JPH04318323A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH04318323A
JPH04318323A JP3110836A JP11083691A JPH04318323A JP H04318323 A JPH04318323 A JP H04318323A JP 3110836 A JP3110836 A JP 3110836A JP 11083691 A JP11083691 A JP 11083691A JP H04318323 A JPH04318323 A JP H04318323A
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JP
Japan
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magnetic
layer
layers
head
recording medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP3110836A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kato
加藤 真宏
Minoru Fujita
実 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Kyodo Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体、とくに
真偽識別用の符号を示す識別パターンを有するカード型
の磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体には、正規の磁気記録媒体
であることを識別するための符号を示す識別パターンが
設けられている。従来の磁気記録媒体では、この識別パ
ターンは、磁性インキを用いて形成された1または複数
の磁性層と、非磁性インキを用いて形成された1または
複数の非磁性層とを所定の配置で組み合わて形成される
こともある。このような磁気記録媒体において、例えば
磁性層は符号「1」に、非磁性層は符号「0」に対応さ
せて情報データを形成することができる。このような構
成が採られる理由の1つは、第三者によって識別符号が
解読されて不正に使用されるのを防止して、磁気記録媒
体の安全性を確保するためである。磁性層を形成するた
めの磁性インキに配合される磁性材料としては、マグネ
タイト(Fe3O4)粉、およびマグヘマイト(γ−F
e2O3)粉等が一般に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら使用されている前述のような磁性材料を配合した識別
パターンでは、前述のように磁性層は符号「1」に、非
磁性層は符号「0」に対応させているので、限られた数
の磁性層では充分な数の組合せの数を確保できない。ま
た識別パターンには「1」の領域と「0」の領域しか存
在しないため、磁性層の有無を検出することで真偽識別
符号が容易に解読でき、したがって真偽判定の安全性は
十分なものとはいえない。
【0004】この発明の目的は、設けられた磁性層の数
に対する真偽識別符号の数を大幅に増加させることが可
能であり、磁気記録媒体の真偽識別に際して安全性が高
い識別パターンを有する磁気記録媒体を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の磁気記録媒体
は、基材の一方の表面に設けられた磁気記録層上に、所
定のパターンで真偽識別用の磁性層を設けた磁気記録媒
体において、磁性層の各々が、相互に透磁率の異なる磁
性材料を用いて構成されていることを特徴とする。すな
わちこの発明においては、真偽識別用の複数の磁性層を
構成する磁性体として、各磁性層間で異なる透磁性を有
するものが使用される。これによって各磁性層は、磁気
記録媒体の真偽識別のために読取用磁気ヘッドで走査さ
れたとき、この磁気ヘッドの磁気ギャップ前方に形成さ
れる磁界の強さに応じて、「1」または「0」のどちら
の値をもとり得る。したがって、設けられた磁性層の数
が少なくても、符号の組合せの数がきわめて多くなり、
真偽識別の安全性が大幅に向上する。
【0006】この発明の原理を図1にしたがって説明す
る。図1は、相互に異なる透磁率を有する2種の透磁率
材料の第1象限におけるM−H曲線を示し、曲線Iは低
透磁率材料、曲線IIは高透磁率材料のものである。図
から明らかなように、印加される磁界が増加すると、磁
化も増加し、低透磁率材料では、磁化が増加し続ける。 一方、高透磁率材料では、磁界Hが小さい間は磁化は比
例的に増加するが、磁界がある値に達すると飽和し、そ
れ以上は増加しない。すなわち低透磁率材料の特性を示
す曲線Iについては、印加磁界が増大するにしたがって
、磁化の値も増大し、ある値で飽和点に達して磁化M3
で安定する。しかし高透磁率材料の特性を示す曲線II
については、印加磁界がH1まで増大したときに磁化の
値はM2に達し、印加磁界がそれ以上に増大しても磁化
の値はほぼ一定である。このときの低透磁率材料の磁化
は、M2よりも低いM1となる。磁気記録媒体の真偽識
別のために読取用磁気ヘッドで走査されるとき、この磁
気ヘッドによって印加される磁界によって磁性材が発生
する磁束は、磁気ヘッドから出力される出力電圧とほぼ
比例関係にあることが知られている。したがってこの磁
気ヘッドのバイアスコイルに印加されるバイアス電流を
適当な値に設定することで、印加磁界を前記の値H3に
設定すると、低透磁率材料を使用した磁性層からの出力
電圧(M3に比例する)は、高透磁率材料を使用した磁
性層からの出力電圧(B2に相当する)よりも高い。し
かし印加磁界を値0とH2との間に設定すると、この関
係は逆転する。すなわち、印加磁界が、曲線IとIIと
が交差する点H2以上である場合には、磁気ヘッドの出
力電圧について、低透磁率材料Iと高透磁率材料IIと
の相対的な関係はI>IIであるが、0からH2までの
範囲ではI<IIとなる。
【0007】したがって相対的な出力電圧の高い方の符
号が「1」、低い方の符号が「0」に対応するものとす
れば、I>IIの条件ではI=1、II=0であり、I
<IIの条件ではI=0、II=1となる。これによっ
て、磁性層の配置パターンが同じであっても、読取用の
磁気ヘッドに印加されるバイアス電流を変化させること
により、2種類の出力信号を得ることができる。
【0008】この発明において、低透磁率材料としては
、従来から一般に使用されているマグネタイト(Fe3
O4)、および(γ−Fe2O3)等の他、鉄および鉄
系合金、ニッケルおよびニッケル系合金、コバルトおよ
びコバルト系合金などの磁性材料の球状または不定形粒
子を使用することができる。また高透磁率材料としては
、3kOe程度の磁界で容易に磁気飽和し得る材料が好
ましく、具体的には、センダスト(Fe−Al−Si)
、パーマロイ(Ni−Fe(−Mo))、パーメンダー
(Co−Fe)およびアモルファス系磁性材料、ならび
に針状あるいは鱗片状結晶の鉄および鉄系合金、ニッケ
ルおよびニッケル系合金、コバルトおよびコバルト系合
金が挙げられる。これらの磁性材料は、任意の粒径の微
粒子の形態でバインダに混合されて磁性インキを構成す
るために使用される。良好な性質の磁性インキを得るた
めには、透磁率材料は、適切な粒径、たとえば200μ
m以下、好ま しくは0.1〜50μmの粒径を有する
【0009】磁性材料の微粒子に配合されるバインダは
、樹脂と溶媒との混合物からなる。好ましい樹脂の例と
しては、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ビニル系
樹脂、ポリウレンタン樹脂、アクリル樹脂等が挙げられ
、適用される印刷法に応じて適当なものが選択される。 また溶媒としては、これらの樹脂のための溶媒の中から
適当に選択する。なお磁性インキは、樹脂、溶媒および
磁性材料微粒子の他に、必要に応じて、界面活性剤、着
色剤その他、この分野で一般に使用されている添加剤を
含有し得る。
【0010】樹脂と磁性材料微粒子との配合比にとくに
制限はないが、被印刷面との接着性、塗膜強度、塗膜の
磁気特性等を考慮して、好ましくは重量比で1:0.1
〜1:10、最適には1:1〜1:8の範囲から選択さ
れる。
【0011】この発明の磁気記録媒体において、真偽識
別用パターンに含まれる磁性層の数、形状およびその配
置パターンに制限はないが、最も一般的にはバーコード
の形態が用いられる。任意の数の第1および第2の磁性
層のみで真偽識別用パターンを形成してもよく、あるい
はダミーの非磁性層を組み合わせてもよい。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0013】図2は、本発明の一実施例による磁気記録
媒体の一実施例の概略的斜視図である。同図において、
磁気記録媒体としての磁気カード1は、図3に詳細に示
すように、厚さ188μmの白色ポリエステルフィルム
からなる基材10の片面に、磁気記録層11、第1の磁
性層2、第2の磁性磁性層3、銀インキ層12およびオ
ーバーコート層13を設けた構成を有する。第1および
第2の磁性層2および3は、スクリーン印刷などの適当
な手段で設けられたバーコードの形態をなし、真偽判定
用符号を形成している。
【0014】基材11としては、PET,PVC,PC
等の合成樹脂フィルムあるいは紙であってもよい。
【0015】第1の磁性層2を形成するために用いられ
る磁性材としては、前述のような高透磁率材料が使用さ
れる。また第2の磁性層3を形成するために用いられる
磁性材としては、第1の磁性層2に用いられた磁性材よ
りも透磁率の低い磁性材料が使用される。磁性インキと
して良好な性質を得るために、これらの磁性材料は、2
00μm以下、好ましくは0.1〜50μmの粒径の粒
子の形態で使用される。  この例では、第1の磁性層
2のための磁性材として、平均粒径20μmの鱗片状パ
 ーマロイ50部、ポリエステル樹脂10部、シクロヘ
キサノン20部、ブチルセロソルブ20部からなる混合
液をロールミルで約1時間混練し、均一に分散させた混
合物を得る。続いて、シクロヘキサノンとブチルセロソ
ルブとを1:1に混合した溶剤で希釈し、粘度100ポ
イズに調整する。また第2の磁性層3のための磁性材料
としては、不定形鉄粉を使用し、前記と同様にしてバイ
ンダ成分と混合された。こうして得られた2種の磁性イ
ンキをシルクスクリーン印刷(テトロン#250)によ
り幅1mm、長さ5mmのパターンで基材11上に塗布
し、所定の寸法で切断して磁気カード1を作製した。
【0016】第1および第2の磁性層2および3のI−
V特性を図4に示す。
【0017】このような構成を有する磁気カード1の真
偽の識別は、図2に示す矢印Aに沿って磁気ヘッドを相
対的に移動することによって行なわれる。図5に、磁性
層2および3と磁気ヘッド4との相対的な位置関係と、
磁気ヘッド4の検出コイル4aから得られる検出電圧と
の関係を示す。なお図5において磁気ヘッド4のバイア
スコイルは省略されている。
【0018】図5において、本実施例の磁気カード1は
、読取り装置に挿入され矢印A方向に搬送されると、バ
イアスコイルに流れる直流電流によって一定の磁束が発
生している磁気ヘッド4によって走査され、情報が読取
られる。磁気ヘッド4が磁性層2,3上を通過すると、
磁性層2,3と磁気的なカップリングが生じて磁束が変
化し、磁性層2,3の始端および終端において、それぞ
