JPS6244208Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6244208Y2 JPS6244208Y2 JP1981184019U JP18401981U JPS6244208Y2 JP S6244208 Y2 JPS6244208 Y2 JP S6244208Y2 JP 1981184019 U JP1981184019 U JP 1981184019U JP 18401981 U JP18401981 U JP 18401981U JP S6244208 Y2 JPS6244208 Y2 JP S6244208Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- ring
- groove
- compressor
- mounting hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 229910001234 light alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、コンプレツサ用ピストンに関するも
のである。
のである。
コンプレツサ用ピストンは、振動を小さくする
ため軽量化する必要がある。このためピストンは
軽合金で作られるが、圧縮工程の振動、熱膨張、
収縮のくり返し等によりピストンとクランク機構
のコネクテイングロツドを接続するピストンピン
が軸方向に移動し、ピストンピンの軸端がシリン
ダ内壁面に接触してシリンダ内壁面を損傷するこ
とがある。一般にコンプレツサ用ピストンは小型
であるためピストンピンの軸方向移動を止めリン
グ、割ピン等で防止することが困難である。
ため軽量化する必要がある。このためピストンは
軽合金で作られるが、圧縮工程の振動、熱膨張、
収縮のくり返し等によりピストンとクランク機構
のコネクテイングロツドを接続するピストンピン
が軸方向に移動し、ピストンピンの軸端がシリン
ダ内壁面に接触してシリンダ内壁面を損傷するこ
とがある。一般にコンプレツサ用ピストンは小型
であるためピストンピンの軸方向移動を止めリン
グ、割ピン等で防止することが困難である。
よつて、本考案の目的は、上記の欠点を解消し
たコンプレツサ用ピストンを提供することにあ
り、本考案によればピストンの外周面に半径方向
に後退した軸方向に幅広の溝をピストンピンの取
付孔全面を含む位置に全周に亘つて有し、該溝に
該溝全幅に亘る幅を有する幅広ピストンリングを
嵌合してピストンピンの取付孔を被い、ピストン
ピンの端部とシリンダ内壁面との接触を防止する
と共に、前記ピストンピン取付孔位置と軸方向に
異つたピストン外周面位置に形成したリング溝に
バツクリングを配し、該バツクリングによつて前
記ピストンリングを常時シリンダ内壁面に押圧す
ることを特徴とするコンプレツサ用ピストンが提
供される。
たコンプレツサ用ピストンを提供することにあ
り、本考案によればピストンの外周面に半径方向
に後退した軸方向に幅広の溝をピストンピンの取
付孔全面を含む位置に全周に亘つて有し、該溝に
該溝全幅に亘る幅を有する幅広ピストンリングを
嵌合してピストンピンの取付孔を被い、ピストン
ピンの端部とシリンダ内壁面との接触を防止する
と共に、前記ピストンピン取付孔位置と軸方向に
異つたピストン外周面位置に形成したリング溝に
バツクリングを配し、該バツクリングによつて前
記ピストンリングを常時シリンダ内壁面に押圧す
ることを特徴とするコンプレツサ用ピストンが提
供される。
以下添附図面を参照して本考案に係るコンプレ
ツサ用ピストン10の一実施例について説明す
る。第1図に示すコンプレツサ30は、往復動一
段圧縮式コンプレツサであり、シリンダ31内に
は本考案に係るピストン10がシール状態で往復
動自在に嵌合されている。ピストン10は、シリ
ンダ31内の空間に圧縮室32を区画する。圧縮
室32に隣接するシリンダ31上端には、吸入弁
33と吐出弁34とが設けられている。吸入弁3
3は、スプリング35によつて圧縮室32側の弁
座36に押圧される弁体37を有し、ピストン1
0の下降時には弁体37はスプリング35の押圧
力に抗して弁座36から離間するので大気中の空
気が圧縮室32に吸入される。次にピストン10
が上昇すると、吸入弁33は、閉じるが、いまま
でスプリング38によつて弁座39に押圧されて
いた吐出弁34が開き、圧縮空気が吐出される。
ツサ用ピストン10の一実施例について説明す
る。第1図に示すコンプレツサ30は、往復動一
段圧縮式コンプレツサであり、シリンダ31内に
は本考案に係るピストン10がシール状態で往復
動自在に嵌合されている。ピストン10は、シリ
ンダ31内の空間に圧縮室32を区画する。圧縮
室32に隣接するシリンダ31上端には、吸入弁
33と吐出弁34とが設けられている。吸入弁3
3は、スプリング35によつて圧縮室32側の弁
座36に押圧される弁体37を有し、ピストン1
0の下降時には弁体37はスプリング35の押圧
力に抗して弁座36から離間するので大気中の空
気が圧縮室32に吸入される。次にピストン10
が上昇すると、吸入弁33は、閉じるが、いまま
でスプリング38によつて弁座39に押圧されて
いた吐出弁34が開き、圧縮空気が吐出される。
ピストン10は、上記のように往復運動し空気
の圧縮をするのであるが、この往復運動の駆動力
は電動モータより得ている。すなわち、モータの
回転運動は、クランク機構によつて往復運動に変
換され、クランク機構のコネクテイングロツドに
よつて往復動される。
の圧縮をするのであるが、この往復運動の駆動力
は電動モータより得ている。すなわち、モータの
回転運動は、クランク機構によつて往復運動に変
換され、クランク機構のコネクテイングロツドに
よつて往復動される。
本考案に係るピストン10は、第2図に示すよ
うにピストン本体11と、コネクテイングロツド
42とピストン本体11とを接続するピストンピ
ン12と、ピストン本体11の外周に設けられた
