JPH067220Y2 - オイルシール - Google Patents
オイルシールInfo
- Publication number
- JPH067220Y2 JPH067220Y2 JP1986124438U JP12443886U JPH067220Y2 JP H067220 Y2 JPH067220 Y2 JP H067220Y2 JP 1986124438 U JP1986124438 U JP 1986124438U JP 12443886 U JP12443886 U JP 12443886U JP H067220 Y2 JPH067220 Y2 JP H067220Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular
- oil seal
- support member
- bearing
- sealing member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/32—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
- F16J15/3268—Mounting of sealing rings
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はオイルシールに関し、特に内燃機関のクランク
ケースとクランク軸との間の間隙を封合するためのオイ
ルシールに係る。
ケースとクランク軸との間の間隙を封合するためのオイ
ルシールに係る。
従来の技術 従来この種オイルシールの一例として、クランク軸をク
ランクケースに対して回転可能に支持する軸受に一体に
組込まれて構成されたものがある。このようなオイルシ
ールは特殊な仕様に基づいて製作されるのでその製作に
手間と費用がかかるうえに、軸受の外周面及び内周面の
封合が不完全であり、かつ軸受として重量が比較的重く
なるという欠点がある。
ランクケースに対して回転可能に支持する軸受に一体に
組込まれて構成されたものがある。このようなオイルシ
ールは特殊な仕様に基づいて製作されるのでその製作に
手間と費用がかかるうえに、軸受の外周面及び内周面の
封合が不完全であり、かつ軸受として重量が比較的重く
なるという欠点がある。
また、別の従来例として、クランク軸の外周面に摺接す
る環状封合部材を環状支持部材の中央部分に取付け、支
持部材の外周部を円筒状に形成し、この円筒状外周部を
仕上加工後クランクケースの開口部に圧入してその端部
を軸受のスラスト受板に当接させて装着されるオイルシ
ールがある。このオイルシールはその装着に手間がかか
るうえに、クランク室のデッドスペースが増大して機関
効率を低下させたり、機体幅を大きくさせるなどの欠点
がある。
る環状封合部材を環状支持部材の中央部分に取付け、支
持部材の外周部を円筒状に形成し、この円筒状外周部を
仕上加工後クランクケースの開口部に圧入してその端部
を軸受のスラスト受板に当接させて装着されるオイルシ
ールがある。このオイルシールはその装着に手間がかか
るうえに、クランク室のデッドスペースが増大して機関
効率を低下させたり、機体幅を大きくさせるなどの欠点
がある。
考案が解決しようとする問題点 そこで、本考案はこのような従来のオイルシールの欠点
を取除くと共に簡単で便利な形のオイルシールを提供す
ることを目的とする。
を取除くと共に簡単で便利な形のオイルシールを提供す
ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するため、本考案によるオイルシール
は、半径方向に延在しかつ外周端において回転軸の中心
軸線を含む平面で二分割された固定構造の内周面に形成
された周溝に係合して半径方向及び軸方向移動不能に保
持された環状支持部材を有し、該支持部材の一側面に環
状封合部材を固着してその外周端に前記固定構造に圧着
する封合部分を形成すると共に前記支持部材の他側面を
軸受の外端面に当接して該軸受の軸線方向移動を制限
し、前記支持部材及び封合部材の一方の半径方向内方端
に環状の軸線方向延在部分を形成し、該軸線方向延在部
分の先端に、半径方向内方及び前記軸受側方向に延在し
て回転軸の外周面に嵌着する封合部分を形成する環状弾
性封合部材を設けた構成を特徴とする。
は、半径方向に延在しかつ外周端において回転軸の中心
軸線を含む平面で二分割された固定構造の内周面に形成
された周溝に係合して半径方向及び軸方向移動不能に保
持された環状支持部材を有し、該支持部材の一側面に環
状封合部材を固着してその外周端に前記固定構造に圧着
する封合部分を形成すると共に前記支持部材の他側面を
軸受の外端面に当接して該軸受の軸線方向移動を制限
し、前記支持部材及び封合部材の一方の半径方向内方端
に環状の軸線方向延在部分を形成し、該軸線方向延在部
分の先端に、半径方向内方及び前記軸受側方向に延在し
て回転軸の外周面に嵌着する封合部分を形成する環状弾
性封合部材を設けた構成を特徴とする。
作用 従って本考案の構成により、環状支持部材の他側面には
オイルシールの構成要素が配置されないので、支持部材
の他側面を軸受に当接させて軸受のスラスト受板として
作用させることができ、また回転軸の外周面に嵌着する
環状弾性封合部材の所定幅さえ確保できれば良いので、
オイルシールとしての軸線方向長さを小さくすることが
できる。
オイルシールの構成要素が配置されないので、支持部材
の他側面を軸受に当接させて軸受のスラスト受板として
作用させることができ、また回転軸の外周面に嵌着する
環状弾性封合部材の所定幅さえ確保できれば良いので、
オイルシールとしての軸線方向長さを小さくすることが
できる。
実施例 次に、本考案を図示した実施例に基づいて説明する。
第1図に示した実施例は、本考案によるオイルシールを
チェーンソーのクランク室予圧縮式二サイクル内燃機関
に適用した例であり、この内燃機関のクランクケース1
はクランク軸6の中心軸線を含む水平面で上下に二分割
された上部分2及び下部分3を有し、これらの部分をボ
ルト等で一緒に結合されて一体に構成されている。クラ
ンクケース1はその両側端に球軸受4及び5をそれぞれ
配置しており、これら球軸受4、5を介してクランク軸
6を回転可能に支持している。クランク軸6はクランク
ケース1内においてクランクウエブ7及び8を固定して
おり、クランクウエブ7、8はクランクピン9及び連接
棒10を介してピストン11に連結されている。ピスト
ン11はシリンダ12内に往復動可能に配置されており
かつシリンダ12内での調時された混合気の燃焼圧力の
発生により往復動してクランク軸6を回転するようにな
っている。クランク軸6の一方の端部には冷却ファン1
3が取付けられており、内燃機関へ冷却空気を吹付ける
と共に冷却ファン13を介してリコイルスタータ14が
連結されて内燃機関を手動で始動し得るようになってい
る。クランク軸6の他方の端部にはオイルポンプ装置1
5及びクラッチ装置16が設けられており、図示しない
鋸刃チェーンを回転駆動すると共に潤滑オイルを鋸刃チ
ェーンへ供給するようになっている。
チェーンソーのクランク室予圧縮式二サイクル内燃機関
に適用した例であり、この内燃機関のクランクケース1
はクランク軸6の中心軸線を含む水平面で上下に二分割
された上部分2及び下部分3を有し、これらの部分をボ
ルト等で一緒に結合されて一体に構成されている。クラ
ンクケース1はその両側端に球軸受4及び5をそれぞれ
配置しており、これら球軸受4、5を介してクランク軸
6を回転可能に支持している。クランク軸6はクランク
ケース1内においてクランクウエブ7及び8を固定して
おり、クランクウエブ7、8はクランクピン9及び連接
棒10を介してピストン11に連結されている。ピスト
ン11はシリンダ12内に往復動可能に配置されており
かつシリンダ12内での調時された混合気の燃焼圧力の
発生により往復動してクランク軸6を回転するようにな
っている。クランク軸6の一方の端部には冷却ファン1
3が取付けられており、内燃機関へ冷却空気を吹付ける
と共に冷却ファン13を介してリコイルスタータ14が
連結されて内燃機関を手動で始動し得るようになってい
る。クランク軸6の他方の端部にはオイルポンプ装置1
5及びクラッチ装置16が設けられており、図示しない
鋸刃チェーンを回転駆動すると共に潤滑オイルを鋸刃チ
ェーンへ供給するようになっている。
シリンダ12内へ供給される混合気はクランクケース1
内で一次圧縮される。このためクランクケース1内は高
圧力状態となり、この高圧力の流体がクランクケース1
の両端部から漏洩するのを防止するために、本考案によ
るオイルシール17及び18が球軸受4及び5の軸線方
向外側端にそれぞれ隣接して配設されている。オイルシ
ール17及び18は互いに反対向きに配置されている
が、それらの構造及び取付方法は同じである。それ故、
第1図で見て右側のオイルシール17についてだけ次に
説明する。
内で一次圧縮される。このためクランクケース1内は高
圧力状態となり、この高圧力の流体がクランクケース1
の両端部から漏洩するのを防止するために、本考案によ
るオイルシール17及び18が球軸受4及び5の軸線方
向外側端にそれぞれ隣接して配設されている。オイルシ
ール17及び18は互いに反対向きに配置されている
が、それらの構造及び取付方法は同じである。それ故、