れ電圧V1およびV2の相互に逆方向のパルス状電圧が
発生する。
【0019】なお、基材表面に配向処理された磁気記録
層が形成され、交流消磁されていない場合には、磁気カ
ード1の始端および終端において磁気ヘッド4に各々逆
方向の組合せの検出信号が発生する。
【0020】いま、磁気ヘッド4のバイアスコイルに約
10mAのバイアス電流が供給されたとする。この場合
には、第1の磁性層2による検出電圧V1は約3.7V
であるのに対して、第2の磁性層3による検出電圧V2
は約1.6Vである。したがってこの電圧V1およびV
2間に識別レベルを設定しておけば、第1の磁性層2で
は符号「1」が、また第2の磁性層3では符号「0」が
検出される。したがって図5の配置では、検出される符
号は「01101」である。
【0021】また全く同じ識別符号を有する磁気カード
であっても、バイアス電流を約30mAとした場合には
、第1の磁性層2による検出電圧V1は約3.7Vのま
まであるが、第2の磁性層3による検出電圧V2は約5
.0Vとなって上記の関係は逆転する。したがってこの
間に検出レベルを設定すれば、第1の磁性層2では符号
「0」が、また第2の磁性層3では符号「1」が検出さ
れる。したがって図5の配置で検出される符号は「10
010」となる。
【0022】さらに、図示はしないが、図5の識別符号
を有する磁気カードの識別符号の前後にダミー層を加え
、前述したように、約10mAのバイアス電流とした場
合、ダミー層からの検出電圧V0は検出されず0Vであ
り、第1の磁性層2による検出電圧V1は約3.7Vで
あるのに対して、第2の磁性層3による検出電圧V2は
約1.6Vである。したがってこの検出電圧V0,V1
およびV2間に識別レベルを設定しておけば、ダミー層
では符号「0」、第1の磁性層2では符号「1」、第2
の磁性層3では符号「0」が検出される。したがって、
識別符号の前後にダミー層を加えた場合、検出される符
号は「0011010」であり、バイアス電流を約30
mAとした場合では、ダミー層からの検出電圧V0は検
出されず0Vであり、第1の磁性層2による検出電圧V
1は約3.7Vのままであるのに対して、第2の磁性層
3による検出電圧V2は約5.0Vとなり、この間に識
別レベルを設定すれば、ダミー層では符号「0」、第1
の磁性層2では符号「0」、第2の磁性層3では符号「
1」が検出される。したがって、識別符号の前後にダミ
ー層を加えた場合、検出される符号は「0100100
」となる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明によれば
、真偽識別用パターンに含まれる磁性層の少なくとも1
つは、他の磁性層に用いられた磁性材料の透磁率とは異
なる透磁率を有する磁性材料を含む磁性インキによって
形成されている。したがって識別符号の読み取りに際し
て、読取用磁気ヘッドに供給されるバイアス電流を変え
ることにより、同一の磁性層配置であっても、異なる符
号を示す出力を得ることができる。したがって、設けら
れた磁性層の数が少なくても、符号の組合せの数がきわ
めて多くなり、真偽識別の安全性が大幅に向上するとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録媒体の原理を説明するた
めのM−H曲線図。
【図2】本発明の一実施例による磁気記録媒体の斜視図
【図3】図2の磁気記録媒体の部分縦断面図。
【図4】図2の磁気記録媒体に使用された第1および第
2のの磁性層のI−V曲線図。
【図5】真偽判別操作における磁性層と磁気ヘッドとの
相対的位置関係と磁気ヘッドの検出電圧との関係を示す
説明図。
【符号の説明】
1    磁気カード 2    第1の磁性層 3    第2の磁性層 4    磁気ヘッド 4a    検出コイル 10    基材 11    磁気記録層 12    銀インキ層 13    オーバーコート層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基材の一方の表面に設けられた磁気記
    録層上に、所定のパターンで真偽識別用の複数の磁性層
    を設けた磁気記録媒体において、前記磁性層の少なくと
    も1つが、他の磁性層とは透磁率の異なる磁性材料を用
    いて構成されていることを特徴とする磁気記録媒体。
JP3110836A 1991-04-17 1991-04-17 磁気記録媒体 Pending JPH04318323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3110836A JPH04318323A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3110836A JPH04318323A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 磁気記録媒体

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JPH04318323A true JPH04318323A (ja) 1992-11-09

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ID=14545901

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JP3110836A Pending JPH04318323A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 磁気記録媒体

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