JPH0433420Y2 - - Google Patents

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JPH0433420Y2
JPH0433420Y2 JP1987175621U JP17562187U JPH0433420Y2 JP H0433420 Y2 JPH0433420 Y2 JP H0433420Y2 JP 1987175621 U JP1987175621 U JP 1987175621U JP 17562187 U JP17562187 U JP 17562187U JP H0433420 Y2 JPH0433420 Y2 JP H0433420Y2
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JP
Japan
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motor
cam
oil seal
drive shaft
main body
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JP1987175621U
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、作動液を加圧して送り出すポンプ
に関し、特に、ポンプ本体とモータとの間のシー
ル性を改良した技術に関する。
(従来の技術) この種のポンプの駆動源はモータである。モー
タの駆動軸にカム(一般に偏心カム)が取付けら
れ、その動きに応じてプランジヤ往復動し、加圧
した作動液を順次送り出すようになつている。
こうしたモータは、ポンプの本体に取付けられ
ている。本体には、一端が開口したカム室があ
り、モータは、駆動軸をそのカム室の中に延ば
し、そのケーシングが本体の開口をふさいでい
る。したがつて、モータの駆動軸の周りはリザー
バに連通している。そのため、従来一般に、ポン
プの本体とモータの駆動軸との間にオイルシール
が配置され、両者間のシールが図られていた。こ
のような従来の技術については、たとえば、実開
昭51−6506号公報に示されている。
(考案が解決しようとする課題) 本考案者が種々実験し検討したところ、以上の
ようなポンプは、オイルシールが異物によつてシ
ール不良を生じるおそれがあることが分かつた。
モータはポンプの本体に取付けられてはいる
が、その取付け面の隙間などから異物が侵入し、
それがオイルシールのリツプ部まで達してシール
不良を生じていると考えられる。特に、駆動軸が
プランジヤ側から受ける反作用力、あるいは、車
両等に搭載される場合に受ける振動の影響によつ
て、前記取付け面の隙間は無視することができな
い。そして、さらには、それらの影響はオイルシ
ール自体の支持をも不安定にしている。
この考案は、以上の点を考慮してなされたもの
であり、異物によるシール不良を有効に防止する
ようにした技術を提供することを目的とする。
(考案の概要) この考案では、実施例に対応する第1図に示す
ように、モータ10の駆動軸12の周りに配置し
たオイルシール20に、モータ10に当接する環
状突起22を形成している。
環状突起22は、モータ10の取付け部分のシ
ールをし、外部から取付け部分を通して侵入する
異物がオイルシール20のリツプ部20aまで達
するのを防止する。また、環状突起22は、オイ
ルシール20自体の支持点を二点から三点に増や
すことになるため、オイルシール20の支持を安
定化し、その意味からもオイルシール20による
シール性を向上する。
(実施例) 第1図がこの考案の一実施例であるポンプの要
部の断面構造を示しており、第2図は同じ部分の
従来の構造を示している。両図において、互いに
異なる部分がこの考案の特徴となる部分である。
図はポンプの本体30の中に形成されたカム室
40の部分を示している。カム室40は、一方で
は開口42を通して外部に開き、他方で内部のシ
リンダ孔44に連絡している。開口42の部分は
中径孔42aと大径孔42bとを有し、大径孔4
2bの部分がモータ10の取付け部となつてい
る。モータ10は、駆動軸12をカム室40の中
に延ばし、かつ、ケーシング部分10aを大径孔
42bにはめ合わせた形態で本体30に取付けら
れている。また、シリンダ孔44の中には、一端
に加圧室(図示せず)を区画するプランジヤ50
が摺動自在にはめ合つている。このプランジヤ5
0のもう一端50aは、ばね52の付勢力によつ
てカム60に当接している。環状のカム60は、
駆動軸12の偏心した軸部分12aに取付けられ
ている。そのため、カム60は、モータ10の駆
動軸12の回転に応じてプランジヤ50を往復動
可能である。
さて、カム室40がリザーバに連通しているた
め、ポンプの本体30とモータ10の駆動軸12
との間に、オイルシール20,20′が配置され
る。オイルシール20,20′は環状で、その断
面形状は概ねコ字型である。オイルシール20,
20′の主部分は合成ゴム製であり、外周側に金
属製の補強プレート24が一体的に成形され、リ
ツプ部20aのある内周側はスプリングリング2
6によつて支持されている。
この考案では、オイルシール20にモータ10
のケーシング10a側に当たる環状突起22を一
体的に設けている。環状突起22には、シール機
能のほか、オイルシール20の支持機能をももた
せるのが好ましい。そこで、図示した例のよう
に、環状突起22が補強プレート24によつて支
持されるように配置とするのが良い。
なお、環状突起22を複数あるいは多重に設け
ることもでき、また同様に、オイルシール20の
リツプ部2例aをもそのように多重にすることも
できる。
(考案の効果) この考案によれば、オイルシール20に環状突
起22を設け、それを利用してモータ10の取付
け部をシールするようにしているので、外部から
侵入する異物がオイルシール20のリツプ部20
aまで達するのを防止することができ、したがつ
て、異物によるシール不良を有効に防ぐことがで
きる。しかもまた、モータ側に当接する環状突起
22は、オイルシール22の支持をも安定化する
ので、特に、車両等に搭載するような場合に大き
な効果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部を示す側断
面図、第2図は従来例の同じ部分を示す同様な図
である。 10……モータ、12……駆動軸、20……オ
イルシール、22……環状突起、30……本体、
40……カム室、42……開口、44……シリン
ダ孔、50……プランジヤ、60……カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ孔と連絡され一端が開口するカム室を
    形成した本体と、前記開口をふさいで本体に取付
    けられたモータと、該モータの前記カム室に向か
    つて延びる駆動軸に取付けられたカムと、該カム
    に一端が当接し他端側が前記シリンダ孔に摺動自
    在に嵌合するプランジヤと、該プランジヤにより
    シリアンダ孔内に区画される加圧室とを有し、前
    記本体と駆動軸との間にオイルシールを配置した
    ポンプにおいて、前記オイルシールに前記モータ
    に当接する環状突起を形成したポンプ。
JP1987175621U 1987-11-17 1987-11-17 Expired JPH0433420Y2 (ja)

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JP1987175621U JPH0433420Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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JP1987175621U JPH0433420Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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Publication Number Publication Date
JPH0180677U JPH0180677U (ja) 1989-05-30
JPH0433420Y2 true JPH0433420Y2 (ja) 1992-08-11

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