JPH0432198Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0432198Y2
JPH0432198Y2 JP12782287U JP12782287U JPH0432198Y2 JP H0432198 Y2 JPH0432198 Y2 JP H0432198Y2 JP 12782287 U JP12782287 U JP 12782287U JP 12782287 U JP12782287 U JP 12782287U JP H0432198 Y2 JPH0432198 Y2 JP H0432198Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
loader
loading position
grips
reversing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12782287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6434139U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12782287U priority Critical patent/JPH0432198Y2/ja
Publication of JPS6434139U publication Critical patent/JPS6434139U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0432198Y2 publication Critical patent/JPH0432198Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Turning (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は工作物の搬出入装置に関し特に、ペア
マシンにおいて1つの工作機械から次の工作機械
へワークを移動させる工作物搬出入装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、このようなペアマシン内での工作物搬出
入装置としては、例えば第6図に示すように、ま
ずペアマシンMを構成する一方の工作機械M1
ワーク受台100に搬送されてきたワークWを、
把持手段で把持した後反転し別のワーク受台10
1に裁置させるものがあつた。そして、そのワー
ク受台101をローデイング位置Aまで横方向に
移動させ、ローダ102によつて主軸103側に
ワークを取付け加工を進め、加工が終ると再びロ
ーダ102によりワークWを順次、次の工作機械
M2側へ前記同様な手段で搬送させていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら前記従来の技術では、ワークを横
方向に移動させるための駆動装置を専用に必要と
し、そのため工作機械全体が大形化し複雑化し、
メンテナンス等の面も困難であると言う問題点が
あつた。
本考案は前記事情に鑑みて提案されたもので、
同一仕様の反転装置を使用することにより、コン
パクトで簡易的にワークを移動することが可能
で、メンテナンス等の容易な工作物搬出入装置を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記問題点を解決するために本装置
を、2つの工作機械を合体させそれぞれのハウジ
ングにチヤツクを備えた主軸を回転自在に設け、
それぞれの主軸近傍に配設されダブルアームを持
つローダによつて、搬送されてきたワークをそれ
ぞれのチヤツクに取付け、裏表加工をする工作機
械の構成において、搬入されてきたワークを把持
しそのワークをローデイング位置まで反転移送さ
せる第1の反転装置と、該ローデイング位置に移
送されたワークを把持しそのワークの向きを変え
る第1の姿勢変換装置と、該第1の姿勢変換装置
で向きを変えたワークと前記主軸側のワークを交
換するローダと、前記ローダで移送されたワーク
を元のローデイング位置に戻した後そのワークを
把持し第2工程側のローデイング位置まで反転移
送させる第2の反転装置と、第2工程側のローデ
イング位置に移送されたワークを把持しそのワー
クの向きを変える第2の姿勢変換装置と、該第2
の姿勢変換装置で向きを変えたワークと前記主軸
側のワークを交換する第2のローダと、該第2の
ローダで移送されたワークを元のローデイング位
置に戻した後そのワークを把持し搬出路にワーク
を送り出す第3の反転装置とで構成した。
〔作用〕
No.1工作機械に設けられた第1の反転装置で別
の搬送装置から搬送されてきた素材ワークを把持
し、搬送方向に反転しローデイング位置にまで移
動させて、No.1工作機械に取付けられたワーク受
台上に載置する。第1の姿勢変換装置でワーク受
台上に載置された素材ワークを把持し、搬送方向
に直交するように揺動して向きを変える。
工作機械に設けられたローダにより、主軸側の
第1工程終了のワークと前記第1の姿勢変換装置
に把持された素材ワークとを交換し、前記第1の
姿勢変換装置に把持された第1工程終了のワーク
を前記ワーク受台上に戻す。
No.1工作機械とNo.2工作機械の境界近傍に配設
された第2の反転装置で前記第1工程終了のワー
クを把持し、搬送方向に反転し第2工程のローデ
イング位置にまで移動させて、No.2工作機械に取
付けられたワーク受台上に反転した状態で載置さ
せる。
前述したNo.1工作機械側と同様の作用により、
第2の姿勢変換装置で第2工程終了のワークをワ
ーク受台上に戻し、そのワークをNo.2工作機械に
配設された第3の反転装置によつて把持し搬送方
向に反転し完成品として最終搬送路へ送出する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて更に
詳細に説明する。
まず、本考案の工作物搬出入装置の全体正面図
を示す第1図において、全体的な説明をする。M
は工作機械であり具体的には主軸並列形のNo.1工
作機械M1とNo.2工作機械M2とから成るペアマシ
ンである。
工作機械Mに対して素材ワークWが、搬送方向
は左からでも右からでも良いし搬送角度も自由で
あるが、仮に左側l1から搬送されてくるとした場
合、搬送されてきた素材ワークWをNo.1工作機械
M1の搬送ラインに設けてある第1の反転装置1
で把持した後ローデイング位置L1まで180°反転し
て、その位置に設けられたワーク受台12上に素
材ワークWを載置する。
このワーク受台12は、No.1工作機械M1の主
軸軸線の垂直線上に位置している。ワーク受台1
2に載置された素材ワークWは、第4図に示すよ
うな第1の姿勢変換装置5によつて搬送方向に直
交する方向に90°反転させられ、起上つて主軸平
面と同方向に向くことになる。ワーク受台12と
主軸13とを結ぶ線上の中間点には、周知のダブ
ルアームを有するローダ14が配設されていて、
先端の把持爪14a,14aの旋回線上に前記主
軸軸心と第1の姿勢変換装置5で起上つた素材ワ
ークWの中心とが一致するようになつている。
従つて、主軸先端のチヤツク15に把持された
第1工程(裏)加工済ワークW1と第1の姿勢変
換装置5に把持されている素材ワークWとを、ロ
ーダ14の前後動(紙面に対して直交方向)およ
び旋回動作によつて順次交換しながら、主軸近傍
に配設されている刃物台16で加工を行なうもの
である。
No.1工作機械M1で第1工程を終了した加工済
ワークW1は、前記ローダ14によつて再び第1
の姿勢変換装置5に受渡され元のワーク受台12
上に戻される。
そのワークW1をNo.1工作機械M1とNo.2工作機
械M2の境界近傍に配設された第2の反転装置9
によつて、ワーク受台12からNo.2工作機械のロ
ーデイング位置L2まで180°反転させて移動させ
る。この第2の反転装置9は前述した第1の反転
装置1と同じ機構である。No.2工作機械M2にお
いても、前述したNo.1工作機械M1と全く同じ装
置、動作によつて第2工程(表加工)が行われ、
第1の反転装置1と勝手違いに設けられた第3の
反転装置11によつて完成品ワークW2として別
の搬送路l2へと搬出される。
次に、本考案の特徴である第1、第2および第
3の反転装置1,9,11と第1および第2の姿
勢変換装置5,10について順次説明する。ただ
し、前述したように第1、第2、の反転装置は構
造的に全ど同一であり、従つて説明も第1の反転
装置1のみにとどめる。同様に第1、第2の姿勢
変換装置も同理由で第1の姿勢変換装置5につい
てのみ説明する。
第2図は第1の反転装置の断面図を示し、第3
図は同斜視図を示す。
第3図において第1の反転装置1の概略を述べ
ると、第1の反転装置1はワーク把持機構2とワ
ーク反転機構3とから構成されている。ワーク把
持機構2は、水平方向に設けられたワーク把持シ
リンダ4とこのワーク把持シリンダ4に連結した
アーム25,25a、把持爪29,29a、等か
ら成り、ワーク反転機構3は、ワーク把持機構2
に直交して立上つて設けられワーク反転シリンダ
6、ラツクとピニオン44(第2図)等から成
る。
そして、ワーク把持シリンダ4のピストンロツ
ド27aの伸縮によりアーム25,25a、把持
爪29,29aが開閉し、ワーク反転シリンダ2
