JP2854506B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2854506B2
JP2854506B2 JP5188433A JP18843393A JP2854506B2 JP 2854506 B2 JP2854506 B2 JP 2854506B2 JP 5188433 A JP5188433 A JP 5188433A JP 18843393 A JP18843393 A JP 18843393A JP 2854506 B2 JP2854506 B2 JP 2854506B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通紙とOHP用紙と
を使用することができるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタは、その種類を問わず、
給紙部より用紙を給紙して所定の用紙経路を案内し、そ
の過程で用紙に所望の印字を行い、印字後の用紙を排紙
部に排紙するような構造であるのが一般的である。ま
た、プリンタは、印字部の構造、印字方式、使用する用
紙の種類等により特長付けられて様々な種類に分類され
るのに対し、所定の用紙経路を案内される用紙にその案
内過程で所望の印字を行うという構造は、多くの種類の
プリンタに共通する構造である。そこで、このような構
造を有するプリンタでは、給紙部から用紙経路に給紙さ
れた用紙の搬送量を決定するための手段が必要となる。
このような手段としては、用紙経路中での用紙の位置を
検出し、この検出位置から用紙の搬送量を割り出す手段
が広く用いられている。
【0003】ここで、用紙経路中での用紙の位置を普通
紙であるとOHP用紙であるとを問わずに検出する構造
としては、従来、用紙経路中の所定位置にアクチュエー
タを干渉させ、このアクチュエータの動きを光センサに
よって検出する構造のものが実用化されている(第一の
従来例)。このような構造のものでは、用紙搬送路を案
内される用紙の先端がアクチュエータに干渉するとアク
チュエータが変位し、このようなアクチュエータの変位
が光センサに検出されて用紙の存在が検出される。そし
て、用紙が搬送されてアクチュエータと干渉しなくなる
とアクチュエータが元の位置に戻り、このようなアクチ
ュエータの復帰が光センサに検出されて用紙の後端位置
が検出される。そこで、こうして検出された用紙の後端
位置に基づいて用紙の搬送量を決定するというような処
理がなされる。
【0004】また、用紙経路中での用紙の位置を検出す
る他の構造としては、用紙経路中の所定位置に光を照射
してその透過光又は反射光の光量を検出する光センサを
設け、この光センサによって用紙経路を案内される用紙
の後端を直接的に検出する構造のものも従来から実用化
されている(第二の従来例)。このような構造のもので
は、用紙経路を案内される用紙の後端が光センサの光照
射位置に達すると光センサの受光量が変動し、用紙の後
端位置が検出される。そこで、こうして検出された用紙
の後端位置に基づいて用紙の搬送量を決定するというよ
うな処理がなされる。
【0005】ここで、用紙としてOHP用紙が用いられ
る場合、透明なOHP用紙を光センサによって検出する
のは困難である。つまり、光センサは、光照射部分の透
過光又は反射光の光量を検出して用紙の有無を検出する
構造であるため、用紙がない場合の透過光又は反射光と
透明なOHP用紙の透過光又は反射光との光量の違いを
判別しようとすると、極めて感度が高い光センサを用
い、しかも、光センサと用紙とのギャップを微少にしな
ければならない。ところが、感度が高い光センサは高価
であり、また、光センサと用紙とのギャップを微少にす
ると光センサの焦点合わせが困難となるという不都合が
ある。このようなことから、光センサによって用紙の後
端を直接的に検出する構造のものでOHP用紙に印字を
行うには、OHP用紙に非透明用紙を組み合わせた特殊
用紙を使用するということが一般に行われている。
【0006】なお、OHP用紙には、その先端位置に非
透明部分が形成されているものがあり、一般に使用され
ている。この非透明部分は、例えば、光センサに検出さ
れて印字位置の頭出しに利用される。
【0007】また、用紙経路中での用紙の位置を検出す
る他の構造としては、用紙経路中の所定位置に光を照射
してその透過光又は反射光の光量を検出する光センサを
設け、この光センサによって用紙経路を案内される用紙
の先端を直接的に検出する構造のものも従来から実用化
されている(第三の従来例)。このような構造のもので
は、用紙経路を案内される用紙が光センサの光照射位置
に達すると光センサの受光量が変動し、用紙の先端位置
が検出される。そこで、こうして検出された用紙の先端
位置と用紙サイズ毎に予め設定された用紙搬送量のデー
タとに基づいて用紙の搬送量を決定するというような処
理がなされる。ここで、用紙としてOHP用紙が用いら
れることがあるが、この場合にはOHP用紙の先端位置
に形成されている非透明部分が光センサに検出されるこ
とになる。
【0008】さらに、光センサによって用紙の先端を直
接的に検出する構造のものでは、その光センサを他の種
類の検出用にも兼用した構造のものが従来から知られて
いる。例えば、シリアルタイプの印字ヘッドをキャリッ
ジに搭載し、キャリッジを用紙の幅方向に移動させて一
行分の印字を行うような構造のシリアルタイプのプリン
タでは、キャリッジに取り付けられた光センサで用紙の
先端又は後端を検出して用紙の搬送量を決定することの
他に、その光センサで用紙の両端を検出して用紙の幅を
検出するというような処理がなされる構造のものが従来
から実用化されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来例として例
示したアクチュエータと光センサとからなる用紙検出器
により用紙の後端を検出する構造のものでは、アクチュ
エータを用紙経路に干渉させるという構造上、シリアル
タイプのプリンタに適用したとしても、用紙検出器で用
紙の幅をも検出するというような構造にすることができ
ないという欠点を有する。つまり、このような構造の用
紙検出器をキャリッジに取り付けると、アクチュエータ
が用紙経路に干渉するため、キャリッジの往復動によっ
てアクチュエータが用紙の両側に引っ掛かってしまう。
【0010】また、第二の従来例として例示した光セン
サによって用紙の後端を直接的に検出する構造のもので
は、用紙としてOHP用紙を使用する場合に、OHP用
紙に非透明な用紙を組み合わせた特殊用紙の使用が要求
され、一般的なOHP用紙を使用することができないと
いう欠点を有する。
【0011】さらに、第三の従来例として例示した光セ
ンサによって用紙の先端を直接的に検出する構造のもの
では、検出された用紙の先端位置から用紙サイズに応じ
て予め設定された搬送量だけ用紙が搬送されることにな
るため、用紙サイズを誤って用紙経路に用紙を給紙して
しまった場合には、用紙の適正な搬送を行うことができ
なくなってしまうという欠点を有する。例えば、使用さ
れる用紙がA4サイズであると設定されている場合、間
違えてレターサイズやB5サイズ等のA4サイズよりも
短いサイズの用紙が給紙されると、その分無駄な搬送動
作が行われてしまう。逆に、使用される用紙がレターサ
イズであると設定されている場合に、間違えてA4サイ
ズやB4サイズ等のレターサイズよりも長いサイズの用
紙が給紙されると、搬送量が不足して排紙動作をするこ
とができなくなる等の不都合が予想される。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
給紙部から所定の経路を通って排紙部に至る用紙経路
と、この用紙経路中で用紙を搬送する用紙搬送部と、用
紙経路に向けて印字動作を行う印字部と、用紙経路を搬
送される用紙に光を照射してその反射光の光量を検出す
る光センサと、用紙経路に給紙された用紙が普通紙であ
るのかOHP用紙であるのかを判断する用紙種類判別手
段と、この用紙種類判別手段の判断結果が普通紙である
場合には光センサによる普通紙の後端検出位置から所定
量だけ用紙送りを実行する普通紙搬送手段と、用紙種類
判別手段の判断結果がOHP用紙である場合には光セン
サによるOHP用紙の先端検出位置から用紙サイズに応
じて予め設定された量だけ用紙送りを実行するOHP用
紙搬送手段とを設けた。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、印字部の印字動作位置よりも用紙経路の下
流側に光センサの光照射位置を配置し、この光照射位置
を用紙1頁中での印字最終行が通過した後に光センサに
よる光量検出を行い、検出された光量に応じて用紙の種
類を判断する手段を用紙種類判別手段とした。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、給紙部から給送され
た用紙が用紙搬送部によって用紙経路中を搬送され、そ
の搬送過程で印字部によって用紙に所定の印字が行われ
る。この際、用紙種類判別手段によって用紙が普通紙で
あるのかOHP用紙であるのかが判別される。そして、
その判別の結果が普通紙である場合には、光センサで検
出された用紙後端検出位置から所定量だけ用紙が搬送さ
れる。また、判別の結果がOHP用紙である場合には、
光センサで検出された用紙先端検出位置から用紙サイズ
に応じて予め定められた量だけ用紙が搬送される。した
がって、用紙として普通紙が用いられる場合には、用紙
の後端位置から割り出された所定量だけ用紙が搬送され
て排紙等されることになり、用紙としてOHP用紙が用
いられる場合には、用紙の先端位置から用紙のサイズに
応じて予め設定された量だけ用紙が搬送されて排紙等さ
れることになる。
【0015】請求項2記載の発明では、用紙1頁中での
印字最終行が光センサの光照射位置を通過した後に光セ
ンサが検出する光量に応じて用紙の種類が判別される。
つまり、普通紙の場合には用紙有りと検出され、OHP
用紙の場合には用紙なしと検出されるので、光センサの
検出結果によって普通紙とOHP用紙とが判別される。
この際、光センサの光照射位置は用紙1頁中での印字最
終行が通過した後なので、用紙の無印字部分に光が照射
されて検出の精度が向上する。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図6に基づい
て説明する。本実施例のプリンタは、シリアルタイプの
インクジェットプリンタである。図3にその外観を示
す。まず、ケーシング1には外観を図示しない駆動部に
駆動されて回転する用紙搬送部の一部としてのフィード
ローラ2が回転自在に取り付けられ、図4に示すよう
に、前記ケーシング1にはそのフィードローラ2の部分
で屈曲する略U字状の用紙経路3が形成されている。こ
の用紙経路3の両端は、ADFを有する図示しない給紙
部と排紙部4とに連絡している。また、前記用紙経路3
には、前記フィードローラ2の部分で手差給紙口5が連
絡している。この手差給紙口5には、一端が前記フィー
ドローラ2に付勢力により押圧されるリーフプレート6
が設けられている。そして、前記ケーシング1には、前
記フィードローラ2と平行にキャリッジシャフト7が取
り付けられ、このキャリッジシャフト7にはキャリッジ
8がスライド自在に取り付けられている。このキャリッ
ジ8は、外観を図示しない駆動部に少なくとも一方が駆
動されて回転する一対のプーリ9aの間にエンドレスベ
ルト9bが掛け渡された構造のベルト駆動機構9に連結
されている。そして、前記キャリッジ8には、印字部と
しての印字ヘッド10が着脱自在に取り付けられてい
る。この印字ヘッド10は、その印字面10aを前記用
紙経路3に対向させて前記キャリッジ8に取り付けられ
ており、その用紙経路3に沿って搬送される用紙に対し
て印字動作を行うことができるように構成されている。
【0017】次いで、図4及び図5に示すように、前記
キャリッジ8には、前記用紙経路3に対向させて光セン
サ11が取り付けられている。この光センサ11は、反
射型の光センサであり、前記印字ヘッド10による印字
位置よりも前記用紙経路3の下流側でこの用紙経路3に
向けて光を照射することができる位置に取り付けられて
いる。
【0018】次いで、図4に示すように、前記用紙経路
3の終端近傍には、前記フィードローラ2と共に用紙搬
送部を構成する排紙ローラ12が設けられている。この
排紙ローラ12は、外観を図示しない駆動部に駆動され
て回転自在であり、前記用紙経路3に外周面が突出する
位置に配置されている。また、前記排紙ローラ12に
は、前記用紙経路3を介して回転自在に支持されたピン
チローラ13が当接している。このピンチローラ13の
外周面は鋸歯状に形成されている。
【0019】次いで、各部の電気的接続を図2に示す。
まず、各種の処理を集中的に行うCPU14が設けられ
ている。このCPU14には、外部機器との接続用のイ
ンターフェース15、動作プログラム等の固定データを
格納するROM16及び可変データを格納するRAM1
7が各種のバスラインを通じて接続されている。また、
前記ベルト駆動機構6の駆動源となるキャリッジモータ
18と前記フィードローラ2及び前記排紙ローラ12の
駆動源となるペーパフィードモータ19とが設けられ、
それぞれのモータ18,19はモータ駆動回路18a,
19aを介して前記CPU14にバス接続されている。
そして、前記CPU14には入力ポート20と出力ポー
ト21とがバス接続されており、前記入力ポート20に
は前記光センサ11が接続され、前記出力ポート21に
はヘッド駆動回路22を介して前記印字ヘッド10が接
続されている。また、前記ベルト駆動機構9における前
記エンドレスベルト9aの外周面には図示しないマーク
が一定間隔で付されており、このマークを検出するエン
コーダ23が設けられ、このエンコーダ23は前記入力
ポート20と前記出力ポート21とに接続された位置検
出器24に接続されている。さらに、前記入力ポート2
0には、用紙サイズ指定スイッチ25が接続されてい
る。この用紙サイズ指定スイッチ25は、図示しないオ
ペレーションパネルに配置されている。
【0020】このような構成において、ROM16内の
動作プログラムが印字モードに設定されている場合の動
作の流れを図1のフローチャートに基づき説明する。ま
ず、ステップ1で、用紙サイズ指定コマンドが設定され
ているかどうかが見られる。設定されていれば、ステッ
プ2で、指定されたコマンドに応じた用紙長LがRAM
17内の所定領域に設定される。用紙サイズ指定コマン
ドが設定されていない場合には、ステップ3で、用紙サ
イズ指定スイッチ25によって用紙サイズを指定して用
紙サイズ指定コマンドを設定することができる。ステッ
プ3で用紙サイズが指定されなければ、未設定のままス
テップ2に進む。
【0021】その後、ステップ4で、インターフェース
15を通じて印字実行コマンドを含む印字データを受信
するまでステップ1に戻るルーチンを繰り返す。印字デ
ータを受信した場合には、ステップ5で用紙幅の検出が
なされる。つまり、光センサ11が用紙の先端を検出す
るまでペーパフィードモータ19が駆動され、これによ
りフィードローラ2が回転して用紙が用紙経路3内を搬
送される。そして、用紙の先端が光センサ11に検出さ
れると、ペーパフィードモータ19の駆動が停止されて
用紙送りが停止される。この状態で、キャリッジモータ
18が駆動されてキャリッジ8が往復動し、光センサ1
1によって用紙の両側縁位置が検出される。この際、キ
ャリッジ8の移動量がエンコーダ23からの出力に基づ
いてCPU14の演算処理により求められ、用紙幅が検
出される。この際、光センサ11によって検出されるの
は用紙の先端の両側縁位置である。したがって、図6に
例示するようなOHP用紙26では、その先端に形成さ
れた非透明部分27で光センサ11による検出が行われ
ることになるため、OHP用紙26に対しても正確に用
紙幅の検出がなされる。
【0022】次いで、ステップ6では、インターフェー
ス15を通じて受信した印字データに基づき一行分の印
字動作がなされる。つまり、受信した印字データは出力
ポート21を通じてヘッド駆動回路22内の図示しない
レジスタ領域に格納され、図示しないラッチ回路にラッ
チされることで印字データに基づく印字ヘッド10の駆
動が印字データ一行分毎になされる。一行分の印字デー
タの印字後には、ステップ7で値Xが求められ、RAM
17内の所定領域に設定される。この値Xは、用紙長L
からマージン領域をも含んだ現実の印字長Rを減じた値
であり、CPU14の演算処理により求められる。そし
て、ステップ8では、1頁分の印字データが終了したか
どうかの判断がなされ、終了しない場合にはステップ9
で改行してステップ6に戻る。ここで、印字データの終
了は、1頁分の印字データの最後に含まれている印字終
了コマンドにより認識することができる。また、改行
は、印字データに含まれている行間隔データに基づく量
だけ用紙送りを実行することによりなされる。
【0023】[用紙種類判別手段]ステップ8で、1頁
分の印字データが終了したと認識された場合には、ステ
ップ10で一定量Aだけ用紙送りが実行される。この一
定量Aの用紙送り量は、印字最終行の位置が光センサ1
1の光照射位置を通過するだけの距離である。こうして
用紙送りが実行されると、ステップ11で用紙の種類の
検出がなされる。つまり、光センサ11によって用紙の
有無が検出される。この時、用紙として図示しない普通
紙が使用されている場合には、用紙有りとの検出結果が
得られる。また、用紙として図6に例示するようなOH
P用紙26が使用されている場合には、光センサ11か
ら照射された光はOHP用紙26を透過するので、用紙
がない状態の時と受光量が変わらず、用紙無しとの検出
結果が得られる。したがって、検出結果が用紙有りの場
合には普通紙、用紙無しの場合にはOHP用紙であるこ
とが判る。ここに、用紙種類判別手段が構成されてい
る。
【0024】ここで、ステップ10でなされる処理、つ
まり、一定量Aの用紙送りは、用紙における無印字部分
で光センサ11による用紙の有無の検出を実行するため
である。すなわち、印字部分は光の反射率が低いため、
この部分に光が照射されると用紙無しとの検出結果が生
じ易く、検出対象が普通紙であるにも拘らずOHP用紙
26であると誤検出してしまうおそれがあるからであ
る。
【0025】[普通紙搬送手段]ステップ11で用紙が
検出された場合、すなわち、印字対象が普通紙である場
合、ステップ12に進んで用紙送りがなされ、ステップ
13で用紙の有無が検出されて用紙無しが検出されるま
でステップ12に戻る。つまり、ステップ13で用紙無
しが検出されれば、用紙の後端が光センサ11の光照射
位置に位置していることが判る。そこで、用紙の後端が
光センサ11の光照射位置に位置するまでステップ12
で用紙送りがなされる。その結果、ステップ13で用紙
無しが検出された場合にはステップ14に進み、一定量
Bだけ用紙送りが実行されて印字処理を終了する。この
一定量Bというのは、光センサ11の光照射位置に後端
が位置した用紙が排紙部4に排紙されるだけの用紙送り
量である。ここに、普通紙搬送手段が構成されている。
【0026】[OHP用紙搬送手段]これに対し、ステ
ップ11で用紙が検出されない場合、すなわち、印字対
象がOHP用紙26である場合には、ステップ15で値
Yだけ用紙送りされた後にステップ14に進む。ここ
で、値Yというのは、前述した値Xからステップ10で
の所定量Aの用紙送り量を減じた値である。したがっ
て、ステップ2で設定された用紙長Lが実際に印字され
たOHP用紙26の長さと等しければ、ステップ15を
終了した時点でOHP用紙26の後端が光センサ11の
光照射位置に位置していることになる。これにより、O
HP用紙26が排紙部4に排紙される。ここに、OHP
用紙搬送手段が構成されている。
【0027】ここで、ステップ2で設定される用紙長L
は、現実の用紙長よりもやや長めに設定される。この用
紙長Lの設定値に基づき用紙搬送量が決定されるのはO
HP用紙26であるのに対し、このOHP用紙26はA
DFを利用して給紙されることがほとんどなく、通常は
手差口5より手差給紙されるため、幾分長めに搬送され
たとしても弊害が少ないからである。これにより、例え
ば、レターサイズを給紙すべきところなのにA4サイズ
を給紙してしまったような場合でも、用紙未排出状態と
なるのが確実に防止される。
【0028】以上説明したように、本実施例によれば、
用紙搬送量を決定するために使用される光センサ11を
用紙の幅を検出するセンサとして兼用することができ、
これにより部品の共通化が図られる。また、OHP用紙
26として、非透明用紙を組み合わせたような特殊用紙
ではない普通のOHP用紙26を用いても、適正な用紙
の搬送を行うことができる。さらに、用紙として普通紙
を用いてもOHP用紙26を用いても、用紙の搬送量を
適正な量にすることができ、無駄な搬送動作や印字終了
後の用紙未排出状態を確実に防止することができる。
【0029】なお、実施に当たっては、切替スイッチ等
の切替設定で用紙の種類を設定する構造とし、この際の
切替スイッチの切替状態を判別する手段によって用紙種
類判別手段を構成するようにしても良い。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、給紙部から所定
の経路を通って排紙部に至る用紙経路と、この用紙経路
中で用紙を搬送する用紙搬送部と、用紙経路に向けて印
字動作を行う印字部と、用紙経路を搬送される用紙に光
を照射してその反射光の光量を検出する光センサと、用
紙経路に給紙された用紙が普通紙であるのかOHP用紙
であるのかを判断する用紙種類判別手段と、この用紙種
類判別手段の判断結果が普通紙である場合には光センサ
による普通紙の後端検出位置から所定量だけ用紙送りを
実行する普通紙搬送手段と、用紙種類判別手段の判断結
果がOHP用紙である場合には光センサによるOHP用
紙の先端検出位置から用紙サイズに応じて予め設定され
た量だけ用紙送りを実行するOHP用紙搬送手段とを設
けたので、用紙搬送量を決定するために使用される光セ
ンサを用紙の幅を検出するセンサ等として兼用すること
ができ、これにより、部品点数を減少させて装置を小型
に形成することができ、また、OHP用紙をその先端位
置から予め設定された量だけ搬送するという構成上、O
HP用紙として非透明用紙を組み合わせたような特殊用
紙を用いることなく用紙を適正に搬送することができ、
したがって、より多くの種類の用紙の使用を可能にする
ことができ、さらに、普通紙であるとOHP用紙である
とを問わずに用紙の搬送量を適正な量にすることがで
き、したがって、無駄な用紙の搬送動作と印字終了後の
用紙未排出状態とを確実に防止することができる等の効
果を有する。
【0031】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、印字部の印字動作位置よりも用紙経路の下
流側に光センサの光照射位置を配置し、この光照射位置
を用紙1頁中での印字最終行が通過した後に光センサに
よる光量検出を行い、検出された光量に応じて用紙の種
類を判断する手段を用紙種類判別手段としたので、光セ
ンサの検出結果によって普通紙とOHP用紙とを判別す
ることができ、この際、光センサの光照射位置は用紙1
頁中での印字最終行が通過した後なので、用紙種類の判
別のために用紙に照射する光の照射位置を必ず用紙の無
印字部分とすることができ、検出の精度を向上させるこ
とができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として印字動作の流れを示す
フローチャートである。
【図2】各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図3】外観を示す斜視図である。
【図4】用紙経路と印字ヘッドとを示す側面図である。
【図5】キャリッジに印字ヘッドが搭載された状態を示
す斜視図である。
【図6】OHP用紙の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
2,12 用紙搬送部 3 用紙経路 4 排紙部 10 印字部 11 光センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙部から所定の経路を通って排紙部に
    至る用紙経路と、この用紙経路中で用紙を搬送する用紙
    搬送部と、前記用紙経路に向けて印字動作を行う印字部
    と、前記用紙経路を搬送される用紙に光を照射してその
    反射光の光量を検出する光センサと、前記用紙経路に給
    紙された前記用紙が普通紙であるのかOHP用紙である
    のかを判断する用紙種類判別手段と、この用紙種類判別
    手段の判断結果が前記普通紙である場合には前記光セン
    サによる前記普通紙の後端検出位置から所定量だけ用紙
    送りを実行する普通紙搬送手段と、前記用紙種類判別手
    段の判断結果が前記OHP用紙である場合には前記光セ
    ンサによる前記OHP用紙の先端検出位置から用紙サイ
    ズに応じて予め設定された量だけ用紙送りを実行するO
    HP用紙搬送手段とを設けたことを特徴とするプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 用紙種類判別手段は、印字部の印字動作
    位置よりも用紙経路の下流側に光センサの光照射位置を
    配置し、この光照射位置を用紙1頁中での印字最終行が
    通過した後に前記光センサによる光量検出を行い、検出
    された光量に応じて用紙の種類を判断する手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
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