JPH04326318A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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Publication number
JPH04326318A
JPH04326318A JP3097724A JP9772491A JPH04326318A JP H04326318 A JPH04326318 A JP H04326318A JP 3097724 A JP3097724 A JP 3097724A JP 9772491 A JP9772491 A JP 9772491A JP H04326318 A JPH04326318 A JP H04326318A
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JP
Japan
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lens
illumination
light guide
tube
ring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3097724A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuguo Okazaki
次生 岡崎
Ichiro Nakamura
一郎 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04326318A publication Critical patent/JPH04326318A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は挿入部の先端側に配設さ
れる照明光学系の構造を改良した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば医療用の内視鏡では患者
の体腔内に挿入される挿入部の外径寸法が大きい場合に
は患者の体腔内に挿入しにくく、患者の体腔内に挿入す
る際の患者の苦痛が大きくなる。そこで、内視鏡挿入時
の患者の苦痛を少なくするために挿入部の外径寸法をで
きるだけ細くすることが望まれており、挿入部の細径化
のため色々な努力がなされている。
【0003】このように挿入部の細径化を図るうえでは
照明光を導くライトガイドもできるだけ細くした方が良
い。しかしながら、ライトガイドを細くした場合には照
明光の光量が少なくなり、視野が比較的暗くなりやすい
ので、内視鏡観察に支障をきたすおそれがあり、できる
だけ効率良く光源の光を先端部より出射することが必要
となる。
【0004】ところで、内視鏡に装着されている照明光
学系としてはレンズ枠を設け、このレンズ枠に照明光照
射用の照明レンズを取付けるとともに、このレンズ枠の
レンズ取付け孔内に照明光を導くライトガイドの先端を
挿入し、このライトガイドの先端面から放射された照明
光を照明レンズを通して外部側に照射する構成のものが
採用されている。ここで、照明レンズのライトガイド側
の端面が例えば凸面である場合にはライトガイドから出
射された光の全部が直接、照明レンズに入射するのでは
なく、ライトガイドから出射された光の一部はレンズ枠
の内周面で反射した後に照明レンズに入射されるように
なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡の照明光学系で
使用される照明レンズのレンズ枠は従来から金属製の素
材を切削加工して作製されていた。このように切削加工
により形成されたレンズ枠の内周面には所定の製作精度
の範囲内の微小な凹凸がある。そのため、ライトガイド
から出射された光がレンズ枠の内周面に当たるとこの凹
凸面で乱反射するので、反射した光の一部のみが照明レ
ンズに入射して先端部から出射され、照明に寄与するが
、残りはレンズ枠内で反射、減衰する。
【0006】このように従来の照明光学系ではライトガ
イドの出射端面と照明レンズとの間で照明光の損失があ
るので、照明光を明るくするためにはライトガイド径を
大きくする必要があった。そのため、挿入部の外径寸法
が比較的大きくなる問題があった。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、ライトガイドから出射された照明光の損失を低減し
