JPH04339196A - 空気調和機のファン制御装置 - Google Patents

空気調和機のファン制御装置

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JPH04339196A
JPH04339196A JP11195791A JP11195791A JPH04339196A JP H04339196 A JPH04339196 A JP H04339196A JP 11195791 A JP11195791 A JP 11195791A JP 11195791 A JP11195791 A JP 11195791A JP H04339196 A JPH04339196 A JP H04339196A
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富田 浩幸
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新二 成瀬
Yasushi Kojima
康史 小島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機のファン制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機では、送風のためのブロワモ
ータがロックしているときそのまま通電が行われると、
モータの焼損あるいは通電素子の破壊等を招くため、モ
ータへの印加電圧と通電電流値とを検出し、モータの印
加電圧に対して検出された電流値が異常に大きい場合を
モータのロック状態と判断して、モータがロックした場
合にはモータへの通電を停止する。ここで、例えば、車
両用の空気調和機においては、ブロワモータへの印加電
圧は、使用者による風量の設定等に応じて決まり、モー
タには一定電圧が印加されないため、図6に示すとおり
、モータがロックしたか否かを判定するための基準電流
値は印加電圧に対応して変更され、一般に印加電圧が低
い場合ほどロックの判定のための基準電流値が小さくな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブロワモータ
への通電電流値は、モータ、通電素子その他のばらつき
によって差が生じるため、検出される電流値は、正常作
動における定常時およびロック時とも、それぞれ図6の
破線に示すようなばらつきがある。また、ロックの判定
のための基準電流値はモータへの印加電圧に応じて決ま
るため、モータへの印加電圧が低い場合には、検出され
る電流値と基準電流値との差が小さい。このため、モー
タへの印加電圧が低い場合には、ロックしていない場合
に誤ってロックと判断してしまう可能性があり、その結
果、送風の停止などの空気調和機の異常動作を招き、快
適な空調動作が確保されない可能性がある。
【0004】本発明は、空気調和機におけるブロワモー
タのロックを確実に検出するとともに、誤ったロックの
検出によって送風動作に支障を与えることが少ない空気
調和機のファン制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気調和機の
送風ファンを駆動するモータへの印加電圧および通電電
流値を検出して前記モータのロックの判定を行うロック
判定手段を備えた空気調和機のファン制御装置において
、前記ロック判定手段は、前記印加電圧に対応した複数
の基準電流値からなる第1の基準電流値群に基づく第1
判定機能と、前記第1の基準電流値群よりそれぞれ大き
い複数の基準電流値からなる第2の基準電流値群に基づ
く第2判定機能とを有するとともに、第1判定の結果に
応じて基準電流値群を変更する基準電流値群変更手段と
前記モータへの印加電圧を変更する印加電圧変更手段と
を備え、第1の電圧が前記モータに印加されたとき、前
記第1判定においてロックが検出された場合には、前記
モータへの印加電圧を前記第1の電圧より大きい第2の
電圧に変更して前記第1判定による再判定を行い、該再
判定においてロックが検出された場合には、前記モータ
への通電を停止し、前記再判定においてロックが検出さ
れない場合には、前記印加電圧を前記第1の電圧に戻す
とともに前記基準電流値群を前記第1の基準電流値群か
ら前記第2の基準電流値群へ変更し、前記第2判定を行
うことを技術的手段とする。
【0006】
【作用】本発明では、モータに第1の電圧が印加される
と、第1の電圧に対応した第1の基準電流値群中の基準
電流値に基づいた第1判定が行われる。判定の結果、ロ
ックが検出された場合には、モータへの印加電圧がより
高い第2の電圧に変更されて、第1判定におけるロック
の再判定が行われる。再判定において、ロックが検出さ
れた場合には、モータが実際にロックしたと考えられる
場合であり、このとき、モータの通電を停止する。一方
、再判定においてロックが検出されない場合には、モー
タはロックしておらず、例えば、第1の印加電圧が比較
的低く、その結果、モータのばらつきその他の原因によ
って検出電流値が第1の基準電流値群の基準電流値より
たまたま高かったために誤ってロックが検出されただけ
であって、モータは正常に作動するものと見なすことが
できるため、モータの印加電圧は空気調和機の制御動作
に応じたもとの電圧に戻され、このとき、ロックを判定
するための基準電流値群は、第1の基準電流値群より大
きい第2の基準電流値群に変更される。この結果、空気
調和機の制御動作に応じた送風動作が行われるとともに
、その後は、誤ってロックが検出されにくい第2の基準
電流値群の値に基づいた第2判定によるロックの判定が
行われる。従って、第1判定でロックが検出された電流
値でも、第2判定では、ロックが検出されないため、モ
ータが停止されることがなく、モータが実際にロックし
ない限り安定した空調動作が確保される。
【0007】
【発明の効果】本発明では、モータが実際にロックして
いると、第1の基準電流値群に基づいた第1判定の2度
の判定において必ずロックが検出されるため、モータそ
の他を保護できる。また、ロックしていない場合に、モ
ータの印加電圧が低いために誤ってロックが検出されて
も、再判定においてロックが検出されなければ、再びも
との第1の電圧が印加されるため、空気調和機の制御動
作に応じた送風量が得られる。この場合、一回目の第1
判定でロックが検出されても、再判定のために継続して
電圧が印加されるため、送風が停止することがない。さ
らに、もとの電圧に戻された後は、第1の基準電流値群
より大きい第2基準電流値群に基づいてロックの判定が
行われるため、ロックが誤って検出されて、送風が停止
することが少ない。従って、送風停止などの空調動作へ
の支障が少なく、安定した空調動作が確保できる。
【0008】
【実施例】次に本発明を車両用空気調和機における実施
例に基づいて説明する。図1にその回路図を示す本実施
例の車両用空気調和機は、図示しない送風ダクト内に、
送風ファン、エバポレータ、ヒータコアその他を配して
、設定温度等に応じて暖房、冷房および送風量を自動的
に選択して運転するもので、本発明は、上記送風ファン
を駆動するための直流モータ(以下ブロワモータという
)1の制御に適用される。
【0009】図1において、2はイグニッションスイッ
チ、3はブロワモータ1への給電制御を行う送風用リレ
ー、4は空調制御を行うマイクロコンピュータ(以下マ
イコンという)、5、6はブロワモータ1を通電するた
めのパワートランジスタ、7はパワートランジスタ5、
6によるブロワモータ1への通電時に電流を一部バイパ
スさせて通電するとともに、ブロワモータ1の起動時に
は単独でブロワモータ1への通電に利用されるバイパス
用抵抗器で、送風ファンが最も弱いLo(ロー)に相当
するファン速度が得られるような抵抗値を有する。8は
送風ファンが最も強いHi(ハイ)に相当するファン速
度でブロワモータ1を駆動するためにパワートランジス
タ5、6および抵抗器7をバイパスしてバッテリ9の電
圧を直接印加するHiリレー、10はブロワモータ1を
流れるモータ電流値Imに対応する電圧Vrが検出され
る検流用抵抗器である。
【0010】一方、マイコン4に対して動作指示を与え
るための操作パネル20には、風量設定器21、室温設
定器22、吹出しモード設定器23、その他、吸い込み
モード設定器、エアコンスイッチ等の操作器が設けられ
るとともに、ブロワモータ1のロックが検出された場合
に表示するためのブロワモータロック表示器30等を備
える。またマイコン4は、空調制御のために内気センサ
25、外気センサ26、その他のセンサ27を備えると
もに、目標温度に応じて駆動されるコンプレッサ、ウォ
ータバルブおよび温調ダンパや、送風状態の選択に応じ
て駆動される吸い込み口切替ダンパ、吹出し口切替ダン
パ等が、アクチュエータ40として設けられている。な
お、4aはA/D変換器で、操作パネル20からの各操
作信号および各センサの検知信号とともに、ブロワモー
タ1の端子間の印加電圧Vm、検流用抵抗器10で検出
される電圧Vrをデジタル信号に変換する。4bはD/
A変換器である。
【0011】次に、以上の構成からなる車両用空気調和
機におけるマイコン4によるブロワモータ1のロックの
判定について説明する。モータ電流値Imは、ブロワモ
ータ1がロックしていない場合には、定常電流値を示す
が、ロックしている場合には、定常電流値と比べて著し
く大きい値を示すため、ロックの判定は、モータ電流値
Imを検出し、それが、ロックの判定にための基準の電
流値と比べて大きいか否かによって行われる。モータ電
流値Imは、ブロワモータ1がロックしているしていな
いに関係なく、ブロワモータ1への印加電圧に応じて異
なるため、基準の電流値は、所定の演算式によってブロ
ワモータ1への印加電圧Vmに応じて決められる複数の
基準電流値からなる基準電流値群として設けられる。
【0012】ブロワモータ1がロックしたか否かを判定
するための基準電流値群は、従来より、通常の運転にお
いては何ら問題がないように、図2に示すとおり、ブロ
ワモータ1への印加電圧Vmに対する定常電流値とロッ
ク発生時の電流値のほぼ中間の値を各印加電圧Vmにそ
れぞれ対応させて第1の基準電流値群Iaとして算出し
ている。しかし、印加電圧Vmが低い場合には、ブロワ
モータ1等のばらつきやその他の原因によって、検出さ
れるモータ電流値Imが第1の基準電流値群Iaの基準
電流値より大きくなる場合が生じる可能性があるため、
第1の基準電流値群Iaより大きい複数の基準電流値を
同様に各印加電圧Vmに対応させて算出して第2の基準
電流値群Ibとし、後述するロックの第2判定において
は、第1判定における再判定の結果に応じて第1の基準
電流値群Iaから第2の基準電流値群Ibへ変更するよ
うにしている。これによって、ロックしていない場合に
、誤ったロックの検出によって送風動作が停止すること
がないようにしている。
【0013】以下、マイコン4におけるロック判定に関
する制御動作を中心にして、車両用空気調和機の作動を
図3および図4を参考にして説明する。イグニッション
スイッチ2がオンされると、マイコン4へ給電され、マ
イコン4が起動する。風量設定器21がオフ(OFF)
に設定されている場合には(ステップ1においてNO)
、操作パネル20に応じた空調動作は行われず、オンに
なるまで待機する。風量設定器21が運転者の希望する
風量あるいは自動(AUTO)に操作されてオンになる
と(ステップ1においてYES)、所定の起動制御が行
われる。起動制御では、例えば、パワートランジスタ5
、6をオフにしたままで、送風リレー3がオンになり、
バイパス用抵抗器7を介した電圧V1(例えば4V)が
印加されるとブロワモータ1の通電が開始され、このと
き2秒タイマが計時を開始する。
【0014】ブロワモータ1の通電に伴って、第1の基
準電流値群Iaを算出するための演算式が選択され、続
いてブロワモータ1への印加電圧V1および検流用抵抗
器10によって電圧Vrが検出され、電圧V1に基づい
て第1の基準電流値群Iaにおける基準値I1が決定さ
れ(ステップ2)、電圧Vrに基づいたモータ電流値I
mが検出されて、モータ電流値Imが、第1の基準電流
値群Iaの基準値I1と比較される第1判定が行われる
【0015】モータ電流値Imが、第1の基準電流値群
Iaの基準値I1より小さい場合には(ステップ3にお
いてNO)、ブロワモータ1は正常に作動していると判
定され、2秒タイマの計時終了を待って起動制御を終了
し、操作パネル20の操作に応じた空調動作へ移行し(
ステップ20)、空気調和機の制御動作に応じてブロワ
モータ1への印加電圧Vmが変化し、制御動作に対応し
た送風量が得られる。モータ電流値Imが、第1の基準
電流値群Iaの基準値I1より大きい場合には(ステッ
プ3においてYES)、これが2秒間継続するか否か繰
り返し判別し(ステップ4においてNO)、2秒以内に
モータ電流値Imが基準値I1より小さくなった場合に
は、上記の場合と同様に、空調動作へ移行する。
【0016】モータ電流値Imが基準値I1より大きい
状態が2秒間継続している場合には(ステップ4におい
てYES)、ブロワモータ1がロックしている可能性が
あるものの、実際にブロワモータ1がロックしたために
モータ電流値Imが基準値I1を越えたのか、何らかの
外因によってモータ電流値Imが基準値I1を偶然越え
たのかは、この時点では確定されない。このため、ブロ
ワモータ1への印加電圧VmをHiリレー8によって一
旦ファン速度Hiに相当する電圧V2(例えば12V)
に変更し(ステップ5)、ブロワモータ1への印加電圧
Vmが電圧V2になってから2秒が経過するのを待つ(
ステップ6においてNO)。ブロワモータ1の印加電圧
Vmの変更に伴って、第1の基準電流値群Iaを算出す
る演算においては、新たな電圧V2に対応した基準値I
2が算出される。
【0017】2秒後に(ステップ6においてYES)、
モータ電流値Imを、第1の基準電流値群Iaにおける
電圧V2に対応する基準値I2と比較してブロワモータ
1のロックを再判定し、モータ電流値Imが基準値I2
以上の場合には(ステップ7においてYES)、ブロワ
モータ1がロックしていると判別し、それ以上継続して
ブロワモータ1への通電を行うと、ブロワモータ1の焼
損あるいはブロワモータ1を通電する通電素子としての
パワートランジスタ5、6の破壊等を招く虞があるため
、ブロワモータ1への通電を停止するとともに(ステッ
プ8)、ブロワモータ1のロックを検出したことを操作
パネル20におけるモータロック表示器30によって表
示する。
【0018】第1判定におけるロックの再判定において
、モータ電流値Imが基準値I2より小さい場合には(
ステップ7においてNO)、印加電圧Vmが比較的低い
電圧V1であったために基準値I1に基づいたロックの
判定において誤ってロックが検出されたこと、印加電圧
Vmを電圧V2に変更したことによってブロワモータ1
への通電電流が増加してトルクが大きくなったためにブ
ロワモータ1が容易に回転を始めたこと、あるいは、電
圧V2の通電による発熱によって雪入りした氷が溶けて
ロックが解除されたことなどが考えられ、いずれにして
も、これらの場合には、ブロワモータ1はロックしてい
ないと見なすことができる。従って、こうした場合には
、ブロワモータ1への印加電圧Vmをもとの電圧V1へ
戻す(ステップ9)。
【0019】ただし、再び誤ったロックの検出が行われ
ることは好ましくないため、ロック判定の基準電流値群
を、第1の基準電流値群Iaから、より大きい基準電流
値からなる第2の基準電流値群Ibに変更して(ステッ
プ10)、第2の基準電流値群Ibに基づいた第2判定
によってロックの判定を行う。この結果、印加電圧Vm
が同じ電圧V1であっても、基準電流値はより大きい値
に変更されているため、ブロワモータ1が正常に作動し
ている限り、繰り返してロックが検出される可能性は非
常に少ない。
【0020】第2判定において、モータ電流値Imが第
2の基準電流値群Ibの基準値I3より小さい場合には
(ステップ11においてNO)、ステップ20へ移行し
て、以後、空気調和機の制御動作に応じてブロワモータ
1を制御する。このため、空気調和機の制御動作に応じ
た送風動作が確実に得られ、安定した運転を確保できる
【0021】また、万一、モータ電流値Imが基準値I
3以上の場合には(ステップ11においてYES)、そ
れが2秒継続された場合に(ステップ12においてYE
S)、ロックの検出として、ステップ8へ移行して、ブ
ロワモータ1への通電を停止するとともに、モータロッ
ク表示器30の表示を行う。なお、ステップ20におい
ては、変更されたブロワモータ1の印加電圧に応じてロ
ックの判定が繰り返し行われ、その際、ステップ3から
移行した場合には第1判定によって、ステップ11から
移行した場合には第2判定によってそれぞれロックの判
定が行われる。
【0022】以上のロック判定の制御動作によって、例
えば、図4のAに示すように、モータ電流値Imが突入
電流によって一時的に基準値I1より大きくなっても、
2秒以内に基準値I1より小さくなる場合には、その後
も第1判定においてロックが検出されることがなく、安
定して空調動作を行う。また、Bに示すとおり、ばらつ
き等によってモータ電流値Imが第1判定における基準
値I1より大きくなってしまう場合であっても、電圧V
2における判定においてロックが検出されなければ、再
びもとの電圧に戻され、しかもその後は、ロックが検出
されにくい第2の基準電流値群による第2判定が行われ
るため、送風動作に支障が発生することが少ない。さら
に、実際にブロワモータがロックしている場合には、C
に示すとおり、第1判定における2回の判定において、
ともに基準値I1、I2より大きなモータ電流値Imが
検出されるため、確実にブロワモータへの通電を停止し
、ブロワモータあるいはパワートランジスタの損傷、破
壊を防止することができる。
【0023】上記実施例では、ブロワモータの起動制御
において、バイパス用抵抗器のみによる一定の電圧によ
って通電を行うものを示したが、操作パネルの操作状態
に応じた電圧を印加して起動するものでもよい。また、
再判定のために、ブロワモータの印加電圧を、ファン速
度Loの電圧からHiの電圧に変更するようにしたが、
起動時の印加電圧に対して一定の電圧(例えば2V)を
加えた電圧に変更するようにしてもよい。
【0024】図5に本発明の第2実施例を示す。上記第
1実施例では、ブロワモータ1への印加電圧Vを変更す
るものを示したが、第2実施例では、ブロワモータ1へ
の印加電圧を一定にしてデューティ発生部4cを介して
パワーMOSFET5Aのデューティ比を変更するPW
M制御を行う。この場合、ブロワモータへの印加電圧、
モータ電流値は、積分処理によって平均電圧、平均電流
として検出することによって、第1実施例と同様にロッ
ク判定を行うことができる。上記の各実施例では、冷房
および暖房を行う車両用空気調和機を示したが、冷房あ
るいは暖房を単独で行う空気調和機でもよく、また、送
風制御のみのブロワコントローラでもよい。
【0025】上記の各実施例では、基準電流値群を印加
電圧に基づいて算出するものを示したが、マイコンにお
けるメモリに、各印加電圧に対応した2つの基準電流値
群を設けて、第1あるいは第2の基準電流値群の中から
検出された印加電圧に応じて基準値を読出すようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の実施例を示す車両用空気調和機の
第1実施例を示す回路図である。
【図2】  本発明の実施例を示す車両用空気調和機に
おけるブロワモータの印加電圧に対する動作電流および
基準電流値群の特性図である。
【図3】  本発明の実施例を示す車両用空気調和機の
第1実施例のロックの判定に係る作動説明のための流れ
図である。
【図4】  本発明の実施例を示す車両用空気調和機の
第1実施例のロックの判定に係る作動説明のためのタイ
ムチャートである。
【図5】  本発明の実施例を示す車両用空気調和機の
第2実施例を示す回路図である。
【図6】  従来の車両用空気調和機におけるブロワモ
ータの印加電圧に対する動作電流および基準電流値群の
特性図である。
【符号の説明】
1  ブロワモータ(モータ) 4  マイクロコンピュータ(空気調和機のファン制御
装置、ロック判定手段、基準電流値群変更手段、印加電
圧変更手段) Vm  印加電圧 Im  モータ電流値(通電電流値) Ia  第1の基準電流値群 Ib  第2の基準電流値群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  空気調和機の送風ファンを駆動するモ
    ータへの印加電圧および通電電流値を検出して前記モー
    タのロックの判定を行うロック判定手段を備えた空気調
    和機のファン制御装置において、前記ロック判定手段は
    、前記印加電圧に対応した複数の基準電流値からなる第
    1の基準電流値群に基づく第1判定機能と、前記第1の
    基準電流値群よりそれぞれ大きい複数の基準電流値から
    なる第2の基準電流値群に基づく第2判定機能とを有す
    るとともに、第1判定の結果に応じて基準電流値群を変
    更する基準電流値群変更手段と前記モータへの印加電圧
    を変更する印加電圧変更手段とを備え、第1の電圧が前
    記モータに印加されたとき、前記第1判定においてロッ
    クが検出された場合には、前記モータへの印加電圧を前
    記第1の電圧より大きい第2の電圧に変更して前記第1
    判定による再判定を行い、該再判定においてロックが検
    出された場合には、前記モータへの通電を停止し、前記
    再判定においてロックが検出されない場合には、前記印
    加電圧を前記第1の電圧に戻すとともに前記基準電流値
    群を前記第1の基準電流値群から前記第2の基準電流値
    群へ変更し、前記第2判定を行うことを特徴とする空気
    調和機のファン制御装置。
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