JPH04317785A - 吸水性製品からのパルプ回収方法 - Google Patents
吸水性製品からのパルプ回収方法Info
- Publication number
- JPH04317785A JPH04317785A JP3082681A JP8268191A JPH04317785A JP H04317785 A JPH04317785 A JP H04317785A JP 3082681 A JP3082681 A JP 3082681A JP 8268191 A JP8268191 A JP 8268191A JP H04317785 A JPH04317785 A JP H04317785A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- pulp
- absorbing
- absorbing polymer
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 53
- 238000011084 recovery Methods 0.000 title description 2
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims abstract description 66
- 239000007800 oxidant agent Substances 0.000 claims abstract description 27
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims abstract description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N Hydrogen peroxide Chemical group OO MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 claims description 7
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 claims description 7
- 230000003381 solubilizing effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 abstract description 7
- 239000000047 product Substances 0.000 description 30
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 13
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 8
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
- 210000002700 urine Anatomy 0.000 description 7
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-M Acrylate Chemical compound [O-]C(=O)C=C NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 3
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 229920006037 cross link polymer Polymers 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 239000000706 filtrate Substances 0.000 description 2
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 2
- 238000005227 gel permeation chromatography Methods 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 2
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 2
- 238000003915 air pollution Methods 0.000 description 1
- 238000004061 bleaching Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 239000010791 domestic waste Substances 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000003912 environmental pollution Methods 0.000 description 1
- 239000000499 gel Substances 0.000 description 1
- 229920000578 graft copolymer Polymers 0.000 description 1
- 244000005700 microbiome Species 0.000 description 1
- VLTRZXGMWDSKGL-UHFFFAOYSA-N perchloric acid Chemical class OCl(=O)(=O)=O VLTRZXGMWDSKGL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000002978 peroxides Chemical class 0.000 description 1
- JRKICGRDRMAZLK-UHFFFAOYSA-L persulfate group Chemical group S(=O)(=O)([O-])OOS(=O)(=O)[O-] JRKICGRDRMAZLK-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000005063 solubilization Methods 0.000 description 1
- 230000007928 solubilization Effects 0.000 description 1
