JP3069170B2 - 反射率プラトーを有するテトラゾリウム塩指示薬を用いる分析方法 - Google Patents

反射率プラトーを有するテトラゾリウム塩指示薬を用いる分析方法

Info

Publication number
JP3069170B2
JP3069170B2 JP3265404A JP26540491A JP3069170B2 JP 3069170 B2 JP3069170 B2 JP 3069170B2 JP 3265404 A JP3265404 A JP 3265404A JP 26540491 A JP26540491 A JP 26540491A JP 3069170 B2 JP3069170 B2 JP 3069170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkoxy
alkyl
hydrogen
cyano
carbamoyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3265404A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04340466A (ja
Inventor
ロバート・ピー・ハッチ
ユルゲン・コッヘル
ナン−ホーン・リン
スコット・ルッテン
クラウス・ヴェーリンク
Original Assignee
バイエルコーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイエルコーポレーション filed Critical バイエルコーポレーション
Publication of JPH04340466A publication Critical patent/JPH04340466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3069170B2 publication Critical patent/JP3069170B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/008Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions for determining co-enzymes or co-factors, e.g. NAD, ATP
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/52Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/52Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
    • G01N33/521Single-layer analytical elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/805Test papers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、還元物質、特にニコチ
ンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)の測定に
有用な色原性テトラゾリウム塩指示薬化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラゾリウム塩は、還元物質に反応す
る色原指示試薬として十分公知である。還元に際して、
テトラゾリウム塩はホルマザン染料生成物に変換され
る。これらの指示試薬は、種々の広範な分野、特に細胞
染色並びに体液中の分析対象物、たとえば尿、乳汁、血
清、及び血漿の測定にとりわけ適用されてきた医学的診
断の分野における使用が知られている。一般に、体液分
析対象物の測定は、試験される試料中に存在する分析対
象物の量の関数としてNADHが形成される、NAD−
依存性酵素反応を包含する。その場合、生成したNAD
Hの量は、適切なテトラゾリウム塩指示試薬をそのホル
マザン染料生成物に還元的に変換することによって、測
定し得る。
【0003】医学診断試験の分野では、テトラゾリウム
塩指示試薬は、種々の異なる種類の製品に有用である。
その中で特定されるものは試薬ストリップである。この
製品は、特定の分析対象物、例えばグルコース又はコレ
ステロールに反応する化学試薬を含浸され、又は別の方
法で混和された紙又はその他の多孔質担体を包含する固
体状態用具である。混和された試薬系は、マトリックス
に塗布される試料中の分析対象物の量の関数として発色
又は変色する色原性指示薬を含有する。その結果生じる
測色反応は肉眼で観察され、定性的又は半定量的に読み
取られる。定量的結果は、適切な計器(反射率メータ
ー)を用いて、一つ又はそれ以上の特定の波長で、マト
リックス表面の反射率を読み取ることにより観察でき
る。
【0004】試験試料中に存在し得る主な妨害物質の吸
光度より長い波長で強力な吸光度を有するテトラゾリウ
ム指示試薬を開発する必要性が認識されている。たとえ
ば、ヘモグロビンの色による妨害は、試料が全血である
場合に特に問題である。約640nmを超える有意の吸
収を示す指示試薬が、ヘモグロビン妨害を実質的に克服
するために必要である。一般に用いられるテトラゾリウ
ム塩指示試薬は、塩化2−(4−ヨードフェニル)−3
−(4−ニトロフェニル)−5−フェニルテトラゾリウ
ム(INT)、塩化3−(4,5−ジメチルチアゾール
−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウム(M
TT)、及び塩化2,2’,5,5’−テトラフェニル
−3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジフ
ェニレン)ジテトラゾリウム(NBT)である。これら
の化合物は、465〜605nmの範囲で最大吸収(U
Vmax)を示す。
【0005】慣用的に用いられる従来技術のテトラゾリ
ウム塩指示試薬の別の欠点は、それらの測色反応を測定
するために用いられる計測の進展に関する。より小型
で、安価な反射率メーターの開発は、急速に進歩しつつ
ある。このような計量器のより高価な構成分の一つは、
光源、入射光又は反射光の波長を選択又は限定するため
のフィルター又はその他の分光要素、及びセンサーから
成る光学系である。光学系要素の機能を削除するか、又
は組み合わせるか、あるいはより安価な要素、たとえば
照明光源にLEDを用いることによって、原価の顕著な
節減を実現することができる。しかしながら、市販のL
EDは、製造のばらつき及び温度依存性により、有意に
変化し得る中心波長を有する光を発する。慣用的に用い
られるテトラゾリウム塩指示試薬INT、MTT、及び
NBTは、それらのUVmaxを超える領域で強く傾斜
する反射スペクトルを有する。したがって、LEDの製
造のばらつきを修正するために各計器を個々に検量しな
ければ、そして温度によるばらつきを修正するためにテ
ストランを行わねば、検定結果に大きな誤差が生じ得
る。
【0006】以下は、測色分析における種々のテトラゾ
リウム塩の使用に関して教示している従来の技術の代表
的なものである。Tanakaらの特開昭61−84号
(Chem.Abst.104:203469y)は、
ニッケル(II)の存在下における2−(2−ベンゾチ
アゾリル)−3−(カルボキシフェニル)−5−フェニ
ル−2H−テトラゾリウムハロゲン化物の還元によって
得られるホルマザンキレートを用いるグルコースの検出
を記載している。Limbachらの西独特許第3,2
47,894号(Chem.Abst.101:125
929vは、グルコース検定におけるINTの使用に関
する。Rittersdorfらの西独特許第2,14
7,466号は、還元物質、たとえば還元糖、アスコル
ビン酸、及びケトステロイドの測定における7種の2−
(2−ベンゾチアゾリル)−3−フェニル−5−(4−
[トリメチルアンモニオ]フェニル)テトラゾリウム塩
の使用を記載している。
【0007】文献で公知の種々の2−チアゾリルテトラ
ゾリウム塩及び/又はそれらの対応するホルマザンの代
表的なものを以下に示す。Serebryakova
ら,Khim.Geterotsikl.Soedi
n.10:1403−1405(1970)は、ベンゾ
チアゾリル−3−フェニル−(メチル)−5−p−ニト
ロ(ジメチルアミノ)フェニルホルマザンの合成及び染
色特性を記載している。著者らは、N−5フェニルのパ
ラ位置の電子求引性のニトロ基及びN−1位置のベンゾ
チアゾリル基がともに深色移動を示すと記載している。
Bednyagina ら,Khim.Geterot
sikl.Soedin.2:342−345(196
7)は、1−ベンゾチアゾリル−、及び1−ベンズオキ
サゾリル−3−メチル(又はフェニル)−5−アリール
ホルマザンの合成を記載している。色の深さと複素環の
塩基度との関係も考察されている。Gulemena
ら,Khim.Geterotsikl.Soedi
n.6:774−777(1974)は、ベンゾチアゾ
リルホルマザンの構造及び特性に及ぼすo−ニトロ基の
効果を記載している。イオン化定数ならびにIR及びU
Vスペクトルが測定され、構造と関連づけられた。Li
punovaら,Khim.Geterotsikl.
Soedin.4:493−499(1974)は、3
−(メチル,イソプロピル,フェニル)−1−ベンゾチ
アゾリル−5−ニトロフェニルホルマザンの調製及びそ
れらのスペクトル特性を記載している。Gluemin
aら,Zh.Prikl.Spektrosk.22
(5):941−943(1975)は、1−ベンゾチ
アゾリル−、1−チアゾリル−、及び1−(5−ブロモ
チアゾリル)−3−メチル−5−(p−ニトロフェニ
ル)ホルマザンに関する、溶剤及び温度変化の条件によ
る正及び負の両方のUV熱変色性の観察を記載してい
る。Ponyaevら,Zh.Obshch.Khi
m.55(11):2615−2617(1985)
は、光誘導形態の1−ベンゾチアゾリル−3−メチル−
5−フェニルホルマザン類似化合物の相互転換の動力学
的研究を記載している。これらの形態はトリフェニルホ
ルマザンより濃い色になることが示された。Lipun
ovaら,Khim.Geterotsikl.Soe
din.(1971)831−835は、N−1−ベン
ゾチアゾリルホルマザンの可視スペクトルに及ぼすN−
5−ナフチル又はo−トリル基の深色効果を比較してい
る。Johneら,Pharmazie 34:790
−794(1979)は、化合物1−(4−メチル−5
−カルボエトキシチアゾール−2−イル−3−(3−ピ
リジル)−5−(2−カルボキシフェニル)ホルマザン
及び1−(4−メチル−5−カルボエトキシチアゾール
−2−イル−3−(2−ピリジル)−5−(2−カルボ
キシフェニル)ホルマザン、ならびにある種の2−
(4,5−ジフェニルチアゾール−2−イル)テトラゾ
リウム塩を記載している。
【0008】種々の2−ベンゾチアゾリルテトラゾリウ
ム塩及び関連化合物は、米国特許第3,655,382
号及び第4,221,864号の記載内容に代表される
ような、写真の分野にも用いられている。
【0009】
【本発明の要約】以下のA式の2−チアゾリルテトラゾ
リウム塩は、約600nmを超える、好ましくは約65
0nmを超える広範なプラトーを示す反射スペクトルを
特徴とすることが見出された。このような反射率プラト
ーにより、試験試料を(a)分析対象物と反応して還元
物質、たとえばNADHを生成する試薬、及び(b)上
記還元物質により還元されて色原性染料物質を生成する
指示試薬化合物を含有する試験組成物と混和した固体担
体マトリックスを包含する試験具と接触させ、そして光
源で担体マトリックスを照射し、検出器構成分で反射光
を測定することにより、担体マトリックスの反射率を検
知することによって、色原性染料物質を測定する分析的
検定の精度が改良される。本化合物の反射率プラトー特
性は、LED光源を用いる場合、検出器要素に達する光
が狭い波長のバンドから成り、その中心波長が約±5n
mを上回る変動に感受性である状況でに特に重要であ
る。
【0010】本発明のチアゾリルテトラゾリウム塩は、
式Aを有する。
【0011】
【化9】
【0012】式Aにおいて、R3 はアリール又はスチリ
ルであり、R4 はアリールであり、Xは好適な対陰イオ
ンである。
【0013】R1 及びR2 置換基に関して、便宜上、本
化合物は4つの主要群に分類される: 1群化合物 − R1 及びR2 が一緒になって、非置換
ベンゾ環を形成する非置換ベンゾチアゾリル、2群化合
物 − R1及びR2 が一緒になって、以下に記載され
るように置換されるベンゾ環を形成する置換ベンゾチア
ゾリル、3群化合物 − (i)R1はカルボキシル、
カルボアルコキシ、カルボアリールオキシ、カルバモイ
ル、又はシアノであり、R2 はアルキル又はクロロであ
るか、あるいは (ii)R1 はアルキル又はアリールであり、R2 はカ
ルボキシル、カルボアルコキシ、カルボアリールオキ
シ、又はシアノであるか、あるいは (iii)R1 はフルオロ置換基が式中のチアゾリル残
基に隣接する炭素上にあるジ又はトリフルオロアルキル
であり、R2 はクロロである、特定のアルキル置換チア
ゾリル、ならびに4群化合物 − R1 又はR2 の一方
又は両方が置換又は非置換フェニルであり、一方のみが
置換又は非置換フェニルである場合は他方は水素又はア
ルキルであるモノ−及びジフェニル置換チアゾリル。
【0014】
【好ましい態様の説明】以下の定義が対象の開示に適用
される: ”C1-4 ” − 残基を、たとえば炭素原子を含めた適
切な1〜4個の原子を含有する形態に限定するために用
いられる。たとえばC1-4アルキル。 ”アルキル” − 一般式Cn2n+1の直鎖及び分枝鎖
炭化水素残基、好ましくは”低級アルキル”、たとえば
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、及びtert−ブチルのC1-4 アル
キル、ならびに高級アルキル、たとえばn−ペンチル、
n−ヘキシル等。 ”アルコキシ” − 残基−OR(式中、Rはアルキル
である)。 ”アルキルアミド” − 残基−NRC(=O)R’
(式中、R及びR’は、同一であっても異なってもよ
く、アルキルである)。 ”アルキルチオ” − 残基−SR(式中、Rはアルキ
ルである)。 ”アミド” − 残基−NHC(=O)H。 ”アミノ” − 残基−NRR’(式中、R及びR’は
同一であっても異なってもよく、水素又はアルキルであ
る)。 ”アリール” − 芳香族炭素環式又は複素環式環又は
環系からこのような環又は環系に結合する水素原子を除
去することにより誘導される有機残基、たとえばフェニ
ル、ナフチル、ピリジル、オキサゾリル、キノリル、チ
アゾリル、チエニル、及びフラニル。 ”アリールアミド” − 残基−NRC(=O)R’
(式中、R及びR’は同一であっても異なってもよく、
アリールである)。 ”アリールオキシ” − 残基−OR(式中、Rはアリ
ールである)。 ”アリールチオ” − 残基−SR(式中、Rはアリー
ルである)。 ”カルボアルコキシ”−残基−C(=O)OR(式中、
Rはアルキルである)。 ”カルバボアリールオキシ”−残基−C(=O)OR
(式中、Rはアリールである)。 ”カルバモイル” − 残基−C(=O)NRR’(式
中、R及びR’は同一であっても異なってもよく、水素
又はアルキルである)。 ”カルボキシル” − 残基−C(=O)OH。 ”ハロ” − フルオロ、クロロ、及びブロモ。 ”イミダゾ” − 二価残基−N=CH−NH−。 ”メチレンジオキシ” − 式−O−CH2 −O−の二
価残基。 ”フェニルアゾ” − 残基−N=N−フェニル。 ”スチリル” − 残基−CH=CH−R(式中、Rは
アリールである)。 ”スルホ” − 残基−SO3 。 ”スルファミド” − 残基−NRSO2 R’(式中、
R及びR’は同一であっても異なってもよく、アルキ
ル、アリール、又は水素である)。 ”スルファモイル” − 残基−SO2 NRR’(式
中、R及びR’は同一であっても異なってもよく、アル
キル、アリール、又は水素である)。 ”トリアルキルアンモニオ” − 残基−NR3 +(式
中、Rはアルキルである)。 ”ウレイド” − 残基−NRC(=O)NR’(式
中、R及びR’は同一であっても異なってもよく、アル
キル、アリール、又は水素である)。
【0015】特に別記しない限り、置換されることもあ
る残基、例えばアルキル、アリール、フェニルアゾ、及
びスチリルの場合における上記の用語の使用は、このよ
うな残基の合理的に置換された形態、ならびにそれらの
非置換形態を包含するように意図されると理解されるべ
きである。本発明の有用な化合物を生成する合理的な置
換は、当業者には明らかであって、いくつか名前を挙げ
ると、アルコキシ、アミノ、アルキルチオ、カルボアル
コキシ、カルボキシ、ヒドロキシ、スルホ、及びスルフ
ァモイルといった置換基を含むが、これらに限定される
ものではない。
【0016】プラトー化合物 限定された反射率プラトー特性を有する2−チアゾリル
テトラゾリウム塩は、文献で公知の化合物と新規の化合
物とを包含する。このような化合物は、本発明の方法に
おいて使用が見出されるであろう。概して、このような
化合物は、4主要群に関して上記のようなR1 及びR2
置換基を有するA式を有する。2群(置換ベンゾチアゾ
リル)化合物に関しては、R1及びR2 が一緒になって
ベンゾ環を形成して式A1:
【0017】
【化10】
【0018】(式中、(i)R5 及びR6 、又はR6
びR7 、又はR7 及びR8 は一緒になって、アルコキ