、効率よく先端部より出射させることができ、挿入部の
細径化を図るうえで有利な内視鏡を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は照明光照射用の
照明レンズを取付けるレンズ取付け孔内に照明光を導く
ライトガイドの先端が挿入され、このライトガイドの先
端面から放射された照明光を前記照明レンズを通して外
部側に照射する照明光学系を備えた内視鏡において、前
記レンズ取付け孔の内周面のうち少なくとも前記照明レ
ンズと前記ライトガイドの先端面との間に位置する部分
に鏡面仕上げ加工を施した鏡面部を設けたものである。
【0009】
【作用】上記の構成において、ライトガイドの先端面か
ら出射した照明光の一部がレンズ取付け孔の内周面の鏡
面部に当たるとこの鏡面部で略全反射させて照明レンズ
側に入射させるようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4を参
照して説明する。図1は図2に示す電子内視鏡1の照明
光学系の要部構成を示すものである。電子内視鏡1は図
2に示すように操作部2、挿入部3、ビデオプロセッサ
ー4、テレビモニター5でその主体が構成されている。
【0011】さらに、挿入部3は操作部2側から可撓管
部6、湾曲部7および先端部8の各部からなっている。 そして、湾曲部7は操作部2に設けられた湾曲操作用ノ
ブ9を回転操作することによって、湾曲操作ワイヤー(
図示せず)を介して、操作部2側から遠隔的に湾曲操作
することができるようになっている。なお、図2中、1
0はスイッチ部、11a,11bは送気・送水釦および
吸引釦、12はビデオプロセッサーへの連結コードをそ
れぞれ示している。
【0012】また、図1に示すように先端部8の本体8
aには照明光学系の組付け穴201 が形成されている
。この組付け穴201 内には先端側に照明レンズ20
2 が接着固定されたレンズ枠203 が組み入れて接
着されている。
【0013】一方、組付け穴201 内には先端部本体
8aの操作部2側の開口端からライトガイド204 が
挿入されている。このライトガイド204 の先端部は
レンズ枠203 内に挿入された状態でねじ止め固定さ
れている。
【0014】さらに、レンズ枠203 内のレンズ取付
け孔203aの内周面のうち少なくとも照明レンズ20
2 とライトガイド204 の先端面との間に位置する
部分には鏡面仕上げ加工を施した鏡面部205 が形成
されている。なお、206 は先端部本体8aの外表面
を被覆する状態で装着された先端カバ−である。
【0015】また、湾曲部7には図3に示すように略円
筒状の湾曲管211 とその外側にかぶせられ、軸方向
に配置された複数の補強リング212 …が設けられて
いる。この湾曲管211 はポリエチレン、ポリプロピ
レン、ナイロン等の軟質樹脂材料によって形成されてい
る。そして、この湾曲管211 の管壁には外側から軸
心方向へ向かう上下一対の略V字状の切り欠き213 
,213 が複数か所に設けられている。これらの切り
欠き213 ,213 …は2ケが互いに対向するよう
湾曲管211 の両側より設けられており、互いが最も
接近する部位においてヒンジ部214 を形成している
【0016】一方、補強リング212 …はステンレス
等の金属製の薄肉管によってそれぞれ形成されている。 これらの各補強リング212 の内径は湾曲管211 
の外径と同じか、あるいはやや大きい寸法に形成されて
おり、各補強リング212 は湾曲管211 に外嵌さ
れている。この場合、湾曲管211 には補強リング2
12 の固定穴211aが形成されている。そして、各
補強リング212 が湾曲管211 に外嵌された後、
例えばプレス加工等の手段によって、各補強リング21
2 の周壁部の一部が図4に示すように湾曲管211 
の固定穴211aを通り、湾曲管211 の管内側に切
り起こされたワイヤガイド215 が形成され、このワ
イヤガイド215 によって各補強リング212 が湾
曲管211 に固定されている。さらに、このワイヤガ
イド215 には湾曲操作ワイヤ216が進退自在に挿
通されている。
【0017】なお、湾曲管211 のヒンジ部214 
はたやすく変形しうるようその幅Aが小さく設定されて
おり、ワイヤガイド215 内に挿通された湾曲操作ワ
イヤ216 を操作することにより、湾曲管211 の
一側面側のV字状の切り欠き213 の端縁部同志が当
接するまで湾曲管211 が湾曲されるようになってい
る。
【0018】次に、上記構成の作用について説明する。 まず、内視鏡検査時には図示しない光源装置側からの照
明光がライトガイド204 内を通して先端部8側に導
かれ、ライトガイド204 の先端面から出射される。 このとき、ライトガイド204 から出射された光の大
部分は照明レンズ202 に直接入射し、残りはレンズ
枠203 の内周面の鏡面部205 で反射したのち、
照明レンズ202 に入射される。この場合、レンズ枠
203 の鏡面部205 は鏡面仕上げされているので
、ライトガイド204 から出射された光はほぼ全反射
して照明レンズ202 側に入射され、この照明レンズ
202 内を通り、外部側へ出射される。
【0019】したがって、ライトガイド204 から出
射される照明光の略全てを損失なく、照明レンズ202
 側に入射させることができるので、ライトガイド20
4 から出射された照明光の損失を従来に比べて低減す
ることができ、効率よく先端部8より出射させることが
できる。そのため、ライトガイド径を格別に大きくする
ことなく照明光を従来よりも明るくすることができるの
で、挿入部3の細径化を図るうえで有利となる。
【0020】なお、本実施例は照明レンズ202 をレ
ンズ枠203 に固定したものを示したが、照明レンズ
202 を先端部本体8aの組付け穴201 に直接取
り付けた場合には先端部本体8aの組付け穴201 の
内周面のうち少なくとも照明レンズ202 とライトガ
イド204 の先端面との間に位置する部分に鏡面仕上
げ加工を施した鏡面部205 を形成してもよく、この
場合でも上記実施例と同様な効果が得られる。
【0021】また、軟質樹脂製の湾曲管211 に金属
製の補強リング212 を被せて湾曲部7を形成したの
で、湾曲管211 の肉厚を格別に厚くしなくても必要
な強度が得られる。また、補強リング212 の周壁部
の一部を湾曲管211 の内側に打ち込み、ワイヤガイ
ド215 を成形したので、補強リング212 を確実
に湾曲管211 に固定することができるととももに、
樹脂製である湾曲管211 の内面にワイヤガイド21
5 を成形する場合に比べて十分な強度のワイヤガイド
215 を形成することができる。
【0022】さらに、図5(A)、(B)は湾曲部7の
他の構成例を示すものである。これは、上記実施例と同
様の湾曲管211 の管内に複数の補強リング212 
を挿入したものである。この場合、補強リング212 
の外径は湾曲管211 の内径と同じかやや小さい寸法
に形成されており、各補強リング212 は湾曲管21
1 に内嵌されている。
【0023】また、各補強リング212 の周壁部には
図5(B)に示すように少なくとも1つの穴221 が
設けられている。そして、この穴221 の中に湾曲管
211 の周壁部の1部が熱カシメされ凸部222 と
なって入り込んでおり、これによって湾曲管211 と
補強リング212 とは固定されている。さらに、補強
リング212 の周壁部の一部には内側に切り起こされ
たワイヤガイド215 が形成されている。
【0024】したがって、この場合にも図3、図4の構
成の湾曲部7と同様の効果を得ることができるうえ、こ
の場合には特に補強リング212 が湾曲管211 の
内側に入っているので、湾曲部7の外周面側を滑らかに
することができる。
【0025】また、図6乃至図9はこの発明の他の実施
例を示すものである。これは、光学式の可撓性内視鏡2
31 にこの発明を適用したものである。この内視鏡2
31 は図6に示すように種々の操作を手元で行なうた
めの操作部232 と、患者の体腔内に挿入される挿入
部233 とでその主体が構成されている。
【0026】この挿入部233 には操作部232 側
から可撓管部234 、湾曲部235 および先端部2
36 の各部がそれぞれ設けられている。この場合、湾
曲部235 は操作部232 に設けられた湾曲操作用
ノブ237 を回転操作することによって、図示しない
湾曲操作ワイヤーを介して操作部232 側から遠隔的
に湾曲操作することができるようになっている。さらに
、操作部232 には接眼部238 、送気・送水釦2
39a、吸引釦239b、光源装置への連結コード24
0 等がそれぞれ装着されている。そして、この内視鏡
231 の先端部236 の本体には図1に示す構成の
照明光学系が装着されている。
【0027】一方、図7は接眼部238 の構成を示す