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野】この発明は、使い捨ておむつなど
の吸水性製品からパルプを回収する方法に関する。
の吸水性製品からパルプを回収する方法に関する。
【従来の技術】吸水性ポリマーは、近年、生理用品、お
むつ等の衛生用品をはじめとして種々の吸水性製品に使
用されてきている。吸水性製品の主なものは、使い捨て
商品として知られているおむつ等である。使い捨ておむ
つは、吸水性ポリマーが尿などを吸収するまでの間に漏
れるのを防ぐために、吸水材にパルプも使用している。 これらの吸水性製品は、使用後、一般家庭用ごみとして
収集され廃棄されている。それらの廃棄は、ほとんど焼
却、埋め立てにより行われている。
むつ等の衛生用品をはじめとして種々の吸水性製品に使
用されてきている。吸水性製品の主なものは、使い捨て
商品として知られているおむつ等である。使い捨ておむ
つは、吸水性ポリマーが尿などを吸収するまでの間に漏
れるのを防ぐために、吸水材にパルプも使用している。 これらの吸水性製品は、使用後、一般家庭用ごみとして
収集され廃棄されている。それらの廃棄は、ほとんど焼
却、埋め立てにより行われている。
【発明が解決しようとする課題】焼却は、大気汚染、も
えかすの廃棄などの問題がある。埋め立てについては最
近になってその環境破壊がクローズアップされてきた。 すなわち、吸水性ポリマーをそのまま埋め立てても分解
されなかったり、分解に非常に長期間を要したりすると
いう問題がある。他方、吸水性製品のほとんどは使い捨
て商品であるため、需要の拡大に伴ってパルプの消費量
も大きく増加している。パルプは木材から作られている
ため、パルプの消費拡大は森林の破壊につながり、多雨
時の洪水や土砂の流出、砂漠化を招く。しかし、生活様
式の変化により吸水性製品が日常的に使用されており、
それらの使用をやめるのはもはや現実的ではない。発明
者らの研究によれば、吸水性製品に使われているパルプ
は、その使用前後で全く変質しておらず、吸水性ポリマ
ーを分離すれば回収でき、再利用できることがわかった
。そこで、この発明は、吸水性製品の吸水材から吸水性
ポリマーを選択的に除去することによりパルプを回収す
る方法を提供することを課題とする。
えかすの廃棄などの問題がある。埋め立てについては最
近になってその環境破壊がクローズアップされてきた。 すなわち、吸水性ポリマーをそのまま埋め立てても分解
されなかったり、分解に非常に長期間を要したりすると
いう問題がある。他方、吸水性製品のほとんどは使い捨
て商品であるため、需要の拡大に伴ってパルプの消費量
も大きく増加している。パルプは木材から作られている
ため、パルプの消費拡大は森林の破壊につながり、多雨
時の洪水や土砂の流出、砂漠化を招く。しかし、生活様
式の変化により吸水性製品が日常的に使用されており、
それらの使用をやめるのはもはや現実的ではない。発明
者らの研究によれば、吸水性製品に使われているパルプ
は、その使用前後で全く変質しておらず、吸水性ポリマ
ーを分離すれば回収でき、再利用できることがわかった
。そこで、この発明は、吸水性製品の吸水材から吸水性
ポリマーを選択的に除去することによりパルプを回収す
る方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、パルプと吸水性ポリマーからなる吸水
材を備えた吸水性製品を、前記吸水性ポリマーが吸水し
た状態で、酸化剤の存在下に加熱処理することにより前
記吸水性ポリマーを分解可溶化し、この分解生成物を含
む処理液とパルプを分離する、吸水性製品からのパルプ
回収方法を提供する。この発明が適用されうる吸水性製
品は、パルプと吸水性ポリマーからなる吸水材を備えて
いるものであれば特に制限はなく、たとえば、使い捨て
おむつ、生理用品などの衛生用品;犬や猫などのペット
用尿吸収材などが挙げられる。吸水性製品は、通常、樹
脂フィルムなど吸水材以外の材料も備えているので、必
要により吸水材を取り出してこの発明の方法を適用する
。吸水材は、パルプと吸水性ポリマーからなっているも
のであれば特に制限はなく、たとえば、パルプマットの
間に吸水性ポリマーが挟まれていたり、粉砕パルプと吸
水性ポリマー粉末の混合物であったり、この混合物がテ
ィッシューペーパーに挟まれていたりするものなどであ
る。吸水材は、水と接触するとこれを吸収する。この吸
収は主として吸水性ポリマーが水で膨潤することにより
行われるが、上述のように吸水性ポリマーの膨潤にはあ
る程度の時間がかかるのでその間の吸水をパルプに依存
している。吸水性ポリマーの吸水能に余裕があればパル
プ中に保持されている水も吸水性ポリマーに吸収されう
る。前記吸水性ポリマーは、特に制限はなく、たとえば
、(メタ)アクリル酸塩架橋重合体、(メタ)アクリル
酸エステル−酢酸ビニル共重合体のケン化物架橋体、デ
ンプン−アクリル酸塩グラフト重合体およびその架橋物
など、10〜1000の吸水倍率を有する通常の吸水性
ポリマーが挙げられる。吸水性ポリマーは、紙おむつ、
生理用品などの衛生用品、その他の吸水性製品に使用さ
れたものが、この発明により分解可溶化されうる。 この発明で用いられる酸化剤は、水溶性の無機系過酸化
物、過硫酸塩、過塩素酸塩等が例示され、中でも、過酸
化水素が好ましい。酸化剤の使用比率は特に制限はない
が、吸水性ポリマー1重量部に対して0.2重量部以上
が好ましく、0.3重量部以上がより好ましい。酸化剤
の比率が0.2重量部よりも少ないと、廃棄可能なレベ
ルにまで分解できないことがある。なお、酸化剤の使用
量が多すぎるとそれに見合った効果の向上は認められず
、むしろ経済的な不利益を招くので、酸化剤の比率は吸
水性ポリマー1重量部に対して10重量部以下が好まし
く、5重量部以下がより好ましい。吸水材を酸化剤の存
在下で加熱処理することにより吸水性ポリマーを分解可
溶化する方法は、吸水材中の吸水性ポリマーが吸水した
状態で行われるのであれば特に制限されず、たとえば、
酸化剤を溶解した水を吸水材に吸収させて加熱処理した
り、酸化剤と吸水材の混合物に水を加えて加熱処理した
り、吸水した吸水材に酸化剤を加えて加熱処理したりす
るなどのやり方がある。酸化剤を溶解した水を吸水材に
吸収させるようにすると、他のやり方に比べて酸化剤が
吸水性ポリマー内部に均一に吸収されやすく、酸化剤と
吸水性ポリマーの接触がより均一に行われるので好まし
