JP2004209368A - 気体分離装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】気体分離装置10では、第1の吸着槽38で吸着工程が行われ、吸着槽38内に充填された吸着剤が圧力を利用して酸素分子を吸着する。同時に、第2の吸着槽39では、排気用のバルブV8が開弁されて再生工程が行われると共に第2の吸着槽39から排出された気体(乾燥した残存気体)が放出管路41、逆止弁45を介して第2の吸湿槽26に供給される。これにより、第2の吸湿槽26の内部に残存する気体がサイレンサ29から大気中に排気され、第2の吸湿槽26の内部に充填された吸湿剤を再生する。従って、第2の吸湿槽26に充填された吸湿剤に吸着された水分が除去されて吸湿剤が再生される。また、第1の吸着槽38で再生工程が行われるときは、第1の吸湿槽24に第1の吸着槽38の残存気体を放出させて第1の吸湿槽24の吸湿剤を再生する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はPSA式(Pressure Swing Adsorption)の気体分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、PSA式気体分離装置は、分子ふるいカーボンやゼオライトなどからなる吸着剤を用いて空気を窒素と酸素に分離し、いずれか一方を製品ガスとして取り出し、使用するものである。以下、窒素を製品ガスとして取りだす窒素発生装置について説明する。
【0003】
例えば窒素ガスを取り出すPSA式気体分離装置にあっては、▲1▼コンプレッサからの圧縮空気をエアドライヤにより除湿した後、吸着剤が充填された吸着槽に乾燥された圧縮空気を供給して吸着剤に酸素分子を吸着させる吸着工程と、▲2▼吸着剤に吸着されなかった窒素を取り出す取出工程と、▲3▼該吸着槽内を大気解放しまたは真空ポンプで減圧して吸着剤に吸着された酸素分子を脱着して吸着剤を再生する再生工程とを繰り返す。即ち、取出工程では、吸着槽内の窒素を外部に取り出し、一方再生工程では吸着された酸素を脱着し、次の吸着工程に備えるようになっている。
【0004】
また、一対の吸着槽を有する装置では、一方の吸着槽で取出工程が完了し、他方の吸着槽で再生工程が完了した後、均圧工程を行う。この▲4▼均圧工程では、両吸着槽間を連通させて取出工程の後の吸着槽に残留するガスを再生工程の吸着槽へ供給して均圧化を図り、より高濃度の製品ガスを連続的に生成するようにしている。
【0005】
さらに、より高濃度の製品ガスを生成するため、吸着工程において製品タンクに貯溜された製品ガスを吸着槽に還流させて短時間で吸着槽内の製品ガス濃度を高めると共に、吸着槽内の圧力を上昇させるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−38443号公報(第3頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の気体分離装置では、エアドライヤとして、例えば、空気中に含まれる水分を吸着する吸湿剤が容器内部に充填されたヒートレスドライヤが用いられており、吸湿剤が吸着した水分を脱着して外部に排出する再生工程を行う必要がある。
【0008】
そのため、従来は、エアドライヤから吸着槽に吐出される空気の一部をエアドライヤに戻すことにより、エアドライヤの吸湿剤を再生していたため、圧縮空気を生成するコンプレッサ及び圧縮空気を乾燥させるエアドライヤの容量を吸着槽への圧縮空気の供給量(生成能力)よりも大きくしており、装置全体が大型化すると共に、折角乾燥させた圧縮空気をエアドライヤの吸湿剤に吹き付けて湿気を取出して外部に排気させるため、エネルギー損失が大となるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は上記問題を解決した気体分離装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有する。
上記請求項1記載の本発明は、圧縮機と、圧縮機と接続され、圧縮空気中の水分を吸着する吸湿剤が充填された吸湿槽を有するエアドライヤと、エアドライヤに接続され、エアドライヤからの乾燥空気中に特定ガスを吸着する吸着剤が充填された吸着槽と、を備えた気体分離装置において、吸着槽内の残存気体を放出し、減圧することにより吸着剤の再生を行う際、エアドライヤを介して残存気体を放出する構成としたものであり、取出工程後の吸着槽に残った残存気体をエアドライヤの吸湿槽に放出させて吸湿剤を再生することが可能になり、圧縮機、エアドライヤを大型化することなく、吸湿剤を再生することができる。また、装置全体として無駄が少なくなったため、省エネルギに対応することが可能である。
【0011】
