JPH0431844Y2 - - Google Patents

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JPH0431844Y2
JPH0431844Y2 JP1985063117U JP6311785U JPH0431844Y2 JP H0431844 Y2 JPH0431844 Y2 JP H0431844Y2 JP 1985063117 U JP1985063117 U JP 1985063117U JP 6311785 U JP6311785 U JP 6311785U JP H0431844 Y2 JPH0431844 Y2 JP H0431844Y2
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vehicle
vehicle body
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opening
mounting
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車室内と車外とを連通する自動車の換
気構造に関し、特に、簡単な構成でしかも車室内
へ水の侵入するおそれのない換気構造に関する。
(従来の技術) 従来における自動車の換気構造としては、リヤ
フエンダに換気用開口をあけて室内と車外とを連
通させ、この開口にドラフタケースを装置し、外
側をリヤバンパによつて覆うようにしたものがあ
る。実開昭57−189908号公報には、この種の換気
装置が開示されている。この公報に記載の装置で
は、換気用開口から洗車水等が侵入するのを防止
するために、ドラフタケースと換気用開口との間
をシールすると共に、この開口を覆うリヤバンパ
の三方の周囲縁端とリヤフエンダとの間をシール
する構造を有している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような換気構造において
は、洗車水等の侵入を防止するために、二重のシ
ール構造を採用する等の手段を講じなければなら
ないので、構造が複雑になる傾向がある。しか
も、シールが不完全の場合には車室内へ水が侵入
してしまう。更には、上述のように、換気用開口
にドラフタケースを装着する構造となつているの
で、換気構造のための別部材(すなわちドラフタ
ケース)を用いなければならない。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、構成が簡単でしかも車室内
への水の侵入を確実に防止し得る自動車の換気構
造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そのために本考案は、車体外装品を車体に取り
付けるための取付部材に着目し、この取付部材の
車体取付側の部分と車体パネルとにより、車室内
に水の侵入するおそれのない迷路状のすなわち、
屈曲して延びる換気通路を形成するようにしてい
る。
すなわち、本考案の換気構造は、車体外装品を
車体に取付けるための取付部材を有し、この取付
部材の車体取付側には、車体パネル表面に当接す
る取付座が形成されており、該取付座に対向する
前記車体パネルの部分には換気口が開設されてお
り、前記取付部材の取付座と前記車体パネルの下
面との間には屈曲して延びる通路が画成され、該
通路の一端側は前記換気口に連通するとともに、
他端側は大気に連通しておりこれによつて車室内
と車外とを連通する換気通路が構成されたことを
特徴とする。
(実施例) 以下に、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
ものであり、本例はリヤバンパを車体に取り付け
るためのステーとリヤフロアパネルとにより換気
通路を形成したものである。
本例においては、リヤバンパは車体後端におい
て、左右対称にそれぞれ1本づつのステーによつ
て支持されており、各図にはその右側部分のみを
示してある。詳細すると、第1図Aは平面図であ
り、図示のように、車体前後方向に延びる取付部
材(以下ステー1とする。)車体前方側はリヤフ
ロアパネル5に固着され、車体後端は車幅方向に
延びるバツクアツプビーム7に固着されている。
このバツクアツプビーム7の車体後方側の面にリ
ヤバンパ9が取り付けられている。
上記ステー1は車体下方に開口した台形断面を
有し、その上端壁1aはリヤフロアパネル5の下
面との接合面を形成している。すなわち、この上
端壁1aがリヤフロアパネル5への取付座となつ
ている。この上端壁1aの車体前方端は車体下方
へほぼ直角に折り曲げられ、左右両側壁1b,1
cに連続する前壁1dが形成されている。これら
前壁1dおよび両側壁1b,1cの下端縁は、ほ
ぼ直角に外方へ折り曲げられてフランジ1e,1
f,1gが形成されている。一方、ステー上端壁
1aの車体後方端からは、車体上方に向けて傾斜
した傾斜壁1hが形成されており、同様に両側壁
1b,1cにおいても、同一位置から相互に離間
する方向に傾斜した側壁1i,1jが形成されて
いる。これら傾斜壁はおよび側壁1i,1jの車
体後方端は、第2図、第3図に示すように、それ
らの一部分が車体上方および左右方向に直角に掘
曲されて、上記バツクアツプビーム7を取り付け
るためのフランジ1k,1l,1mが形成されて
いる。また、両側壁1i,1jの下端縁には左右
方向に直角に掘曲され上記フランジ1f,1gに
それぞれ連続するフランジ1n,1oが形成され
ている。
上記バツクアツプビーム7は、第2図に示すよ
うに、車体前方に向けて開口した台形断面を有
し、その車体上下方向に延びる端壁7aの車体前
方側の面が上記ステー1のフランジ1k,1l,
1mに取り付けられ、スポツト溶接によつて固着
されている。また、バツクアツプビーム7の下壁
7bの車体上方側の面は、上記ステー1のフラン
ジ1n,1oにスポツト溶接によつて固着されて
いる。
バンパ9は、第2図に示すように、バツクアツ
プビーム7よりも車体上下方向に長い断面を有
し、その上端縁9aはバツクアツプビーム7の上
壁7cに形成した取付部7dによつて固着されて
いる。一方、下端壁9bの上側にはこの壁面9b
に沿つて溝型ビーム11が配置され、このビーム
11は第3図に示すように、支持金具14によつ
てバツクアツプビーム7の下壁7bに支持されて
いる。
次に、第1図A〜Dを参照して、ステー1とリ
ヤフロアパネル5との取付部の構造を説明する。
まず、第1図Aに示すように、ステー上端壁1a
に対向するリヤフロアパネル5の部分には車室内
外を連通するためのほぼ長方形の換気用開口5a
があけられている。この開口5aに対向した上端
壁1aの部位は、車体下方へ湾曲され、この開口
5aに対応する大きさのビード1pが形成されて
いる。このビード1pの車体前方側端部からは更
に車体前方への延びるビード1qが形成され、そ
の先端には車幅方向に直角に掘曲されたビード1
rが形成されている(第1図C,D)。このよう
に、上端壁1aには全体としてU字形のビードが
形成されている。このビード1rの先端は、第1
図Bに示すように、上端壁1aにあけた開口1s
に連通している。ここで、ロアパネル5と上端壁
1aとは2本のボルト13によつて接合され、こ
れによつて、取付座のビード1p,1q,1rと
リヤフロアパネルとにより、両開口5aおよび1
sを連通する換気通路が形成される。
このように構成した換気構造においては、換気
通路がU字形に形成されているので、たとえ水が
ステーの開口1sから換気通路内に侵入したとし
ても、その水がフロアパネル5の換気用開口5a
に到ることはない。すなわち、シール部材を取り
付けることなく、車室内への水の侵入が確実に防
止される。また、この換気通路はリヤフロアパネ
ル5とステー1とにより形成されているので、従
来のように換気通路を形成するためにドラフタケ
ース等の部材を用いる必要がない。
次に、第4図ないし第6図は本考案の他の実施
例を示すものである。本例は、バンパ取付用のス
テーとリヤエンドパネルとにより、車体上下方向
に延びる換気通路を形成したものである。詳述す
るに、ステー21は、全体として長方形状をした
平板状部材23と、この部材23に固着したほぼ
台形形状の取付部材25とから成る。上記平板状
部材23の上端はほぼ直角に掘曲されて、バンパ
取付用上フランジ23aが形成されており、下端
は上端側と同一の側に傾斜された後、上フランジ
23aに平行な下フランジ23bが形成されてい
る。第6図に示すように、これら上、下フランジ
23a,23bにリヤバンパ27が取り付けられ
る。一方、この平板状部材23の車体前方に面す
る23cには、車体前方へ突出した状態に台形形
状に取付部材25がスポツト溶接により固着され
ている。この取付部材25の突出した端面25a
はリヤエンドパネル29への取付座とされ、第5
図に示すように、ボルト31によつてリヤエンド
パネル29へ固着される。
ここで、上記取付部材端面25aの中央に対向
したリヤエンドパネル29の部分には車室内外を
連通するための換気用円形開口29aがあけられ
ている。この開口29aに対向した端面25aの
部位は、平板状部材23側へ湾曲されて、この開
口とほぼ同一の大きさのビード25bが形成され
ており、更にこのビード25bの下方には車体下
方へ延びるビード25cが形成されている。ま
た、このビード25cの下端には車幅方向に延び
るビード25dが形成されており、その先端25
eは端面25aの側端において車外に連通する開
口となつている。このように形成したビード25
b,25c,25dおよびリヤエンドパネル29
によつて、閉断面の換気通路が形成されている。
この換気通路は、第4図に示すように、全体と
してL字形状となつており、従つて、車外に連通
した開口25eから水が侵入したとしても、その
水が車室内に連通した開口29aにまで到ること
はない。更に本例においては、車室内に連通した
開口29aに対して、車外に連通した開口25e
が下方に位置しているので、たとえ何らかの原因
で多量の洗車水等が開口25eから換気通路内に
侵入したとしても、車室内側の開口29aにまで
その水が侵入することはない。
なお、上記の二実施例においては、ステーの車
体側取付面が水平の場合および垂直の場合につい
て述べてきたが、これ以外の傾斜した面に換気通
路を形成しても良い。また、換気通路が水平面内
にない場合には、車室内側を上方にし、車外側を
下方に位置させるのが望ましい。更に、換気通路
は上述のU字形、L字形に限るものではなく、例
えばS字形であつても良い。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、バンパ等
の車体外装品を車体に取り付けるための取付部材
と車体パネルとにより迷路状の換気通路を形成す
るようにしたので、シール部材等を配置すること
なく車室内への水の侵入を確実に防止することが
でき、また、換気通路を別部材を用いずに形成し
得るという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の一実施例を示す平面図、第
1図Bは第1図AのB−B線に沿つた断面図、第
1図Cは第1図AのC−C線に沿つた断面図、第
1図Dは第1図AのD−D線に沿つた断面図、第
2図は第1図Aの−線に沿つた断面図、第3
図は第1図Aに示す実施例の立面図、第4図は本
考案の他の実施例のステーを示す立面図、第5図
は第4図の−線に沿つた断面図、第6図は第
4図の−線に沿つた断面図である。 1……ステー、1a……上端壁(取付座)、1
p,1q,1r……ビード、1s……開口、5…
…リヤフロアパネル、5a……換気用開口、7…
…バツクアツプビーム、9……リヤバンパ、21
……ステー、25……取付座、25b,25c,
25d……ビード、25e……開口、27……リ
ヤバンパ、29……リヤエンドパネル、29a…
…開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体外装品を車体に取付けるための取付部材を
    有し、この取付部材の車体取付側には、車体パネ
    ル表面に当接する取付座が形成されており、該取
    付座に対向する前記車体パネルの部分には換気口
    が開設されており、前記取付部材の取付座と前記
    車体パネルの下面との間には屈曲して延びる通路
    が画成され、該通路の一端側は前記換気口に連通
    するとともに、他端側は大気に連通しておりこれ
    によつて車室内と車外とを連通する換気通路が構
    成されたことを特徴とする自動車の換気構造。
JP1985063117U 1985-04-26 1985-04-26 Expired JPH0431844Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985063117U JPH0431844Y2 (ja) 1985-04-26 1985-04-26

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JP1985063117U JPH0431844Y2 (ja) 1985-04-26 1985-04-26

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JPS61179015U JPS61179015U (ja) 1986-11-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58136811U (ja) * 1982-03-12 1983-09-14 スズキ株式会社 自動車の外気導入装置

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JPS61179015U (ja) 1986-11-08

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