JPH0432526Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0432526Y2
JPH0432526Y2 JP1984084385U JP8438584U JPH0432526Y2 JP H0432526 Y2 JPH0432526 Y2 JP H0432526Y2 JP 1984084385 U JP1984084385 U JP 1984084385U JP 8438584 U JP8438584 U JP 8438584U JP H0432526 Y2 JPH0432526 Y2 JP H0432526Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
lip
cylinder
inner diameter
substantially conical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984084385U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61559U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984084385U priority Critical patent/JPS61559U/ja
Publication of JPS61559U publication Critical patent/JPS61559U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0432526Y2 publication Critical patent/JPH0432526Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、リツプ形シールに関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術 シリンダ内径部とピストン外径部との間を密封
するため等に使用される従来のリツプ形シールと
しては、例えば第2図に示すようなものがある。
ピストン10の外径部10aにみぞ12が設けら
れており、このみぞ12内にリツプ形シール14
がはめ込まれる。リツプ形シール14は、環状の
本体部14aと、これから外周方向に斜めに伸び
るリツプ部14bとを有している。リツプ形シー
ル14を組み付けた状態のピストン10をシリン
ダ16の内径部16aに組み込むことにより、リ
ツプ部14bがその弾性力によつて内径部16a
に接触し、内径部16aと外径部10aとの間の
密封が行なわれる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来のリツプ形シール1
4には、シリンダ16に対するピストン10の組
付性が悪いという問題点及び組み付け時にリツプ
部14bが損傷することがあるという問題点があ
つた。すなわち、リツプ部14bの外径はシリン
ダ内径部16aの内径よりも大きいため、組み付
け時にリツプ部14bを縮径した状態とする必要
があり、リツプ部14bの先端がシリンダ内径部
16aに円滑に挿入されない場合にはリツプ部1
4bがめくれて組み付けが困難となり、また場合
によつてはリツプ部14bが損傷していた。
なお、特開昭48−78354号公報には、リツプ部
に面取りを施したシール部材が示されている。し
かし、これの場合には、シール部材を配置するた
めのみぞの軸方向寸法が大きくなるという問題点
がある。また、実公昭35−9011号公報及び実公昭
40−14484号公報には、みぞの軸方向寸法が大き
くならないようにリツプ部がみぞから軸方向に突
出したシール部材が示されている。しかし、これ
の場合には、リツプ部の内径側の支持が行われて
いないため、組み付け時にリツプ部が容易に変形
し、組み付け性が悪いという問題がある。
本考案は、上記のような問題点を解決し、組付
性が良好でリツプ部を損傷するおそれのないリツ
プ形シールを得ることを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、リツプ部の先端に面取りを設けると
ともにリツプ部をみぞから軸方向に突出させ、更
にリツプ部の内径側を支持する構造とすることに
より、上記目的を達成する。すなわち、本考案
は、シリンダ内径部とこれに組み付けられる円筒
部材外径部との間を密封するリツプ形シールであ
つて、円筒部材外径部に設けたみぞ内にはめ込ま
れる環状の本体部と、本体部から外周方向に斜め
に伸びてその弾性力によつてシリンダ内径部と接
触するリツプ部と、から構成されるリツプ形シー
ルを対象としたものであり、シリンダ内径部と接
触するリツプ部の外周側の面は、本体部から次第
に径が増大していく第1略円すい面状部と、この
第1略円すい面状部に連続して設けられ第1略円
すい面状部の最大径部から次第に径が減少してい
く第2略円すい面状部と、を有しており、上記最
大径部はシリンダ内径部の径よりも大きく、また
第2略円すい面状部の最小径部はシリンダ内径部
の径よりも小さく、リツプ部は上記円筒部材に設
けられたみぞから軸方向に突出しており、円筒部
材がシリンダ内径部に正常に組み付けられた状態
のリツプ部の内周側の最小径部の半径寸法は、リ
ツプ部の内方側に位置する円筒部材の外径部の半
径寸法よりもわずかに大きく設定されていること
を特徴としている。
(ホ) 作用 上記のような構成とすることにより、円筒部材
(例えば、ピストン)外径部をシリンダ内径部に
組み付ける際に、リツプ部の第2略円すい面がシ
リンダ内径部の開口端部に接触し、円筒部材を押
し込むことによりリツプ部は自動的に縮径され、
シリンダ内径部に円滑に組み込まれていく。この
際、リツプ部の内径側が小径側の円筒部材によつ
て支持されるので、円筒部材が傾斜したような場
合にもリツプ部が大きく変形することはなく、良
好な組み付け性が確保される。従つて、組立作業
性が大幅に向上し、またリツプ部を損傷するおそ
れもなくなる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の実施例を添付図面の第1図に基
づいて説明する。
ピストン10の外径部10aに設けられたみぞ
12内にリツプ形シール20がはめ込まれてい
る。リツプ形シール20は、みぞ12にはめ込ま
れる環状の本体部22と、本体部22から外周方
向に斜めに伸びるリツプ部24と、から構成され
ている。リツプ部24の外周側の面は、第1図中
で左方向にいくに従つて外径が増大している第1
略円すい面状部24aと、第1略円すい面状部2
4aの最大径部24bから逆に次第に径が減少し
ている第2略円すい面状部24cと、を有してい
る。第2略円すい面状部24cの最小径部24d
の直径はシリンダ16の内径部16aの直径より
も小さくしてあり、また最大径部24bの直径は
内径部16aの直径よりも大きくしてある。な
お、ピストン10がシリンダ16の内径部16a
に正常に組み付けされた状態におけるリツプ部2
4の内周側最小径部の半径寸法は、ピストン10
の外径部のうちリツプ部24が設けられている側
の部分の半径寸法よりもわずかに大きく設定され
ている。
みぞ12にリツプ形シール20を組み込んだピ
ストン10をシリンダ16の内径部16aに組み
付ける際には、シリンダ16の内径部16aに対
してピストン10をほぼ同心にした状態で押し込
めばよい。こうすることにより、リツプ部24の
第2略円すい面状部24cがシリンダ16の内径
部16aの開口端部に接触し、リツプ部24は第
2略円すい面状部24cの作用により次第に縮径
され、最終的には最大径部24bがシリンダ16
の内径部16aにはまり込む。従つて、ピストン
10の組付作業は極めて簡単で容易なものとな
り、また組付時にリツプ部24がめくれて損傷す
るというおそれもなくなる。また、ピストン10
を傾斜させて組み付けようとした場合にも、リツ
プ部24の内径側がピストン10の小径側の外径
部によつて支持されることになるため、リツプ部
24が大きく変形することが防止され、良好な組
み付け性を確保することができる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、リ
ツプ部の外周側の面は、本体部から次第に径が増
大していく第1略円すい面状部24aと、この第
1略円すい面状部に連続して設けられ最大径部2
4bから次第に径が減少していく第2略円すい面
状部24cと、を有しており、最大径部はシリン
ダ内径部16aの径よりも大きく、また第2略円
すい面状部の最小径部24dはシリンダ内径部の
径よりも小さくしてあり、リツプ部は円筒部材1
0に設けられたみぞ12から軸方向に突出してお
り、円筒部材がシリンダ内径部に正常に組み付け
られた状態のリツプ部の内周側の最小径部の半径
寸法は、リツプ部の内方向に位置する円筒部材の
外径部の半径寸法よりもわずかに大きく設定され
ているので、組付作業性が大幅に向上し、またリ
ツプ部を損傷する可能性も大幅に減少するのに加
えて、円筒部材を軸方向に大型化する必要がな
く、またリツプ部内径が円筒部材の外径によつて
支持されて必要以上に変形しないので、常に良好
な組み付け性を維持することができ、リツプ部が
安定した状態でシリンダ内径に密着するのでシー
ル性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるリツプ形シールを示す
図、第2図は従来のリツプ形シールを示す図であ
る。 10……ピストン(円筒部材)、10a……外
径部、12……みぞ、16……シリンダ、16a
……内径部、20……リツプ形シール、22……
本体部、24……リツプ部、24a……第1略円
すい面状部、24b……最大径部、24c……第
2略円すい面状部、24d……最小径部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダ内径部とこれに組み付けられる円筒部
    材外径部との間を密封するリツプ形シールであつ
    て、円筒部材外径部に設けたみぞ内にはめ込まれ
    る環状の本体部と、本体部から外周方向に斜めに
    伸びてその弾性力によつてシリンダ内径部と接触
    するリツプ部と、から構成されるリツプ形シール
    において、 シリンダ内径部と接触するリツプ部の外周側の
    面は、本体部から次第に径が増大していく第1略
    円すい面状部と、この第1略円すい面状部に連続
    して設けられ第1略円すい面状部の最大径部から
    次第に径が減少していく第2略円すい面状部と、
    を有しており、上記最大径部はシリンダ内径部の
    径よりも大きく、また第2略円すい面状部の最小
    径部はシリンダ内径部の径よりも小さく、リツプ
    部は上記円筒部材に設けられたみぞから軸方向に
    突出しており、円筒部材がシリンダ内径部に正常
    に組み付けられた状態のリツプ部の内周側の最小
    径部の半径寸法は、リツプ部の内方側に位置する
    円筒部材の外径部の半径寸法よりもわずかに大き
    く設定されていることを特徴とするリツプ形シー
    ル。
JP1984084385U 1984-06-08 1984-06-08 リツプ形シ−ル Granted JPS61559U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984084385U JPS61559U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 リツプ形シ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984084385U JPS61559U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 リツプ形シ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61559U JPS61559U (ja) 1986-01-06
JPH0432526Y2 true JPH0432526Y2 (ja) 1992-08-05

Family

ID=30633854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984084385U Granted JPS61559U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 リツプ形シ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61559U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4878354A (ja) * 1972-12-08 1973-10-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4878354A (ja) * 1972-12-08 1973-10-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61559U (ja) 1986-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62137408A (ja) ボ−ルジヨイント用ダストカバ−
JPS6143003Y2 (ja)
JPH0432526Y2 (ja)
JP3338189B2 (ja) 往復動用密封装置
JPS5844908B2 (ja) 玉継手のシ−ル装置
JPH0138375Y2 (ja)
JPH063221Y2 (ja) リップシール
JPS608212Y2 (ja) ボ−ルジヨイント用ダストカバ−
JPS6218739Y2 (ja)
JPH0571541U (ja) 密封装置
JPH0214711Y2 (ja)
JPH0225978Y2 (ja)
JPH0213193Y2 (ja)
JPS6337566Y2 (ja)
JP2574015Y2 (ja) 密封装置
JP2587529Y2 (ja) 継手用パッキン
JPH01307571A (ja) リップシール装置
JPH0234522Y2 (ja)
JPH0337993Y2 (ja)
JPH0418883Y2 (ja)
JPH073098Y2 (ja) メカニカルシール
JP3150858B2 (ja) オイルシ−ル
JP2003343733A (ja) 密封装置
JPS59101052U (ja) シ−ル装置
JPS634856Y2 (ja)