シ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキルアミ
ド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチオ、ア
ミノ、カルバモイル、カルボアルコキシ、シアノ、ハ
ロ、ヒドロキシル、スルホ、スルホンアミド、スルファ
モイル、トリアルキルアンモニオ、又はウレイドで置換
されることもあるベンゾ又はシクロヘキシル環を形成
し、そしてその他は、同一であっても異なってもよく、
水素、アルコキシ、アリールオキシ、アルキル、アミ
ド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルチオ、
アリールチオ、アミノ、カルバモイル、カルボアルコキ
シ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、スルホ、スルホンア
ミド、スルファモイル、トリアルキルアンモニオ、又は
ウレイドである、あるいは(ii)R5 、R6 、R7
びR8のうちの一つ又はそれ以上がアルコキシ、アリー
ルオキシ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリー
ルアミド、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、カル
バモイル、カルボアルコキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキ
シル、スルホ、スルホンアミド、スルファモイル、トリ
アルキルアンモニオ、又はウレイドであり、その他が、
もしあれば、水素である)のベンゾチアゾリル残基を生
じるのが好ましい。
【0019】4群(フェニル置換チアゾリル)化合物に
関しては、R1及びR2 の一方又は両方が非置換フェニ
ルであるか、又は独立してアルコキシ、アリールオキシ
(好ましくはフェノキシ)、アルキル、アミド、アルキ
ルアミド、アリールアミド(好ましくはフェニルアミ
ド)、アルキルチオ、アリールチオ(好ましくはベンズ
チオ)、アミノ、カルバモイル、カルボアルコキシ、カ
ルボアリールオキシ(好ましくはカルボフェノキシ)、
カルボキシ、シアノ、ハロ、ニトロ、スルホ、スルホン
アミド、スルファモイル、トリアルキルアンモニオ、又
はウレイドで置換されるフェニルであり、1個のみが置
換又は非置換フェニルである場合は、その他は水素、ア
ルキル、又はクロロであるのが好ましい。
【0020】1ないし4群の各々に関しては、R3 及び
4 は広範に変化し得る。本質的に、R3 がアリール基
又はスチリル基でありR4 がアリール基である式Aの任
意のテトラゾリウム塩は、本発明の所望の反射率プラト
ー特性を有する。しかしながら、R3 及びR4 位置での
特定のアリール残基の選択は、ホルマザンの強度(吸光
係数)、ならびにプラトーの位置(深色性)及び扁平度
に影響を及ぼす。
【0021】好ましいR3 及びR4 残基 合成及びホルマザンの反射スペクトル特性の見地から、
本明細書に記載のような1ないし4群の各々に関して
は、R3 は好ましくは、以下の: (a1 )式B:
【0022】
【化11】
【0023】(式中、Qは一重結合又は−CH=CH−
であり、 (i)Y1 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキル、
アミド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルチ
オ、アリールチオ、ハロ、又は水素であり、Y2 はアル
コキシ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキル
アミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチ
オ、アミノ、カルバモイル、カルボアルコキシ、カルボ
キシル、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、スルホ、スルホ
ンアミド、スルファモイル、トリアルキルアンモニオ、
又はウレイドであり、Y3 はアルコキシ、アリールオキ
シ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリールアミ
ド、アルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル、カル
ボアルコキシ、カルボアリールオキシ、カルボキシル、
シアノ、ハロ、水素、ヒドロキシル、ニトロ、スルホ、
スルホンアミド、スルファモイル、トリアルキルアンモ
ニオ、又はウレイドであり、Y4 はアルコキシ、ハロ、
又は水素であるか、あるいは (ii)Y2 及びY3 が一緒になってメチレンジオキシ
又はイミダゾを形成し、Y1 及びY4 が水素である)の
残基、 (b1 )2−、3−、又は4−ピリジル、 (c1 )2−又は3−チエニル、及び (d1 )2−又は3−フラニルから選択され、そしてR
4 が好ましくは以下の: (a2 )式C:
【0024】
【化12】
【0025】(式中、Y5 はアルコキシ、アリールオキ
シ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリールアミ
ド、アルキルチオ、アリールチオ、ハロ、水素、ニト
ロ、又はウレイドであり、Y6 はアルコキシ、アリール
オキシ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリール
アミド、アルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル、
カルボアルコキシ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水
素、ニトロ、スルホ、スルホンアミド、スルファモイ
ル、トリアルキルアンモニオ、又はウレイドであり、Y
7 はアルコキシ、アリールオキシ、アミド、アルキルア
ミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチオ、
カルバモイル、カルボアルコキシ、カルボキシル、シア
ノ、水素、ヒドロキシル、ニトロ、フェニルアゾ、スル
ホ、スルホンアミド、スルファモイル、又はウレイドで
あり、Y8 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキル、
ハロ、水素又はニトロである)の残基、 (b2 )式D:
【0026】
【化13】
【0027】(式中、Y9 はアルコキシ、アリールオキ
シ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリールアミ
ド、アルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル、カル
ボアルコキシ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水素、ニ
トロ、フェニルアゾ、スルホ、スルホンアミド、スルフ
ァモイル、トリアルキルアンモニオ、又はウレイドであ
る)の残基、(c2 )2−、4−、6−、又は8−キノ
リル、あるいは2−メチルキノリル、及び(d2 )アン
トラニルから選択される。
【0028】最も好ましいR3 及びR4 残基 優れた反射率プラトーを有するものである1ないし4群
の最も好ましい化合物は、R3 が以下の: (a1 )式E:
【0029】
【化14】
【0030】(式中、(i)Y2 、Y3 及びY4 は各々
1-4 アルコキシであり、 (ii)Y4 が水素であり、Y2 及びY3 がいずれもC
1-4 アルコキシであるか、又は一緒になってメチレンジ
オキシを形成し、あるいは (iii)Y2 及びY4 がいずれも水素であり、Y3
1-4 アルコキシ、C1-4 アルキル、C1-4 アルキルア
ミド、C1-4 アルキルチオ、カルバモイル、カルボ(C
1-4 )アルコキシ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水
素、ニトロ、トリ(C1-4 )アルキルアンモニオ、又は
ウレイドである)の残基、及び(b1 )2−又は3−チ
エニルから選択されるものである。
【0031】製造された化合物の特性及び合成に基づけ
ば、R3 が以下の: 3,4,5−トリメトキシフェニル、3,4−ジメトキ
シフェニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、4−
メトキシフェニル、4−アセトアミドフェニル、4−メ
チルチオフェニル、4−フェニル、4−ハロフェニル、
4−シアノフェニル、4−ニトロフェニル、2−チエニ
ル、及び3−チエニルから選択されるのが更に好まし
い。
【0032】最も好ましいR4 残基は、: (a2 )上記の式C (式中、(i)Y5 は水素であり、Y6 、Y7 、及びY
8 は各々C1-4 アルコキシであり、(ii)Y5 及びY
8 はともに水素であり、Y6 及びY7 はともにC1- 4
ルコキシであるか又は一緒になってメチレンジオキシを
形成し、(iii)Y5 、Y6 及びY8 は各々水素であ
り、Y7 はC1-4 アルコキシ、C1-4 アルキルアミド、
1-4 アルキルチオ、ベンズアミド、カルバモイル、カ
ルボ(C1-4 )アルコキシ、カルボキシル、シアノ、ヒ
ドロキシル、ニトロ、フェニルアゾ、スルホ、スルホン
アミド、スルファモイル、又はウレイドであり、(i
v)Y5 はアルコキシ又はアルキルであり、Y6 及びY
8 はいずれも水素であり、Y7 はC1-4 アルコキシ、C
1-4 アルキルアミド、C1-4 アルキルチオ、ベンズアミ
ド、カルバモイル、カルボ(C1-4 )アルコキシ、カル
ボキシル、シアノ、水素、ニトロ、フェニルアゾ、又は
ウレイドであり、(v)Y5 及びY8 はC1-4 アルコキ
シであり、あるいは(vi)Y5 及びY8 はC1-4 アル
コキシであり、Y7 はC1-4 アルキルアミド又はベンズ
アミドである)の残基、及び (b2 )上記の式D (式中、Y9 はC1-4 アルコキシ、C1-4 アルキル、C
1-4 アルキルアミド、C1-4 アルキルチオ、ベンズアミ
ド、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、スルホ、スルホンア
ミド、又はウレイドである)の残基、及び(c2 )8−
キノリルである。
【0033】製造された化合物の特性及び合成に基づけ
ば、R4 が以下の:3,4,5−トリメトキシフェニ
ル、3,4−ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキシ
フェニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、4−メ
トキシフェニル、4−アセトアミドフェニル、4−メチ
ルチオフェニル、4−カルボキシフェニル、4−ニトロ
フェニル、2−メトキシフェニル、2−メトキシ−4−
カルボキシフェニル、2,5−ジメトキシフェニル、
2,5−ジメトキシフェニル−4−ベンズアミドフェニ
ル、1−ナフチル、4−ニトロ−1−ナフチル、4−メ
トキシ−1−ナフチル、8−キノリル、2−メチル−4
−カルボキシフェニル、4−カルボメトキシフェニル、
4−シアノフェニル、及び4−シアノ−1−ナフチルか
ら選択されるのが更に好ましい。
【0034】新規のテトラゾリウム塩本発明はさらに、
以下の1ないし4群内の新規のテトラゾリウム塩を提供
する: 1群 式F:
【0035】
【化15】
【0036】(式中、R3 及びR4 は、上記のようなそ
れらの好ましい残基から選択される)の化合物。 2群 式G:
【0037】
【化16】
【0038】(式中、 (1)R6 、R7 、及びR8 はすべて水素であり、R5
はアルコキシ、アリールオキシ、アルキル、カルバモイ
ル、カルボアルコキシ、又はカルボキシであるか、ある
いは (2)R5 、R6 、及びR8 はすべて水素であり、R7
はアルコキシ、アリールオキシ、アルキル、アミド、ア
ルキルアミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリー
ルチオ、カルバモイル、カルボアルコキシ、シアノ、ハ
ロ、ヒドロキシ、スルホ、スルホンアミド、スルファモ
イル、トリアルキルアンモニオ、又はウレイドである
か、あるいは (3)R5 は水素であり、R6 、R7 及びR8 は独立し
てアルコキシ、アリールオキシ、又はアルキルである
か、あるいは (4)R6 及びR8 はいずれも水素であり、R5 はアル
コキシ、アリールオキシ、アルキル、カルバモイル、カ
ルボアルコキシ、又はカルボキシであり、R7はアルコ
キシ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキルア
ミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチオ、
カルバモイル、カルボアルコキシ、シアノ、ハロ、ヒド
ロキシル、スルホ、スルホンアミド、スルファモイル、
トリアルキルアンモニオ、又はウレイドであるか、ある
いは (5)R5 及びR6 は一緒になってベンゾ環を形成し、
7 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキル、アミ
ド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルチオ、
アリールチオ、カルバモイル、カルボアルコキシ、カル
ボキシ、シアノ、ハロ、水素、又はウレイドであり、R
8 は水素であるか、あるいは (6)R7 及びR8 は一緒になってベンゾ環を形成し、
5 及びR6 はいずれも水素であるか、あるいは (7)R6 及びR7 は一緒になってシクロヘキシル環を
形成し、R5 はアルキル、アルコキシ、ハロ、又は水素
であり、R8 は水素であって、そしてR3 及びR4 が上
記のようなそれらの好ましい残基から選択される化合
物。
【0039】最も好ましい化合物は、(i)R5 、R
6 、R7 、及びR8 のすべてが水素である、(ii)R
5 、R6 、及びR8 は水素であり、R7 はC1-4 アルコ
キシ(特に好ましい)、C1-4 アルキル、カルボキシ、
又はハロである、あるいは(iii)R5 及びR6 は一
緒になってベンゾ環を形成し、R7は水素又はC1-4 アR
>ルコキシであり、R8 は水素である化合物である。
【0040】3群 上記の式A(式中、(a)R1 はカルボ(C1-4 )アル
コキシであり、R2 はC1-4 アルキル又はクロロである
か、あるいは(b)R1 はC1-4 アルキル又はフェニル
であり、R2 はカルボ(C1-4 )アルコキシであるか、
あるいは(c)R1 はジ−又はトリ−フルオロメチルで
あり、R2 はクロロであって、R3 及びR4 は上記のよ
うなそれらの好ましい残基から選択される)の化合物。
最も好ましいのは、R1 がジ−又はトリフルオロメチル
であり、R2がクロロである化合物である。
【0041】4群 上記の式A(式中、 (i)R1 及びR2 の両方が非置換フェニルであるか、
又はアルコキシ、アリールオキシ、アルキル、アミド、
アルキルアミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリ
ールチオ、カルバモイル、カルボアルコキシ、カルボア
リールオキシ、カルボキシ、シアノ、ハロ、トリアルキ
ルアンモニオ、及びウレイドでパラ置換されるフェニル
であるか、あるいは (ii)R1 及びR2 の一方が非置換フェニルである
か、あるいはアルコキシ又はアリールオキシでパラ置換
されるフェニルであり、他方は水素である)の化合物。
【0042】この群の最も好ましい化合物は、R1 及び
2 の両方が非置換フェニルであるか、一方が非置換フ
ェニルであり、他方がC1-4 アルコキシでパラ置換され
るフェニルであるか、あるいはR1 が非置換フェニル、
又はC1-4 アルコキシ、C1- 4 アルキル、又はハロでパ
ラ置換されるフェニルであり、R2 が水素であるもので
ある。
【0043】好ましい新規の2−チアゾリルテトラゾリ
ウム塩指示試薬のさらなる記述は、本明細書とともに同
一日付けで提出された、それぞれ2−ベンゾチアゾリル
テトラゾリウム塩指示試薬、置換2−チアゾリルテトラ
ゾリウム塩指示試薬、及びフェニル置換2−チアゾリル
テトラゾリウム塩指示試薬という表題の、そして審理予
定番号MS−1634、MS−1635、及びMS−1
636により確認される共通に譲渡された米国特許出願
に見出される。
【0044】対陰イオン 対陰イオンの選択は、主として特定のテトラゾリウム塩
の安定性及び溶解性の考察に基づく。概して、塩化物、
臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、フルオロホウ酸塩、過塩素
酸塩、及び硫酸塩などの無機陰イオン;ならびに酢酸
塩、シュウ酸塩、酒石酸塩、及びアリールスルホン酸塩
(ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩)
などの有機陰イオンのような対陰イオンから選択され
る。
【0045】合成方法 テトラゾリウム塩は、文献で十分公知の方法によって合
成される(Hooper,W.D.,Rev.Pure
and Appl.Chem.,1969,19,2
21;Putter,R.,in Methoden
der Organischen Chemie,Ho
uben−Weyl−Muller 編,Thieme
Verlag:Stuttgart,1965,B
d.10/3,p.633;Nineham,A.W.
Chem.Rev.,1955,pp.355−48
3)。一般に、本発明のテトラゾリウム塩は、まず2−
ヒドラジノチアゾールをアルデヒドと反応させ、次にそ
の結果生じたヒドラゾンをジアゾ化アニリンで処理して
合成する。その結果生じたホルマザンを、次に十分公知
の方法によって酸化して、テトラゾリウム塩にする。そ
の結果として、合成は3つの主な出発原料、すなわちア
ルデヒド、アニリン、及び2−ヒドラジノチアゾールを
包含する。
【0046】
【化17】
【0047】2−ヒドラジノチアゾールの合成 本発明の1群化合物は、非置換2−ヒドラジノベンゾチ
アゾール(R1及びR2 は一緒になって非置換ベンゾ環
を形成する)から合成する。
【0048】2群化合物のための置換2−ヒドラジノベ
ンゾチアゾールは、まずチオシアン酸塩で1−ハロ−2
−ニトロアレン(1)を置換してニトロチオシアン酸塩
(2)を生成することによって該ハロゲン化物から合成
する。次にこれをスズのような還元剤で還元して、その
結果生じたアミノチオシアン酸塩(3)を環化して、2
−アミノベンゾチアゾール(4)にする。
【0049】
【化18】
【0050】アミンをチオシアノゲンで処理することに
よっても、同じアミノチオシアン酸塩(3)を合成し得
る(Metzger,J.V., Comprehen
sive Heterocyclic Chemist
ry,A.R.Katritzky,C.W.Rees
編;Peragamon:New York,198
4;Vol.6,Part 4b,p.324)。
【0051】
【化19】
【0052】次に、140℃でエチレングリコール中で
ヒドラジンを2−アミノベンゾチアゾール(4)と反応
させて、2−ヒドラジノベンゾチアゾール(5)を合成
する(Liu,K−C.,Shih,B−J.,Arc
h.Pharm.,1985,18,283)。
【0053】
【化20】
【0054】2−アミノベンゾチアゾール(4)のその
他の合成方法は、芳香族アミン(6)を無機酸及びチオ
シアン酸塩と反応させてチオウレア(8)を生成する
(Org.Synth.,Coll.Vol.IV,1
80)か、又は芳香族アミンをN−ベンゾイルチオシア
ン酸塩と反応させてN−ベンゾイルチオウレア(7)を
形成し、次いでベンゾイル基を加水分解してチオウレア
を生成する(Org.Synth.,Coll.Vo
l.III,635)。これらの文献には、チオウレア
のその他の合成方法も見出される。次に、これらのチオ
ウレアを臭素のような試薬で酸化して、2−アミノベン
ゾチアゾールを生成する(Bhargave,P.N.
Baliga B.T.,J.Ind.Chem.,1
958,5,807)。
【0055】
【化21】
【0056】本発明の種々の種類の3群化合物に必要な
2−ヒドラジノベンゾチアゾリルは、以下のようにして
合成する。
【0057】既知の2−クロロ−4−メチルチアゾール
(J.Chem.Soc.1919,pp.1071−
1090)を100℃で塩素化すると、主として2,5
−ジクロロ−4−ジクロロメチルチアゾール(14)が
生じ、160℃では2,5−ジクロロ−4−トリクロロ
メチルチアゾール(9)が生じる。
【0058】4−カルボアルコキシ−5−クロロチアゾ
ールは、4−トリクロロメチル−2,5−ジクロロチア
ゾール(9)を加水分解してカルボン酸(10)とする
ことにより合成する(欧州特許公告第348,735
号)。塩化チオニルのような試薬で処理すると、酸塩化
物を生じ、それはアルコール又はアミンと反応して、4
−カルボアルコキシ(11)又はN−アルキルカルバモ
イル(12)チアゾールを生じる。4−カルバモイル−
2,5−ジクロロチアゾールの脱水は、文献で十分公知
の方法により達成されて、4−シアノ−2,5−ジクロ
ロチアゾール(13)を生じる(March,J.Ad
vanced OrganicChemistry T
hird Edition;John Wiley a
nd Sons:New York,1985,pp.
932−933)。
【0059】
【化22】
【0060】4−ジ及びトリフルオロメチル−5−クロ
ロ−2−ヒドラジノチアゾールの合成には、それぞれ中
間物質4−ジクロロメチル−2,5−ジクロロチアゾー
ル(14)及びトリクロロメチル化合物(9)を用い
る。各々をフッ化水素で処理すると、フルオロメチル化
合物(15及び16)が生じ、これをヒドラジンに暴露
すると2−ヒドラジン誘導体が生じる。
【0061】
【化23】
【0062】チアゾール、4−アルキル又はアリール−
5−カルボアルコキシ、アミド、あるいはシアノ−2−
置換チアゾールは、適切なβ−ケトエステルをハロゲン
化し、それをチオウレア又はチオセミカルバゾンと反応
させることによって合成する(Metzger.J.
V., Comprehensive Heteroc
yclic Chemistry,Katritzk
y,A.R.,Rees,C.W.編;Peragam
on:New York,1985;vol.6,Pa
rt 4 p.297;Beyer,H.,Bulk
a,E.,Z.Chem.,1962,2,321−3
28)。
【0063】
【化24】
【0064】上記の模式図(式中、R1 は水素であり、
2 はアリールである)中のチアゾールは、適切なα−
ハロアセトフェノン(R1 =H、及びR2 =アリール)
から合成することができる。
【0065】4群化合物の場合、必要な出発原料は、以
下のように合成する:
【0066】2つの方法により4,5−ジフェニル−2
−ヒドラジノチアゾールを合成する。1つは、まず2つ
のアルデヒド間にベンゾイン縮合(17)物質を形成す
ることによるものである(Ide,W.S.,Buc
k,J.S.,Org.React.,1948,Vo
l.4,269)。この方法で得られないベンゾイン
は、フェニル置換”アシル陰イオン等価物”と別のアル
デヒドを縮合し、その後カルボニル保護基を除去するこ
とにより合成する(Bertz,S.,J.Chem.
Soc.,Chem.Comm.,1980,17,8
31)。特定の例としては、金属化したO−トリメチル
シリルシアノヒドリン(19)とアリールアルデヒドと
の縮合がある。この物質(20)を、酢酸水溶液を用い
て脱保護化して、ベンゾイン物質(17)を生じる。
【0067】
【化25】
【0068】次に、ベンゾイン物質を、塩化チオニルの
ような慣用試薬を用いてハロゲン化物(18)に変換し
て、α−ハロケトン(18)を生成し、これをチオウレ
アと反応させて4,5−ジフェニル−2−アミノチアゾ
ールを生成する(Traumann,V.,Liebi
gs Ann.Chem.,1888,250,31;
Dodson ら,J.Am.Chem.Soc.,1
945,67,2442)。これらを、ベンゾ化合物の
実施例に関して記載されているように、ヒドラジンを用
いて2−ヒドラジノ化合物に変換し得る。
【0069】同じα−ハロケトンは、チオシアン酸塩と
反応して、α−チオシアノケトン(21)を生じ、それ
は容易に環化される。たとえば、塩化水素ガスと反応さ
せた場合、2−クロロチアゾール(22)が得られる
が、これはヒドラジンと反応して2−ヒドラジノチアゾ
ールを生じる。
【0070】
【化26】
【0071】あるいは、α−ハロケトンは、ハロケトン
をN−アリールチオセミカルバゾン(23)で処理する
ことにより、必要なヒドラゾン(24)を直接生成する
ために用い得る(John,S.,Schaks,
A.,Hartung,S.,Scharf,K.−
D.及び Nover,L.,Pharmazie,1
979,34,790)。
【0072】
【化27】
【0073】アルデヒドの合成 アルデヒドは、市販品を購入するか、あるいは当業者に
よく知られた方法で合成することもできる。
【0074】たとえば、アリールメタンのベンジル酸化
(March,J.,Advances Organi
c Chemistry Third Editio
n;John Wiley and Sons:New
York,1985;p.1079)、アリール酸塩
化物(同書 p.396)、又はアリール酸誘導体の還
元(Larock,R.C.,Comprehensi
ve OrganicTransformation
s;VCH:New York,1989;pp.60
4−605)により、アルデヒドを合成する。
【0075】アルデヒドを合成するために、アリールハ
ロゲン化物を用いてもよい。この方法では、金属転位反
応は、アルデヒドを生成するために、種々の試薬、例え
ばジメチルホルムアミドで処理できるアリール金属種を
生じる(同書 p.681−683)。
【0076】前述のアリールアルデヒド、酸、メタン、
及びハロゲン化合物は、テトラゾリウム塩に転換される
前に種々の官能基で誘導される。これは、芳香族求核性
置換(March,J.,Advances Orga
nic ChemistryThird Editio
n;John Wiley and Sons:New
York,1985;pp.576−607)、芳香
族求電子性置換(同書 pp.447−511)、又は
ヘテロ原子向性金属化反応(Gschwend,H.
W.,Rodriguez,H,R., Organi
c Reactions,John Wiley an
d Sons:New York,1979;Vol.
26,1)によって達成される。
【0077】テトラゾリウム塩のアルデヒド部分がフェ
ノール又はアミンを含有する場合は、この基は、これら
とテトラゾリウム塩を合成するために用いられるジアゾ
化アニリン又は酸化剤との間の反応が起きないよう、保
護されねばならない。
【0078】これは、酢酸塩としてヒドロキシアリール
アルデヒドを保護し、ホルマザンを生成するための一連
の反応を実施し、ついでpH10で酢酸塩を加水分解す
ることによって達成される。pH5に酸性化し、ついで
濾過すると、所望のホルマザンが生じる。
【0079】テトラゾリウム塩の合成に際して、その結
果生じたホルマザンを酸化剤と反応させる場合は、フェ
ノールをジヒドロピランのような酸性で不安定な基によ
って保護し(Greene,T.W.,Protect
ive Groups inOrganic Synt
hesis,John Wiley and Son
s:New York;1981,pp.87−11
3)、これを酸性条件下でテトラゾリウム塩を攪拌する
ことにより除去する。
【0080】同様に、アルデヒド部分におけるアミン
は、それらの反応を阻止するために保護されねばならな
い。これは、酸性で不安定なカルバミド酸塩を用いるこ
とによって、最もよく成し遂げられ(同書 pp.21
8−247)、そのカルバミド酸塩は、酸性条件下でテ
トラゾリウム塩を攪拌することにより、後に除去され
る。
【0081】アリールアミンの合成 アリールアミンは、対応するニトロ又はアジド化合物の
還元(Larock,P.C.,Comprehens
ive Organic Transformatio
ns;VCH:New York,1989;pp.4
12−415又は409−410)、アリール金属化合
物と求電子性窒素試薬間との反応(同書pp.399−
400)、又はアシルアジド又は酸化アミドの転位(同
書 pp.431−432)により合成する。
【0082】アルデヒドの場合と同様に、求電子性及び
求核性の芳香族置換を用いて、異なる官能基をアリール
アミン又は合成前駆体に導入することができる。
【0083】
【発明の効果】
分析方法 本発明は、本明細書に記載された2−チアゾリルテトラ
ゾリウム塩指示試薬が、約600nmを超えるその反射
スペクトルにおいて広範なプラトーを示す、という所見
を利用する。本発明の最も好ましい指示試薬化合物は、
約650nmを超えるプラトーを有する(すなわち、最
も平坦な約50nm幅部分が640〜660nmで始ま
る)。このような反射率プラトーは、試薬ストリップか
らの反射率の測定を基準にした分析試験の精度を改良す
る。
【0084】試薬ストリップは、当該分析対象物を含有
する液体試験試料と接触させると反応して変色する試験
組成物を包含する固体担体マトリックスからなる分析具
として、当業界で公知である。このような試験組成物
は、本発明の場合、(a)分析対象物と反応して還元物
質を生じる単数又は複数の試薬、及び(b)このような
還元物質により還元されて色原性ホルマザン染料物質を
生じ得る、本明細書に記載されているような2−チアゾ
リルテトラゾリウム塩を包含する。このような試薬スト
リップの呈色応答は、肉眼で観察されて半定量的値を示
すが、しかしながら、定量的結果は、あらかじめ確定さ
れた波長で担体マトリックスの反射率を測定することに
よって得られる。このような測定は、反応した担体マト
リックスを光源で照射し、検出器要素で反射光を測定す
ることにより、担体マトリックスの反射率を検知するこ
とを含む。
【0085】反射率プラトーを有するテトラゾリウム塩
指示試薬の所見を用いると、その光学系(光源、検出器
要素、スペクトル制御要素、たとえばフィルター、及び
その他の部分の組合)の中心波長のばらつきを受けやす
い計器を用いて試薬ストリップからの反射率を読み取る
場合に、特に有益である。光学系の中心波長のばらつき
は、種々の因子、たとえば主照明光源又はフィルターの
ようなスペクトル制御要素の中心波長のばらつきによっ
て引き起こされる。たとえば、光源として発光ダイオー
ド(LED)を用いると、放射される光の波長は、一般
にひとつの計器内では±4nm変化し、製造のばらつき
のために、異なる計器のLED間では±8nmまで変化
する。さらに、LEDは温度効果によっても、同様に中
心波長の変化を受けやすい。広帯光源をフィルターとと
もに用いて中心波長のスペクトル制御を提供する場合、
ひとつの計器内のばらつきは一般に1nm以下である
が、しかしながら計器間では、ばらつきは±6nmとい
う高さである。したがって、本発明は、計器中の検出要
素に反応する光の中心波長が約±5nmの範囲のばらつ
きを受ける場合に適用可能である。
【0086】本発明に用いるための試薬ストリップを製
造する場合、担体マトリックスの選択、分析対象物と反
応して還元物質を生じる試験試薬、及びこのような試薬
及びテトラゾリウム指示試薬が担体マトリックスに包含
される方法は、試薬ストリップの当業界には十分公知で
ある。ちょうど2〜3の実施例を詳述するために、一般
的担体マトリックスは多孔性かつ吸収性の紙、布、ガラ
ス繊維フィルター、重合性膜及びフィルム等である。組
込み方法には、1つ又はそれ以上の工程での、溶液、懸
濁液、又はその他の液体形態の試験組成物による形成さ
れた担体マトリックスの含浸、その後のマトリックスの
乾燥;たとえば、フィルム又は膜形成処方物の溶液の注
ぎ込み又は層形成による、試験組成物の1つ又はそれ以
上の成分の存在下でのマトリックスの形成が含まれる。
【0087】試薬ストリップに包含される試験試薬に関
しては、本発明のテトラゾリウム塩はNADHの検出に
特に有益である。NADHは種々の生化学物質に特異的
な酵素触媒検出反応で生成されるため、本化合物は、グ
ルコース及びコレステロールの測定におけるような医学
的診断試験に特に有用である。しかしながら、概して、
NADHのみならずその他の還元物質、たとえば硫化水
素ガス、ジボラン、水素化ヒ素、又は水素化リンも、検
出可能である。
【0088】
【実施例】以下の実施例で本発明をさらに説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0089】A.化合物合成 ヒドラゾンの合成 125mlの無水エタノール中の25mmolの適切なア
ルデヒド及び25mmolの適切なヒドラジンのスラリ
ーを、3時間還流した。ソックレー抽出器中で、モレキ
ュラーシーブ3Aを用いて水を除去した。混合液を室温
に冷却し、次いで濾過して、ヒドラゾンを生成した。
【0090】ホルマザンの合成 60mlの3N HCl中の8.5mmolのアミンのス
ラリー又は溶液を5℃に冷却することにより、まずジア
ゾニウム塩を合成した。次に、5mlの水に溶解した亜硝
酸ナトリウム(0.70g、10.15mmol)を滴
下した。30分攪拌後、混合液を、120mlの1:1
(容量比)DMF−ピリジン混液に溶解した8.5mm
olのヒドラゾンの冷(−25℃)混合液に滴下した。
反応は、滴下中は−15℃より高温にしない。2時間の
攪拌を行いつつ、その混合液を室温まで加温した。濾過
により、黒色固体としてホルマザンを生じた。不純物
は、メタノールで何度も洗浄するか、又はメタノールに
溶解した固体を還流し、熱い間に濾過することにより除
去することができた。
【0091】テトラゾリウム塩の合成 1.5mmolのホルマザンのスラリーを、20mlの酢
酸及び4mlの亜硝酸イソアミルとともに16〜48時間
攪拌した。次に、その混合液を濾過して、テトラゾリウ
ム塩を得た。その塩が沈殿しない場合は、エテールで希
釈すると沈殿を生じた。
【0092】2,5−ジクロロ−4−ジクロロメチルチ
アゾール 最初は80℃で、発熱反応が徐々に終了した後は100
℃で、約100時間、5888g(42.9mol)9
7.3%2−クロロ−4−メチル−チアゾール中に、塩
素を激しく流し込んだ(J.Chem.Soc.191
9,pp.1071−1090)。室温に冷却して一夜
放置後、生じた2,5−ジクロロ−4−ジクロロメチル
チアゾールの結晶沈殿物を濾し取り、セラミッククレー
上で脱水した。収量3907g(理論値の38.4
%)。
【0093】塩素化混合液の液体画分を、2mの充填カ
ラム中で分別蒸留した。101〜103℃/6mbar
で得られた蒸留物の大部分を結晶化し、ついでセラミッ
ククレー上で脱水した。分別蒸留による2,5−ジクロ
ロ−4−ジクロロメチルチアゾールの収量:2733g
(理論値の26.9%)。
【0094】総収量6640g(理論値の65.3
%)。融点42〜44℃(石油エーテルから再結晶
化)。1 H−NMR(CDCl3 中):δ=6.78ppm.
【0095】2,5−ジクロロ−4−トリクロロメチル
チアゾール 攪拌器、温度計、還流冷却器及びガス導入管を装備した
三つ口フラスコ中で、1093g(8.19mol)の
2−クロロ−4−メチルチアゾールと4リットルの塩化
メチレンの混合液に、室温で塩素ガスを通しはじめた。
発熱反応が止んだ後、塩素を持続的に導入しながら徐々
に温度を上げて、塩化メチレンを留去した;溶融液を約
160℃まで徐々に加熱した。約160℃で、ガスクロ
マトグラムがほとんど専ら所望の化合物2,5−ジクロ
ロ−4−トリクロロメチルチアゾールを示すまで、余剰
の塩素ガスの大部分(漏出ガスのかすかに緑がかった色
で認知できる)を発泡させた。塩素化の総持続時間は4
0〜50時間であった。
【0096】14mbarで150℃の頭頂温度までの
粗蒸留により、約95%の純度の2,5−ジクロロ−4
−トリクロロメチルチアゾール2057gが生じたが、
これは純生成物における理論収量の88%に相当する。
銀被覆220cm充填カラムによる精密蒸留で、2,5
−ジクロロ−4−トリクロロメチルチアゾールが得られ
た。16mbarでの沸点は123〜125℃であっ
た。
【0097】2,5−ジクロロ−4−ジフルオロメチル
チアゾール 1010g(4.26mol)の2,5−ジクロロ−4
−ジクロロメチルチアゾールを、VAオートクレーブ
中、145℃/25barで、1500mlの無水フッ
化水素酸によりフッ素化した。生成したHClを連続的
に除去した。反応終了時に、室温、真空下で、余剰のフ
ッ化水素酸を吸引除去した。残渣を氷水中に注ぎ、ジク
ロロメタン中に取り出して、硫酸ナトリウム上で脱水
し、蒸留した。収量は753g(理論値の86.6%)
の2,5−ジクロロ−4−ジフルオロメチルチアゾール
であった。融点74〜75℃/18mbar;nD 20
1.5171。
【0098】2,5−ジクロロ−4−トリフルオロメチ
ルチアゾール 750g(2.76mol)の2,5−ジクロロ−4−
トリクロロメチルチアゾールを、130℃/19〜20
barのVAオートクレーブ中で、100ml無水フッ
化水素酸でフッ素化した。生成したHClを絶えず除去
した。反応終了時に室温、真空下で、余剰のフッ化水素
酸を吸引除去した。残渣を氷水に注ぎ入れ、ジクロロメ
タン中に取り出して、硫酸ナトリウム上で脱水し、蒸留
した。
【0099】収量は570g(理論値の93%)の2,
5−ジクロロ−4−トリフルオロメチルチアゾールであ
った。融点164℃;nD 20 =1.4774。
【0100】5−クロロ−2−ヒドラジノ−4−トリフ
ルオロメチルチアゾール 75g(1.5mol)のヒドラジン水和物を、25℃
の反応温度を超えないような速度で、111g(0.5
mol)の2,5−ジクロロ−4−トリフルオロメチル
チアゾール及び500ジオキサンの混合物に添加した。
室温でさらに20時間攪拌後、反応混合液を2.5リッ
トル氷水中で攪拌した。ついで濾別し、残渣を水で洗浄
して、脱水した。
【0101】収量は87.3g(理論値の80.3%)
の5−クロロ−2−ヒドラジノ−4−トリフルオロメチ
ルチアゾールであった。融点136〜137℃。
【0102】5−クロロ−2−ヒドラジノ−4−ジフル
オロメチルチアゾール5−クロロ−2−ヒドラジノ−4
−トリフルオロメチルチアゾールと同様に、2,5−ジ
クロロ−4−ジフルオロメチルチアゾールから5−クロ
ロ−2−ヒドラジノ−4−トリフルオロメチルチアゾー
ルが、収率51.3%で得られた。融点132℃(分
解)(シクロヘキサンからの再結晶化後)。
【0103】少量の化合物が、70℃/0.1mbar
で昇華された。
【0104】B.試薬ストリップの調製 各指示試薬を試薬ストリップに含浸し、既知量のグルコ
ース、コレステロール、又はNADHを含有する溶液で
試験した。試薬ストリップは、単一の試薬パッドが付着
するポリスチレンハンドルからなる。試薬パッドは0.
2x0.2インチ四方で、適切な分析対象物を含有する
試料のアリコートを用いた場合に計器で読み取れる変色
をさせる試薬を含有する。乾相試薬パッドは、実施例の
ようにセルロース繊維又はナイロン膜から成る固体支持
体である。試薬パッドをまず、メタノールのような溶剤
に溶解した当該テトラゾリウム塩(0.8M/リット
ル)及び洗剤(0.3%)の溶液で含浸した。試薬パッ
ドに含浸される第二溶液は、以下の成分を含有した:
【0105】
【表1】
【0106】0〜33mM/リットルの少なくとも5つ
の異なる分析対象物濃度を有する約0.01mlのいく
つかの試験溶液(血清、血漿、水溶液)を、乾燥試薬パ
ッドの中央に塗布した。約60秒の遅滞時間後、各指示
試薬の反射スペクトルを、400〜1100nmの波長
範囲にわたって、5nm増分で測定した。
【0107】C.実用性データ 以下は、本発明の種々の合成されたテトラゾリウム塩に
固有のスペクトル及びその他の分析データの表である。
化合物は、それらのベンゾチアゾリル残基の形態によ
り、ついでそれらのR4 置換基により、最後にそれらの
3 置換基によって、順にまとめられている。たとえ
ば、示された最初の化合物は、A.1.a)であり、A
式(式中、R1 及びR2 は一緒になって非置換ベンゾチ
アゾリル環を形成し、R4 は4−ニトロフェニルであ
り、R3 は4−アセトアミドフェニルである)を有し;
第二の化合物A.1.b)は、化合物A.1.a)と同
じR1 、R2 、及びR4 置換基を有するが、しかしR3
はフェニルである;等。
【0108】テトラゾリウム塩の反射スペクトルは、そ
れらが観察又は測定される周囲の状況によるものと理解
される。個々のテトラゾリウム塩を比較するために、以
下のデータは600nmより大きい波長での反射スペク
トルの最も平坦な部分の相対的扁平度の測定値を含み、
スペクトルは上記のパートBに記載されたように調製さ
れたグルコース又はコレステロール試薬ストリップを用
いて発生される。スペクトルの相対的扁平度は、下記の
ように検出された分析対象物のレベルに関して標準化さ
れるK/S単位のデータで表される。
【0109】K/Sは、式:(1−R)2 /2R(式
中、Rは計器で読み取る反射率単位である)で定義され
る。K/Sのパーセント変化(百分率で表される)は、
50nmの範囲にわたる変化を、このような範囲での高
及び低K/S値の平均で割った値である。
【0110】本化合物のプラトー特性は、本発明の目的
に関しては、約600nmを超える波長で始まる30〜
50nm波長スパンにわたる約17%未満の反射スペク
トルのパーセント変化(上記の段落に記載されているよ
うなK/Sにより表される)と理解されるべきである。
最も好ましいのは、テトラゾリウム塩指示試薬が50n
m波長スパンにわたって約5%又はそれ未満のK/Sの
パーセント変化を示すものである。
【0111】図面を参照すると、図1〜4は、グルコー
スの種々の濃度で、従来技術のテトラゾリウム塩IN
T、MTT、NBT、及びUSSRを還元した場合に生
じるホルマザンの反射スペクトルを示す。比較のため
に、図5〜16は、本発明の選択された化合物に関する
対応スペクトルを示す。本化合物からのホルマザンのス
ペクトルにおけるプラトーの存在、及び従来の技術から
のホルマザンの場合のその不在は、容易に明らかであ
る。
【0112】上記の4つの従来技術の化合物は、以下の
ように650〜700nmの波長範囲にわたるK/Sの
パーセント変化を示す: INT 71% MTT 178% NBT 73% USSR 28%
【0113】ホルマザンに関するパーセントK/Sが低
いほど、テトラゾリウム塩は反射率の測定に、それゆえ
分析対象物濃度の測定に用いる光学系の中心波長のばら
つきに、より多く対応できる。
【0114】以下の非標準的略語を、以後の文中に用い
る: ”UV” − ホルマザンのUV反射スペクトルの最大
反射率ピークの波長(nm)。吸光係数及び測定中に用
いる溶剤は、括弧内に示される。 ”nm” − 50nm波長スパンにわたるホルマザン
の反射スペクトルの最も扁平な部分の位置(開始及び収
量波長(nm)で表される)。 ”K/S” − 反射スペクトルの上記の最も平坦な5
0nm部分のK/Sにおけるパーセント変化。反射スペ
クトルを生じるために用いられる分析対象物の濃度は、
括弧内に示される。Mmolは、mmol/リットルで
の濃度を示す。
【0115】以下は、反射スペクトルが図面の図5〜1
6に示される化合物の一覧である。以下の表中のそれら
の簡略参照番号及び所在は、化合物名の前の大括弧中に
示される。 [MBL10][A−2−6] 2−(ベンゾチアゾー
ル−2−イル)−3−(4−メトキシフェニル)−5−
フェニルテトラゾリウム塩 [HTC15][B−6−a] 2−(6−エトキシベ
ンゾチアゾール−2−イル)−3−(1−ナフチル)−
5−(4−アセトアミドフェニル)テトラゾリウム塩 [LNH82][G−1−a] 2−(ナフト[1,2
−d]チアゾール−2−イル)−3−(2−メトキシ−
4−カルボキシフェニル)−5−(3,4−メチレンジ
オキシフェニル)テトラゾリウム塩 [HTC57][G−17−a] 2−(ナフト[1,
2−d]チアゾール−2−イル)−3−(4−カルボキ
シフェニル)−5−(4−アセトアミドフェニル)テト
ラゾリウム塩 [HTC42][G−23−a] 2−(ナフト[1,
2−d]チアゾール−2−イル)−3−(4−メチルチ
オフェニル)−5−(4−アセトアミドフェニル)テト
ラゾリウム塩 [HTC41][H−1−a] 2−(8−メトキシナ
フト[1,2−d]チアゾール−2−イル)−3−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5−(4−メ
トキシフェニル)テトラゾリウム塩 [LNH50][I−1−a] 2−(4−ジフルオロ
メチル−5−クロロチアゾール−2−イル)−3−(4
−メトキシフェニル)−5−[4−(2−(2−(2−
エトキシ)エトキシ)エトキシ)フェニル]テトラゾリ
ウム塩 [KJE1667][I−1−d] 2−(4−ジフル
オロメチル−5−クロロチアゾール−2−イル)−3−
(4−メトキシフェニル)−5−(3,4−メチレンジ
オキシフェニル)テトラゾリウム塩 [KJE1745][I−2−a] 2−(4−ジフル
オロメチル−5−クロロチアゾール−2−イル)−3−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5−(3,4
−メチレンジオキシフェニル)テトラゾリウム塩 [HTC45][I−9−a] 2−(4−ジフルオロ
メチル−5−クロロチアゾール−2−イル)−3−(2
−メトキシフェニル)−5−(3,4−メチレンジオキ
シフェニル)テトラゾリウム塩 [KJE1689][J−4−a] 2−(4−トリフ
ルオロメチル−5−クロロチアゾール−2−イル)−3
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5−(3,
4−メチレンジオキシフェニル)テトラゾリウム塩 [KJE1264][Q−1−a] 2−(4,5−ビ
ス(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)−
3−(4−カルボキシフェニル)−5−(2−チエニ
ル)テトラゾリウム塩
【0116】 表 A.ベンゾチアゾール−2−イル 1. R4 =4−ニトロフェニル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:478nm(7.8x103 ,ジオキサン) nm:620−670nm;K/S:9%(11.1m
mol) IR(KBr):3441,1691,1684,16
14,1600,1535,1486,1460,14
25,1385,1318,1262,1183,97
9,853cm-1 NMR(300NHz,CDCl3 ): δ 8:67(d,2H,J=8.9Hz,ArNO2
H),8.33(d,2H,J=9.0Hz),8.
36(d,2H,J=9.3Hz,ArH),8.37
−8.41(m,1H,ArH),7.99(d,2
H,J=8.7Hz,ArH),7.96−7.99
(m,1H,ベンゾチアゾールH),7.67−7.7
8(m,3H,ベンゾチアゾールH). 質量スペクトル FAB m/e:120(81.
1),162(100) b)R3 =フェニル UV:540nm(4.79x103 ,ジオキサン); c)R3 =フェニル UV:576nm(3.89x103 ,ジオキサン); nm:650−700nm;K/S:7.5%(11.
1mmol) d)R3 =4−ニトロスチリル UV:512nm(11.2x103 ,ジオキサン); e)R3 =4−メトキシスチリル UV:514nm(7.17x103 ,ジオキサン); f)R3 =4−ニトロフェニル UV:542nm(2.1x103 ,ジオキサン); g)R3 =4−フェニルフェニル UV:558nm(14.1x103 ,ジオキサン); h)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:584nm(4.8x103 ,ジオキサン); nm:570−620nm;K/S:16%(9.1m
mol) i)R3 =4−フェノキシフェニル UV:564nm(10.3x103 ,ジオキサン); j)R3 =2−チエニル UV:566nm(6.3x103 ,ジオキサン); k)R3 =5−ニトロ−2−チエニル UV:514nm(15.2x103 ,ジオキサン); l)R3 =3,4−ジメトキシフェニル UV:588nm(2.3x103 ,ジオキサン); nm:600−650nm;K/S:14%(11.1
mmol) m)R3 =4−ピリジル UV:516nm(8.6x103 ,ジオキサン); n)R3 =5−ブロモ−2−チエニル UV:518nm(6.1x103 ,ジオキサン); o)R3 =3−チエニル UV:512nm(7.5x103 ,ジオキサン); p)R3 =2−ピリジル UV:478nm(9.6x103 ,ジオキサン); q)R3 =4−フルオロフェニル UV:546nm(2.96x103 ,ジオキサン); r)R3 =4−ヒドロキシフェニル UV:582nm(1.0x103 ,ジオキサン); s)R3 =3,4,5−トリメトキシフェニル UV:578nm(1.0x103 ,ジオキサン);n
m:560−610nm;K/S:10%(11.1m
mol) t)R3 =4−(メチルチオ)フェニル UV:576nm(1.5x103 ,ジオキサン); u)R3 =1,4−ベンゾジオキシル UV:582nm(4.8x103 ,ジオキサン);
【0117】2. R4 =4−メトキシフェニル a)R3 =フェニル UV:468nm(14.5x103 ,ジオキサン),
476nm(水) nm:625−675nm;K/S:15%(22mm
ol) b)R3 =アセトアミドフェニル(MBL10) nm:665−715nm;K/S:10%(33mm
ol)
【0118】3. R4 =4−メトキシ−1−ナフチル a)R3 =フェニル UV:504nm(7.8x103 ,ジオキサン),4
95nm(水)
【0119】4. R4 =4−ブロモフェニル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:480nm(7.7x103 ,ジオキサン)
【0120】B.6−エトキシベンゾチアゾール−2−
イル 1. R4 =4−ニトロフェニル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:598nm(3.2x103 ,ジオキサン) nm:625−675nm;K/S:9%(14mmo
l) IR(KBr):3447,1601,1535,14
59,1255,1183,853cm-1 NMR(CDCl3 ):δ 8:42−8.70(5
H),8.16−8.32(2H),8.03−8.1
2(1H),7.69−7.84(2H),7.16−
7.27(1Hベンゾチアゾール),4.18(q,2
H,J=6.9Hz),2.56(q,2H,J=7.
4Hz).1.46(t,3H,J=6.9Hz),
1.17(t,3H,J=7.4Hz) b)R3 =4−ヒドロキシフェニル UV:601nm(13x103 ,ジオキサン); c)R3 =4−(2,3−ジヒドロキシプロピルチオ)
フェニル UV:604nm(8.4x103 ,ジオキサン); d)R3 =4−(トリメチルアンモニウム)フェニル UV:604nm(5.0x103 ,ジオキサン); nm:540−590nm;K/S:15%(11.1
mmol)
【0121】2. R4 =フェニル a)R3 =4−(ジヒドロキシプロピルチオ)フェニル UV:530nm(1.0x103 ,ジオキサン) b)R3 =4−(トリメチルアンモニウム)フェニル UV:530nm(8.3x103 ,ジオキサン) c)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:545nm(水) nm:620−670nm;K/S:18%(11.1
mmol)
【0122】3. R4 =4−ニトロ−1−ナフチル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:612nm(3.4x103 ,ジオキサン) nm:675−725nm;K/S:5%(14.1m
mol) b)R3 =(4−トリメチルアンモニウム)フェニル UV:634nm(4.6x103 ,ジオキサン) nm:640−690nm;K/S:15%(11.1
mmol)
【0123】4. R4 =8−キノリル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:628nm(12.1x103 ,420) nm:650−700nm;K/S:8%(8.1mm
ol) IR(KBr):3436,1684,1600,15
31,1458,1423,1385,1318,12
58,959,939,834cm-1 NMR(DMSO−d6 ):δ 10.8(s,1H,
NH),8.67−8.83(m,3H),8.34
(d,24,J=8.8Hz,pH),8.11(t,
1H,J=7.8Hz),8.04(d,2H,J=
8.8Hz,pH),7.87(d,1H,J=2.5
Hz),7.74(dd,1H,J=8.4Hz,4.
3Hz).7.46(1H,J=9.1Hz),7.1
2(dd,1H,J=9.0Hz,2.6Hz),4.
10(q,2H,J=7.0Hz,−CH2 −Me),
2.26(s,34,CH3 −CO),1.35(t,
3H,J=7.0Hz,Me). 質量スペクトル(FAB)m/e:508(M+ −1,
18.7),353(24.1),128(100)
【0124】5. R4 =3,4−メチレンジオキシフ
ェニル a)R3 =4−メチレンジオキシフェニル UV:504nm(ε5.9x103 ,ジオキサン) nm:670−720nm;K/S:14%(11.1
mmol) IR(KBr):3465,1602,1540,15
01,1462,1384,1254,1179,11
17,1037,932,813cm-1 NMR(300MHz,DMSO−d6 ):δ 8.0
1(d,1H,J=9.08),7.93(dd,1
H,J=8.14Hz,1.79Hz),7.92
(d,1H,J=2.46Hz),7.53−7.61
(m,2H),7.26−7.36(m,3H),6.
34(s,2H,−OCH2 O−),6.26(s,2
H,−OCH2 O−),4.17(q,2H,J=6.
99Hz,−CH2 CH3 ),1.40(t,3H,J
=6.94Hz,−CH2 CH3). 質量スペクトル(FAB)m/e:93.1(10
0),185.2(27.8),340(16.9),
448(3.0,M+ −1),489(1.4,M
+ ),490(7.6,M+ +1).
【0125】6. R4 =1−ナフチル a)R3 =4−アセトアミドフェニル(HTC15) UV:532nm(13x103 ,ジオキサン) 632nm(水) nm:660−710nm;K/S:3%(11.1m
mol)1 HNMR(300MHz,80:20 CD
Cl3 /DMSO−d6): 10.35(s,1H),8.40(d,J=8,1
H),8.28(m,2H),8.17(d,J=8,
1H),8.03(d,J=8.5,2H),7.95
(d,J=8,1H),7.8−7.6(m,3H),
7.58(d,J=7.5,1H),7.45(d,J
=9,1H),7.08(dd,J=2.59,9,1
H),4.13(q,J=7,2H),2.2(s,3
H),1.43(t,J=7,3H). b)R3 =4−ニトロフェニル(HTC15) UV:600nm(8.4x103 ,ジオキサン) 620nm(水) nm:645−695nm;K/S:7%(9.4mm
ol)
【0126】7.R4 =2−メチル−4−カルボキシフ
ェニル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:600−630nm(11x103 ,ジオキサ
ン) nm:615−665nm;K/S:5%(11.1m
mol)
【0127】8.R4 =4−カルボキシフェニル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:592nm(9.5x103 ,ジオキサン) 610nm(水) nm:615−665nm;K/S:2%(8.1mm
ol)
【0128】9.R4 =4−メトキシフェニル a)R3 =フェニル UV:488nm(14.5x103 ,ジオキサン)
【0129】10.R4 =4−クロロ−1−ナフチル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:600nm(水) nm:610−660nm;K/S:3%(8.3mm
ol)
【0130】11.R4 =4−シアノ−1−ナフチル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:632nm(9.1x103 ,ジオキサン) 606nm(水) nm:625−675nm;K/S:11%(8.3m
mol)
【0131】C.(5,6,7,8)−テトラヒドロナ
フト[2,3−d]チアゾール−2−イル 1. R4 =4−ニトロナフチル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:624nm(5.1x103 ,ジオキサン) nm:635−685nm;K/S:14%(14mm
ol) IR(KBr):1635,1540,1500,14
70,1440,1390,1260,1120,10
40,920cm-1 NMR(300MHz,CDCl3 ):δ 8.99−
9.12(m,1H,ナフタレン),8.60(d,1
H,J=8.6Hz),8.25(d,1H,J=4.
9Hz,ナフタレン),7.72−7.94(m,6
H,ナフタレン及びベンゾチアゾール),7.55
(d,2H,J=8.0Hz,PhNHAC),7.1
2−7.23(m,2H,ナフタレン),7.01
(d,2H,J=8.4Hz,PhNHAC),2.7
0−2.90(br S,4H,−CH2 −),1.8
0−2.95(m,7H,CH3 CO−及び−CH2
−). 質量スペクトル(E2)m/e:121(22.4),
149(100),165(34.7),164(2
0.7),205(26.2),349(M+ −1−C
102 NO2 ,12.1). 質量スペクトル(FAB)m/e:350(M+ −C10
2 NO2 ,100). b)R3 =4−メトキシフェニル UV:590nm(9.0x103 ,ジオキサン); nm:640−690nm;K/S:7.1%(14m
mol) c)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:626nm(1.2x103 ,ジオキサン); nm:660−710nm;K/S:5%(9.1mm
ol) d)R3 =4−フルオロフェニル UV:612nm(3.4x103 ,ジオキサン); nm:625−675nm;K/S:8.5%(14m
mol)
【0132】2. R4 =4−ニトロフェニル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:596nm(2.0x103 ,ジオキサン) nm:640−690nm;K/S:16%(14mm
ol) b)R3 =4−メトキシフェニル UV:590nm(9.0x103 ,ジオキサン) nm:645−695nm;K/S:8%(14mmo
l) c)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:598nm(4.4x103 ,ジオキサン) nm:640−690nm;K/S:20%(14mm
ol) d)R3 =4−ヒドロキシフェニル UV:598nm(6.0x103 ,ジオキサン)
【0133】3. R4 =1−ナフチル a)R3 =4−(2−(2−(2−エトキシ)エトキ
シ)エトキシ)フェニル UV:436nm(12x103 ,H2 O)
【0134】D.6−メチルベンゾチアゾール−2−イ
ル 1.R4 =3,4,5−トリメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシ UV:492nm(4.7x103 ,ジオキサン) nm:655−705nm;K/S:20%(11.1
mmol) IR(KBr):1604,1540,1496,14
64,1432,1370,1317,1254,11
23,1037,993,822,770,735cm
-1 NMR(300 MHz,DMSO−d6 ):δ8.1
7(s,1H、PhH),8.01(d,1H,J−
8.48Hz).7.95(dd,1H,J=8.13
Hz,1.76Hz),7.85(d,1H,F=1.
72Hz),7.57(dd,1H,J=8.19H
z,1.53Hz),7.49(s,2H),7.32
(d,1H,J=8.16Hz),6.30(s,2
4,−OCH2 −O),385(s.3H,−OM
e),3.79(s,6H,OMe),2.54(s,
3H,−CH3 ) 質量スペクトル(FAB)m/e:93.2(100,
185(62.8),310(25.9),325
(4.1),504(10.9,M+ −1) b)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:492nm(3.6×103 ,ジオキサン) nm:650−700nm;K/S:10%(11.1
mmol) c)R3 =3,4,5−トリメトキシフェニル UV:492nm(4.9×103 ,ジオキサン) nm:655−705nm;K/S:8%(11.1m
mol)
【0135】2.R=4−メトキシフェニル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:488nm(3.9×103 ,ジオキサン) nm:650−700nm;K/S:8%(17.7m
mol) IR(KBr):1690,1599,1531,15
01,1459,1422,1370,1317,12
65,1181,1164,1021,977,83
7,747,695cm-1 NMR(300 MHz,DMSO−d6 ):δ10.
45(6,1H,−NHAc),8.30(d,2H,
J=8.75Hz,Ph−H),8.17(s,1H,
PhH),7.90−8.11(m,5H),7.26
−7.40(m,1H),3.84(s,3H,−OM
e),2.50(s,3H,−Me),2.14(s,
3H,CH3 ) 質量スペクトル(FAB)m/e:93,100,14
9(8.1),163(19.9),185(91.
1),323(21.6)457(7.1,M+ −1)
【0136】E.6−カルボキシベンゾチアゾール−2
−イル 1.R4 =3,4,5−トリメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシ UV:408nm(4.9x103 ,ジオキサン) nm:655−735nm;K/S:10%(11.1
mmol) IR(KBr):3405,3200−2500(br
oad),1700,1602,1500,1451,
1259,1122,1034,990,815,77
1cm-1 NMR(300 MHz,DMSO−d6 ):δ8.5
7(s,1H、PhH),7.95(dd,1H,J=
8.09,1.68Hz).7.85(d,1H,J=
1.70Hz),7.17−7.43(m,4H),
7.02(d,1H,J=8.0Hz),6.11
(s,2H),3.90(s.3H,OMe),3.7
4(s,6H,OMe) 質量スペクトル(FAB)m/e:93.1(57.
1),167.2(100),185.2(50.
8),340.1(48.1,M+ −C85 NSO
2
【0137】2.R4 =4−ニトロフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:568nm(0.6×103 ,ジオキサン)
【0138】F.5,6,7−トリメトキシベンゾチア
ゾール−2−イル 1.R4 =4−カルボキシフェニル a)R3 =4−メトキシフェニル UV:594nm(ジオキサン) 516nm(水) nm:630−680nm;K/S:19%(8.3m
mol)1 HNMR(DMSO−d6 ):8.33(m,3
H),8.20(d,J=7,2H),7,35(m,
3H),4.10(s,3H),3.95(s,3
H),3.85(s,6H)
【0139】G.ナフト〔1,2−α〕チアゾール−2
−イル 1.R4 =2−メトキシ−4−カルボキシフェニル(L
HN82) a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:568nm(4.5x103 ,420) nm:650−700nm;K/S:12%(11.1
mmol) IR(KBr):1713,1605,1499,14
66,1433,1315,1259,1209,10
37,741cm-1 NMR(300 MHz,DMSO−d6 ):δ8.4
2(d,1H,J=9.0Hz,−Ph),8.17−
8.17(m,3H),8.00−7.96(m,2
H),7.87−7.66(m,5H),7.33
(d,1H,J−8.1Hz),6.30(s,24,
OCH2 O9,3.82(s,3H,−OMe) 質量スペクトル(FAB)m/e:93(100),1
85(47),346(18),524(23,M+
1) b)R=4−(2−(2−(ヒドロキシエトキシ)エト
キシ)エトキシ)フェニル UV:566nm(3.2x103 .H2 O) nm:650−700nm;K/S:6%(11.1m
mol)
【0140】2.R=44 −アセトアミドフェニル a)R3 =4−シアノフェニル UV:524nm(9×103 ,H2 O) nm:650−700nm;K/S:16%(8.1m
mol) IR(KBr):3437,3047,1694,15
94,1537,1503,1462,1414,13
84,1265,1172,985,848cm-1 NMR(300 MHz,DMSO−d6 ):δ10.
85(s,1H,NHAc),8.59(d,24,J
=8.4Hz),8.41(d,1H,J=9.0H
z),8.30−8.64(m,94),7.79−
7.76(m,2H),2.18(s,3H,−NHC
OCH3 ) 質量スペクトル(FAB)m/e:91(100),1
09(28),181(56),217(45),23
2(13),327(8),488(10,M+
1),487(4,M+ ) b)R3 =4−カルボメトキシフェニル UV:558nm(12x103 ,420) nm:660−710nm;K/S:6%(8.3mm
ol) c)R3 =メチレンジオキシフェニル nm:685−735;K/S:7%(8.1mmo
l)
【0141】3.R4 =3,4,5−トリメトキシフェ
ニル a)R3 =4−(3−トリメチルアンモニオプロポキ
シ)フェニル UV:520nm(11x103 ,水) nm:670−720nm;K/S:13%(8.3m
mol) b)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:565nm(10.3x103 ,H2 O) nm:675−725nm;K/S:20%(8.3m
mol) c)R3 =4−(2−(2−(2−ヒドロキシ)エトキ
シ)エトキシ)フェニル UV:592nm(11.4x103 ,H2 O)
【0142】4.R4 =3,4−メチレンジオキシ a)R3 =3,4−メチレンジオキシ UV:544nm(10.7x103 ,H2 O) nm:685−735nm;K/S:26%(8.3m
mol)
【0143】5.R4 =4−メトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:546nm(7.9x103 ,H2 O) nm:675−725nm;K/S:14%(8.3m
mol)
【0144】6.R4 =1−アントリル a)R4 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:644nm(4.1x103 ,H2 O) nm:750−800nm;K/S:32%(8.3m
mol)
【0145】7.R4 =8−キノリル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:640nm(3.9x103 ,H2 O) nm:650−700nm;K/S:5%(8.3mm
ol) b)R3 =3,4,5−トリメトキシフェニル UV:628nm(12.1x103 ,H2 O) nm:650−700nm;K/S:4%(8.3mm
ol)
【0146】8.R4 =2,5−ジメトキシ−4−ニト
ロフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシ UV:654nm(7.0x103 ,H2 O) nm:655−705nm;K/S:17%(8.3m
mol)
【0147】9.R4 =2−メトキシ−4−カルボメト
キシフェニル a)UV:630nm(6.3x103 ,H2 O) nm:650−700nm;K/S:12%(8.3m
mol)
【0148】10.R4 =2−メトキシ−5−アセトア
ミドフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:584nm(7.0x103 ,H2 O) nm:660−710nm;K/S:11%(8.3m
mol)
【0149】11.R4 =2−メトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシ UV:618nm(10.4x103 ,H2 O) nm:650−700nm;K/S:10%(8.3m
mol)
【0150】12.R4 =2,4−ジメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:675−725nm;K/S:33%(8.3m
mol)
【0151】13.R4 =2−メトキシ−4−ニトロフ
ェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:650nm(14x103 ,H2 O) nm:650−700nm;K/S:14%(8.3m
mol)
【0152】14.R4 =2,5−ジメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシ nm:665−715nm;K/S:36%(8.3m
mol)
【0153】15.R4 =4−ニトロナフチル a)R3 =4−フルオロフェニル UV:622nm(15.6x103 ,ジオキサン) 632nm(水) nm:625−725nm;K/S:12%(13.8
mmol) b)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:605−655nm;K/S:4%(15mmo
l) c)R3 =フェニル UV:618nm(12.6x103 ,ジオキサン) nm:625−675nm;K/S:8%(14mmo
l) d)R4 =4−(2−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ)エトキシフェニル UV:628(6.7x103 ,H2 O) e)R4 =4−(1′−(ヒドロキシメチル)−2′,
3′−ジヒドロキシプロピルチオ)フェニル UV:624nm(5.18x103 ,ジオキサン) nm:635−685nm;K/S:15%(11.1
mmol)
【0154】16.R4 =4−ニトロフェニル a)R3 =4−(2′,3′−ジヒドロキシプロピルチ
オ)フェニル UV:604nm(4.9x103 ,ジオキサン) nm:635−685nm;K/S:4%(11.1m
mol) b)R3 =4−(トリメチルアンモニウム)フェニル UV:572nm(14.7x103 ,ジオキサン)
【0155】17.R=4−カルボキシフェニル a)R3 =4−アセトアミドフェニル(HTC57) NMR(DMSO−d6 ):δ10.46(s,1
H),8.5−8.22(m,1H),8.17
(d,,J=8,1H),8.02(d,J=8.8,
2H),7.85(dd,J=7.6,0.9,1
H),7.78−7.65(m,3H),2.08
(s,3H) UV:598nm(ジオキサン) 614nm(10.5x103 ,水) nm:650−700nm;K/S:7.5%(13.
8mmol) b)R3 =4−(3−トリメチルアンモニオプロポキ
シ)フェニル UV:632nm(14.7x103 ,H2 O) nm:640−690nm;K/S:11%(8.6m
mol) c)R3 =4−(2′,3′−ジヒドロキシプロピルチ
オ)フェニル UV:654nm(1.0x103 ,ジオキサン) nm:645−695;K/S:11%(11.1mm
ol) d)R3 =4−(2−(2−(2−(ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ)エトキシ)フェニル nm:625−675nm;K/S:6.5%(8.3
mmol) e)R3 =カルボメトキシフェニル nm:605−655nm;K/S:11.5%(8.
3mmol)
【0156】18.R4 =2−メチル−4−カルボキシ
フェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:620−640nm(ジオキサン) 614nm(8.4x103 ,水) nm:625−675nm;K/S:3%(14mmo
l)
【0157】19.R4 =2−メチル−4−ニトロフェ
ニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:644nm(11.3x103 ,ジオキサン) 625nm(9.2x103 ,水) nm:655−715nm;K/S:6%(14mmo
l)
【0158】20.R4 =フェニル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:516nm(7.1x103 ,ジオキサン) 526nm(7.1x103 ,水)
【0159】21.R4 =4−メトキシフェニル a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:502nm(9.5x103 ,ジオキサン) 500nm(水)
【0160】22.R4 =4−フェニエルアゾフェニル a)R3 =4−メトキシフェニル UV:614nm(ジオキサン) 618nm(水) nm:625−675nm;K/S:11%(8.3m
mol)
【0161】23.R4 =4−メチルチオフェニル(H
TC42) a)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:524nm(ジオキサン) 526nm(水) nm:675−725nm;K/S:18%(8.3m
mol)
【0162】24.R4 =4−(3,4−ジヒドロキシ
ブチルアミド)フェニル a)R3 =4−メトキシフェニル UV:588nm(9x103 ,ジオキサン) 578nm(12x103 ,水)
【0163】25.R4 =4−カルボメトキシフェニル a)R3 =4−メトキシフェニル UV:598nm(9.4x103 ,ジオキサン) 581nm(9.1x103 ,水) nm:630−680nm;K/S:20%(8.3m
mol)
【0164】26.R4 =4−シアノフェニル a)R3 =3−メトキシフェニル UV:602nm(12.3x103 ,ジオキサン) 608nm(水) nm:625−675nm;K/S:8%(8.3mm
ol)
【0165】27.R4 =4−ベンズアミド−5−メチ
ル−2−メトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:690−740nm;K/S:15%(10.3
mmol)
【0166】28.R4 =4−ベンズアミド−2,5−
ジメトキシフェニル a)nm:715−765nm;K/S:17%(1
0.3mmol)
【0167】H.8−メトキシナフト〔1,2−α〕チ
アゾール−2−イル 1.R4 =3,4,5−トリメトキシフェニル a)R3 =4−メトキシフェニル(HTC41) UV:466(9.2x103 ,ジオキサン) 530(9x103 ,水) nm:670−720nm;K/S:12%(8.3m
mol) NMR(300MHz,DMJSO−d6 ):δ 8.
33(m,3H),7.97(m,1H),7.90
(s,1H),7.75(m,2H),7.55(s,
2H),7.35(d,J=9,2H),4.10
(s,3H),3.93(s,3H),3.88(s,
3H),3.78(s,6H)
【0168】I.4−ジフルオロメチル−5−クロロチ
アゾール−2−イル 1.R4 =4−メトキシフェニル a)R3 =4−(2−(2−(2−エトキシ)エトキ
シ)エトキシ)フェニル(LNH50) UV:480nm(12.8x103 ,ジオキサン) nm:645−695nm;K/S:6%(17.7m
mol) IR(KBr):2942,1612,1504,14
64,1451,1261,1178,1126,10
61,837,658cm-1 NMR(300M Hz,DMJSO−d6 ):δ
8.24(e,2H,J=8.8Hz.Ph−OM
e),7.92(d,2H,J=9.0Hz,Ph−O
−),7.27−7.33(m,4H,PhH),7.
26(d,1H,J=1.04Hz,−CHF2 ),
4.22−4.32(m,2H,−CH2 O),3.9
0(s,3H,−OMe),3.20−3.68(m,
10H,−OCH2 CH2 −) 質量スペクトル(FAB):107(100),135
(65.4),568(4.5,M+ −H),570
(1.9,M+1) b)R3 =4−(2−(2−(2−メトキシ)エトキ
シ)エトキシ)フェニル UV:468nm(10.2x103 ,ジオキサン); c)R3 =4−(2−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ)エトキシ)フェニル UV:466nm(7.6x103 ,ジオキサン); nm:645−695nm;K/S:5%(11.1m
mol) d)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル(KJE
1667) nm:650−700nm;K/S:7%(11.1m
mol)
【0169】2.R3 =3,4,5−トリメトキシフェ
ニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル(KJE
1745) UV:500nm(5.66x103 ,水) nm:665−715nm;K/S:5%(17.7m
mol) NMR(300M Hz,DMSO−d6 ):δ 7.
91(dd,1H),7.82(d,1H),7.35
(s,3H),7.31(t,1H,CHF2 ),7.
30(d,1H),6.28(s,2H),3.79
(s,9H) b)R3 =4−(2−(2−(2−ヒドロキシ)エトキ
シ)エトキシ)フェニル UV:492nm(3.62x103 ,ジオキサン); nm:660−710nm;K/S:14%(11.1
mmol) IR(KBr):3436,1611,1456,13
84,1309,1241,1180,1126,10
53,992cm-1 NMR(DMSO−d6 ,300M Hz):δ 8.
26(d,2H,J=8.89,Ph),7.40
(s.3H,PhH),7,33(d,2H,J=8.
90Hz,Ph),7.30(t,1H,J=52.
3,HF2 ),4.29(dd,2H,J=5.66,
4.0Hz,CH2 −OH),3.91(5.64,−
OMe),3.85(s,3H,OMe),3.64−
3.41(m,10H,−CH2 O) 質量スペクトル(FAB)m/e:628(13.
5),630(6.0)
【0170】3.R4 =1−ナフチル a)R3 =4−(2−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ)エトキシ)フェニル UV:440nm(6.32x103 ,ジオキサン);
【0171】4.1−フェニル b)R3 =4−(2−(2−(2−エトキシ)エトキ
シ)エトキシ)フェニル UV:474nm(13.1x103 ,ジオキサン); nm:625−675nm;K/S:25%(11.1
mmol) IR(KBr):3397,3304,2950,16
12,1452,1260,1180,1127,10
61,842cm-1 NMR(300M Hz,DMSO−d6 ):δ 8.
25(d,2H),J=8.73Hz,Ph−O−),
8.00(d,2H,J=7.87Hz,PhH),
7.88−7.93(m,1H,PhH),7.80
(d,2H,J=7.90Hz,PhH),7.32
(d,2H,J=8.81Hz,PhO−),7.22
(d,1H,J=104.3Hz,−CHF2 ),4.
26−4.30(m,2H,CHCH2 −),3.79
−3.82(m,2H,CH2 CH2 OH),3.31
−3,.26(m,8H,−OCH2 CH2 O−) 質量スペクトル(FAB)m/e:301(14.
2),432(23.9),538(35.7,M+
1),539(11.5,M+),540(15.8,
+ +1).
【0172】5.R4 =4−(2−(2−(2−ヒドロ
キシエチル)エオキシ)エトキシ)フェニル a)R3 =3,4,5−トリメトキシフェニル UV:516nm(9x103 ,H2 O); b)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:512nm(13x103 ,H2 O)
【0173】6.R4 =4−(2−ヒドロキシエトキ
シ)フェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:492nm(12x103 ,H2 O);
【0174】7.R4 =4−(2−(2−ヒドロキシエ
チル)エトキシ)フェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:514nm(11.3x103 ,H2 O);
【0175】8.R4 =3,4−ジメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:410nm(5.34x103 ,水); nm:675−725nm;K/S:15%(11.1
mmol)
【0176】9.R4 =2−メトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル(HTC
45) UV:610−640(7.5x103 ) nm:635−685nm;K/S:7%(8.2mm
ol)
【0177】J.4−トリフルオロメチル−5−クロロ
チアゾール2−イル 1.R4 =4−カルボキシフェニル a)R3 =4−(2−(2−(2−(エトキシ)エトキ
シ)エトキシ)フェニル UV:560nm(5.9x103 ,ジオキサン) nm:630−680nm;K/S:18%(11.1
mmol) IR(KBr):3461,1612,1455,13
85,1263,1178,993cm-1 NMR(300MHz,DMSO−d6 ):δ 8.2
0−8.32(m,5H),8.08−8.14(m,
1H,Ph),7.32(3,1H,J=8.92H
z,−PhH),7.18(d,1H,J=8.89,
−PhH),4.16−4.32(m,2H,CHCH
3 )3.39−3.38(m,8H,エチレングリコー
ル),1.09(t、3H,J=6.99,−CH3 ) 質量スペクトル(FAB):320(15.6),43
6(18.80,584(13.9,M+ −H) b)R3 =4−(2−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ)エトキシ)フェニル UV:492nm(5.4x103 ,ジオキサン) nm:640−690nm;K/S:14%(11.1
mmol) IR(KBr):3013,1610,1518,14
50,1203,1050,928,717,664c
-1 NMR(300MHz,DMSO−d6 ):δ 8.2
4−8.33(m,4H,PhH),8.12(d,2
H,J=8.8Hz,PhCO2 H),7.32(d,
2H,J=8.9Hz,PhCO2 H),4,27−
4.29(m,2H,OCHCH2 −),3.79−
3.82(m,2H,−OCH2 CH2 O),3.40
−3.63(m,8H,−O−CH2 CH2 −O−) 質量スペクトル(FAB)m/e:121(100),
146(29.5),149(26.5),600
(9.6,M+ −H),602(4.2,M+ +1) c)R3 =メトキシフェニル nm:630−680nm;K/S:10%(11.1
mmol)
【0178】2.フェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:520nm(水,4.08x103 ) nm:635−685nm;K/S;21%(11.1
mmol) b)R3 =4−(2−(2−(2−(エトキシ)エトキ
シ)エトキシ)フェニル UV:580nm(7.7x103 ,ジオキサン) nm:625−675nm;K/S;0.60(11.
1mmol) IR(KBr):3582,3462,1636,16
14,1486,1456,1384,1179,11
37,1051,993,986,848,765,7
45,691cm-1 NMR(300MHz,DMSO−d6 ):δ 8.2
6(3,1H,J=8.54Hz,Ph−O−),8.
15(d,1H,J=8.48,PhO−),8.00
−7.77(n,5H,−Ph),7.32(d,1
H,J=8.73),7.12(d,1H,J=8.6
7,Ph−),3,34−4,28(m,10H,エチ
レングリコール),1.09(t,3H,J=6.9
2,−CH3 ) 質量スペクトル(FAB): 540(M−H)+ c)R3 =4−(トリメチルアンモニウム)フェニル UV:496nm(11.4x103 ,ジオキサン)
【0179】3.4−ニトロフェニル a)R3 =4−(トリメチルアンモニウム)フェニル UV:590nm(4.7x103 ,ジオキサン) nm:525−575nm;K/S;14%(11.1
mmol) IR(KBr):3431,3065,1751,17
25,1486,1469,1308,1209,11
82,1147,990cm-1 NMR(300NHz,DMSO−d6 ):δ 8.8
5=8.95(m,1H,Ph−),8.59(d,1
H,J=8.8Hz,PhNO2 ),8.47−8,5
5(m,1H),8,44(d,1H,J=8.9H
z,PhNO2 ),8.22−8.35(m,2H,P
hH),7.96−8.05(m,1H,PhH,7.
80−7.87(m,1H)3,75(s,9H) 質量スペクトル(FAB):164(100,NCPh
+ NMR3 ),185(22.6),511(12.
1,M+
【0180】4.R4 =3,4,5−トリメトキシフェ
ニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル(KJE
1689) UV:500nm(6.68x103 ,水) nm:675−725nm;K/S:5%(11.1m
mol) b)R3 =4−アセトアミドフェニル UV:490nm(7.24x103 ,水)
【0181】5.R4 =4−(3−ジメチルアンモニオ
プロピルアミド)フェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:400nm(水)
【0182】6.R3 =2−メトキシ−5−トリメチア
ウアンモニオフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:540nm(水)
【0183】7.R4 =4−メトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:500nm(水)
【0184】8.R3 =4−メトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:500nm(水)
【0185】9.R4 =3,5−ジカルボキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:635−685nm;K/S:16%(12.2
moml)
【0186】10.R3 =ナフチル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:685−735nm;K/S:5%(9.4mo
ml)
【0187】K.4−カルボキシエチル−5−クロロチ
アゾール−2−イル 1.R4 =4−メトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:490nm(4.9x103 ,水)
【0188】L.4−カルボメトキシ−5−クロロチア
ゾール−2−イル 1.R4 =チエニル a)R3 =3−チエニル UV:496nm(7.66x103 ,水) b)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:620−670nm;K/S:21%(11.1
mmol)
【0189】M.4−カルボキシイソプロピル−5−ク
ロロチアゾール−2−イル 1.R4 =フェニル a)R3 =3−チエニル UV:468nm(7.8x103 ,水)
【0190】2.R4 =フェニル a)R3 =2−チエニル UV:490nm(7.6x103 ,水)
【0191】3.R4 =フェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:625−675nm;K/S:6%(9.4mm
ol)
【0192】N.4−フェニル−5−カルボメトキシチ
アゾール−2−イル 1.R4 =4−メトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:500nm(9.82x103 ,水)
【0193】2.R4 =3,4−ジメトキシフェニル a)R3 =3−チエニル UV:510nm(9,76x103 ,水)
【0194】3.R4 =カルボキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:500nm(5.10x103 ,水) nm:660−710nm;K/S:13%(22mm
ol)
【0195】4.R4 =3,4,5−トリメトキシフェ
ニル a)R3 =4−メトキシフェニル UV:500nm(9.44x103 ,水) nm:670−720nm;K/S:20%(22mm
ol)
【0196】O.4−フェニル−5−カルボメトキシチ
アゾール−2−イル 1.R4 =4−カルボキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:500nm(7.82x103 ,水) nm:670−720nm;K/S:14%(22mm
ol)
【0197】2.R4 =4−フェニル a)R3 =4−メトキシフェニル nm:650−700nm;K/S:14%(9.4m
mol) b)R3 =3,4−チエチル UV:480nm(8.76x103 ,水) c)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:500nm(6.18x103 ,水)
【0198】P.4−カルボメトキシ−5−エチルチア
ゾール−2−イル 1.R4 =3,4,5−トリメトキシフェニル a)R3 =3−チエニル UV:500nm(7.38x103 ,水) nm:640−690nm;K/S:14%(8.3m
mol)
【0199】2.R4 =3,4,5−トリメトキシフェ
ニル a)R3 =4−メトキシフェニル nm:625−675nm;K/S:14%(8.3m
mol) b)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:490nm(7.96x103 ,水) nm:650−700nm;K/S:8%(8.3mm
ol)
【0200】3.R4 =3,4−ジメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:490nm(5.26x103 ,水) nm:665−715nm;K/S:5%(8.3mm
ol) b)R3 =3−チエニル nm:635−685nm;K/S:11%(8.3m
mol)
【0201】Q.4,5−ビス(4−メトキシフェニ
ル)チアゾール−2−イル 1.R4 =4−カルボキシフェニル a)R3 =2−チエチル(KJE1264) UV:623(11.6x103 ,水) nm:660−710nm;K/S:9%(14mmo
l)
【0202】R.4,5−ジフェニルチアゾール−2−
イル 1.R4 =カルボキシニフェル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:490nm(12.9x103 ,水) nm:630−680nm;K/S:16%(15mm
ol) b)R3 =4−メトキシフェニル UV:613nm(8.66x103 ,水) nm:630−680nm;K/S:17%(8mmo
l) c)R3 =2−チエチル UV:602nm(8.22x103 ,水) nm:635−685nm;K/S:18%(9mmo
l) d)R3 =3−チエチル UV:599nm(11.8x103 ,水) e)R3 =4−フルオロフェニル UV:592nm(13.6x103 ,水) nm:625−675nm;K/S:11%(33mm
ol) f)R3 =4−ヒドロキシフェニル UV:620nm(11.2x103 ,水)
【0203】2.R4 =フェニル a)R3 =2−チエチル UV:571nm(9x103 ,水) nm:640−690nm;K/S:4%(14mmo
l)
【0204】3.R4 =3−ピリジル a)R3 =4−メトキシフェニル UV:589nm(11.8x103 ,水) nm:620−670nm;K/S:15%(15mm
ol)
【0205】4.R4 =8−キノリル a)R3 =フェニル UV:607nm(14.4x103 ,水) nm:620−680nm;K/S:21%(15mm
ol)
【0206】5.R4 =4−ニトロナフチル a)R3 =3−チエニル UV:696nm(10.4x103 ,水) nm:620−670nm;K/S:12%(14mm
ol)
【0207】6.R4 =4−スルホフェニル a)R3 =2−チエニル UV:610nm(6.0x103 ,水)
【0208】7.R4 =3,5−ジカルボキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル UV:597nm(5.2x103 ,水) nm:620−670nm;K/S:7%(14mmo
l)
【0209】S.4−フェニルチアゾ−2−イル 1.R4 =3,4,5−トリメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:645−695nm;K/S:28%(8.3m
mol)
【0210】2.R4 =4−カルボキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:620−670nm;K/S:11%(8.3m
mol) b)R3 =4−メチルフェニル
【0211】T.4(p−フルオロフェニル)チアゾー
ル−2−イル 1.R4 =3,4,5−トリメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:645−695nm;K/S:19%(8.3m
mol)
【0212】2.R4 =4−カルボキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:625−675nm;K/S:12%(8.3m
mol)
【0213】U.4−フェニル−5−メチルチアゾール
−2−イル 1.R4 =3,4,5−トリメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:625−675nm;K/S:22%(8.3m
mol)
【0214】2.R4 =4−カルボキシフェニル a)R3 =2−チエニル nm:600−650nm;K/S:10%(10.3
mmol) b)R3 =4−メチルフェニル nm:580−630nm;K/S:5%(10.3m
mol)
【0215】V.4−ナフチル−5−フェニルチアゾー
ル−2−イル 1.R4 =4−カルボキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:620−670nm;K/S:10%(8.3m
mol) b)R3 =2−チエチル nm:600−650nm;K/S:4%(10.3m
mol)
【0216】W.4−スチリル−5−フェニルチアゾー
ル−2−イル 1.R4 =3,4,5−トリメトキシフェニル a)R3 =3,4−メチレンジオキシフェニル nm:670−720nm;K/S:21%(10.3
mmol)
【0217】本発明を、上記に特定的に説明し、例示し
た。本発明のその他の変更及び修正は、本発明の精神及
び範囲を逸脱しない限りにおいてなされ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々のグルコース濃度での、テトラゾリウム塩
INTを還元した場合に生じたホルマザン反射スペクト
ルを示す図である。
【図2】種々のグルコース濃度での、テトラゾリウム塩
MTTを還元した場合に生じたホルマザン反射スペクト
ルを示す図である。
【図3】種々のグルコース濃度での、テトラゾリウム塩
NBTを還元した場合に生じたホルマザン反射スペクト
ルを示す図である。
【図4】種々のグルコース濃度での、2−(ベンゾチア
ゾール−2−イル)−3−(1−ナフチル)−5−フェ
ニルテトラゾリウム塩(USSR)を還元した場合に生
じたホルマザン反射スペクトルを示す図である。
【図5】本発明の指示薬化合物MBL10からのホルマ
ザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図6】本発明の指示薬化合物HCT15からのホルマ
ザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図7】本発明の指示薬化合物LNH82からのホルマ
ザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図8】本発明の指示薬化合物HTC57からのホルマ
ザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図9】本発明の指示薬化合物HTC42からのホルマ
ザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図10】本発明の指示薬化合物HTC41からのホル
マザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図11】本発明の指示薬化合物LNH50からのホル
マザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図12】本発明の指示薬化合物KJE1667からの
ホルマザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図13】本発明の指示薬化合物KJE1745からの
ホルマザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図14】本発明の指示薬化合物THC45からのホル
マザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図15】本発明の指示薬化合物KJE1689からの
ホルマザンの対応するスペクトルを示す図である。
【図16】本発明の指示薬化合物KJE1264からの
ホルマザンの対応するスペクトルを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナン−ホーン・リン アメリカ合衆国、イリノイ州、60060、 マンデライン、ナイツブリッジ 220 (72)発明者 スコット・ルッテン アメリカ合衆国、インデイアナ州、 46530、グレンジャー、コパー・チェイ ス・コート 1004 (72)発明者 クラウス・ヴェーリンク ドイツ連邦共和国、ヴッペルタル 1、 ディー−5600、アム・ローム 121 (56)参考文献 特開 昭61−84(JP,A) 国際公開88/8882(WO,A1) 西独国実用新案2147466(DE,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/50 G01N 31/22 122 G01N 33/52

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を、(a)分析対象物と反応して還
    元物質を生成する試薬、及び(b)上記還元物質により
    還元されて色原性染料物質を生成する指示試薬化合物を
    含有する試験組成物と混和した固体担体マトリックスを
    包含する試験具と接触させ、そして製造のばらつきや温
    度効果により変動する、600nmを超える中心波長を有
    する光源で担体マトリックスを照射し、検出器構成分で
    反射光を測定することにより担体マトリックスの反射率
    を検知することによって色原性染料物質を測定する液体
    試料中の分析対象物の測定方法において、 上記指示試薬化合物として式A: 【化1】 (式中、(a)R1 及びR2 は一緒になって、置換され
    ていてもよいベンゾ環を形成し、あるいは (b)R1 はカルボキシル、カルボアルコキシ、カルボ
    アリールオキシ、カルバモイル、又はシアノであり、R
    2 はアルキル又はクロロであるか、あるいは (c)R1 はアルキル又はアリールであり、R2 はカル
    ボキシル、カルボアルコキシ、カルボアリールオキシ、
    又はシアノであるか、あるいは (d)R1 はフルオロ置換基が式中のチアゾリル残基に
    隣接する炭素上にあるジ又はトリフルオロアルキルであ
    り、R2 はクロロである、あるいは (e)R1 又はR2 の一方又は両方が置換又は非置換フ
    ェニルであり、一方のみが置換又は非置換フェニルであ
    る場合は他方は水素又はアルキルであり; R3 はアリール又はスチリルであり、R4 はアリールで
    あり、そしてX-は対陰イオンである)のチアゾリルテ
    トラゾリウム塩(ここで、該テトラゾリウム塩が、還元
    性物質により対応するホルマザンに還元された際、該ホ
    ルマザンの反射率の変化量は、600nm以上の波長にお
    いて、50nm波長スパンにわたり17%未満である)を
    用いることを含む改良された測定方法。
  2. 【請求項2】 R1 及びR2 が一緒になって、非置換の
    ベンゾ環を形成する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 R1 及びR2 が一緒になってベンゾ環を
    形成して、式A1: 【化2】 (式中、(i)R5 及びR6 、又はR6 及びR7 、又は
    7 及びR8 は一緒になって、アルコキシ、アリールオ
    キシ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリールア
    ミド、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、カルバモ
    イル、カルボアルコキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ
    ル、スルホ、スルホンアミド、スルファモイル、トリア
    ルキルアンモニオ、又はウレイドで置換されることもあ
    るベンゾ又はシクロヘキシル環を形成し、そしてその他
    は、同一であっても異なってもよく、水素、アルコキ
    シ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキルアミ
    ド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチオ、ア
    ミノ、カルバモイル、カルボアルコキシ、シアノ、ハ
    ロ、ヒドロキシル、スルホ、スルホンアミド、スルファ
    モイル、トリアルキルアンモニオ、又はウレイドである
    が、但しR6 及びR7 は一緒になってベンゾ又はシクロ
    ヘキシル環を形成し、R5 は水素でない、あるいは (ii)R5 、R6 、R7 及びR8 のうちの一つ又はそ
    れ以上がアルコキシ、アリールオキシ、アルキル、アミ
    ド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルチオ、
    アリールチオ、アミノ、カルバモイル、カルボアルコキ
    シ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、スルホ、スルホンア
    ミド、スルファモイル、トリアルキルアンモニオ、又は
    ウレイドであり、その他が、もしあれば、水素である)
    を有するベンゾチアゾリル残基を生じる請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 (a)R1 がカルボキシル、カルボアル
    コキシ、カルボアリールオキシ、カルバモイル、又はシ
    アノであり、R2 がアルキル又はクロロであるか、ある
    いは (b)R1 がアルキル又はアリールであり、R2 がカル
    ボキシル、カルボアルコキシ、カルボアリールオキシ、
    カルバモイル、又はシアノであるか、あるいは (c)R1 がフルオロ置換基が式中のチアゾリル残基に
    隣接する炭素上にあるジ又はトリフルオロアルキルであ
    り、R2 はクロロである請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 R1 及びR2 の一方又は両方が非置換フ
    ェニルであるか、又は独立してアルコキシ、アリールオ
    キシ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリールア
    ミド、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、カルバモ
    イル、カルボアルコキシ、カルボアリールオキシ、カル
    ボキシ、シアノ、ハロ、ニトロ、スルホ、スルホンアミ
    ド、スルファモイル、トリアルキルアンモニオ、又はウ
    レイドで置換されるフェニルであり、1個のみが置換又
    は非置換フェニルである場合は、他方は水素、アルキ
    ル、又はクロロである請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 R3 が以下の: (a1 )式B: 【化3】 (式中、Qは一重結合又は−CH=CH−であり、
    (i)Y1 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキル、
    アミド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルチ
    オ、アリールチオ、ハロ、又は水素であり、Y2 はアル
    コキシ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキル
    アミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチ
    オ、アミノ、カルバモイル、カルボアルコキシ、カルボ
    キシル、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、スルホ、スルホ
    ンアミド、スルファモイル、トリアルキルアンモニオ、
    又はウレイドであり、Y3 はアルコキシ、アリールオキ
    シ、アルキル、アミド、アルキルアミド、アリールアミ
    ド、アルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル、カル
    ボアルコキシ、カルボアリールオキシ、カルボキシル、
    シアノ、ハロ、水素、ヒドロキシル、ニトロ、スルホ、
    スルホンアミド、スルファモイル、トリアルキルアンモ
    ニオ、又はウレイドであり、Y4 はアルコキシ、ハロ、
    又は水素であるか、あるいは(ii)Y2 及びY3 が一
    緒になってメチレンジオキシ又はイミダゾを形成し、Y
    1 及びY4 が水素である)、 (b1 )2−、3−、又は4−ピリジル、 (c1 )2−又は3−チエニル、及び (d1 )2−又は3−フラニル から選択され、そしてR4 が以下の: (a2 )式C: 【化4】 (式中、Y5 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキ
    ル、アミド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキ
    ルチオ、アリールチオ、ハロ、水素、ニトロ、又はウレ
    イドであり、Y6 はアルコキシ、アリールオキシ、アル
    キル、アミド、アルキルアミド、アリールアミド、アル
    キルチオ、アリールチオ、カルバモイル、カルボアルコ
    キシ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、ス
    ルホ、スルホンアミド、スルファモイル、トリアルキル
    アンモニオ、又はウレイドであり、Y7 はアルコキシ、
    アリールオキシ、アミド、アルキルアミド、アリールア
    ミド、アルキルチオ、アリールチオ、カルバモイル、カ
    ルボアルコキシ、カルボキシル、シアノ、水素、ヒドロ
    キシル、ニトロ、フェニルアゾ、スルホ、スルホンアミ
    ド、スルファモイル、又はウレイドであり、Y8 はアル
    コキシ、アリールオキシ、アルキル、ハロ、水素又はニ
    トロである)、 (b2 )式D: 【化5】 (式中、Y9 はアルコキシ、アリールオキシ、アルキ
    ル、アミド、アルキルアミド、アリールアミド、アルキ
    ルチオ、アリールチオ、カルバモイル、カルボアルコキ
    シ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、フェ
    ニルアゾ、スルホ、スルホンアミド、スルファモイル、
    トリアルキルアンモニオ、又はウレイドである)、 (c2 )2−、4−、6−、又は8−キノリル、あるい
    は2−メチルキノリル、及び (d2 )アントラニル から選択される請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 R3 が以下の: (a1 )式E: 【化6】 (式中、(i)Y2 、Y3 及びY4 は各々C1-4 アルコ
    キシであり、 (ii)Y4 が水素であり、Y2 及びY3 がいずれもC
    1-4 アルコキシであるか、又は一緒になってメチレンジ
    オキシを形成し、あるいは (iii)Y2 及びY4 がいずれも水素であり、Y3
    1-4 アルコキシ、C1-4 アルキル、C1-4 アルキルア
    ミド、C1-4 アルキルチオ、カルバモイル、カルボ(C
    1-4 )アルコキシ、カルボキシル、シアノ、ハロ、水
    素、ニトロ、トリ(C1-4 )アルキルアンモニオ、又は
    ウレイドである)、及び (b1 )2−又は3−チエニルから選択され、そしてR
    4 が以下の: (a2 )式C: 【化7】 (式中、(i)Y5 は水素であり、Y6 、Y7 、及びY
    8 は各々C1-4 アルコキシであり、(ii)Y5 及びY
    8 はいずれも水素であり、Y6 及びY7 はいずれもC
    1-4 アルコキシであるか、又は一緒になってメチレンジ
    オキシを形成し、(iii)Y5 、Y6 及びY8 は各々
    水素であり、Y7 はC1-4 アルコキシ、C1-4 アルキル
    アミド、C1-4 アルキルチオ、ベンズアミド、カルバモ
    イル、カルボ(C1-4 )アルコキシ、カルボキシル、シ
    アノ、ニトロ、ヒドロキシ、フェニルアゾ、スルホ、ス
    ルホンアミド、スルファモイル、又はウレイドであり、
    (iv)Y5 はアルコキシ又はアルキルであり、Y6
    びY8 はいずれも水素であり、Y7 はC1-4 アルコキ
    シ、C1-4 アルキルアミド、C1-4 アルキルチオ、ベン
    ズアミド、カルバモイル、カルボ(C1-4 )アルコキ
    シ、カルボキシル、シアノ、水素、ニトロ、フェニルア
    ゾ、又はウレイドであり、(v)Y5 及びY8 はC1-4
    アルコキシであり、あるいは(vi)Y5 及びY8 はC
    1-4 アルコキシであり、Y7 はC1-4 アルキルアミド又
    はベンズアミドである)、及び (b2 )式D: 【化8】 (式中、Y9 はC1-4 アルコキシ、C1-4 アルキル、C
    1-4 アルキルアミド、C1-4 アルキルチオ、ベンズアミ
    ド、シアノ、ハロ、水素、ニトロ、スルホ、スルホンア
    ミド、又はウレイドである)、及び (c2 )8−キノリルから選択される請求項1ないし5
    のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 R3 が以下の: 3,4,5−トリメトキシフェニル、3,4−ジメトキ
    シフェニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、4−
    メトキシフェニル、4−アセトアミドフェニル、及び4
    −メチルチオフェニルから選択され、R4 が以下の:
    3,4,5−トリメトキシフェニル、3,4−ジメトキ
    シフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、3,4−メ
    チレンジオキシフェニル、4−メトキシフェニル、4−
    アセトアミドフェニル、4−メチルチオフェニル、4−
    カルボキシフェニル、4−ニトロフェニル、2−メトキ
    シフェニル、2−メトキシ−4−カルボキシフェニル、
    2,5−ジメトキシフェニル、2,5−ジメトキシ−4
    −ベンズアミドフェニル、1−ナフチル、4−ニトロ−
    1−ナフチル、4−メトキシ−1−ナフチル、8−キノ
    リル、2−メチル−4−カルボキシフェニル、4−カル
    ボメトキシフェニル、4−シアノフェニル、及び4−シ
    アノ−1−ナフチルから選択される請求項1ないし5の
    いずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 検出器要素に達する光が狭波長バンドか
    らなり、その中心波長が約±5nmを上回る変動に感受
    性である請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記光源がLEDである請求項9記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 上記還元物質がNADHである請求項
    1記載の方法。
JP3265404A 1990-09-19 1991-09-18 反射率プラトーを有するテトラゾリウム塩指示薬を用いる分析方法 Expired - Fee Related JP3069170B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US584907 1990-09-19
US07/584,907 US5126275A (en) 1990-09-19 1990-09-19 Analytical method using tetrazolium salt indicators having a reflectance plateau

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04340466A JPH04340466A (ja) 1992-11-26
JP3069170B2 true JP3069170B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=24339266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3265404A Expired - Fee Related JP3069170B2 (ja) 1990-09-19 1991-09-18 反射率プラトーを有するテトラゾリウム塩指示薬を用いる分析方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5126275A (ja)
EP (1) EP0476454B1 (ja)
JP (1) JP3069170B2 (ja)
AT (1) ATE144622T1 (ja)
AU (1) AU635151B2 (ja)
CA (1) CA2049231C (ja)
DE (1) DE69122824T2 (ja)
DK (1) DK0476454T3 (ja)
ES (1) ES2093664T3 (ja)
GR (1) GR3021993T3 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2261729A (en) * 1991-10-11 1993-05-26 Ashutosh Sharma Method and optical probe for the determination of reduced nicotinamide adenine dinucleotide in a sample
US5565363A (en) * 1991-10-21 1996-10-15 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Reagent composition for measuring ionic strength or specific gravity of aqueous solution samples
US5443946A (en) * 1992-06-05 1995-08-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide color photographic material and method for forming color image
WO1994001578A1 (en) * 1992-07-02 1994-01-20 Boehringer Mannheim Corporation Stabilizing tetrazolium salts in a reagent
JP3589313B2 (ja) * 1994-11-29 2004-11-17 明治乳業株式会社 牛乳の評価方法及び評価用キット
US6656697B1 (en) 1998-09-28 2003-12-02 Lifescan, Inc. Diagnostics based on tetrazolium compounds
US5902731A (en) * 1998-09-28 1999-05-11 Lifescan, Inc. Diagnostics based on tetrazolium compounds
JP2000262298A (ja) * 1999-03-15 2000-09-26 Fuji Photo Film Co Ltd 全血中のグルコース濃度もしくはコレステロール濃度の定量方法
US6984307B2 (en) * 2001-10-05 2006-01-10 Stephen Eliot Zweig Dual glucose-hydroxybutyrate analytical sensors
US7758744B2 (en) * 2001-10-05 2010-07-20 Stephen Eliot Zweig Dual glucose-turbidimetric analytical sensors
CA2455669A1 (en) * 2003-02-04 2004-08-04 Bayer Healthcare, Llc Method and test strip for determining glucose in blood
DE10351088A1 (de) * 2003-10-31 2005-06-02 Bayer Cropscience Gmbh Verfahren zum Herstellen von fluormethyl-substituierten Heterocyclen
US7183610B2 (en) * 2004-04-30 2007-02-27 Siliconix Incorporated Super trench MOSFET including buried source electrode and method of fabricating the same
US7867728B2 (en) * 2004-08-24 2011-01-11 Bayer Healthcare Llc Determining the concentration of analytes in sample by direct mediation of enzymes
CA2590944C (en) * 2004-12-13 2016-02-02 Bayer Healthcare Llc Size self-limiting compositions and test devices for measuring analytes in biological fluids
US7439583B2 (en) * 2004-12-27 2008-10-21 Third Dimension (3D) Semiconductor, Inc. Tungsten plug drain extension
WO2006076619A1 (en) * 2005-01-14 2006-07-20 Bayer Healthcare Llc Water-soluble tetrazolium salts
JP2011506967A (ja) 2007-12-10 2011-03-03 バイエル・ヘルスケア・エルエルシー バックグラウンド電流が低下した試薬を生成する方法およびシステム
US9515137B2 (en) 2013-02-21 2016-12-06 Infineon Technologies Austria Ag Super junction semiconductor device with a nominal breakdown voltage in a cell area
JP6893215B2 (ja) * 2016-09-14 2021-06-23 テルモ株式会社 2−置換チアゾリル−3−置換フェニル−5−スルホ化フェニル−2h−テトラゾリウム塩、ならびに当該塩を含む生体成分濃度測定用試薬および当該塩を用いる生体成分濃度の測定方法
JP6947736B2 (ja) * 2016-09-14 2021-10-13 テルモ株式会社 2−置換ベンゾチアゾリル−3−置換フェニル−5−置換スルホ化フェニル−2h−テトラゾリウム塩、ならびに当該塩を含む生体成分濃度測定用試薬および当該塩を用いる生体成分濃度の測定方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2147466C3 (de) * 1971-09-23 1980-06-26 Boehringer Mannheim Gmbh, 6800 Mannheim 5- (4-N-trimethyl-ammonium-phenyl) tetrazoliumsalze
DE3048662A1 (de) * 1980-12-23 1982-07-22 Boehringer Mannheim Gmbh, 6800 Mannheim Stabilisierte zubereitung von tetrazoliumsalzen
DE3247894A1 (de) * 1982-12-24 1984-06-28 Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt Testsystem und verfahren zur bestimmung von nad(p)h
US4552848A (en) * 1983-05-16 1985-11-12 Eastman Kodak Company Macromolecule determination by physical development
US4940660A (en) * 1985-11-25 1990-07-10 Wako Pure Chemical Industries Color developing method in clinical examinations
DE3611227A1 (de) * 1986-04-04 1987-10-08 Boehringer Mannheim Gmbh Verfahren und reagenz zur bestimmung von substraten oder enzymaktivitaeten
GB8710882D0 (en) * 1987-05-08 1987-06-10 Health Lab Service Board Estimation of reduced pyridine nucleotides
US4978613A (en) * 1989-01-17 1990-12-18 Abbott Laboratories Beta-lactamase assay employing chromogenic precipitating substrates
GB8908182D0 (en) * 1989-04-12 1989-05-24 Health Lab Service Board Method for assay of albumin
US4956301A (en) * 1989-11-02 1990-09-11 Miles Inc. Test device and method of assaying for fructosamines

Also Published As

Publication number Publication date
DE69122824T2 (de) 1997-03-06
ATE144622T1 (de) 1996-11-15
EP0476454A1 (en) 1992-03-25
GR3021993T3 (en) 1997-03-31
EP0476454B1 (en) 1996-10-23
JPH04340466A (ja) 1992-11-26
ES2093664T3 (es) 1997-01-01
CA2049231A1 (en) 1992-03-20
DE69122824D1 (de) 1996-11-28
DK0476454T3 (da) 1997-03-24
AU8341991A (en) 1992-06-11
US5126275A (en) 1992-06-30
CA2049231C (en) 2001-12-25
AU635151B2 (en) 1993-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3069170B2 (ja) 反射率プラトーを有するテトラゾリウム塩指示薬を用いる分析方法
JP3049129B2 (ja) 置換2−チアゾリルテトラゾリウム塩指示薬
JP3153831B2 (ja) メロシアニンタンパク質誤差指示薬
JP3224419B2 (ja) 生体試料中の蛋白質指示薬としてのメロシアニン及びニトロ又はニトロソ置換ポリハロゲン化フェノールスルホンフタレイン
CN102643274B (zh) 水溶性四唑盐
JP3157560B2 (ja) 2−ベンゾチアゾリルテトラゾリウム塩指示薬
US5300637A (en) 2-benzothiazolyl tetrazolium salt indicators
JP3631769B2 (ja) フェニル置換2−チアゾリルテトラゾリウム塩指示薬
US5290536A (en) Phenyl substituted 2-thiazolyl tetrazolium salt indicators
CA2042416C (en) Method for the determination of an ion with increased sensitivity, use of substances which are suitable for this and a corresponding agent
WO2007131054A2 (en) Chromoionophore and method of determining sodium ions
US5194389A (en) Naphthol derivatives, processes for their production and their use
EP0218140B1 (en) Substrates, compositions, elements and methods for the determination of gamma-glutamyltransferase
JPH03282259A (ja) レドックス反応に基づく過酸化活性物質測定用組成物及びそれを用いた試験片

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees