JPH0433429Y2 - - Google Patents

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JPH0433429Y2
JPH0433429Y2 JP8638688U JP8638688U JPH0433429Y2 JP H0433429 Y2 JPH0433429 Y2 JP H0433429Y2 JP 8638688 U JP8638688 U JP 8638688U JP 8638688 U JP8638688 U JP 8638688U JP H0433429 Y2 JPH0433429 Y2 JP H0433429Y2
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JP
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air
regeneration
compressed air
dehumidifying
compressor
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JP8638688U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンプレツサの圧縮空気吐出側に
少なくとも二つの除湿部材を設け、一方の除湿部
材による圧縮空気の除湿と、除湿された乾燥空気
の一部による他方の除湿部材の再生とを交互に行
うように構成した圧縮空気除湿装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
この種の圧縮空気除湿装置において、従来、圧
縮空気を一方の除湿部材に供給して除湿し、この
除湿された圧縮空気の一部をオリフイスによつて
減圧し、他方の除湿部材を再生したのち大気に放
出するか、または真空ポンプによつて減圧してい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前者の方式によると、吸着剤の再生
に使用した圧縮空気が大気圧までしか減圧されな
いため、再生に必要な空気量の全処理空気量に対
する割合が増加し、除湿部材の再生効率および乾
燥空気の生成効率が何れも低下するという問題点
があつた。
また、後者の方式によると、前記再生および生
成効率を向上できるものの、真空ポンプやそのた
めの動力源が必要となり、装置の大型化および動
力コストの増加を招くばかりでなく、ポンプの排
気音や排気中の水分が周囲の環境に悪影響を及ぼ
すという別の問題点がある。
この考案は上述した問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、周囲の環境に支
障を来たすことなく、しかも至つて簡単な構成に
より、除湿部材を効率よく再生することができる
圧縮空気除湿装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案の圧縮空気
除湿装置においては、再生側の除湿部材からの空
気を真空に減圧するために、コンプレツサの吸込
口にベンチユリ部材が設けられている。
〔作用〕
上記解決手段によれば、再生側の除湿部材から
の空気がベンチユリ部材の作用により真空に減圧
されるため、再生に必要な空気量の全処理空気量
に対する割合が低下し、除湿部材の再生効率およ
び乾燥空気の生成効率が何れも向上する。しか
も、ベンチユリ部材はコンプレツサの吸引力を利
用して減圧作用を発揮するため、ポンプやそのた
めの動力源が不要になる。
〔実施例〕
以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。
第1図に示すように、防音材1aにより内張り
されたハウジング1内にはコンプレツサ2が設置
され、その吐出口2bには除湿管路3上の空冷式
のアフタークーラ4およびフイルタ5を介して除
湿再生装置7が接続されている。同装置7には吸
着剤が充填された除湿部材としての一対の吸着塔
8,9が設けられている。そして、除湿再生装置
7は吐出管路10および空気タンク11を介して
出口管12に接続されている。
一方、コンプレツサ2の吸込口2aにはベンチ
ユリ管13が設けられ、その小径部13aは再生
管路15上のフイルタ14を介して前記除湿再生
装置7に接続されている。なお、第2図に示すよ
うに、ベンチユリ管13の吸込側の大径部13b
にはフイルタ16が装着されている。
第3図に示すように、除湿再生装置7には前記
除湿管路3に接続された第1シヤトル弁20と、
前記吐出管路10に接続された第2シヤトル弁2
1とが設置されている。第1および第2シヤトル
弁20,21間に接続された二つの並列通路2
2,23上に前記吸着塔8,9がそれぞれ設けら
れている。
第2シヤトル弁21の二つの常開通路24,2
5上には絞り弁26,27がそれぞれ設けられて
いる。また、各吸着塔8,9と第1シヤトル弁2
0との間における各並列通路22,23には二方
弁28,29が接続され、それらは減圧通路3
0,31を介して前記再生管路15に接続されて
いる。
次に、以上のように構成された圧縮空気除湿装
置の作用について説明する。
第6図は前記二方弁28,29のソレノイド
SOL1,SOL2の作動タイミングを示すタイム
チヤートである。さて、同図に示すD〜Aにおい
て、両ソレノイドSOL1,SOL2が図示しない
タイマにより所定時間T1消磁されると、第3図
に示すように、二方弁28,29がそれぞれ閉鎖
され、第1シヤトル弁20の入口20aより圧縮
空気が入つて並列通路22,23の圧力が同圧と
なるため、吸着塔8,9によつて除湿のみが行わ
れる。
次に、第6図A〜Bにおいて、ソレノイド
SOL1が前記タイマにより所定時間T2励磁され
ると、第4図に示すように、二方弁28が開放さ
れてベンチユリ管13に連通し、かつ二方弁29
が閉鎖保持されるため、並列通路22,23間に
生じた圧力差に基づき、第1シヤトル弁20の一
方の出口20bと第2シヤトル弁21の一方の入
口21aとがそれぞれ開放される。従つて、コン
プレツサ2からの高温高湿空気は、アフタークー
ラ4により冷却され、フイルタ5により除水・除
塵されたのち、除湿管路3、第1シヤトル弁20
および並列通路23を介して吸着塔9内に導入さ
れ、そこに充填された吸着剤により除湿される。
除湿後の乾燥空気は第2シヤトル弁21、および
吐出管路10を通つて空気タンク11内に貯溜さ
れたのち、出口管12から外部に供給される。
また、この状態においては、他方の吸着塔8が
二方弁28を介してベンチユリ管13により減圧
されているため、前記乾燥空気の一部が第2シヤ
トル弁21からの常開通路24上の絞り弁26お
よび並列通路22を介して吸着塔8内に導入さ
れ、その乾燥空気により吸着塔8内の水分を含ん
だ吸着剤が再生される。そして、吸着塔8から出
た含水空気は二方弁28、減圧通路30および再
生管路15を通り、フイルタ14により除水・除
塵されたのち、ベンチユリ管13を介してコンプ
レツサ2に再供給される。
次いで、第6図B〜Cにおいて、両ソレノイド
SOL1,SOL2がタイマにより所定時間T3消磁
されると、第3図に従つて前述したと同じ状態が
設定されて、吸着塔8,9による除湿のみが行わ
れる。
続いて、第6図C〜Dにおいて、ソレノイド
SOL2がタイマにより所定時間T4励磁されると、
第5図に示すように、二方弁29が開放されてベ
ンチユリ管13に連通し、かつ二方弁28が閉鎖
保持されるため、並列通路22,23間に生じた
圧力差に基づき、第1シヤトル弁20の他方の出
口20cと第2シヤトル弁21の他方の入口21
bとがそれぞれ開放される。従つて、コンプレツ
サ2からの高温高湿空気がアフタークーラ4、フ
イルタ5、第1シヤトル弁20等を介して吸着塔
8内に導入され、その吸着剤による除湿後の乾燥
空気が第2シヤトル弁21、空気タンク11等を
通つて出口管12より外部に供給される。これと
同時に、乾燥空気の一部が第2シヤトル弁21か
ら常開通路25上の絞り弁27を介して吸着塔9
内に導入され、吸着塔9内の水分を含んだ吸着剤
を再生したのち、そこから出た含水空気が二方弁
29、減圧通路31、再生管路15、フイルタ1
4およびベンチユリ管13を通つてコンプレツサ
2に再供給される。
これ以後、前記した一方の吸着塔による圧縮空
気の除湿と、除湿された乾燥空気の一部による他
方の吸着塔の再生とが交互に行われて乾燥空気が
連続的に生成される。
ところで、吸着塔8,9を再生するための再生
用空気の必要量は次式で求められる。
R=W/π×(760/Pv) R:再生用空気量(Nm3/h)、W:全処理空
気量(Nm3/h)、π:除湿圧力(atm)、Pv:
真空度(mmHg) ここで、上式を用いて従来の大気減圧方式と本
実施例のベンチユリ減圧方式とにおける再生用空
気量を比較してみると、例えば除湿圧力πが
7atmの同一条件下において、従来の再生用空気
量Rは全処理空気量Wの14.3%であるのに対し、
本実施例のそれは10.5%に減少する。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案によれば、再生
側の除湿部材からの空気がベンチユリ部材によつ
て真空に減圧されるため、少ない再生用空気量に
より除湿部材を短時間に効率よく再生することが
でき、その結果、乾燥空気の生成効率が向上して
ランニングコストの低減を計ることが可能にな
る。また、ベンチユリ部材がコンプレツサの吸込
口に設けられ、そのコンプレツサの吸引力を利用
して減圧作用を発生するため、ポンプやそのため
の動力源が不要になり、装置の大型化および動力
の浪費を回避できるとともに、ポンプの排気音や
排気中の水分が周囲の環境に支障を来たすおそれ
もなくなる。
【図面の簡単な説明】
各図面はこの考案を具体化した一実施例を示す
もので、第1図は圧縮空気除湿装置の全体を示す
正面図、第2図はベンチユリ管の断面図、第3〜
5図はそれぞれ異なる作動状態における前記装置
の空気回路図、第6図は二方弁の作動タイミング
を示すタイムチヤートである。 コンプレツサ2、その吸込口2a、除湿部材と
しての吸着塔8,9、ベンチユリ管13。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンプレツサ2の圧縮空気吐出側に少なくとも
    二つの除湿部材8,9を設け、一方の除湿部材に
    よる圧縮空気の除湿と、除湿された乾燥空気の一
    部による他方の除湿部材の再生とを交互に行うよ
    うに構成した圧縮空気除湿装置において、 再生側の除湿部材からの圧縮空気を真空に減圧
    するために、コンプレツサ2の吸込口2aにベン
    チユリ部材13を設けたことを特徴とする圧縮空
    気除湿装置。
JP8638688U 1988-06-29 1988-06-29 Expired JPH0433429Y2 (ja)

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JP8638688U JPH0433429Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29

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JP8638688U JPH0433429Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29

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JPH027383U JPH027383U (ja) 1990-01-18
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