ピストンリング13と、このピストンリング13
を半径外方向へ押圧するバツクリング14とから
成る。
うにピストン本体11と、コネクテイングロツド
42とピストン本体11とを接続するピストンピ
ン12と、ピストン本体11の外周に設けられた
ピストンリング13と、このピストンリング13
を半径外方向へ押圧するバツクリング14とから
成る。
ピストン本体11の中央には、コネクテイング
ロツド42の端部42aが収容される程度の凹部
15が設けられ、ピストンピン12はコネクテイ
ングロツド42の端部42aを貫通し、両端部が
ピストン本体11の側部16に圧入固定されてい
る。ピストンピン12とコネクテイングロツド4
2の端部42aの間にはブツシユ17が嵌合さ
れ、コネクテイングロツド42がピストンピン1
2の軸心を中心にして容易に揺動するようになつ
ている。ピストンピン12は、第2図に示すよう
にピストン本体11に圧入したときにピン12の
いずれの端部も次に述べるピストンリング13嵌
合溝18の底部から突出しないような長さになつ
ている。
ロツド42の端部42aが収容される程度の凹部
15が設けられ、ピストンピン12はコネクテイ
ングロツド42の端部42aを貫通し、両端部が
ピストン本体11の側部16に圧入固定されてい
る。ピストンピン12とコネクテイングロツド4
2の端部42aの間にはブツシユ17が嵌合さ
れ、コネクテイングロツド42がピストンピン1
2の軸心を中心にして容易に揺動するようになつ
ている。ピストンピン12は、第2図に示すよう
にピストン本体11に圧入したときにピン12の
いずれの端部も次に述べるピストンリング13嵌
合溝18の底部から突出しないような長さになつ
ている。
ピストン本体11の外周面に設けられた溝18
には、従来よりも幅広のブツシユすなわちピスト
ンリング13が嵌合されている。このピストンリ
ング13は、耐摩耗性向上のためテフロン等の耐
摩耗性材料が表面にコーテイングされている。ピ
ストンリング嵌合溝18の上方には、更に半径内
方向にバツクリング14を収容する溝20が設け
られている。このバツクリング14は、ピストン
リング13を半径外方向へすなわちシリンダ31
の内壁面を押圧してピストンリング13のシール
性を向上させる。ピストンリング13は、第3図
に示すよう、段付きの合口19が形成されるよう
切断されており、バツクリング14によつて径が
増減してもシール度が低下することはない。すで
に述べたようにピストンリング13の幅は、ピス
トン10の全高より若干短いだけであり、このた
めピストンリング13はピストン本体11の嵌合
溝18の底部に位置するピストンピン12の取付
孔21の出口を被つている。
には、従来よりも幅広のブツシユすなわちピスト
ンリング13が嵌合されている。このピストンリ
ング13は、耐摩耗性向上のためテフロン等の耐
摩耗性材料が表面にコーテイングされている。ピ
ストンリング嵌合溝18の上方には、更に半径内
方向にバツクリング14を収容する溝20が設け
られている。このバツクリング14は、ピストン
リング13を半径外方向へすなわちシリンダ31
の内壁面を押圧してピストンリング13のシール
性を向上させる。ピストンリング13は、第3図
に示すよう、段付きの合口19が形成されるよう
切断されており、バツクリング14によつて径が
増減してもシール度が低下することはない。すで
に述べたようにピストンリング13の幅は、ピス
トン10の全高より若干短いだけであり、このた
めピストンリング13はピストン本体11の嵌合
溝18の底部に位置するピストンピン12の取付
孔21の出口を被つている。
本考案に係るコンプレツサ用ピストン10は、
以上のような構成であり、幅広のピストンリング
13でピストンピン取付孔21を被つているため
長時間の使用によりピストン10の熱膨張、収縮
のくり返し及び振動等によりピストンピン12が
緩み軸方向に移動したとしてもピン12の軸端が
シリンダ31の内壁に当接することがない。この
ため、コンプレツサ30の寿命が延びる上、コン
プレツサ製造上必要な部品点数を減らすことがで
きるのでコスト低下および組立て工程の簡略化が
可能となる。
以上のような構成であり、幅広のピストンリング
13でピストンピン取付孔21を被つているため
長時間の使用によりピストン10の熱膨張、収縮
のくり返し及び振動等によりピストンピン12が
緩み軸方向に移動したとしてもピン12の軸端が
シリンダ31の内壁に当接することがない。この
ため、コンプレツサ30の寿命が延びる上、コン
プレツサ製造上必要な部品点数を減らすことがで
きるのでコスト低下および組立て工程の簡略化が
可能となる。
更に、本考案のピストンリングは上記抜止リン
グを兼ねると共にピストン本体の外周面も形成す
る。すなわち、リングと外周面とを一体構成とす
る。その結果、部品点数の減少を果たすことがで
きると共に外周面に摩耗、損傷等が生じた場合で
もピストン本体を交換することなくピストンリン
グのみを交換すれば足りる。
グを兼ねると共にピストン本体の外周面も形成す
る。すなわち、リングと外周面とを一体構成とす
る。その結果、部品点数の減少を果たすことがで
きると共に外周面に摩耗、損傷等が生じた場合で
もピストン本体を交換することなくピストンリン
グのみを交換すれば足りる。
第1図は、本考案に係るコンプレツサ用ピスト
ンを使用したコンプレツサの側断面図、第2図は
本考案に係るピストンの拡大断面図、第3図は、
第2図に示したピストンリングの合口を示す側面
図である。 11……ピストン本体、12……ピストンピ
ン、13……ピストンリング、14……バツクリ
ング、21……ピストンピン取付孔。
ンを使用したコンプレツサの側断面図、第2図は
本考案に係るピストンの拡大断面図、第3図は、
第2図に示したピストンリングの合口を示す側面
図である。 11……ピストン本体、12……ピストンピ
ン、13……ピストンリング、14……バツクリ
ング、21……ピストンピン取付孔。
Claims (1)
- ピストンの外周面に半径方向に後退した軸方向
に幅広の溝をピストンピンの取付孔全面を含む位
置に全周に亘つて有し、該溝に該溝全幅に亘る幅
を有する幅広ピストンリングを嵌合してピストン
ピンの取付孔を被い、ピストンピンの端部とシリ
ンダ内壁面との接触を防止すると共に、前記ピス
トンピン取付孔位置と軸方向に異つたピストン外
周面位置に形成したリング溝にバツクリングを配
し、該バツクリングによつて前記ピストンリング
を常時シリンダ内壁面に押圧することを特徴とす
るコンプレツサ用ピストン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18401981U JPS5888051U (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | コンプレツサ用ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18401981U JPS5888051U (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | コンプレツサ用ピストン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5888051U JPS5888051U (ja) | 1983-06-15 |
JPS6244208Y2 true JPS6244208Y2 (ja) | 1987-11-19 |
Family
ID=29983804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18401981U Granted JPS5888051U (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | コンプレツサ用ピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5888051U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5011878U (ja) * | 1973-05-31 | 1975-02-06 | ||
JPS5268658A (en) * | 1975-12-05 | 1977-06-07 | Tomizawa Kako Kk | Method of manufacturing plug type anchor bolt |
JPS55100408A (en) * | 1979-01-25 | 1980-07-31 | Eaton Corp | Fitting metal |
-
1981
- 1981-12-10 JP JP18401981U patent/JPS5888051U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5011878U (ja) * | 1973-05-31 | 1975-02-06 | ||
JPS5268658A (en) * | 1975-12-05 | 1977-06-07 | Tomizawa Kako Kk | Method of manufacturing plug type anchor bolt |
JPS55100408A (en) * | 1979-01-25 | 1980-07-31 | Eaton Corp | Fitting metal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5888051U (ja) | 1983-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8430650B2 (en) | Reciprocative compressor | |
US7290481B2 (en) | Oscillating type compressor | |
US6095768A (en) | Hermetic motor-driven compressor for refrigerators | |
MXPA00001192A (es) | Estructura de sello y piston oscilante para compresor libre de aceite. | |
JPS6244208Y2 (ja) | ||
JPH067220Y2 (ja) | オイルシール | |
JPS6221811Y2 (ja) | ||
US20220397109A1 (en) | Discharge valve arrangement for a refrigerant compressor | |
KR100402461B1 (ko) | 밀폐형 압축기의 피스톤핀 설치구조 | |
KR100260656B1 (ko) | 로터리식 압축기 | |
JP2947510B2 (ja) | 往復動圧縮機のシリンダ装置 | |
JPS6021511Y2 (ja) | 回転圧縮機 | |
JPH027267Y2 (ja) | ||
JPH0537027Y2 (ja) | ||
KR100856914B1 (ko) | 밀폐형 압축기의 프레임 및 그 제조방법 | |
GB2263139A (en) | Vacuum pump with pendulum action. | |
JPH0543271Y2 (ja) | ||
JPH0421026Y2 (ja) | ||
JPH0433420Y2 (ja) | ||
EP3699428B1 (en) | Air compressor cylinder, air compressor, vehicle seat, and vehicle | |
JPS6349579Y2 (ja) | ||
JP3350101B2 (ja) | ラジアルピストンポンプ | |
JPH0326314Y2 (ja) | ||
JPS6240139Y2 (ja) | ||
JPH0310390Y2 (ja) |