JPH04318364A - テープガイドポスト駆動装置 - Google Patents

テープガイドポスト駆動装置

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JPH04318364A
JPH04318364A JP3085060A JP8506091A JPH04318364A JP H04318364 A JPH04318364 A JP H04318364A JP 3085060 A JP3085060 A JP 3085060A JP 8506091 A JP8506091 A JP 8506091A JP H04318364 A JPH04318364 A JP H04318364A
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Akio Konishi
章雄 小西
Yoshitada Moriyasu
義忠 森安
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置におけ
るテープガイドポスト駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここではカム歯車とテープガイドポスト
を有した回転部材の組み合わせとして一般的な、テンシ
ョンポストの駆動について一例としてのべる。
【0003】従来の磁気記録再生装置では、テンション
アームを回動させるカム歯車のカム溝は一般に揺動カム
を使用しておりテンションアームの回動角を大きくする
ことが困難なため別のアームを介して回動角を増やして
いた。
【0004】以下、図面を参照しながら従来のテンショ
ンポスト駆動部分について説明する。
【0005】図23,図24において、ローディングモ
ータ30の駆動力は2重歯車の31a,31b、2重歯
車の32a,32b、2重歯車の33a,33bを介し
てカム歯車34に伝達される。カム歯車34は揺動カム
になっており、カムレバー91のカム係合部91aがカ
ム歯車34のカム溝34aにそってカム歯車34の中心
付近から外周方向へ移動することでカムレバー91の増
速ギヤ部91bが回転し、テンションアーム90を大き
く回動し、図24のテープ走行位置までテンションポス
ト9を回動させる。またテープ走行位置までテンション
ポスト9が回動すると、カムレバー91のカム係合部9
1aはカム溝34aからフリーとなり、リール台94に
沿うように巻き付いたテンションバンド93のブレーキ
力と、テンションバネ92のバネ力と、テンションポス
ト9に巻付いた磁気テープ13の張力によってバランス
が保たれテープテンションを制御する構成となっていた
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の様
な構成ではテンションアーム90の回動角を大きくする
ために別部材であるカムレバー91を必要とし、またカ
ム歯車34のカム溝34aはカム歯車34の中心付近か
ら外周付近まで形成されているため別の用途のカム溝を
作ることが困難であり、磁気記録再生装置を小型,軽量
,薄型化するためにも問題を残すものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、カムを有した歯車と、歯車のカムの回転
によって回転角が規制されカム形状部を有した回転部材
と、回転部材に設けたテープガイドポストとを具備し、
回転部材のカム形状部と歯車のカムの接点が、回転部材
中心と歯車中心との間付近に有り、かつ回転部材に設け
たカム形状部が回転部材中心に近い位置にある様な構成
としたもので、ここではこの構成をテンションアームに
使用することで課題を解決する。
【0008】
【作用】この構成により、テンションアームを含む回転
部材の回転角を直接大きくとることが可能となり、別部
材を介して回動角を増す必要もなく、またカム歯車の外
周付近のみでカムを形成できるため、中心付近は別のカ
ムとして使用可能となり、磁気記録再生装置の小型,軽
量,薄型化に大きく貢献するものである。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1および図2は本発明の一実施例の磁気
記録再生装置におけるテープガイドポスト駆動装置のテ
ープローディング前およびテープローディング後の平面
図、図3および図4は同テープガイドポスト駆動装置に
よるテープパスを説明する概略平面図およびテープパス
の要部を示す斜視図、図5および図6は同テープガイド
ポスト駆動装置の要部を示す斜視図である。
【0011】まず、図1〜図4を用いて、ローディング
ポストの動作の概略を説明する。図3,図4において、
1はシャーシ、2はシャーシ1に装着されたテープカセ
ットであり、テープカセット2内には供給側リール3と
巻取側リール4が配設されている。テープカセット2が
シャーシ1に装着されたときに、テープカセット2の前
面部に形成された切欠部5,6,7のそれぞれに、供給
側ローディングローラポスト8とテンションポスト9と
傾斜ポスト16、および第1と第2の巻取側ローディン
グローラポスト10,11およびピンチローラ12と補
助ガイドポスト23が磁気テープ13の内側にそれぞれ
挿入される。
【0012】14,15は供給側ローディングローラポ
スト8および第1と第2の巻取側ローディングローラポ
スト10,11が搭載された供給側ボートおよび巻取側
ボートで、供給側ボート14には供給側ローディングロ
ーラポスト8の他に傾斜ポスト16が設けられており、
供給側ローディングポスト8とともに切欠部5に挿入さ
れる。
【0013】17,18は図1,図2に示されるように
ローディング動作の際に供給側ボート14および巻取側
ボート15をそれぞれ案内する円弧状の供給側ローディ
ングガイドおよび巻取側ローディングガイドで、回転ヘ
ッドシリンダー19の周囲に沿って配設されており、図
5に示されるように、供給側ローディンガイド17はロ
ーディング完了位置ほど高くなるように構成され、巻取
側ローディングガイド18はローディング完了位置ほど
低くなるように構成されている。
【0014】また、回転ヘッドシリンダー19はシャー
シ1に対してほぼ垂直に配設され、供給側ローディング
ローラポスト8は、供給側ボート14が供給側ローディ
ングガイド17に沿って移動したときに、供給側リール
3から引き出した磁気テープ13を回転ヘッドシリンダ
ー19に、図4に示すように左側へ斜め上方に向って巻
き付け、巻取側ローディングローラポスト10は、巻取
側ボート15が巻取側ローディングガイド18に沿って
移動したときに、巻取側リール4から引き出した磁気テ
ープ13を回転ヘッドシリンダー19に右側へ斜め下方
に向って巻き付ける。
【0015】この時、供給側ローディングローラポスト
8は供給側ローディングガイド17の漸次高くなるスロ
ープのためにローディング完了位置ではやや後方に傾く
姿勢となり、第1と第2の巻取側ローディングローラポ
スト10,11は巻取側ローディングガイド18の漸次
低くなるスロープのためやや前方に傾く姿勢となる。
【0016】したがって、図4に示すように、供給側ロ
ーディングローラポスト8によって回転ヘッドシリンダ
ー19に供給された磁気テープ13は回転ヘッドシリン
ダー19の上部から斜め下方に向って導かれ、回転ヘッ
ドシリンダー19の出口側では下部から第1の巻取側ロ
ーディングローラポスト10によって斜め上方に向く緩
やかなテープパスに反転して引き出され、第2の巻取側
ローディングローラポスト11によって僅かに前に傾斜
する姿勢を維持されつつ、緩やかな斜向パスによって斜
め上方に導かれる。
【0017】20はテープカセット2の装着位置の外側
でシャーシ1に設けられたキャプスタンであり、上下端
を軸受21で支承され、かつローディング完了位置にお
ける巻取側ローディングポスト10,11の傾きとほぼ
同等の傾きになるようにシャーシ1に傾斜して取付けら
れている。
【0018】そして、この傾斜したキャプスタン20は
巻取側ローディングローラポスト11から斜向パスで斜
め上方に導かれてきた前傾姿勢の磁気テープ13に全面
的に接触し、ローディング動作完了時にテープカセット
2の切欠部7の位置から移動してくる、ピンチローラ1
2とで磁気テープ13を挟持して駆動する。このとき、
ピンチローラ12はキャプスタン20に全面で圧接する
ようにキャプスタン20と同等の傾斜になるように構成
されている。
【0019】22はローディング完了位置の第2の巻取
側ローディングローラポスト11とキャプスタン20の
間でキャプスタン20近傍位置に設けられたオーディオ
・コントロールヘッドであり、第2の巻取側ローディン
グローラポスト11からキャプスタン20に斜向パスで
斜め上方に向って導かれる前傾姿勢の磁気テープ13に
対する接触を良くするために、キャプスタン20と同等
の傾斜になるようにシャーシ1に設けられている。
【0020】23はピンチローラ12と連動して移動す
る補助ガイドポストであり、ローディング開始前にはテ
ープカセット2の切欠部7に挿入され、ローディング完
了時にはピンチローラ12とともに移動して、キャプス
タン20とピンチローラ12により走行される磁気テー
プ13を固定傾斜ポスト24の方に案内する。第2の巻
取側ローディングローラポスト11からキャプスタン2
0,補助ガイドポスト23を通して同じ前傾姿勢で送ら
れてきた磁気テープ13は、テープカセット2の手前で
シャーシ1に傾斜して固定された固定傾斜ポスト24に
より斜向パスから水平走行パスに転換するときのテープ
ねじれが修正され、テープカセット2の巻取側リール4
に巻取られる。25はキャプスタン20を駆動するキャ
プスタンモータで、シャーシ1に傾斜して取付けられて
おり、この構成によりキャプスタン20をテープカセッ
ト2の装着位置の底部に設ける必要がなくなり、シャー
シ1の厚みを抑えることができ、薄型化を容易に図るこ
とができる。
【0021】次に本発明の一実施例のローディングポス
ト駆動部分について説明する。図1において、ローディ
ングモータ30の駆動力は2重歯車の31a,31b、
2重歯車の32a,32b、2重歯車の33a,33b
を介してカム歯車34に伝達される。カム歯車34は、
図7(a),(b),(c)に示されるように、上半分
には一部に欠歯部35aが設けられるとともに、歯車3
3bと噛合することによりローディングモータ30の駆
動力が伝達される第1の間欠歯車部35が形成され、ま
た下半分には一部に欠歯部36cが設けられるとともに
巻取側リング歯車39を介してローディングローラポス
ト10,11への駆動力の伝達に使用される第2の間欠
歯車部36が形成されている。
【0022】なお、第1の間欠歯車部35には欠歯部3
5aを有しているが、これはローディングにともなって
テンションポスト9を移動させるためのテンションレギ
ュレータアーム90の一部を第1の間欠歯車部35に設
けられたカム壁37cに当接させるために設けられたも
のであり、別の手段によりテンションレギュレータアー
ム90を制御できれば、第1の間欠歯車部35を全周歯
車としても差しつかえない。
【0023】次に、上面部にはピンチローラ12のキャ
プスタン20への圧接離間を制御するのに使用されるカ
ム部37が形成されており、これらが一体でカム歯車3
4を形成しているので、その厚みを薄くすることができ
る。
【0024】まず、カム歯車34の第2の間欠歯車部3
6によりローディングローラポスト8,10,11が駆
動される機構について、図9の歯車群の平面図を参照し
て説明する。38は供給側ローディングローラポスト8
を駆動するための供給側リング歯車、39は巻取側ロー
ディングローラポスト10,11を駆動するための巻取
側リング歯車であり、回転ヘッドシリンダー19の下方
でその中心位置が互いに偏心した位置に設けられている
。巻取側リング歯車39の外周の所定範囲に形成された
歯部40は、カム歯車34の第2の間欠歯車部36に噛
合するように構成されており、また歯車40の中間部お
よびローディング時回転方向の矢印(イ)方向に見て後
端部には、ローディング動作の始動を確実にするために
第2の間欠歯車36の歯端部36a,36bと係合離脱
する位置に第1および第2の欠歯部40a,40bがそ
れぞれ設けられている。
【0025】また、供給側リング歯車38の外周の所定
範囲に形成された歯部41は、これに噛合する中間歯車
42、この中間歯車42に噛合する2重歯車よりなる振
子歯車43の一方の歯車43a、さらに振子歯車43の
他方の歯車43bを介して供給側リング歯車40に連動
連結されている。これら中間歯車42,振子歯車43は
シャーシ1に設けられた軸44に揺動自在に取付けられ
た揺動板45に枢着され、揺動板45は他端に形成され
た長孔46がシャーシ1に植立された軸47に嵌合する
ことによりその揺動範囲が規制されている。
【0026】また、図11にもその断面図を示すように
、振子歯車43bは、これと一体になったプレート43
cを有している。49はチャージアームで、揺動板45
に植立された軸48に回動自在に支持されており、その
外周部には、ねじりコイルばね50が配設されている。 ねじりコイルばね50の一端はチャージアーム49に係
止され、他端は、揺動板45の折曲げ部45aに係止さ
れている。この結果、チャージアーム49は、図9の矢
印A方向に、回動付勢されている。
【0027】51はリンクで、一端はピン51bにより
、プレート43cに対して回動自在に連結されている。 また他端は、ピン51bにより、チャージアーム49に
対して回動自在に連結されている。
【0028】このような構成により、図9においては、
振子歯車43は、リンク51を介して、矢印B方向に回
動付勢されることになる。なお、振子歯車43の一回転
に対してチャージアーム49は、軸48を中心に往復揺
動運動をすることは言うまでもない。
【0029】供給側リング歯車38は歯車41のローデ
ィング時回転方向の矢印(ロ)方向に見て前端部に固定
アーム52が延設され、その先端部に供給側駆動シャフ
ト53が立設されており、巻取側リング歯車39は歯部
40のローディング時回転方向の矢印(イ)方向に見て
前端部に固定アーム54が延設され、その端部に巻取側
駆動シャフト55が立設されている。この供給側駆動シ
ャフト53には、図5からわかるように、供給側ボート
14が昇降自在に取付けられており、供給側ボート14
の後端部には供給側ローディングガイド17の外周に設
けられた段部17aと係合する挟持部57が設けられて
おり、さらに挟持部57には段部17aと嵌合する爪5
7aが設けられている。これにより供給側ボート14は
供給側ローディングガイド17に沿って案内される。
【0030】同様に、巻取側駆動シャフト55には、図
5,図6に示されるように、巻取側ボート15が昇降自
在に取付けられており、巻取側ボート15の後端部には
巻取側ローディングガイド18の外周に設けられた段部
18aと係合する挟持部59が設けられており、さらに
挟持部59には段部18aと嵌合する爪部59aが設け
られている。これにより巻取側ボート15は巻取側ロー
ディングガイド18に沿って案内される。
【0031】ここで、供給側駆動シャフト53と巻取側
駆動シャフト55は、供給側リング歯車38と巻取側リ
ング歯車39がそれぞれローディング時に(ロ)方向と
(イ)方向に回転したときに、円弧状の供給側ローディ
ングガイド17と巻取側ローディングガイド18の外周
に沿って移動するように設計されており、これにより、
供給側ボート14および巻取側ボート15は、ローディ
ング中、それぞれ供給側ローディングガイド17および
巻取側ローディングガイド18の外周から離脱すること
なく、安定して案内され、しかも、供給側ボート14は
ローディング完了位置ほど高くなるように漸次上昇せし
められ、巻取側ボート15はローディング完了位置ほど
低くなるように漸次下降せしめられながら移動する。
【0032】次にカム歯車34のカム部37によりピン
チローラ12がキャプスタン20に圧接する機構につい
て説明する。図12,図13において、カム歯車34の
カム部37は円周方向のカム溝37aとローディング完
了後にピンチローラ12をキャプスタン20の側に押圧
動作させるための中心に向って折曲された折曲カム溝3
7bとで構成されている。60はカム歯車34のカム部
37に連動して動作するピンチロッドであり、一端に長
さ方向に形成された長孔61とカム部37に形成された
カム溝37a,37bに係合するカムフォロア62を有
し、長孔61はカム歯車34の軸63に嵌合している。 ピンチロッド60の他端はシャーシ1に植立された軸6
4に枢支された第1のピンチチャージアーム65の一端
にピン66を介して連結され、第1のピンチチャージア
ーム65の他端にはピン67を介して中間が枢支された
第2のピンチチャージアーム68が設けられ、第1のピ
ンチチャージアーム65の一端と第2のピンチチャージ
アーム68の一端の間にばね69が介装されている。第
2のピンチチャージアーム68の他端に設けられたピン
70はピン71を介してシャーシ1に回動自在に設けら
れたピンチアーム72の一端の長孔73に嵌合し、ピン
チローラ12はピンチアーム72の他端にキャプスタン
20と同じ傾斜をもって設けられている。
【0033】図14に示すように、アーム74はシャー
シ1に植立された軸75に一端が枢支され、他端にキャ
プスタン20と同じ傾斜をもって設けられた補助ガイド
ポスト23が植設されている。
【0034】また、アーム74は、リンク76を介して
ピンチアーム72に連結されている。
【0035】次に上記機構によるさらに詳しいローディ
ング動作を説明する。図9および図10はローディング
動作過程における歯車群の状態を示す説面図である。図
1および図9はローディング動作開始前の状態を示す。 このとき、供給側ボート14と巻取側ボート15は供給
側ローディングガイド17と巻取側ローディングガイド
18の始端部のアンロードポジションに位置し、図3に
示すように、テンションポスト9,供給側ローディング
ローラポスト8,傾斜ポスト16はテープカセット2の
切欠部5内に挿入され、第1および第2の巻取側ローデ
ィングローラポスト10,11は切欠部6内に挿入され
、さらに、ピンチロッド60はカムフォロア62により
矢印(ハ)方向に押し出されていることにより、第1お
よび第2のピンチチャージアーム65,68、ピンチア
ーム72を介してピンチロール12はキャプスタン20
に対して最も後退し、かつこれに連動して動作するアー
ム74により傾斜ガイドポスト23もピンチローラ12
と同様後退し、図3に示すように、これらピンチローラ
12と傾斜ローラポスト23はともにテープカセット2
の切欠部7内に挿入される。
【0036】ローディング動作開始とともに、図9にお
いて、カム歯車34は時計方向に回転し、第2の間欠歯
車部36はその歯端部36aが巻取側リング歯車39の
第1の欠歯部40aに入り込むことで確実に歯部40と
噛合し、その後の第2の間欠歯車部36の回転により巻
取側リング歯車39は矢印(イ)方向に回転し、これに
連動する振子歯車43,中間歯車42を介して供給側リ
ング歯車38は矢印(ロ)方向に回転する。したがって
、供給側リング歯車38の固定アーム52に設けられた
駆動シャフト53により供給側ボート14はローディン
グ方向に駆動されるが、このとき、駆動シャフト53は
供給側リング歯車38により円弧連動をし、供給側ボー
ト14の挟持部57は供給側ローディングガイド17の
始端部の直線部分に沿って直線運動をすることから、供
給側ボート14は移動とともに漸次ガイド側に近づき、
挟持部57が供給側ローディングガイド17の円弧部分
に移行した時点で、図8に示すように、供給側ボート1
4の前端部56は供給側ローディングガイド17の外周
に沿って移動し、以後の供給側ボート14の移動は駆動
シャフト53と挟持部57の支持で安定的に行われ、供
給側ローディングローラポスト8による磁気テープ13
の引出しと回転ヘッドシリンダー19への巻付けは安定
して確実に行われる。なお、巻取側ボート15の場合も
供給側ボート14と同様であるので説明は省略する。
【0037】次に、供給側および巻取側ボート14,1
5が図5のストッパー86,87に当接するローディン
グ動作完了直前で、図10に示すように、カム歯車34
の第2の間欠歯車部36はその歯端部36bが巻取側リ
ング歯車39の第2の欠歯部40bから離脱することに
より歯部40と噛合しない状態になる。
【0038】この時、矢印A方向に回動付勢されたチャ
ージアーム49は、リンク51を介して、振子歯車43
を矢印C方向に回転させようとする。この力により、巻
取側リング歯車41は矢印(イ)方向に回転を強制され
、その結果、巻取側駆動シャフト55を介して、巻取側
ボート15はストッパー87に押圧位置決めされる。 また、振子歯車43の矢印C方向の回転付勢力は中間歯
車42を矢印D方向に回転させようとするので、この力
により、供給側リング歯車38は、矢印(ロ)方向に回
転を強制され、その結果供給側駆動シャフト53を介し
て、供給側ボート14はストッパー86に押圧位置決め
される。
【0039】以上のようにして、ローディング動作は完
了するが、供給側ボート14のストッパー86への押圧
のタイミングと巻取側ボート15のストッパー87への
押圧のタイミングが若干ずれたとしても、揺動板45が
、軸44を中心にいずれかの方向にわずかに振れること
により、調整が図られ、供給側ボート14,巻取側ボー
ト15の双方ともそれぞれストッパー86,87へ確実
に押圧される。
【0040】ローディング動作完了後、さらにカム歯車
34が時計方向に回転すると、図2および図12,図1
3に示すように、ピンチロッド60に設けられたカムフ
ォロア62がカム部37の折曲カム溝37bに入り込み
、ピンチロッド60を矢印(ニ)方向に引き込み、第1
のピンチチャージアーム65を軸64を中心に時計方向
に回動させて第2のピンチチャージアーム68を矢印(
ト)方向に押し出し、ばね69の力をかりてピン70に
よりピンチアーム72をピン71を中心に反時計方向に
回動させ、ピンチローラ12をキャプスタン20に圧接
する。
【0041】同時に、図14に示すようにリンク76を
押してアーム74を軸75を中心に時計方向に回動させ
、アーム74の一端に設けられた補助ガイドポスト23
をキャプスタン20と傾斜ポスト24の間に引き込む。 これにより、巻取側ローディングローラポスト11から
キャプスタン20に至る緩やかな磁気テープ13の斜向
パスを維持する。
【0042】次にアンローディング動作では、図10に
おいて、カム歯車34は反時計方向に回転し、ピンチロ
ーラ12の圧接動作を解除し、カム歯車34の第2の間
欠歯車部36はその歯端部36bが巻取側リング歯車3
9の第2の欠歯部40bに入り込むことで確実に歯部4
0と噛合し、巻取側リング歯車39をアンローディング
時回転方向の矢印(ホ)方向に回転させ、さらに振子歯
車43,中間歯車42を介して供給側リング歯車38を
アンローディング時回転方向の矢印(ヘ)方向に回転さ
せる。そして、供給側ローディングローラポスト8と巻
取側ローディングローラポスト10,11がそれぞれテ
ープカセット2の切欠部5,6に収容される図9の時点
で、カム歯車34の第2の間欠歯車部36はその歯端部
36aが供給側リング歯車39の第1の欠歯部40aに
位置して、歯部40からの離脱が可能となる。
【0043】この時、チャージアーム49は、ねじりコ
イルばね50により、矢印A方向に回動付勢されており
、この力は、リンク51を介して振子歯車43を、矢印
B方向に回転させようとする。
【0044】したがって、巻取側リング歯車39は、矢
印(ホ)方向に回転を強制され、シャーシ1に固定され
たストッパー91に押圧位置決めされる。また、振子歯
車43の矢印B方向の回転力は、中間歯車42を矢印E
方向に回転付勢するので、この結果供給側リング歯車3
8は、矢印(ヘ)方向に回転を強制されシャーシ1に固
定されたストッパー92に押圧位置決めされる。
【0045】カム歯車34が、図9の状態からさらに反
時計方向に約30゜回転して、カセットテープ2はエジ
ェクトされる(具体構成図示せず)が、この時にも、供
給側リング歯車38および巻取側リング歯車39の双方
とも図9の状態からは回転せずに、それぞれストッパー
91,92に押圧位置決めされた状態を維持することは
言うまでもない。
【0046】次に本発明の一実施例のテンションポスト
駆動部分について説明する。また従来例で説明したもの
と同様の部品については同一の符号を付し、ここでの重
複する説明は省略する。
【0047】図15,図16において、カム歯車34と
テンションアーム90が互いのカム部35d,90aで
接しており、カム歯車34が回動することで、テンショ
ンアーム90のカム部90aがカム歯車34のカム部3
5d,35fに接する点を変えながらテンションアーム
90は回動し、図16のテープ走行位置までテンション
ポスト9を回動させる。テンションアーム90の回動力
はテンションバネ92のバネ力によって与えられ、バネ
フック95を介してテンションアーム90に伝えられる
。またテープ走行位置までテンションポスト9が回動す
るとテンションアーム90のカム部90aはフリーとな
り、リール台94に接するパッドアーム96のパッド部
96aのブレーキ力と、テンションバネ92のバネ力と
、テンションポスト9に巻付いた磁気テープ13の張力
によってバランスが保たれテープテンションを制御する
構成となっている。
【0048】次に図17から図22において、テンショ
ンアーム90のカム部90a〜90cとカム歯車34の
カム部35d〜35fの接し状態の詳細説明を行ないテ
ンションアーム90の回動状態を明確にする。
【0049】図17は、図15のテンションアーム90
とカム歯車34の拡大図であり、テンションポスト9は
カセット内に位置した状態であり、テンションアーム9
0はA方向に力を受けており、互いのカム部90a,3
5dが接した状態において、カム歯車34はB方向に回
転を初める。図18ではカム歯車34がB方向へ回転し
たため互いのカム部は90b,35eで接し、テンショ
ンアーム90はC方向に回動を初める。図19ではカム
歯車34がさらにB方向に回動することで互いのカム部
は90a,35eで接し、テンションアーム90はさら
にC方向に回動を進める。図20,図21の間では、テ
ンションアーム90のカム部90cがカム歯車34の外
周に近い壁部35fと接した状態となって、図22でテ
ンションアーム90はフリー状態となり、テープ走行可
能な位置までテンションポスト9を回動させたこととな
る。したがって図22は図16のテンションアーム90
とカム歯車34の拡大図に相当する。また言うまでもな
いが図22の状態でカム歯車34をB方向と逆に回転す
ることでテンションアーム90もC方向と逆に回転させ
ることが可能であり、テンションポスト9を図17のカ
セット内位置までもどす構成となっている。また、この
構成はカム歯車と、そのカム歯車によって回動する、回
動部材を具備する場所であればテンションアームと別の
場所でも使用可能なことは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から本発明のテープガイドポ
スト駆動装置によれば、テンションアームの回動角を直
接大きくとることが可能となり、別部材を介して回動角
を増す必要もなく、またカム歯車の外周付近のみでカム
を形成できるため、中心付近は別のカムとして使用可能
となり、磁気記録再生装置の小型,軽量,薄型化に大き
く貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁気記録再生装置における
テープガイドポスト駆動装置のテープローディング前お
よびテープローディング後の平面図
【図2】本発明の一実施例の磁気記録再生装置における
テープガイドポスト駆動装置のテープローディング前お
よびテープローディング後の平面図
【図3】同テープガイドポスト駆動装置によるテープパ
スを説明する概略平面図
【図4】同テープガイドポスト駆動装置によるテープパ
スの要部を示す斜視図
【図5】同ローディングポスト駆動装置の要部を示す斜
視図
【図6】同ローディングポスト駆動装置の要部を示す斜
視図
【図7】(a)同装置におけるカム歯車の平面図(b)
同装置におけるカム歯車の断面図(c)同装置における
カム歯車の底面図
【図8】同装置におけるローディング
開始直後のボートがローディングガイドに案内されてい
るところを示す平面図
【図9】同装置のローディング動作過程における駆動歯
車群の状態を示す説明図
【図10】同装置のローディング動作過程における駆動
歯車群の状態を示す説明図
【図11】同装置における揺動板部の構成を示す断面図
【図12】同装置におけるピンチアームがカム歯車によ
り駆動される動作を示す平面図
【図13】同装置におけるピンチアームがカム歯車によ
り駆動される動作を示す平面図
【図14】(a)同装置における補助ガイドポストの動
作を示す平面図 (b)同装置における補助ガイドポストの動作を示す平
面図
【図15】同テープガイドポスト駆動装置のテープロー
ディング前およびテープローディング後の主要構成図

図16】同テープガイドポスト駆動装置のテープローデ
ィング前およびテープローディング後の主要構成図
【図
17】同テープガイドポスト駆動装置の要部拡大図
【図
18】同テープガイドポスト駆動装置の要部拡大図
【図
19】同テープガイドポスト駆動装置の要部拡大図
【図
20】同テープガイドポスト駆動装置の要部拡大図
【図
21】同テープガイドポスト駆動装置の要部拡大図
【図
22】同テープガイドポスト駆動装置の要部拡大図
【図
23】従来の磁気記録再生装置におけるテープガイドポ
スト駆動装置のテープローディング前およびテープロー
ディング後の主要構成図
【図24】従来の磁気記録再生装置におけるテープガイ
ドポスト駆動装置のテープローディング前およびテープ
ローディング後の主要構成図
【符号の説明】
8  供給側ローディングローラポスト10  第1の
巻取側ローディングローラポスト11  第2の巻取側
ローディングローラポスト12  ピンチローラ 13  磁気テープ 14  供給側ボート 15  巻取側ボート 17  供給側ローディングガイド 18  巻取側ローディングガイド 19  回転ヘッドシリンダー 20  キャプスタン 23  補助ガイドポスト 34  カム歯車 35d  カム部 36  間欠歯車部 37  カム部 38  供給側リング歯車 39  巻取側リング歯車 53  供給側駆動シャフト 55  巻取側駆動シャフト 90  テンションアーム 90a  カム部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カムを有した歯車と、前記歯車のカムの回
    転によって2回転角が規制されカム形状部を有した回転
    部材と、前記回転部材に設けたテープガイドポストとを
    具備し、前記回転部材のカム形状部と前記歯車のカムの
    接点が、前記回転部材中心と前記歯車中心との間付近に
    有り、かつ前記回転部材に設けたカム形状部が前記回転
    部材中心に近い位置にあることによって、前記回転部材
    の回転角が大きくとることができることを特徴としたテ
    ープガイドポスト駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58150157A (ja) * 1982-03-03 1983-09-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気テ−プ装置
JPS62180548A (ja) * 1986-02-03 1987-08-07 Sanyo Electric Co Ltd 回転体のトルク制御装置
JPS63231761A (ja) * 1987-03-19 1988-09-27 Yamaha Corp テ−プ駆動装置のテ−プロ−デイング機構

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