終了する(S208)。
【0051】第1コネクション及び第2コネクションの
解析の解析により、テレビ電話通信が行われていること
が確認されると、情報チャンネルの通信データから音声
データと画像データとを分離するため、図3に示すよう
なデータ構成のビットマップを準備し、ビットマップに
各ビットデータを配置させる(S209)。
【0052】通信データの各ビットデータが配置された
ビットマップに基づいて、画像データと音声データとを
分離して記録部112に出力し、画像データと音声デー
タの記録が開始される(S209)。
【0053】図2において、回線切断時に端末装置10
4から通信網102に送信される切断メッセージ(DI
SCONNECT)、又は、通信網102から端末装置
104に送信される解放メッセージ(RELEASE)
或いは端末装置104から通信網102に送信される解
放完了メッセージ(RELEASE COMPLET
E)を受信した時に、通信データ記録装置101は、情
報チャンネルの記録を終了する。
【0054】以上のように、通信データ記録装置101
は、ISDNを利用した通信システムにおいて、端末装
置104と通信網102との間で送信される信号チャン
ネルのメッセージに基づいて、音声通信及びテレビ電話
通信を判別して、通信データを記録することができる。
【0055】前述した実施例においては、テレビ電話通
信の場合に、全ての音声データ及び映像データを記録部
112の記録媒体に記録するようにしたが、テレビ電話
プロトコル解析部111がテレビ電話通信であることを
判別したときに、音声データと画像データとを分離して
音声データのみを記録部112の記録媒体に記録するよ
うにしてもよい。このことにより、記録媒体に記録する
1通信当たりのデータ量を少なくすることができ、通信
データを記録する記録媒体に多数の通信データを記録す
ることができる。
【0056】前述した実施例においては、テレビ電話通
信の場合に、全ての音声データ及び映像データを記録部
112の記録媒体に記録するようにしたが、テレビ電話
通信であることを判別したときに、音声データと画像デ
ータとを分離して、音声データと予め定められた時間間
隔で得られる画像データとを記録部112の記録媒体に
記録するようにしてもよい。
【0057】テレビ電話通信の場合、全ての画像データ
を記録媒体に記録せずに予め定められた時間間隔で得ら
れる画像データを記録媒体に記録しても、1回の通信に
おいて通話者が頻繁に変わることは少なく、通信の証拠
として用いるために記録された画像データの証拠能力が
著しく低下することが少ない。音声データと画像データ
の一部とを記録部112の記録媒体に記録することによ
り、より多数の通信データを記録媒体に記録することが
できる。
【0058】また、前述した画像情報に施される圧縮処
理においては、予め定められた一定期間内に、フレーム
内予測符号化処理が施されたI(Intra)フレームが挿
入される。Iフレームは、1フレームの画像情報内の相
関関係により圧縮符号化されるため、エラーの蓄積によ
る画質劣化がなく、また、フレーム間相関のための処理
を必要としない。
【0059】通信データ記録装置101は、テレビ電話
通信と判断した場合に、音声データとIフレームの画像
データとを記録媒体に記録するようにしてもよい。この
ことにより、全ての画像データを記録する場合に対して
記録された画像データの証拠能力を著しく低下させるこ
となく、記録媒体に記録する通信データのデータ量を少
なくすることができ、通信データを記録する記録媒体に
より多数の通信データを記録することができる。
【0060】前述した実施例においては、テレビ電話通
信の場合に、自端末装置から送信する音声データ及び画
像データと、相手側の端末装置から通信網を介して送信
されてくる音声データ及び画像データの全てを記録部1
12の記録媒体に記録するようにしたが、音声データと
発話している端末装置104の画像データを記録部11
2の記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0061】すなわち、テレビ電話通信であることを判
別したときに、通信網102を介して相手側の端末装置
104から送られてくる通信データを音声データと画像
データとに分離し、また、発信側の端末装置104から
送信される通信データを音声データと画像データとに分
離し、2つの音声データの音声レベルを監視して、発話
している話者側の端末装置104から送信される画像デ
ータを記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0062】また、テレビ電話通信であることを判別し
たときに、通信網102を介して相手側の端末装置10
4から送られてくる通信データを音声データと画像デー
タとに分離し、また、発信側の端末装置104から送信
される通信データを音声データと画像データとに分離
し、2つの音声データの音声レベルを監視して、予め定
められた間隔より長い時間発話が継続している端末装置
104から送信される画像データを記録媒体に記録する
ようにしてもよい。
【0063】このことにより、発話している話者の画像
データを記録することができるため、画像データの証拠
能力を低下させることがない。また、記録媒体に記録す
る通信データのデータ量を少なくすることができ、通信
データを記録する記録媒体により多くの通信データを記
録することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、ISDNなどのデジタ
ル通信網を介して行われる音声通信やテレビ電話通信の
通信データを記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信データ記録装置の一実施例を説明
するための模式図。
【図2】ISDNを利用した通信システムにおける端末
装置間の回線の接続から切断までの処理手順の一例を示
す模式図。
【図3】テレビ電話通信に用いられるテレーム構成の一
例を示す模式図。
【図4】テレビ電話通信の初期化手順の一例を示す模式
図。
