JP3032646B2 - 偏心軸受ユニット - Google Patents
偏心軸受ユニットInfo
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- eccentric sleeve
- bearing
- sleeve
- rolling bearing
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/04—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement
- F04B1/0404—Details or component parts
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C23/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
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-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/80—Labyrinth sealings
- F16C33/805—Labyrinth sealings in addition to other sealings, e.g. dirt guards to protect sealings with sealing lips
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転軸の回転を偏心
回転に変換する偏心軸受ユニットに関するものである。
回転に変換する偏心軸受ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用アンチロックブレーキの
油圧発生源となるラジアルプランジャポンプでは、その
駆動源として、図6に示すように出力軸52に偏心軸部
52aを有する偏心軸付モータを使用している。この偏
心軸部52aに通常の転がり軸受53を取付け、その外
輪の外径面にプランジャ54を当接させる。これによ
り、出力軸52の回転が、軸受内輪の偏心量eの偏心回
転となり、プランジャ54の直線往復運動に変換され
る。
油圧発生源となるラジアルプランジャポンプでは、その
駆動源として、図6に示すように出力軸52に偏心軸部
52aを有する偏心軸付モータを使用している。この偏
心軸部52aに通常の転がり軸受53を取付け、その外
輪の外径面にプランジャ54を当接させる。これによ
り、出力軸52の回転が、軸受内輪の偏心量eの偏心回
転となり、プランジャ54の直線往復運動に変換され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プランジャポ
ンプから漏れ出したブレーキ油が、軸受53のゴム製シ
ール(図示せず)を劣化させたり、軸受53内に浸入し
てグリースを洗い出し、潤滑寿命に影響を及ぼすことが
ある。
ンプから漏れ出したブレーキ油が、軸受53のゴム製シ
ール(図示せず)を劣化させたり、軸受53内に浸入し
てグリースを洗い出し、潤滑寿命に影響を及ぼすことが
ある。
【0004】また、このような偏心軸部52aを有する
モータ51は、偏心軸部52aの機械加工が困難で特殊
部品の使用となるため、高価になるという問題点があ
る。そのため、モータ51には通常の直軸のものを使用
し、軸受53において、偏心孔付きのスリーブを組み合
わせた軸受ユニット等が開発されている。しかし、偏心
スリーブを使用すると、軸受ユニットの重量バランスが
悪くなるため、回転に伴って振動が発生することがあ
り、その防止処置のために手間がかかったり、構造が複
雑になることがある。
モータ51は、偏心軸部52aの機械加工が困難で特殊
部品の使用となるため、高価になるという問題点があ
る。そのため、モータ51には通常の直軸のものを使用
し、軸受53において、偏心孔付きのスリーブを組み合
わせた軸受ユニット等が開発されている。しかし、偏心
スリーブを使用すると、軸受ユニットの重量バランスが
悪くなるため、回転に伴って振動が発生することがあ
り、その防止処置のために手間がかかったり、構造が複
雑になることがある。
【0005】この発明の目的は、軸受のシール性の向上
が図れ、また重量バランスが良くて安定した動作が得ら
れ、かつ構造も簡単で安価に製造できる偏心軸受ユニッ
トを提供することである。
が図れ、また重量バランスが良くて安定した動作が得ら
れ、かつ構造も簡単で安価に製造できる偏心軸受ユニッ
トを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の偏心軸受ユニ
ットは、転がり軸受の内輪の内周に嵌合させた偏心スリ
ーブに、軸受の両側の幅面を各々覆う一対のフランジ状
の側輪を設け、これら側輪を、偏心スリーブの厚肉側に
位置する部分が薄肉側に位置する部分よりも軽くなる重
量バランスに形成したものである。偏心スリーブは、外
径面が内径面に対して偏心したものである。
ットは、転がり軸受の内輪の内周に嵌合させた偏心スリ
ーブに、軸受の両側の幅面を各々覆う一対のフランジ状
の側輪を設け、これら側輪を、偏心スリーブの厚肉側に
位置する部分が薄肉側に位置する部分よりも軽くなる重
量バランスに形成したものである。偏心スリーブは、外
径面が内径面に対して偏心したものである。
【0007】請求項2の偏心軸受ユニットは、前記の一
方または両方の側輪を、偏心スリーブと別体に形成し、
その側輪と偏心スリーブとに、互いに周方向に係合する
位相合わせ用の凹部および凸部を形成したものである。
方または両方の側輪を、偏心スリーブと別体に形成し、
その側輪と偏心スリーブとに、互いに周方向に係合する
位相合わせ用の凹部および凸部を形成したものである。
【0008】
【作用】この構成の偏心軸受ユニットによると、両側の
側輪が転がり軸受の幅面を覆うため、側輪によって軸受
に対するシール効果が得られる。側輪は、偏心スリーブ
の厚肉側の部分が薄肉側の部分よりも軽くなる重量バラ
ンスとなっているため、偏心スリーブの肉厚差による重
量の不均衡が補われて、ユニット全体の重量バランスが
全周に均一となる。そのため、振動のない安定した動作
が得られる。また、シール性向上用の側輪が偏心スリー
ブの重量バランスの補正手段を兼用するため、別のバラ
ンス補正手段を設けることが不要となる。
側輪が転がり軸受の幅面を覆うため、側輪によって軸受
に対するシール効果が得られる。側輪は、偏心スリーブ
の厚肉側の部分が薄肉側の部分よりも軽くなる重量バラ
ンスとなっているため、偏心スリーブの肉厚差による重
量の不均衡が補われて、ユニット全体の重量バランスが
全周に均一となる。そのため、振動のない安定した動作
が得られる。また、シール性向上用の側輪が偏心スリー
ブの重量バランスの補正手段を兼用するため、別のバラ
ンス補正手段を設けることが不要となる。
【0009】請求項2の構成の場合は、側輪と偏心スリ
ーブとが凹凸部で係合することにより、組立時の位相合
わせが容易となり、また運転中の位相ずれが防止され
る。
ーブとが凹凸部で係合することにより、組立時の位相合
わせが容易となり、また運転中の位相ずれが防止され
る。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。この偏心軸受ユニットは、転がり軸受1
と、偏心スリーブ2と、一対のフランジ状の側輪3,4
とで構成される。転がり軸受1は、シール付きの深溝玉
軸受からなり、内輪5,外輪6,転動体7,保持器8,
およびゴム製のシール9を備えている。
いて説明する。この偏心軸受ユニットは、転がり軸受1
と、偏心スリーブ2と、一対のフランジ状の側輪3,4
とで構成される。転がり軸受1は、シール付きの深溝玉
軸受からなり、内輪5,外輪6,転動体7,保持器8,
およびゴム製のシール9を備えている。
【0011】偏心スリーブ2は、外径面が内径面に対し
てポンプ駆動に必要な偏心量Eだけ偏心したものであ
り、転がり軸受1の内輪5の内周に嵌合される。図の左
側の側輪3は、偏心スリーブ2と一体に成形したもので
あり、この偏心スリーブ2および側輪3の成形品と、右
側の別体の側輪4とは、機械構造用の鉄系焼結合金等で
各々焼結成形されている。別体の側輪4は、リング板状
に形成して偏心スリーブ2に嵌合状態に固定したもので
あり、その嵌合面には、互いに係合する溝状の凹部10
(図2(B))と凸部11とが、偏心スリーブ2および
側輪4に各々形成してある。
てポンプ駆動に必要な偏心量Eだけ偏心したものであ
り、転がり軸受1の内輪5の内周に嵌合される。図の左
側の側輪3は、偏心スリーブ2と一体に成形したもので
あり、この偏心スリーブ2および側輪3の成形品と、右
側の別体の側輪4とは、機械構造用の鉄系焼結合金等で
各々焼結成形されている。別体の側輪4は、リング板状
