JPS6136784Y2 - - Google Patents

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JPS6136784Y2
JPS6136784Y2 JP16958581U JP16958581U JPS6136784Y2 JP S6136784 Y2 JPS6136784 Y2 JP S6136784Y2 JP 16958581 U JP16958581 U JP 16958581U JP 16958581 U JP16958581 U JP 16958581U JP S6136784 Y2 JPS6136784 Y2 JP S6136784Y2
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oil
cover
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gap
casing
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JP16958581U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は全密閉形圧縮機、詳しくはシリンダの
ヘツド部に弁座及びヘツドカバーを取付け、前記
弁座とヘツドカバーとの間にガスケツトを介装す
ると共に、前記シリンダヘツドに架構リブを設
け、かつ密閉ケーシングの底部を油溜とした全密
閉形圧縮機に関する。
一般に、以上の如き構成をもつた全密閉形圧縮
機において、前記架更リブの内側空間は、前記ガ
スケツトにより吐出チヤンバーと密封されてお
り、また、前記弁座とシリンダヘツドにおけるシ
リンダ室周りの頂面との間には、吸入弁間座が介
装され、この吸入弁間座により前記シリンダ室と
も遮断されている。ピストンが吸入行程にあると
きには、この内側空間はシリンダ室よりも圧力が
高く、又密閉ケーシング内圧力よりも低い。吸入
ガスは弁座通路を経てシリンダへ供給されている
訳である。ピストンが吐出行程に入るや、シリン
ダの圧力が上昇し、吸入弁は素速く閉じる。吸入
ガスの流れは急激に遮断されるため該内側空間の
圧力は瞬時密閉ケーシング内圧力より高くなり、
この内側空間のガス冷媒が前記密閉ケーシングの
底部に貯溜した潤滑油の油面をたたいてフオーミ
ングをおこす原因となつていた。一方、ピストン
の吸入行程においては、前記架構リブの内側空間
の圧力は、密閉ケーシングの内部圧力に対し、僅
かであるが低くなり、そのため前記フオーミング
による油が前記内側空間からシリンダ室内に浸入
し、液圧縮となる虞れがあつたのである。
従つて、従来では前記ピストンの吸入行程にお
いて、前記内側空間からシリンダ室内に前記フオ
ーミングによる油が浸入し、液圧縮となるのを防
ぐのを主目的として、前記架構リブとヘツドカバ
ーとの間にガスケツトを介装し、前記内側空間
を、前記密閉ケーシングの内部と密封しているの
である。
このため、前記ガスケツトが特別に必要とな
り、部品点数が増加してコスト高となるばかり
か、組立て工数も増加し、製品コストが高くなる
問題があつた。
本考案は、以上の如き従来の問題に鑑み前記ガ
スケツトを用いることなく油浸入による液圧縮の
問題も解消すべく考案したもので、目的はコスト
高となる部品をなくし、かつ、組立て工数も減少
してコストの低下を図りながら油浸入による液圧
縮がない圧縮機を提供する点にある。
しかして本考案は、前記架構リブの頂面と前記
ヘツドカバーの内面とを相対向させると共に、前
記リブ頂面とヘツドカバー内面との間の隙間で、
かつ、前記油溜の油面に向う隙間の外側に、前記
油面とほゞ同方向に延びる覆いを設け、前記隙間
を水平方向に開口させたことを特徴とするもので
あつて、従来のごとくガスケツトを用いなくと
も、前記密閉ケーシング底部に貯溜する油のフオ
ーミングを阻止することができ、よつて前記架構
リブの内側空間に油が浸入することはなく、前記
シリンダ室への油浸入による液圧縮を防止できる
ようにしたのである。
次に、本考案圧縮機の実施例を図面に基づいて
説明する。
図面に示した実施例の基本構造は既知の通りで
あつて、上下ケーシンダ11,12から成る密閉
ケーシング1内に、モータ2と圧縮要素3とをア
ツセンブリしたものを前記密閉ケーシング1内に
固定した取付腕13に、弾性支持手段4を介して
支持し、そして、前記ケーシング1に、吸入管
(図示せず)の管継手5を設けて、前記吸入管か
らの低圧ガスを、前記ケーシング1内に導入する
ごとく成すと共に、前記圧縮要素3に設ける吸入
口(図示せず)を、前記ケーシング1内に開口さ
せ、また、後記する吐出チヤンバー36には吐出
管6を接続し、前記ケーシング1内に導入される
低圧ガスを吸入口から吸込み、該ガスを高圧ガス
として前記吐出チヤンバー36から吐出管6を介
して、前記ケーシング1の外部に導出するごとく
成したものである。
又、以上の説明から明らかな通り、前記ケーシ
ング1の内部圧力は、低圧ガスの圧力となるもの
であり、前記ケーシング1の底部を油溜として潤
滑油Oを貯溜するのである。尚、第1図において
7は油ポンプである。
又、前記圧縮要素3は、複数のシリンダ31を
もつた架構30と、前記各シリンダ31のシリン
ダ室31aに挿嵌されるピストン32と、これら
各ピストン32を連接棒33を介して連結するク
ランク軸34とから成り、前記シリンダ31のヘ
ツド部には、弁座35と、前記吐出チヤンバー3
6を形成するヘツドカバー37とを、弁間座38
及びガスケツト39を介して取付けると共に、前
記架構30には、前記シリンダ31のヘツド部の
周りを囲繞するごとく架構リブ30aを設けるの
である。
尚、前記弁座35は、第2図のごとく吸入弁4
1をもつた外部弁座と吐出弁42をもつた内部弁
座及び弁押え43とから成り、ボルト44でアツ
センブルしている。また、前記ヘツドカバー37
は、内側カバー45と外側カバー46とから構成
し、これら各カバー45,46の外周にフランジ
45a,46aを設け、これらフランジ45
a,,46aと相対向させて結合している。
しかして第1,2図に示したものは、以上の如
く構成する圧縮要素3における前記架構リブ30
aの頂面と、前記ヘツドカバー37における内側
カバー45のフランジ45aに内面とを相対向さ
せると共に、前記リブ30a頂面と前記内側カバ
ー45内面との間の隙間で、かつ、前記油溜めの
油面に向う隙間Dの外側に、前記油面とほゞ同方
向に延びる覆い47を設け、前記隙間Dを水平方
向に開口させたものである。
前記覆い47は金属性薄板により形成するもの
であり、該覆い47に第3図のごとくボルト挿通
孔47a,47aを設けると共に、前記内側カバ
ー45側にねじ孔45b,45bを設けて、ボル
ト48,48により前記覆い47を前記カバー3
7に取付けている。
以上の構成において、前記モータ2を駆動して
運転する場合、前記密閉ケーシング1内に帰還す
る低圧ガスは、前記クランク軸34の駆動による
前記ピストン32の往復動により吸入され、高圧
ガスに圧縮されて、吐出弁を介して前記吐出チヤ
ンバー36に吐出されるのであつて、前記架構リ
ブ30aの内側空間Sの圧力は、前記ピストン3
2の吸入行程で、密閉ケーシング内の圧力より低
く、吐出行程へ移行し吸入弁が閉じた直後、密閉
ケーシング内の圧力より高くなるのであるが、前
記隙間Dは、前記覆い47により水平方向に開口
させられているので、前記密閉ケーシング1の底
部に貯溜している油面に、前記空間S内のガスが
吹きつけられることはない。従つて前記油Oがフ
オーミングを起こすことはないので、前記空間S
の圧力が吸入行程中密閉ケーシング内の圧力より
も低くなつても、該空間S内に潤滑油Oが浸入す
ることはないのであり、液圧縮の問題は生じな
い。
尚、第1乃至第3図に示した実施例では、前記
覆い47を前記内側カバー45に取付けたが、前
記外側カバー46に取付けても何ら差し支えな
い。また、前記ヘツドカバー37を内側カバー4
5と外側カバー46とに分割してフランジ45
a,46aにおいて結合したが、これら内側カバ
ー45と外側カバー46は一体的に形成してもよ
いものである。
また第4図図示のものは、他の実施例を示し、
前記した実施例のごとく前記覆い47を金属性薄
板により、前記ヘツドカバー37とは別体として
形成するのではなく、該ヘツドカバー37の下部
に一体的に延設形成したものであり、覆い47取
付けの手間が省け、より経済的である。
以上の如く本考案は、前記架構リブの頂面と前
記ヘツドカバーの内面とを相対向させると共に、
前記リブ頂面とヘツドカバー内面との間の隙間
で、かつ、前記油溜の油面に向う隙間の外側に、
前記油面とほゞ同方向に延びる覆いを設け、前記
隙間を水平方向に開口させたことを特徴とするも
のであるから、従来のごとくガスケツトを用いて
前記間隔を密封しなくとも、圧縮されて高圧とな
つたガス冷媒が油面に吹きつけることはなく、よ
つて潤滑油がフオーミングを起こすことはないの
であり、その結果、油浸入による液圧縮を防止で
きるのである。しかも、コスト高となる前記ガス
ケツトを省略できることにより、製品コストをも
低減できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案圧縮機の縦断面図、第2図は要
部の拡大断面図、第3図は覆いの拡大斜視図、第
4図は他の実施例を示す要部の拡大断面図であ
る。 1……密閉ケーシング、30a……架構リブ、
31……シリンダ、35……弁座、37……ヘツ
ドカバー、39……ガスケツト、47……覆い、
D……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツドに弁座及びヘツドカバーを取付
    け、前記弁座とヘツドカバーとの間にガスケツト
    を介装すると共に、前記シリンダヘツドに架構リ
    ブを設け、かつ、密閉ケーシングの底部を油溜と
    した全密閉形圧縮機であつて、前記架構リブの頂
    面と前記ヘツドカバーの内面とを相対向させると
    共に、前記リブ頂面とヘツドカバー内面との間の
    隙間で、かつ、前記油溜の油面に向う隙間の外側
    に、前記油面とほゞ同方向に延びる覆いを設け、
    前記隙間を、水平方向に開口させたことを特徴と
    する全密閉形圧縮機。
JP16958581U 1981-11-13 1981-11-13 全密閉形圧縮機 Granted JPS5873971U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16958581U JPS5873971U (ja) 1981-11-13 1981-11-13 全密閉形圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16958581U JPS5873971U (ja) 1981-11-13 1981-11-13 全密閉形圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5873971U JPS5873971U (ja) 1983-05-19
JPS6136784Y2 true JPS6136784Y2 (ja) 1986-10-24

Family

ID=29961571

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16958581U Granted JPS5873971U (ja) 1981-11-13 1981-11-13 全密閉形圧縮機

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JPS5873971U (ja) 1983-05-19

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