JP3534481B2 - クリーム状物注出容器 - Google Patents

クリーム状物注出容器

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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/02Membranes or pistons acting on the contents inside the container, e.g. follower pistons
    • B05B11/028Pistons separating the content remaining in the container from the atmospheric air to compensate underpressure inside the container
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    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクリーム状物注出容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】クリーム状物を収納して注出するクリー
ム状物注出容器として、例えば図7に示す如く、内部が
上から下まで同径をなす下端面開口の筒状胴部101 を有
する容器体102 と、該容器体内下部に上方への摺動が可
能に外周縁を液密に嵌合させた可動底壁103 と、胴部下
端に嵌着させた底蓋104 と、上記容器体上端部に装着さ
せたポンプ機構を内蔵する注出ポンプ105 とからなるも
のが知られている。これら容器はポンプ105 を構成する
押し下げヘッド106 を押し下げることにより、容器体10
2 内のクリーム状物をヘッド前端のノズル107 より注出
し、それに伴って胴部101 内が負圧化することから可動
底壁103 が上昇する如く構成している。
【0003】また、底蓋104 は可動底壁103 を所定位置
に装着係止させるための位置決め機能を有しており、例
えば、その上面中央より立設した円筒部108 上面に可動
底壁103 下面中央より垂設した垂下筒109 下面を当接係
止させる如く構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記底蓋104 は、容器
の外観を良くするための装飾的目的や、或いは上記した
可動底壁103 を所定位置に装着係止させるための位置決
め機能を付与する目的で一般に装着されているが、この
底蓋104 が容器を誤って落下させる等の衝撃を与えるこ
とにより外れてしまうという不都合を生じる場合があ
る。
【0005】この現象は特にクリーム状物を充填した後
で且つポンプを使用する前の状態で顕著に現れる。ポン
プを使用する前の容器体内には、クリーム状物充填時に
どうしても若干の空気が封入され、また、クリーム状物
自体も、その粘度の如何に係わらず空気を包含している
ものであり、従って、液注出前の容器体胴部内には少量
の空気が存在するのが現実である。
【0006】落下等によりクリーム状物及び可動底壁10
4 に下方への力が加わると、空気はクリーム状物等の液
体と比較して膨張し易いため、空気を膨張させて両者は
下方へ移行し、その際、可動底壁104 が底蓋103 を押圧
してその衝撃で底蓋103 が外れる。
【0007】本発明は上記した従来容器の欠点を解消す
るもので、ポンプ使用前の流通時等に容器に誤って衝撃
が与えられても、底蓋が外れる等の不都合を生じること
がなく、しかも、従来品と比較して極一部の構造を変え
ることによりこの様な効果を発揮できるため、安価に製
造できる優れたクリーム状物注出容器を提案するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明容器は上
記課題を解決するため、下端面開口の筒状胴部6を有す
る容器体2と、上記胴部6内面に液密且つ摺動可能に嵌
合させた摺動部18を外周縁に突設してなる底壁部17によ
り胴部6下部開口を閉塞させた可動底壁部材4と、該部
材4下方の容器体胴部6内下端部に外周縁部を嵌着固定
させて装着した底蓋5と、上記容器体上端部に固定させ
た注出ポンプ3とを備え、該ポンプの作動により容器体
内のクリーム状物を吸い上げて外部へ注出するととも
に、クリーム状物の減少に伴う胴部内の負圧化により可
動底壁部材4が上昇する如く構成してなるクリーム状物
注出容器に於いて、上記可動底壁部材4の底壁部17下面
中央より垂下筒19を垂設するとともに、上記底蓋5上面
中央より周方向複数の切り溝21を縦設してなる支持筒22
を立設し、該支持筒22上端縁に、上記可動底壁部材4の
下方移行による支持筒の拡開又は狭窄を可能に垂下筒19
下端縁を当接係止させたことを特徴とするクリーム状物
注出容器として構成した。
【0009】また、請求項2発明の容器は、上記支持筒
22上端部内面又は外面より突設した係止突条26上面に、
上記可動底壁部材4の下方移行による支持筒の拡開又は
狭窄を可能に垂下筒19下端縁を当接係止させてなる請求
項1記載のクリーム状物注出容器として構成した。
【0010】
【作用】クリーム状物を充填した容器1をその流通段階
等の未使用状態で誤って落下等させた場合に、衝撃でク
リーム状物及び可撓底壁部材4が下方へ移行する。
【0011】その際、図1の実施例では、垂下筒19下端
縁が支持筒22を押し拡げて図3に示す如く支持筒22内に
入り込み摺動下降し、また、図4に示す実施例では、支
持筒22上部を窄めて図6に示す如く垂下筒19が支持筒22
外面を摺動下降し、垂下筒19による支持筒22の押し下げ
力を緩和し、底蓋5が容器体2から外れるのを防止す
る。
【0012】尚、一旦下方へ移行したクリーム状物及び
可動底壁部材4は容器体胴部内で膨張した空気が元の状
態に自然収縮する力により元の状態に戻る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本発明容器1は、容器体2と、注出ポンプ3と、
可動底壁部材4と、底蓋5とを主要部材として構成して
いる。
【0014】容器体2は内径が下から上まで同型をなす
下端面開口の筒状胴部6上端中央より口頚部7を起立し
て構成している。図1に示す実施例では、円筒状の胴部
周壁6a上端縁より胴部頂壁6bを延設するとともに、該頂
壁6b内周縁より円筒状の口頚部7を起立している。
【0015】注出ポンプ3は、容器体2上端部に固定さ
せるとともに、容器体2内のクリーム状物を吸い上げて
注出する如く構成したもので、従来のこの種容器に使用
されているポンプであれば採用できる。
【0016】本実施例では、上記容器体口頚部7外周に
嵌合させた嵌合筒部8より延設して口頚部7内より上方
へ起立させた吸い込み弁9付きシリンダ10と、該シリン
ダ内面に外周を摺動可能に嵌合させた環状ピストン11内
周縁部を所定幅の上下動が可能に嵌合させた吸い上げ筒
12と、該筒12上端に連結し且つコイルスプリング13によ
り常時上方へ付勢されているノズル14付き押し下げヘッ
ド15とを備え、該ヘッド15をスプリング13の付勢に抗し
て押し下げることにより、液圧で環状ピストン11が吸い
上げ筒12に対し相対的に上昇し、この際シリンダ10内と
吸い上げ筒12内とが透孔16を介して連通することから、
シリンダ10内の液が透孔16を介してノズル14先端より噴
出し、一方、ヘッド15が上昇する際には上記透孔16がピ
ストン11により閉塞されるとともに、負圧化したシリン
ダ内に吸い込み弁9を開いて容器体内のクリーム状物が
導入される如く構成した公知のポンプ機構を有するもの
である。
【0017】可動底壁部材4は上記容器体胴部6内下部
を横断して閉塞する底壁部17外周縁より胴部6内面に摺
動可能に嵌合させた摺動部18を延設したもので、本実施
例では、円板状の底壁部17外周縁より、上下縁をそれぞ
れ上向きスカート状及び下向きスカート状に外方へ突出
形成させた縦長環状の摺動部18を延設し、その上下スカ
ート状部を胴部内面に液密且つ摺動可能に嵌合させてい
る。また、底壁部17下面中央より円筒状の垂下筒19を一
体に垂設し、その外面上部には周方向複数の縦リブ20を
突設している。
【0018】底蓋5は、上記可動底壁部材4装着位置下
方の容器体胴部6内下端部に外周縁部を嵌着固定させて
装着している。また、上面中央より周方向複数の切り溝
21を縦設してなる支持筒22を立設し、該支持筒22上端縁
に、上記可動底壁部材4の下方移行に伴う支持筒22の拡
開又は狭窄を可能に垂下筒19の下端縁を当接係止させて
いる。
【0019】本実施例に於いて底蓋5は、短円筒状の周
壁23下端縁より、中央に円形窓孔を穿設した蓋板24を延
設しており、また、蓋板24上面の上記窓孔周縁部より円
筒状の支持筒22を起立し、該支持筒22外面下部より周壁
23内面に至る板状リブ25を放射状に複数設けている。
【0020】上記支持筒22には、その上端から板状リブ
25上面位置に至る切り溝21を、周方向等間隔に四箇所穿
設しており、この切り溝21の存在で支持筒22が拡開又は
狭窄可能に構成している。また、上端内面に係止突条26
を周設し、該係止突条26上面を内方へ下る傾斜面Aに構
成している。
【0021】そして、周壁23外周に設けた突条27を容器
体胴部6内面下端部に周設した凹溝29に強制的に嵌合さ
せて容器体に装着させ、その際、支持筒22の上記係止突
条26上面に垂下筒19下面が当接する如く構成し、外力で
可動底壁部材4が下方へ移行する際に、垂下筒19が支持
筒22を拡開しつつその内部に入り込む如く構成してい
る。本実施例では垂下筒19下面に傾斜面Bを周設し、上
記係止突条26上面の傾斜面Aと当接させ、垂下筒19の支
持筒22内への侵入をより行い易く構成している。
【0022】可動底壁部材4及び底蓋5を容器体に装着
させる際には、まず、可動底壁部材4を嵌合させた後、
底蓋5を嵌着固定させ、しかる後、容器体上方より可動
底壁部材4上面を押して、その垂下筒19下面が支持筒22
上面に当接するまで押し下げてその位置を調整する。次
いで、クリーム状物を容器体上方より充填した後、注出
ポンプ3を装着する。
【0023】また、支持筒22上端縁への垂下筒19下端縁
の当接係止は、上記実施例の如く、可動底壁部材4の下
方移行に伴う支持筒22の拡開を可能にする如きものに限
らず、支持筒22の狭窄を可能にする如き構成であっても
良い。この場合は、例えば図4乃至図6に示す実施例の
如く、支持筒22上端外面に係止突条26を周設し、該係止
突条26上面に垂下筒19下面を当接係止させる如く構成す
る。この場合には、可動底壁部材4が下方へ移行する際
に、支持筒22上部が内方へ窄められて垂下筒19内部へ入
り込む如く構成している。
【0024】また、係止突条26の上面或いは垂下筒19の
下面の少なくとも一方を上記実施例の如き傾斜面に形成
しておくと支持筒22の垂下筒19内への入り込みをより円
滑に行えるが、本実施例の如き上面がフラットな係止突
条26であっても目的を達成出来る。但し、この場合には
係止突条26の突出幅を狭いものとしておく必要がある。
【0025】また、図示しないが、上記各実施例の如き
係止突条を設けないで、支持筒22上端縁と垂下筒19下端
縁とを直接当接させることも可能である。但し、この場
合には、支持筒上端縁と垂下筒下端縁の当接部分の少な
くとも一方を傾斜面とする必要がある。尚、図中29はカ
バーキャップを示す。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、可動底
壁部材の底壁部下面中央より垂下筒を垂設するととも
に、底蓋上面中央より周方向複数の切り溝を縦設してな
る支持筒を立設し、該支持筒上端縁に、可動底壁部材の
下方移行による支持筒の拡開又は狭窄を可能に垂下筒下
端縁を当接係止させたので、誤って容器を落とした場合
に垂下筒が支持筒を押し拡げ或いは窄めてその内面或い
は外面を摺動下降するため、可撓底壁部材が底蓋を押圧
する力を緩和し、その結果底蓋が外れるのを防止できる
ものである。
【0027】また、垂下筒は可動底壁部材と、また、支
持筒は底蓋と一体に形成できるため、従来のこの種容器
の極一部を改変することにより形成でき、製造が容易で
安価に得られるという利点を兼ね備えている。
【0028】また、請求項2発明の容器では、上記効果
に加え、垂下筒が支持筒を拡開或いは狭窄させるのをよ
り確実に行えるという効果を発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す一部切欠き側面図で
ある。
【図2】 同実施例の底蓋を示す斜視図である。
【図3】 同実施例の可動底壁部材が下方へ移行した状
態の要部拡大半断面図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す一部切欠き側面図
である。
【図5】 同実施例の底蓋を示す斜視図である。
【図6】 同実施例の可動底壁部材が下方へ移行した状
態の要部拡大半断面図である。
【図7】 従来容器の一例を示す一部切欠き側面図であ
る。
【符号の説明】
2…容器体,3…注出ポンプ,4…可動底壁部材,5…
底蓋,6…胴部,17…底壁部,18…摺動部,19…垂下
筒,21…切り溝,22…支持筒,26…係止突条

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端面開口の筒状胴部6を有する容器体
    2と、上記胴部6内面に液密且つ摺動可能に嵌合させた
    摺動部18を外周縁に突設してなる底壁部17により胴部6
    下部開口を閉塞させた可動底壁部材4と、該部材4下方
    の容器体胴部6内下端部に外周縁部を嵌着固定させて装
    着した底蓋5と、上記容器体上端部に固定させた注出ポ
    ンプ3とを備え、該ポンプの作動により容器体内のクリ
    ーム状物を吸い上げて外部へ注出するとともに、クリー
    ム状物の減少に伴う胴部内の負圧化により可動底壁部材
    4が上昇する如く構成してなるクリーム状物注出容器に
    於いて、上記可動底壁部材4の底壁部17下面中央より垂
    下筒19を垂設するとともに、上記底蓋5上面中央より周
    方向複数の切り溝21を縦設してなる支持筒22を立設し、
    該支持筒22上端縁に、上記可動底壁部材4の下方移行に
    よる支持筒の拡開又は狭窄を可能に垂下筒19下端縁を当
    接係止させたことを特徴とするクリーム状物注出容器。
  2. 【請求項2】 上記支持筒22上端部内面又は外面より突
    設した係止突条26上面に、上記可動底壁部材4の下方移
    行による支持筒の拡開又は狭窄を可能に垂下筒19下端縁
    を当接係止させてなる請求項1記載のクリーム状物注出
    容器。
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