ものである。すなわち、操作部232 の本体16には
取付孔17を設け、この取付孔17の周辺部に形成され
た凹部18には、保持筒21の下端に形成した鍔19が
嵌め込まれ、その鍔19はねじ20により本体16に固
定されている。つまり、保持筒21は本体16に固定さ
れている。なお、ねじ20は接眼部238 を電気的に
フロ−トさせるセラミック製絶縁部材22を介してナッ
ト23で本体16に固定してある。
【0028】さらに、保持筒体21には調整筒24が軸
方向に変位可能に密に挿入されている。この調整筒24
の外周面には断面V字状の第1の係合溝25が形成され
ている。この第1の係合溝25には上記保持筒体21の
周壁に螺挿された複数、例えば3個の第1の調整ねじ2
6の錐状をなした先端部が嵌まり込んで係合している。 なお、複数の第1の調整ねじ26は1個のみ図示するが
、その周囲において等角間隔で配置されている。これら
を適宜ねじ込んだり退避させたりすれば、上記調整筒2
4を軸方向へ変位させることができる。
【0029】上記調整筒24内には第1の筒部27aと
第2の筒部27bとを連結されてなる支持枠27が挿入
配置されている。第1の筒部27aの外周面には鍔28
が設けられ、第2の筒部27bの他端側部分における外
周面には段部29およびこの段部29と連続した第2の
係合溝30が形成されている。上記鍔28と上記保持筒
21の上端面との間には支持枠27を上昇方向へ付勢す
るばね31が介装されている。また、上記段部29は調
整筒24の内周面に突設された突起32に当たり係合し
て支持枠27が上記ばね31の付勢力によって上昇する
のを規制している。さらに、第2の係合溝30には調整
筒24の周壁に螺挿された複数、例えば3個の第2の調
整ねじ33(1個のみ図示するが、その周囲において等
角間隔で配置されている。)が係合している。
【0030】したがって、支持枠27は第1の調整ねじ
26を調節することにより調整筒24とともに上下方向
(軸方向)に変位するとともに、第2の調整ねじ33を
調節することによって径方向に変位するようになってい
る。なお、上記保持筒体21の周壁には、調整筒24の
軸方向の位置決めがなされたならば、これを保持筒体2
1に固定する固定ねじ34が螺挿されている。
【0031】上記支持枠27には後述するイメージガイ
ド39の端部を保持する取付枠35が挿入されている。 この取付枠35は保護筒部35aおよびこの上端に形成
され上記保護筒部35aよりも大径な把持筒部35bと
からなり、この把持筒部35bの下面36aは上面36
bにおける中心36cとほぼ同心の球面として形成され
ている。このように球面として形成された下面36aは
後述する支持枠27の上端内側縁27dに当接するよう
になっている。
【0032】また、把持筒部35bの上面36bは次に
述べるような押圧手段で下方へ押されている。つまり、
支持枠27における第1の筒部27aの上部に対して筒
状の押え体137 を被嵌するとともに、この第1の筒
部27aと押え体137 とをねじ27cによって締結
固定する。さらに、押え体137 の上端には内側へ伸
びる鍔137aが一体に形成されている。この鍔137
aと上記把持筒部35bの上端面との間には弾性材料か
らなるOリング138 を介在し、その把持筒部35b
、つまり、取付枠35を下方へ付勢している。
【0033】しかして、支持体27の上端内側縁27d
の斜面は、把持筒部35bの下面36aに点接する接線
を母線とする円錐面に形成されている。このため、取付
枠35における把持筒部35bの下面36aは支持体2
7の上端内側縁27dの斜面に対して揺動可能に当接す
る。
【0034】また、イメージガイド39の端部を保持す
る取付枠35は支持枠27の第2の筒部27bの外周壁
に螺挿された複数の第3の調整ねじ38(1個のみ図示
するが、例えば3本ないし4本が周囲に等角間隔で配置
されている。)により、上記把持筒部35bの球面であ
る下面36aと支持体27の上端内側縁27dの各当接
部の関係からなる、いわゆるボ−ルジョイントを利用し
て強制的に傾きを調整できるようになっている。
【0035】この場合、取付枠35には図8に示すよう
に第3の調整ねじ38との対向部位に凹陥部35kが形
成されている。この凹陥部35kにおける第3の調整ね
じ38との当接面には斜面35sが形成されている。そ
して、第3の調整ねじ38のねじ込み時にこの第3の調
整ねじ38の先端部がこの斜面35sに当接した際に取
付枠35を下方向に押圧する押圧力が発生するようにな
っている。そのため、第3の調整ねじ38によって取付
枠35の傾きを調整する際に把持筒部35bの球面であ
る下面36aと支持体27の上端内側縁27dの各当接
部との間がずれるおそれがないので、確実な取付枠35
の傾きを調整作業を行なうことができる。
【0036】また、取付枠35に挿通して支持されるイ
メ−ジガイド39の端部は筒状に形成した硬質部40に
よって被覆され、この末端部は上記取付枠35の把持筒
部35bに嵌入された状態で複数の固定ねじ41によっ
て締め付け固定されている。そして、このイメ−ジガイ
ド39の端面は把持筒部35bの上面と面一にされてい
る。すなわち、イメ−ジガイド39の端面の中心39c
(画像中心)は把持筒部35bの上面36bの中心36
cとほぼ一致している。なお、上面36bには視野マス
ク42が固着されている。
【0037】一方、前記押え体137の上部開口部分に
は透明カバ−ガラス43が配置されて接着により固定さ
れている。この透明カバ−ガラス43の片方の表面はコ
−ティングが施されており、接着作業の際、このコ−テ
ィング面を誤って反対側にして接着してしまうことを防
止するため、一方の面の面取り44を反対側の面取り4
5より大きくしてある。
【0038】また、上記保持筒21にはこの外周面に下
端部を嵌合させて周方向に複数で軸方向に2個所が固定
ねじ49により固定された接眼筒50が設けられている
。この接眼筒50内には接眼レンズ51を保持したレン
ズホルダ52が上下動自在に挿入されている。接眼筒5
0の上端面には、中央部分に接眼筒50の外径寸法より
も小径な第1の透孔51aが穿設され周辺部に上下方向
に突出する収納壁52aを有し、この収納壁52aの下
端から複数の爪部53が径方向外側に向って突設された
接続板54がねじ55によって固定されている。
【0039】この接続板54上には、上面に凹溝56が
形成された中間板57が内周面にめねじ58aが形成さ
れた押え板58を介してねじ59で上記接眼筒50に固
定されている。上記押え板58の内周におけるめねじ5
8aには、第2の透孔60のが穿設されるとともに、こ
の第2の透孔60にカバ−ガラス61をリング62によ
って保持した取付け板63が螺着されている。この取付
け板63の外面には複数の係合孔64が形成され、この
係合孔64を利用して取付け板63を押え板58から外
し、カバ−ガラス61を容易に交換することができるよ
うになっている。
【0040】また、中間板57の周辺部はア−ル部57
aとして形成され、術者がカバ−ガラス61に目を当て
たときに目が痛くなったり、眼鏡を傷付けるなどのこと
を防止するようにしている。なお、接続板54と中間板
57との間は第1のOリング65で液密性が保たれ、中
間板47と取付板63との間は第2のOリング66で液
密性が保たれている。また、レンズホルダ52と上記接
眼板54との間にはレンズホルダ52を下方へ付勢する
ばね67が設けられている。
【0041】一方、上記接眼筒50の外周には大径部6
8aと小径部68bとを有し小径部68bにカム孔68
が穿設された撮像カム筒69が回転自在に設けられてい
る。この撮影カム筒69には回転規制溝70が穿設され
、ここには上記接眼筒50に螺着されたピン71が係合
し、このピン71によって撮影カム筒69の回転角度を
規制するようになっている。
【0042】この撮影カム筒69の外周には、上部が複
数の段部72によって階段状に拡径された仕切筒73が
、その下端部を上記接眼筒50にねじ74で固定して設
けられている。
【0043】さらに、仕切筒73の外周にはカム溝77
が形成された視度カム筒78が回転自在に設けられ、こ
の視度カム筒78の外周には第3のOリング78aを介
して視度調節リング79が液密な状態で回転自在に設け
られている。
【0044】視度調節リング79にはその内周面に突出
して連動ピン80が設けられている。この連動ピン80
は上記視度カム筒78に形成された係合溝81に係合し
ている。したがって、視度調節リング79を回転させれ
ば、これに視度カム筒78が連動するようになっている
。なお、上記視度カム筒78の上面には第3のOリング
78aが落ち込むのを防止するリング78bが設けられ
、さらに視度カム筒78はレンズ枠52を下方へ付勢す
るばね67よりも強いばね78cで上方に付勢されてい
る。
【0045】また、視度カム筒78のカム溝77には、
レンズホルダ52から突設されたカムピン82が上記接
眼筒50と仕切筒73に穿設された通孔183,183
 および撮影カム筒69に形成されたカム孔68を介し
て係合している。したがって、視度カム筒78を回転さ
せれば、カムピン82がカム溝77に沿って上下動する
ので、このカムピン82にレンズホルダ52が連動する
ようになっている。
【0046】さらに、仕切筒73の上端と上記接続板5
4の収納室52aの下端との間には撮影リング83が第
4、第5のOリング84a,85aを介して液密な状態
で回転自在に設けられている。この場合、図9に示すよ
うに撮影リング83の上面には上方向に突設された内リ
ング83a、接続板54の下面にはこの内リング83a
の外側に配置される外リング54aがそれぞれ設けられ
ており、これらの内リング83aと外リング54aとの
間に上側のOリング84aが装着されている。
【0047】また、下側のOリング85aは仕切筒73
の上端面に形成された座面73aと撮影リング83の下
面側に形成された座面83bとの間に装着されている。 そして、視度調節リング79の回転操作時に、カムピン
82がレンズホルダ52の所定の視度調整範囲を越える
位置まで回転操作された場合には仕切筒73の座面73
aと撮影リング83の座面83bとの間のOリング85
aを押し潰す方向に弾性変形させることにより、カムピ
ン82がレンズホルダ52の所定の視度調整範囲を越え
る位置まで回転操作された際にカムピン82、接眼レン
ズ51、撮影カム筒69のカム孔68等に作用する過大
な力を吸収してこれらの各部品の破損を防止するように
なっている。
【0048】さらに、撮影リング83の周壁には一端を
内周面に、他端を外周面に突出させた連動ピン84が設
けられ、この連動ピン84の一端は上記撮影カム筒69
の大径部68aに形成された溝85に係合している。
【0049】また、連動ピン84の他端は、上記接続板
54の爪部53にバヨネット方式によって取着される撮
影アダプタ85bに係合する。そして、この撮影アダプ
タ85bを固定するために所定角度回動させると、撮影
リング83が連動ピン84を介して回動し、これに撮影
カム筒69が連動する。撮影カム筒69が回動すること
によってこれに形成されたカム孔68によりカムピン8
2とともにレンズホルダ52が上昇させられ、このレン
ズホルダ52に保持された接眼レンズ51が撮影位置に
移動するようになっている。
【0050】上記撮影アダプタ85bには図示せぬカメ
ラが連結されるようになっていて、カメラを撮影アダプ
タ85bに連結すると、このカメラには上記接続板54
の凹溝56に植設された接点ピン86が電気的に接触す
るようになっている。この接点ピン86はカメラに種々
の撮影信号を送るためのものであり、そのリ−ド線87
は上記接点ピン86に半田付けされている。この半田部
分はリング状絶縁部材88で覆われ、上記半田部分が折
れずらくなっている。上記リ−ド線87は接眼筒50の
周壁に軸方向に沿って穿設された通路89に通され、こ
こから内視鏡1の操作部3を介してユニバ−サルコ−ド
15に導かれている。
【0051】一方、視度調節リング79の下端面と操作
部3の本体16の上面との間には周方向全長にわたって
上記第1の調整ねじ26、第2の調整ねじ33および第
3の調整ねじ38を臨むことのできる隙間90が形成さ
れている。この隙間90には外径寸法が上記視度カム筒
78の内径寸法よりもわずかに小さな摺動筒91が上下
動自在に設けられている。この摺動筒91の内周面には
第4図に示すように複数の溝92が軸方向に沿って刻設
され、これらの溝92には上記保持筒体21の鍔19に
立設されたガイドピン93に係合している。したがって
、摺動筒91はガイドピン93に沿って回転することな
く上下動させることができる。なお、この摺動筒91の
上下端外周面は第6、第7のOリング94,95によっ
て上記本体16と上記視度調節リング79との間の液密
状態が保たれている。
【0052】また、摺動筒91の外周面には2つ割りさ
れた外観リング96,96が着脱自在に取着されている
。すなわち、ほぼ半円弧状をなした外観リング96には
2つのねじ体97,97(一方のみ図示)が周方向に約
150度の間隔で先端部を内周面から突出させて設けら
れ、これらねじ体97,97の先端部を上記摺動筒91
の外周面に形成された凹所98に係合させることにより
、着脱自在な状態で取着されている。
【0053】上記外観リング96,96の外周面には取
付け溝99が形成され、この取付け溝99にはこれら外
観リング96,96をガタ付くことなく保持するゴムリ
ング100が取着されている。また、このゴムリング1
00は内視鏡1の種類に応じて色の異なるものが用いら
れ、内視鏡1の種類の識別を容易に行なえるようになっ
ている。
【0054】このように構成された接眼部238 によ
れば、イメ−ジガイド39の種々の調整は以下のごとく
行なうことができる。まず、入射端面の像に対する出射
端面の像の回転方向のずれは、取付枠35を支持枠27
に挿入した状態で回転方向の位置決めをしながら、第3
の調整ねじ38で仮止めする。しかるのち、押え体13
7 をOリング38とともに支持体27に取り付けて接
眼部238 全体を組立てる。接眼部238 を組立て
たならば、摺動筒91の外周面に外観リング96,96
を取着する前に、この摺動筒91を上昇させて隙間90
を外部へ開放する。
【0055】そして、まず、第1の調整ねじ26によっ
て調整筒24を上下動させれば、これに支持枠27が連
動するから、この操作によりイメ−ジガイド39の出射
端面の、接眼レンズ51の軸方向に沿う位置決めを行な
う。
【0056】ついで、第2の調整ねじ33によって支持
枠27を径方向に適宜変位し、イメ−ジガイド39の軸
心を接眼レンズ51の軸心に一致させる。さらに、第3
の調整ねじ38によって取付枠35を把持筒部36の下
面36aと支持体27の上端内側縁27dの当接部をホ
−ルジョイントとしてこれを利用して強制的に揺動させ
ることができるから、これによりイメ−ジガイド39の
出射端面の傾きをその中心位置39cを変えることなく
、接眼レンズ51の軸線に対して直角な状態にすること
ができる。
【0057】しかして、上記構成の接眼部238 によ
れば、イメ−ジガイド39に対する各調整を第1ないし
第3の調整ねじ26,33,38によってそれぞれ独立
して行なうことができる。特に、イメ−ジガイド39の
端面の傾きを独立して調整できる。このため、その傾き
の調整を行なってもイメ−ジガイド39の端面の観察光
学系に対する同心度、回転方向のずれ、軸線方向に対す
る位置が変わらないため、その調整作業が容易であると
ともに迅速かつ確実な調整が可能となる。したがって、
これらの調整作業を容易かつ確実化に行うことができる
【0058】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
レンズ取付け孔の内周面のうち少なくとも照明レンズと
ライトガイドの先端面との間に位置する部分に鏡面仕上
げ加工を施した鏡面部を設けたので、ライトガイドから
出射された照明光の損失を低減し、効率よく先端部より
出射させることができ、挿入部の細径化を図るうえで有
利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  この発明の一実施例を示す照明光学系の要
部の縦断面図。
【図2】  電子内視鏡全体の概略構成図。
【図3】  湾曲部の構成を示す斜視図。
【図4】  補強リングと湾曲管との連結状態を一部断
面で示す側面図。
【図5】  湾曲部の他の構成例を示すもので、(A)
は要部を一部断面で示す側面図、(B)は(A)のX−
X線断面図。
【図6】  この発明の他の実施例を示す内視鏡の斜視
図。
【図7】  接眼部の内部構造を示す縦断面図。
【図8】  第3の調整ねじの取付け状態を示す要部の
縦断面図。
【図9】  接眼部の視度調節機構の要部構成を示す縦
断面図。
【符号の説明】
202 …照明レンズ,203 …レンズ枠,203a
…レンズ取付け孔,204 …ライトガイド,205 
…鏡面部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  照明光照射用の照明レンズを取付ける
    レンズ取付け孔内に照明光を導くライトガイドの先端が
    挿入され、このライトガイドの先端面から放射された照
    明光を前記照明レンズを通して外部側に照射する照明光
    学系を備えた内視鏡において、前記レンズ取付け孔の内
    周面のうち少なくとも前記照明レンズと前記ライトガイ
    ドの先端面との間に位置する部分に鏡面仕上げ加工を施
    した鏡面部を設けたことを特徴とする内視鏡。
JP3097724A 1991-04-26 1991-04-26 内視鏡 Withdrawn JPH04326318A (ja)

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