JPH04321685A - 置換2−チアゾリルテトラゾリウム塩指示薬 - Google Patents

置換2−チアゾリルテトラゾリウム塩指示薬

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JPH04321685A
JPH04321685A JP3265393A JP26539391A JPH04321685A JP H04321685 A JPH04321685 A JP H04321685A JP 3265393 A JP3265393 A JP 3265393A JP 26539391 A JP26539391 A JP 26539391A JP H04321685 A JPH04321685 A JP H04321685A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、還元物質、特にニコチ
ンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)の測定に
有用な色原性テトラゾリウム塩指示薬化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラゾリウム塩は、還元物質に反応す
る色原指示試薬として十分公知である。還元に際して、
テトラゾリウム塩はホルマザン染料生成物に変換される
。これらの指示試薬は、種々の広範な分野、特に細胞染
色並びに体液中の分析対象物、たとえば尿、乳汁、血清
、及び血漿の測定にとりわけ適用されてきた医学的診断
の分野における使用が知られている。一般に、体液分析
対象物の測定は、試験される試料中に存在する分析対象
物の量の関数としてNADHが形成される、NAD−依
存性酵素反応を包含する。その場合、生成したNADH
の量は、適切なテトラゾリウム塩指示試薬をそのホルマ
ザン染料生成物に還元的に変換することによって、測定
し得る。
【0003】医学診断試験の分野では、テトラゾリウム
塩指示試薬は、種々の異なる種類の製品に有用である。 その中で特定されるものは試薬ストリップである。この
製品は、特定の分析対象物、例えばグルコース又はコレ
ステロールに反応する化学試薬を含浸され、又は別の方
法で混和された紙又はその他の多孔質担体を包含する固
体状態用具である。混和された試薬系は、マトリックス
に塗布される試料中の分析対象物の量の関数として発色
又は変色する色原性指示薬を含有する。その結果生じる
測色反応は肉眼で観察され、定性的又は半定量的に読み
取られる。定量的結果は、適切な計器(反射率メーター
)を用いて、一つ又はそれ以上の特定の波長で、マトリ
ックス表面の反射率を読み取ることにより観察できる。
【0004】試験試料中に存在し得る主な妨害物質の吸
光度より長い波長で強力な吸光度を有するテトラゾリウ
ム指示試薬を開発する必要性が認識されている。たとえ
ば、ヘモグロビンの色による妨害は、試料が全血である
場合に特に問題である。約640nmを超える有意の吸
収を示す指示試薬が、ヘモグロビン妨害を実質的に克服
するために必要である。一般に用いられるテトラゾリウ
ム塩指示試薬は、塩化2−(4−ヨードフェニル)−3
−(4−ニトロフェニル)−5−フェニルテトラゾリウ
ム(INT)、塩化3−(4,5−ジメチルチアゾール
−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウム(M
TT)、及び塩化2,2’,5,5’−テトラフェニル
−3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジフ
ェニレン)ジテトラゾリウム(NBT)である。これら
の化合物は、465〜605nmの範囲で最大吸収(U
Vmax)を示す。
【0005】慣用的に用いられる従来技術のテトラゾリ
ウム塩指示試薬の別の欠点は、それらの測色反応を測定
するために用いられる計測の進展に関する。より小型で
、安価な反射率メーターの開発は、急速に進歩しつつあ
る。このような計量器のより高価な構成分の一つは、光
源、入射光又は反射光の波長を選択又は限定するための
フィルター又はその他の分光要素、及びセンサーから成
る光学系である。光学系要素の機能を削除するか、又は
組み合わせるか、あるいはより安価な要素、たとえば照
明光源にLEDを用いることによって、原価の顕著な節
減を実現することができる。しかしながら、市販のLE
Dは、製造のばらつき及び温度依存性により、有意に変
化し得る中心波長を有する光を発する。慣用的に用いら
れるテトラゾリウム塩指示試薬INT、MTT、及びN
BTは、それらのUVmaxを超える領域で強く傾斜す
る反射スペクトルを有する。したがって、LEDの製造
のばらつきを修正するために各計器を個々に検量しなけ
れば、そして温度によるばらつきを修正するためにテス
トランを行わねば、検定結果に大きな誤差が生じ得る。
【0006】以下は、測色分析における種々のテトラゾ
リウム塩の使用に関して教示している従来の技術の代表
的なものである。Tanakaらの特開昭61−84号
(Chem.Abst.104:203469y)は、
ニッケル(II)の存在下における2−(2−ベンゾチ
アゾリル)−3−(カルボキシフェニル)−5−フェニ
ル−2H−テトラゾリウムハロゲン化物の還元によって
得られるホルマザンキレートを用いるグルコースの検出
を記載している。Limbachらの西独特許第3,2
47,894号(Chem.Abst.101:125
929vは、グルコース検定におけるINTの使用に関
する。Rittersdorfらの西独特許第2,14
7,466号は、還元物質、たとえば還元糖、アスコル
ビン酸、及びケトステロイドの測定における7種の2−
(2−ベンゾチアゾリル)−3−フェニル−5−(4−
[トリメチルアンモニオ]フェニル)テトラゾリウム塩
の使用を記載している。
【0007】文献で公知の種々の2−チアゾリルテトラ
ゾリウム塩及び/又はそれらの対応するホルマザンの代
表的なものを以下に示す。Serebryakovaら
,Khim.Geterotsikl.Soedin.
10:1403−1405(1970)は、ベンゾチア
ゾリル−3−フェニル−(メチル)−5−p−ニトロ(
ジメチルアミノ)フェニルホルマザンの合成及び染色特
性を記載している。著者らは、5−フェニルのパラ位置
の電子求引性のニトロ基及び1−位置のベンゾチアゾリ
ル基がともに深色移動を示すと記載している。Lipu
novaら,Khim.Geterotsikl.So
edin.(1971)831−835は、N−1−ベ
ンゾチアゾリルホルマザンの可視スペクトルに及ぼす5
−ナフチル又はo−トリル基の深色効果を比較している
。Johneら,Pharmazie  34:790
−794(1979)は、化合物1−(4−メチル−5
−カルボエトキシチアゾール−2−イル−3−(3−ピ
リジル)−5−(2−カルボキシフェニル)ホルマザン
及び1−(4−メチル−5−カルボエトキシチアゾール
−2−イル−3−(2−ピリジル)−5−(2−カルボ
キシフェニル)ホルマザンを記載している。
【0008】
【本発明の要約】本発明は、還元によって、新規で改良
された光学的性質を有するホルマザンを得るチアゾリル
テトラジリウム塩を提供する。本発明の化合物は、一般
式Aのものである。
【0009】
【化8】
【0010】(式中、(a)R1 はカルボキシル、カ
ルボアルコキシ、カルボアリールオキシ、カルバモリル
、又はシアノであり、R2 はアルキル又はクロロであ
るか、あるいは(b)R1 はアルキル又はアリールで
あり、R2 はカルボキシル、カルボアルコキシ、カル
ボアリールオキシ、カルバモリル、又はシアノであるか
、あるいは(c)R1 はフルオロ置換基が式中のチア
ゾリル残基に隣接する炭素上にあるジ又はフルオロアル
キルであり、R2 はクロロであり;R3 は(a1 
)式B:
【0011】
【化9】
【0012】(式中、Qは一重結合又は−CH=CH−
であり、 (i)Y1 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキル
、アミド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキル
チオ、アリールチオ、ハロ、又は水素であり、Y2 は
アルコキシ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アル
キルアミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリール
チオ、アミノ、カルバモイル、カルボアルコキシ、カル
ボキシル、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、スルホ、スル
ホンアミド、スルファモイル、トリアルキルアンモニオ
、又はウレイドであり、Y3 はアルコキシ、アリール
オキシ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリール
アミド、アルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル、
カルボアルコキシ、カルボアリールオキシ、カルボキシ
ル、シアノ、ハロ、水素、ヒドロキシル、ニトロ、スル
ホ、スルホンアミド、スルファモイル、トリアルキルア
ンモニオ、又はウレイドであり、Y4 はアルコキシ、
ハロ、又は水素であるか、あるいは (ii)Y2 及びY3 が一緒になってメチレンジオ
キシ又はイミダゾを形成し、Y1 及びY4 が水素で
ある)、(b1 )2−、3−、又は4−ピリジル、(
c1 )2−又は3−チエニル、及び(d1 )2−又
は3−フラニルから選択され、そしてR4 は: (a2 )式C:
【0013】
【化10】
【0014】(式中、Y5 はアルコキシ、アリールオ
キシ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリールア
ミド、アルキルチオ、アリールチオ、ハロ、水素、ニト
ロ、又はウレイドであり、Y6 はアルコキシ、アリー
ルオキシ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリー
ルアミド、アルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル
、カルボアルコキシ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水
素、ニトロ、スルホ、スルホンアミド、スルファモイル
、トリアルキルアンモニオ、又はウレイドであり、Y7
 はアルコキシ、アリールオキシ、アミド、アルキルア
ミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチオ、
カルバモイル、カルボアルコキシ、カルボキシル、シア
ノ、水素、ヒドロキシル、ニトロ、フェニルアゾ、スル
ホ、スルホンアミド、スルファモイル、又はウレイドで
あり、Y8 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキル
、ハロ、水素又はニトロである)、 (b2 )式D:
【0015】
【化11】
【0016】(式中、Y9 はアルコキシ、アリールオ
キシ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリールア
ミド、アルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル、カ
ルボアルコキシ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水素、
ニトロ、フェニルアゾ、スルホ、スルホンアミド、スル
ファモイル、トリアルキルアンモニオ、又はウレイドで
ある)、(c2 )2−、4−、6−、又は8−キノリ
ル、あるいは2−メチルキノリル、及び(d2 )アン
トラニルから選択され;Xは対陰イオンである。
【0017】本発明の化合物は、約600nmを超える
、好ましくは約650nmを超える広範なプラトーを示
す反射スペクトルを特徴とする。このような反射率プラ
トーにより、反射率を読む試薬ストリップによる分析検
定、特に光学測定系が種々の中心波長を有するときの分
析検定の精度を向上させる。
【0018】
【好ましい態様の説明】以下の定義が対象の開示に適用
される: ”C1−4 ”  −  残基を、たとえば炭素原子を
含めた適切な1〜4個の原子を含有する形態に限定する
ために用いられる。たとえばC1−4アルキル。 ”アルキル”  −  一般式Cn H2n+1の直鎖
及び分枝鎖炭化水素残基、好ましくは”低級アルキル”
、たとえばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、及びtert−ブチルの
C1−4 アルキル、ならびに高級アルキル、たとえば
n−ペンチル、n−ヘキシル等。 ”アルコキシ”  −  残基−OR(式中、Rはアル
キルである)。 ”アルキルアミド”  −  残基−NRC(=O)R
’(式中、R及びR’は、同一であっても異なってもよ
く、アルキルである)。 ”アルキルチオ”  −  残基−SR(式中、Rはア
ルキルである)。 ”アミド”  −  残基−NHC(=O)H。 ”アミノ”  −  残基−NRR’(式中、R及びR
’は同一であっても異なってもよく、水素又はアルキル
である)。 ”アリール”  −  芳香族炭素環式又は複素環式環
又は環系からこのような環又は環系に結合する水素原子
を除去することにより誘導される有機残基、たとえばフ
ェニル、ナフチル、ピリジル、オキサゾリル、キノリル
、チアゾリル、チエニル、及びフラニルなど。 ”アリールアミド”  −  残基−NRC(=O)R
’(式中、R及びR’は同一であっても異なってもよく
、アリールである)。 ”アリールオキシ”  −  残基−OR(式中、Rは
アリールである)。 ”アリールチオ”  −  残基−SR(式中、Rはア
リールである)。 ”カルボアルコキシ”−残基−C(=O)OR(式中、
Rはアルキルである)。 ”カルバボアリールオキシ”−残基−C(=O)OR(
式中、Rはアリールである)。 ”カルバモイル”  −  残基−C(=O)NRR’
(式中、R及びR’は同一であっても異なってもよく、
水素又はアルキルである)。 ”カルボキシル”  −  残基−C(=O)OH。 ”ハロ”  −  フルオロ、クロロ、及びブロモ。 ”イミダゾ”  −  二価残基−N=CH−NH−。 ”メチレンジオキシ”  −  式−O−CH2 −O
−の二価残基。 ”フェニルアゾ”  −  残基−N=N−フェニル。 ”スチリル”  −  残基−CH=CH−R(式中、
Rはアリールである)。 ”スルホ”  −  残基−SO3 。 ”スルファミド”  −  残基−NRSO2 R’(
式中、R及びR’は同一であっても異なってもよく、ア
ルキル、アリール、又は水素である)。 ”スルファモイル”  −  残基−SO2 NRR’
(式中、R及びR’は同一であっても異なってもよく、
アルキル、アリール、又は水素である)。 ”トリアルキルアンモニオ”  −  残基−NR3+
(式中、Rはアルキルである)。 ”ウレイド”  −  残基−NRC(=O)NR’(
式中、R及びR’は同一であっても異なってもよく、ア
ルキル、アリール、又は水素である)。
【0019】特に別記しない限り、置換されることもあ
る残基、例えばアルキル、アリール、フェニルアゾ、及
びスチリルの場合における上記の用語の使用は、このよ
うな残基の合理的に置換された形態、ならびにそれらの
非置換形態を包含するように意図されると理解されるべ
きである。本発明の有用な化合物を生成する合理的な置
換は、当業者には明らかであって、いくつか名前を挙げ
ると、アルコキシ、アミノ、アルキルチオ、カルボアル
コキシ、カルボキシ、ヒドロキシ、スルホ、及びスルフ
ァモイルといった置換基を含むが、これらに限定される
ものではない。
【0020】好ましいR1 及びR2 残基合成及びホ
ルマザンの反射スペクトル特性の観点からは、好ましい
化合物は、(a)R1 がカルボ(C1−4 )アルコ
キシであり、R2 がアルキル又はクロロであるか、あ
るいは(b)R1 がC1−4 アルキル又はフェニル
であり、R2 がカルボ(C1−4 )アルコキシであ
るか、あるいは(c)R1 がジ−又はトリフルオロメ
チルであり、R2 がクロロである化合物である。
【0021】好ましいR3 及びR4 残基合成及びホ
ルマザンの反射スペクトル特性の見地から、R3 は好
ましくは: (a1 )式E:
【0022】
【化12】
【0023】(式中、(i)Y2 、Y3 及びY4 
は各々C1−4 アルコキシであり、(ii)Y4 が
水素であり、Y2 及びY3 がいずれもC1−4 ア
ルコキシであるか、又は一緒になってメチレンジオキシ
を形成し、あるいは(iii)Y2 及びY4 がいず
れも水素であり、Y3 がC1−4 アルコキシ、C1
−4 アルキル、C1−4 アルキルアミド、C1−4
 アルキルチオ、カルバモイル、カルボ(C1−4 )
アルコキシ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水素、ニト
ロ、トリ(C1−4 )アルキルアンモニオ、又はウレ
イドである)であり、及び(b1 )2−又は3−チエ
ニルから選択されるものである。
【0024】製造された化合物の特性及び合成に基づけ
ば、R3 が: 3,4,5−トリメトキシフェニル、 3,4−ジメトキシフェニル、 3,4−メチレンジオキシフェニル、 4−メトキシフェニル、 4−アセトアミドフェニル、 4−メチルチオフェニル、 4−フェニル、 4−ハロフェニル、 4−シアノフェニル、 4−ニトロフェニル、 2−チエニル、及び 3−チエニル から選択されるのが最も好ましい。
【0025】好ましいR4 残基は、:(a2 )上記
の式C(式中、(i)Y5 は水素であり、Y6 、Y
7 、及びY8 は各々C1−4 アルコキシであり、
(ii)Y5 及びY8 はともに水素であり、Y6 
及びY7 はともにC1−4 アルコキシであるか、又
は一緒になってメチレンジオキシを形成し、(iii)
Y5 、Y6 及びY8 は各々水素であり、Y7 は
C1−4 アルコキシ、C1−4 アルキルアミド、C
1−4 アルキルチオ、ベンズアミド、カルバモイル、
カルボ(C1−4 )アルコキシ、カルボキシル、シア
ノ、ヒドロキシル、ニトロ、フェニルアゾ、スルホ、ス
ルホンアミド、スルファモイル、又はウレイドであり、
(iv)Y5 はアルコキシ又はアルキルであり、Y6
 及びY8 はいずれも水素であり、Y7 はC1−4
 アルコキシ、C1−4 アルキルアミド、C1−4 
アルキルチオ、ベンズアミド、カルバモイル、カルボ(
C1−4 )アルコキシ、カルボキシル、シアノ、水素
、ニトロ、フェニルアゾ、又はウレイドであり、(v)
Y5 及びY8 はC1−4 アルコキシであり、ある
いは(vi)Y5 及びY8 はC1−4 アルコキシ
であり、Y7 はC1−4 アルキルアミド又はベンズ
アミドである)、及び(b2 )上記の式D (式中、Y9 はC1−4 アルコキシ、C1−4 ア
ルキル、C1−4 アルキルアミド、C1−4 アルキ
ルチオ、ベンズアミド、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、
スルホ、スルホンアミド、又はウレイドである)、及び
(c2 )8−キノリルである。
【0026】製造された化合物の特性及び合成に基づけ
ば、R4 が: 3,4,5−トリメトキシフェニル、 3,4−ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェ
ニル、 3,4−メチレンジオキシフェニル、 4−メトキシフェニル、4−アセトアミドフェニル、4
−メチルチオフェニル、4−カルボキシフェニル、4−
ニトロフェニル、2−メトキシフェニル、2−メトキシ
−4−カルボキシフェニル、2,5−ジメトキシフェニ
ル、 2,5−ジメトキシフェニル−4−ベンズアミドフェニ
ル、 1−ナフチル、4−ニトロ−1−ナフチル、4−メトキ
シ−1−ナフチル、8−キノリル、2−メチル−4−カ
ルボキシフェニル、4−カルボメトキシフェニル、 4−シアノフェニル、及び 4−シアノ−1−ナフチルから選択されるのが最も好ま
しい。
【0027】対陰イオン 対陰イオンの選択は、主として特定のテトラゾリウム塩
の安定性及び溶解性の考察に基づく。概して、塩化物、
臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、フルオロホウ酸塩、過塩素
酸塩、及び硫酸塩などの無機陰イオン;ならびに酢酸塩
、シュウ酸塩、酒石酸塩、及びアリールスルホン酸塩(
ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩)な
どの有機陰イオンのような対陰イオンから選択される。
【0028】合成方法 テトラゾリウム塩は、文献で十分公知の方法によって合
成される(Hooper,W.D.,Rev.Pure
  and  Appl.Chem.,1969,19
,221;Putter,R.,in  Method
en  der  Organischen  Che
mie,Houben−Weyl−Muller  編
,Thieme  Verlag:Stuttgart
,1965,Bd.10/3,p.633;Nineh
am,A.W.Chem.Rev.,1955,pp.
355−483)。一般に、本発明のテトラゾリウム塩
は、まず2−ヒドラジノチアゾールをアルデヒドと反応
させ、次にその結果生じたヒドラゾンをジアゾ化アニリ
ンで処理して合成する。その結果生じたホルマザンを、
次に十分公知の方法によって酸化して、テトラゾリウム
塩にする。その結果として、合成は3つの主な出発原料
、すなわちアルデヒド、アニリン、及び2−ヒドラジノ
チアゾールを包含する。
【0029】
【化13】
【0030】2−ヒドラジノチアゾールの合成既知の2
−クロロ−4−メチルチアゾール(J.Chem.So
c.1919,pp.1071−1090)を100℃
で塩素化すると、主として2,5−ジクロロ−4−ジク
ロロメチルチアゾール(6)が生じ、160℃では2,
5−ジクロロ−4−トリクロロメチルチアゾール(1)
が生じる。
【0031】4−カルボアルコキシ−5−クロロチアゾ
ールは、4−トリクロロメチル−2,5−ジクロロチア
ゾール(1)を加水分解してカルボン酸(2)とするこ
とにより合成する(欧州特許公告第348,735号)
。塩化チオニルのような試薬で処理すると、酸塩化物を
生じ、それはアルコール又はアミンと反応して、4−カ
ルボアルコキシ(3)又はN−アルキルカルバモイル(
4)チアゾールを生じる。4−カルバモイル−2,5−
ジクロロチアゾールの脱水は、文献で十分公知の方法に
より達成されて、4−シアノ−2,5−ジクロロチアゾ
ール(5)を生じる(March,J.Advance
d  Organic  Chemistry  Th
ird  Edition;John  Wiley 
 and  Sons:New  York,1985
,pp.932−933)。
【0032】
【化14】
【0033】4−ジ及びトリフルオロメチル−5−クロ
ロ−2−ヒドラジノチアゾールの合成には、それぞれ中
間物質4−ジクロロメチル−2,5−ジクロロチアゾー
ル(6)及びトリクロロメチル化合物(1)を用いる。 各々をフッ化水素で処理すると、フルオロメチル化合物
(7及び8)が生じ、これをヒドラジンに暴露すると2
−ヒドラジン誘導体が生じる。
【0034】
【化15】
【0035】チアゾール、4−アルキル又はアリール−
5−カルボアルコキシ、アミド、あるいはシアノ−2−
置換チアゾールは、適切なβ−ケトエステルをハロゲン
化し、それをチオウレア又はチオセミカルバゾンと反応
させることによって合成する(Metzger.J.V
.,  Comprehensive  Hetero
cyclic  Chemistry,Katritz
ky,A.R.,Rees,C.W.編;Peraga
mon:New  York,1985;vol.6,
Part  4  p.297;Beyer,H.,B
ulka,E.,Z.Chem.,1962,2,32
1−328)。
【0036】
【化16】
【0037】アルデヒドの合成 アルデヒドは、市販品を購入するか、あるいは当業者に
よく知られた方法で合成することもできる。
【0038】たとえば、アリールメタンのベンジル酸化
(March,J.,Advances  Organ
ic  Chemistry  Third  Edi
tion;John  Wiley  and  So
ns:New  York,1985;p.1079)
、アリール酸塩化物(同書  p.396)、又はアリ
ール酸誘導体の還元(Larock,R.C.,Com
prehensive  OrganicTransf
ormations;VCH:New  York,1
989;pp.604−605)により、アルデヒドを
合成する。
【0039】アルデヒドを合成するために、アリールハ
ロゲン化物を用いてもよい。この方法では、金属転位反
応は、アルデヒドを生成するために、種々の試薬、例え
ばジメチルホルムアミドで処理できるアリール金属種を
生じる(同書  p.681−683)。
【0040】前述のアリールアルデヒド、酸、メタン、
及びハロゲン化合物は、テトラゾリウム塩に転換される
前に種々の官能基で誘導される。これは、芳香族求核性
置換(March,J.,Advances  Org
anic  ChemistryThird  Edi
tion;John  Wiley  and  So
ns:New  York,1985;pp.576−
607)、芳香族求電子性置換(同書  pp.447
−511)、又はヘテロ原子向性金属化反応(Gsch
wend,H.W.,Rodriguez,H,R.,
  Organic  Reactions,John
  Wiley  and  Sons:New  Y
ork,1979;Vol.26,1)によって達成さ
れる。
【0041】テトラゾリウム塩のアルデヒド部分がフェ
ノール又はアミンを含有する場合は、この基は、これら
とテトラゾリウム塩を合成するために用いられるジアゾ
化アニリン又は酸化剤との間の反応が起きないよう、保
護されねばならない。
【0042】これは、酢酸塩としてヒドロキシアリール
アルデヒドを保護し、ホルマザンを生成するための一連
の反応を実施し、ついでpH10で酢酸塩を加水分解す
ることによって達成される。pH5に酸性化し、ついで
濾過すると、所望のホルマザンが生じる。
【0043】テトラゾリウム塩の合成に際して、その結
果生じたホルマザンを酸化剤と反応させる場合は、フェ
ノールをジヒドロピランのような酸性で不安定な基によ
って保護し(Greene,T.W.,Protect
ive  Groups  inOrganic  S
ynthesis,John  Wiley  and
  Sons:New  York;1981,pp.
87−113)、これを酸性条件下でテトラゾリウム塩
を攪拌することにより除去する。
【0044】同様に、アルデヒド部分におけるアミンは
、それらの反応を阻止するために保護されねばならない
。これは、酸性で不安定なカルバミド酸塩を用いること
によって、最もよく成し遂げられ(同書  pp.21
8−247)、そのカルバミド酸塩は、酸性条件下でテ
トラゾリウム塩を攪拌することにより、後に除去される
【0045】アリールアミンの合成 アリールアミンは、対応するニトロ又はアジド化合物の
還元(Larock,P.C.,Comprehens
ive  Organic  Transformat
ions;VCH:New  York,1989;p
p.412−415又は409−410)、アリール金
属化合物と求電子性窒素試薬間との反応(同書pp.3
99−400)、又はアシルアジド又は酸化アミドの転
位(同書  pp.431−432)により合成する。
【0046】アルデヒドの場合と同様に、求電子性及び
求核性の芳香族置換を用いて、異なる官能基をアリール
アミン又は合成前駆体に導入することができる。
【0047】化合物の使用 本発明のテトラゾリウム塩化合物の主要な用途は、還元
物質の検出のための色原指示薬である。本化合物はNA
DHの検出に特に有益である。NADHは種々の生化学
物質に特異的な酵素触媒検出反応で生成されるので、本
化合物は医学的診断試験に特に有用である。しかし、一
般に他の還元物質、たとえば硫化水素ガス、ジボラン、
水素化ヒ素、又は水素化リンの検出も可能である。
【0048】本化合物は、約600nmを超えるその反
射スペクトルにおいて広範なプラトーを示すことが見出
された。本発明の最も好ましい化合物は、約650nm
を超えるプラトーを有する(すなわち、最も平坦な約5
0nm幅部分が640〜660nmで始まる)。このよ
うな反射率プラトーは、試薬ストリップからの反射率の
測定を基準にした分析試験の精度を改良する。
【0049】試薬ストリップは、当該分析対象物を含有
する液体試験試料と接触させると応答して変色する試験
組成物を包含する固体担体マトリックスからなる分析具
として、当業界で公知である。このような試験組成物は
、本発明の場合、(a)分析対象物と反応して還元物質
を生じる単数又は複数の試薬、及び(b)このような還
元物質により還元されて色原性ホルマザン染料物質を生
じ得る、本明細書に記載されているような2−チアゾリ
ルテトラゾリウム塩を包含する。このような試薬ストリ
ップの呈色応答は、肉眼で観察されて半定量的値を示す
が、しかしながら、定量的結果は、あらかじめ確定され
た波長で担体マトリックスの反射率を測定することによ
って得られる。このような測定は、反応した担体マトリ
ックスを光源で照射し、検出器要素で反射光を測定する
ことにより、担体マトリックスの反射率を検知すること
を含む。
【0050】反射率プラトーを有するテトラゾリウム塩
指示試薬の発見は、その光学系(光源、検出器要素、ス
ペクトル制御要素、たとえばフィルター、及びその他の
部分の組合)の中心波長のばらつきを受けやすい計器を
用いて試薬ストリップからの反射率を読み取る場合に用
いて、特に有益である。光学系の中心波長のばらつきは
、種々の因子、たとえば主照明光源又はフィルターのよ
うなスペクトル制御要素の中心波長のばらつきによって
引き起こされる。たとえば、光源として発光ダイオード
(LED)を用いると、放射される光の波長は、一般に
ひとつの計器内では±4nm変化し、製造のばらつきの
ために、異なる計器のLED間では±8nmまで変化す
る。さらに、LEDは温度効果によっても、同様に中心
波長の変化を受けやすい。広帯光源をフィルターととも
に用いて中心波長のスペクトル制御を提供する場合、ひ
とつの計器内のばらつきは一般に1nm以下であるが、
しかしながら計器間では、ばらつきは±6nmという高
さである。したがって、本発明は、計器中の検出要素に
反応する光の中心波長が約±5nmの範囲のばらつきを
受ける場合に適用可能である。
【0051】本発明に用いるための試薬ストリップを製
造する場合、担体マトリックスの選択、分析対象物と反
応して還元物質を生じる試験試薬、及びこのような試薬
及びテトラゾリウム指示試薬が担体マトリックスに包含
される方法は、試薬ストリップの当業界には十分公知で
ある。ちょうど2〜3の実施例を詳述するために、一般
的担体マトリックスは多孔性かつ吸収性の紙、布、ガラ
ス繊維フィルター、重合性膜及びフィルム等である。組
込み方法には、1つ又はそれ以上の工程での、溶液、懸
濁液、又はその他の液体形態の試験組成物による形成さ
れた担体マトリックスの含浸、その後のマトリックスの
乾燥;たとえば、フィルム又は膜形成処方物の溶液の注
ぎ込み又は層形成による、試験組成物の1つ又はそれ以
上の成分の存在下でのマトリックスの形成が含まれる。
【0052】
【実施例】以下の実施例で本発明をさらに説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0053】A.化合物合成 ヒドラゾンの合成 アリールアルデヒドの合成 4−ジ−又はトリフルオロメチル−5−クロロチアゾー
ル−2−イルヒドラゾン 125mlの無水エタノール中の25mmolの適切な
アルデヒド及び25mmolの適切なヒドラジンのスラ
リーを、3時間還流した。ソックレー抽出器中で、モレ
キュラーシーブ3Aを用いて水を除去した。混合液を室
温に冷却し、ついで濾過して、ヒドラゾンを生成した。
【0054】アリールアルデヒドの合成4−アルキル又
はアリール−5−カルボアルコキシチアゾール−2−イ
ルヒドラゾン 0.3モル/リットルの3−アルキル又はアリール−3
−オキソ−2−クロロプロピオン酸エステルを、同様の
濃度のエタノール中のセミカルバゾンと、H.Baye
r及びE.BulkaがZ.Chem.,2,321(
1962)に記載した方法で、1時間還流することによ
って、4−アルキル又はアリール−5−カルボアルコキ
シチアゾールのヒドラゾン誘導体を合成した。室温に冷
却した後、混合物を濾過してヒドラゾンを得た。
【0055】アリールアルデヒドの合成4−カルボアル
コキシ−5−アルキル又はアリール−5−チアゾール−
2−イル−ヒドラゾン 1−クロロ−1−カルボアルコキシ−2−アルキル又は
アリールオキシラン及び適当なセミカルバゾンから、4
−カルボアルコキシ−5−アルキル又はアリール−5−
チアゾールのヒドラゾン誘導体を合成した。必要なオキ
ソランは、A.TakadaらがBull.Soc.C
hem.Japan.,43,2997(1970)に
記した方法で合成することができる。30mmolのオ
キソランと30mmolのチオセミカルバゾンを100
mlのエタノールに溶解した溶液を調製し、1時間還流
した。混合物を冷却し、それから濾過して、ヒドラゾン
を得た。
【0056】ホルマザンの合成 60mlの3N  HCl中の8.5mmolのアミン
のスラリー又は溶液を5℃に冷却することにより、まず
ジアゾニウム塩を合成した。次に、5mlの水に溶解し
た亜硝酸ナトリウム(0.70g、10.15mmol
)を滴下した。30分攪拌後、混合液を、120mlの
1:1(容量比)DMF−ピリジン混液に溶解した8.
5mmolのヒドラゾンの冷(−25℃)混合液に滴下
した。 反応は、滴下中は−15℃より高温にしない。2時間の
攪拌を行いつつ、その混合液を室温まで加温した。濾過
により、黒色固体としてホルマザンを生じた。不純物は
、メタノールで何度も洗浄するか、又はメタノールに溶
解した固体を還流し、熱い間に濾過することにより除去
することができた。
【0057】テトラゾリウム塩の合成 1.5mmolのホルマザンのスラリーを、20mlの
酢酸及び4mlの亜硝酸イソアミルとともに16〜48
時間攪拌した。次に、その混合液を濾過して、テトラゾ
リウム塩を得た。その塩が沈殿しない場合は、エテール
で希釈すると沈殿を生じた。
【0058】2,5−ジクロロ−4−ジクロロメチルチ
アゾール 最初は80℃で、発熱反応が徐々に終了した後は100
℃で、約100時間、5888g(42.9mol)9
7.3%2−クロロ−4−メチル−チアゾール中に、塩
素を激しく流し込んだ(J.Chem.Soc.191
9,pp.1071−1090)。室温に冷却して一夜
放置後、生じた2,5−ジクロロ−4−ジクロロメチル
チアゾールの結晶沈殿物を濾し取り、セラミッククレー
上で脱水した。収量3907g(理論値の38.4%)
【0059】塩素化混合液の液体画分を、2mの充填カ
ラム中で分別蒸留した。101〜103℃/6mbar
で得られた蒸留物の大部分を結晶化し、ついでセラミッ
ククレー上で脱水した。分別蒸留による2,5−ジクロ
ロ−4−ジクロロメチルチアゾールの収量:2733g
(理論値の26.9%)。
【0060】総収量6640g(理論値の65.3%)
。融点42〜44℃(石油エーテルから再結晶化)。 1 H−NMR(CDCl3 中):δ=6.78pp
m.
【0061】2,5−ジクロロ−4−トリクロロメ
チルチアゾール 攪拌器、温度計、還流冷却器及びガス導入管を装備した
三つ口フラスコ中で、1093g(8.19mol)の
2−クロロ−4−メチルチアゾールと4リットルの塩化
メチレンの混合液に、室温で塩素ガスを通しはじめた。 発熱反応が止んだ後、塩素を持続的に導入しながら徐々
に温度を上げて、塩化メチレンを留去した;溶融液を約
160℃まで徐々に加熱した。約160℃で、ガスクロ
マトグラムがほとんど専ら所望の化合物2,5−ジクロ
ロ−4−トリクロロメチルチアゾールを示すまで、余剰
の塩素ガスの大部分(漏出ガスのかすかに緑がかった色
で認知できる)を発泡させた。塩素化の総持続時間は4
0〜50時間であった。
【0062】14mbarで150℃の頭頂温度までの
粗蒸留により、約95%の純度の2,5−ジクロロ−4
−トリクロロメチルチアゾール2057gが生じたが、
これは純生成物における理論収量の88%に相当する。 銀被覆220cm充填カラムによる精密蒸留で、2,5
−ジクロロ−4−トリクロロメチルチアゾールが得られ
た。16mbarでの沸点は123〜125℃であった
【0063】2,5−ジクロロ−4−ジフルオロメチル
チアゾール 1010g(4.26mol)の2,5−ジクロロ−4
−ジクロロメチルチアゾールを、VAオートクレーブ中
、145℃/25barで、1500mlの無水フッ化
水素酸によりフッ素化した。生成したHClを連続的に
除去した。反応終了時に、室温、真空下で、余剰のフッ
化水素酸を吸引除去した。残渣を氷水中に注ぎ、ジクロ
ロメタン中に取り出して、硫酸ナトリウム上で脱水し、
蒸留した。
【0064】収量は753g(理論値の86.6%)の
2,5−ジクロロ−4−ジフルオロメチルチアゾールで
あった。融点74〜75℃/18mbar;nD20 
=1.5171。
【0065】2,5−ジクロロ−4−トリフルオロメチ
ルチアゾール 750g(2.76mol)の2,5−ジクロロ−4−
トリクロロメチルチアゾールを、130℃/19〜20
barのVAオートクレーブ中で、1,000mlの無
水フッ化水素酸でフッ素化した。生成したHClを連続
的に除去した。反応終了時に室温、真空下で、余剰のフ
ッ化水素酸を吸引除去した。残渣を氷水に注ぎ入れ、ジ
クロロメタン中に取り出して、硫酸ナトリウム上で脱水
し、蒸留した。
【0066】収量は570g(理論値の93%)の2,
5−ジクロロ−4−トリフルオロメチルチアゾールであ
った。融点164℃;nD20 =1.4774。
【0067】5−クロロ−2−ヒドラジノ−4−トリフ
ルオロメチルチアゾール75g(1.5mol)のヒド
ラジン水和物を、25℃の反応温度を超えないような速
度で、111g(0.5mol)の2,5−ジクロロ−
4−トリフルオロメチルチアゾール及び500ジオキサ
ンの混合物に添加した。室温でさらに20時間攪拌後、
反応混合液を2.5リットル氷水中で攪拌した。ついで
濾別し、残渣を水で洗浄して、脱水した。
【0068】収量は87.3g(理論値の80.3%)
の5−クロロ−2−ヒドラジノ−4−トリフルオロメチ
ルチアゾールであった。融点136〜137℃。
【0069】5−クロロ−2−ヒドラジノ−4−ジフル
オロメチルチアゾール5−クロロ−2−ヒドラジノ−4
−トリフルオロメチルチアゾールと同様に、2,5−ジ
クロロ−4−ジフルオロメチルチアゾールから5−クロ
ロ−2−ヒドラジノ−4−トリフルオロメチルチアゾー
ルが、収率51.3%で得られた。融点132℃(分解
)(多量のシクロヘキサンからの再結晶化後)。
【0070】少量の化合物が、70℃/0.1mbar
で昇華された。
【0071】B.試薬ストリップの調製各指示試薬を試
薬ストリップに含浸し、既知量のグルコース、コレステ
ロール、又はNADHを含有する溶液で試験した。試薬
ストリップは、単一の試薬パッドが付着するポリスチレ
ンハンドルからなる。試薬パッドは0.2x0.2イン
チ四方で、適切な分析対象物を含有する試料のアリコー
トを用いた場合に計器で読み取れる変色をさせる試薬を
含有する。乾相試薬パッドは、実施例のようにセルロー
ス繊維又はナイロン膜から成る固体支持体である。試薬
パッドをまず、メタノールのような溶剤に溶解した当該
テトラゾリウム塩(0.8M/リットル)及び洗剤(0
.3%)の溶液で含浸した。試薬パッドに含浸される第
二溶液は、以下の成分を含有した:
【0072】
【表1】
【0073】0〜33mM/リットルの少なくとも5つ
の異なる分析対象物濃度を有する約0.01mlのいく
つかの試験溶液(血清、血漿、水溶液)を、乾燥試薬パ
ッドの中央に塗布した。約60秒の遅滞時間後、各指示
試薬の反射スペクトルを、400〜1100nmの波長
範囲にわたって、5nm増分で測定した。
【0074】C.実用性データ 以下は、本発明の種々の合成されたテトラゾリウム塩に
固有のスペクトル及びその他の分析データの表である。 化合物は、それらのチアゾリル残基の形態により、つい
でそれらのR4 置換基により、最後にそれらのR3置
換基によって、順にまとめられている。たとえば、示さ
れた最初の化合物は、A.1.a)であって、式A(式
中、R1 は4−ジフルオロメチルであり、R2 は5
−クロロであり、R4 は4−ニトロフェニルであり、
R3 は4−(2−(2−(2−エトキシ)エトキシ)
エトキシ)フェニルである)を有し;第二の化合物はA
.1.bであって、チアゾリル残基に同様の置換基を有
するが、R3 は4−(2−(2−(2−メトキシ)エ
トキシ)エトキシ)フェニルである;等
【0075】テトラゾリウム塩の反射スペクトルは、そ
れらが観察又は測定される周囲の状況によるものと理解
される。個々のテトラゾリウム塩を比較するために、以
下のデータは約600nmより大きい波長での反射スペ
クトルの最も平坦な部分の相対的扁平度の測定値を含み
、スペクトルは上記のパートBに記載されたように調製
されたグルコース又はコレステロール試薬ストリップを
用いて発生される。スペクトルの相対的扁平度は、下記
のように検出された分析対象物のレベルに関して標準化
されるK/S単位のデータで表される。
【0076】K/Sは、式:(1−R)2 /2R(式
中、Rは反射率単位である) で定義される。K/Sのパーセント変化(百分率で表さ
れる)は、50nmの範囲にわたる変化を、このような
範囲での高及び低K/S値の平均で割った値である。
【0077】本化合物のプラトー特性は、本発明の目的
に関しては、約600nmを超える波長で始まる30〜
50nm波長スパンにわたる約17%未満の反射スペク
トルのパーセント変化(上記の段落に記載されているよ
うなK/Sにより表される)と理解されるべきである。 より好ましい化合物は、約10%未満のK/Sのパーセ
ント変化を有するプラトーを示す。最も好ましいものは
、テトラゾリウム塩指示試薬が50nm波長スパンにわ
たって約5%又はそれ未満のK/Sのパーセント変化を
示すものである。より傾斜した反射スペクトルを有する
化合物は、それでもなお、平坦な位置が650nmを超
え、より好ましくは675nmを超えるときに好ましい
【0078】図面を参照すると、図1〜4は、グルコー
スの種々の濃度で、従来技術のテトラゾリウム塩INT
、MTT、及びNBTを還元した場合に生じるホルマザ
ンの反射スペクトルを示す。比較のために、図5〜9は
、本発明の選択された化合物に関する対応スペクトルを
示す。本化合物からのホルマザンのスペクトルにおける
プラトーの存在、及び従来の技術からのホルマザンの場
合のその不在は、容易に明らかである。
【0079】上記の4つの従来技術の化合物は、以下の
ように650〜700nmの波長範囲にわたるK/Sの
パーセント変化を示す: INT              71%MTT  
          178%NBT        
      73%USSR            
28%
【0080】ホルマザンに関するパーセントK/
Sが低いほど、テトラゾリウム塩は反射率の測定に、そ
れゆえ分析対象物濃度の測定に用いる光学系の中心波長
のばらつきに、より多く対応できる。
【0081】以下の非標準的略語を、以後の文中に用い
る: ”UV”  −  ホルマザンのUV反射スペクトルの
最大反射率ピークの波長(nm)。吸光係数及び測定中
に用いる溶剤は、括弧内に示される。 ”nm”  −  50nm波長スパンにわたるホルマ
ザンの反射スペクトルの最も扁平な部分の位置(開始及
び収量波長(nm)で表される)。”K/S”  − 
 反射スペクトルの上記の最も平坦な50nm部分のK
/Sにおけるパーセント変化。反射スペクトルを生じる
ために用いられる分析対象物の濃度は、括弧内に示され
る。Mmolは、mmol/リットルでの濃度を示す。
【0082】以下は、反射スペクトルが図面の図5〜9
に示される化合物の一覧である。以下の表中のそれらの
簡略参照番号及び所在は、化合物名の前の大括弧中に示
される。
【0083】表 [LNH50][A−1−a]  2−(4−ジフルオ
ロメチル−5−クロロチアゾール−2−イル)−3−(
4−メトキシフェニル)−5−[4−(2−(2−(2
−エトキシ)エトキシ)エトキシ)フェニル]テトラゾ
リウム塩 [KJE1667][A−1−d]  2−(4−ジフ
ルオロメチル−5−クロロチアゾール−2−イル)−3
−(4−メトキシフェニル)−5−(3,4−メチレン
ジオキシフェニル)テトラゾリウム塩 [KJE1745][A−2−a]  2−(4−ジフ
ルオロメチル−5−クロロチアゾール−2−イル)−3
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5−(3,
4−メチレンジオキシフェニル)テトラゾリウム塩[H
TC45][A−9−a]  2−(4−ジフルオロメ
チル−5−クロロチアゾール−2−イル)−3−(2−
メトキシフェニル)−5−(3,4−メチレンジオキシ
フェニル) [KJE1689][B−4−a]  2−(4−トリ
フルオロメチル−5−クロロチアゾール−2−イル)−
3−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5−(3
,4−メチレンジオキシフェニル)テトラゾリウム塩

0084】A.4−ジフルオロメチル−5−クロロチア
ゾール−2−イル 1.  R4 =4−メトキシフェニルa)R3 =4
−(2−(2−(2−エトキシ)エトキシ)エトキシ)
フェニル(LNH50)UV:480nm(12.8x
103 、ジオキサン)nm:645−695nm;K
/S:6%(17.7mmol) IR(KBr):2942、1612、1504、14
64、1451、1261、1178、1126、10
61、837、658cm−1 NMR(300M  Hz、DMSO−d6 ):δ8
.24(e、2H、J=8.8Hz、Ph−OMe)、
7.92(d、2H、J=9.0Hz、Ph−O−)、
7.27−7.33(m、4H、PhH)、7.26(
d、1H、J=1.04Hz、CHF2 )、4.22
−4.32(m、2H、CH2 O)、3.90(s、
3H、−OMe)、3.20−3.68(m、10H、
−OCH2 CH2 O−) 質量スペクトル(FAB):107(100)、135
(65.4)、568(4.5、M+ −H)、570
(1.9、M+1) b)R3 =4−(2−(2−(2−メトキシ)エトキ
シ)エトキシ)フェニル UV:468nm(10.2x103 、ジオキサン)
c)R3 =4−(2−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ)エトキシ)フェニル UV:466nm(7.6x103 、ジオキサン)n
m:645−695nm;K/S:5%(11.1mm
ol) d)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル(KJ
E1667) nm:650−700nm;K/S:7%(11.1m
mol)
【0085】2.  R4 =3,4,5−トリメトキ
シフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル(KJ
E1745) UV:500nm(5.66x103 、水)nm:6
65−715nm;K/S:5%(17.7mmol) NMR(300M  Hz、DMSO−d6 ):δ7
.91(dd、1H)、7.82(d、1H)、7.3
5(s、3H)、7.31(t、1H、CHF2 )、
7.30(d、1H)、6.28(s、2H)、3.7
9(s、9H) 質量スペクトル(FAB):167(71)、330(
34)、524(m+ 、100) b)R3 =4−(2−(2−(2−ヒドロキシ)エト
キシ)エトキシ)フェニル UV:492nm(3.62x103 、ジオキサン)
nm:660−710nm;K/S:14%(11.1
mmol) IR(KBr):3436、1611、1456、13
84、1309、1241、1180、1126、10
53、992cm−1 NMR(DMSO−d6 、300M  Hz):δ8
.26(d、2H、J=8.89、Ph)、7.40(
s、2H、PhH)、7.33(d、2H、J=8.9
0Hz、Ph)、7.30(t、1H、J=52.3、
(HF2 )、4.29(dd、2H、J=5.66、
4.0Hz、CH2−OH)、3.91((5.64、
−OMe)、3.85(s、3H、OMe)、3.64
−3.41(m、10H、−OCH2O) 質量スペクトル(FAB)m/e:628(13.5)
、630(6.0)
【0086】3.  R4 =1−ナフチルa)R3 
=4−(2−(2−(2−ヒドロキシ)エトキシ)エト
キシ)フェニル UV:440nm(6.32x103 、ジオキサン)
【0087】4.  R4 =1−フェニルb)R3 
=4−(2−(2−(2−エトキシ)エトキシ)エトキ
シ)フェニル UV:474nm(13.1x103 、ジオキサン)
nm:625−675nm;K/S:25%(11.1
mmol) IR(KBr):3397、3004、2950、16
12、1452、1260、1180、1127、10
61、842cm−1 NMR(300M  Hz、DMSO−d6 ):δ8
.25(d、2H、J=8.73Hz、Ph−O−)、
8.00(d、2H、J=7.87Hz、PhH)、7
.88−7.93(m、1H、PhH)、7.80(d
、2H、J=7.90Hz、PhH)、7.32(d、
2H、J=8.81Hz、PhO−),7.22(d,
1H、J=104.3Hz、−CHF2 )、4.26
−4.30(m、2H、CHCH2 −)、3.79−
3.82(m、2H、CH2 CH2 OH)、3.3
1−3.62(m、8H、−OCH2 CH2 O−)
質量スペクトル(FAB):301(14.2)、43
4(23.9)、538(35.7、M+ −1)、5
39(11.5、M+ )、540(15.8、M+ 
+1)
【0088】5.  R4 =4−(2−(2−
(2−ヒドロキシエチル)エトキシ)エトキシ)フェニ
ルa)R3 =3,4,5−トリメトキシフェニルUV
:516nm(9x103 、H2 O)b)R3 =
3,4,メチレンジオキシフェニルUV:512nm(
13x103 、H2 O)
【0089】6.  R4
 =4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:
492nm(12x103 、H2 O)
【0090】
7.  R4 =4−(2−(2−ヒドロキシエチル)
エトキシ)フェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:
514nm(11.3x103 、H2 O)
【009
1】8.  R4 =3,4−ジメトキシフェニルa)
R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:41
0nm(5.34x103 、水)nm:675−72
5nm;K/S:15%(11.1mmol)
【0092】9.  R4 =2−メトキシフェニルa
)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル(HTC
45) UV:610−640nm(7.5x103 )nm:
635−685nm;K/S:7%(8.2mmol)
【0093】B.4−トリフルオロメチル−5−クロロ
チアゾール−2−イル 1.  R4 =4−カルボキシフェニルa)R3 =
4−(2−(2−(2−エトキシ)エトキシ)エトキシ
)フェニル UV:560nm(5.9x103 、ジオキサン)n
m:630−680nm;K/S:18%(11.1m
mol) IR(KBr):3461、1612、1455、13
85、1263、1178、993cm−1NMR(3
00MHz、DMSO−d6 ):δ8.20−8.3
2(m、5H)、8.08−8.14(m、1H、Ph
)、7.32(3、1H、J=8.92、−PhH)、
7.18(d、1H、J=8.89、−PhH)、4.
16−4.32(m、2H、CHCH3 )、3.39
−3.82(m、8H、エチレングリコール)、1.0
9(t、3H、J=6.99、−CH3 )質量スペク
トル(FAB):320(15.6)、436(18.
80)、584(13.9、M+ −H)b)R3 =
4−(2−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ
)エトキシ)フェニル UV:492nm(5.4x103 、ジオキサン)n
m:640−690nm;K/S:14%(11.1m
mol) IR(KBr):3013、1610、1518、14
50、1203、1050、928、717、664c
m−1 NMR(300MHz、DMSO−d6 ):δ8.2
4−8.33(m、4H、PhH)、8.12(d、2
H、J=8.8Hz、PhCO2H)、7.32(d、
2H、J=8.9Hz、−PhCO2 H)、4.27
−4.29(m、2H、OCHCH2 −)、3.79
−3.82(m、2H、−OCH2 CH2 O)、3
.40−3.63(m、8H、−O−CH2 CH2 
−O−)質量スペクトル(FAB):121(100)
、146(29.5)、149(26.5)、600(
9.6、M+ −H)602(4.2、M+ +H)c
)R3 =メトキシフェニル nm:630−680nm;K/S:10%(11.1
mmol)
【0094】2.  フェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:
520nm(水、4.08x103 )nm:635−
685nm;K/S:21%(11.1mmol) b)R3 =4−(2(2(2(エトキシ)エトキシ)
エトキシ)フェニル UV:580nm(7.7x103 、ジオキサン)n
m:625−675nm;K/S:0.60%(11.
1mmol) IR(KBr):3582、3462、1636、16
14、1486、1456、1384、1179、11
37、1051、993、986、848、765、7
45、691cm−1 NMR(300MHz、DMSO−d6 ):δ8.2
6(3、1H、J=8.54Hz、Ph−O−)、8.
15(d、1H、J=8.48、PhO−)、8.00
−7.77(m、5H、Ph)、7.32(d、1H、
J=8.73)、7.12(d、1H、J=8.67、
Ph−)、3.34−4.28(m、10H、エチレン
グリコール)、1.09(t、3H、J=6.92、−
CH3 ) 質量スペクトル−(FAB): 540(M−H)+ c)R3 =4−(トリメチルアンモニウム)フェニル
UV:496nm(11.4x103 、ジオキサン)
【0095】3.  4−ニトロフェニルa)R3 =
4−(トリメチルアンモニウム)フェニルUV:590
nm(4.7x103 、ジオキサン)nm:525−
575nm;K/S:14%(11.1mmol) IR(KBr):3431、3065、1751、17
25、1486、1469、1308、1209、11
82、1147、990cm−1 NMR(300MHz、DMSO−d6 ):δ8.8
5=8.95(m、1H、Ph−)、8.59(d、1
H、J=8.8Hz、PhNO2 )、8.47−8.
55(m、1H)、8.44(d、1H、J=8.9H
z、PhNO2 )、8.22−8.35(m、2H、
PhH)、7.96−8.05(m、1H、PhH)、
7.80−7.87(m、1H)、3.75(s、9H
) 質量スペクトル(FAB): 161(100)、NCPh+ NMR3 )、185
(22.6)、511(12.1、M+ )
【0096
】4.  R4 =3,4,5−トリメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:
500nm(水、16.68x103 )nm:675
−725nm;K/S:5%(11.1mmol) b)R3 =4−アセトアミドフェニルUV:490n
m(水、7.24x103 )
【0097】5.  R
4 =4−(3−ジメチルアンモニオ)プロピルアミド
フェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:
400nm(水)
【0098】6.  R4 =2−メトキシ−5−トリ
メチルアンモニオフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:
540nm(水)
【0099】7.  R4 =4−メトキシフェニルa
)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:5
00nm(水)
【0100】8.  R4 =4−メトキシフェニルa
)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:5
00nm(水)
【0101】9.  R4 =3,5−ジカルボキシフ
ェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルnm:
635−685nm;K/S:16%(12.2mmo
l)
【0102】10.  R4 =ナフチルa)R3 =
3,4−メチレンジオキシフェニルnm:685−73
5nm;K/S:5%(9.4mmol)
【0103】C.4−カルボキシエチル−5−クロロチ
アゾール−2−イル 1.  R4 =4−メトキシフェニルa)R3 =3
,4−メチレンジオキシフェニルUV:490nm(4
.9x103 、水)
【0104】D.4−カルボメト
キシ−5−クロロチアゾール−2−イル 1.  R4 =フェニル a)R3 =3−チエニル UV:469nm(7.66x103 、水)b)R3
 =3,4−メチレンジオキシフェニルnm:620−
670nm;K/S:21%(11.1mmol)
【0105】E.4−カルボキシイソプロピル−5−ク
ロロチアゾール−2−イル 1.  R4 =フェニル a)R3 =3−チエニル UV:468nm(7.8x103 、水)
【0106
】2.  R4 =フェニルa)R3 =2−チエニル UV:490nm(7.6x103 、水)
【0107
】3.  R4 =フェニルa)R3 =3,4−メチ
レンジオキシフェニルnm:625−675nm;K/
S:6%(9.4mmol)
【0108】F.4−フェニル−5−カルボメトキシチ
アゾール−2−イル 1.  R4 =4−メトキシフェニルa)R3 =3
,4−メチレンジオキシフェニルUV:500nm(9
.82x103 、水)
【0109】 2.  R4 =3,4−ジメトキシフェニルa)R3
 =3−チエニル UV:510nm(9.76x103 、水)
【011
0】3.  R4 =4−カルボキシフェニルa)R3
 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:500n
m(5.10x103 、水)nm:660−710n
m;K/S:13%(22mmol)
【0111】4.  R4 =3,4,5−トリメトキ
シフェニル a)R3 =4−メトキシフェニル UV:500nm(9.44x103 、水)nm:6
70−720nm;K/S:20%(22mmol)
【0112】G.4−メチル−5−カルボメトキシチア
ゾール−2−イル 1.  R4 =4−カルボキシフェニルa)R3 =
3,4−メチレンジオキシフェニルUV:510nm(
7.82x103 、水)nm:670−720nm;
K/S:14%(22mmol)
【0113】2.  R4 =フェニルa)R3 =4
−メトキシフェニル nm:650−700nm;K/S:14%(9.4m
mol) b)R3 =3−チエニル UV:480nm(8.76x103 、水)c)R3
 =3,4−メチレンジオキシフェニルUV:500n
m(6.18x103 、水)
【0114】H.4−カ
ルボメトキシ−5−エチルチアゾール−2−イル 1.  R4 =3,4,5−トリメトキシフェニルa
)R3 =3−チエニル UV:500nm(7.38x103 、水)nm:6
40−690nm;K/S:14%(8.3mmol)
【0115】2.  R4 =3,4,5−トリメトキ
シフェニル a)R3 =4−メトキシフェニル nm:625−675nm;K/S:14%(8.3m
mol)b)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニ
ルUV:490nm(7.96x103 、水)nm:
650−700nm;K/S:8%(8.3mmol)
【0116】3.  R4 =3,4−ジメトキシフェ
ニルa)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニルU
V:490nm(5.26x103 、水)nm:66
4−715nm;K/S:5%(8.3mmol) b)R3 =3−チエニル nm:635−685nm;K/S:11%(8.3m
mol)
【0117】本発明を、上記に特定的に説明し、例示し
た。本発明のその他の変更及び修正は、本発明の精神及
び範囲を逸脱しない限りにおいてなされ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々のグルコース濃度での、テトラゾリウム塩
INTを還元した場合に生じたホルマザン反射スペクト
ルを示す図である。
【図2】種々のグルコース濃度での、テトラゾリウム塩
MTTを還元した場合に生じたホルマザン反射スペクト
ルを示す図である。
【図3】種々のグルコース濃度での、テトラゾリウム塩
NBTを還元した場合に生じたホルマザン反射スペクト
ルを示す図である。
【図4】種々のグルコース濃度での、2−(ベンゾチア
ゾール−2−イル)−3−(1−ナフチル)−5−フェ
ニルテトラゾリウム塩(USSR)を還元した場合に生
じたホルマザン反射スペクトルを示す図である。
【図5】本発明の指示薬化合物LNH50からのホルマ
ザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図6】本発明の指示薬化合物KJE1667からのホ
ルマザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図7】本発明の指示薬化合物KJE1745からのホ
ルマザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図8】本発明の指示薬化合物HTC45からのホルマ
ザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図9】本発明の指示薬化合物KJE1689からのホ
ルマザンの対応するスペクトルを示す図である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式A: 【化1】 (式中、(a)R1 はカルボキシル、カルボアルコキ
    シ、カルボアリールオキシ、カルバモイル、又はシアノ
    であり、R2 はアルキル又はクロロであるか、あるい
    は(b)R1 はアルキル又はアリールであり、R2 
    はカルボキシル、カルボアルコキシ、カルボアリールオ
    キシ、カルバモイル、又はシアノであるか、あるいは(
    c)R1 はフルオロ置換基が式中のチアゾリル残基に
    隣接する炭素上にあるジ又はトリフルオロアルキルであ
    り、R2 はクロロであり;R3 は: (a1 )式B: 【化2】 (式中、Qは一重結合又は−CH=CH−であり、(i
    )Y1 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキル、ア
    ミド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルチオ
    、アリールチオ、ハロ、又は水素であり、Y2 はアル
    コキシ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキル
    アミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチオ
    、アミノ、カルバモイル、カルボアルコキシ、カルボキ
    シル、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、スルホ、スルホン
    アミド、スルファモイル、トリアルキルアンモニオ、又
    はウレイドであり、Y3 はアルコキシ、アリールオキ
    シ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリールアミ
    ド、アルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル、カル
    ボアルコキシ、カルボアリールオキシ、カルボキシル、
    シアノ、ハロ、水素、ヒドロキシル、ニトロ、スルホ、
    スルホンアミド、スルファモイル、トリアルキルアンモ
    ニオ、又はウレイドであり、Y4 はアルコキシ、ハロ
    、又は水素であるか、あるいは(ii)Y2 及びY3
     が一緒になってメチレンジオキシ又はイミダゾを形成
    し、Y1 及びY4 が水素である)、(b1 )2−
    、3−、又は4−ピリジル、(c1 )2−又は3−チ
    エニル、及び(d1 )2−又は3−フラニルから選択
    され、そしてR4 は: (a2 )式C: 【化3】 (式中、Y5 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキ
    ル、アミド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキ
    ルチオ、アリールチオ、ハロ、水素、ニトロ、又はウレ
    イドであり、Y6 はアルコキシ、アリールオキシ、ア
    ルキル、アミド、アルキルアミド、アリールアミド、ア
    ルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル、カルボアル
    コキシ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、
    スルホ、スルホンアミド、スルファモイル、トリアルキ
    ルアンモニオ、又はウレイドであり、Y7 はアルコキ
    シ、アリールオキシ、アミド、アルキルアミド、アリー
    ルアミド、アルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル
    、カルボアルコキシ、カルボキシル、シアノ、ヒドロキ
    シル、ニトロ、フェニルアゾ、スルホ、スルホンアミド
    、スルファモイル、又はウレイドであり、Y8 はアル
    コキシ、アリールオキシ、アルキル、ハロ、水素又はニ
    トロである)、 (b2 )式D: 【化4】 (式中、Y9 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキ
    ル、アミド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキ
    ルチオ、アリールチオ、カルバモイル、カルボアルコキ
    シ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、フェ
    ニルアゾ、スルホ、スルホンアミド、スルファモイル、
    トリアルキルアンモニオ、又はウレイドである)、(c
    2 )2−、4−、6−、又は8−キノリル、あるいは
    2−メチルキノリル、及び(d2 )アントラニルから
    選択され;Xは対陰イオンである化合物。
  2. 【請求項2】  (a)R1 がカルボ(C1−4 )
    アルコキシであり、R2 がアルキル又はクロロである
    か  、(b)R1 がC1−4 アルキル又はフェニ
    ルであり、R2 がカルボ(C1−4 )アルコキシで
    あるか、あるいは(C)R1 がジ−又はトリフルオロ
    メチルであり、R2 がクロロである請求項1記載の化
    合物。
  3. 【請求項3】  R3 が: (a1 )式E: 【化5】 (式中、(i)Y2 、Y3 及びY4 は各々C1−
    4 アルコキシであり、(ii)Y4 が水素であり、
    Y2 及びY3 がいずれもC1−4 アルコキシであ
    るか、又は一緒になってメチレンジオキシを形成し、あ
    るいは(iii)Y2 及びY4 がいずれも水素であ
    り、Y3 がC1−4 アルコキシ、C1−4 アルキ
    ル、C1−4 アルキルアミド、C1−4 アルキルチ
    オ、カルバモイル、カルボ(C1−4 )アルコキシ、
    カルボキシル、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、トリ(C
    1−4 )アルキルアンモニオ、又はウレイドである)
    、及び(b1 )2−又は3−チエニルから選択され、
    そしてR4 が以下の: (a2 )式C: 【化6】 (式中、(i)Y5 は水素であり、Y6 、Y7 、
    及びY8 は各々C1−4 アルコキシであり、(ii
    )Y5 及びY8 はいずれも水素であり、Y6 及び
    Y7 はいずれもC1−4 アルコキシであるか、又は
    一緒になってメチレンジオキシを形成し、(iii)Y
    5 、Y6 及びY8 は各々水素であり、Y7 はC
    1−4 アルコキシ、C1−4 アルキルアミド、C1
    −4 アルキルチオ、ベンズアミド、カルバモイル、カ
    ルボ(C1−4 )アルコキシ、カルボキシル、シアノ
    、ニトロ、フェニルアゾ、スルホ、スルホンアミド、ス
    ルファモイル、又はウレイドであり、(iv)Y5 は
    アルコキシ又はアルキルであり、Y6 及びY8 はい
    ずれも水素であり、Y7 はC1−4 アルコキシ、C
    1−4 アルキルアミド、C1−4 アルキルチオ、ベ
    ンズアミド、カルバモイル、カルボ(C1−4 )アル
    コキシ、カルボキシル、シアノ、水素、ニトロ、フェニ
    ルアゾ、又はウレイドであり、(v)Y5 及びY8 
    はC1−4 アルコキシであり、あるいは(vi)Y5
     及びY8 はC1−4 アルコキシであり、Y7 は
    C1−4 アルキルアミド又はベンズアミドである)、
    及び (b2 )式D: 【化7】 (式中、Y9 はC1−4 アルコキシ、C1−4 ア
    ルキル、C1−4 アルキルアミド、C1−4 アルキ
    ルチオ、ベンズアミド、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、
    スルホ、スルホンアミド、又はウレイドである)、及び
    (c2 )8−キノリルから選択される請求項2記載の
    化合物。
  4. 【請求項4】  R1 がカルボ(C1−4 )アルコ
    キシであり、R2 がC1−4 アルキル又はクロロで
    ある請求項3記載の化合物。
  5. 【請求項5】  R3 が: 3,4,5−トリメトキシフェニル、 3,4−ジメトキシフェニル、 3,4−メチレンジオキシフェニル、 4−メトキシフェニル、 4−アセトアミドフェニル、 4−メチルチオフェニル、 4−フェニル、 4−ハロフェニル 4−シアノフェニル 4−ニトロフェニル 2−チエニル、及び 3−チエニル から選択され、R4 が: 3,4,5−トリメトキシフェニル、 3,4−ジメトキシフェニル、 2,4−ジメトキシフェニル、 3,4−メチレンジオキシフェニル、 4−メトキシフェニル、 4−アセトアミドフェニル、 4−メチルチオフェニル、 4−カルボキシフェニル、 4−ニトロフェニル、 2−メトキシフェニル、 2−メトキシ−4−カルボキシフェニル、2,5−ジメ
    トキシフェニル、 2,5−ジメトキシ−4−ベンズアミドフェニル、1−
    ナフチル、 4−ニトロ−1−ナフチル、 4−メトキシ−1−ナフチル、 8−キノリル、 2−メチル−4−カルボキシフェニル、4−カルボメト
    キシフェニル、 4−シアノフェニル、及び 4−シアノ−1−ナフチル から選択される請求項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】  R1 がC1−4 アルキル又はフェ
    ニルであり、R2 がカルボ(C1−4 )アルコキシ
    である請求項3記載の化合物。
  7. 【請求項7】  R3 が: 3,4,5−トリメトキシフェニル、 3,4−ジメトキシフェニル、 3,4−メチレンジオキシフェニル、 4−メトキシフェニル、 4−アセトアミドフェニル、 4−メチルチオフェニル、 4−フェニル、 4−ハロフェニル 4−シアノフェニル 4−ニトロフェニル 2−チエニル、及び 3−チエニル から選択され、R4 が: 3,4,5−トリメトキシフェニル、 3,4−ジメトキシフェニル、 2,4−ジメトキシフェニル、 3,4−メチレンジオキシフェニル、 4−メトキシフェニル、 4−アセトアミドフェニル、 4−メチルチオフェニル、 4−カルボキシフェニル、 4−ニトロフェニル、 2−メトキシフェニル、 2−メトキシ−4−カルボキシフェニル、2,5−ジメ
    トキシフェニル、 2,5−ジメトキシ−4−ベンズアミドフェニル、1−
    ナフチル、 4−ニトロ−1−ナフチル、 4−メトキシ−1−ナフチル、 8−キノリル、 2−メチル−4−カルボキシフェニル、4−カルボメト
    キシフェニル、 4−シアノフェニル、及び 4−シアノ−1−ナフチル から選択される請求項6記載の化合物。
  8. 【請求項8】  R1 がジ−又はトリフルオロメチル
    であり、R2 がクロロである請求項3記載の化合物。
  9. 【請求項9】  R3 が: 3,4,5−トリメトキシフェニル、 3,4−ジメトキシフェニル、 3,4−メチレンジオキシフェニル、 4−メトキシフェニル、 4−アセトアミドフェニル、 4−メチルチオフェニル、 4−フェニル、 4−ハロフェニル 4−シアノフェニル 4−ニトロフェニル 2−チエニル、及び 3−チエニル から選択され、R4 が: 3,4,5−トリメトキシフェニル、 3,4−ジメトキシフェニル、 2,4−ジメトキシフェニル、 3,4−メチレンジオキシフェニル、 4−メトキシフェニル、 4−アセトアミドフェニル、 4−メチルチオフェニル、 4−カルボキシフェニル、 4−ニトロフェニル、 2−メトキシフェニル、 2−メトキシ−4−カルボキシフェニル、2,5−ジメ
    トキシフェニル、 2,5−ジメトキシ−4−ベンズアミドフェニル、1−
    ナフチル、 4−ニトロ−1−ナフチル、 4−メトキシ−1−ナフチル、 8−キノリル、 2−メチル−4−カルボキシフェニル、4−カルボメト
    キシフェニル、 4−シアノフェニル、及び 4−シアノ−1−ナフチル から選択される請求項8記載の化合物。
  10. 【請求項10】  2−(4−ジフルオロメチル−5−
    クロロチアゾール−2−イル)−3−(4−メトキシフ
    ェニル)−5−〔4−(2−(2−(2−エトキシ)エ
    トキシ)エトキシ)フェニル〕テトラゾリウム塩。
  11. 【請求項11】  2−(4−ジフルオロメチル−5−
    クロロチアゾール−2−イル)−3−(3,4,5−ト
    リメトキシフェニル)−5−(3,4−メチレンジオキ
    シフェニル)テトラゾリウム塩。
  12. 【請求項12】  2−(4−ジフルオロメチル−5−
    クロロチアゾール−2−イル)−3−(4−メトキシフ
    ェニル)−5−(3,4−メチレンジオキシフェニル)
    テトラゾリウム塩。
  13. 【請求項13】  2−(4−ジフルオロメチル−5−
    クロロチアゾール−2−イル)−3−(2−メトキシフ
    ェニル)−5−(3,4−メチレンジオキシフェニル)
    テトラゾリウム塩。
  14. 【請求項14】  2−(4−トリフルオロメチル−5
    −クロロチアゾール−2−イル)−3−(3,4,5−
    トリメトキシフェニル)−5−(3,4−メチレンジオ
    キシフェニル)テトラゾリウム塩。
  15. 【請求項15】  還元物質の検出への請求項1〜14
    記載の化合物の使用。
  16. 【請求項16】  還元物質がNADHである請求項1
    5記載の使用。
  17. 【請求項17】  還元物質が硫化水素ガス、ジボラン
    、水素化ヒ素又は水素化リンである請求項15記載の使
    用。
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