【図5】本実施例の通信データ記録装置におけるテレビ
電話プロトコル解析部の処理を説明するフローチャー
ト。
【符号の説明】
101・・・通信データ記録装置、102・・・通信
網、103・・DSU、104・・・端末装置、105
・・・端末側受信部、106・・・網側受信部、107
・・・第1フレーム受信処理部、108・・・第2フレ
ーム受信処理部、109・・・プロトコル監視部、11
0・・・音声信号処理部、111・・・テレビ電話プロ
トコル解析部、112・・・記録部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA27 GA11 GB29 JA01 LA14 LA20 5C064 AA01 AC01 AC11 AC17 AC18 AD02 AD09 AD14 5D044 AB05 AB07 EF10 GK11 5K101 KK04 KK06 LL03 NN22 QQ13 QQ14 SS06 UU20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル通信網を介して行われる端末装置
    間の通信データを記録する通信データ記録装置におい
    て、前記端末装置から前記デジタル通信網に送信される
    信号チャンネル及び情報チャンネルの通信データを受信
    する端末側受信部と、該端末側受信部が受信した前記信
    号チャンネルの通信データからフレームを抽出して出力
    する第1フレーム受信処理部と、前記デジタル通信網か
    ら前記端末装置に送信される信号チャンネル及び情報チ
    ャンネルの通信データを受信する網側受信部と、該網側
    受信部が受信した前記信号チャンネルの通信データから
    フレームを抽出して出力する第2フレーム受信処理部
    と、前記フレームに含まれるメッセージに基づいて通信
    データの記録処理の制御をするプロトコル監視部と、前
    記フレームに含まれるメッセージから音声通信の呼設定
    メッセージが検出された場合に前記端末側受信部及び前
    記網側受信部から出力された前記情報チャンネルの通信
    データを予め定められたデータ量のフレームの音声デー
    タとして出力する音声信号処理部と、前記フレームに含
    まれるメッセージから非制限デジタル通信の呼設定メッ
    セージが検出され前記情報チャンネルの通信データを解
    析してテレビ電話プロトコルが検出された場合に前記情
    報チャンネルの通信データを画像データ及び音声データ
    に分離して出力するテレビ電話プロトコル解析部と、前
    記音声信号処理部から出力される前記音声データ又は前
    記テレビ電話プロトコル解析部から出力される前記画像
    データと音声データとを記録媒体に記録する記録部とを
    備えたことを特徴とする通信データ記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信データ記録装置におい
    て、前記テレビ電話プロトコル解析部は、前記フレーム
    に含まれるメッセージから非制限デジタル通信の呼設定
    メッセージが検出され前記情報チャンネルの通信データ
    を解析してテレビ電話プロトコルが検出された場合に前
    記情報チャンネルの通信データを画像データ及び音声デ
    ータに分離して該音声データのみを出力することを特徴
    とする通信データ記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の通信データ記録装置におい
    て、前記テレビ電話プロトコル解析部は、前記フレーム
    に含まれるメッセージから非制限デジタル通信の呼設定
    メッセージが検出され前記情報チャンネルの通信データ
    を解析してテレビ電話プロトコルが検出された場合に前
    記情報チャンネルの通信データを画像データ及び音声デ
    ータに分離して該音声データと予め定められた期間で得
    られる画像データとを出力することを特徴とする通信デ
    ータ記録装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の通信データ記録装置におい
    て、前記テレビ電話プロトコル解析部は、前記フレーム
    に含まれるメッセージから非制限デジタル通信の呼設定
    メッセージが検出され前記情報チャンネルの通信データ
    を解析してテレビ電話プロトコルが検出された場合に前
    記情報チャンネルの通信データを画像データ及び音声デ
    ータに分離して該音声データとI(Intra)フレームの
    画像データとを出力することを特徴とする通信データ記
    録装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の通信データ記録装置におい
    て、前記テレビ電話プロトコル解析部は、前記フレーム
    に含まれるメッセージから非制限デジタル通信の呼設定
    メッセージが検出され前記情報チャンネルの通信データ
    を解析してテレビ電話プロトコルが検出された場合に前
    記情報チャンネルの通信データを画像データ及び音声デ
    ータに分離して該音声データと該音声データのレベルが
    予め定められたレベルより高く且つ予め定められた時間
    より長い時間継続した期間の画像データとを出力するこ
    とを特徴とする通信データ記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112256557A (zh) * 2020-09-16 2021-01-22 蘑菇物联技术(深圳)有限公司 程序回归测试方法、装置、系统、计算机设备及存储介质
CN112256557B (zh) * 2020-09-16 2024-05-07 广东蘑菇物联科技有限公司 程序回归测试方法、装置、系统、计算机设备及存储介质

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