JPH0647540Y2 - 圧力スウイング式混合ガス分離装置 - Google Patents

圧力スウイング式混合ガス分離装置

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JPH0647540Y2
JPH0647540Y2 JP3234989U JP3234989U JPH0647540Y2 JP H0647540 Y2 JPH0647540 Y2 JP H0647540Y2 JP 3234989 U JP3234989 U JP 3234989U JP 3234989 U JP3234989 U JP 3234989U JP H0647540 Y2 JPH0647540 Y2 JP H0647540Y2
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JP
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gas
valve
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separation
pressure
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JP3234989U
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JPH02125721U (ja
Inventor
保仁 染川
一吉 花沢
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シーケーデイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、吸着剤、吸収剤等の分離剤を充填した2本の
分離筒を設け、分離筒に分離すべき1種または2種以上
のガスの混入した混合ガスを高圧で供給してそのガスを
分離剤に吸収させることにより分離した処理済みガスを
吐出する分離行程と、その分離筒内に処理済みガスの一
部を減圧して供給して分離剤に吸着または吸収されてい
たガスを分離筒から取り去つて放出する再生行程とを、
2本の分離筒において交互に行うようにした圧力スウイ
ング式混合ガス分離装置に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 従来、この種の混合ガス分離装置の1例である除湿装置
として、シリカゲル、活性アルミナ、モレキユラシーブ
スなどの吸着剤を充填した2本の分離筒を設け、その分
離筒に水蒸気の混入した湿つた空気を高圧で供給して、
吸着剤に通すことにより水蒸気を除去して乾燥した空気
を吐出する除湿行程と、分離筒内に乾燥空気の一部を減
圧して供給して吸着剤に吸着されていた水分を分離筒か
ら取り去つて放出する再生行程とを、2本の分離筒にお
いて、パイロツト式ダイヤフラム弁からなる複数の開閉
弁の切換動作により一定時間毎に交互に行うようにした
ものが知られている。
ところで、従来の除湿装置では、各開閉弁のパイロツト
エアに、分離筒で除湿処理された後の乾燥空気の一部を
吐出口の手前から引き込んで使用しているのであるが、
この乾燥空気は処理前の湿つた空気よりも圧力が低下す
るのであって、その圧力差が大きくなると、例えば、高
圧の湿つた空気を通す側の開閉弁において、パイロツト
圧の不足により弁が閉じない等の作動不良を起こした
り、また、この湿つた空気を通す側の開閉弁のダイヤフ
ラムが破損した場合に、湿つた空気がパイロツト室に入
り込んで乾燥空気に混じり、吐出口から吐出される乾燥
空気の乾燥度が低下する不具合があり、一方、パイロツ
トエアに、処理前の湿つた空気を使用すると、処理済み
の乾燥空気が通る側の開閉弁において、弁の漏れが生じ
たりダイヤフラムが破損した場合に、パイロツトエアで
ある湿つた空気が乾燥空気中に混じつて、同様に乾燥空
気の乾燥度が低下する不具合があつた。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するための手段として、本考案の圧
力スウイング式混合ガス分離装置は、分離すべきガスの
混入した混合ガスが通る側の開閉弁のパイロツト用ガス
にその混合ガスを、処理済みガスが通る側の開閉弁のパ
イロツト用ガスにその処理済みガスを夫々使用した構成
とした。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、分離すべきガスの混入した高
圧の混合ガスが通る側の開閉弁では、その混合ガスをパ
イロツト圧として作用させるようにしたから、処理済み
ガスの圧力とは無関係に高圧のパイロツト圧を確保する
ことができ、パイロツト圧の不足に伴う弁の作動不良を
確実に防止することができ、一方、処理済みガスが通る
側の開閉弁では、パイロツト用ガスにその処理済みガス
を使用したことにより、例え弁に漏れが生じたりダイヤ
フラムが破損したりしても、同質の処理済みガスが混じ
るだけであつて、分離度の高いままの処理済みガスを確
実に得ることができる効果がある。
実施例 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
本実施例は、水蒸気が混入した空気から水蒸気を除去す
る除湿装置に適用した例を示し、まず、第1図によつて
本除湿装置のシステムを説明すると、空気の流路を切り
換える左右で対をなす4組合計8個の第1乃至第8開閉
弁V1乃至V8は、夫々、パイロツト式ダイヤフラム弁から
なり、パイロツト圧を加えることによつて閉じ、パイロ
ツト圧を除去することによつて開くようになつており、
第1、第4及び第5開閉弁V1、V4及びV5を開き、第2、
第3及び第6開閉弁V2、V3及びV6を閉じるとともに、第
7及び第8の両開閉弁V7、V8を閉じておくと、供給口1
から供給された高圧の湿つた空気が、図の太い実線の矢
印に示すように、第1開閉弁V1を通り、シリカゲル等の
吸着剤を充填した左側の第1分離筒3a内に流入し、吸着
剤に水蒸気が吸着されることにより除湿された空気が、
第5開閉弁V5を通つて吐出口2から吐出されるととも
に、その除湿済みの乾燥空気の一部が、第1分離筒3aを
出たところで細い実線の矢印に示すようにバイパス管5
に流入し、絞り弁6を通過することにより減圧されて著
しく湿度を低下させ、同じく吸着剤を充填した右側の第
2分離筒3b内に流入し、その中の吸着剤に吸着された水
分を取り去つて吸着剤を再生したのち、第4開閉弁V4を
通つてサイレンサ付きの排出口7から排出され、一定時
間経過して第1乃至第6開閉弁V1乃至V6を切り換える前
に、第4開閉弁V4を閉じ、第8開閉弁V8を開くと、上記
のバイパス管5を通つた再生用空気に加えて、第5開閉
弁を通つた乾燥空気の一部が一点鎖線の矢印に示すよう
に絞り弁8を通り、第8開閉弁V8を通つて第2分離筒3b
に流入することにより、その中の圧力を急速に高め、第
2分離筒3b内が第1分離筒3a内と同じ圧力になつてか
ら、第8開閉弁V8を閉じるとともに、第1乃至第6開閉
弁V1乃至V6の開閉状態を上記と逆に切り換えると、吐出
口2の急激な圧力低下がなく、湿つた空気が太い破線の
矢印に示すように、第2開閉弁V2を通つて第2分離筒3b
を流通して除湿され、乾燥した空気が第6開閉弁V6を通
つて吐出口2から吐出されるとともに、乾燥空気の一部
が、細い破線の矢印に示すように、バイパス管5に上記
と逆向きに流れて絞り弁6を通ることにより著しく湿度
を低下させて、第1分離筒3aに流入し、その中の吸着剤
を再生したのち第3開閉弁V3を通つて排出口7から排出
され、第1乃至第6開閉弁V1乃至V6を再び切り換える前
に、第3開閉弁V3を閉じ、第7開閉弁V7を開くと、バイ
パス管5を通つた再生用空気に加えて、第6開閉弁V6を
出た乾燥空気の一部が、二点鎖線の矢印に示すように、
絞り弁8を通つて第1分離筒3aに流入することにより、
その中の圧力を急速に高め、第1分離筒3a内が第2分離
筒3b内と同じ圧力になつてから、第7開閉弁V7を閉じる
とともに、第1乃至第6開閉弁V1乃至V6の切り換えによ
り、最初に説明した動作が繰り返され、第1乃至第6開
閉弁V1乃至V6の切換操作を一定時間毎に行うことによ
り、一方の分離筒3aまたは3bで湿つた空気の除湿を行つ
ている間に、他方の分離筒3bまたは3aで吸着剤の再生を
行い、かつ、切り換えの直前に、第3または第4の開閉
弁V3、V4を閉じ、第7または第8の開閉弁V7、V8を開く
ことにより、再生行程側の分離筒3bまたは3a内の圧力を
短時間で上昇させて、切換時における吐出口2からの乾
燥空気の圧力変動を極力抑えるようになつている。
そして、本実施例では、第2図に示すように、供給口1
から流入した湿つた空気の流路を切り換える第1及び第
2開閉弁V1、V2の、パイロツト圧の供給と排出を交互に
切り換える第1パイロツト弁P1、及び、分離筒3a、3b内
の吸着剤を再生したあとの湿つた空気を通す第3、第4
開閉弁V3、V4の、パイロツト圧の供給と排出を各別に切
り換える第2、第3パイロツト弁P2、P3が、夫々、湿つ
た空気の供給口1から分岐した第1パイロツト管11並び
にサイレンサ付きの排出口13に接続されており、一方、
分離筒3a、3bで除湿された乾燥空気を吐出口2に導く第
5及び第6開閉弁V5、V6の、パイロツト圧の供給と排出
を交互に切り換える第4パイロツト弁P4、及び、分離筒
3a、3b内の圧力を高めるために乾燥空気の一部を通す第
