JPH0432454A

JPH0432454A - 定着装置

Info

Publication number: JPH0432454A
Application number: JP2139211A
Authority: JP
Inventors: Ikuo Makie; 郁雄牧江
Original assignee: Mita Industrial Co Ltd
Current assignee: Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Priority date: 1990-05-29
Filing date: 1990-05-29
Publication date: 1992-02-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は定着装置に関し、さらに詳しくは、複写機、
プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置における定
着装置であって、画像形成用紙を一対のローラで挟持し
、かつ加熱・加圧することによって用紙を搬送するとと
もに用紙に転写されたトナー像を定着する定着装置に関
するものである。

（ロ）従来の技術従来、画像形成装置における定着装置として、一対の定
着ローラの間へ用紙を案内する案内部材（定着前ガイド
板）の略中央部に上向き開口を設けるとともに、その開
口から流体を吹き出させるファンを設け、開口から吹き
出る流体で用紙の中央部を押し上げるように湾曲させな
から定着ローラへ用紙を送り込むように構成したもの（
実開昭５９−１２３８６６号公報）が知られている。

また、上記開口を設けるのに代えて、用紙を上記のよう
に湾曲させるために略山形に湾曲した定着前ガイド板を
設けておき、用紙を定着前ガイド板の略山形案内面に押
し付けて一対の定着ローラの間へ送り込むように構成し
た定着装置も知られている。

そして、両者とも、一対の定着ローラで用紙を挟持搬送
する際に用紙にしわが発生するのを防止しようとする。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしなから、上記公報記載の定着装置においては、用
紙の大きさや厚さの違いなどにより、用紙の中央部を押
し上げる高さが一定しにくい。また、定着部の近くで常
に流体の流れがあるため、所定温度に加熱されている定
着ローラの保温性が低下するという問題点がある。

一方、定着前ガイド板を略山形に湾曲させた上記の定着
装置においては、用紙を定着前ガイド板の略山形案内面
に押し付けるため、少なくとも定着前ガイド板の中央部
分の高さはローラ対の圧接部の高さよりも高くされてい
る。このため、用紙サイズが小さくかつ厚い用紙が定着
ガイド板の中央部分を通るような場合は、用紙がローラ
対の圧接部に送り込まれずに定着ガイド板上で止まって
しまうおそれがある。

また、用紙に先端カール（特に上向き）の発生しやすい
合成・両面コピー時には、上記２種の定着装置ともロー
ラ対の間へ安定して用紙を送り込むことができないとい
う問題がある。

この発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであって
、定着ローラへ安定してスムースに用紙を送り込むこと
ができ、かつ定着ローラの保温性が低下するおそれを防
止することができる定着装置を提供することを目的とす
る。

（ニ）課題を解決するための手段およびその作用この発
明は、画像形成用紙を搬送しつつ、その用紙の表面に転
写されているトナー像を定着する熱ローラおよび加圧ロ
ーラと、これらのローラの上流側に設けられ、これらの
ローラの間へ用紙を案内する案内部材と、この案内部材
の上流側に設けられ、多数の空気吸引用通孔を有し、案
内部材へ用紙を搬送する搬送手段と、この搬送手段の下
方に設けられ、搬送手段の通孔から空気を吸引して搬送
手段上の用紙を搬送手段表面に密着させるファンとを備
え、さらに、案内部材の上流側に設けられ、用紙が案内
部材上にあることを検知する用紙検知手段と、案内部材
に設けられた複数の空気吸引用通孔と、案内部材とファ
ンとの間に設けられ、ファンにより案内部材の通孔から
空気を吸引するための空気通路と、この空気通路に、通
路を開閉可能に閉塞すべく設けられ、用紙検知手段によ
り用紙を検知した時にのみ空気通路を開くシャッタとを
具備してなる定着装置である。

すなわち、この発明に係る定着装置は、一対の定着ロー
ラ（熱ローラおよび加圧ローラ）の間へ画像形成用紙を
案内する案内部材の上流側に、用紙が案内部材上にある
ことを検知する用紙検知手段を設け、案内部材に複数の
空気吸引用通孔を設け、案内部材とファンとの間に、フ
ァン（搬送手段の通孔から空気を吸引して搬送手段上の
用紙を搬送手段表面に密着させるファン）により案内部
材の通孔から空気を吸引するための空気通路を設け、こ
の空気通路に、通路を開閉可能に閉塞し用紙検知手段に
より用紙を検知した時にのみ空気通路を開くシャッタを
設けたことを特徴とする。

ここで、案内部材としてはたとえば、用紙の搬送方向に
対して直角の方向に長い略水平な定着前ガイド板が用い
られる。そして、案内部材にはたとえば、用紙の搬送方
向に長い数個の空気吸引用通孔が設けられる。また、搬
送手段としてはたとえば搬送ベルトが用いられる。

用紙検知手段としては、たとえば複数の並列状搬送ベル
トどうしの間に配設され、用紙が案内部材の近くに来た
ときにＯＮになる検知スイッチが用いられる。また、シ
ャッタはたとえば、検知スイッチのＯＮによりソレノイ
ドで開くようにしたものが用いられる。

なお、画像形成用紙としては、通常の複写用紙、オーバ
ヘッドプロジェクタ用フィルム、ラベル用紙などが用い
られる。

かくして、この定着装置にあっては、用紙が案内部材ま
で搬送されて来ると、用紙検知手段がそれを検知する。

すると、シャッタが空気通路を開き、ファンにより案内
部材の通孔から空気が吸弓される。そして、案内部材上
の用紙がその部材表面に密着された状態で定着ローラ対
の間へ案内される。

（ホ）実施例以下、図に示す１つの実施例に基づいてこの発明を詳述
する。なお、この発明はこれによって限定されるもので
はない。

第１図〜第５図において、複写機の定着装置ｌは、熱ロ
ーラ２および加圧ローラ３と、案内部材としての定着前
ガイド板４と、互いに並列状に配された搬送手段として
の３つの搬送ベルト５と、ファン６とから主としてなる
。

熱ローラ２および加圧ローラ３は、画像形成用紙として
の複写用紙を搬送しつつ、その用紙の表面に転写されて
いるトナー像を定着する。定着前ガイド板４は平面形状
がローラ２・３軸に沿って細長い長方形であり、両ロー
ラ２・３よりも上流側で略水平に設けられ、これらのロ
ーラ２・３の間へ用紙を案内する。

３つの搬送ベルト５は、定着前ガイド板４の上流側に設
けられている。すなわち、これらの搬送ベルト５は、定
着前ガイド板４を支持するとともにこれに隣接する箱状
の搬送ダクト７と、この搬送ダクト７の上にかぶせ置か
れた枠状の搬送ガイド板８とで形成される空間に、上半
部が上方へ露出した状態で回転可能に配されている。こ
れらの搬送ベルト５には多数の空気吸引用通孔（図示略
）が設けられている。ファン６は、搬送ダクト７内で搬
送ベルト５の下方に設けられている。ファン６は、搬送
ベルト５の通孔から空気を吸引して搬送ベルト５上の用
紙をベルト表面に密着させる。

搬送ガイド板８には、用紙が定着前ガイド板４上にある
ことを検知する用紙検知手段としてのスイッチ９が起倒
可能に配されている。このスイッチ９は、用紙が搬送ベ
ルト５上を搬送されて米てその先端が当たると定着前ガ
イド板４側へ倒れてスイッチＯＮとなる。そして、用紙
の後端がスイッチ９を通過すると、ふたたび起立してス
イッチＯＦＦとなる。

定着前ガイド板４には、１０個の空気吸引用通孔４ａが
用紙流れ方向に沿って形成されている。

搬送ダクト７には、定着前ガイド板４とファン６との間
に、ファン６により定着前ガイド板４の通孔４λから空
気を吸引するための空気通路ＩＯが設けられている。こ
の空気通路１０には、通路ｌＯを開閉可能に閉塞すべく
シャッタ１１が回動可能に設けられている。このシャッ
タ１１は、スイッチ９のＯＮ・ＯＦＦにより作動するソ
レノイド１２で空気通路ＩＯを開閉する。なお、１３は
シャッタ回動輪、Ｉ４はコイルバネである。

以上のように構成された複写機の定着装置１において、
用紙が搬送ベルト５上を搬送されて来てその先端がスイ
ッチ９に当たるとスイッチＯＮとなる。そして、ソレノ
イド１２がＯＮになり、シャッタ１１が反時計回り方向
へ回り、空気通路１０が開かれる。すると、ファン６に
より定着前ガイド板４の通孔４ａから空気が吸引される
。このとき、定着前ガイド板４上に来ていた用紙は、吸
弓空気により定着前ガイド板４表面に密着されなから熱
ローラ２および加圧ローラ３の間へ案内される。

用紙の後端がスイッチ９を通過すると（このとき、用紙
の大部分は両ローラ２・３を通過している）、スイッチ
９がＯＦＦとなる。そして、シャッタ１１はふたたび閉
じられ、定着前ガイド板４の通孔４ａから空気は吸引さ
れな（なる。

かくして、この定着装置ｌにあっては、用紙が定着前ガ
イド板４上に密着されなから熱ローラ２および加圧ロー
ラ３の間へ案内されるので、定着ローラ（両ローラ）２
・３へ安定してスムースに用紙を送り込むことが可能に
なる。また、用紙が両ローラ２・３を通過している時な
ど、スイッチ９により用紙を検知したときのみ空気通路
１０が開かれるので、所定温度に加熱されている熱ロー
ラ２の保温性が低下するおそれを防止することができる
。

上記実施例においては、用紙検知手段としてスイッチ９
を設け、このスイッチ９によりシャッタ１１の開閉を行
うように構成したが、これに代えて、定着前ガイド板４
の上流側に第１スイツチを設け、熱ローラ２および加圧
ローラ３の下流側に第２スイツチを設けてもよい。そし
て、第１スイツチを通過する用紙によりシャッタ１１を
開け、第２スイツチを通過する用紙によりシャッタ１１
を閉じるようにしてもよい。

（へ）発明の効果この発明の定着装置は上記のように構成されているので
、定着ローラへ安定してスムースに用紙を送り込むこと
ができ、かつ定着ローラの保温性が低下するおそれを防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第５図まではこの発明の１実施例を示す。す
なわち、第１図は定着装置の全体斜視図、第２図および
第３図はいずれも定着装置の部分斜視図、第４図は定着
装置の一部切り欠き部分斜視図、第５図は定着装置の全体構成説明図である。２・・・・・・熱ローラ、３・・・・・・加圧ローラ、４・・・・・・定着面ガイド板（案内部材）、４ａ・・
・・・・通孔、５・・・・・・搬送ベルト（搬送手段）、６・・・・・
・ファン、９・・・・・・スイッチ（用紙検知手段）、ＩＯ・・・
・・・空気通路、１１・・・・・・シャッタ。第　１　図第　２　図第図第図

Claims

【特許請求の範囲】１、画像形成用紙を搬送しつつ、その用紙の表面に転写
されているトナー像を定着する熱ローラおよび加圧ロー
ラと、これらのローラの上流側に設けられ、これらのロ
ーラの間へ用紙を案内する案内部材と、この案内部材の
上流側に設けられ、多数の空気吸引用通孔を有し、案内
部材へ用紙を搬送する搬送手段と、この搬送手段の下方
に設けられ、搬送手段の通孔から空気を吸引して搬送手
段上の用紙を搬送手段表面に密着させるファンとを備え
、さらに、案内部材の上流側に設けられ、用紙が案内部材
上にあることを検知する用紙検知手段と、案内部材に設
けられた複数の空気吸引用通孔と、案内部材とファンと
の間に設けられ、ファンにより案内部材の通孔から空気
を吸引するための空気通路と、この空気通路に、通路を
開閉可能に閉塞すべく設けられ、用紙検知手段により用
紙を検知した時にのみ空気通路を開くシャッタとを具備
してなる定着装置。