JPH0433069Y2 - - Google Patents

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JPH0433069Y2
JPH0433069Y2 JP16164988U JP16164988U JPH0433069Y2 JP H0433069 Y2 JPH0433069 Y2 JP H0433069Y2 JP 16164988 U JP16164988 U JP 16164988U JP 16164988 U JP16164988 U JP 16164988U JP H0433069 Y2 JPH0433069 Y2 JP H0433069Y2
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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、口紅などの棒状化粧材の繰出機構に
関し、特に化粧材の繰出部分を二重螺旋構造にし
た化粧材繰出機構に関する。
(従来の技術) 従来の化粧材繰出機構には、化粧用容器を短く
し、かつ細くするために化粧材の繰出機構を二重
螺旋構造にしたものがあつた。これは例えば本考
案の考案者が提案した実開昭63−76213号に記載
された考案がある。
この考案は、内面に螺旋溝を形成した基筒とこ
の基筒に係合しながら上下動する中筒及びこの中
筒に係合しながら上下動する化粧材支持体よりな
る化粧材繰出機構を有するものである。
(考案が解決しようとする課題) この繰出機構は、外径を細くかつ全長を短くす
ることはできたが、化粧材支持体の基筒及び中筒
に対する係止状態が不安定なため化粧材の充填時
と収納時において化粧材支持体が上下動しやすい
という欠点があつた。
本考案は上記欠点に鑑み考案されたもので、化
粧材の充填時と収納時においても化粧材支持体が
安定して支持される化粧材繰出機構を提供するこ
とを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本考案は、内面に
螺旋溝を形成した基筒の上部にガイド筒を構成
し、上記基筒の螺旋溝に案内部を係合させて上下
動する中筒及びこの中筒の内面に形成した螺旋溝
に案内部を係合させて、上記ガイド筒内を上下動
する化粧材支持体よりなる化粧材繰出機構におい
て、 上記化粧材支持体下部の外周面と内周面に夫々
突起部を構成し、中筒上端内周には上記外周面の
突起部に係合する突条部を形成し、基筒の底面内
周には上記内周面の突起部と係合する突条部を設
けると共に、基筒の内周に形成した螺旋溝の上端
に上記中筒の案内部の載置部を構成したこと、 あるいは、上記化粧材支持体下部の外周面と下
端の外周面に夫々突起部を構成し、中筒上端外周
には上記下部外周面の突起部に係合する突条部を
形成し、基筒の底面内周には上記下端外周面の突
起部と係合する突条部を構成したことを特徴とし
ている。
(作用) 基筒を回転させると、中筒の案内部が基筒の螺
旋溝に案内され上昇する。この案内部の上昇に伴
つて中筒が化粧材支持体を内装したまま上昇して
化粧材も上方に繰出される。しかしこの段階で
は、中筒は基筒と同期回転せず化粧材支持体は中
筒に対しては上昇していない。
さらに、基筒を回転させていくと中筒下端が基
筒の上端に至り、かつ案内部が基筒の載置部に係
止される。そして中筒の上方移動は停止し、次い
で中筒も基筒と同期して回転しはじめる。
すると化粧材支持体の案内部が中筒の螺旋溝に
沿つて摺動案内され、化粧材支持体は上方に繰出
される。こうして化粧材支持体が最上端まで繰出
されると突起部と案内部との間に中筒の突条部が
係合する。
化粧材を収納する時は、基筒を繰出時の場合と
逆方向に相対回転させると中筒の突条部が突起部
と案内部との間に係止されたままの状態で中筒が
下方移動する。中筒が基筒の底部まで移動する
と、突条部が突起部の案内部より外れ、化粧材支
持体の案内部が中筒の螺旋溝に沿つて下方に移動
する。
この化粧材支持体の昇降時には、化粧材支持体
の上部はガイド筒内周に規制されているため回転
はしない。
化粧材支持体が中筒の下端まで移動すると同時
に下部内周面の突起部が、基筒の係合溝に嵌合し
確実に化粧材支持体を固定収納する。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づき以下に説明す
る。第1図は本考案の第1実施例の縦断正面図、
第2図は化粧材を繰出した後の同縦断正面図、第
3図はキヤツプの縦断正面図、第4図は第1実施
例の化粧材支持体の縦断側面図、第5図は同底面
図である。
第1図に示すように第1実施例は、化粧材を固
定する化粧材支持体1、中筒10、基筒20、ハ
カマ30及びガイド筒40よりなる。
化粧材支持体1は、上端に化粧材(図示せず)
を載置する皿部6を有し、その下部に円筒体7を
取付けている。皿部6は外周の断面形状を、ガイ
ド筒40内周面と同一形状の八角形状に形成して
いるため、上昇時にはガイド筒40内で回転する
ことはない。この皿部6の断面形状は八角形状に
限らず、例えば楕円形状に形成しても良い。
この円筒体7下部両側に案内部2を突設し、該
案内部2の上方に一対の半球状の突起部5を構成
する。さらに、円筒体7下部には切込部4を設
け、下端の内周面に突起部3を形成している。
該化粧材支持体1を第6図に示す円筒形状の中
筒10に内嵌する。この場合、中筒10の内壁に
構成した一対の螺旋溝11に上記案内部2を係合
させる。
また中筒10の上端内周には上記案内部2と突
起部5の間に嵌合可能な突条部14を設ける。そ
して、この中筒10の下端外周に、基筒20内壁
に添つて上下動する環体12を取付け、該環体1
2の外周面に一対の案内部13を突設している。
この中筒10を第7図に示す基筒20に内嵌す
る。この場合、基筒20内壁に構成した一対の螺
旋溝21に上記中筒10の案内部13を係合さ
せ、該螺旋溝21の最上端を水平に削設して案内
部13の載置部22を構成する。さらに基筒20
の内部底面の中央に、化粧材支持体1の突起部3
が係合する係合溝23aを上端に形成した係合部
23を立設し、基筒20の下部外側面に爪24と
突条部25を構成する。
一方、ハカマ30は下部外側面に孔31、溝3
2を設け、上部外側面にキヤツプ50の嵌合孔5
1に嵌合する嵌合突起33を設けている。そして
上記基筒20の爪24と突条25をハカマ30の
孔31、溝32に嵌合させ基筒20をハカマ30
に固定する。
このように構成した本実施例の作用を説明す
る。
化粧材の収納時には、化粧材支持体1の突起部
3が基筒20の係合部23上部に形成した係合溝
23aに係合することによつて、化粧材支持体1
を確実に収納状態に保つている。
化粧材の繰出し時には、まずガイド筒40とハ
カマ30を相対回転させる。ハカマ30の回転と
共に基筒20が回転し、基筒20に回転に伴つ
て、中筒10の案内部13は基筒20の螺旋溝2
1に案内されるため、中筒10は化粧材支持体1
を内装したまま上昇していく。この段階でおい
て、中筒10は基筒20と同期回転しないため、
化粧材支持体1の案内部2が中筒10の螺旋溝1
1に沿つて上昇することはない。
この中筒10の上方移動は、環体12上部がガ
イド筒40の下端に接触し、かつ案内部13が基
筒20の載置部22に係止されることにより停止
する。
上方移動が停止すると、載置部22に案内部1
3が係合しているため、中筒10もハカマ30と
同期して回転しはじめる。
こうして中筒10が回転しはじめると、上述の
ように化粧材支持体1はガイド筒40によつて回
転を規制されているため回転できず、その案内部
2が中筒10の螺旋溝11に案内され化粧材支持
体1は上方に繰出される。
化粧材支持体1がガイド筒40の最上端まで繰
出されると突起部5が突条部14を乗越え、突条
部14を突起部5と案内部2で係合した状態とな
り化粧材支持体1が安定して保持される。
つまり化粧材を最上端まで繰出した時は、突起
部5と案内部2で中筒10の突条部14を係合す
ると共に、載置部22に中筒10の案内部12が
支持されている。
従つて皿部6上方より押圧力が加わつた場合、
例えば生産時において化粧材の差し込み工程にお
いても化粧材支持体1が下方に移動しない。
化粧材を収納する時には、ガイド筒40とハカ
マ30を繰出時と逆方向に相対回転させる。する
と、案内部13が基筒20の螺旋溝21に沿つて
下方に摺動案内され、中筒10が基筒20の底面
に接触するまで移動する。さらにハカマ30を回
転させると中筒10が基筒20と共に同期回転し
はじめる。同期回転すると突起部5が突条部14
を乗越え、化粧材支持体1の案内部2が中筒10
の螺旋溝11に沿つて下方に案内され、化粧材支
持体1が、螺旋溝11の最下端まで移動して、突
起部3が再び係合溝23aに嵌合する。
このように収納時には、突起部3が係合溝23
aに係合することにより確実に化粧材支持部1を
収納でき、外部から振動や衝撃等が加えられた場
合も不用意に化粧材が移動するおそれがない。
さらに本実施例を使用すれば、繰出機構を二段
階とすることにより、化粧具の全長を短くすると
共にその外形を細くすることが可能となる。
第8図は本考案の第2実施例の化粧材支持体4
1の縦断正面図である。図示のように、本実施例
の前述の第1実施例の基筒下部の係合部23に代
えて、基筒40底部に突条部42を構成し、この
突条部42に係合する突起部43を化粧材支持体
41に構成したものである。
本構成によれば突起部43が突条部42に係合
することにより、第1実施例よりも更に確実に化
粧材支持体41を収納状態に保つことができる。
また、本実施ではガイド筒48の一部を透明材
49により形成し、外部より内部の化粧料を確認
可能としたものである。本実施例では繰出機構を
二段とすることによつて、ガイド筒48の一部を
透明とし内部の化粧材が何色であるかを確認する
ことが可能となつた。
(考案の効果) 上記のように本考案による化粧材繰出機構は、
化粧材支持部の上方から圧力が加わつても下降せ
ず、また収納時にも化粧材が移動しないため確実
な保持状態を保てると共に、化粧容器を短くかつ
細く構成できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第1実
施例の縦断正面図、第2図は化粧材を繰出した後
の同縦断正面図、第3図は同キヤツプの縦断正面
図、第4図は同化粧材支持体の縦断側面図、第5
図は同底面図、第6図は同中筒の縦断側面図、第
7図は同基筒の縦断正面図及び第8図は第2実施
例の縦断正面図である。 1,41……化粧材支持体、2,13……案内
部、3,5,43……突起部、6……皿部、7…
…円筒体、10,46……中筒、11,21……
螺旋溝、14,42……突条部、20,40……
基筒、22……載置部、23a……係合部、30
……ハカマ、32……溝、40……ガイド筒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内面に螺旋溝を形成した基筒の上部にガイド
    筒を構成し、上記基筒の螺旋溝に案内部を係合
    させて上下動する中筒及びこの中筒の内面に形
    成した螺旋溝に案内部を係合させて、上記ガイ
    ド筒内を上下動する化粧材支持体よりなる化粧
    材繰出機構において、 上記化粧材支持体下部の外周面と内周面に
    夫々突起部を構成し、中筒上端内周には上記外
    周面の突起部に係合する突条部を形成し、基筒
    の底面内周には上記内周面の突起部と係合する
    突条部を設けると共に、基筒の内周に形成した
    螺旋溝の上端に上記中筒の案内部の載置部を構
    成したことを特徴とする化粧材繰出機構。 (2) 内面に螺旋溝を形成した基筒の上部にガイド
    筒を構成し、上記基筒の螺旋溝に案内部を係合
    させて上下動する中筒及びこの中筒の内面に形
    成した螺旋溝に案内部を係合させて、上記ガイ
    ド筒内を上下動する化粧材支持体よりなる化粧
    材繰出機構において、 上記化粧材支持体下部の外周面と下端の外周
    面に夫々突起部を構成し、中筒上端外周には上
    記下部外周面の突起部に係合する突条部を形成
    し、基筒の底面内周には上記下端外周面の突起
    部と係合する突条部を設けると共に、基筒の内
    周に形成した螺旋溝の上端に上記中筒の案内部
    の載置部を構成したことを特徴とする化粧材繰
    出機構。
JP16164988U 1988-12-13 1988-12-13 Expired JPH0433069Y2 (ja)

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JP16164988U JPH0433069Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13

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JPH0282216U JPH0282216U (ja) 1990-06-26
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2556815Y2 (ja) * 1991-08-06 1997-12-08 鐘紡株式会社 口紅等の収納容器

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JPH0282216U (ja) 1990-06-26

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