に形成して偏心スリーブ2に嵌合状態に固定したもので
あり、その嵌合面には、互いに係合する溝状の凹部10
(図2(B))と凸部11とが、偏心スリーブ2および
側輪4に各々形成してある。
【0012】各側輪3,4は、各々転がり軸受1の幅面
における内外輪5,6間の隙間を覆うものであり、外径
が外輪6の内径よりも大きく形成される。各側輪3,4
と、軸受外輪6との軸方向隙間は極力小さく設定されて
おり、両者間でラビリンスシールを構成する。前記軸方
向隙間は、例えば0.5〜2mm程度とされる。各側輪
3,4の厚さは、偏心スリーブ2の厚肉側に位置する部
分3a,4aが、薄肉側に位置する部分3b,4bより
も薄肉になるように形成してある。
における内外輪5,6間の隙間を覆うものであり、外径
が外輪6の内径よりも大きく形成される。各側輪3,4
と、軸受外輪6との軸方向隙間は極力小さく設定されて
おり、両者間でラビリンスシールを構成する。前記軸方
向隙間は、例えば0.5〜2mm程度とされる。各側輪
3,4の厚さは、偏心スリーブ2の厚肉側に位置する部
分3a,4aが、薄肉側に位置する部分3b,4bより
も薄肉になるように形成してある。
【0013】この偏心軸受ユニットは、プランジャポン
プに使用する場合、偏心スリーブ2にモータ軸を嵌合さ
せ、転がり軸受1の外輪6の外径面にプランジャ12の
先端を当接させて使用される。偏心スリーブ2がモータ
軸と共に回転すると、転がり軸受1は偏心量Eの偏心回
転を行い、プランジャ12が直線往復運動する。
プに使用する場合、偏心スリーブ2にモータ軸を嵌合さ
せ、転がり軸受1の外輪6の外径面にプランジャ12の
先端を当接させて使用される。偏心スリーブ2がモータ
軸と共に回転すると、転がり軸受1は偏心量Eの偏心回
転を行い、プランジャ12が直線往復運動する。
【0014】転がり軸受1は、両側の幅面に側輪3,4
が設けられてラビリンスシールを構成しているため、プ
ランジャポンプのブレーキ油がシール9に触れることが
少なく、シール9の劣化が防止される。また、ブレーキ
油が軸受1内に浸入してグリースを洗い出すことが防止
される。これらによって軸受寿命が向上する。両側輪
3,4は、周方向の部分3a,4aを薄く、部分3b,
4bを厚くしてあるが、そのため偏心スリーブ2の肉厚
差による重量不均一が補われ、全周に均一となる。この
ため、振動のない安定したポンプ動作が得られる。
が設けられてラビリンスシールを構成しているため、プ
ランジャポンプのブレーキ油がシール9に触れることが
少なく、シール9の劣化が防止される。また、ブレーキ
油が軸受1内に浸入してグリースを洗い出すことが防止
される。これらによって軸受寿命が向上する。両側輪
3,4は、周方向の部分3a,4aを薄く、部分3b,
4bを厚くしてあるが、そのため偏心スリーブ2の肉厚
差による重量不均一が補われ、全周に均一となる。この
ため、振動のない安定したポンプ動作が得られる。
【0015】また、このように側輪3,4がシール手段
と重量バランスの補正手段とを兼用するため、別のバラ
ンス補正手段を設けることが不要で、構造が簡単とな
り、安価に製造できる。また、偏心スリーブ2を用いる
ため、従来の図6の例のように偏心軸付きのモータ51
を使用する場合に比べて、コスト低下が図れる。
と重量バランスの補正手段とを兼用するため、別のバラ
ンス補正手段を設けることが不要で、構造が簡単とな
り、安価に製造できる。また、偏心スリーブ2を用いる
ため、従来の図6の例のように偏心軸付きのモータ51
を使用する場合に比べて、コスト低下が図れる。
【0016】片方の側輪4は、ユニットの組立の都合
上、偏心スリーブ2と別体に形成してあるが、偏心スリ
ーブ2の凹部10と側輪4の凸部11とが係合するた
め、組立時の位相合わせが容易となり、また運転中の位
相ずれが防止される。
上、偏心スリーブ2と別体に形成してあるが、偏心スリ
ーブ2の凹部10と側輪4の凸部11とが係合するた
め、組立時の位相合わせが容易となり、また運転中の位
相ずれが防止される。
【0017】図3および図4は他の実施例を示す。この
例は、両方の側輪3,4を偏心スリーブ2と別体に成形
したものである。図の左側の側輪3は、偏心スリーブ2
の端部に設けた鍔部2aの外周および幅面に嵌合させて
偏心スリーブ2に固定してある。図4のように、鍔部2
aには両側に係合凹部となるフラット面13を設け、側
輪3の位相が合致するようにしてある。
例は、両方の側輪3,4を偏心スリーブ2と別体に成形