い。ただし、酸化剤の吸水性ポリマーに対する比率が上
記範囲内であっても、水中の濃度が高すぎても低すぎて
も吸水性ポリマーの分解可溶化が不十分になるおそれが
ある。このため、酸化剤の水中の濃度は、0.1〜20
重量%が好ましく、0.3〜10重量%がより好ましい
。この発明では、吸水性ポリマーが吸水した状態で吸水
材を加熱処理する。水の比率は、吸水性ポリマー1重量
部に対して50倍以上の重量比が好ましい。水の重量比
が50倍よりも少ないと吸水性ポリマーが廃棄可能なレ
ベルにまで可溶化されないおそれがある。この重量比で
水を用いるに際し、処理すべき吸水性ポリマーの吸水能
は一切考慮する必要はなく、たとえば、処理すべき吸水
性ポリマーの吸水能以下の量から吸水能を越える量まで
のいずれかの量を適宜選択すればよい。ただし、水を過
度に多量用いてもパルプ回収の効率が低下するので、通
常は吸水性ポリマーの重量の1000倍以下である。水
が1000倍よりも多いと経済的に好ましくないことが
ある。処理すべき吸水性ポリマーが尿など種々の成分を
含有している水を吸収している場合、このような水中の
固形分量は一般的に無視できるほど少ないので、水の重
量比は、たとえば、尿の量と添加した水の量の和を吸水
性ポリマーの重量で割ることにより求められる。 吸水性ポリマーに吸収される水は、単なる水または水溶
液である。前記加熱処理は、40℃以上の温度で行うの
が好ましく、150℃以下の温度で行うのがより好まし
い。40℃未満だと吸水性ポリマーの可溶化が不十分と
なることがある。150℃を越えると加熱処理の際の雰
囲気が非常に高圧になるので簡略な耐圧容器が使用でき
なくなるおそれがある。吸水材の加熱処理は、たとえば
、上記割合で酸化剤を存在させて上記温度範囲で、およ
そ1〜10日間行われる。加熱処理の時間を短縮するた
めに処理中攪拌を行い、吸水性ポリマーと酸化剤との接
触機会を増大させるのが好ましい。攪拌条件は適宜設定
すればよい。攪拌を行うことにより、たとえば、加熱処
理に要する時間を1〜2日間に短縮できる。上記のよう
にして加熱処理を行うことにより、吸水性ポリマーが分
解可溶化され、この分解生成物が溶解していて、しかも
、パルプが分散している処理液が生成する。この処理液
をたとえば濾過などにより、分解生成物を含む処理液と
パルプに分離することができる。分離されたパルプを適
宜のやり方で洗浄し、乾燥することによりパルプを回収
できる。回収されたパルプは、吸水性製品を作るのに用
いられる前と同じ状態となっている。酸化剤として過酸
化水素などを用いると、その漂白殺菌作用により白く清
潔なパルプを回収することができる。前記加熱処理によ
り、吸水性ポリマーは、たとえば、分子量5万以下、好
ましくは5000以下、更に好ましくは1000以下の
レベルにまで低分子量化される。このように低分子量化
された分子は、水に溶解可能であり、微生物の働きで分
解されうるので、廃棄することができる。廃棄方法とし
ては、たとえば、低分子量化された分子を含む処理液を
濾過などによりパルプと分離してから活性汚泥により処
理した後、河川、海洋、湖沼などに放出する方法などが
挙げられる。
解決するために、パルプと吸水性ポリマーからなる吸水
材を備えた吸水性製品を、前記吸水性ポリマーが吸水し
た状態で、酸化剤の存在下に加熱処理することにより前
記吸水性ポリマーを分解可溶化し、この分解生成物を含
む処理液とパルプを分離する、吸水性製品からのパルプ
回収方法を提供する。この発明が適用されうる吸水性製
品は、パルプと吸水性ポリマーからなる吸水材を備えて
いるものであれば特に制限はなく、たとえば、使い捨て
おむつ、生理用品などの衛生用品;犬や猫などのペット
用尿吸収材などが挙げられる。吸水性製品は、通常、樹
脂フィルムなど吸水材以外の材料も備えているので、必
要により吸水材を取り出してこの発明の方法を適用する
。吸水材は、パルプと吸水性ポリマーからなっているも
のであれば特に制限はなく、たとえば、パルプマットの
間に吸水性ポリマーが挟まれていたり、粉砕パルプと吸
水性ポリマー粉末の混合物であったり、この混合物がテ
ィッシューペーパーに挟まれていたりするものなどであ
る。吸水材は、水と接触するとこれを吸収する。この吸
収は主として吸水性ポリマーが水で膨潤することにより
行われるが、上述のように吸水性ポリマーの膨潤にはあ
る程度の時間がかかるのでその間の吸水をパルプに依存
している。吸水性ポリマーの吸水能に余裕があればパル
プ中に保持されている水も吸水性ポリマーに吸収されう
る。前記吸水性ポリマーは、特に制限はなく、たとえば
、(メタ)アクリル酸塩架橋重合体、(メタ)アクリル
酸エステル−酢酸ビニル共重合体のケン化物架橋体、デ
ンプン−アクリル酸塩グラフト重合体およびその架橋物
など、10〜1000の吸水倍率を有する通常の吸水性
ポリマーが挙げられる。吸水性ポリマーは、紙おむつ、
生理用品などの衛生用品、その他の吸水性製品に使用さ
れたものが、この発明により分解可溶化されうる。 この発明で用いられる酸化剤は、水溶性の無機系過酸化
物、過硫酸塩、過塩素酸塩等が例示され、中でも、過酸
化水素が好ましい。酸化剤の使用比率は特に制限はない
が、吸水性ポリマー1重量部に対して0.2重量部以上
が好ましく、0.3重量部以上がより好ましい。酸化剤
の比率が0.2重量部よりも少ないと、廃棄可能なレベ
ルにまで分解できないことがある。なお、酸化剤の使用
量が多すぎるとそれに見合った効果の向上は認められず
、むしろ経済的な不利益を招くので、酸化剤の比率は吸
水性ポリマー1重量部に対して10重量部以下が好まし
く、5重量部以下がより好ましい。吸水材を酸化剤の存
在下で加熱処理することにより吸水性ポリマーを分解可
溶化する方法は、吸水材中の吸水性ポリマーが吸水した
状態で行われるのであれば特に制限されず、たとえば、
酸化剤を溶解した水を吸水材に吸収させて加熱処理した
り、酸化剤と吸水材の混合物に水を加えて加熱処理した
り、吸水した吸水材に酸化剤を加えて加熱処理したりす
るなどのやり方がある。酸化剤を溶解した水を吸水材に
吸収させるようにすると、他のやり方に比べて酸化剤が
吸水性ポリマー内部に均一に吸収されやすく、酸化剤と
吸水性ポリマーの接触がより均一に行われるので好まし
い。ただし、酸化剤の吸水性ポリマーに対する比率が上
記範囲内であっても、水中の濃度が高すぎても低すぎて
も吸水性ポリマーの分解可溶化が不十分になるおそれが
ある。このため、酸化剤の水中の濃度は、0.1〜20
