JPH04336879A - 同期分離回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、映像信号を扱う装置に
用いられ、特に分離する同期信号の安定度が重要な装置
の同期分離に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図４は従来の同期分離回路の概略構成を
示したものである。図４において、４１はローパスフィ
ルタ（ＬＰＦ）、４２はプリ同期分離部、４３はパルス
成形部、４４は同期信号自動利得制御（ＡＧＣ）部、４
５は同期分離部であって、ＬＰＦ４１を通った信号は直
接プリ同期分離部４２に入力され、そしてＡＧＣに必要
なパルスを作り出し、入力信号を同期信号ＡＧＣ部４４
でＡＧＣをかけ、同期分離部４５で同期分離していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
方法でも同期分離を行うことができる。しかしながら、
入力信号レベルの大きさが違った信号が入力された場合
、プリ同期分離部の性能が追いつかず、正確なＡＧＣが
できなくなり、結果的に安定した同期分離が行えない、
即ち、従来の方法ではプリ同期分離部の能力でこの回路
の安定度が決まってしまい、入力信号レベルの大小もあ
る範囲でしか使用できないという問題があった。本発明
はこのような従来の問題を解決するものであり、使用で
きる入力信号レベルの範囲を広げるとともに、より安定
した出力が得られる同期分離回路を提供することを目的
とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、プリ同期分離部の前段にリミッタ同期増幅
器を設け、同期部分を主に増幅させ、その出力にリミッ
タをかけてプリ同期分離が確実かつ安定に行えるように
したものである。

【０００５】

【作用】したがって本発明によれば、レベルの違う信号
が入力された場合でも、リミッタ同期増幅器を経由する
ことで、プリ同期分離部へは同期部分が増幅された信号
が入力することになり安定に動作する範囲が拡大される
。

【０００６】

【実施例】図１は本発明の一実施例における同期分離回
路の概略のブロック構成を示すものである。図１におい
て、１１はＬＰＦ、１２はリミッタ同期増幅器、１３は
プリ同期分離部、１４はパルス成形部、１５は同期信号
ＡＧＣ部、１６は同期分離部であって、リミッタ同期増
幅器１２を除くブロックは従来例と同様である。図２は
本発明の一実施例における同期分離回路の回路図であり
、図３は図２に示す同期分離回路の各部の波形を示した
ものである。図２において、２１はＬＰＦ、２２はリミ
ッタ同期増幅器、２３はプリ同期分離部、２４はパルス
成形部、２５は同期信号ＡＧＣ部、２６は同期分離部で
ある。

【０００７】次に上記実施例の動作について説明する。 入力された映像信号ａはＬＰＦ２１で映像信号の高域成
分をカットする。その結果ＬＰＦ２１の出力波形はｂに
示す如くなる。これを次段のリミッタ同期増幅器２２で
増幅するが、入力信号が非常に小さい場合は、抵抗Ｒ１
，Ｒ２で決まる増幅度となり、入力信号が大きい場合は
、抵抗Ｒ３とツェナーダイオードＤ１で正出力方向に強
くリミッタのかかった出力となる（図３（ｃ））。これ
によりプリ同期分離部２３は広い入力信号レベル範囲で
同期分離ができる。プリ同期分離部２３より出力された
パルスをパルス成形部２４に入力し、同期信号ＡＧＣ部
２５に必要なパルスを２つのモノマルチからなるパルス
成形部２４で作る。一方、ＬＰＦ２１の出力は同期信号
ＡＧＣ部２５で同期信号部分を一定出力に保つ、そして
この出力の５０％点をスライスすることで同期分離を行
う。このように、上記実施例では入力信号レベルの広い
範囲でＡＧＣを効かせることができ、また、同期信号の
５０％点をスライスすることで、安定した同期信号を入
力映像信号より分離することができる。

【０００８】

【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなように
、複合映像信号より同期信号を分離するものであり、リ
ミッタ同期増幅と同期信号ＡＧＣを組み合わせることで
広範囲の入力レベルに対して安定した出力が得られると
いう効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における同期分離回路の概略
ブロック図である。

【図２】図１に示す本発明の実施例における同期分離回
路の回路図である。

【図３】図２に示す同期分離回路の各部の動作波形を示
した図である。

【図４】従来の同期分離回路のブロック図である。

【符号の説明】

１１，２１，４１…ＬＰＦ、　　１２，２２…リミッタ
同期増幅器、　　１３，２３，４２…プリ同期分離部、
　　１４，２４，４３…パルス成形部、　　１５，２５
，４４…同期信号ＡＧＣ部、　　１６，２６，４５…同
期分離部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　入力信号より不要な周波数成分を除去
   するフィルタと、同期信号部分の増幅度を大きくし出力
   にリミッタをかけるようにしたリミッタ同期増幅器と、
   該リミッタ同期増幅器の出力信号より同期信号を取り出
   すプリ同期分離部と、自動利得制御（Ａｕｔｏｍａｔｉ
   ｃ　Ｇａｉｎ　Ｃｏｎｔｒｏｌ）に必要なパルスを作る
   パルス成形部とを備えた同期分離回路。
2. 【請求項２】　　フィルタを通った入力の同期信号部分
   にパルス成形部の出力にて自動利得制御（ＡＧＣ）をか
   ける同期信号ＡＧＣ部と、この同期信号ＡＧＣ部の出力
   より同期信号を分離する同期分離部を備えたことを特徴
   とする請求項１記載の同期分離回路。