上記請求項2記載の本発明は、吸着槽及びエアドライヤが複数設けられ、夫々交代で圧縮空気が供給または排気されるものであり、乾燥された圧縮空気を連続して供給することが可能になる。また、コンパクトな構成で吸着槽の残存気体を吸湿槽に供給することができる。
【0012】
上記請求項3記載の本発明は、一の吸着槽内の再生中に、残存気体を放出する吸着槽を所定時間経過後に他の吸着槽に切り替えるものであり、吸着槽と吸湿槽との工程時間差(サイクル時間差)がある場合でも、何れかの吸着槽の残存気体を吸湿槽に継続的に放出させて吸湿剤を再生することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の一実施例ついて説明する。尚、本実施例では、気体分離装置を窒素発生装置として使用する場合について説明する。
図1は本発明になる気体分離装置の第1実施例を示すシステム構成図である。
【0014】
図1に示されるように、気体分離装置10は、圧縮空気から窒素を製品ガスとして生成するPSA式窒素発生装置であり、スタート信号の入来により作動開始する。また、気体分離装置10の制御装置12は、後述するコンプレッサ13及び吸着ユニット14のバルブV1〜V8及びヒートレスエアドライヤ15の第1,第2の三方弁V13,V14を開閉制御する。尚、吸着ユニット14のバルブV1〜V8及びヒートレスエアドライヤ15の三方弁V13,V14は、例えば、後述するエア駆動回路32を介して空気圧が供給されることにより開弁するエアオペレートバルブからなる。
【0015】
コンプレッサ13により生成された圧縮空気は、空気槽16に貯えられ、空気供給管路17を介してエアフィルタ19でろ過され、空気供給管路18及び20,21を介してヒートレスエアドライヤ15に供給されて除湿された後、吸着ユニット14に供給される。ヒートレスエアドライヤ15は、第1,第2の吸湿槽24,26と、空気供給管路20,21に設けられた三方弁V13,V14と、三方弁V13,V14の排気側に設けられたサイレンサ28,29とから構成されている。
【0016】
第1,第2の吸湿槽24,26では、例えば、乾燥剤として用いられる粒子状の吸湿剤(図示せず)が充填されており、この吸湿剤が圧縮空気中に含まれる水分を吸湿することにより、圧縮空気の除湿を行う。また、吸湿剤は、乾燥された気体を吹き付けられることにより、吸着した水分が脱着されて再生されるものである。
【0017】
また、空気槽16には、コンプレッサ13により蓄圧された圧縮空気の圧力を計測する圧力計30が設けられている。この圧力計30は、空気槽16の圧力を検出し、その検出信号を制御装置12に出力する。
【0018】
コンプレッサ13は、空気槽16の圧力が上限圧力PA(アンロード運転開始圧力)以上に上昇した場合にロード運転からアンロード運転に切り替わり、空気槽16の圧力が下限圧力PB(ロード運転開始圧力)以下に低下した場合アンロード運転からロード運転に切り替わるように制御される。
【0019】
また、空気供給管路18から分岐された空気供給管路31は、エア駆動回路32に連通されている。エア駆動回路32は、バルブV1〜V8及び三方弁V13,V14に対応する数の複数のエア供給用電磁弁(図示せず)が並列接続されており、各エア供給用電磁弁は制御装置12からの制御信号に基づいて開弁または閉弁されてバルブV1〜V8の開閉動作及び三方弁V13,V14の切替を制御する。
【0020】
上記空気槽16に貯留された圧縮空気は、ヒートレスエアドライヤ15で除湿された後、給気管路33〜37を介して吸着ユニット14の第1,第2の吸着槽38,39に供給される。第1,第2の吸着槽38,39には、分子ふるいカーボン(Molecular Sieving Carbon)からなる吸着剤(図示せず)が充填されている。
【0021】
第1,第2の吸着槽38,39に充填された吸着剤は、吸着槽38,39内の圧力上昇により酸素分子を吸着し、減圧されるとその圧力差により酸素分子を脱着する。尚、吸着剤の表面に形成された微細な孔は、酸素分子よりも大きく、窒素分子よりも小さい。そのため、圧縮空気に含まれる窒素分子は、昇圧状態でも、吸着剤に吸着されない。
【0022】
また、給気管路36,37から分岐された放出管路40,41は、吸湿槽24,26の吐出側に連通されている。この放出管路40,41は、後述するように取出工程が終了した後の吸着槽38,39に残った残存気体を吸湿槽24,26に放出させるための管路である。
【0023】
また、放出管路40,41には、吸着槽38,39から放出される乾燥した気体の流量を絞るための絞り42,43と、放出方向の流れのみを通す逆止弁44,45とが設けられている。また、給気管路33,34には、供給方向の流れのみを通す逆止弁46,47と、給気用弁としてのバルブV5,V6とが設けられている。また、給気管路35には、吸湿槽24,26から供給された乾燥空気をろ過するエアフィルタ48が設けられている。
【0024】
放出管路40,41から分岐された排気管路49,50は、サイレンサ51,52に連通され、且つ排気流量を絞るための絞り53,54が設けられている。
さらに、吸着槽38,39の下端に連通された給気管路36,37間には、下均圧管路55が連通されている。この下均圧管路55は、均圧工程のときに開弁されるバルブV4が設けられている。
【0025】
また、吸着槽38,39の上部には取出管路56,57が接続されており、両管路56,57間には両吸着槽38,39を連通するための上均圧管路58と、パージ管路60とが横架されている。そして、パージ管路60には、均圧化するための流量を絞るための絞り62が設けられている。
【0026】
さらに、上記取出管路56,57には、取出用弁としてのバルブV1,V2が配設され、上均圧管路58には、均圧用弁としてのバルブV3が配設されている。また、放出管路40,41には、排気・放出用弁としてのバルブV7,V8が配設されている。
【0027】
また、上記取出管路56,57は、共通取出管路64で合流し、取出管路64を介して窒素槽66に連通されている。よって、上記吸着槽38,39から取り出された窒素ガス(製品ガス)は、窒素槽66に蓄圧される。窒素槽66には、窒素ガスの圧力を測定する圧力計67が設けられている。
【0028】
また、窒素槽66の下部に連通された吐出管路68は、窒素ガスを使用する下流の各機器(図示せず)に連通されている。そして、吐出管路68には、フィルタレギュレータ69、吐出弁71、流量調整弁72が配設されている。
【0029】
ここで、気体分離装置10において、各工程は、以下のように(a)〜(d)の各工程が順次行われる。上記バルブV1〜V8は、各工程(吸着(昇圧)工程、取出工程、均圧工程、脱着(再生)工程)に応じた制御信号によって開閉制御される。
(a)吸着工程:第1の吸着槽38にコンプレッサ13により圧縮された圧縮空気を導入して吸着槽38内を昇圧させ圧力を利用して吸着剤に酸素分子を吸着させる工程である。
(b)取出工程:吸着工程の後半で吸着剤により分離生成された窒素を取り出す工程である。
(c)均圧工程:取出工程終了後の第1の吸着槽38に残存する窒素濃度の高い残留ガスを吸着工程前の第2の吸着槽39に供給して吸着槽38,39間の圧力を均圧化する工程である。
(d)再生工程:取出工程及び均圧工程終了後の吸着槽38内の残存気体を大気解放及びヒートレスエアドライヤ15の吸湿槽24または26に放出して吸着剤に吸着された酸素分子を脱着することにより吸着剤を再生すると共に、吸湿槽24または26に充填された吸湿剤に吸湿された水分を除去して吸湿剤も同時に乾燥(再生)する工程である。尚、第1の吸着槽23で吸着、取出工程を行っている間に第2の吸着槽24では再生工程が行われる。
【0030】
尚、この一連の工程(a)〜(c)が終了すると、第1の吸着槽38で再生工程がスタートすると共に、第2の吸着槽39で吸着工程がスタートする。
【0031】
従って、吸着ユニット14では、第1,第2の吸着槽38,39の何れかに原料空気としての圧縮空気が供給されて、昇圧、減圧を繰り返しながら原料空気から窒素と酸素とを分離する。尚、本実施例では、一対の吸着槽38,39を有するため、第1の吸着槽38が昇圧されて吸着工程のとき第2の吸着槽39では減圧されて再生工程が行なわれ、第1の吸着槽38が再生工程のとき第2の吸着槽39は吸着工程となる。
【0032】
そして、制御装置12は予め入力されたプログラムに基づいて吸着槽38,39が交互に窒素ガスを生成するように吸着ユニット14の各バルブV1〜V8を開閉制御すると共に、三方弁V13,V14の切替を制御する。各バルブV1〜V8及び三方弁V13,V14の動作状態を各工程毎に分類すると、以下のようになる。
【0033】
ここで、上記のように構成された吸着ユニット14の各工程▲1▼〜▲6▼の動作について図2乃至図7を参照して説明する。尚、図2乃至図7に示す各バルブV1〜V8及び三方弁V13,V14は、黒塗りマークが閉弁状態を示し、白抜きマークが開弁状態を示している。
【0034】
図2に示されるように、工程▲1▼の場合、三方弁V13が圧縮空気の供給状態に切替られており、コンプレッサ13の空気槽16から取り出された圧縮空気がヒートレスエアドライヤ15の吸湿槽24に供給される。吸湿槽24には、空気中の水分を吸収する吸湿剤が充填されているため、圧縮空気に含まれている水分が除去され、乾燥した圧縮空気が生成される。
【0035】
また、第1の吸着槽38は吸着工程であり、給気用のバルブV5が開弁される。そのため、吸湿槽24から吐出された乾燥空気は、管路33,35,36を介して吸着槽38に供給される。このとき、第2の吸着槽24は再生工程であり、排気・放出用のバルブV8が開弁状態となる。
【0036】
これにより、第1の吸着槽38が昇圧し、第2の吸着槽39が減圧される。また、第1の吸着槽38の圧力P1が第2の吸着槽39の圧力P2よりも大になると(P1>P2)、第1の吸着槽38の上部から分離生成された窒素ガスがパージ管路60を介して第2の吸着槽39へ供給される。
【0037】
尚、パージ管路60を介して第2の吸着槽39へ供給される窒素ガスの流量は、絞り62の流路面積により小流量に絞られている。
【0038】
これにより、再生工程の第2の吸着槽39においては、第1の吸着槽38の上部から供給された窒素ガスによって第2の吸着槽39に充填された吸着剤の再生が促進される。すなわち、吸着剤に吸着された酸素分子は、加圧状態で吸着されるため、吸着槽内が減圧されると共に、吸着剤に吸着されない窒素ガスを供給することにより吸着剤からの脱着が促進される。
【0039】
ここで、図2乃至図7を参照して上記のように構成された気体分離装置10の各工程順の動作について説明する。
【0040】
図2に示されるように、工程▲1▼では、気体分離装置10の電源スイッチ(図示せず)がオンに操作されると、コンプレッサ13で生成された圧縮空気が空気槽16に貯留され、管路17,18及びエアフィルタ19を介してヒートレスエアドライヤ15に供給される。
【0041】
ヒートレスエアドライヤ15では、第1の三方弁V13が圧縮空気供給側に切り替わっているため、第1の吸湿槽24に原料気体としての圧縮空気が供給される。第1の吸湿槽24では、容器内部に吸湿剤が充填されているので、圧縮空気に含まれる水分を吸湿剤が吸収して除湿された空気を吐出する。そのため、圧縮空気は、第1の吸湿槽24を通過する過程で乾燥され、管路33,35,36及びエアフィルタ48,バルブV5を介して第1の吸着槽38に供給される。
【0042】
第1の吸着槽38では、前述した吸着工程が行われ、吸着槽38内に充填された吸着剤が圧力を利用して酸素分子を吸着する。
【0043】
一方、第2の吸着槽39では、排気用のバルブV8が開弁されて再生工程が行われており、第2の吸着槽39が減圧されると共に、吸着剤に吸着された酸素分子が脱着され、第2の吸着槽39内の気体(脱着された酸素及び残存気体を含む)の一部が絞り54により流量調整されてサイレンサ52から大気中に排気される。
【0044】
これと共に、第2の三方弁V14が排気側に切り替わっているため、第2の吸着槽39から排出された気体(乾燥した残存気体)が放出管路41、逆止弁45を介して第2の吸湿槽26に供給される。これにより、第2の吸湿槽26の内部に残存する気体がサイレンサ29から大気中に排気され、第2の吸湿槽26の内部に充填された吸湿剤を再生する。従って、第2の吸湿槽26に充填された吸湿剤に吸着された水分が除去されて吸湿剤が再生される。
【0045】
このように、従来は、第2の吸着槽39において、取出工程が終了した後の残存気体を大気中に排気していたが、本発明では、取出工程が終了した後の残存気体を第2の吸湿槽26に放出させるため、コンプレッサ13や吸着槽38,39の容量を大型化することなく吸湿剤の再生を行うことが可能になり、装置全体として無駄の少ない省エネルギに対応した構成とすることができる。
【0046】
しかも、第2の吸着槽39では、吸着剤に吸着された酸素分子を脱着する際に圧力が生じるため、吸着槽39内に残存していた残存気体が排出された後も、圧力の高いガスを排出することができる。さらに、絞り62を介して常時吸着工程中の吸着槽(高圧側)から再生工程中の吸着槽(低圧側)へ微少量としてあるが、製品ガスが供給される。
【0047】
そのため、第2の吸湿槽26では、第2の吸着槽39の再生工程が終了するまで乾燥した残存気体が放出されることになり、吸湿剤に吸着された水分の脱着が所定時間継続的に行われる。
【0048】
このように、気体分離装置10では、従来、大気中に排気していた取出工程後の残存気体をヒートレスエアドライヤ15の第2の吸湿槽26に放出させて吸湿剤を再生することが可能になり、その分コンプレッサ13や第2の吸着槽39を小型化することが可能になり、装置全体として無駄が少なくなったため、省エネルギに対応することが可能である。
【0049】
図3に示されるように、工程▲2▼では、取出用弁としてのバルブV1が開弁するため、第1の吸着槽38において生成された窒素ガスが管路56,64及びバルブV1を介して窒素槽66に供給される。
【0050】
尚、第2の吸湿槽26及び第2の吸着槽39では、上記工程▲1▼と同様に、再生工程が行われる。
【0051】
図4に示されるように、工程▲3▼では、上記バルブV1,V8を閉弁させると共に、均圧用のバルブV3,V4を開弁させる。これにより、第1の吸着槽38の残存気体が管路55,58及びバルブV3,V4及び管路60、絞り62を介して減圧された第2の吸着槽39に供給されて均圧化が行われる。これにより、第2の吸着槽39においては、窒素濃度の高い気体が上下両端から供給されるため、上記均圧工程により窒素濃度の高い気体が充満される。尚、管路60は、常時第1の吸着槽38と第2の吸着槽39との間を連通しており、管路60を流れる流量は、絞り62によって制限される。
【0052】
図5に示されるように、工程▲4▼では、第1の吸湿槽24、第1の吸着槽38において、再生工程が行われると共に、第2の吸湿槽26、第2の吸着槽39で吸着工程が行われる。
【0053】
すなわち、工程▲4▼では、ヒートレスエアドライヤ15の第2の三方弁V14が圧縮空気供給側に切り替わっているため、第2の吸湿槽26に原料気体としての圧縮空気が供給される。第2の吸湿槽26では、容器内部に吸湿剤が充填されているので、圧縮空気に含まれる水分を吸湿剤が吸収して除湿された空気を吐出する。そのため、圧縮空気は、第2の吸湿槽26を通過する過程で乾燥され、管路34,35,37及びエアフィルタ48,バルブV6を介して第2の吸着槽39に供給される。
【0054】
第2の吸着槽39では、前述した吸着工程が行われ、吸着槽39内に充填された吸着剤が圧力を利用して酸素分子を吸着する。
【0055】
一方、第1の吸着槽38では、排気用のバルブV7が開弁されて再生工程が行われており、第2の吸着槽39が減圧されると共に、吸着剤に吸着された酸素分子が脱着され、第2の吸着槽39内の気体(脱着された酸素及び残存気体を含む)の一部が絞り54により流量調整されてサイレンサ52から大気中に排気される。
【0056】
これと共に、第2の三方弁V13が排気側に切り替わっているため、第2の吸着槽39から排出された気体(乾燥した残存気体)が放出管路41、逆止弁45を介して第2の吸湿槽26に供給される。これにより、第2の吸湿槽26の内部に残存する気体がサイレンサ29から大気中に排気され、第2の吸湿槽26の内部に充填された吸湿剤を再生する。従って、第2の吸湿槽26に充填された吸湿剤に吸着された水分が除去されて吸湿剤が再生される。
【0057】
このように、従来は、第1の吸着槽38において、取出工程が終了した後の残存気体を大気中に排気していたが、本発明では、取出工程が終了した後の残存気体を第1の吸湿槽24に放出させるため、コンプレッサ13や吸着槽38,39の容量を大型化することなく吸湿剤の再生を行うことが可能になり、装置全体として無駄の少ない省エネルギに対応した構成とすることができる。
【0058】
しかも、第1の吸着槽38では、吸着剤に吸着された酸素分子を脱着する際に圧力が生じるため、吸着槽38内に残存していた残存気体が排出された後も、圧力の高いガスを排出することができる。さらに、絞り62を介して常時吸着工程中の吸着槽(高圧側)から再生工程中の吸着槽(低圧側)へ微少量としてあるが、製品ガスが供給される。
【0059】
そのため、第1の吸湿槽24では、第1の吸着槽38の再生工程が終了するまで乾燥した残存気体が放出されることになり、吸湿剤に吸着された水分の脱着が所定時間継続的に行われる。
【0060】
このように、気体分離装置10では、従来、大気中に排気していた取出工程後の残存気体をヒートレスエアドライヤ15の第1の吸湿槽24に放出させて吸湿剤を再生することが可能になり、その分コンプレッサ13や第1の吸着槽38を小型化することが可能になり、しかも第1の吸着槽38の再生工程の所要時間に応じて吸湿剤の再生工程を継続することができるので、装置全体として無駄が少なくなったため、省エネルギに対応することが可能である。
【0061】
図6に示されるように、工程▲5▼では、取出用弁としてのバルブV2が開弁するため、第2の吸着槽39において生成された窒素ガスが管路57,64及びバルブV2を介して窒素槽66に供給される。
【0062】
尚、第2の吸湿槽26及び第2の吸着槽39では、上記工程▲3▼と同様に、再生工程が行われる。
【0063】
図7に示されるように、工程▲6▼では、上記バルブV2,V7を閉弁させると共に、均圧用のバルブV3,V4を開弁させる。これにより、第2の吸着槽39の残存気体が管路55,58及びバルブV3,V4及び管路60、絞り62を介して減圧された第1の吸着槽38に供給されて均圧化が行われる。これにより、第1の吸着槽38においては、窒素濃度の高い気体が上下両端から供給されるため、上記均圧工程により窒素濃度の高い気体が充満される。尚、管路60は、常時第1の吸着槽38と第2の吸着槽39との間を連通しており、管路60を流れる流量は、絞り62によって制限される。
【0064】
ここで、図8に示すフローチャートを参照して制御装置12が実行する制御処理について説明する。
【0065】
制御装置12は、図8のステップS11(以下「ステップ」を省略する)において、電源スイッチ(図示せず)がオンに操作されると、S12に進み、コンプレッサ13を起動させて圧縮空気の生成を開始させる。続いて、S13では、圧力計30により測定された空気槽16の圧力を読み取り、空気槽16の圧力が予め設定された設定値(アンロード運転開始圧力)に達したかどうかをチェックする。S13において、圧力計30により測定された空気槽16の圧力が設定値に達したときは、S14に進み、上記工程▲1▼により第1の吸湿槽24及び第1の吸着槽38が吸着工程、第2の吸湿槽26及び第2の吸着槽39が再生工程を行う(図2を参照)。
【0066】
続いて、S15に進み、上記工程▲2▼により第1の吸湿槽24が吸着工程、第1の吸着槽38が取出工程、第2の吸湿槽26及び第2の吸着槽39が再生工程を行う(図3を参照)。
【0067】
次のS16では、上記工程▲3▼により第1の吸着槽38と第2の吸着槽39との均圧工程を行う(図4を参照)。続いて、S17に進み、上記工程▲4▼により第1の吸湿槽24及び第1の吸着槽38が再生工程、第2の吸湿槽26及び第2の吸着槽39が吸着工程を行う(図5を参照)。
【0068】
次のS18では、上記工程▲5▼により第1の吸湿槽24及び第1の吸着槽38が吸着工程、第2の吸湿槽26が吸着工程、第2の吸着槽39が取出工程を行う(図6を参照)。続いて、S19に進み、上記工程▲6▼により第1の吸着槽38と第2の吸着槽39との均圧工程を行う(図7を参照)を行う。
【0069】
また、上記S20において、電源スイッチ(図示せず)がオフでないときは、上記S14に戻り、S14以降の処理を繰り返す。
【0070】
また、S20において、電源スイッチ(図示せず)がオフであるときは、S21に進み、コンプレッサ13を停止させる。
【0071】
このように、制振装置12は、電源スイッチがオンに操作されてからオフに操作されるまで、上記S14〜S19の工程▲1▼〜▲6▼を繰り返す。そのため、第1の吸着槽38または第2の吸着槽39で吸着または再生が行われると共に、第1の吸湿槽24または第2の吸湿槽26で吸着または再生が行われるため、第1の吸着槽38または第2の吸着槽39の取出工程後の残存気体をヒートレスエアドライヤ15の第1の吸湿槽24または第2の吸湿槽26に放出させることにより、第1の吸湿槽24または第2の吸湿槽26の吸湿剤が吸収した水分を効率良く除去して吸湿剤を乾燥(再生)することが可能になる。
【0072】
ここで、図9を参照して第2実施例について説明する。尚、図9において、上記第1実施例と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、第2実施例の気体分離装置80の放出管路40には、上記逆止弁44の代わりにバルブV9,V11が設けられている。また、放出管路41には、逆止弁45の代わりにバルブV10,V12が設けられている。
【0073】
さらに、放出管路40と41との間を連通するための連通管路82が設けられている。尚、連通管路82の一端は、バルブV9とV11との間に連通され、連通管路82の他端は、バルブV10とV12との間に連通されている。
【0074】
また、気体分離装置80では、上記第1実施例と同様に、第1の吸着槽38または第2の吸着槽39で吸着または再生が行われると共に、第1の吸湿槽24または第2の吸湿槽26で吸着または再生が行われる。また、上記第1実施例の気体分離装置10では、第1の吸着槽38、第2の吸着槽39の吸着工程及び再生工程と第1の吸湿槽24、第2の吸湿槽26の吸着工程及び再生工程との所要時間が同一時間となるように制御処理が実行されるが、例えば、第1の吸着槽38、第2の吸着槽39の吸着工程及び再生工程の所要時間に対して第1の吸湿槽24、第2の吸湿槽26の吸着工程及び再生工程の所要時間が長くかかる場合もある。
【0075】
気体分離装置80では、このような吸着ユニット14とヒートレスエアドライヤ15との工程時間差(サイクル時間差)がある場合、バルブV9〜V12を切り替えて連通管路82を介して第1の吸着槽38または第2の吸着槽39の残存気体を反対側の第2の吸湿槽26または第1の吸湿槽24に放出させることで第1の吸着槽38、第2の吸着槽39の動作状態に拘らず、第1の吸湿槽24及び第2の吸湿槽26の再生時間を延長することが可能になる。
【0076】
ここで、図10乃至図13を参照して気体分離装置80のバルブ切替動作について説明する。
【0077】
図10に示されるように、第1の吸着槽38において、吸着工程が行われているときは、バルブV1,V5が開弁しており、空気槽16からの圧縮空気が第1の吸湿槽24で除湿されて第1の吸着槽38に供給される。
【0078】
これと共に、第2の吸着槽39においては、再生工程が行われており、バルブV8,V10,V12が開弁する。そのため、取出工程が終了した第2の吸着槽39の残存気体が管路37,41を介して第2の吸湿槽26に放出される。
【0079】
これにより、第2の吸湿槽26に乾燥した気体が供給されるため、第2の吸湿槽26に充填された吸湿剤は、吸着した水分が脱着される。そして、第2の吸湿槽26を通過した気体は、吸湿剤から脱着された湿気を含んだままサイレンサ29から排気される。
【0080】
図11に示されるように、第1の吸着槽38の吸着工程が終了し、第2の吸着槽39の再生工程が終了すると、第1の吸着槽38が再生工程に移行し、第2の吸着槽39が吸着工程に移行する。
【0081】
従って、第2の吸着槽39の再生工程が終了した後は、バルブV8,V10を閉弁させると共に、バルブV7,V9,V12を開弁させることにより第2の吸湿槽26の再生工程を継続する。そのため、取出工程が終了した第1の吸着槽38の残存気体が管路36,40及び連通管路82を介して第2の吸湿槽26に放出される。
【0082】
これにより、第2の吸湿槽26では、第2の吸着槽39の再生工程が終了した後も再生工程が長時間継続され、第2の吸湿槽26に充填された吸湿剤を乾燥させることが可能になる。
【0083】
尚、第2実施例の均圧工程の説明は、前述した第1実施例と同様であるので、その説明は省略する。
【0084】
図12に示されるように、第2の吸着槽39において、再生工程が行われているときは、バルブV2,V6が開弁しており、空気槽16からの圧縮空気が第2の吸湿槽26で除湿されて第2の吸着槽39に供給される。
【0085】
これと共に、第1の吸着槽38において、再生工程が行われており、バルブV7,V9,V11が開弁する。そのため、取出工程が終了した第1の吸着槽38の残存気体が管路36,40を介して第1の吸湿槽24に放出される。
【0086】
これにより、第1の吸湿槽24に乾燥した気体が供給されるため、第1の吸湿槽24に充填された吸湿剤は、吸着した水分が脱着される。そして、第1の吸湿槽24を通過した気体は、吸湿剤から脱着された湿気を含んだままサイレンサ28から排気される。
【0087】
図13に示されるように、第1の吸着槽38の再生工程が終了し、第2の吸着槽39の吸着工程が終了すると、第1の吸着槽38が吸着工程に移行し、第2の吸着槽39が再生工程に移行する。
【0088】
従って、第1の吸着槽38の再生工程が終了した後は、上記バルブV7,V9を閉弁させると共に、バルブV8,V10,V11を開弁させることにより第1の吸湿槽24の再生工程を継続する。これにより、取出工程が終了した第2の吸着槽39の残存気体が管路37,41及び連通管路82を介して第1の吸湿槽24に放出される。これにより、第1の吸着槽38の再生工程が終了した後も第1の吸湿槽24の再生工程が継続され、第1の吸湿槽24に充填された吸湿剤を乾燥させることが可能になる。
【0089】
このように、吸着ユニット14とヒートレスエアドライヤ15との工程時間差(サイクル時間差)がある場合でも、連通管路82を介して第1の吸着槽38または第2の吸着槽39の残存気体を長時間継続的に放出させて吸着剤を再生することが可能になる。
【0090】
尚、上記各実施例では、一対の吸着槽23,24が設けられているが、2個以上の吸着槽を有する装置にも適用できるのは勿論である。
【0091】
また、上記実施例では、各吸着剤が酸素分子を吸着する構成であるが、各吸着槽が他の気体分子を吸着する構成(例えば酸素発生装置等)にも適用できるのは勿論である。
【0092】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1記載の発明によれば、圧縮機と、圧縮機と接続され、圧縮空気中の水分を吸着する吸湿剤が充填された吸湿槽を有するエアドライヤと、エアドライヤに接続され、エアドライヤからの乾燥空気中に特定ガスを吸着する吸着剤が充填された吸着槽と、を備えた気体分離装置において、吸着槽内の残存気体を放出し、減圧することにより吸着剤の再生を行う際、エアドライヤを介して残存気体を放出する構成としたため、取出工程後の吸着槽に残った残存気体をエアドライヤの吸湿槽に放出させて吸湿剤を再生することが可能になり、圧縮機、エアドライヤを大型化することなく、吸湿剤を再生することができる。また、装置全体として無駄が少なくなったため、省エネルギに対応することができる。
【0093】
上記請求項2記載の本発明によれば、吸着槽及びエアドライヤが複数設けられ、夫々交代で圧縮空気が供給または排気されるため、乾燥された圧縮空気を連続して供給することができる。また、コンパクトな構成で吸着槽の残存気体を吸湿槽に供給することができる。
【0094】
上記請求項3記載の本発明によれば、一の吸着槽内の再生中に、残存気体を放出する吸着槽を所定時間経過後に他の吸着槽に切り替えるため、吸着槽と吸湿槽との工程時間差(サイクル時間差)がある場合でも、何れかの吸着槽の残存気体を吸湿槽に継続的に放出させて吸湿剤を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる気体分離装置の第1実施例のシステム構成図である。
【図2】吸着ユニット14及びヒートレスエアドライヤ15の工程▲1▼の動作を示すシステム構成図である。
【図3】吸着ユニット14及びヒートレスエアドライヤ15の工程▲2▼の動作を示すシステム構成図である。
【図4】吸着ユニット14及びヒートレスエアドライヤ15の工程▲3▼の動作を示すシステム構成図である。
【図5】吸着ユニット14及びヒートレスエアドライヤ15の工程▲4▼の動作を示すシステム構成図である。
【図6】吸着ユニット14及びヒートレスエアドライヤ15の工程▲5▼の動作を示すシステム構成図である。
【図7】吸着ユニット14及びヒートレスエアドライヤ15の工程▲6▼の動作を示すシステム構成図である。
【図8】制御装置が実行する窒素ガス生成処理のフローチャートである。
【図9】本発明になる気体分離装置の第2実施例のシステム構成図である。
【図10】第2実施例の吸着ユニット14及びヒートレスエアドライヤ15の工程▲1▼の動作を示すシステム構成図である。
【図11】吸着ユニット14及びヒートレスエアドライヤ15の工程▲2▼の動作を示すシステム構成図である。
【図12】吸着ユニット14及びヒートレスエアドライヤ15の工程▲4▼の動作を示すシステム構成図である。
【図13】吸着ユニット14及びヒートレスエアドライヤ15の工程▲5▼の動作を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
10,80 気体分離装置
12 制御装置
13 コンプレッサ
14 吸着ユニット
15 ヒートレスエアドライヤ
16 空気槽
17,18,20,21 空気供給管路
24 第1の吸湿槽
26 第2の吸湿槽
30 圧力計
32 エア駆動回路
33〜37 給気管路
38 第1の吸着槽
39 第2の吸着槽
40,41 放出管路
42,43 絞り
46,47 逆止弁
49,50 排気管路
51,52 サイレンサ
53,54 絞り
55 下均圧管路
56,57 取出管路
58 上均圧管路
64 取出管路
66 窒素槽
67 圧力計
68 吐出管路
69 フィルタレギュレータ
71 吐出弁
72 流量調整弁
82 連通管路
Claims (3)
- 圧縮機と、
該圧縮機と接続され、圧縮空気中の水分を吸着する吸湿剤が充填された吸湿槽を有するエアドライヤと、
該エアドライヤに接続され、前記エアドライヤからの乾燥空気中に特定ガスを吸着する吸着剤が充填された吸着槽と、
を備えた気体分離装置において、
前記吸着槽内の残存気体を放出し、減圧することにより吸着剤の再生を行う際、前記エアドライヤを介して残存気体を放出する構成としたことを特徴とする気体分離装置。 - 前記吸着槽及び前記吸湿槽は、複数設けられ、夫々交代で圧縮空気が供給または排気されることを特徴とする請求項1記載の気体分離装置。
- 前記一の吸着槽内の再生中に、残存気体を放出する前記吸着槽を所定時間経過後に他の吸着槽に切り替えることを特徴とする請求項2記載の気体分離装置。
Priority Applications (1)
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JP2002381121A JP2004209368A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 気体分離装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007222738A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Suzuki Giken:Kk | 乾燥空気供給装置 |
JP2020171875A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | 株式会社森機械製作所 | 気体濃縮装置及び気体濃縮方法 |
-
2002
- 2002-12-27 JP JP2002381121A patent/JP2004209368A/ja active Pending
Cited By (3)
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JP2007222738A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Suzuki Giken:Kk | 乾燥空気供給装置 |
JP4639158B2 (ja) * | 2006-02-22 | 2011-02-23 | 株式会社 スズキ技研 | 乾燥空気供給装置 |
JP2020171875A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | 株式会社森機械製作所 | 気体濃縮装置及び気体濃縮方法 |
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