したものである。図の左側の側輪3は、偏心スリーブ2
の端部に設けた鍔部2aの外周および幅面に嵌合させて
偏心スリーブ2に固定してある。図4のように、鍔部2
aには両側に係合凹部となるフラット面13を設け、側
輪3の位相が合致するようにしてある。
【0018】なお、両方の側輪3,4を共に偏心スリー
ブ2と別体にする場合に、両側輪3,4とも図2(B)
のような凹部10で位相合わせを行うようにしても良
い。その場合、両側の側輪3,4の誤組立を防止するた
めに、偏心スリーブ2の両端の凹部10を各々2箇所ず
つ形成し、それらの位相を両端で互いに異なるようにす
ることが望ましい。側輪3,4の偏心スリーブ2に対す
る位相合わせは、これら凸部10やフラット面13によ
るほか、種々の構造とできる。
ブ2と別体にする場合に、両側輪3,4とも図2(B)
のような凹部10で位相合わせを行うようにしても良
い。その場合、両側の側輪3,4の誤組立を防止するた
めに、偏心スリーブ2の両端の凹部10を各々2箇所ず
つ形成し、それらの位相を両端で互いに異なるようにす
ることが望ましい。側輪3,4の偏心スリーブ2に対す
る位相合わせは、これら凸部10やフラット面13によ
るほか、種々の構造とできる。
【0019】図5(A),(B)は、各々さらに他の実
施例を示す。同図(A)の例は、側輪3を略全周に同じ
厚さとし、局部的に突部3cを設けたものである。同図
(B)の例は、側輪3の周方向の一部に肉盗み凹部3d
を設けたものである。これら図5(A),(B)のよう
に構成した場合も、側輪3の重量バランスを周方向で異
ならせて、偏心スリーブ2の重量不均衡を補うことがで
きる。
施例を示す。同図(A)の例は、側輪3を略全周に同じ
厚さとし、局部的に突部3cを設けたものである。同図
(B)の例は、側輪3の周方向の一部に肉盗み凹部3d
を設けたものである。これら図5(A),(B)のよう
に構成した場合も、側輪3の重量バランスを周方向で異
ならせて、偏心スリーブ2の重量不均衡を補うことがで
きる。
【0020】この他、側輪3の板厚を全周に同じとし、
材質を周方向部分によって異ならせることによって、側
輪3の重量バランスを不均一とし、偏心スリーブ2の重
量不均衡と相殺させても良い。
材質を周方向部分によって異ならせることによって、側
輪3の重量バランスを不均一とし、偏心スリーブ2の重
量不均衡と相殺させても良い。
【0021】
【発明の効果】この発明の偏心軸受ユニットは、転がり
軸受に内嵌させた偏心スリーブに、軸受の両側の幅面を
各々覆う一対のフランジ状の側輪を設けたため、側輪に
よって軸受のシール性能が向上し、軸受の寿命向上につ
ながる。また、前記両側輪を、偏心スリーブの厚肉側の
部分が薄肉側の部分よりも軽くなる重量バランスに形成
したため、偏心スリーブの肉厚差による重量の不均衡が
補われて全体の重量バランスが均一となり、そのため動
作の安定性が向上する。しかも、側輪がシール手段と重
量バランスの補正手段とを兼用するため、別のバランス
補正手段を設けることが不要で、構造が簡単となり、安
価に製造できる。
軸受に内嵌させた偏心スリーブに、軸受の両側の幅面を
各々覆う一対のフランジ状の側輪を設けたため、側輪に
よって軸受のシール性能が向上し、軸受の寿命向上につ
ながる。また、前記両側輪を、偏心スリーブの厚肉側の
部分が薄肉側の部分よりも軽くなる重量バランスに形成
したため、偏心スリーブの肉厚差による重量の不均衡が
補われて全体の重量バランスが均一となり、そのため動
作の安定性が向上する。しかも、側輪がシール手段と重
量バランスの補正手段とを兼用するため、別のバランス
補正手段を設けることが不要で、構造が簡単となり、安
価に製造できる。
【0022】請求項2の偏心軸受ユニットは、側輪と偏
心スリーブとが凹凸部で係合するため、組立時の位相合
わせが容易となり、また運転中の位相ずれが防止され
る。
心スリーブとが凹凸部で係合するため、組立時の位相合
わせが容易となり、また運転中の位相ずれが防止され
る。
【図1】この発明の一実施例の断面図である。
【図2】(A)はその偏心スリーブおよび片方の側輪の
斜視図、(B)は偏心スリーブの部分斜視図である。
斜視図、(B)は偏心スリーブの部分斜視図である。
【図3】この発明の他の実施例の断面図である。
【図4】その偏心スリーブの斜視図である。
【図5】(A),(B)は各々さらに他の実施例にかか
る側輪の断面図である。
る側輪の断面図である。
【図6】従来例の断面図である。
