JPH0727726Y2 - テレビジョン受像機 - Google Patents
テレビジョン受像機Info
- Publication number
- JPH0727726Y2 JPH0727726Y2 JP1989007135U JP713589U JPH0727726Y2 JP H0727726 Y2 JPH0727726 Y2 JP H0727726Y2 JP 1989007135 U JP1989007135 U JP 1989007135U JP 713589 U JP713589 U JP 713589U JP H0727726 Y2 JPH0727726 Y2 JP H0727726Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emitter
- transistor
- signal
- video signal
- composite video
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、複合映像信号から同期信号を振幅分離するテ
レビジョン受像機に関するものである。
レビジョン受像機に関するものである。
従来の技術 従来、テレビジョン受像機では映像検波して取り出した
複合映像信号からの同期信号の分離を振幅分離方式で行
なっており、同期信号を分離する前に一旦複合映像信号
を増幅回路にて増幅するようにしていた。具体的に、斯
る増幅回路は第３図に示す如く構成されており、複合映
像信号Ｓを増幅用トランジスター（１）のベース側に入
力した後そのコレクター側から増幅した複合映像信号
Ｓ′を出力するようにしていた。
複合映像信号からの同期信号の分離を振幅分離方式で行
なっており、同期信号を分離する前に一旦複合映像信号
を増幅回路にて増幅するようにしていた。具体的に、斯
る増幅回路は第３図に示す如く構成されており、複合映
像信号Ｓを増幅用トランジスター（１）のベース側に入
力した後そのコレクター側から増幅した複合映像信号
Ｓ′を出力するようにしていた。
考案が解決しようとする課題 ところが、斯る従来構成では同期信号と共に映像信号
（輝度信号や搬送色信号等）や雑音成分も同様に増幅さ
れることになるため、十分な同期信号対映像信号と雑音
成分の比が得られず、後段での同期分離回路による同期
信号の振幅分離動作が不安定になっていた。
（輝度信号や搬送色信号等）や雑音成分も同様に増幅さ
れることになるため、十分な同期信号対映像信号と雑音
成分の比が得られず、後段での同期分離回路による同期
信号の振幅分離動作が不安定になっていた。
本考案はこのような点に鑑み成されたものであって、同
期分離回路の前段で複合映像信号を増幅する際に同期信
号対映像信号と雑音成分の比を改善し、十分な振幅差が
得られるようにしたテレビジョン受像機を提供すること
を目的とする。
期分離回路の前段で複合映像信号を増幅する際に同期信
号対映像信号と雑音成分の比を改善し、十分な振幅差が
得られるようにしたテレビジョン受像機を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため本考案では、複合映像信号か
ら同期信号を振幅分離するテレビジョン受像機であっ
て、同期信号を分離する前にベースに入力した複合映像
信号を増幅してコレクタから出力するエミッタ接地型ト
ランジスターを有する増幅回路と、前記トランジスター
のエミッタに接続され該エミッタに導出された同期信号
を通過させるローパスフィルターと、前記ローパスフィ
ルターの出力側にベースが接続されるとともにエミッタ
が並列接続された抵抗とコンデンサを介して接地された
トランジスターよりなる自動追従ピーククリッパーとを
備えた構成としたものである。
ら同期信号を振幅分離するテレビジョン受像機であっ
て、同期信号を分離する前にベースに入力した複合映像
信号を増幅してコレクタから出力するエミッタ接地型ト
ランジスターを有する増幅回路と、前記トランジスター
のエミッタに接続され該エミッタに導出された同期信号
を通過させるローパスフィルターと、前記ローパスフィ
ルターの出力側にベースが接続されるとともにエミッタ
が並列接続された抵抗とコンデンサを介して接地された
トランジスターよりなる自動追従ピーククリッパーとを
備えた構成としたものである。
作用 このような構成によると、同期分離回路の前段で複合映
像信号を増幅する際に、その複合映像信号中の同期信号
部のみを大きく増幅するよう増幅回路とローパスフィル
ター及び自動追従クリッパーが働くことになる。
像信号を増幅する際に、その複合映像信号中の同期信号
部のみを大きく増幅するよう増幅回路とローパスフィル
ター及び自動追従クリッパーが働くことになる。
実施例 以下、本考案の一実施例について図面と共に説明する。
即ち、第１図は本実施例におけるブロック構成例を示
し、（２）は同期分離回路の前段で複合映像信号をその
同期信号部以外所定の利得で増幅する増幅回路、（３）
は増幅回路（２）の利得制御を行なう利得制御回路で、
該利得制御回路（３）は同期信号のパルス幅と映像信号
及び雑音成分との周波数成分の違いを利用して同期信号
部のみを通過させるローパスフィルター（４）と、該ロ
ーパスフィルター（４）を通じて入力される同期信号の
先端部をクリップするピーククリッパー（５）とで構成
されており、このピーククリッパー（５）でのクリップ
期間中のみ、即ち同期信号の増幅期間中のみ前記増幅回
路（２）の利得を所定値よりも大きく制御するようにな
っている。尚、ピーククリッパー（５）はそのクリップ
レベルを入力レベルに対応して自動補正する自動追従型
になっている。
し、（２）は同期分離回路の前段で複合映像信号をその
同期信号部以外所定の利得で増幅する増幅回路、（３）
は増幅回路（２）の利得制御を行なう利得制御回路で、
該利得制御回路（３）は同期信号のパルス幅と映像信号
及び雑音成分との周波数成分の違いを利用して同期信号
部のみを通過させるローパスフィルター（４）と、該ロ
ーパスフィルター（４）を通じて入力される同期信号の
先端部をクリップするピーククリッパー（５）とで構成
されており、このピーククリッパー（５）でのクリップ
期間中のみ、即ち同期信号の増幅期間中のみ前記増幅回
路（２）の利得を所定値よりも大きく制御するようにな
っている。尚、ピーククリッパー（５）はそのクリップ
レベルを入力レベルに対応して自動補正する自動追従型
になっている。
第２図はその具体的な回路構成例を示し、（６）は増幅
回路（２）を構成する増幅用トランジスターで、そのベ
ース側に入力される複合映像信号Ｓを増幅した後そのコ
レクタ側より同期分離回路に出力するようになってい
る。そして、（７）は低周波数帯域の信号に対しては低
インピーダンスとなってその通過を許容するローパスフ
ィルター（４）を構成するコイル、（８）はピーククリ
ッパー（５）を構成するクリップ用トランジスターで、
該クリップ用トランジスター（８）はそのベース側に印
加される入力レベルが変動してもそのベース・エミッタ
間のバイアス電圧VBEが一定に保たれるよう、即ち入力
レベルに応じたクリップレベルになるよう、そのエミッ
タ側が抵抗（９）とコンデンサ（10）の並列接続を介し
て接地されている。従って、ローパスフィルター（４）
を通じて同期信号が入力されると、斯るクリップ用トラ
ンジスター（８）がONしてその先端部をクリップするこ
とにより、そのクリップ期間中のみ前記増幅用トランジ
スター（６）のエミッタインピーダンスが小さくなって
利得が大きくなり、増幅用トランジスター（６）のコレ
クタ側からは同期信号部のみ大きく増幅された複合映像
信号Ｓ″が出力されることになる。従って、後段での同
期分離回路による同期信号の振幅分離動作が雑音等の影
響を受けずに安定して行なわれることになり、分離され
た同期信号はその後、更に水平と垂直の同期信号に周波
数分離されることになる。
回路（２）を構成する増幅用トランジスターで、そのベ
ース側に入力される複合映像信号Ｓを増幅した後そのコ
レクタ側より同期分離回路に出力するようになってい
る。そして、（７）は低周波数帯域の信号に対しては低
インピーダンスとなってその通過を許容するローパスフ
ィルター（４）を構成するコイル、（８）はピーククリ
ッパー（５）を構成するクリップ用トランジスターで、
該クリップ用トランジスター（８）はそのベース側に印
加される入力レベルが変動してもそのベース・エミッタ
間のバイアス電圧VBEが一定に保たれるよう、即ち入力
レベルに応じたクリップレベルになるよう、そのエミッ
タ側が抵抗（９）とコンデンサ（10）の並列接続を介し
て接地されている。従って、ローパスフィルター（４）
を通じて同期信号が入力されると、斯るクリップ用トラ
ンジスター（８）がONしてその先端部をクリップするこ
とにより、そのクリップ期間中のみ前記増幅用トランジ
スター（６）のエミッタインピーダンスが小さくなって
利得が大きくなり、増幅用トランジスター（６）のコレ
クタ側からは同期信号部のみ大きく増幅された複合映像
信号Ｓ″が出力されることになる。従って、後段での同
期分離回路による同期信号の振幅分離動作が雑音等の影
響を受けずに安定して行なわれることになり、分離され
た同期信号はその後、更に水平と垂直の同期信号に周波
数分離されることになる。
考案の効果 上述した如く本考案のテレビジョン受像機に依れば、複
合映像信号から同期信号を振幅分離する際、その同期信
号部のみを大きく増幅するようにしているので、複合映
像信号からの同期信号の分離動作を雑音等の影響を受け
ずに安定して行なわせることが出来る。従って、本考案
に依れば弱電界地域や雑音の多い地域でも同期の安定し
た再生画像を得ることが出来、また電圧シンセサイザー
方式の選局システムにおいてその放送局の有無の検出に
同期信号を用いてオートサーチ等を行なわせる場合にも
常に安定した動作を行なわせることが出来る。
合映像信号から同期信号を振幅分離する際、その同期信
号部のみを大きく増幅するようにしているので、複合映
像信号からの同期信号の分離動作を雑音等の影響を受け
ずに安定して行なわせることが出来る。従って、本考案
に依れば弱電界地域や雑音の多い地域でも同期の安定し
た再生画像を得ることが出来、また電圧シンセサイザー
方式の選局システムにおいてその放送局の有無の検出に
同期信号を用いてオートサーチ等を行なわせる場合にも
常に安定した動作を行なわせることが出来る。
また、本考案では、同期信号部分の利得を上げるために
エミッタ接地トランジスター以外にローパスフィルター
と自動追従クリッパーを設けただけの簡単な構成となっ
ている。
エミッタ接地トランジスター以外にローパスフィルター
と自動追従クリッパーを設けただけの簡単な構成となっ
ている。
第１図は本考案の一実施例を示すブロック構成例を示す
図、第２図はその具体的な回路構成例を示す図、第３図
は従来例を示す図である。 （２）……増幅回路，（３）……利得制御回路，（４）
……ローパスフィルター，（５）……ピーククリッパ
ー。
図、第２図はその具体的な回路構成例を示す図、第３図
は従来例を示す図である。 （２）……増幅回路，（３）……利得制御回路，（４）
……ローパスフィルター，（５）……ピーククリッパ
ー。
Claims (1)
- 【請求項１】複合映像信号から同期信号を振幅分離する
テレビジョン受像機であって、 同期信号を分離する前にベースに入力した複合映像信号
を増幅してコレクタから出力するエミッタ接地型トラン
ジスターを有する増幅回路と、 前記トランジスターのエミッタに接続され該エミッタに
導出された同期信号を通過させるローパスフィルター
と、 前記ローパスフィルターの出力側にベースが接続される
とともにエミッタが並列接続された抵抗とコンデンサを
介して接地されたトランジスターよりなる自動追従ピー
ククリッパーと、 を備えたことを特徴とするテレビジョン受像機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989007135U JPH0727726Y2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | テレビジョン受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989007135U JPH0727726Y2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | テレビジョン受像機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0298560U JPH0298560U (ja) | 1990-08-06 |
| JPH0727726Y2 true JPH0727726Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31211899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989007135U Expired - Fee Related JPH0727726Y2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | テレビジョン受像機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727726Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5541072A (en) * | 1978-09-18 | 1980-03-22 | Mitsubishi Electric Corp | Recorder for accidental failure |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP1989007135U patent/JPH0727726Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0298560U (ja) | 1990-08-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |