JPH04322092A - スパークプラグの絶縁碍子用焼結体 - Google Patents
スパークプラグの絶縁碍子用焼結体Info
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- JPH04322092A JPH04322092A JP3088757A JP8875791A JPH04322092A JP H04322092 A JPH04322092 A JP H04322092A JP 3088757 A JP3088757 A JP 3088757A JP 8875791 A JP8875791 A JP 8875791A JP H04322092 A JPH04322092 A JP H04322092A
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Landscapes
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- Spark Plugs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスパークプラグの絶縁碍
子に用いるセラミック焼結体に関する。
子に用いるセラミック焼結体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、絶縁碍子に窒化珪素やサイア
ロンを用いて熱衝撃性を向上させたスパークプラグが知
られている。
ロンを用いて熱衝撃性を向上させたスパークプラグが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
窒化珪素やサイアロンは熱間で絶縁性が著しく低下する
ので、この様なスパークプラグは火花貫通が発生する事
があった。本発明の目的は、熱衝撃性に優れ、かつ火花
貫通を起こさないスパークプラグが製造できるスパーク
プラグの絶縁碍子用焼結体の提供にある。
窒化珪素やサイアロンは熱間で絶縁性が著しく低下する
ので、この様なスパークプラグは火花貫通が発生する事
があった。本発明の目的は、熱衝撃性に優れ、かつ火花
貫通を起こさないスパークプラグが製造できるスパーク
プラグの絶縁碍子用焼結体の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は以下の構成を採用した。 (1)焼結体の主構成相が、α− サイアロンまたはβ
’− サイアロン、若しくはα− サイアロンとβ’−
サイアロンとの混合体であって、前記焼結体中に占め
る粒界相生成物の含有量を3〜15容積%にした。 (2)スパークプラグの絶縁碍子用焼結体は、長手方向
の粒子径が5〜20μmのサイアロン粒子を20〜70
容積%含有している。
本発明は以下の構成を採用した。 (1)焼結体の主構成相が、α− サイアロンまたはβ
’− サイアロン、若しくはα− サイアロンとβ’−
サイアロンとの混合体であって、前記焼結体中に占め
る粒界相生成物の含有量を3〜15容積%にした。 (2)スパークプラグの絶縁碍子用焼結体は、長手方向
の粒子径が5〜20μmのサイアロン粒子を20〜70
容積%含有している。
【0005】
【作用および発明の効果】(請求項1について)焼結体
中に占める粒界相生成物の含有量が3〜15容積%であ
ると、スパークプラグの絶縁碍子用焼結体として充分な
強度が得られ、かつ熱間で高絶縁性を保持できる。焼結
体中に占める粒界相生成物の含有量が3容積%未満であ
ると、熱間での高絶縁性が維持できなくなり、スパーク
プラグの絶縁碍子用焼結体として適さなくなる。また、
15容積%を越えるとガラス相が多くなり過ぎ、スパー
クプラグの絶縁碍子用焼結体として充分な強度が得られ
なくなる。
中に占める粒界相生成物の含有量が3〜15容積%であ
ると、スパークプラグの絶縁碍子用焼結体として充分な
強度が得られ、かつ熱間で高絶縁性を保持できる。焼結
体中に占める粒界相生成物の含有量が3容積%未満であ
ると、熱間での高絶縁性が維持できなくなり、スパーク
プラグの絶縁碍子用焼結体として適さなくなる。また、
15容積%を越えるとガラス相が多くなり過ぎ、スパー
クプラグの絶縁碍子用焼結体として充分な強度が得られ
なくなる。
【0006】(請求項2について)長手方向の粒子径が
5〜20μmのサイアロン粒子が、20〜70容積%で
あると、熱間で高絶縁性を保持できる。サイアロン粒子
が、20容積%未満、または70容積%を越える場合は
、熱間での絶縁性が保てなくなり、スパークプラグの絶
縁碍子用焼結体として適さなくなる。
5〜20μmのサイアロン粒子が、20〜70容積%で
あると、熱間で高絶縁性を保持できる。サイアロン粒子
が、20容積%未満、または70容積%を越える場合は
、熱間での絶縁性が保てなくなり、スパークプラグの絶
縁碍子用焼結体として適さなくなる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を、表および図に基づいて説
明する。窒化珪素(Si3 N4 )、窒化アルミニウ
ム(AlN)、二酸化珪素(SiO2 )、アルミナ(
Al2 O3 )の各原料を表の下に示す様に組み合わ
せて主原料とした。また、焼結助剤は、酸化イットリウ
ム(Y2 O3 )、酸化カルシウム(CaO)、酸化
マグネシウム(MgO)の内から一種類を選んだ。
明する。窒化珪素(Si3 N4 )、窒化アルミニウ
ム(AlN)、二酸化珪素(SiO2 )、アルミナ(
Al2 O3 )の各原料を表の下に示す様に組み合わ
せて主原料とした。また、焼結助剤は、酸化イットリウ
ム(Y2 O3 )、酸化カルシウム(CaO)、酸化
マグネシウム(MgO)の内から一種類を選んだ。
【0008】以下、テストピースの製造方法を説明する
。 (1)主原料と焼結助剤とを混ぜ、さらに、有機溶剤、
バインダーを加え、充分混合する。 (2)得られた泥漿を噴霧乾燥させた後、直径50mm
、厚さ3mmの円板状、および縦10mm、横40mm
、厚さ5mmの板状に金型成形する。 (3)約600℃の大気雰囲気で仮焼きして脱脂し、そ
の後、CIP成形する。 (4)窒素− アルゴンの非酸素雰囲気中(1550℃
〜1750℃、2時間)で、これらCIP成形体の焼結
を行う。 (5)焼結体をそれぞれ切削加工し、直径40mm、厚
さ1mmの円板状のテストピースA(絶縁抵抗測定用)
、および縦8mm、横30mm、厚さ4mmの板状のテ
ストピース(常温強度測定用)を製造する。
。 (1)主原料と焼結助剤とを混ぜ、さらに、有機溶剤、
バインダーを加え、充分混合する。 (2)得られた泥漿を噴霧乾燥させた後、直径50mm
、厚さ3mmの円板状、および縦10mm、横40mm
、厚さ5mmの板状に金型成形する。 (3)約600℃の大気雰囲気で仮焼きして脱脂し、そ
の後、CIP成形する。 (4)窒素− アルゴンの非酸素雰囲気中(1550℃
〜1750℃、2時間)で、これらCIP成形体の焼結
を行う。 (5)焼結体をそれぞれ切削加工し、直径40mm、厚
さ1mmの円板状のテストピースA(絶縁抵抗測定用)
、および縦8mm、横30mm、厚さ4mmの板状のテ
ストピース(常温強度測定用)を製造する。
【0009】ここで、常温強度、熱間(700℃)での
絶縁抵抗、粒界相生成物の含有量、およびサイアロン粒
子(長手方向の粒子径が5〜20μmのもの)含有量の
求め方を説明する。常温強度は、上記絶縁抵抗測定用の
テストピースAを使用し、JISC4104に拠る三点
曲げ試験で測定した。なお、他の実験に拠り、常温強度
が30kg/mm2 以上得られればスパークプラグの
絶縁碍子として充分であることが確認されている。70
0℃における絶縁抵抗は、上記絶縁抵抗測定用のテスト
ピースAを使用し、図3に示す熱間絶縁抵抗測定装置1
で測定した。図3において、100、200は真銅製の
電極、300は炉内を700℃にする電気ヒータ、40
0は直流1000Vを印加して熱間(700℃)のテス
トピースAの電気抵抗を測定する絶縁抵抗計である。な
お、他の実験に拠り、700℃におけるテストピースの
絶縁抵抗値が80MΩ以上であればスパークプラグの絶
縁碍子として充分使用できることが確認されている。粒
界相生成物の含有量は、テストピースの研磨面を走査形
電子顕微鏡で画像解析して求めた。サイアロン粒子の含
有量は、X線エネルギー分光分析器で求めた。
絶縁抵抗、粒界相生成物の含有量、およびサイアロン粒
子(長手方向の粒子径が5〜20μmのもの)含有量の
求め方を説明する。常温強度は、上記絶縁抵抗測定用の
テストピースAを使用し、JISC4104に拠る三点
曲げ試験で測定した。なお、他の実験に拠り、常温強度
が30kg/mm2 以上得られればスパークプラグの
絶縁碍子として充分であることが確認されている。70
0℃における絶縁抵抗は、上記絶縁抵抗測定用のテスト
ピースAを使用し、図3に示す熱間絶縁抵抗測定装置1
で測定した。図3において、100、200は真銅製の
電極、300は炉内を700℃にする電気ヒータ、40
0は直流1000Vを印加して熱間(700℃)のテス
トピースAの電気抵抗を測定する絶縁抵抗計である。な
お、他の実験に拠り、700℃におけるテストピースの
絶縁抵抗値が80MΩ以上であればスパークプラグの絶
縁碍子として充分使用できることが確認されている。粒
界相生成物の含有量は、テストピースの研磨面を走査形
電子顕微鏡で画像解析して求めた。サイアロン粒子の含
有量は、X線エネルギー分光分析器で求めた。
【0010】つぎに、発明品(表1のもの)と比較品(
表2のもの)との違いについて説明する。焼結体中に占
める粒界相生成物の含有量が3〜15容積%で、かつ、
長手方向の粒子径が5〜20μmのサイアロン粒子を2
0〜70容積%含有してなる試料No.1〜5のものは
、700℃における絶縁抵抗値が全て80MΩ以上で、
かつ常温強度が30kg/mm2 以上であった。この
試料No.1〜5と同じ材料でスパークプラグの絶縁碍
子2、(発火脚部側のみで頭部13はアルミナ絶縁体)
を同様の方法で製造し、この絶縁碍子2、3の軸孔21
、31内に中心電極4を公知の方法であるガラスシール
5を用いて抵抗体および端子電極6とともに封着し、こ
れを取り付けねじ71を備えた主体金具7に組み付けた
ところ、熱衝撃性に優れ、かつ火花貫通を起こさない、
高出力エンジン用として好適なスパークプラグC、Dが
得られた。
表2のもの)との違いについて説明する。焼結体中に占
める粒界相生成物の含有量が3〜15容積%で、かつ、
長手方向の粒子径が5〜20μmのサイアロン粒子を2
0〜70容積%含有してなる試料No.1〜5のものは
、700℃における絶縁抵抗値が全て80MΩ以上で、
かつ常温強度が30kg/mm2 以上であった。この
試料No.1〜5と同じ材料でスパークプラグの絶縁碍
子2、(発火脚部側のみで頭部13はアルミナ絶縁体)
を同様の方法で製造し、この絶縁碍子2、3の軸孔21
、31内に中心電極4を公知の方法であるガラスシール
5を用いて抵抗体および端子電極6とともに封着し、こ
れを取り付けねじ71を備えた主体金具7に組み付けた
ところ、熱衝撃性に優れ、かつ火花貫通を起こさない、
高出力エンジン用として好適なスパークプラグC、Dが
得られた。
【0011】試料No.6の比較品は、粒界相生成物の
含有量が1容積%と少な過ぎるので、熱間の電気絶縁性
が高くならなかった(50MΩ)。試料No.7の比較
品は、粒界相生成物の含有量が18容積%と多過ぎるの
で、常温強度が充分確保できなかった(26kg/mm
2 )。試料No.8〜10の比較品は、α− 、β’
− サイアロン粒子(5〜20μm)が、20〜70容
積%の範囲内に無いので熱間の絶縁抵抗値の低下を招い
た(20〜50MΩ)。
含有量が1容積%と少な過ぎるので、熱間の電気絶縁性
が高くならなかった(50MΩ)。試料No.7の比較
品は、粒界相生成物の含有量が18容積%と多過ぎるの
で、常温強度が充分確保できなかった(26kg/mm
2 )。試料No.8〜10の比較品は、α− 、β’
− サイアロン粒子(5〜20μm)が、20〜70容
積%の範囲内に無いので熱間の絶縁抵抗値の低下を招い
た(20〜50MΩ)。
【0012】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.主原料は、窒化珪素(Si3 N4 )、窒化アル
ミニウム(AlN)、二酸化珪素(SiO2 )、アル
ミナ(Al2 O3 )の各原料を、窒化珪素(Si3
N4 を含んで、二種類または三種類以上組み合わせ
れば良い。 b.焼結助剤は、その他、酸化ネオジム(Nd2 O3
)、酸化スカンジウム(SC2 O3 )、酸化スト
ロンチウム(SrO)、酸化バリウム(BaO)、酸化
ランタン(La2 O3 )、(酸化セリウム)Ce2
O3 等を一種類または複数種類使用しても良い。
(以下
余白)
表 1 ―――――――――――
―――――――――――――――――――――― |
試料 |粒界相生成物の |サイアロン粒子 |
常温強度(k|絶縁抵抗||No.|含有量(容積%)
|含有量(容積%)|g/mm2 )|(MΩ)|
―――――――――――――――――――――――――
―――――――― | 1 |
3 | 25 |
50 | 90| ―――――――
―――――――――――――――――――――――――
― | 2 | 7
| 40 | 40
| 200│ ―――――――――――――――
―――――――――――――――――― | 3
| 15 |
70 | 38 |2500│
―――――――――――――――――――――――――
―――――――― | 4 |
10 | 50 |
43 |3000│ ――――――――――
―――――――――――――――――――――――
| 5 | 5 |
55 | 45 |
500│ ――――――――――――――――――
――――――――――――――― 試料No.1〜試
料No.3の内訳
主原料
助剤試料No.1 Si3
N4 +AlN+Al2 O3
Y2 O3 試料No.2 Si3 N
4 +Al2 O3
Y2 O3 試料No.3 Si
3 N4 +AlN+Al2 O3 +SiO3
MgO試料No.4 Si3 N4 +Al
N+Al2 O3 Y2
O3 試料No.5 Si3 N4 +AlN
+Al2 O3 Y2
O3
表 2 ―――――――――
――――――――――――――――――――――――
|試料 |粒界相生成物の |サイアロン粒子
|常温強度(k|絶縁抵抗│|No.|含有量(容積
%)|含有量(容積%)|g/mm2 )|(MΩ)│
―――――――――――――――――――――――
―――――――――― | 6 |
1 | 20 |
52 | 50│ ―――――
―――――――――――――――――――――――――
――― | 7 | 18
| 60 | 26
|3500│ ―――――――――――――――
―――――――――――――――――― | 8
| 4 |
10 | 55 | 50
│ ――――――――――――――――――――――
――――――――――― | 9 |
6 | 5
| 45 | 20│ ―――
―――――――――――――――――――――――――
――――― |10 |
4 | 80 | 35
| 35│ ―――――――――――
―――――――――――――――――――――― 試
料No.6〜試料No.10の内訳
主原料
助剤試料No.6 Si3 N4 +Al
N+Al2 O3 Y2 O3 試料
No.7 Si3 N4 +Al2 O3
CaO試料No.8
Si3 N4 +Al2 O3
Y2 O3 試料No.9 S
i3 N4 +Al2 O3
Y2 O3 試料No.10 Si3 N
4 +Al2 O3 +SiO2 Y2
O3
態様を含む。 a.主原料は、窒化珪素(Si3 N4 )、窒化アル
ミニウム(AlN)、二酸化珪素(SiO2 )、アル
ミナ(Al2 O3 )の各原料を、窒化珪素(Si3
N4 を含んで、二種類または三種類以上組み合わせ
れば良い。 b.焼結助剤は、その他、酸化ネオジム(Nd2 O3
)、酸化スカンジウム(SC2 O3 )、酸化スト
ロンチウム(SrO)、酸化バリウム(BaO)、酸化
ランタン(La2 O3 )、(酸化セリウム)Ce2
O3 等を一種類または複数種類使用しても良い。
(以下
余白)
表 1 ―――――――――――
―――――――――――――――――――――― |
試料 |粒界相生成物の |サイアロン粒子 |
常温強度(k|絶縁抵抗||No.|含有量(容積%)
|含有量(容積%)|g/mm2 )|(MΩ)|
―――――――――――――――――――――――――
―――――――― | 1 |
3 | 25 |
50 | 90| ―――――――
―――――――――――――――――――――――――
― | 2 | 7
| 40 | 40
| 200│ ―――――――――――――――
―――――――――――――――――― | 3
| 15 |
70 | 38 |2500│
―――――――――――――――――――――――――
―――――――― | 4 |
10 | 50 |
43 |3000│ ――――――――――
―――――――――――――――――――――――
| 5 | 5 |
55 | 45 |
500│ ――――――――――――――――――
――――――――――――――― 試料No.1〜試
料No.3の内訳
主原料
助剤試料No.1 Si3
N4 +AlN+Al2 O3
Y2 O3 試料No.2 Si3 N
4 +Al2 O3
Y2 O3 試料No.3 Si
3 N4 +AlN+Al2 O3 +SiO3
MgO試料No.4 Si3 N4 +Al
N+Al2 O3 Y2
O3 試料No.5 Si3 N4 +AlN
+Al2 O3 Y2
O3
表 2 ―――――――――
――――――――――――――――――――――――
|試料 |粒界相生成物の |サイアロン粒子
|常温強度(k|絶縁抵抗│|No.|含有量(容積
%)|含有量(容積%)|g/mm2 )|(MΩ)│
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―――――――――― | 6 |
1 | 20 |
52 | 50│ ―――――
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――― | 7 | 18
| 60 | 26
|3500│ ―――――――――――――――
―――――――――――――――――― | 8
| 4 |
10 | 55 | 50
│ ――――――――――――――――――――――
――――――――――― | 9 |
6 | 5
| 45 | 20│ ―――
―――――――――――――――――――――――――
――――― |10 |
4 | 80 | 35
| 35│ ―――――――――――
―――――――――――――――――――――― 試
料No.6〜試料No.10の内訳
主原料
助剤試料No.6 Si3 N4 +Al
N+Al2 O3 Y2 O3 試料
No.7 Si3 N4 +Al2 O3
CaO試料No.8
Si3 N4 +Al2 O3
Y2 O3 試料No.9 S
i3 N4 +Al2 O3
Y2 O3 試料No.10 Si3 N
4 +Al2 O3 +SiO2 Y2
O3
【図1】本発明の絶縁碍子用焼結体を用いて製造したス
パークプラグの断面図である。
パークプラグの断面図である。
【図2】本発明の絶縁碍子用焼結体を用いて製造したス
パークプラグの断面図である。
パークプラグの断面図である。
【図3】テストピースの熱間での絶縁抵抗を測定する熱
間絶縁抵抗測定装置の構成図である。
間絶縁抵抗測定装置の構成図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 焼結体の主構成相が、α− サイアロ
ンまたはβ’− サイアロン、若しくはα− サイアロ
ンとβ’− サイアロンとの混合体であって、前記焼結
体中に占める粒界相生成物の含有量を3〜15容積%に
したことを特徴とするスパークプラグの絶縁碍子用焼結
体。 - 【請求項2】 長手方向の粒子径が5〜20μmのサ
イアロン粒子を20〜70容積%含有してなる請求項1
記載のスパークプラグの絶縁碍子用焼結体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088757A JPH04322092A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | スパークプラグの絶縁碍子用焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088757A JPH04322092A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | スパークプラグの絶縁碍子用焼結体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04322092A true JPH04322092A (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=13951758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3088757A Pending JPH04322092A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | スパークプラグの絶縁碍子用焼結体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04322092A (ja) |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP3088757A patent/JPH04322092A/ja active Pending
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