重量%が好ましく、0.3〜10重量%がより好ましい
。この発明では、吸水性ポリマーが吸水した状態で吸水
材を加熱処理する。水の比率は、吸水性ポリマー1重量
部に対して50倍以上の重量比が好ましい。水の重量比
が50倍よりも少ないと吸水性ポリマーが廃棄可能なレ
ベルにまで可溶化されないおそれがある。この重量比で
水を用いるに際し、処理すべき吸水性ポリマーの吸水能
は一切考慮する必要はなく、たとえば、処理すべき吸水
性ポリマーの吸水能以下の量から吸水能を越える量まで
のいずれかの量を適宜選択すればよい。ただし、水を過
度に多量用いてもパルプ回収の効率が低下するので、通
常は吸水性ポリマーの重量の1000倍以下である。水
が1000倍よりも多いと経済的に好ましくないことが
ある。処理すべき吸水性ポリマーが尿など種々の成分を
含有している水を吸収している場合、このような水中の
固形分量は一般的に無視できるほど少ないので、水の重
量比は、たとえば、尿の量と添加した水の量の和を吸水
性ポリマーの重量で割ることにより求められる。 吸水性ポリマーに吸収される水は、単なる水または水溶
液である。前記加熱処理は、40℃以上の温度で行うの
が好ましく、150℃以下の温度で行うのがより好まし
い。40℃未満だと吸水性ポリマーの可溶化が不十分と
なることがある。150℃を越えると加熱処理の際の雰
囲気が非常に高圧になるので簡略な耐圧容器が使用でき
なくなるおそれがある。吸水材の加熱処理は、たとえば
、上記割合で酸化剤を存在させて上記温度範囲で、およ
そ1〜10日間行われる。加熱処理の時間を短縮するた
めに処理中攪拌を行い、吸水性ポリマーと酸化剤との接
触機会を増大させるのが好ましい。攪拌条件は適宜設定
すればよい。攪拌を行うことにより、たとえば、加熱処
理に要する時間を1〜2日間に短縮できる。上記のよう
にして加熱処理を行うことにより、吸水性ポリマーが分
解可溶化され、この分解生成物が溶解していて、しかも
、パルプが分散している処理液が生成する。この処理液
をたとえば濾過などにより、分解生成物を含む処理液と
パルプに分離することができる。分離されたパルプを適
宜のやり方で洗浄し、乾燥することによりパルプを回収
できる。回収されたパルプは、吸水性製品を作るのに用
いられる前と同じ状態となっている。酸化剤として過酸
化水素などを用いると、その漂白殺菌作用により白く清
潔なパルプを回収することができる。前記加熱処理によ
り、吸水性ポリマーは、たとえば、分子量5万以下、好
ましくは5000以下、更に好ましくは1000以下の
レベルにまで低分子量化される。このように低分子量化
された分子は、水に溶解可能であり、微生物の働きで分
解されうるので、廃棄することができる。廃棄方法とし
ては、たとえば、低分子量化された分子を含む処理液を
濾過などによりパルプと分離してから活性汚泥により処
理した後、河川、海洋、湖沼などに放出する方法などが
挙げられる。
【作用】吸水性ポリマーは、通常は粉末あるいはゲルで
ある。この発明によれば、このような吸水性ポリマーを
吸水した状態で酸化剤の存在下、加熱処理することによ
り、廃棄可能なレベルにまで低分子量化するのである。 これにより、吸水性ポリマーの分解生成物は処理液に溶
解するので、処理液に溶解しないパルプと分離すること
ができる。
ある。この発明によれば、このような吸水性ポリマーを
吸水した状態で酸化剤の存在下、加熱処理することによ
り、廃棄可能なレベルにまで低分子量化するのである。 これにより、吸水性ポリマーの分解生成物は処理液に溶
解するので、処理液に溶解しないパルプと分離すること
ができる。
【実施例】以下に、この発明の具体的な実施例および比
較例を示すが、この発明は下記実施例に限定されない。 −実施例− 吸水性ポリマー(日本触媒化学工業株式会社製の商品名
「アクアリックCA」、アクリル酸塩架橋重合体)6g
および粉砕パルプ20gが均一に混合された吸水材を具
備してなる子供用紙おむつを生後1年の赤ちゃんに一晩
着用させた。使用後の尿を吸収した吸水材の重量は17
6gであった(尿量150g)。この吸水材を、444
gのイオン交換水に過酸化水素6gを含有させてなる水
溶液450g中に分散させ、反応容器内温度を80℃に
加熱維持して吸水性ポリマーを処理した。処理後のポリ
マーを含む溶液は、均一な液であった。この液をそのま
まゲルパーミエーションクロマトグラフィ(以下、「G
PC」と言う)にかけて分子量を求めた。1日後のポリ
マーの平均分子量は3400、2日後のポリマーの平均
分子量は1600であった。加熱処理3日後に反応液を
吸引ろ過し、粉砕パルプと分解したポリマーに分別した
。ろ液中のポリマーの平均分子量は500であった。 粉砕パルプはさらに水洗、吸引ろ過した後、80℃で乾
燥することによって収量100%で回収された。このも
のは紙おむつの吸水材の粉砕パルプとして再利用可能で
あった。粉砕パルプを水洗した後のろ液をGPCにかけ
たところ、過酸化水素は検出されなかった。なお、吸水
性ポリマー1重量部に対する酸化剤の重量比は1重量部
、吸水性ポリマー1重量部に対する水の重量比は100
重量部、水中の酸化剤の濃度〔酸化剤水溶液中の酸化剤
重量×100/(酸化剤水溶液重量+尿の重量)〕は1
重量%、水のpHは加熱処理前が6.9、加熱処理3日
後が8.9であった。上記結果にみるように、実施例で
は、1〜3日の加熱処理で吸水性ポリマーが生分解され
うる程度にまで分解可溶化されている。このため、加熱
処理後のポリマーを含む水をパルプと容易に分離するこ
とができ、パルプを回収することができる。しかも、パ
ルプと分離された処理液は活性汚泥で処理して河川、海
洋、湖沼などに放出することができる。
較例を示すが、この発明は下記実施例に限定されない。 −実施例− 吸水性ポリマー(日本触媒化学工業株式会社製の商品名
「アクアリックCA」、アクリル酸塩架橋重合体)6g
および粉砕パルプ20gが均一に混合された吸水材を具
備してなる子供用紙おむつを生後1年の赤ちゃんに一晩
着用させた。使用後の尿を吸収した吸水材の重量は17
6gであった(尿量150g)。この吸水材を、444
gのイオン交換水に過酸化水素6gを含有させてなる水
溶液450g中に分散させ、反応容器内温度を80℃に
加熱維持して吸水性ポリマーを処理した。処理後のポリ
マーを含む溶液は、均一な液であった。この液をそのま
まゲルパーミエーションクロマトグラフィ(以下、「G
PC」と言う)にかけて分子量を求めた。1日後のポリ
マーの平均分子量は3400、2日後のポリマーの平均
分子量は1600であった。加熱処理3日後に反応液を
吸引ろ過し、粉砕パルプと分解したポリマーに分別した
。ろ液中のポリマーの平均分子量は500であった。 粉砕パルプはさらに水洗、吸引ろ過した後、80℃で乾
燥することによって収量100%で回収された。このも
のは紙おむつの吸水材の粉砕パルプとして再利用可能で
あった。粉砕パルプを水洗した後のろ液をGPCにかけ
たところ、過酸化水素は検出されなかった。なお、吸水
性ポリマー1重量部に対する酸化剤の重量比は1重量部
、吸水性ポリマー1重量部に対する水の重量比は100
重量部、水中の酸化剤の濃度〔酸化剤水溶液中の酸化剤
重量×100/(酸化剤水溶液重量+尿の重量)〕は1
重量%、水のpHは加熱処理前が6.9、加熱処理3日
後が8.9であった。上記結果にみるように、実施例で
は、1〜3日の加熱処理で吸水性ポリマーが生分解され
うる程度にまで分解可溶化されている。このため、加熱
処理後のポリマーを含む水をパルプと容易に分離するこ
とができ、パルプを回収することができる。しかも、パ
ルプと分離された処理液は活性汚泥で処理して河川、海
洋、湖沼などに放出することができる。
【発明の効果】この発明によれば、吸水性ポリマーが分
解可溶化されるので、分解生成物を含む処理液とパルプ
を容易に分離でき、パルプを回収することができる。し
かも、吸水性ポリマーが環境汚染を起こさない程度にま
で低分子量化されうるので、処理後にそのまま廃棄する
ことができる。
解可溶化されるので、分解生成物を含む処理液とパルプ
を容易に分離でき、パルプを回収することができる。し
かも、吸水性ポリマーが環境汚染を起こさない程度にま
で低分子量化されうるので、処理後にそのまま廃棄する
ことができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 パルプと吸水性ポリマーからなる吸水
材を備えた吸水性製品を、前記吸水性ポリマーが吸水し
た状態で、酸化剤の存在下に加熱処理することにより前
記吸水性ポリマーを分解可溶化し、この分解生成物を含
む処理液とパルプを分離する、吸水性製品からのパルプ
回収方法。 - 【請求項2】 吸水性製品が使い捨ておむつである請
求項1記載の吸水性製品からのパルプ回収方法。 - 【請求項3】 酸化剤が過酸化水素である請求項1ま
たは2記載の吸水性製品からのパルプ回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03082681A JP3091251B2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 吸水性製品からのパルプ回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03082681A JP3091251B2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 吸水性製品からのパルプ回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04317785A true JPH04317785A (ja) | 1992-11-09 |
JP3091251B2 JP3091251B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=13781170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03082681A Expired - Fee Related JP3091251B2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 吸水性製品からのパルプ回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091251B2 (ja) |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004113915A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Daiwa House Ind Co Ltd | 高分子吸収体を含む使用済み紙おむつ類の処理方法 |
JP2012219172A (ja) * | 2011-04-07 | 2012-11-12 | Mitsui Chemicals Inc | 吸水性ポリマーから得られる新規なポリマー並びにその用途 |
WO2016047294A1 (ja) * | 2014-09-22 | 2016-03-31 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からパルプ繊維を回収する方法およびその方法により得られる再生パルプ |
WO2016059964A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からリサイクルパルプを製造する方法 |
WO2017110234A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からパルプ繊維を回収する方法 |
JP2018021283A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み吸収性物品からパルプ繊維を回収する方法 |
WO2018025499A1 (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み吸収性物品からパルプ繊維を回収する方法 |
WO2018025500A1 (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み吸収性物品からパルプ繊維を回収する方法 |
JP2018024964A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-15 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み吸収性物品からパルプ繊維を回収する方法 |
JP2018080345A (ja) * | 2013-04-10 | 2018-05-24 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品の高分子吸収材を処理する装置 |