0の伸縮によりワークWを把持した把持爪29,
29aが所定角度反転することになる。
第2図にワーク把持機構2とワーク反転機構3
の詳細を示しているが、ワーク把持機構2は固定
側枠体にブラケツト21(第3図)を固着し、こ
のブラケツト21に矩形のホルダ22を固定して
設けられる。
このホルダ22内部には貫通孔を形成してあ
り、前後の軸受23,23を介して旋回軸24を
回転自在に軸承している。旋回軸24は、段付に
形成されホルダ22から突出した頭部24aがア
ーム25と連結され、同様にホルダ22から突出
した他方先端にねじを螺刻してシリンダ本体26
を螺着してある。旋回軸24の内部にも貫通孔が
形成され、後述するピストンロツド27aが遊挿
される。
旋回軸24の一端に螺着されるシリンダ本体2
6の内部は、段付き貫通孔26aに形成されてい
て太径部内にピストン27が、細径部にはピスト
ン27と連結し一体化したピストンロツド27a
が嵌入されている。前記シリンダ本体26の端部
には蓋板28が螺着され、シリンダ本体26と共
にワーク把持シリンダ4を形成する。シリンダ本
体26の一部には、内部のシリンダ室26bに連
通する圧力供給口P1,P2が設けられ、それぞれ
の圧力供給口P1,P2に図略の油圧源から圧力が
供給される。そしてピストン27を前後動させる
ことで把持爪29,29aの開閉へと作動させて
いる。
ピストン27の両側に延設されたピストンロツ
ドの一方は、蓋板28を貫通し、ピストン27が
シリンダ室26b内を最大移動しても蓋板28か
ら逸脱しないように形成されている。又、ピスト
ンロツドの他方は前述したように旋回軸24内を
貫通して遊挿され、先端の螺子部を1本のアーム
25側面に螺入してアーム25と連結固定してあ
る。
このアーム25,25aは2本の板状部材で形
成され、旋回軸24と直交する方向にあつて旋回
軸24と共に反転する。アーム25,25a先端
には、ワークWの大きさに合せて交換可能なよう
に、把持部がワークWを把持し易いように形成さ
れた一対の把持爪29,29aが螺着されてい
る。
アーム25,25a後端には、旋回軸軸線を挟
んで対称位置に旋回軸軸線と平行な二対の貫通孔
が穿設される。そして、それぞれの貫通孔にガイ
ドバー30,31が嵌入されている。
ガイドバー30は一端をアーム25の貫通孔に
嵌入した後固定ピン32で固定してアーム25と
連結してあり、他端はアーム25aに嵌着された
ブツシユ33内に摺動自在に嵌入される。
別のアーム25aは、旋回軸24側をブツシユ
34を介して摺動自在に嵌入し、フランジ部31
aを形成した他方のボルトでアーム25aに螺着
してある。
2本のガイドバー30,31の一部には、それ
ぞれカムフオロア35,35aが植設され、この
カムフオロア35,35aと係合すべく先端にガ
イド溝を形成した係合部材36が中央のピン37
によつて固定される。これら部材相互に位置関係
を動作と共に説明すると、第2図で実線で描かれ
たアーム25,25aは最大限開いた状態であ
り、2個のカムフオロア35,35aはピン37
を挟んで対称位置にズレて位置している。この
時、ピストン27はシリンダ室26bの最後部ま
で後退している。ピストン27を前進させると、
ピストンロツド27aがアーム25を押してガイ
ドバー30を前に押す。係合部材36がピン37
を支点に、図中反時計方向に揺動した時係合部材
36に係合したカムフオロア35に連れて、もう
1本のガイドバー31を旋回軸24側(図中左
方)へ引込む。ガイドバー31の移動はアーム2
5aの移動でありつまり、把持爪29,29aの
開閉でありワークWの把持に外ならない。そして
アーム25,25aが最小位置まで閉じた時(二
点鎖線)、二本のガイドバー30,31のカムフ
オロア35,35aは係合部材37の中心のピン
37と図中直線方向の一直線上に位置するように
なつている。その他、2本のガイドバー30,3
1には、案内部材38がそれぞれブツシユ39,
39を介して前記係合部材36に干渉しないよう
に嵌入されている。
上述のようなワーク把持機構2によつて把持し
たワークを反転させるのであるが、今度はワーク
反転機構3について説明する。
ワーク反転機構3は、ワーク反転シリンダ6と
ラツクとピニオン44等で構成されていて、前述
したワーク把持機構2に直交して立上つて設けら
れる。ワーク反転シリンダ20は、シリンダ本体
40,41と蓋板42から成り、シリンダ本体4
0,41内のシリンダ室40aにはピストン43
が嵌入され、このピストン43と一体的に形成さ
れているピストンロツド43aが遊挿されてい
る。
蓋板42とシリンダ本体40の一部には、圧力
供給口P3,P4が形成されシリンダ本体40内の
シリンダ室40aへ油路40b,40cを介して
連通している。シリンダ本体41は、前述したホ
ルダ22を貫通して設けられる。そして、このシ
リンダ本体41内に遊挿されているピストンロツ
ド43aの先端には、ラツクが刻設されている。
このラツクに噛合うように、前述した旋回軸24
にピニオン44が嵌着されキー止めされている。
従つて、ピストン43を前進させるとラツクが前
進し、このラツクと噛合うピニオン44が回転す
る。ピニオン44は旋回軸24に一体的に固着し
ているので、旋回軸24および旋回軸24と連結
しているアーム25,25a等を回転させさる。
ピストンロツド43aが最大限前進した時、アー
ム25,25aは所定角(180°)反転するように
ラツクとピニオン44が作成されていて、更にこ
のピストンロツド43aの出入りを確認するため
に、近接スイツチ45がシリンダ本体40に取付
けられている。
上述のように、機外の搬送経路l1から搬送され
てきた素材ワークWを第1の反転装置1のワーク
把持機構2で把持し、その後ワーク反転機構3で
180°反転させてワーク受台12上に載置する。ワ
ーク受台12上に載置してある素材ワークWを主
軸チヤツク15に把持させ刃物台16の工具Tに
よつて加工させるには、素材ワークWを主軸チヤ
ツク15の向きと同一方向に変換してやらなけれ
ばならい。この装置が第4図および第5図に示す
第1の姿勢変換装置であり次に説明する。
第1の姿勢変換装置5はワーク把持機構6とワ
ーク揺動機構8とから構成されている。ワーク把
持機構6は、固定側枠体17にホルダー60を固
着して設けられ、ピストン65、シリンダ本体6
2、アーム63,63aおよび把持爪68,68
a等で構成してある。
矩形のホルダ60内部には段付貫通孔を形成し
てあり、前後の軸受61,61を介してシリンダ
本体62を回転自在に軸承している。このシリン
ダ本体62は段付に形成されホルダ60から突出
した頭部が、アーム63,63aを両側から支持
している支持枠64に連結される。
シリンダ本体62の内部にも段付貫通孔62a
が形成され、太径部がシリンダ室62bとなつて
ピストン65と、細径部にはピストンロツド65
aが嵌入される。シリンダ本体62の他端には、
前述した軸受61,61の押えを兼ねて旋回軸6
6が螺着され、シリンダ本体62と共にワーク把
持シリンダ18を形成する。シリンダ本体62の
一部には、内部のシリンダ室62bに連通する圧
力供給口P5が設けられる。一方、旋回軸66先
端にも圧力供給口P6が設けられ、それぞれの圧
力供給口P5,P6に図略の油圧源から圧力が供給
される。そして、ピストン65を前後動させるこ
とで把持爪の開閉へと作動させている。
前記ピストン65と一体化しているピストンロ
ツド65aは、シリンダ本体62と支持枠64と
を貫通し、アーム63側面にボルト67によつて
固定されている。
このアーム63,63aは2本の板状部材で形
成され、旋回軸軸線と直交する方向にあつて旋回
軸66、シリンダ本体62等と共に反転する。
アーム63,63a先端には、ワークWの大き
さに合せて交換可能なように、把持部がワークW
を把持し易いように形成された一対の把持爪6
8,68aが螺着されている。
アーム63,63a後端には、旋回軸軸線を挟
んで対称位置に旋回軸軸線と平行な二対の貫通孔
が穿設される。そして、それぞれの貫通孔にガイ
ドバー69,70が嵌入されている。
ガイドバー69は、一端をアーム63の貫通孔
に嵌入した後セツトボルト71で固定してアーム
63と連結してあり、他端はアーム63aと支持
枠64に嵌着されたブツシユ72,73内に摺動
自在に嵌入される。
別のアーム63aは、旋回軸66側をブツシユ
74を介して摺動自在に嵌入し、他端をセツトボ
ルト75でアーム63aに螺着してある。
2本のガイドバー69,70の一部にはそれぞ
れカムフオロア76,76aが植設され、このカ
ムフオロア76,76aと係合すべく先端にガイ
ド溝を形成した係合部材77が、支持枠64の中
央に設けたピン78にようて固定される。これら
部材相互の位置関係を動作と共に説明すると、第
5図で実線で描かれたアーム63,63aは最大
限開いた状態であり、2個のカムフオロア76,
76aはピン78を挟んで対称位置にズレて位置
している。この時、ピストン65はシリンダ室6
2bの最後部まで後退している。ピストン65を
前進させると、ピストンロツド65aがアーム6
3を押してガイドバー69を前に押す。係合部材
77がピン78を支点に、図中反時計方向に揺動
した時係合部材77に係合したカムフオロア76
に連れて、もう1本のガイドバー70を旋回軸6
6側(図中上方)へ引込む。ガイドバー70の移
動はアーム63aの移動でありつまり、把持爪6
8,68aの開閉でありワークWの把持に外なら
ない。そしてアーム63,63aが最小位置まで
閉じた時(二点鎖線)、2本のガイドバー69,
70のカムフオロア76,76aは係合部材77
の中心のピン78と図中水平方向の一直線上に位
置するようになつている。
上述のような第1姿勢変換装置5のワーク把持
機構6によつて把持したワークを揺動させるので
あるが、同じく第4図および第5図に基づいてワ
ーク揺動機構について説明する。
ワーク揺動機構8は、第4図に示すような固定
側の枠体17に取付けた旋回シリンダ82と旋回
軸66に固着したブラケツト80等から成る。
前述したワーク把持機構6の旋回軸軸端に、ブ
ラケツト80をキー81で固定し、このブラケツ
ト80先端の側面視二股に分岐した部分に旋回シ
リンダ82に螺着したナツクル83先端を挿通
し、シヤフト84で固定してある。ブラケツト8
0の一部は2ツ割になつていて、ブラケツト80
を旋回軸66に強力に締着できるようになつてい
る。
枠体17下部にはストツパ19が固着されてい
て、第1の姿勢変換装置5が90°反転して起上つ
た時ブラケツト80側面が当接してストツプされ
るようになつている。
このような構成の第1の姿勢変換装置5で、第
1の反転装置1によつて搬送されてきた素材ワー
クWを把持し揺動し、主軸側とで加工済みワーク
W1と交換してその加工済みワークW1を再びワー
ク受台12上に載置する。そしてそのワーク受台
12上のワークを第2工程へと搬送するために、
No.1工作機械M1とNo.2工作機械M2との境界上
に、前述した第1の反転装置1と全く同機構の反
転装置が配設されている。これを第2の反転装置
9とする(第1図)。
この第2の反転装置9を180°反転した第2工程
(No.2工作機械M2)側も、第1工程(No.1工作機
械M1)内の構造と勝手違いではあるが全く同一
の構造となつている。
即ち、ワーク受台12、ローダ14a、チヤツ
ク15a、刃物台16a等が配設され、第2の姿
勢変換装置10が設けられ、第2工程で終了した
加工済みワークW2を、最終的に別の搬送経路l2
に搬送する反転装置も第3の反転装置11として
配設されている。これらの構成は前述した第1工
程側のそれぞれの構成と同じなので詳細は省略す
る。
以上のように構成された本実施例の動作につい
て説明する。
ペアマシンMのNo.1工作機械M1へ、別の搬送
経路l1から素材ワークWが搬送されてきて所定位
置で停止する。その素材ワークWを把持して反転
するために第1の反転装置1が作動する。
即ち、第1の反転装置1のワーク把持機構2を
構成するシリンダ本体26に油圧供給口P1より
油圧を供給し、ピストン27を前進させ、ピスト
ンロツド27a、アーム25、ガイドバー30を
前進させる。ガイドバー30の前進に連れてカム
フオロア35に係合した係合部材36が、ピン3
7を支点に反時計回りに揺動する。
係合部材36の揺動は、他方のガイドバー31
に植設されたカムフオロア35aをアーム25側
に引込む動きとなる。つまり、アーム25とアー
ム25aが接近することであり、把持爪29,2
9aが閉じてワークを把持したことになる。
その状態で、ワーク反転機構3を構成するシリ
ンダ本体40に油圧供給口P3より油圧を供給し、
ピストン43を前進させる。ピストンロツド43
a先端に刻設されているラツクが、噛合するピニ
オン44を回転させる。ピニオン44は旋回軸2
4を回転させ、旋回軸と一体的なアーム25,2
5aや把持爪29,29aを所定角度(180°)回
転させる。
180°反転してワーク受台上に把持したワークW
を載置する。そして前述と逆の動作でアーム2
5,25aを開いてワーク把持を解除する。
続いてワーク受台上の素材ワークWの向きを変
えるために、今度は第1の姿勢変換装置5を作動
する。即ち、まず第1の姿勢変換装置5のワーク
把持機構6を構成する旋回軸66の圧力供給口
P6を介してシリンダ室62bへ油圧を供給し、
ピストン65を前進させる。ピストンロツド65
a、アーム63、ガイドバー69の前進に連れ
て、カムフオロア76に係合した係合部材77が
ピン78を支点に反時計回りに揺動する。
係合部材77の揺動は、他方のガイドバー70
に植設されたカムフオロア76を介してそのガイ
ドバー70をアーム63側に引込む動きとなる。
つまり、アーム63とアーム63aが接近するこ
とであり、把持爪68,68aが閉じてワークを
保持したことになる。
その状態で、ワーク揺動機構8を構成する旋回
シリンダ82を駆動させる。シリンダロツド82
aを前進させることで、旋回軸66を支点にして
ブラケツト80が時計回りに揺動し、このブラケ
ツト80と一体的な旋回軸66、シリンダ本体6
2、支持枠64、アーム63,63a等が90°揺
動し、素材ワークWを搬送方向に対して直交する
方向のチヤツク15側と同一平面上に起上らせ
る。
次に、前進した状態で待機しているローダ14
をローデイング位置L1まで回動させ更に後退さ
せる。
ローダ14が水平面に対して垂直になつた状態
がローデイング位置L1であり、一方の把持爪1
4aが前述した素材ワークWを把持する。同時に
第1の姿勢変換装置5のワーク把持機構6を作動
させて、ワーク把持を解除する。チヤツク15側
には未だ何も把持されていないので把持爪14b
はそのままの状態である。
ローダ14を前進させ素材ワークWを抜取り、
ローダ14を旋回させその素材ワークWをチヤツ
ク15の位置まで旋回させる。次にローダ14を
後退させれば素材ワークWはチヤツク14に受渡
され、受渡し完了となつたところでローダ14を
前進させ初期の待機位置まで旋回させる。
チヤツク15に把持された素材ワークWは、刃
物台16の工具Tによつて予定された加工を施さ
れる。この間、別の搬送経路l1から次の素材ワー
クWが、前述したと同じような動作によりワーク
受台12上に搬送されてきている。
チヤツク15に把持された素材ワークWの第1
工程の加工が完了したら、前進した状態で待機位
置に待機しているローダ14が旋回させ前述した
と同じようなローダ14の前後動、旋回動作によ
つて、ワーク受台12上の素材ワークWと支軸チ
ヤツク側の加工済みのワークW1とを変換する。
ワーク交換後、ローダ14は前述したように待
機位置まで旋回し、主軸チヤツク側では加工が再
開され加工済みワークW1は第1の姿勢変換装置
5に把持されたまま、前述と逆の動作により元の
位置即ち、水平状態に戻される。
加工が行なわれている間、この加工済みワーク
W1を第2工程側へ移動させるために、No.1工作
機械M1とNo.2工作機械M2との境界近傍に配設さ
れた第2の反転装置9を作動させる。この第2の
反転装置9は、前述した第1の反転装置1と全く
同機構であるため動作説明も詳細は省略するが、
No.1工作機械M1のワーク受台12上の加工済み
ワークW1をNo.2工作機械M2のワーク受台12a
上に反転移動させる。この時、ワークW1の姿勢
は変つており2次加工が行なわれるようになつて
いる。
以後、前述したと全く同様の動作により第2工
程の加工が行なわれ、第1の反転装置1と全く同
機構の第3の反転装置11によつて第2工程で完
了したワークW2が完成品として別の搬送経路l2
へ送出させることになる。
以上のように本考案によれば、ワークを搬送経
路からワーク受台上に移動させることも、そのワ
ークをチヤツク側と交換させるのに向きを変える
ことも、あるいは第1工程から第2工程へワーク
を移動させることも全て、回動動作によつて行な
つているためコンパクトで簡易化された搬出入装
置となり、更に、同一機構の反転装置を用いてい
るためメンテナンス等も容易である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、機外の搬送路から搬送されて
きた素材ワークを第1工程のローデイング位置ま
で移動させるのも、第1工程から第2工程へのワ
ーク移動も、第2工程終了のワークを完成品ワー
クとして他の搬送路へ移動させることも、全て旋
回動作で行なえるのでコンパクトで簡易化された
工作機械とすることが出来る。
更に、それぞれの反転装置も同一機構のものを
使用しており、しかもコンパクトな簡易形装置で
あるためメンテナンス等も容易で利用価値の大な
る工作物搬出入装置を提供することが可能となつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は工作物搬出入装置の使用される工作機
械の全体正面図を示し、第2図は第1の反転装置
の断面図を示し、第3図は動斜視図を示し、第4
図は装置全体の側面図を示し、第5図は第4図に
おけるI矢視図で第1の姿勢変換装置の断面図を
示し、第6図は従来例の全体正面図を示す。 図において、1……第1の反転装置、5……第
1の姿勢変換装置、9……第2の反転装置、10
……第2の姿勢変換装置、11……第3の反転装
置、22,60……ホルダ、24,66……旋回
軸、25,25a,63,63a……アーム、2
9,29a,68,68a……把持爪、36,7
7……係合部材、M……工作機械、L1,L2……
ローデイング位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つの工作機械を合体させそれぞれのハウジン
    グにチヤツクを備えた主軸を回転自在に設け、そ
    れぞれの主軸近傍に配設されダブルアームを持つ
    ローダによつて、搬送されてきたワークをそれぞ
    れのチヤツクに取付け、裏表加工をする工作機械
    の構成において、搬入されてきたワークを把持し
    そのワークをローデイング位置まで反転移送させ
    る第1の反転装置と、該ローデイング位置に移送
    されたワークを把持しそのワークの向きを変える
    第1の姿勢変換装置と、該第1の姿勢変換装置で
    向きを変えたワークと前記主軸側とのワークを交
    換するローダと、前記ローダで移送されたワーク
    を元のローデイング位置に戻した後そのワークを
    把持し第2工程側のローデイング位置まで反転移
    送させる第2の反転装置と、第2工程側のローデ
    イング位置に移送されたワークを把持しそのワー
    クの向きを変える第2の姿勢変換装置と、該第2
    の姿勢変換装置で向きを変えたワークと前記主軸
    側のワークを交換する第2のローダと、該第2の
    ローダで移送されたワークを元のローデイング位
    置に戻した後そのワークを把持し搬出路にワーク
    を送り出す第3の反転装置とから成る工作物搬出
    入装置。
JP12782287U 1987-08-21 1987-08-21 Expired JPH0432198Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12782287U JPH0432198Y2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12782287U JPH0432198Y2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6434139U JPS6434139U (ja) 1989-03-02
JPH0432198Y2 true JPH0432198Y2 (ja) 1992-08-03

Family

ID=31380596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12782287U Expired JPH0432198Y2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0432198Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098235A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Murata Mach Ltd 工作機械
KR101502639B1 (ko) * 2007-06-21 2015-03-13 시티즌 마쉬나리 미야노 가부시키가이샤 워크 공급 반출 장치 및 이 워크 공급 반출 장치를 갖춘 공작기계

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6434139U (ja) 1989-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0432198Y2 (ja)
JP2002066861A (ja) ハンド
JP5187048B2 (ja) ハンドリングシステム
JP2005118942A (ja) ワーク反転装置
JPS6125511B2 (ja)
JPS5964249A (ja) 工作物搬入搬出装置
JPH09388U (ja) 板材把持装置
JP2506149Y2 (ja) ワ―クロ―デイング装置
JP2580015Y2 (ja) マルチチャックハンド
JPH0482603A (ja) 旋盤用オートローダ
JPH01115540A (ja) 工具又は工作物移載装置
JPH06295B2 (ja) 自動芯出し把握装置
JPS6210010Y2 (ja)
JPS6029403Y2 (ja) 工作物搬送装置の工作物把持装置
JPH0430933A (ja) 多軸ヘッド交換式のターレットヘッドを有するnc専用機
JPS5852049Y2 (ja) ロ−ディング装置
JPS62255105A (ja) ロボツトのハンド装置
JP2002103165A (ja) ハンド
JPS6310901Y2 (ja)
JPH0634882Y2 (ja) 主軸副主軸共用ワークキヤツチヤ
JPH1199402A (ja) ワーク払い出し装置
JPH065073Y2 (ja) ワークの倒立移載装置
JPS5815078Y2 (ja) 工作機械の工具交換装置におけるマガジンア−ム装置
JPS6110909Y2 (ja)
JPS593836Y2 (ja) スイングア−ム式搬入搬出装置