第1図で見て右側のオイルシール17についてだけ次に
説明する。
オイルシール17は第2図に一層明瞭に示されており、
金属などの剛性板材料で作られた環状支持部材19と、
ゴムなどの適当な封合材料で作られかつ支持部材19に
焼付けなどにより固着されて支持された環状封合部材2
0を有する。
金属などの剛性板材料で作られた環状支持部材19と、
ゴムなどの適当な封合材料で作られかつ支持部材19に
焼付けなどにより固着されて支持された環状封合部材2
0を有する。
環状支持部材19は半径方向に延在する板状部分22
と、該板状部分22の半径方向内方端から軸線方向に延
在する筒状部分23と、該筒状部分23の先端から半径
方向内方へ突出する内端部分24とを一体に形成して有
し、全体的にL字状の断面形状をしている。
と、該板状部分22の半径方向内方端から軸線方向に延
在する筒状部分23と、該筒状部分23の先端から半径
方向内方へ突出する内端部分24とを一体に形成して有
し、全体的にL字状の断面形状をしている。
前記環状封合部材20は、環状支持部材19の板状部分
22の前記筒状部分23側の表面及び筒状部分23の外
周表面に沿って配置されており、その半径方向最外方端
25の直径が支持部材19の板状部分22の半径方向外
方端26の直径より若干小さくなるように形成されてい
る。
22の前記筒状部分23側の表面及び筒状部分23の外
周表面に沿って配置されており、その半径方向最外方端
25の直径が支持部材19の板状部分22の半径方向外
方端26の直径より若干小さくなるように形成されてい
る。
さらに、ゴム等の弾性材料で作られた環状弾性封合部材
21が環状支持部材19の筒状部分23で画成された空
間内に配置されかつ一端27において支持部材19の内
端部分24に固着されている。更に、この封合部材21
は、その内周面にクランク軸6の外周面に相対的摺動可
能に接触する環状の封合縁28及び環状のダスト阻止リ
ップ部分29を一体に形成しており、かつ外周面にはば
ねリング30が装着されており、封合縁28はクランク
軸6の外周面に適当な力で圧着して、主にクランクケー
ス1内の圧力流体(混合気)が球軸受4を通って外部へ
漏洩するのを防止し、かつダスト阻止リップ部分29は
クランク軸6の外周面に接触して、主にダストが外部か
らクランクケース1内へ侵入するのを阻止する。
21が環状支持部材19の筒状部分23で画成された空
間内に配置されかつ一端27において支持部材19の内
端部分24に固着されている。更に、この封合部材21
は、その内周面にクランク軸6の外周面に相対的摺動可
能に接触する環状の封合縁28及び環状のダスト阻止リ
ップ部分29を一体に形成しており、かつ外周面にはば
ねリング30が装着されており、封合縁28はクランク
軸6の外周面に適当な力で圧着して、主にクランクケー
ス1内の圧力流体(混合気)が球軸受4を通って外部へ
漏洩するのを防止し、かつダスト阻止リップ部分29は
クランク軸6の外周面に接触して、主にダストが外部か
らクランクケース1内へ侵入するのを阻止する。
組立に際して、オイルシール17は第1図に示したよう
にその環状支持部材19の板状部分22の半径方向外方
端26がクランクケース1の上部分2の端部内周面31
に形成された周溝32及び下部分3の端部内周面33に
形成された周溝34に係合して半径方向及び軸線方向移
動不能に保持され、かつ環状封合部材20の半径方向最
外方端25はクランクケース1の端部内周面31、33
に圧着してそれらの間を通って漏洩しようとする流体を
遮断し、かつ支持部材19の板状部分22は封合部材2
0と反対側の表面において球軸受4の外端面に当接して
球軸受4を軸線方向移動不能に保持する。このようにし
て、オイルシール17は球軸受4のスラスト受板として
も作用する。また、球軸受4及び5は他の種類の軸受を
用いることができる。
にその環状支持部材19の板状部分22の半径方向外方
端26がクランクケース1の上部分2の端部内周面31
に形成された周溝32及び下部分3の端部内周面33に
形成された周溝34に係合して半径方向及び軸線方向移
動不能に保持され、かつ環状封合部材20の半径方向最
外方端25はクランクケース1の端部内周面31、33
に圧着してそれらの間を通って漏洩しようとする流体を
遮断し、かつ支持部材19の板状部分22は封合部材2
0と反対側の表面において球軸受4の外端面に当接して
球軸受4を軸線方向移動不能に保持する。このようにし
て、オイルシール17は球軸受4のスラスト受板として
も作用する。また、球軸受4及び5は他の種類の軸受を
用いることができる。
次に、第3図に示した本考案によるオイルシールの別の
実施例は、半径方向へ延在する環状板で作られた環状剛
性支持部材35と、ゴムなどの弾性材料で作られた環状
弾性封合部材36とを有し、該封合部材36は半径方向
に延在する環状部分37において支持部材35の一側面
に焼付け固着されている。封合部材36は環状部分37
の半径方向内方端から軸線方向へ延在する筒状部分38
を一体に形成しており、更に筒状部分38の先端から半
径方向内方及び軸線方向反対方向へ屈折した内側部分3
9を一体に形成しており、この内側部分39にクランク
軸6の外周面に接触する封合縁40及びダスト阻止リッ
プ部分41が一体に形成されており、内側部分39の外
周面に装着されたばねリング42によって半径方向内方
へ押圧されている。封合部材36の環状部分37は、そ
の外周端部43においてクランクケース1の端部の内周
面31及び33に圧着してそれらの間の隙間を封合す
る。クランクケース1の端部の内周面に形成された周溝
32及び34に係合する支持部材35の外周端は封合部
材36と同じ材料のリング44を被着されており、該リ
ング44は前記周溝32及び34との係合を緩衝し、封
合をより確実にする作用をする。封合部材36の環状部
分37及びリング44は、支持部材35に形成されたへ
こみ部45内を延在する連結部分46を介して互いに連
結されている。このような構成により、封合部材36は
リング44を含めて全体が1つの成形型で同時に成形さ
れる。
実施例は、半径方向へ延在する環状板で作られた環状剛
性支持部材35と、ゴムなどの弾性材料で作られた環状
弾性封合部材36とを有し、該封合部材36は半径方向
に延在する環状部分37において支持部材35の一側面
に焼付け固着されている。封合部材36は環状部分37
の半径方向内方端から軸線方向へ延在する筒状部分38
を一体に形成しており、更に筒状部分38の先端から半
径方向内方及び軸線方向反対方向へ屈折した内側部分3
9を一体に形成しており、この内側部分39にクランク
軸6の外周面に接触する封合縁40及びダスト阻止リッ
プ部分41が一体に形成されており、内側部分39の外
周面に装着されたばねリング42によって半径方向内方
へ押圧されている。封合部材36の環状部分37は、そ
の外周端部43においてクランクケース1の端部の内周
面31及び33に圧着してそれらの間の隙間を封合す
る。クランクケース1の端部の内周面に形成された周溝
32及び34に係合する支持部材35の外周端は封合部
材36と同じ材料のリング44を被着されており、該リ
ング44は前記周溝32及び34との係合を緩衝し、封
合をより確実にする作用をする。封合部材36の環状部
分37及びリング44は、支持部材35に形成されたへ
こみ部45内を延在する連結部分46を介して互いに連
結されている。このような構成により、封合部材36は
リング44を含めて全体が1つの成形型で同時に成形さ
れる。
考案の効果 以上説明した本考案の構成により、本考案は、オイルシ
ールの軸線方向長さを最小限にして薄形構造にしかつ軽
量化すると共にその製作が容易であり、かつ装置への組
込みが容易であり、圧力流体を完全に密封すると共に隣
接して配置される軸受のスラスト受板の作用をもし、こ
のため装置の部品点数を減じることができ、かつその小
型軽量化をはかることがでる。また、特に本考案のオイ
ルシールをクランク室予圧縮式二サイクル内燃機関のク
ランク軸軸封用に適用すると、オイルシールを装着する
ためにオイルシール室をクランクケースに形成する従来
のものに比較して、オイルシール室に生じる無駄なスペ
ースを無くすことができるので、クランクケースのデッ
ドスペースを減らすことができ、このためクランクケー
ス内での混合気の一次圧縮の割合を増大することができ
て機関効率を改善することができ、かつクランクウエブ
の体積をデッドスペースの減少分だけ減らすことができ
て機関の軽量化をはかることができるなどの効果を奏す
る。
ールの軸線方向長さを最小限にして薄形構造にしかつ軽
量化すると共にその製作が容易であり、かつ装置への組
込みが容易であり、圧力流体を完全に密封すると共に隣
接して配置される軸受のスラスト受板の作用をもし、こ
のため装置の部品点数を減じることができ、かつその小
型軽量化をはかることがでる。また、特に本考案のオイ
ルシールをクランク室予圧縮式二サイクル内燃機関のク
ランク軸軸封用に適用すると、オイルシールを装着する
ためにオイルシール室をクランクケースに形成する従来
のものに比較して、オイルシール室に生じる無駄なスペ
ースを無くすことができるので、クランクケースのデッ
ドスペースを減らすことができ、このためクランクケー
ス内での混合気の一次圧縮の割合を増大することができ
て機関効率を改善することができ、かつクランクウエブ
の体積をデッドスペースの減少分だけ減らすことができ
て機関の軽量化をはかることができるなどの効果を奏す
る。
第1図は本考案によるオイルシールの一実施例を示すチ
ェーンソーの縦断面図であり、第2図は第1図に示した
オイルシールの拡大断面図であり、第3図は本考案のオ
イルシールの別の実施例の上半分の断面図である。 17、18……オイルシール、 19、35……環状支持部材、 20、21、36……環状封合部材。
ェーンソーの縦断面図であり、第2図は第1図に示した
オイルシールの拡大断面図であり、第3図は本考案のオ
イルシールの別の実施例の上半分の断面図である。 17、18……オイルシール、 19、35……環状支持部材、 20、21、36……環状封合部材。
Claims (1)
- 【請求項1】半径方向に延在しかつ外周端において回転
軸の中心軸線を含む平面で二分割された固定構造の内周
面に形成された周溝に係合して半径方向及び軸方向移動
不能に保持された環状支持部材を有し、該支持部材の一
側面に環状封合部材を固着してその外周端に前記固定構
造に圧着する封合部分を形成すると共に前記支持部材の
他側面を軸受の外端面に当接して該軸受の軸線方向移動
を制限し、前記支持部材及び封合部材の一方の半径方向
内方端に環状の軸線方向延在部分を形成し、該軸線方向
延在部分の先端に、半径方向内方及び前記軸受側方向に
延在して前記回転軸の外周面に嵌着する封合部分を形成
する環状弾性封合部材を設けたことを特徴とするオイル
シール。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986124438U JPH067220Y2 (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | オイルシール |
DE19873725155 DE3725155A1 (de) | 1986-08-13 | 1987-07-29 | Oeldichtung |
SE8703131A SE467065B (sv) | 1986-08-13 | 1987-08-12 | Oljepackning |
US07/333,361 US4949981A (en) | 1986-08-13 | 1989-04-05 | Oil seal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986124438U JPH067220Y2 (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | オイルシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6330668U JPS6330668U (ja) | 1988-02-29 |
JPH067220Y2 true JPH067220Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=14885498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986124438U Expired - Lifetime JPH067220Y2 (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | オイルシール |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4949981A (ja) |
JP (1) | JPH067220Y2 (ja) |
DE (1) | DE3725155A1 (ja) |
SE (1) | SE467065B (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4412132C5 (de) * | 1994-04-08 | 2005-07-28 | Ina-Schaeffler Kg | Abdichtung für eine Gelenkkreuzbüchse |
DE19711400C2 (de) * | 1997-03-19 | 2001-12-06 | Freudenberg Carl Fa | Radialwellendichtring |
AU2001275030B2 (en) | 2000-05-31 | 2005-01-27 | Horton, Inc. | Dust seal |
JP4344460B2 (ja) * | 2000-07-11 | 2009-10-14 | 本田技研工業株式会社 | エンジン本体のシール構造 |
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