JPH0434100A - 消臭壁紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 最近生活の向上に伴い、より快適な居住空間が指向され
ており、冷暖房器具の一部に消臭フィルターを組み込ん
だり、簡易型のポータプル消臭器が開発、市販されてい
る。

しかしいづれの場合も問題点があり、消臭効率が低いた
めこれらの問題を解決するために開発されたのが消臭壁
紙である。

本発明は消臭壁紙、詳しくは壁紙素材の表面部分に粉末
状又は粒状の消臭剤を固定化し、骨材として消臭剤を用
いることを特徴とする消臭効果の大なる壁紙に関する。

「従来の技術」 従来の消臭壁紙としては主に以下の三通りのものがある
。

（ａ）コンクリート、ＡＬＣ等の建物躯体と壁紙の接着
バインダーに、消臭液あるいは粉末消臭剤を混合して使
用するもの。

（ハ）壁紙自体（紙、布地の場合）に消臭液を含浸担持
させ、乾燥加工を施したもの。

（Ｃ）骨材タイプの壁紙（和室、床の間等）で、骨材の
上に吹き付けるトップコートに粉末消臭剤あるいは消臭
液を混合し使用するもの。

「発明が解決しようとする課題」 従来方法による上記消臭壁紙の欠点としては、以下の点
が挙げられる。

（イ）　（ａ）、（ｂ）、（Ｃ）ともに消臭剤の目付量
が少ないため、消臭効果が満足のいくものでない （ＩＩ）　（ａ）の場合は消臭剤が壁紙の裏面にあるの
で、消臭効果を発揮しにくい。

（ト）（ｂ）、（Ｃ）共に壁紙の経年変色の恐れがある
ために使用出来る消臭剤消臭液の種類には制限がある。

そこで本発明は上記欠点を解決することを課題とするも
のである。

「課題を解決するための手段」 上記の技術的課題を解決するために、本発明は壁紙素材
の表面部分に粉末状又は粒状の消臭剤を固定化した、骨
材として消臭剤を用いることを特徴とする壁紙からなる
ものである。

本発明の消臭壁紙は以下に記載の方法により製造される
。

（１）壁紙素材（紙、布地、軟質塩化ビニル・シート等
）の上にバインダーを塗布する。

（２）バインダー〇指触乾燥後、粒状又は粉末の消臭剤
を散布する。

（３）（２）の完全乾燥後、未接着の消臭剤は払い除く
。

（４）必要の応じて（カラーリング等）、カラード・ン
プコートをスプレー又はへヶ等で塗布する。

本発明で使用出来る消臭剤としては （イ）天然ゼオライト系の無機系吸着剤（＋］）イオン
交換樹脂、合成ゼオライト等の人工吸着剤 （ハ）活性炭又は薬品を添着した活性炭（添着炭と呼ぶ
） （ニ）吸着剤として使用可能な酸化物、金属塩、金属複
塩、錯塩類 （ネ）天然多孔質物質（ゼオライトケイソー土等）に薬
品を添着した吸着剤 （へ）人工、天然の各種担持体に消臭液を含浸、担持さ
せた消臭剤 があげられ、消臭剤は単独、混合又は通常使用されてい
る骨材との併用でも使用可能である。

紙、布地等への消臭剤消臭液の一般的付着法及び目付量
は以下に示す通りである。

一方、本発明の壁紙には、消臭剤を膏剤として散布して
付着させるので、 （ａ）粉末状消臭剤では　１００〜１５０ｇ／ボΦ）粒
状消臭剤では　　３００〜５００ｇ／ボの目付量が可能
であり、従来のプリント法やスプレー法を用いた消臭壁
紙製品に比べて消臭剤は１０倍あるいはそれ以上の塗布
量となる。

本発明の消臭壁紙は壁紙として利用する以外Ｇこも例え
ば次の様な用途にも使用可能である。

（１）シーツ・カバー等でおおい、消臭掛シーツ。

ヘンドカハー、敷シーツ等の寝装具 （２）ひつぎの中に入れて、消臭ひつぎ（３）類ブチ、
壁絵としてトイレ、居間などの消臭インテリアグツズ （４）適当な形、大きさにカットしてロッカー、バッグ
等の消臭グツズ （５）ふすま紙 又本発明品は上記以外の用途にも利用可能である。

「実施例」 以下実施例、比較例をあげて本発明を説明する。

実施例に用いた消臭剤 （ａ）天然黄土 ０））活性白土 （Ｃ）活性炭に重量比で０．５％のＮａＯＨを担持した
もの （ｄ）炭酸亜鉛 （ｅ）酢酸鉛：活性白土＝１：ｌの混合物げ）ケイソー
土に重量比で１％の硫酸を担持したもの （ｇ）天然ゼオライトに鉄ミョーハンを１％担持したも
の （ハ）酸化銅：水酸化カルシウム＝１：１の混合物 上記８点の粉末消臭剤を酢酸ビニル・エマルジョンを用
いて造粒し、乾燥後１２〜４０メツシユに整粒し、粒状
消臭剤を得る。

比較例に用いた骨材 （イ）炭酵カルシウム （Ｕ）セラコラ （ハ）ケイソー土（未処理のまま） （ニ）ケイ砂 上記４点の通常壁紙骨材を（（）　、　（ｔ＋）　、　
（ハ）については酢酸ビニル・エマルジョンで造粒乾燥
後、（ニ）については粉砕後１２〜４０メツシュに整粒
し、粒状骨材を得る。

上記方法により得られた１２点の粒状物を壁紙素材（紙
、軟質塩ビシート）の上に目付量３００ｇ一定になる様
に散布し、各々の壁紙を作成した。

性能試験及び試験結果の取りまとめは以下の方法に従っ
た。

性能試験 ２０Ｉ２容のポリプロピレン製の容器に、各試料壁紙１
０Ｘ１０Ｘ１０枚を吊下げ、 ガス採取孔より悪臭ガスを導入し、所定時間（２４時間
）後のポリ容器の濃度を検知管で測定する。

結果のまとめ方 初期の濃度をＣ８ＰＰ’とし、２４時間後の濃度をＣｚ
４ＰＰ繭として、 上記の表示により消臭効果を判定した。

尚、テストした悪臭成分の種類とガス濃度（Ｃ。

ＰＰ′″）は下表の通りである。

Ｆ結果Ｊ 消　　臭 効　　果 （以下余白、次頁に続く） なお明細書１ページに記載の従来の消臭壁紙（ロ）。

（Ｃ）について上記と同様のテストを行った結果は以下
の通りであった。

他壁紙に経年変化の恐れがない等従来の消臭壁紙と比較
して格別価れた効果を優するものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 壁紙素材の表面部分に粉末状又は粒状の消臭剤を固定化
   し、骨材として消臭剤を用いることを特徴とする壁紙。