JP2500514B2 - 回転体の位置検出装置 - Google Patents

回転体の位置検出装置

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JP2500514B2
JP2500514B2 JP34403092A JP34403092A JP2500514B2 JP 2500514 B2 JP2500514 B2 JP 2500514B2 JP 34403092 A JP34403092 A JP 34403092A JP 34403092 A JP34403092 A JP 34403092A JP 2500514 B2 JP2500514 B2 JP 2500514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転体の位置検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、アナログ時計において、分針が
正時を指示したことを検出するものとして、次のような
ものがある。図3と、その要部断面図である図4にその
一例を示す。これは、駆動回路(図示せず。)からの駆
動パルスにより駆動されるロータa1により減速用の歯
車b1、c1を介して回転される検出孔2aを設けた分
針車2と、分針車2の6倍に増速され分針車2に装着さ
れた分針(図示せず。)が正時を指示したときに検出孔
2aと重なり合う反射板1aを有する検出車1と、検出
孔2aと反射板1aが重なり合う位置で検出孔2aを介
して反射板1aに離隔対向するように機械体本体d1に
支持された反射型ホトセンサ3より構成され、上記の検
出孔2a、反射板1a、反射型ホトセンサ3が重なった
ときに、図6に示すように反射型ホトセンサ3の発光部
からの光が反射板1aで反射して反射型ホトセンサ3の
受光部で受け取ることで位置検出を行なうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなものでは
正、逆転いずれでも位置検出が可能であるが、上記検出
孔1aおよび反射板2aがある程度の幅をもつため、検
出孔と反射板が重なり合う範囲が存在する間、反射型ホ
トセンサ3の発光素子からの光が反射板2aの中心点で
反射して反射型ホトセンサ3の受光素子で受け取られ
る。受光素子は反射光を受けている間反射型ホトセンサ
3に電流が流れるため、この間だけ誤差をもつことにな
る。
【0004】例えば、分針車2の直径が16.12mm
で、これに穿設された検出孔2aは幅1mm、長さ3m
mであり、検出車1の直径が11.00mmで、これに
設けられた反射板1aは直径1mmであり、また、分針
車2および検出車1それぞれの中心間を9.22mmと
し、これら中心を結ぶ直線上に受光部と発光部が並び、
かつ、この直線上の分針車2の中心から4.5mmの位
置に受光部発光部間の中心が位置するように反射型ホト
センサ3が配置され、この位置を中心として検出孔2a
と反射板1aとが重なり合うように構成されている。ま
た、ロータa1の駆動パルスに対して分針車2の移動量
が毎パルス1.2°であり検出車1のそれは毎パルス
7.2°である場合、図5A1〜A7に示すように、検
出孔2aと反射板1aはロータa1の回転に伴ない、駆
動パルス毎にA1、A2のようにロータの1ステップご
とに段階的に重なり合って行きA7で離れる。この過程
におき、A3、A4、A5状態(駆動パルスにして3パ
ルス送り分)で、反射型ホトセンサ3に電流が流れる。
このため、正転で検出した正時位置と、逆転で検出した
正時位置との間に誤差を生じる。つまり、正転の場合は
A3において検出出力が発生し始めるに対して、逆点の
場合はA5において検出出力が発生し始めることにな
り、正時と判定する位置が正転と逆転とで異なってしま
うのである。
【0005】本発明は、回転体の回転方向にかかわら
ず、精度の高い位置検出を行なう回転体の位置検出装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の被検出部を有しモ
ータの回転に連動して回転する第1の回転体と、この第
1の回転体とともに上記モータの回転に連動して回転し
上記第1の被検出部と重なり合う第2の被検出部を有し
上記第1の回転体の回転軸と異なる回転軸を有する第2
の回転体と、第1の被検出部と第2の被検出部が重なり
合ったときに出力を生じる光学センサとにより位置検出
を行なう回転体の位置検出装置において、モータ正転時
には、上記光学センサから出力が生じたとき、上記第2
の回転体が上記所定位置に達したことを判定し、逆転時
には、上記光学センサから出力が生じたとき、所定の量
だけ上記モータをさらに逆転させた後、上記モータを正
転させ、その後、上記光学センサから出力が生じたとき
に上記第2の回転体が所定位置に達したと判定する制御
手段を設けることで上記目的を達成する。
【0007】
【実施例】以下、本発明による位置検出装置を時計の正
時検出用に用いた場合の一実施例について図面に基づい
て説明する。
【0008】図1は本例の構成を示すブロック図であ
り、同図においてYは時計機械体であり、図3および図
4に示した従来のものと同様の構成である。Mは、図4
のロータa1等からなる正逆転可能なモータで、その回
転によって第1の回転体である検出車1および第2の回
転体としての分針車2が回転される。
【0009】3は光学センサとしての反射型ホトセンサ
であり、図2に示した従来のものと同様のものであり、
第1の被検出部としての反射板1aと第2の被検出部と
しての検出孔2aとが重なり合う時に位置検出を行なう
ものである。この反射型ホトセンサ3は発光部と受光部
とからなり、正時になると検出孔2aと反射板1aとが
重なり合い、反射型ホトセンサ3の発光部からの光が反
射板1aで反射して反射型ホトセンサ3の受光部で受け
取られる。受光部は反射光を受けている間、受光信号を
発生する。
【0010】e1はロータ駆動回路であり、モータ駆動
パルスを発生する。4は制御手段としての制御回路であ
り、CPU、RAM、ROM等よりなり、反射型ホトセ
ンサ3の受光信号を受けるとともに、モータ駆動回路e
1を制御し、モータMの回転を制御する。
【0011】次に動作について先に示した図と図2のフ
ローチャートを参照しながら説明をする。
【0012】制御回路4は常時ロータMの回転方向を判
定しており(ステップa)、通常は、モータ駆動回路e
1の駆動パルスによりモータMが正転駆動されており、
この状態で正時位置検出される場合は、モータMの回転
に伴い分針車2と検出車1が回転し、それぞれに設けら
れた検出孔2aと反射板1aとは図4に示すようにA
1、A2を経てA3にて重なり合い、反射型ホトセンサ
3より受光信号が発し正時位置検出を行なう(ステップ
b)。この受光信号を受けた制御回路4ではこれを真の
正時位置と判定する(ステップg)。
【0013】これに対し、例えば、指針を逆転させて調
時を行なっているような、モータMが逆転駆動されてい
る状態(ステップa)で正時位置検出される場合は、検
出孔1aと反射板2aとは図5に示すようにA7、A6
を経てA5にて重なり合い、反射型ホトセンサ3より受
光信号が発せられる(ステップc)。このように逆転状
態ではA5にて正時位置が検出され、正転時に検出され
た正時位置A3との間に誤差を生ずる。しかし、この受
光信号を受けた制御回路4はモータ駆動回路e1を制御
しモータMを駆動パルスにして5パルス分逆転させる
(ステップd)。このため、検出孔2aと反射板1aは
A1の状態まで離れる。モータMを正転させる(ステッ
プe)。これにより、再び検出孔2aと反射板1aとが
図5のA3にて重なり合い、反射型ホトセンサ3が受光
信号を発し正時位置検出を行なう(ステップf)。この
受光信号を受けた制御回路4はこれを真の正時位置と判
定する(ステップg)。
【0014】以上のようにモータMが逆転状態である場
合では、最初に検出された正時位置よりさらにモータM
を逆転させ、一旦検出孔2aと反射板1aを離した後、
モータMを正転させ、再び正時検出を行ないこれを真の
正時位置とすることにより、モータMの正転逆転に拘ら
ず常に図5のA3にて検出孔1aと反射板2aとが重な
り合ったときの正時検出位置を真の正時位置とすること
で、モータMの正転逆転に拘らず常に一定の正時位置を
検出することが可能となる。
【0015】また、本発明は上記の実施例の他、電源投
入時に正時位置検出された場合にも若干の逆転を行なっ
た後、正転を行ない再び正時検出をすることも可能であ
る。このようにすることで電源投入時に通常の正時位置
よりずれた位置(例えば、図5のA4あるいはA5)に
て正時検出が行なわれることを避け、上記実施例と同様
に常に一定の正時位置を検出することが可能となる。
【0016】また、上記実施例では本発明を、光学セン
サとして反射型ホトセンサを使用した回転体の位置検出
装置に用いた場合について示したが、これに限らず、光
学センサとして透過型ホトセンサを使用した回転体の位
置検出装置に用いてもよい。例えば、上記実施例の第1
の被検出部である反射板に代り検出孔を用い、反射型ホ
トセンサを設けた位置に透過型ホトセンサの受光部、発
光部のいずれか一方を設け、検出車および分針車を挟み
これと対向する位置に他方を設け、検出車、分針のそれ
ぞれに設けられた2つの検出孔が重なり合ったときに位
置検出を行なうような回転体の位置検出装置に用いても
同様の効果が得られる。
【0017】上記の実施例では時計の分針の正時位置を
検出する回転体の位置検出装置を示したが、これに限る
ものではなく、他の回転体を有する装置にも用いること
が可能である。例えば、プリンタ装置等の用紙送り機構
に用いれば、所定の位置を高い精度で検出し、正確に用
紙を送ることが可能であり、この他にも様々に変更可能
である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、モータの正転逆転に拘
らず常に一定の所定位置を検出することが可能となり、
精度の高い位置検出を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】図1の動作説明のためのフローチャート。
【図3】時計機械体の一例を示す説明図。
【図4】図3の要部断面図。
【図5】図3の動作の説明図。
【図6】図3の要部断面図。
【符号の説明】
1 第1の回転体 2 第2の回転体 3 光学センサ 4 制御手段 a1 モータ 1a 第1の被検出部 2a 第2の被検出部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の被検出部を有するとともに正逆転
    可能なモータの回転に連動して回転する第1の回転体
    と、第1の回転体とともに上記モータの回転に連動し上
    記第1の被検出部と重なり合う第2の被検出部を有し上
    記第1の回転体の回転軸と異なる回転軸を有する第2の
    回転体と、第1の被検出部と第2の被検出部が重なり合
    ったときに出力を生じる光学センサとにより位置検出を
    行なう回転体の位置検出装置において、 モータ正転時には、上記光学センサから出力が生じたと
    き、上記第2の回転体が上記所定位置に達したことを判
    定し、逆転時には、上記光学センサから出力が生じたと
    き、所定の量だけ上記モータをさらに逆転させた後、上
    記モータを正転させ、その後、上記光学センサから出力
    が生じたときに上記第2の回転体が所定位置に達したと
    判定する制御手段を設けたことを特徴とする回転体の位
    置検出装置。
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