1…転がり軸受、2…偏心スリーブ、3,4…側輪、5
…内輪、6…外輪、10…凹部、11…凸部、12…プ
ランジャ
…内輪、6…外輪、10…凹部、11…凸部、12…プ
ランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F04B 1/047 1/053
Claims (2)
- 【請求項1】 転がり軸受と、外径面が内径面に対して
偏心し前記転がり軸受の内輪の内周に嵌合した偏心スリ
ーブと、この偏心スリーブに設けられて前記転がり軸受
の両側の幅面を各々覆う一対のフランジ状の側輪とを備
え、これら側輪を、前記偏心スリーブの厚肉側に位置す
る部分が薄肉側に位置する部分よりも軽くなる重量バラ
ンスに各々形成した偏心軸受ユニット。 - 【請求項2】 少なくとも一方の側輪が偏心スリーブと
別体に形成されたものであり、この別体の側輪と偏心ス
リーブとに、互いに周方向に係合する位相合わせ用の凹
部および凸部を形成した請求項1記載の偏心軸受ユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4225305A JP3032646B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 偏心軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4225305A JP3032646B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 偏心軸受ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650345A JPH0650345A (ja) | 1994-02-22 |
JP3032646B2 true JP3032646B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=16827267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4225305A Expired - Fee Related JP3032646B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 偏心軸受ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032646B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101452502B1 (ko) * | 2008-06-13 | 2014-10-21 | 한라비스테온공조 주식회사 | 압축기 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4430909A1 (de) * | 1994-08-31 | 1996-03-07 | Bosch Gmbh Robert | Einheit aus Antriebsmotor und Radialkolbenpumpe |
DE102006027773A1 (de) * | 2006-06-16 | 2007-12-20 | Robert Bosch Gmbh | Fahrzeugbremsanlagen-Kolbenpumpe |
US9746033B2 (en) * | 2013-03-14 | 2017-08-29 | United Technologies Corporation | Eccentrically bored sleeve for locating a bearing |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP4225305A patent/JP3032646B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101452502B1 (ko) * | 2008-06-13 | 2014-10-21 | 한라비스테온공조 주식회사 | 압축기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0650345A (ja) | 1994-02-22 |
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