7、第8開閉弁V7、V8の、パイロツト圧の供給と排出を
各別に切り換える第5、第6パイロツト弁P5、P6が、夫
々、乾燥空気の吐出口2の手前から分岐した第2パイロ
ツト管12並びにサイレンサ付きの排出口14に接続されて
いる。
本実施例はこのような構造になり、第1パイロツト弁P1
の切り換えによつて、第1と第2開閉弁V1、V2への第1
パイロツト管11からのパイロツト圧の供給とその排出が
交互に行われて、第1と第2開閉弁V1、V2が交互に閉じ
または開き、また、第2パイロツト弁P2と第3パイロツ
ト弁P3の夫々の切り換えによつて、第3開閉弁V3と第4
開閉弁V4への同じく第1パイロツト管11からのパイロツ
ト圧の供給とその排出が夫々に切り換えられて、第3と
第4開閉弁V3、V4が閉じまたは開き、一方、第4パイロ
ツト弁P4の切り換えによつて、第5と第6開閉弁V5、V6
への第2パイロツト管12からのパイロツト圧の供給とそ
の排出が交互に行われて、第5と第6開閉弁V5、V6が交
互に閉じまたは開き、また、第5パイロツト弁P5と第6
パイロツト弁P6の夫々の切り換えによつて、第7開閉弁
V7と第8開閉弁V8への第2パイロツト管12からのパイロ
ツト圧の供給とその排出が夫々に切り換えられて、第7
と第8開閉弁V7、V8が閉じまたは開くのであつて、圧力
の高い湿つた空気が流れる第1乃至第4開閉弁V1乃至V4
には、そのパイロツト圧として第1パイロツト管11から
同じ高圧の湿つた空気を供給するようにしたから、パイ
ロツト圧の不足による閉弁動作の不良を確実に回避する
ことができ、一方、除湿済みの乾燥空気が流れる第5乃
至第8開閉弁V5乃至V8には、そのパイロツト圧として第
2パイロツト管12から同じ乾燥空気を供給するようにし
たから、仮に、弁に漏れが生じたり、ダイヤフラムが破
損する事故が起きたとしても、その弁を流れる乾燥空気
には同質の乾燥空気が混じるだけであつて、吐出口2か
ら吐出される乾燥空気には何の影響も与えず、また、分
離筒3a、3b内の圧力上昇用としてもそのまま乾燥空気を
送り込むことができる。
なお、上記実施例では、本考案を、湿つた空気の中の水
蒸気を除去する除湿装置に適用した例を示したが、空気
中において混在している窒素と酸素を分離するのに用い
るもの等、他の混合ガス分離装置にも適用することがで
き、また、1種または2種以上のガスを他のガスから分
離する分離剤には、処理するガスの種類や目的に応じ
て、上記実施例のシリカゲルの他に、活性アルミナ、モ
レキユラシーブス、活性炭などの吸着剤や、塩化リチウ
ムなどの吸収剤を適宜に用いれば良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を適用した除湿装置のシステ
ム構成図、第2図は各開閉弁のパイロツト弁の接続状態
を示すブロツク図である。 V1〜V8:開閉弁、P1〜P6:パイロツト弁、1:供給口、2:吐
出口、3a、3b:分離筒、5:バイパス管、6:絞り弁、7:排
出口、8:絞り弁、11:第1パイロツト管、12:第2パイロ
ツト管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸着剤、吸収剤等の分離剤を充填した2本
    の分離筒を設け、前記分離筒に分離すべき1種または2
    種以上のガスの混入した混合ガスを高圧で供給して該ガ
    スを前記分離剤に吸収させることにより分離した処理済
    みガスを吐出する分離行程と、該分離筒内に処理済みガ
    スの一部を減圧して供給して前記分離剤に吸着または吸
    収されていたガスを該分離筒から取り去つて放出する再
    生行程とを、前記2本の分離筒において、パイロツト式
    ダイヤフラム弁からなる複数の開閉弁の切換動作により
    一定時間毎に交互に行うようにした圧力スウイング式混
    合ガス分離装置において、分離すべきガスの混入した混
    合ガスが通る側の前記開閉弁のパイロツト用ガスに該混
    合ガスを、処理済みガスが通る側の前記開閉弁のパイロ
    ツト用ガスに該処理済みガスを夫々使用したことを特徴
    とする圧力スウイング式混合ガス分離装置
JP3234989U 1989-03-22 1989-03-22 圧力スウイング式混合ガス分離装置 Expired - Lifetime JPH0647540Y2 (ja)

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JPH02125721U JPH02125721U (ja) 1990-10-17
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