JP2018099690A (ja) * | 2018-03-28 | 2018-06-28 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からパルプ繊維を回収する装置 |
JP2019007123A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | ユニ・チャーム株式会社 | リサイクルパルプ繊維を製造する方法、及びリサイクルパルプ繊維 |
WO2019123765A1 (ja) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | ユニ・チャーム株式会社 | リサイクルパルプ繊維の製造方法、過酸の、高吸水性ポリマーの不活化及び分解のための使用、並びに過酸を含む、高吸水性ポリマーの不活化及び分解剤 |
CN111548464A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-08-18 | 东华大学 | 降解可控型高吸水性树脂及其制备方法 |
WO2020213298A1 (ja) | 2019-04-16 | 2020-10-22 | 三洋化成工業株式会社 | 吸水性樹脂粒子の製造方法 |
US10960577B2 (en) | 2015-08-07 | 2021-03-30 | Unicharm Corporation | Method for recovering pulp fiber from used sanitary product and recycled pulp obtained thereby |
WO2022019109A1 (ja) * | 2020-07-20 | 2022-01-27 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済みの衛生用品から、清浄化されたリサイクルパルプ繊維を製造する方法 |
CN114245811A (zh) * | 2019-08-23 | 2022-03-25 | 宝洁公司 | 经由氧化降解的超吸收聚合物的降解 |
US12104021B2 (en) | 2021-02-22 | 2024-10-01 | The Procter & Gamble Company | Recycling of superabsorbent fibers with an extensional flow device |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101402381B1 (ko) | 2013-04-11 | 2014-06-03 | 한국가스공사 | Lng 탱크 컨테이너를 이용한 원격지 천연가스 공급 스테이션 및 이를 이용한 천연가스 공급 방법 |
WO2023149573A1 (ja) | 2022-02-04 | 2023-08-10 | 株式会社日本触媒 | 吸水性樹脂のリサイクル方法、および吸水性樹脂の製造方法 |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP03082681A patent/JP3091251B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (46)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004113915A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Daiwa House Ind Co Ltd | 高分子吸収体を含む使用済み紙おむつ類の処理方法 |
JP2012219172A (ja) * | 2011-04-07 | 2012-11-12 | Mitsui Chemicals Inc | 吸水性ポリマーから得られる新規なポリマー並びにその用途 |
JP2018080345A (ja) * | 2013-04-10 | 2018-05-24 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品の高分子吸収材を処理する装置 |
EP3738685A1 (en) * | 2014-09-22 | 2020-11-18 | Unicharm Corporation | Recycled pulp |
US10961658B2 (en) | 2014-09-22 | 2021-03-30 | Unicharm Corporation | Method for recovering pulp fiber from used sanitary product and recycled pulp obtained thereby |
CN106687228A (zh) * | 2014-09-22 | 2017-05-17 | 尤妮佳股份有限公司 | 由使用过的卫生用品回收浆粕纤维的方法及通过该方法得到的再生浆粕 |
CN110656523A (zh) * | 2014-09-22 | 2020-01-07 | 尤妮佳股份有限公司 | 再生浆粕 |
CN106687228B (zh) * | 2014-09-22 | 2020-05-22 | 尤妮佳股份有限公司 | 由使用过的卫生用品回收浆粕纤维的方法及通过该方法得到的再生浆粕 |
EP3199254A4 (en) * | 2014-09-22 | 2017-09-13 | Unicharm Corporation | Method for recovering pulp fiber from used sanitary product and recycled pulp obtained thereby |
US10260199B2 (en) | 2014-09-22 | 2019-04-16 | Unicharm Corporation | Method for recovering pulp fiber from used sanitary product and recycled pulp obtained thereby |
EP3738686A1 (en) * | 2014-09-22 | 2020-11-18 | Unicharm Corporation | Method for recovering pulp fiber from used sanitary product |
WO2016047294A1 (ja) * | 2014-09-22 | 2016-03-31 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からパルプ繊維を回収する方法およびその方法により得られる再生パルプ |
JP2016064325A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-28 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からパルプ繊維を回収する方法およびその方法により得られる再生パルプ |
WO2016059964A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からリサイクルパルプを製造する方法 |
CN110820401A (zh) * | 2014-10-15 | 2020-02-21 | 尤妮佳股份有限公司 | 由使用过的卫生用品制造再生浆粕的方法 |
CN110820401B (zh) * | 2014-10-15 | 2022-06-17 | 尤妮佳股份有限公司 | 由使用过的卫生用品制造再生浆粕的方法 |
US10773421B2 (en) | 2014-10-15 | 2020-09-15 | Unicharm Corporation | Method for manufacturing recycled pulp from used sanitary article |
US11554520B2 (en) | 2014-10-15 | 2023-01-17 | Unicharm Corporation | Recycled pulp, absorbent, non-woven fabric, and sanitary article |
US10960577B2 (en) | 2015-08-07 | 2021-03-30 | Unicharm Corporation | Method for recovering pulp fiber from used sanitary product and recycled pulp obtained thereby |
JP2017113736A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からパルプ繊維を回収する方法 |
US10646386B2 (en) | 2015-12-25 | 2020-05-12 | Unicharm Corporation | Method for recovering pulp fiber from used hygiene product |
WO2017110234A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からパルプ繊維を回収する方法 |
WO2018025500A1 (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み吸収性物品からパルプ繊維を回収する方法 |
US10927496B2 (en) | 2016-08-05 | 2021-02-23 | Unicharm Corporation | Method for recovering pulp fibers from used absorbent article |
US10533282B2 (en) | 2016-08-05 | 2020-01-14 | Unicharm Corporation | Method for recovering pulp fibers from used absorbent article |
EA034862B1 (ru) * | 2016-08-05 | 2020-03-30 | Юничарм Корпорейшн | Способ регенерации целлюлозных волокон из использованного впитывающего изделия |
JP2018021283A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み吸収性物品からパルプ繊維を回収する方法 |
EA035230B1 (ru) * | 2016-08-05 | 2020-05-19 | Юничарм Корпорейшн | Способ регенерации целлюлозных волокон из использованного впитывающего изделия |
US10538878B2 (en) | 2016-08-05 | 2020-01-21 | Unicharm Corporation | Method for recovering pulp fibers from used absorbent article |
WO2018025499A1 (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み吸収性物品からパルプ繊維を回収する方法 |
CN109477297A (zh) * | 2016-08-05 | 2019-03-15 | 尤妮佳股份有限公司 | 由使用过的吸收性物品回收浆粕纤维的方法 |
WO2018025501A1 (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み吸収性物品からパルプ繊維を回収する方法 |
JP2018024964A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-15 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み吸収性物品からパルプ繊維を回収する方法 |
EA036860B1 (ru) * | 2016-08-05 | 2020-12-29 | Юничарм Корпорейшн | Способ регенерации целлюлозных волокон из использованного впитывающего изделия |
JP2019007123A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | ユニ・チャーム株式会社 | リサイクルパルプ繊維を製造する方法、及びリサイクルパルプ繊維 |
WO2019123765A1 (ja) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | ユニ・チャーム株式会社 | リサイクルパルプ繊維の製造方法、過酸の、高吸水性ポリマーの不活化及び分解のための使用、並びに過酸を含む、高吸水性ポリマーの不活化及び分解剤 |
JP2019108640A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-04 | ユニ・チャーム株式会社 | リサイクルパルプ繊維の製造方法、過酸の、高吸水性ポリマーの不活化及び分解のための使用、並びに過酸を含む、高吸水性ポリマーの不活化及び分解剤 |
JP2018099690A (ja) * | 2018-03-28 | 2018-06-28 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からパルプ繊維を回収する装置 |
WO2020213298A1 (ja) | 2019-04-16 | 2020-10-22 | 三洋化成工業株式会社 | 吸水性樹脂粒子の製造方法 |
CN114245811A (zh) * | 2019-08-23 | 2022-03-25 | 宝洁公司 | 经由氧化降解的超吸收聚合物的降解 |
JP2022544666A (ja) * | 2019-08-23 | 2022-10-20 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 酸化分解を介する超吸収性ポリマーの分解 |
CN111548464B (zh) * | 2020-05-29 | 2021-03-26 | 东华大学 | 降解可控型高吸水性树脂及其制备方法 |
CN111548464A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-08-18 | 东华大学 | 降解可控型高吸水性树脂及其制备方法 |
WO2022019109A1 (ja) * | 2020-07-20 | 2022-01-27 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済みの衛生用品から、清浄化されたリサイクルパルプ繊維を製造する方法 |
JP2022020488A (ja) * | 2020-07-20 | 2022-02-01 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済みの衛生用品から、清浄化されたリサイクルパルプ繊維を製造する方法 |
US12104021B2 (en) | 2021-02-22 | 2024-10-01 | The Procter & Gamble Company | Recycling of superabsorbent fibers with an extensional flow device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3091251B2 (ja) | 2000-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3091251B2 (ja) | 吸水性製品からのパルプ回収方法 | |
EP3738686B1 (en) | Method for recovering pulp fiber from used sanitary product | |
Po | Water-absorbent polymers: a patent survey | |
US5326477A (en) | Process for digesting solid waste | |
US10927496B2 (en) | Method for recovering pulp fibers from used absorbent article | |
CA2514377A1 (en) | Method of treating wastewater containing hardly decomposable harmful substances | |
JP2023063315A (ja) | 再生高吸水性ポリマーを製造する方法、再生高吸水性ポリマーを用いて高吸水性ポリマーを製造する方法、及び、再生高吸水性ポリマー | |
EA034862B1 (ru) | Способ регенерации целлюлозных волокон из использованного впитывающего изделия | |
JP3242415B2 (ja) | 吸水性ポリマーの廃棄方法 | |
JP2019084470A (ja) | 使用済み吸収性物品からパルプ繊維及び高吸水性ポリマーを回収する方法及びシステム | |
AU2017305754B2 (en) | Method for recovering pulp fibers from used absorbent article | |
JP7379076B2 (ja) | 使用済み衛生用品を用いたバイオガスの製造方法 | |
JP2009172599A (ja) | 使用済み紙おむつの処理方法 | |
CN113767196A (zh) | 由含有高吸水性聚合物、浆粕纤维以及排泄物的使用过的吸收性物品制造再循环浆粕纤维的方法 | |
JPH06313008A (ja) | 吸水性ポリマーの分解方法 | |
JP3308964B2 (ja) | 分解剤および分解方法 | |
JP2013156227A (ja) | 放射性物質の除去方法 | |
JP2004009007A (ja) | 尿吸水体の使用後の処理方法及び尿吸水体 | |
WO2023149412A1 (ja) | 吸水性樹脂組成物 | |
WO2024143213A1 (ja) | 再生吸水性樹脂の製造方法および当該製造方法における製造条件の判定方法 | |
WO2023149423A1 (ja) | 吸水性樹脂組成物 | |
JP2024095496A (ja) | 再生吸水性樹脂の製造方法 | |
JP2024088438A (ja) | 使用済み衛生用品の繊維状物と粒子状物との分離方法 | |
JP2000325967A (ja) | 合成高分子凝集剤を用いる上水処理方法及び装置 | |
JP2000296383A (ja) | 厨芥の処理方法及び処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |