JPH0433719Y2 - - Google Patents

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JPH0433719Y2
JPH0433719Y2 JP1987108092U JP10809287U JPH0433719Y2 JP H0433719 Y2 JPH0433719 Y2 JP H0433719Y2 JP 1987108092 U JP1987108092 U JP 1987108092U JP 10809287 U JP10809287 U JP 10809287U JP H0433719 Y2 JPH0433719 Y2 JP H0433719Y2
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JP
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section
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threshing
shaft
engine
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、脱穀部を走行部に対して自由に左右
旋回できるようにしたハーベスタに関するもので
ある。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 従来、ハーベスタは、脱穀部を搭載する作業機
台と走行部とが一体組付けされていたため、例え
ば狭い畦道のため有効な作業スペースが確保でき
なかつたり、風向きによつて作業者に排塵が直接
かかつたりするような場合、機体の向きをいちい
ち変えなければならない必要があつて作業性に劣
るという欠点がある。
そこで、走行部に対して作業機台を左右方向旋
回自在に設けることが提唱されるが、この場合、
エンジン動力を脱穀部と走行部との両者に伝動す
る状態で作業機台の旋回ができるよう配慮する必
要がある。この様なものとして、実公昭51−
41794号公報に示す如きものが既に知られている。
つまりこのものは、走行部側に搭載されるエンジ
ンから脱穀部への動力伝動用の出力軸が嵌入する
筒軸を、走行部側のものと脱穀部側のものとに二
分割し、これら二分割されたものを軸芯回りに回
動自在に支持したものであるが、このものは、エ
ンジンが走行部にあつて低位にあるため、荒れ地
走行が制限され、メンテナンス性に欠けるという
問題がある許りでなく、脱穀部の旋回支持部が、
作業機台下方位置に存する配置構成になつていた
ため、どうしても機体高さが高くならざるを得な
いという点で問題がありさらに改善する必要があ
る。
[問題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの問題
を一掃することができるハーベスタを提供するこ
とを目的として創案されたものであつて、エンジ
ン部と脱穀部とを互いに干渉しないよう空間を存
して作業機台上に並列状に搭載する一方、エンジ
ン部から走行部に動力伝達するための出力軸が嵌
入する筒軸を、作業機台を貫通し、先端部が前記
エンジンと脱穀部とのあいだに位置するよう走行
部から上方に向けて突出し、該筒軸の作業機台よ
り上方に突出する先端部に、作業機台上面に設け
たブラケツトを回動自在に嵌合して、筒軸先端部
を作業機台の旋回支軸に構成したことを特徴とす
るものである。
そして本考案は、この構成によつて、エンジン
部および脱穀部が搭載される作業機台を走行部に
対して旋回できながら、機体高さを可及的に低く
することができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1はハーベスタに設けられ
るクローラ型の走行体(走行部)であつて、該走
行体1に一体的に設けられた走行部台2は円筒状
の筒軸3が上方に向けて一体的に突設されてい
る。一方、エンジン部5と脱穀部6とが互いに干
渉しないようあいだに空間を存するようにして作
業機台7に前後並列状に搭載されている。脱穀部
6のエンジン部5に対向する側にはフイドチエン
8が取付けられるが、該側の側板6bは、下側が
段差状に入り込むよう形成されており、ここにエ
ンジン部5を覆蓋するケース4の脱穀部6に対向
する側に入り込んで、エンジン部5と脱穀部6と
のあいだの空間部までも覆う構成になつている。
一方、作業機台7には、エンジン部5と脱穀部
6とのあいだの空間部位置に対応して貫通孔7a
が開設されており、ここに前記筒軸3が軸芯回り
に回動自在に貫通して上端部が作業機台7の上面
から突出するようになつている。しかも、作業機
台7の上面には、筒軸3を囲繞するよう貫通孔7
aの周縁に沿つてブラケツト9が設けられている
が、このブラケツト9は、板材を円筒状に湾曲さ
せ、両端鍔部9aを外径方向に折曲して形成され
るものであつて、鍔部9aをボルト杆10及びナ
ツト10aで緊締することで、前記貫通孔7aに
嵌入した筒軸3の上端部を緊縛して一体化するよ
うになつており、この様にしてこのものの旋回支
軸部Oが構成されている。尚、ボルト杆10の先
端部はエンジン部6を覆蓋するカバー4の操縦部
が形成されている側まで延設され、該部で操作が
できるようになつている。また作業機台7には貫
通孔7aを中心にして円弧状のガイド孔7bが突
設され、ここに走行部台2に突設したピン2aが
嵌入するようになつていて、作業機台7を左右に
略90度の範囲で旋回規制できるようにしてある。
さらに本実施例のものは、旋回支軸部Oの位置
は、第2図に示す如く脱穀部6を通常姿勢とした
場合に、走行部1の左右クローラ中心Aに対して
脱穀部6の排塵口6a側に距離Lだけ偏倚した位
置に位置するように構成されている。
11は図示しない伝動機構を内装するギアボツ
クスであつて、該ギアボツクス11には、エンジ
ン側の出力プーリ12とベルト伝動される入力プ
ーリ11aが側方に設けられ、また下方に向けて
出力軸11bが突出している。そしてこのギアボ
ツクス11は、出力軸11bが筒軸3に嵌入する
ようブラケツト9の上面に一体的に取付けられて
おり、この出力軸11bから伝動軸13を経由し
てトランスミツシヨン14に動力伝動され走行部
1の走行変速を行うようになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、通常、作業機台7は、走行部1に対して、エ
ンジン部5が後方で脱穀部6が前方となる姿勢に
しておき、この状態で走行等が一般的に成される
が、狭い畦道であつて、充分な作業スペースが取
れない場所や風向きが悪い状態で脱穀作業を行う
場合に、作業機台7を、エンジン動力を走行部5
に伝達する出力軸11bを覆うための筒軸3回り
に左右何れかの側に所望角度旋回させることで作
業条件の改善が計れることになる。それには実施
例のものは、ボルト杆10を操作してブラケツト
9を緩めた状態として作業機台7を左右横方向に
所望角度だけ旋回させ、次いで前記とは逆操作
し、ブラケツト9を筒軸3に緊縛して作業機台7
の走行部に対する固定をすれば良い。
この様に本考案にあつては、作業機台7を旋回
することによつて、エンジン部5および脱穀部6
が一体的に旋回して、最も望ましい形態での脱穀
作業ができることになり、作業性と作業環境の改
善が、機体全体をいちいち運転操作で旋回させな
いでも簡単かつ容易に計れるものである。そして
エンジン部5が作業機台7上にあるため、荒れ地
走行をすることができ、またメンテナンス性も改
善される。さらに、作業機台7の旋回支軸部O
は、作業機台7に走行部1側から貫通した筒軸3
の先端部であつて、しかもその位置を、作業機台
7の上方に存するエンジン部5と脱穀部6との間
の空間部となるように配したため、旋回支軸部O
を、作業機台7の上面に、エンジン部5と脱穀部
6とが干渉しないよう離間させるに必要な空間部
を有効に利用して邪魔なく配することができる。
この結果、旋回支軸部Oを必要としても、従来の
作業機台7と走行部5とのあいだに配したものの
ように、その分、作業機台7を高くする必要がな
くなつて、機体のコンパクト化に加えて低重心化
を達成できることになる。
しかもこのものは、旋回支軸部Oが、脱穀部6
において段差状に入り込ませたフイドチエン8下
方の空間部位に配されるようになつているので、
エンジン部5と脱穀部6とを旋回支軸部Oを殆ど
考慮することなく近接させることができ、この結
果機体の前後長さも併せて短くし得て、機体の軽
量コンパクト化にさらに寄与できることになる。
そのうえ旋回支軸部Oは、走行部1の左右クロ
ーラ中心Aに対して脱穀部6の排塵口6a側に距
離Lだけ偏倚させた位置にあるから、作業機台7
を旋回させた場合に、両者A,Oを一致させた場
合よりL分だけクローラ1aが脱穀部6の茎稈供
給部6b側にはみ出すのを回避でき、作業スペー
スのより広い確保が計れることになつて都合が良
い。尤も、クローラ1aが茎稈供給部6b側には
み出すのを回避する構成としては、第二実施例に
示す如く、旋回支軸部Oは、走行部1のクローラ
中心Aと略一致させる一方、脱穀部中心Bをクロ
ーラ中心1aに対して茎稈供給部6b側にLだけ
偏倚させても良いものである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、エンジン部および脱穀部が搭載
された作業機台を走行部に対して旋回することに
よつて、エンジン部と脱穀部との配置関係は維持
し、荒れ地走行やメンテナンス性を損なうことの
ない状態で、これらを作業条件に対応した所望の
位置に極めて簡単にセツトすることができて、著
しい作業性の向上と作業環境の改善が計れること
になる。
しかも作業機台の旋回支軸部は、エンジン部か
ら走行部への動力伝動をする出力軸を覆うための
筒軸を、走行部から作業機台を貫通して上方に突
出させ、その突出位置を、作業機台に搭載するエ
ンジン部と脱穀部とが互いに干渉しないようにす
るために必要な空間部とし、この突出した筒軸先
端部に、作業機台上面に設けたブラケツトを緊緩
自在に嵌合することで作業機台が旋回自在に支持
されることになり、もつて作業機台の旋回支軸の
配設を、エンジン部と脱穀部とのあいだに存する
空間部を有効に利用して確保できる結果、旋回支
軸部の配設スペースを従来のように作業機台と走
行部とのあいだに確保する必要がなくなつて、機
体高さを低くすることができ、もつて軽量コンパ
クトで、機体重心の低い安定したものにできるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るハーベスタの実施例を示
したものであつて、第1図はハーベスタの側面
図、第2図はハーベスタの平面図、第3図は作業
機台を旋回した状態を示す平面図、第4図は要部
の分解斜視図、第5図は第二実施例を示すハーベ
スタの平面図、第6図は同上作業機台を旋回した
状態を示す平面図である。 図中、1は走行部、3は筒軸、5はエンジン
部、6は脱穀部、7は作業機台、9はブラケツ
ト、11bは出力軸、Oは旋回支軸部、Aはクロ
ーラ中心、Bは脱穀部中心である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジン部と脱穀部とを互いに干渉しないよ
    う空間を存して作業機台上に並列状に搭載する
    一方、エンジン部から走行部に動力伝達するた
    めの出力軸が嵌入する筒軸を、作業機台を貫通
    し、先端部が前記エンジンと脱穀部とのあいだ
    に位置するよう走行部から上方に向けて突出
    し、該筒軸の作業機台より上方に突出する先端
    部に、作業機台上面に設けたブラケツトを回動
    自在に嵌合して、筒軸先端部を作業機台の旋回
    支軸に構成したことを特徴とするハーベスタ。 2 前記旋回支軸は、脱穀部においてフイードチ
    エン下方まで入り込んだ空間部位置としたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のハーベスタ。 3 前記旋回支軸は、走行体のクローラ中心に対
    して脱穀部の排塵口側に偏倚した位置としたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のハーベスタ。 4 前記旋回支軸は、走行体のクローラ中心と略
    一致した位置とする一方、脱穀部中心をクロー
    ラ中心に対して脱穀部の茎稈供給部側に偏倚さ
    せたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のハーベスタ。
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CA2602974A1 (en) 2005-04-08 2006-10-19 Kyowa Chemical Industry Co., Ltd. Alunite compound particle, process for producing the same and use thereof

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JPS6134843B2 (ja) * 1984-03-31 1986-08-09 Kobe Steel Ltd

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