JPH0543271Y2 - - Google Patents

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JPH0543271Y2
JPH0543271Y2 JP1207688U JP1207688U JPH0543271Y2 JP H0543271 Y2 JPH0543271 Y2 JP H0543271Y2 JP 1207688 U JP1207688 U JP 1207688U JP 1207688 U JP1207688 U JP 1207688U JP H0543271 Y2 JPH0543271 Y2 JP H0543271Y2
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JP
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cylinder
piston
valve
suction
reciprocating compressor
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JP1207688U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はレシプロ形圧縮機、詳しくはピスト
ンを摺動させる気筒の頂部に、薄板状のパツキン
を介して吸入ポートをもつ弁座を取付け、前記吸
入ポートにおける気筒への開放部に、板状吸入弁
を介装させるようにしたレシプロ形圧縮機に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種レシプロ形圧縮機として、密閉ケ
ーシングの内方上下部位に、モータと架構とをそ
れぞれ配設し、該架構に複数の気筒を形成して、
この各気筒にそれぞれピストンを摺動自由に内装
すると共に、これら各ピストンを前記モータに結
合されたクランク軸の偏心軸部に連結ロツドを介
して連動連結し、前記モータの駆動に伴う前記偏
心軸部の偏心回転により、前記各ピストンを前記
各気筒内で往復動させて、該各気筒の圧縮室内で
それぞれ吸入ガスを圧縮させるようにしたもの
は、例えば実開昭62−110584号公報において、既
に知られている。
また、以上のごときレシプロ形圧縮機において
は、第4図に示したごとく、ピストン5が収容さ
れた気筒4の頂部側に、薄肉のパツキン8を介し
て弁座9を取付けると共に、該弁座9と前記気筒
4との間に、前記弁座9に設けた吸入ポート10
を開閉する板状の吸入弁11を介装させる一方、
前記弁座9に吐出ポート12を設けて、該吐出ポ
ート12を開閉させる吐出弁15を、前記弁座9
の外部側に弁バネ13と弁押え14を介して取付
けるようにしている。
斯くして前記ピストン5の前記気筒4内での後
退動時に、前記吸入弁11を開放させて、前記弁
座9の吸入ポート10から前記気筒4の内部に吸
入ガスを吸入し、また前記ピストン5の進出動に
よる前記吸入ガスの圧縮時に、前記吐出弁15を
開放させて、前記吐出ポート12から圧縮ガスを
外部に吐出させるのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで以上のごときレシプロ形圧縮機におい
ては、通常、前記ピストン5の上死点位置におけ
る前記気筒4の容積即ちトツプクリアランスCを
できるだけ小さくして体積効率を高めるようにし
ているが、該トツプクリアランスCが小さすぎる
と、前記ピストン5が前記気筒4の上死点近くに
まで進出されたとき、前記ピストン5の進出動に
伴い持ち上げられる余剰の潤滑油も圧縮されてし
まうことになり、この結果、負荷の増大を招い
て、逆に圧縮性能を損なつたり、また前記吸入弁
11の弁破壊を招くなどの問題が起こるのであつ
た。
本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、その目的は、前記ピストンの進出動に伴い
前記トツプクリアランス側に持ち上げられる余剰
油を、前記気筒と弁座との間に介装させた前記パ
ツキン側に待避させて、前記トツプクリアランス
における負荷の増大を解消することにより、弁破
壊を招いたりすることなく、しかも圧縮性能を高
めることができるレシプロ形圧縮機を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、図面の実施例に示したごとく、ピス
トン5を摺動させる気筒4の頂部に、薄板状のパ
ツキン8を介して吸入ポート10をもつ弁座9を
取付け、前記吸入ポート10における気筒4への
開放部に、板状吸入弁11を介装したレシプロ形
圧縮機において、前記パツキン8に、該パツキン
8に設ける前記吸入弁11の介装用抜き孔81と
連続させて、前記ピストン5の気筒4内における
上死点近くで圧縮される余剰油を待避させる切欠
部82を設けたことを特徴とするものである。
(作用) しかして前記気筒4内における前記ピストン5
の進出動時に、前記気筒4の頂部側へと持ち上げ
る余剰油は、前記パツキン8の切欠部82へと待
避されるのであり、従つて前記気筒4のトツプク
リアランス側において、余剰油の圧縮を行つたり
することがなく、このトツプクリアランスでの負
荷増大が防止され、このことから前記吸入弁11
の弁破壊を招いたりすることがなくなり、また前
記ピストン5の抵抗増大もなくなつて、圧縮性能
が向上されるのである。
(実施例) 以下本考案にかかるレシプロ形圧縮機を図面の
実施例によつて説明する。
第3図に示したレシプロ形圧縮機は、密閉ケー
シング1の内方上部側にモータ2を、また下部側
に架構3をそれぞれ配設し、この架構3の上下部
位に複数の気筒4を形成して、該各気筒4にそれ
ぞれピストン5を摺動自由に内装すると共に、前
記モータ2に結合したクランク軸6を、前記架構
3に設けた上下軸受31,32を介して回転自由
に支持する一方、前記各ピストン5を前記クラン
ク軸6に設けた偏心軸部61に、それぞれ連結ロ
ツド7を介して連結し、前記モータ2の駆動に伴
う前記偏心軸部61の偏心回転により、前記各ピ
ストン5を前記各気筒4内において往復動させる
ようにしている。
また、前記気筒4の頂部側には、第1図で明ら
かなごとく、薄肉板状をなすパツキン8を介して
弁座9を取付け、該弁座9の前記気筒4との対向
部位に吸入ポート10を形成すると共に、この吸
入ポート10における前記気筒4への開放部側
に、前記パツキン8よりもやや薄肉板状に形成さ
れた吸入弁11を介装させる一方、前記弁座9に
おける前記ピストン5の進出方向外部側に吐出ポ
ート12を設けて、該吐出ポート12の外部側に
弁バネ13と弁押え14を介して吐出弁15を支
持させている。
斯くして前記ピストン5の前記気筒4内での後
退動時に、前記吸入弁11を湾曲状に撓ませて、
前記弁座9の吸入ポート10から前記気筒4の内
部へと吸入ガスを吸入し、また該気筒4内におけ
る前記ピストン5の進出動により前記吸入ガスを
圧縮し、その圧力上昇で前記吐出弁15を開放さ
せて、前記吐出ポート12から圧縮ガスを外部に
吐出させるようにしている。
更に、前記クランク軸6の下部側には、前記ケ
ーシング1の底部油溜1aに臨むポンプ要素Pを
取付けると共に、前記クランク軸6の軸心内部に
給油通路62を形成して、前記ポンプ要素Pで汲
上げられた潤滑油を、前記給油通路62を介し
て、前記クランク軸6の偏心軸部61と前記連結
ロツド7との連結部位、及び前記気筒4の内部そ
の他潤滑箇所に給油するようにしている。
しかして以上のごときレシプロ形圧縮機におい
て、前記吸入弁11を介装させるために、前記パ
ツキン8に形成した抜き孔81の外周部位に、該
抜き孔81と連続させて切欠部82を形成し、こ
の切欠部82の内部に、前記ピストン5における
気筒4の上死点近く圧縮される余剰油を待避させ
るようにしたのである。
具体的には、第1図及び第2図で明らかにした
ごとく、前記パツキン8の中央部位に、前記吸入
弁11の外観形状とほぼ同一形状をなし、かつ該
吸入弁11よりもやや径大とされた抜き孔81を
形成して、この抜き孔81を介して前記吸入弁1
1を前記気筒4と前記弁座9との間に介装させる
ごとくなすと共に、前記抜き孔81の外周一部
に、該抜き孔81に連続された前記切欠部82を
形成するのである。
前記切欠部82は、半径方向の長さが約4mm
で、また周方向の長さが約10mmとされた概略矩形
状に形成し、約0.03c.c.相当の余剰油を待避させ得
るようにしている。尚、第1図は、第2図のX−
X線での拡大断面図である。
しかして、以上の構成とすることにより、前記
ピストン5の進出動に伴い前記気筒4内を持ち上
げられる余剰油は、前記パツキン8の切欠部82
内に収容待避されることとなり、従つて前記余剰
油が前記気筒4のトツプクリアランスCにおいて
圧縮されたりすることが防止され、これに伴い前
記余剰油の圧縮による前記ピストン5の抵抗増大
が阻止されて、圧縮性能が高められ、また前記ト
ツプクリアランスCにおける余剰油の圧縮によつ
て、前記吸入弁11などが破壊するのが未然に防
止されるのである。
尚、第2図において、83は前記パツキン8の
前記吸入ポート10との対向部位に設けた吸入連
通孔、84は同パツキン8の外周複雑箇所に形成
したボルト挿通孔、11aは前記吸入弁11を支
持するための支持ピンである。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案にかかるレシプロ形
圧縮機では、気筒4と弁座9との間に介装される
パツキン8に、該パツキン8に設ける吸入弁11
の介装用抜き孔81と連続させて、前記気筒4内
におけるピストン5の上死点近くで圧縮される余
剰油を待避させるための切欠部82を設けたか
ら、前記ピストン5の進出動に伴い前記気筒4の
トツプクリアランス側に持ち上げられる余剰油
を、前記パツキン8の切欠部82に収容待避させ
ることができて、前記トツプクリアランスで前記
余剰油の圧縮を行つたりすることがなくなり、従
つて弁破壊を招いたりすることがなく、しかも前
記ピストン5の抵抗増大もなくなつて、圧縮性能
を高め得るに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるレシプロ形圧縮機の要
部を示す断面図、第2図はパツキンの取付部位を
示す平面図、第3図はレシプロ形圧縮機の全体概
略構造を示す縦断面図、第4図は従来例を示す断
面図である。 4……気筒、5……ピストン、8……パツキ
ン、81……抜き孔、82……切欠部、9……弁
座、10……吸入ポート、11……吸入弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストン5を摺動させる気筒4の頂部に、薄板
    状のパツキン8を介して吸入ポート10をもつ弁
    座9を取付け、前記吸入ポート10における気筒
    4への開放部に、板状吸入弁11を介装したレシ
    プロ形圧縮機において、前記パツキン8に、該パ
    ツキン8に設ける前記吸入弁11の介装用抜き孔
    81と連続させて、前記ピストン5の気筒4内に
    おける上死点近くで圧縮される分剰油を待避させ
    る切欠部82を設けたことを特徴とするレシプロ
    形圧縮機。
JP1207688U 1988-01-29 1988-01-29 Expired - Lifetime JPH0543271Y2 (ja)

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JP1207688U JPH0543271Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29

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JP1207688U JPH0543271Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29

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JPH01115884U JPH01115884U (ja) 1989-08-04
JPH0543271Y2 true JPH0543271Y2 (ja) 1993-10-29

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