JPH0432561Y2 - - Google Patents
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- JPH0432561Y2 JPH0432561Y2 JP1984106924U JP10692484U JPH0432561Y2 JP H0432561 Y2 JPH0432561 Y2 JP H0432561Y2 JP 1984106924 U JP1984106924 U JP 1984106924U JP 10692484 U JP10692484 U JP 10692484U JP H0432561 Y2 JPH0432561 Y2 JP H0432561Y2
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- sensor
- paper
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 24
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 12
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の目的
(産業上の利用分野)
この考案は、印字ヘツドが載置されたキヤリツ
ジをプラテンに沿つて移動させながら、そのプラ
テン上の印字用紙に印字を行うようにした印字装
置に係り、特にその印字用紙の紙厚を検出するた
めの紙厚検出装置に関するものである。
ジをプラテンに沿つて移動させながら、そのプラ
テン上の印字用紙に印字を行うようにした印字装
置に係り、特にその印字用紙の紙厚を検出するた
めの紙厚検出装置に関するものである。
(従来の技術)
従来の印字装置としては、例えば第6図に示す
ように、プラテン1に印字用紙2が装着された状
態で、その印字用紙2にキヤリツジ3上のポテン
シオメータ4の検知片が接触され、そのポテンシ
オメータ4の抵抗値に基づいてキヤリツジ3上の
モータ5が正逆いずれかに回転駆動され、そのモ
ータの回転に伴いピニオン6及びラツク7を介し
て支持台8とともに印字ヘツド9がプラテン1に
接近あるいは離間する方向へ駆動され、印字用紙
2の厚さに応じてプラテン1と印字ヘツド9との
間の印字隙間を設定するようにしたものがある。
ように、プラテン1に印字用紙2が装着された状
態で、その印字用紙2にキヤリツジ3上のポテン
シオメータ4の検知片が接触され、そのポテンシ
オメータ4の抵抗値に基づいてキヤリツジ3上の
モータ5が正逆いずれかに回転駆動され、そのモ
ータの回転に伴いピニオン6及びラツク7を介し
て支持台8とともに印字ヘツド9がプラテン1に
接近あるいは離間する方向へ駆動され、印字用紙
2の厚さに応じてプラテン1と印字ヘツド9との
間の印字隙間を設定するようにしたものがある。
(考案が解決しようとする問題)
しかしながら、前記の従来構成においては、ポ
テンシオメータ4が印字用紙2に常に接触してい
るため、印字用紙2が汚れたり、印字用紙の送り
に支障を来たしたりするという問題がある。又、
ポテンシオメータは高価であるため検出装置の製
造コストが高騰するという問題がある。また、紙
厚の検出のために前記ポテンシオメータに代え
て、例えば感圧センサーや圧電変換素子等を用い
たとしても、上記したような印字用紙2が汚れる
という問題や高価であるという問題は解消され得
なかつた。
テンシオメータ4が印字用紙2に常に接触してい
るため、印字用紙2が汚れたり、印字用紙の送り
に支障を来たしたりするという問題がある。又、
ポテンシオメータは高価であるため検出装置の製
造コストが高騰するという問題がある。また、紙
厚の検出のために前記ポテンシオメータに代え
て、例えば感圧センサーや圧電変換素子等を用い
たとしても、上記したような印字用紙2が汚れる
という問題や高価であるという問題は解消され得
なかつた。
そこで、比較的安価な加速度センサーを紙厚の
検出のために使用することが新たに考えられる
が、この加速度センサーは個体差が大きいため従
来の紙厚検出装置にそのまま適用しても正確な動
作は期待できない。しかも、上記感圧センサー等
は印字用紙に当接した時点で大きく出力値が変化
するため、二値化を行う際の値のばらつきは大き
な誤差に結びつかないが、加速度センサーはその
出力値が比較的なだらかに変化するため感圧セン
サー等に比べて二値的動作をさせることが困難で
あるという問題がある。
検出のために使用することが新たに考えられる
が、この加速度センサーは個体差が大きいため従
来の紙厚検出装置にそのまま適用しても正確な動
作は期待できない。しかも、上記感圧センサー等
は印字用紙に当接した時点で大きく出力値が変化
するため、二値化を行う際の値のばらつきは大き
な誤差に結びつかないが、加速度センサーはその
出力値が比較的なだらかに変化するため感圧セン
サー等に比べて二値的動作をさせることが困難で
あるという問題がある。
本考案は上記問題点を解消するためになされた
ものであり、印字用紙が汚れたり、印字用紙の送
りに支障を来たすことが防止できるとともに、感
圧センサーや圧電変換素子等に比して安価な加速
度センサーを紙厚検出のために使用できるように
して紙厚検出装置の製造コストを低く抑えること
ができることを目的とする。
ものであり、印字用紙が汚れたり、印字用紙の送
りに支障を来たすことが防止できるとともに、感
圧センサーや圧電変換素子等に比して安価な加速
度センサーを紙厚検出のために使用できるように
して紙厚検出装置の製造コストを低く抑えること
ができることを目的とする。
考案の構成
(問題点を解決するための手段)
この考案は、前記のような問題点に着目してな
されたものであつて、プラテン12に対して接近
離間可能に設けられ、加速度の大小に対応して電
気信号の出力値が変化するセンサー32と、該セ
ンサー32からの出力値の基準値を変更設定可能
な基準値設定手段42とを備え、前記センサー3
2からの出力値が前記基準値設定手段42で設定
した基準値に達したときのセンサー32の位置に
基づいて印字用紙11の紙厚を検出するようにし
ている。
されたものであつて、プラテン12に対して接近
離間可能に設けられ、加速度の大小に対応して電
気信号の出力値が変化するセンサー32と、該セ
ンサー32からの出力値の基準値を変更設定可能
な基準値設定手段42とを備え、前記センサー3
2からの出力値が前記基準値設定手段42で設定
した基準値に達したときのセンサー32の位置に
基づいて印字用紙11の紙厚を検出するようにし
ている。
(作用)
上記の構成により、この考案においては、印字
用紙の紙厚を検出する時にのみ、センサーがプラ
テンに対し接近し、プラテンに当接して停止す
る。この停止時にセンサーの出力値が変化する。
そして、この出力値が基準値設定手段で適宜設定
した基準値に達するときのセンサーの位置に基づ
き紙厚が検出される。これにより、通常の印字動
作時においては印字ヘツドと印字用紙との間に適
正な印字間隙が形成される。
用紙の紙厚を検出する時にのみ、センサーがプラ
テンに対し接近し、プラテンに当接して停止す
る。この停止時にセンサーの出力値が変化する。
そして、この出力値が基準値設定手段で適宜設定
した基準値に達するときのセンサーの位置に基づ
き紙厚が検出される。これにより、通常の印字動
作時においては印字ヘツドと印字用紙との間に適
正な印字間隙が形成される。
(実施例)
以下、この考案を具体化した一実施例を第1図
〜第5図に従つて説明する。第1図に示すよう
に、印字装置のフレーム10の左右の側壁10
a,10b間には印字用紙11を支持するための
角柱状の金属からなるプラテン12が架設されて
いる。そのプラテン12の前方において互いに対
向するように前記両側壁10a,10bには透孔
13,14がそれぞれ穿設され、その透孔13,
14には偏心した軸支孔15を有する左右一対の
偏心体16,17が回転可能に支持され、両偏心
体16,17にはプラテン12と平行に延びるガ
イド軸18がその両端の小径の支軸19にて嵌合
固定され、各偏心体16,17とガイド軸18と
が一体化されている。
〜第5図に従つて説明する。第1図に示すよう
に、印字装置のフレーム10の左右の側壁10
a,10b間には印字用紙11を支持するための
角柱状の金属からなるプラテン12が架設されて
いる。そのプラテン12の前方において互いに対
向するように前記両側壁10a,10bには透孔
13,14がそれぞれ穿設され、その透孔13,
14には偏心した軸支孔15を有する左右一対の
偏心体16,17が回転可能に支持され、両偏心
体16,17にはプラテン12と平行に延びるガ
イド軸18がその両端の小径の支軸19にて嵌合
固定され、各偏心体16,17とガイド軸18と
が一体化されている。
右側の偏心体16の右側面にはその偏心体16
と同心円上に位置する被動ギア20が固着される
とともに、右側壁16aの右方には前記被動ギア
20に噛合する駆動ギア21を備えたステツプモ
ータよりなる駆動モータ22が配設されている。
従つて、駆動モータ22が正逆転されたときに
は、駆動ギア21、被動ギア20を介して各偏心
体16,17が同一軸線上でガイド軸18と一体
的に回動されるとともに、各偏心体16,17の
偏心作用によりガイド軸18がプラテン12に接
近離間するように前後動される。
と同心円上に位置する被動ギア20が固着される
とともに、右側壁16aの右方には前記被動ギア
20に噛合する駆動ギア21を備えたステツプモ
ータよりなる駆動モータ22が配設されている。
従つて、駆動モータ22が正逆転されたときに
は、駆動ギア21、被動ギア20を介して各偏心
体16,17が同一軸線上でガイド軸18と一体
的に回動されるとともに、各偏心体16,17の
偏心作用によりガイド軸18がプラテン12に接
近離間するように前後動される。
左側の偏心体17の外側面には基準位置検出片
23がその基端にて取付固定されるとともに、左
方の側壁10bの外側面には投光素子と受光素子
とを備えたフオトセンサーからなる基準位置検出
センサー24が取付けられている。そして、前記
偏心体17の回転に伴い基準位置検出片23が基
準位置検出センサー24の投受光奏子間を通過し
て光路が遮られたときには、基準位置検出センサ
ー24から検出信号が出力される。
23がその基端にて取付固定されるとともに、左
方の側壁10bの外側面には投光素子と受光素子
とを備えたフオトセンサーからなる基準位置検出
センサー24が取付けられている。そして、前記
偏心体17の回転に伴い基準位置検出片23が基
準位置検出センサー24の投受光奏子間を通過し
て光路が遮られたときには、基準位置検出センサ
ー24から検出信号が出力される。
前記ガイド軸18にはキヤリツジ25がプラテ
ン12に沿つて移動可能に挿嵌支持されている。
そして、このキヤリツジ25はその下面に一部に
おいて固定された無端状のタイミングベルト27
及び一対のプーリ28を介して第5図に示すキヤ
リツジ移動モータ39によりプラテン12に沿つ
て移動されるようになつている。又、キヤリツジ
25の前方において両側壁10a,10b間には
前記ガイド軸18と平行に延びるガイドレール2
9が架設されるとともに、キヤリツジ25の前端
部には上下一対の突出片26が突設され、その突
出片26が前記ガイドレール29の後側縁に遊嵌
された状態でキヤリツジ25が前記ガイド軸18
及びガイドレール29に沿つて左右に移動され
る。
ン12に沿つて移動可能に挿嵌支持されている。
そして、このキヤリツジ25はその下面に一部に
おいて固定された無端状のタイミングベルト27
及び一対のプーリ28を介して第5図に示すキヤ
リツジ移動モータ39によりプラテン12に沿つ
て移動されるようになつている。又、キヤリツジ
25の前方において両側壁10a,10b間には
前記ガイド軸18と平行に延びるガイドレール2
9が架設されるとともに、キヤリツジ25の前端
部には上下一対の突出片26が突設され、その突
出片26が前記ガイドレール29の後側縁に遊嵌
された状態でキヤリツジ25が前記ガイド軸18
及びガイドレール29に沿つて左右に移動され
る。
第1図及び第2図に示すようにキヤリツジ25
上には印字ヘツド30が載置固定されている。そ
の印字ヘツド30の先端部左方においてキヤリツ
ジ25の上面には側面ほぼL字状をなすブラケツ
ト31が取付固定され、第2図に示すように、そ
のブラケツト31の起立部のプラテン対向面には
加速度の大小に対応して電気信号の出力値が変化
する加速度センサーよりなる紙厚センサー32が
取着されている。
上には印字ヘツド30が載置固定されている。そ
の印字ヘツド30の先端部左方においてキヤリツ
ジ25の上面には側面ほぼL字状をなすブラケツ
ト31が取付固定され、第2図に示すように、そ
のブラケツト31の起立部のプラテン対向面には
加速度の大小に対応して電気信号の出力値が変化
する加速度センサーよりなる紙厚センサー32が
取着されている。
前記紙厚センサー32は第4図に示すように、
一対の固定部材33,34間に圧電素子よりなる
薄板円板状の圧電振動部材35を介装してなり、
その圧電振動部材35の中央部には片持ち梁状の
たわみ振動子36がレーザ加工等によつてコ字形
透溝を形成することにより形成されている。たわ
み振動子36のたわみ方向両側には出力取出し用
の電極37がそれぞれ設けられ、たわみ振動子3
6のたわみ量に応じたレベルの電圧を出力するよ
うになつている。
一対の固定部材33,34間に圧電素子よりなる
薄板円板状の圧電振動部材35を介装してなり、
その圧電振動部材35の中央部には片持ち梁状の
たわみ振動子36がレーザ加工等によつてコ字形
透溝を形成することにより形成されている。たわ
み振動子36のたわみ方向両側には出力取出し用
の電極37がそれぞれ設けられ、たわみ振動子3
6のたわみ量に応じたレベルの電圧を出力するよ
うになつている。
第2,4図に示すように前記プラテン12と対
向する側の固定部材33の端面にはキヤツプ状の
カバー38が取付けられ、その先端面が前記印字
ヘツド30の先端面とプラテン12との間に位置
するようになつている。又、この印字ヘツド30
の先端面に対するカバー38の先端面の突出量
は、印字ヘツド30の印字時に必要な印字用紙1
1との間隙より少なく設定され、印字に際してこ
のカバー38の先端面が印字用紙11と当接しな
いようになつている。
向する側の固定部材33の端面にはキヤツプ状の
カバー38が取付けられ、その先端面が前記印字
ヘツド30の先端面とプラテン12との間に位置
するようになつている。又、この印字ヘツド30
の先端面に対するカバー38の先端面の突出量
は、印字ヘツド30の印字時に必要な印字用紙1
1との間隙より少なく設定され、印字に際してこ
のカバー38の先端面が印字用紙11と当接しな
いようになつている。
そして、前記駆動モータ22の回転に基づくガ
イド軸18の偏心回転により、キヤリツジ25及
び印字ヘツド30とともに紙厚センサー32がプ
ラテン12に接近する方向すなわち後方へ移動さ
れて、カバー38の先端面がプラテン12上の印
字用紙11に当接したとき、そのときの加速度の
変化に応じて紙厚センサー32のたわみ振動子3
6のたわみ量が変化し、それに基づいて出力取出
し用電極37から出力される電圧のレベルが変化
するようになつている。
イド軸18の偏心回転により、キヤリツジ25及
び印字ヘツド30とともに紙厚センサー32がプ
ラテン12に接近する方向すなわち後方へ移動さ
れて、カバー38の先端面がプラテン12上の印
字用紙11に当接したとき、そのときの加速度の
変化に応じて紙厚センサー32のたわみ振動子3
6のたわみ量が変化し、それに基づいて出力取出
し用電極37から出力される電圧のレベルが変化
するようになつている。
次に、この印字装置の制御回路を第5図に従つ
て説明すると、40は中央処理装置(CPU)で
あつて、そのCPU40には前記基準位置検出セ
ンサー24及びコンパレータ41の出力端子がそ
れぞれ接続されている。そのコンパレータ41の
一方の入力端子には前記紙厚センサー32が接続
されるとともに、他方の入力端子には基準電圧を
変更設定可能な基準値設定手段としての基準電圧
発生装置42が接続されている。又、前記CPU
40には前記印字ヘツド30、駆動モータ22及
びキヤリツジ移動モータ39が駆動装置43,4
4,45を介してそれぞれ接続されるとともに、
各種の印字用紙11の紙厚に対応する印字間隔デ
ータ、基準位置にある紙厚センサー32とプラテ
ン12との間の間隔データ及び印字装置全体の作
動を制御するためのプログラム等が記憶されたリ
ードオンリーメモリ(ROM)46、及び紙厚検
出時における駆動モータ22の回転角度等を記憶
するためのランダムアクセスメモリ(RAM)4
7がそれぞれ接続されている。
て説明すると、40は中央処理装置(CPU)で
あつて、そのCPU40には前記基準位置検出セ
ンサー24及びコンパレータ41の出力端子がそ
れぞれ接続されている。そのコンパレータ41の
一方の入力端子には前記紙厚センサー32が接続
されるとともに、他方の入力端子には基準電圧を
変更設定可能な基準値設定手段としての基準電圧
発生装置42が接続されている。又、前記CPU
40には前記印字ヘツド30、駆動モータ22及
びキヤリツジ移動モータ39が駆動装置43,4
4,45を介してそれぞれ接続されるとともに、
各種の印字用紙11の紙厚に対応する印字間隔デ
ータ、基準位置にある紙厚センサー32とプラテ
ン12との間の間隔データ及び印字装置全体の作
動を制御するためのプログラム等が記憶されたリ
ードオンリーメモリ(ROM)46、及び紙厚検
出時における駆動モータ22の回転角度等を記憶
するためのランダムアクセスメモリ(RAM)4
7がそれぞれ接続されている。
次に上記のように構成された印字装置の作用を
説明する。さて、この印字装置に電源を投入する
と、CPU40は駆動装置45を介してキヤリツ
ジ移動モータ39を駆動し、印字ヘツド30を第
1図に示すホームポジシヨンに配置させる。それ
と同時に、CPU40は駆動装置44を介して駆
動モータ22を駆動する。そして、駆動モータ2
2の回転に伴い、駆動ギア21、被動ギア20を
介して一対の偏心体16,17とガイド軸18と
が一体に回転され、左方の偏心体17上の基準位
置検出片23が基準位置検出センサー24の光路
を横切つた直後に前記駆動モータ22の回転が停
止される。それにより、ガイド軸18とともにキ
ヤリツジ25、印字ヘツド30及び紙厚センサー
32が偏心体16,17の形状に応じてプラテン
12から最も離間した位置に配置される。
説明する。さて、この印字装置に電源を投入する
と、CPU40は駆動装置45を介してキヤリツ
ジ移動モータ39を駆動し、印字ヘツド30を第
1図に示すホームポジシヨンに配置させる。それ
と同時に、CPU40は駆動装置44を介して駆
動モータ22を駆動する。そして、駆動モータ2
2の回転に伴い、駆動ギア21、被動ギア20を
介して一対の偏心体16,17とガイド軸18と
が一体に回転され、左方の偏心体17上の基準位
置検出片23が基準位置検出センサー24の光路
を横切つた直後に前記駆動モータ22の回転が停
止される。それにより、ガイド軸18とともにキ
ヤリツジ25、印字ヘツド30及び紙厚センサー
32が偏心体16,17の形状に応じてプラテン
12から最も離間した位置に配置される。
この状態でプラテン12上に印字用紙11を装
着すると、その下端部が図示しない印字用紙検出
スイツチにより検出されて、そのスイツチから用
紙検出信号が出力される。そして、その用紙検出
信号に基づき、CPU40は駆動モータ22を駆
動する。そのモータ22の正方向回転に伴い、前
記駆動ギア20等を介してガイド軸18が偏心回
動され、ガイド軸18とともに印字ヘツド30及
び紙厚センサー32等がプラテン12に向かつて
後方移動される。その移動により、前記紙厚セン
サー32のカバー38先端面が印字用紙11に当
接すると、加速度の変化に伴つて紙厚センサー3
2のたわみ振動子36のたわみ量が変化し、それ
に基づいて出力電圧のレベルが変化する。
着すると、その下端部が図示しない印字用紙検出
スイツチにより検出されて、そのスイツチから用
紙検出信号が出力される。そして、その用紙検出
信号に基づき、CPU40は駆動モータ22を駆
動する。そのモータ22の正方向回転に伴い、前
記駆動ギア20等を介してガイド軸18が偏心回
動され、ガイド軸18とともに印字ヘツド30及
び紙厚センサー32等がプラテン12に向かつて
後方移動される。その移動により、前記紙厚セン
サー32のカバー38先端面が印字用紙11に当
接すると、加速度の変化に伴つて紙厚センサー3
2のたわみ振動子36のたわみ量が変化し、それ
に基づいて出力電圧のレベルが変化する。
そして、コンパレータ41は前記紙厚センサー
32から出力される電圧と基準電圧発生装置から
発生される基準電圧とを比較し、紙厚センサー3
2の出力電圧が所定のレベルに到達したときに、
所定の検出信号をCPU40に出力する。それに
基づき、CPU40は前記駆動モータ22の正転
を停止するとともに、前記基準位置からの駆動モ
ータータ22の回転角度データ、すなわち紙厚セ
ンサー32の移動量データをカウントしてRAM
47に一時的に記憶する。
32から出力される電圧と基準電圧発生装置から
発生される基準電圧とを比較し、紙厚センサー3
2の出力電圧が所定のレベルに到達したときに、
所定の検出信号をCPU40に出力する。それに
基づき、CPU40は前記駆動モータ22の正転
を停止するとともに、前記基準位置からの駆動モ
ータータ22の回転角度データ、すなわち紙厚セ
ンサー32の移動量データをカウントしてRAM
47に一時的に記憶する。
次にCPU40は前記ROM46に記憶された紙
厚センサー32、プラテン12間の間隔データと
RAM47に記憶された前記紙厚センサー32の
移動量データとを比較して印字用紙11の紙厚を
算出する。そして、その印字用紙11の紙厚に応
じてCPU40は駆動モータ22を逆方向へ所要
角度回動させることにより、印字用紙11の表面
から適正な間隔を隔てた位置まで印字ヘツド30
を移動させる。
厚センサー32、プラテン12間の間隔データと
RAM47に記憶された前記紙厚センサー32の
移動量データとを比較して印字用紙11の紙厚を
算出する。そして、その印字用紙11の紙厚に応
じてCPU40は駆動モータ22を逆方向へ所要
角度回動させることにより、印字用紙11の表面
から適正な間隔を隔てた位置まで印字ヘツド30
を移動させる。
上記のように、この実施例においては、加速度
の変化に伴う出力電圧の変化が所定のレベルに達
したときのセンサー32の移動量に基づいて印字
用紙11の紙厚を検出し、その紙厚に応じて印字
ヘツド30と印字用紙11との間の印字間隔を適
宜に変更して適正に保つことができるので、紙厚
には関係なく鮮明な印字を行うことができるとと
もに、紙厚センサー32と印字用紙11とが常に
当接することによる印字用紙11の汚れを防止で
きる。
の変化に伴う出力電圧の変化が所定のレベルに達
したときのセンサー32の移動量に基づいて印字
用紙11の紙厚を検出し、その紙厚に応じて印字
ヘツド30と印字用紙11との間の印字間隔を適
宜に変更して適正に保つことができるので、紙厚
には関係なく鮮明な印字を行うことができるとと
もに、紙厚センサー32と印字用紙11とが常に
当接することによる印字用紙11の汚れを防止で
きる。
又、この実施例では、紙厚センサー32からの
出力電圧の基準電圧を変更設定可能な基準電圧発
生装置42を採用したことにより、紙厚センサー
32として感圧センサーや圧電変換素子等に比し
て安価な加速度センサーを採用可能としたので、
紙厚検出装置の製造コストを低く抑えることがで
きる。
出力電圧の基準電圧を変更設定可能な基準電圧発
生装置42を採用したことにより、紙厚センサー
32として感圧センサーや圧電変換素子等に比し
て安価な加速度センサーを採用可能としたので、
紙厚検出装置の製造コストを低く抑えることがで
きる。
なお、基準電圧発生装置42からの基準電圧を
変更することにより、紙厚センサー32による検
出レベルが変更される。このため、印字用紙2に
対する紙厚センサー32の検出電圧が変更され、
その印字用紙2に最適な検出圧力を得ることがで
きる。
変更することにより、紙厚センサー32による検
出レベルが変更される。このため、印字用紙2に
対する紙厚センサー32の検出電圧が変更され、
その印字用紙2に最適な検出圧力を得ることがで
きる。
又、この考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、前記紙厚センサー32として加
速度の変化により作動される他の種類のセンサー
を使用する等、この考案の趣旨から逸脱しない範
囲で各部の構成を任意に変更して具体化すること
も可能である。
はなく、例えば、前記紙厚センサー32として加
速度の変化により作動される他の種類のセンサー
を使用する等、この考案の趣旨から逸脱しない範
囲で各部の構成を任意に変更して具体化すること
も可能である。
考案の効果
以上詳述したようにこの考案は、通常の印字動
作時においてセンサーを印字用紙に接触させてお
く必要がなく、紙厚に応じて印字用紙と印字ヘツ
ドとの間に適正な間隙を形成することができ、そ
のため印字用紙に汚れが付着したり、印字用紙の
送りに支障をきたしたりすることがなく、また、
センサーからの出力値の基準値を変更設定可能な
基準値設定手段を採用したことにより、センサー
として感圧センサーや圧電変換素子等に比して安
価な加速度センサーを使用できるようにしたの
で、紙厚検出装置の製造コストを低く抑えること
ができるという優れた効果を奏する。
作時においてセンサーを印字用紙に接触させてお
く必要がなく、紙厚に応じて印字用紙と印字ヘツ
ドとの間に適正な間隙を形成することができ、そ
のため印字用紙に汚れが付着したり、印字用紙の
送りに支障をきたしたりすることがなく、また、
センサーからの出力値の基準値を変更設定可能な
基準値設定手段を採用したことにより、センサー
として感圧センサーや圧電変換素子等に比して安
価な加速度センサーを使用できるようにしたの
で、紙厚検出装置の製造コストを低く抑えること
ができるという優れた効果を奏する。
第1図はこの考案を具体化した印字装置の一部
を破断して示す平面図、第2図は第1図のA−A
線拡大断面図、第3図は同じく第1図のB−B線
拡大断面図、第4図は紙厚センサーの構成を示す
拡大斜視図、第5図は印字装置の回路図、第6図
はこの考案の従来例を示す斜視図である。 図において11は印字用紙、12はプラテン、
25はキヤリツジ、30は印字ヘツド、32は紙
厚センサー、42は基準値設定手段としての基準
電圧発生装置である。
を破断して示す平面図、第2図は第1図のA−A
線拡大断面図、第3図は同じく第1図のB−B線
拡大断面図、第4図は紙厚センサーの構成を示す
拡大斜視図、第5図は印字装置の回路図、第6図
はこの考案の従来例を示す斜視図である。 図において11は印字用紙、12はプラテン、
25はキヤリツジ、30は印字ヘツド、32は紙
厚センサー、42は基準値設定手段としての基準
電圧発生装置である。
Claims (1)
- 印字ヘツド30が載置されたキヤリツジ25を
プラテン12に沿つて移動させながら、そのプラ
テン12上の印字用紙11に印字を行うようにし
た印字装置において、 プラテン12に対して
接近離間可能に設けられ、加速度の大小に対応し
て電気信号の出力値が変化するセンサー32と、
該センサー32からの出力値の基準値を変更設定
可能な基準値設定手段42とを備え、前記センサ
ー32からの出力値が前記基準値設定手段42で
設定した基準値に達したときのセンサー32の位
置に基づいて印字用紙11の紙厚を検出するよう
にしたことを特徴とする印字装置の紙厚検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10692484U JPS6121912U (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | 印字装置の紙厚検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10692484U JPS6121912U (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | 印字装置の紙厚検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6121912U JPS6121912U (ja) | 1986-02-08 |
JPH0432561Y2 true JPH0432561Y2 (ja) | 1992-08-05 |
Family
ID=30666195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10692484U Granted JPS6121912U (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | 印字装置の紙厚検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6121912U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2767823B2 (ja) * | 1988-01-29 | 1998-06-18 | セイコーエプソン株式会社 | プリンタにおけるプラテンギャップ自動調整装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5146618A (ja) * | 1974-10-21 | 1976-04-21 | Hitachi Ltd | Denshiseigyoshikinenryofunshasochino kasokuhoseisochi |
JPS5954583A (ja) * | 1982-09-24 | 1984-03-29 | Toshiba Corp | インパクト式プリンタの自動間隙調整装置 |
-
1984
- 1984-07-13 JP JP10692484U patent/JPS6121912U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5146618A (ja) * | 1974-10-21 | 1976-04-21 | Hitachi Ltd | Denshiseigyoshikinenryofunshasochino kasokuhoseisochi |
JPS5954583A (ja) * | 1982-09-24 | 1984-03-29 | Toshiba Corp | インパクト式プリンタの自動間隙調整装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6121912U (ja) | 1986-02-08 |
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