JPH0671972A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH0671972A
JPH0671972A JP23171292A JP23171292A JPH0671972A JP H0671972 A JPH0671972 A JP H0671972A JP 23171292 A JP23171292 A JP 23171292A JP 23171292 A JP23171292 A JP 23171292A JP H0671972 A JPH0671972 A JP H0671972A
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JP
Japan
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paper
sheet
carrier
oblique line
line sensor
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Application number
JP23171292A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Terao
康伸 寺尾
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙厚を正確且つ簡単な構造で検出すること
ができ、また、用紙の厚さに応じて印字ギャップを正確
に設定し得るプリンタを提供する。 【構成】 用紙受け9に対して垂直方向に進退自在に駆
動される用紙突当部材14に傾斜部15を設け、斜線セ
ンサ16を用紙受け9と平行に移動させることにより、
用紙受け9上の用紙の厚さ変化或いは用紙の有無によっ
て位置が異なる用紙突当部材16の傾斜部15を検出す
る。これにより、斜線センサ16の移動距離と傾斜部1
5の傾斜角とを基に用紙厚を演算し、或いは、斜線セン
サ16の検出信号に基づいてオートギャップモータの動
作を制御することにより、用紙の厚さに応じてキャリア
5を印字ヘッド6と共にプラテン2から離反させて、印
字ギャップを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図9及び図10に従来例を示す。
図9において、1は側板である。この側板1は片側しか
図示していないが左右両側に配列されているものであ
る。これらの側板1にはプラテン2とキャリアシャフト
3,4とが平行に保持されている。これらのキャリアシ
ャフト3,4に摺動自在に保持されたキャリア5には印
字ヘッド6が螺子7によって固定されている。また、図
10に示すように、前記プラテン2には、その表面の延
長面上に位置して用紙8を支える用紙受け9が一体に形
成されている。前記キャリアシャフト3の両端には前記
側板1に回転自在に保持された偏心軸10が形成され、
その一方の偏心軸10にはギヤ11が固定され、このギ
ヤ11に噛合されたギヤ12がオートギャップモータ1
3に連結されている。さらに、前記用紙受け9に対する
垂直方向に進退自在に駆動される用紙突当板50には、
前記キャリア5に形成された被検出片5aを検出する透
過型のセンサ51が固定されている。
【0003】したがって、図示しない駆動部によって用
紙突当板50を下降させると、用紙突当板50とキャリ
ア5との相対位置は用紙受け9上の用紙8の有無によっ
て変化し、その変化に応じてセンサ51の出力がON又
はOFFになる。ここでは、用紙8が無いときにセンサ
がOFFとなる。次に、用紙突当板50を上昇させ、用
紙受け9上に用紙8を供給し、再度用紙突当板50を下
降させると、センサ51がONとなる。次に、オートギ
ャップモータ13を駆動してキャリアシャフト3を回転
させ、キャリア5を上昇させるとセンサ51がOFFと
なる。このOFF出力時にオートギャップモータ13を
停止させることにより、用紙8の上面と印字ヘッド6の
先端との隙間が一定の範囲に定められる。
【0004】また、図11(a)に示すように、用紙受
け9にセンサ51を固定的に設け、用紙突当板50に多
数のスリット52を形成し、図11(b)に示すよう
に、用紙受け9上の用紙8の厚さに応じて用紙突当板5
0を上昇させ、この上昇時にセンサ51が検出するスリ
ット52の数によって用紙8の厚さを検出するようにし
た用紙厚検出装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9及び図10に示す
ものは、キャリア5と用紙突当板50との相対的な移動
量が微量の場合にはセンサ51の反応が悪く、用紙8の
厚さを正確に測定することはできない。また、図11に
示すものは、スリット52の間隔程度に用紙8の厚さを
測定することができるが、検出精度を高めるためにはス
リット52を精巧に形成する必要があり、コストが高く
なる。また、印字ギャップ(用紙8の上面と印字ヘッド
との隙間)を調整することはできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
印字ヘッドに対向するプラテンと、このプラテンの表面
の延長面上に設けられた用紙受けと、用紙突当部材用駆
動部に駆動されて前記用紙受けに対する垂直方向に進退
自在に設けられた用紙突当部材と、この用紙突当部材に
固定的に設けられて前記用紙受けに対する距離が連続的
に変化するように直線的に傾斜された傾斜部と、センサ
移動用駆動部に駆動されて前記用紙受けと平行に往復駆
動される斜線センサと、この斜線センサの前記用紙受け
と平行な方向の移動距離を計測する計測部と、前記斜線
センサの検出信号と前記計測部の計測データとを入力し
て前記傾斜部の傾斜角に基づいて前記斜線センサの前記
用紙受けと平行な方向の移動距離に対する垂直方向の長
さを演算する演算部とにより構成したものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、印字ヘッドが搭載されたキャリアを正逆回転自在の
キャリア用モータに連結してプラテンと平行に往復動自
在に設け、前記キャリアに斜線センサを固定的に設けた
ものである。
【0008】請求項3記載の発明は、印字ヘッドを保持
し正逆回転自在のキャリア用モータに駆動されるキャリ
アと、前記印字ヘッドに対向するプラテンと、このプラ
テンの表面の延長面上に設けられた用紙受けと、用紙突
当部材用駆動部に駆動されて前記用紙受けに対する垂直
方向に進退自在に設けられた用紙突当部材と、この用紙
突当部材に固定的に設けられて前記用紙受けに対する距
離が連続的に変化するように直線的に傾斜された傾斜部
と、前記キャリアに固定されてこのキャリアと共に前記
用紙受けと平行に往復駆動される斜線センサと、前記キ
ャリアを前記プラテンとの間隔を変化させる方向に往復
動させるオートギャップモータと、前記斜線センサの検
出信号に基づいて前記オートギャップモータの駆動動作
を制御する演算部とにより構成したものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3において、それぞれ傾斜部が形成された複数の用紙突
当部材を斜線センサの移動方向に沿って配列したもので
ある。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明は、用紙受けに用紙突当部
材を当接させた状態で、センサ移動用駆動部によって斜
線センサを傾斜部の斜線と交叉するまで移動させてその
斜線を検出し、用紙受け上の用紙に用紙突当部材を当接
させた状態で、センサ移動用駆動部によって斜線センサ
を傾斜部の斜線と交叉するまで移動させてその斜線を検
出し、この間の斜線センサの用紙受けと平行な方向の移
動量を計測部により計測し、その計測値に対応する斜線
センサの移動方向と直交する垂直方向の距離を傾斜部の
傾斜角に基づいて演算することにより、用紙の厚さを極
めて正確に検出することができ、また、傾斜部を容易に
形成することができるためコストダウンを図ることが可
能である。
【0011】請求項2記載の発明は、キャリアを斜線セ
ンサと共に移動させることができるため、斜線センサを
独立的に駆動させる必要がなく、これにより、構造をさ
らに簡略化することができる。
【0012】請求項3記載の発明は、用紙受けに用紙突
当部材を当接させた状態で、キャリアの動作によって斜
線センサを傾斜部の斜線と交叉するまで移動させてその
斜線を検出し、用紙受け上の用紙の厚さに応じて用紙突
当部材を移動させて斜線センサの出力を反転させ、オー
トギャップモータでキャリアを斜線センサとともに用紙
受けに対する垂直方向に移動させ、斜線センサの出力が
再度反転する時点でオートギャップモータを停止させる
ことにより、用紙の厚さに関係なく、印字ギャップ(用
紙と印字ヘッドとの間の隙間)を極めて正確に、且つ、
自動的に設定することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、用紙受け上の用紙
の厚さが部分的に異なる場合に、その用紙の厚さが異な
る部分のそれぞれに用紙突当部材を当接させ、一つの斜
線センサを複数の用紙突当部材の配列方向に移動させる
ことにより、それぞれの用紙突当部材の傾斜部を検出す
ることができ、したがって、斜線センサの数を増やすこ
とがなく、部品点数を少なくすることができる。
【0014】
【実施例】請求項1及び請求項2記載の発明の一実施例
を図1ないし図5に基づいて説明する。図9ないし図1
1において説明した部分と同一部分は同一符号を用いて
説明する。図1に示すように、相対向する側板1にはプ
ラテン2とキャリアシャフト3,4とが平行に保持され
ている。これらのキャリアシャフト3,4に水平方向に
摺動自在に保持されたキャリア5には、印字ヘッド6が
螺子7によって固定されている。また、図2に示すよう
に、前記プラテン2には、その表面の延長面上に位置し
て用紙8を支える用紙受け9が一体に形成されている。
前記キャリアシャフト3は、前記側板1に回転自在に保
持された偏心軸10を両端に有し、図10において説明
したようにオートギャップモータ13の回転力を受けて
回転駆動されるものである。
【0015】次いで、前記側板1には、前記プラテン2
に対して平行な用紙突当部材としての用紙突当板14が
前記用紙受け9に対して垂直方向に接離自在に保持され
ている。この用紙突当板14には、一側から他側に向か
うに従い次第に前記用紙受け9からの距離が連続的に大
きくなるように直線的に傾斜された傾斜部15が形成さ
れている。また、前記キャリア5には、前記傾斜部15
を間にして対向する発光素子と受光素子とを有する透過
型の斜線センサ16が固定されている。さらに、前記傾
斜部15の端部近傍には斜線センサ16によって検出さ
れるホームポジション検出用の遮光片17が一体に形成
されている。
【0016】次いで、図4に電子回路を示す。プログラ
ムデータが書き込まれたROM18と、可変データが書
き込まれるPAM19と、演算部であるCPU20とが
バスライン上で接続されている。CPU20の入力側に
は、電源21と、前記斜線センサ16と、前記用紙受け
9上の用紙8の有無を検出する用紙センサ22とが接続
され、CPU20の出力側には複数のドライバ23,2
4,25,26が接続されている。第一のドライバ23
には、前記キャリア5を駆動する正逆回転自在のキャリ
ア用モータ27が接続され、第二のドライバ24には、
前記用紙突当板14を昇降させるための用紙突当部材用
モータとしての正逆回転自在の用紙突当板用モータ28
が接続され、第三のドライバ25には、前記キャリアシ
ャフト3を回転させるためのオートギャップモータ13
と、前記用紙受け9に供給された用紙8を前記プラテン
2側に搬送するためのフィードモータ29が接続されて
いる。
【0017】このような構成において、図5に示すフロ
ーチャートを参照して、用紙厚検出動作について説明す
る。まず、電源を投入することによりイニシャル動作が
なされる。このときは、図3(a)に示すように、用紙
受け9に用紙突当板14が当接する状態に維持されてい
る。この状態で、キャリア用モータ27でキャリア5を
斜線センサ16と共に移動させ、斜線センサ16で傾斜
部15の斜線を検出する。例えば、図3(a)に示すよ
うに、斜線センサ16が任意の位置Aに位置する状態で
あれば、斜線センサ16は光軸16aが遮られていない
のでON信号を出力する。この状態から斜線センサ16
を位置B方向に移動させる過程では光軸16aが傾斜部
15によって遮られ、斜線センサ16がOFFとなる。
このOFF信号によりキャリア用モータ27が停止さ
れ、斜線センサ16は位置Bで静止する。続いて、用紙
突当板14が用紙突当板用モータ28に駆動されて上昇
され、その後に、図3(b)に示すように、用紙受け9
上への用紙8の吸入動作が実行される。吸入された用紙
8を用紙センサ22が検出すると、用紙突当板14が用
紙突当板用モータ28に駆動されて下降され、その下端
が用紙8に当接される。この状態では、図3(a)に示
す状態に比して用紙8の厚さの分だけ用紙突当板14が
上位に位置するため、斜線センサ16の出力はONに反
転する。続いて、キャリア用モータ27でキャリア5を
斜線センサ16と共に位置C方向に移動させる過程で
は、光軸16aが傾斜部15によって遮られ、斜線セン
サ16がOFFとなる。このOFF信号によりキャリア
用モータ27が停止され、斜線センサ16は位置Cで静
止する。このときの斜線センサ16の移動距離xは、図
示しないがカウンタ等の計測手段でキャリア用モータ2
7の駆動パルスをカウントすることにより計測される。
この計測値を入力したCPU20は、傾斜部15の傾斜
角θに基づいて斜線センサ16の移動距離xに対する垂
直方向の長さyを演算する。このyの値が用紙8の厚さ
である。その計算式はy=x・tanθ である。このよう
に、用紙8の厚さを検出した後に、印字処理が実行され
るが、その処理に際して、用紙8の厚さに応じて、印字
ヘッド6に印加する電圧、印加パルス幅等を設定するこ
とにより、印字品質を高めることができる。勿論、用紙
8の厚さに応じて、印字ギャップ(用紙8の上面と印字
ヘッド6との間の隙間)を設定して印字品質を高めるこ
とができるが、この隙間の設定については後述する。
【0018】ここで、傾斜部15は用紙8の幅方向に長
くすることができ、yの値は使用する用紙8の厚さの変
化程度に小さくすることができるため、傾斜角θを小さ
くすることができる。したがって、変化の大きいx値を
計測することによりy値の微小変化を知ることができる
ので、用紙8の厚さを極めて正確に検出することができ
る。また、傾斜部15を容易に形成することができるた
めコストダウンを図ることが可能である。
【0019】本実施例においては、斜線センサ16をキ
ャリア5に固定したので、斜線センサ16を独立的に駆
動させる必要がない。すなわち、キャリア用モータ27
を、斜線センサ16を移動させるためのセンサ移動用駆
動部として利用することができるため、構造をさらに簡
略化することができる。
【0020】なお、斜線センサ16による傾斜部15の
斜線の検出は、斜線センサ16を任意の位置から任意の
方向に移動させることにより可能である。したがって、
上述のように、斜線センサ16の検出信号がONからO
FFに反転した状態で傾斜部15の斜線を検出する方法
に限られるものではなく、逆の反転信号によっても斜線
の検出が可能である。
【0021】また、傾斜部15の両端の上下方向のレベ
ルの差は、使用する全ての用紙厚を含む範囲に設定され
ているものである。さらに、傾斜部15の左端の近傍に
は、遮光片17が形成されているため、キャリア5を左
方に移動させ斜線センサ16で遮光片17を検出するこ
とにより、キャリア5のホームポジションを検出するこ
とができる。これにより、ホームポジションセンサを別
個に設ける必要性をなくすことができる。この効果は、
図3に示すように、用紙突当板14の右端近傍に斜線セ
ンサ16の光軸16aを開放する切欠17aを形成して
も得られるものである。
【0022】次に、請求項3記載の発明の一実施例を図
6に基づいて説明する。前記実施例と同一部分について
は同一符号を用い説明も省略する(以下同様)。請求項
3の発明は、用紙8の厚さに応じて、印字ギャップを自
動的に設定する発明である。
【0023】すなわち、まず、電源を投入することによ
りイニシャル動作がなされる。次いで、オートギャップ
モータ13によりキャリアシャフト3を回転させ、キャ
リア5を印字ヘッド6と共に下降させることにより、紙
受け9のレベルと等しいプラテン2の上面と印字ヘッド
6の下端との隙間が最小値に設定される。この状態で、
前記実施例と同様に、キャリア用モータ27でキャリア
5を斜線センサ16と共に移動させ、斜線センサ16で
傾斜部15の斜線を検出する。例えば、図3(a)に示
すように、斜線センサ16が任意の位置Aに位置する状
態であれば、斜線センサ16は光軸16aが遮られてい
ないのでON信号を出力する。この状態から斜線センサ
16を位置B方向に移動させる過程では光軸16aが傾
斜部15によって遮られ、斜線センサ16がOFFとな
る。このOFF信号によりキャリア用モータ27が停止
され、斜線センサ16は位置Bで静止する。続いて、用
紙突当板14が用紙突当板用モータ28に駆動されて上
昇され、その後に、図3(b)に示すように、用紙受け
9上への用紙8の吸入動作が実行される。吸入された用
紙8を用紙センサ22が検出すると、用紙突当板14が
用紙突当板用モータ28に駆動されて下降され、その下
端が用紙8に当接される。この状態では、図3(a)に
示す状態に比して用紙8の厚さの分だけ用紙突当板14
が上位に位置するため、斜線センサ16の出力はONに
反転する。
【0024】次に、オートギャップモータ13によりキ
ャリアシャフト3を回転させ、キャリア5を印字ヘッド
6及び斜線センサ16と共に上昇させることにより、斜
線センサ16の光軸16aが傾斜部15に遮られるの
で、斜線センサ16はOFFとなる。この傾斜部15の
斜線を検出した瞬間にオートキャップモータ13を停止
させることにより、用紙8の厚さ分だけキャリア5が上
昇されたことになり、印字ギャップ(用紙8の上面と印
字ヘッド6との間の隙間)が自動的に、且つ、極めて正
確に調整され、その後に印字処理が実行される。
【0025】本実施例では、用紙8の厚さに関係なく印
字ギャップを調整したが、用紙8の厚さを検出し、その
後に用紙8の厚さに応じてキャリア5を印字ヘッド6と
ともに上昇させて、印字ギャップを設定することも可能
である。この場合の動作を、図7に示すフローチャート
を参照して説明する。
【0026】イニシャル動作の後に、オートギャップモ
ータ13によりキャリアシャフト3を回転させ、キャリ
ア5を印字ヘッド6と共に下降させることにより、プラ
テン2の上面と印字ヘッド6の下端との隙間が最小値に
設定される。その後に、キャリア用モータ27でキャリ
ア5を斜線センサ16と共に移動させて斜線センサ16
で傾斜部15の斜線を検出するステップから、y=x・
tanθ を演算するステップまでの用紙厚検出動作は図6
に示すフローチャートと同様である。
【0027】この状態では、図3(b)に示すように、
斜線センサ16はOFF状態を維持して位置Cで静止す
る。次いで、キャリア5を斜線センサ16とともに位置
Bに戻すと、斜線センサ16は光軸16aが開放される
ので出力がONに反転する。続いて、オートギャップモ
ータ13によりキャリアシャフト3を回転させ、キャリ
ア5を印字ヘッド6及び斜線センサ16と共に上昇させ
ることにより、斜線センサ16の光軸16aが傾斜部1
5に遮られるので、斜線センサ16はOFFとなる。こ
の傾斜部15の斜線を検出した瞬間にオートキャップモ
ータ13を停止させることにより、用紙8の厚さ分だけ
キャリア5が上昇されたことになり、印字ギャップが自
動的に、且つ、極めて正確に設定され、その後に印字処
理が実行される。
【0028】なお、y=x・tanθ を演算することによ
り用紙8の厚さを検出した後に、その用紙8の厚さに比
例する駆動パルスをもってオートギャップモータ13を
駆動し、キャリア5を印字ヘッド6と共に上昇させて
も、印字ギャップを設定することができる。
【0029】さらに、請求項4記載の発明の一実施例を
図8に基づいて説明する。本実施例は、それぞれ傾斜部
15が形成された複数の用紙突当部材として用紙突当板
30,31を斜線センサ16の移動方向に沿って配列し
たものである。一方の用紙突当板30の端部には斜線セ
ンサ16の光軸16aを遮光するホームポジション検出
用の遮光片17が一体に形成されている。
【0030】このような構成において、通帳或いは伝票
等のように、用紙受け9上の用紙8の厚さが部分的に異
なる場合に、その用紙8の厚さが異なる部分のそれぞれ
に用紙突当板30,31を当接させ、一つの斜線センサ
16を複数の用紙突当板30,31の配列方向に移動さ
せることにより、それぞれの用紙突当板30,31の傾
斜部15を検出することができる。したがって、斜線セ
ンサ16の数を増やすことがなく、部品点数を少なくす
ることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、上述のように、
用紙受けに対して垂直方向に進退自在に保持された用紙
突当部材に固定的に設けられて前記用紙受けに対する距
離が連続的に変化するように直線的に傾斜された傾斜部
と、前記用紙受けと平行に往復駆動される斜線センサ
と、この斜線センサの移動距離を計測する計測部と、前
記斜線センサの検出信号と前記計測部の計測データとを
入力して前記傾斜部の傾斜角に基づいて前記斜線センサ
の移動距離に対する垂直方向の長さを演算する演算部と
を設けたので、用紙受けに用紙突当部材を当接させた状
態で、センサ移動用駆動部によって斜線センサを傾斜部
の斜線と交叉するまで移動させてその斜線を検出し、用
紙受け上の用紙に用紙突当部材を当接させた状態で、セ
ンサ移動用駆動部によって斜線センサを傾斜部の斜線と
交叉するまで移動させてその斜線を検出し、この間の斜
線センサの用紙受けと平行な方向の移動量を計測部によ
り計測し、その計測値に対応する斜線センサの移動方向
と直交する垂直方向の距離を傾斜部の傾斜角に基づいて
演算することにより、用紙の厚さを極めて正確に検出す
ることができ、また、傾斜部を容易に形成することがで
きるためコストダウンを図ることができる等の効果を有
する。
【0032】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、印字ヘッドが搭載されたキャリアを正逆回転自在の
キャリア用モータに連結してプラテンと平行に往復動自
在に設け、前記キャリアに斜線センサを固定的に設けた
ので、キャリアを斜線センサと共に移動させることがで
きるため、斜線センサを独立的に駆動させる必要がな
く、これにより、構造をさらに簡略化することができる
効果を有する。
【0033】請求項3記載の発明は、上述のように、用
紙受けに対する垂直方向に進退自在に設けられた用紙突
当部材と、この用紙突当部材に固定的に設けられて前記
用紙受けに対する距離が連続的に変化するように直線的
に傾斜された傾斜部と、印字ヘッドが保持されたキャリ
アに固定されてこのキャリアと共に前記用紙受けと平行
に往復駆動される斜線センサと、前記キャリアをプラテ
ンとの間隔を変化させる方向に往復動させるオートギャ
ップモータと、前記斜線センサの検出信号に基づいて前
記オートギャップモータの駆動動作を制御する演算部と
を設けたので、用紙受けに用紙突当部材を当接させた状
態で、キャリアの動作によって斜線センサを傾斜部の斜
線と交叉するまで移動させてその斜線を検出し、用紙受
け上の用紙の厚さに応じて用紙突当部材を移動させて斜
線センサの出力を反転させ、オートギャップモータでキ
ャリアを斜線センサとともに用紙受けに対する垂直方向
に移動させ、斜線センサの出力が再度反転する時点でオ
ートギャップモータを停止させることにより、用紙の厚
さに関係なく、印字ギャップを極めて正確に、且つ、自
動的に設定することができる効果を有する。
【0034】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3において、それぞれ傾斜部が形成された複数の用紙突
当部材を斜線センサの移動方向に沿って配列したので、
用紙受け上の用紙の厚さが部分的に異なる場合に、その
用紙の厚さが異なる部分のそれぞれに用紙突当部材を当
接させ、一つの斜線センサを複数の用紙突当部材の配列
方向に移動させることにより、それぞれの用紙突当部材
の傾斜部を検出することができ、したがって、斜線セン
サの数を増やすことがなく、部品点数を少なくすること
ができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2記載の発明の一実施例を
示す正面図である。
【図2】一部の側面図である。
【図3】用紙厚検出動作を示す正面図である。
【図4】電子回路を示すブロック図である。
【図5】用紙厚検出動作を示すフローチャートである。
【図6】請求項3記載の発明の一実施例を示すフローチ
ャートである。
【図7】変形例を示すフローチャートである。
【図8】請求項4記載の発明の一実施例を示す正面図で
ある。
【図9】従来例を示す一部の正面図である。
【図10】一部の側面図である。
【図11】他の従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
2 プラテン 5 キャリア 6 印字ヘッド 9 用紙受け 13 オートギャップモータ 14 用紙突当部材 15 傾斜部 16 斜線センサ 20 演算部 27 キャリア用モータ、センサ移動用駆動部 28 用紙突当部材用駆動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドに対向するプラテンと、この
    プラテンの表面の延長面上に設けられた用紙受けと、用
    紙突当部材用駆動部に駆動されて前記用紙受けに対する
    垂直方向に進退自在に設けられた用紙突当部材と、この
    用紙突当部材に固定的に設けられて前記用紙受けに対す
    る距離が連続的に変化するように直線的に傾斜された傾
    斜部と、センサ移動用駆動部に駆動されて前記用紙受け
    と平行に往復駆動される斜線センサと、この斜線センサ
    の前記用紙受けと平行な方向の移動距離を計測する計測
    部と、前記斜線センサの検出信号と前記計測部の計測デ
    ータとを入力して前記傾斜部の傾斜角に基づいて前記斜
    線センサの前記用紙受けと平行な方向の移動距離に対す
    る垂直方向の長さを演算する演算部とよりなることを特
    徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 印字ヘッドが搭載されたキャリアを正逆
    回転自在のキャリア用モータに連結してプラテンと平行
    に往復動自在に設け、前記キャリアに斜線センサを固定
    的に設けたことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 印字ヘッドを保持し正逆回転自在のキャ
    リア用モータに駆動されるキャリアと、前記印字ヘッド
    に対向するプラテンと、このプラテンの表面の延長面上
    に設けられた用紙受けと、用紙突当部材用駆動部に駆動
    されて前記用紙受けに対する垂直方向に進退自在に設け
    られた用紙突当部材と、この用紙突当部材に固定的に設
    けられて前記用紙受けに対する距離が連続的に変化する
    ように直線的に傾斜された傾斜部と、前記キャリアに固
    定されてこのキャリアと共に前記用紙受けと平行に往復
    駆動される斜線センサと、前記キャリアを前記プラテン
    との間隔を変化させる方向に往復動させるオートギャッ
    プモータと、前記斜線センサの検出信号に基づいて前記
    オートギャップモータの駆動動作を制御する演算部とよ
    りなることを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 それぞれ傾斜部が形成された複数の用紙
    突当部材を斜線センサの移動方向に沿って配列したこと
    を特徴とする請求項1,2又は3記載のプリンタ。
JP23171292A 1992-08-31 1992-08-31 プリンタ Pending JPH0671972A (ja)

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