JP2590874Y2 - 液体注出容器 - Google Patents

液体注出容器

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JP2590874Y2
JP2590874Y2 JP1993074846U JP7484693U JP2590874Y2 JP 2590874 Y2 JP2590874 Y2 JP 2590874Y2 JP 1993074846 U JP1993074846 U JP 1993074846U JP 7484693 U JP7484693 U JP 7484693U JP 2590874 Y2 JP2590874 Y2 JP 2590874Y2
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JP
Japan
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liquid
container body
container
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JP1993074846U
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English (en)
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JPH0740561U (ja
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岸  隆生
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は液体注出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【考案が解決しようとする課題】液体注出容器として、
容器体口頚部に嵌着固定させたポンプ体を作動させるこ
とにより、容器体胴部内の液をポンプの注出孔より注出
し、胴部内の液の減少に伴う負圧化により胴部内下部に
上昇可能に周縁部を嵌合させた可動底壁が上昇する如く
構成したものが知られている。
【0003】これら容器は、可動底壁を装着した容器体
の口頚部より液を注入し、しかる後ポンプ体を装着して
液の充填を行うが、液の充填前には一般に可動底壁を装
着した容器体とポンプ体とを別々に輸送,保管する。従
来容器は、例えば図7に示す如く、可動底壁30の外周縁
部と容器体胴部31内面との摩擦力によってのみ上方への
ズレを防止する如く係止させていたため、例えば運搬時
に容器体が急角度の傾斜状態や倒立状態になった際に移
動してしまう虞があった。可動底壁が上方へズレてしま
うと、液の充填の際、液面が上昇する等の思わぬ不都合
を生じる場合があり好ましくない。尚、図7中32は底蓋
で、その中央上面より立設した短筒33上面に、可動底壁
30下面中央より垂設した筒部34下面を当接させて構成し
ている。
【0004】本考案は上記した点に鑑みなされたもの
で、液充填前のポンプ体を取り外した状態において可動
底壁が移動することがなく、しかも既存品の極一部の構
造を変更することにより形成できる優れた液体注出容器
を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本請求項1考案の容器は
上記課題を解決するため、下端を開放した筒状胴部6上
端より口頚部7を起立した容器体2と、上記胴部6内周
下部に外周縁を摺動上昇可能に嵌合させて閉塞させた可
動底壁4と、上記口頚部7に嵌着固定して装着するとと
もに、内部に設けたポンプ機構により容器体内の液を吸
上げて注出孔より注出するポンプ体3とを有する液体注
出容器であって、上記容器体胴部6下端に嵌着させた底
蓋5上面中央より係止筒18を立設するとともに、可動底
壁4中央下面より上記係止筒18の内面或いは外面に凹凸
係合手段を介して係止させた係止筒19を垂設し、一方の
係止筒に周方向多数の縦切り溝20…を縦設させて構成し
た。
【0006】また、請求項2考案の容器は、下端を開放
した筒状胴部6上端より口頚部7を起立した容器体2
と、上記胴部6内周下部に外周縁を摺動上昇可能に嵌合
させて閉塞させた可動底壁4と、上記口頚部7に嵌着固
定して装着するとともに、内部に設けたポンプ機構によ
り容器体内の液を吸上げ注出孔より注出するポンプ体3
とを有する液体注出容器であって、上記容器体胴部6内
周下部に設けた傾斜段部24を介してその下方を拡径させ
るとともに、該傾斜段部24下面に可動底壁4外周縁の上
向きスカート部14a 上端縁部或いは可動底壁4外周縁の
下向きスカート部14b 下端縁部を係止させて構成した。
【0007】
【作用】内容液充填前は、可動底壁4及び底蓋5を装着
した容器体2と、ポンプ体3とが別々に運搬,保管さ
れ、この際、請求項1考案の容器では、可動底壁4は各
係止筒18,19を介して容器体胴部6下端に嵌着固定した
底蓋5に係止されているため、また、請求項2考案の容
器では、可動底壁4外周縁部の上向き或いは下向きスカ
ート部14a ,14b が容器体胴部6内周の傾斜段部24に係
止されているため、容器体2が倒立状態等になっても位
置ズレを生じることはない。
【0008】液の充填に当たっては、容器体口頚部7よ
り液を注入した後ポンプ体3を口頚部7に嵌着固定させ
て行う。
【0009】また、使用に当たっては、ポンプ体3を作
動させて容器体胴部6内の液を吸い上げ、ポンプ3の注
出孔より注出し、それに伴う胴部6内の負圧により可動
底壁4が上昇する。液注出の最初には可動底壁4が底蓋
5或いは容器体胴部6に係止されているが、負圧力の方
がこの係止力より大きく構成して可動底壁4の係止を解
除できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1〜図3は本請求項1考案の実施例を示
すもので、1は液体注出容器を示す。該容器1は、容器
体2と、ポンプ体3と、可動底壁4と、底蓋5とから構
成している。
【0012】容器体2は、周壁6a上端縁より頂壁6bを延
設した下端開放の筒状胴部6上端より口頚部7を起立し
て構成している。
【0013】ポンプ体3は、容器体口頚部7に嵌着固定
させたもので、本実施例では、容器体胴部6内と吸い込
み弁8を介して連通するシリンダ9を有し、該シリンダ
9内に外周縁を摺動可能に嵌合させた断面H字状をなす
環状ピストン10を所定の上下動が可能に装着した吸上げ
筒11を有する押し下げヘッド12を上方付勢状態で上下動
可能に装着し、該ヘッド12の上下動により胴部6内の液
を吸い込み弁8を介してヘッド12先端のノズル13より注
出する如く構成した公知機構のものである。
【0014】尚、ポンプ体3はこの様な構造のものに限
らず、容器体口頚部7に嵌着固定されるタイプであれば
公知構成のいかなるポンプ体を採用しても良い。
【0015】可動底壁4は、容器体胴部周壁6a内周下部
に上端の上向きスカート部14a 及び下端の下向きスカー
ト部14b を各々液密且つ摺動可能に嵌合させた摺動部14
と、該摺動部14を外周縁に一体に連結して容器体胴部6
開口を閉塞する底板15とを有し、この底板15上方の容器
体胴部6内に液体を収納し、ポンプ体3により液の注出
を行った際の胴部6内の負圧により上昇する如く構成し
ている。
【0016】また底蓋5は、容器体胴部周壁6a下端開口
を蓋板16で閉塞するとともに、蓋板16外周縁の嵌合筒部
17を容器体胴部周壁6a外周下端部に下方より嵌着して容
器体2に固定している。
【0017】本考案では、上記底蓋5上面中央部から上
方へ係止筒18を立設するとともに、上記可動底壁4中央
下面より上記係止筒18の内面或いは外面に凹凸係合手段
を介して係止させた係止筒19を垂設し、一方の係止筒に
周方向多数の切り溝20を縦設させて構成している。
【0018】図1及び図2に示すものは、底蓋5の蓋板
16上面中央より円筒状の係止筒18を立設し、該筒18内周
に可動底壁4下面中央部より垂設した円筒状の係止筒19
を嵌合させ、下方の係止筒18内周上部に周設した係合突
条21下面に、上方の係止筒19外周下部に周設した係合突
条22を係合させて係止させ、また、下方の係止筒18には
上端より下方に至る切り溝20…を周方向多数穿設してい
る。尚、図中23はリブを示す。
【0019】また、図3に示すものは、底蓋5の蓋板16
上面中央部より立設した円筒状の係止筒18外周に、可動
底壁4の底板15下面中央部より垂設した切り溝20…付き
係止筒19を嵌合係止させたものである。
【0020】尚、本請求項1考案において、上下の各係
止筒に設ける切り溝は上記のものに限らず、それぞれ内
側の係止筒に切り溝を設けてもよい。
【0021】図4〜図6は本請求項2考案の実施例を示
すもので、本実施例では、容器体胴部周壁6a内周下部に
傾斜段部24を介して拡径部25を形成し、この傾斜段部24
下面に、可動底壁4外周縁の上向きスカート部14a 上端
縁部或いは外周縁部の下向きスカート部14b 下端縁部を
係止させて構成している。また、底蓋5上面中央より立
設した短筒26上面に、可動底壁4下面中央より垂設した
支持筒27下面を当接させて下方へのズレを防止してい
る。
【0022】図4及び図5は傾斜段部24下面に可動底壁
4の下部スカート部14b 下端縁部を係止させた実施例を
示すものであり、また、図6は傾斜断部24を上記実施例
より上方に設け、その下面に可動底壁4の上向きスカー
ト部14a 上端縁部を係止させた実施例を示すものであ
る。
【0023】尚、上記各部材は合成樹脂により形成する
と良い。
【0024】
【考案の効果】以上説明した如く本考案容器は、既述構
成としたことにより、液充填前のポンプ体分離状態での
運搬時等に可動底壁が上方へズレる虞はなく、従って、
液充填の際に液面が上昇して、例えば充填液が溢れると
かの思わぬ不都合を生じることはない。
【0025】また、既存のこの種容器の極一部の構造を
変更することにより形成できるため、形成が容易で安価
に製造できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本請求項1考案の一実施例を示す一部切欠き
側面図である。
【図2】 同実施例の係合筒の部分を示す斜視図であ
る。
【図3】 本請求項1考案の他の実施例を示す一部切欠
き要部側面図である。
【図4】 本請求項2考案の一実施例を示す一部切欠き
要部側面図である。
【図5】 同実施例の要部拡大断面図である。
【図6】 本請求項2考案の他の実施例を示す一部切欠
き要部側面図である。
【図7】 従来の容器の一部切欠き要部側面図である。
【符号の説明】
2…容器体,3…ポンプ体,4…可動底壁,5…底蓋,
6…容器体胴部,7…容器体口頚部,14a …上向きスカ
ート部,14b …下向きスカート部,18…係止筒,19…係
止筒,20…切り溝,24…傾斜段部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端を開放した筒状胴部6上端より口頚
    部7を起立した容器体2と、上記胴部6内周下部に外周
    縁を摺動上昇可能に嵌合させて閉塞させた可動底壁4
    と、上記口頚部7に嵌着固定して装着するとともに、内
    部に設けたポンプ機構により容器体内の液を吸上げて注
    出孔より注出するポンプ体3とを有する液体注出容器に
    おいて、上記容器体胴部6下端に嵌着させた底蓋5上面
    中央より係止筒18を立設するとともに、可動底壁4中央
    下面より上記係止筒18の内面或いは外面に凹凸係合手段
    を介して係止させた係止筒19を垂設し、一方の係止筒に
    周方向多数の縦切り溝20…を縦設させたことを特徴とす
    る液体注出容器。
  2. 【請求項2】 下端を開放した筒状胴部6上端より口頚
    部7を起立した容器体2と、上記胴部6内周下部に外周
    縁を摺動上昇可能に嵌合させて閉塞させた可動底壁4
    と、上記口頚部7に嵌着固定して装着するとともに、内
    部に設けたポンプ機構により容器体内の液を吸上げ注出
    孔より注出するポンプ体3とを有する液体注出容器にお
    いて、上記容器体胴部6内周下部に設けた傾斜段部24を
    介してその下方を拡径させるとともに、該傾斜段部24下
    面に可動底壁4外周縁の上向きスカート部14a 上端縁部
    或いは可動底壁4外周縁の下向きスカート部14b 下端縁
    部を係止させたことを特徴とする液体注出容器。
JP1993074846U 1993-12-28 1993-12-28 液体注出容器 Expired - Lifetime JP2590874Y2 (ja)

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JPH0740561U JPH0740561U (ja) 1995-07-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162669A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体吐出容器及び該容器に使用する容器体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162669A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体吐出容器及び該容器に使用する容器体

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JPH0740561U (ja) 1995-07-18

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