JPH04317078A - 作像装置 - Google Patents

作像装置

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JPH04317078A
JPH04317078A JP3109665A JP10966591A JPH04317078A JP H04317078 A JPH04317078 A JP H04317078A JP 3109665 A JP3109665 A JP 3109665A JP 10966591 A JP10966591 A JP 10966591A JP H04317078 A JPH04317078 A JP H04317078A
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JP
Japan
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paper
image
sheet
image forming
interleaf
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Pending
Application number
JP3109665A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Suzuki
鈴木 忠浩
Akizo Shimomura
下村 彰三
Ichiro Tsuruoka
鶴岡 一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、フアクシミリ
、プリンタ等の作像装置に係り、特に被作像紙の排紙堆
積手段に特徴を有する作像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は作像装置の一例としての湿式複
写機の概略構成を示したものである。図において、2は
感光体ドラムであり、複写時には一定の速度で矢印方向
に回転駆動されている。回転する感光体ドラム2は暗中
で帯電器7で一様に帯電された後、図示しない露光装置
により原稿光像が結像照射されて、その表面に静電潜像
が形成される。感光体ドラム2軸方向両側等の非作像領
域部分はイレーサ8により除電される。感光体ドラム2
の回転につれて表面の静電潜像が現像装置10の位置に
達して該装置の作用で顕像となる。一方、図面右方に位
置して図示しない給紙装置から破線経路で示すように、
転写紙Pが搬送ローラ18を介して転写器9上部に搬送
されてきて、転写器9の作用で上記顕像(トナー像)が
転写紙P上に転写される。転写が終了した転写紙Pは、
搬送ベルト19で定着装置24に送られ、そこで加熱ロ
ーラ20のヒータHからの熱を受け、転写紙P上のトナ
ー像が定着されて、転写紙Pは排紙ローラ21で機外の
排紙トレイに向けて排出される。
【0003】画像転写後の感光体ドラム2は回転につれ
て、清浄器22で残留トナーが除去され、除電ランプま
たは除電チヤージヤからなる除電器23で残留電荷が除
去されて、次の複写動作に備えられる。現像装置10で
は、現像容器11内に、第1および第2の現像ローラ1
2,13とスクイズローラ14が感光体ドラム2の表面
と微小間隔(約0.1mm)をおいて近接対向して配置
されている。矢印で示すように、第1および第2の現像
ローラ12,13は感光体ドラム2と周面移動方向が同
一で、より速い速度で回転駆動され、一方、スクイズロ
ーラ14は現像ローラ12,13と逆方向に回転駆動さ
れる。現像剤は第1の現像ローラ12の上方に開口して
いる現像液供給ノズル15より流下供給され、第1およ
び第2の現像ローラ12,13によつて感光体ドラム2
の表面に均一に濡与される。感光体ドラム2の残余の現
像剤はスクイズローラ14により掻き取られる。現像に
供された現像剤は現像容器11の下部に設けられた回収
穴16より現像タンク17に回収される。なお、101
はOHPシートに作像するOHPモードのとき、このO
HPシートに接触して、OHPシート上の溶剤を吸収す
るブロツタローラである。
【0004】かかる作像装置においては、現像剤のトナ
ー粒径が通常1μm以下で乾式用トナーの1/10以下
と小さいため、高解像画像が得られる装置として最近期
待されているが、トナー像の定着は現像剤の溶剤の乾燥
によつているので、吸湿性が低い転写用紙を用いた時に
は、形成画像の定着が不完全な状態で排紙されることが
あり、その場合、排紙され積み重ねられた被作像紙の表
紙の画像を手で触れたり、あるいは積み重ねられた被作
像紙の画像が接触する被作像紙にオフセツトして、被作
像紙表面または重畳された被作像紙裏面が汚損する、ま
たは被作像紙同士がトナー接着し、それらを剥がした際
に形成画像が破損するといつた不具合が発生することが
あつた。また、密着性の高い転写用紙、特に静電帯電し
た用紙に作像した場合には、排紙された用紙が密着して
しまうため、用紙を捌いたり、頁をめくつたりするのが
困難になり、被作像紙を扱いづらかつた。また、光透過
性の用紙、例えばOHP用紙に作像する場合に、被作像
画像を見ようとすると用紙を透過した背景像と被作像画
像が重なつて見えるため、被作像画像が見づらいという
問題点も生じていた。
【0005】図16および図17は被作像紙の堆積状態
で、このような不具合が発生した状態を拡大して示した
図であつて、図16はプラスチツクシートのような吸湿
性に劣り、密着性の高い作像用紙が用いられた場合、図
17、図18はOHP用紙のような光透過性で密着性の
高い作像用紙が用いられた場合を示したものである。図
19は作像装置の給紙・作像・排紙動作の概略を示した
図である。
【0006】図19において、用紙カセツト3の第1の
カセツトC0に貯蔵されている作像用紙P0 は複写機
(作像装置)本体1の感光体2を含む作像部4において
画像が形成され、機外の排紙トレイ5に堆積される。作
像用紙P0 の排紙が終わると、上記用紙カセツトC0
から次に作像される作像用紙P0 が給紙される。用紙
カセツトC1には、例えば用紙サイズの異なる作像用紙
が貯蔵されている。こうして作像され堆積された被作像
紙は図16に示すように、Aでは最上紙の画像面が露出
しているため、形成画像に使用者の指等が直接触れる可
能性があり、その場合、接触による画像流れ・画像剥が
れが発生する。Bでは定着が不完全な状態で重ねて堆積
された被作像紙の表面の画像が上の被作像紙の裏面にオ
フセツトしている。また、Cでは密着性の高い被作像紙
同士が重なり密着している。
【0007】同様に図17においては、被作像紙の密着
性が高いため、互いに重なり密着しており、この被作像
紙束をずらして重ねた状態を示す図18のように、光透
過性の被作像紙が重なり、各々の形成画像が重なつて見
え、見づらくなつている。そこで、かかる不具合を防止
するために、従来は排紙される被作像紙毎に、手作業で
非密着性、吸湿性または非透過性の用紙を間に挿入する
という合紙方法が取られていた。即ち、光透過性の用紙
が重ねられても見づらくならないようにするために、被
作像面と反対側の面に合紙を行う方法(裏面合紙)、被
作像面側に別の密着性の低い吸湿性の用紙を供給して合
紙を行うことで画像面を保護すると共に、被作像画像の
オフセツトを遮断する方法(表面合紙)が提案されてい
る。この他にもOHPシートは特に定着性が悪いので、
OHPモードでは普通紙作像時よりも感光体表面電位、
転写電位、露光量を低くして作像条件を変え、トナー付
着量を少なくし、また、前記ブロツタローラ101を使
用することで良好な画像を得る配慮がなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる手作業
による合紙方法は煩わしく非効率的な作業であり、高速
で連続作像可能な装置であつても、合紙作業のため実際
は1枚ずつの作像しか行えないなど作業並びに機械の動
作効率を著しく悪化させていた。ところで、OHPシー
トの画像は投影器によつてスクリーンに映し出されるが
、プレゼンテータからはスクリーンや投影器上のOHP
シートは見えにくいことがあり、OHPシートと同じ画
像が形成された普通紙を手持ちの資料として利用するこ
とがある。また、プレゼンテーシヨン以外の目的で画情
報を扱う場合、OHPシートは「傷に弱い、折り曲げら
れない、透明で見づらい」などの理由で、普通紙の方が
扱いやすい。このような理由から、OHPシートと普通
紙に同じ画像を記録する必要があつた。
【0009】このようなことから、自動的に合紙作像が
行え、しかもOHPモード時は合紙(普通紙)にもOH
Pシートと同じ画像を形成することができれば、画像品
質を向上させることができると共に、OHPモード時の
機能性を増すことが考えられる。しかしながら、前述し
たようにOHPモードでは作像条件が普通紙の場合と異
つているので、合紙通紙時に画像濃度が不足し、ブロツ
タローラからオフセツトが発生し、高画質が得られるこ
とになる。
【0010】本発明は、このような背景に基づいてなさ
れたものであり、OHPモードで、かつ合紙モードのと
き、OHPシートと合紙(普通紙)の両方に良好な画像
を形成することができる作像装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数の用紙
貯蔵部を備えた作像装置において、第1の用紙貯蔵部か
ら給紙され作像された被作像紙と、前記第1の用紙貯蔵
部以外の第2の用紙貯蔵部から給紙され作像された被作
像紙とを交互に排紙堆積させる制御手段を有することに
よつて達成される。
【0012】
【作用】複数の用紙貯蔵部から給紙され、作像される複
数の用紙を交互に堆積させる。この場合、第1の用紙貯
蔵部から給紙された用紙の作像条件と、第2の用紙貯蔵
部から給紙された用紙の作像条件とを、それぞれの用紙
に適した作像条件に切り替え制御する。また、第1およ
び第2の用紙貯蔵部から給紙された用紙に一対の同一の
画像を作成する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。本
実施例は、従来装置の機構に殆ど変更を加えず、機構動
作を制御するソフトウエアを変更するのみで自動合紙を
可能にした複写機である。即ち、本実施例の機構は、用
紙を貯蔵する複数の用紙カセツトにできるだけ近いとこ
ろにOHPセンサを備えている点を除いて従来の複写機
と変わりがなく、用紙カセツトの一つを作像用紙用とし
て、他の用紙カセツトの中一つを合紙用紙用として使用
することにより、排紙トレー上に合紙された被作像紙束
が堆積されるようにしたものである。合紙を必要とする
転写紙は一般的には、OHPシートが主になるので、本
実施例では上記OHPセンサで転写紙の種類を自動的に
判別できるようにした。OHPシートは普通紙と比べ光
の透過度および平滑度が高いことや、厚い、こしが強い
などの特徴も持つており、これらの特性からOHPシー
トであることを検知することができる。上記のように、
実施例は従来の装置と機構上ほとんど変わらないので、
以下の説明では複写機の機構の詳細については省略し、
作像および給排紙の制御を主とした動作を説明する。
【0014】合紙の方法(順序・モード)は目的によつ
て幾つか考えられるが、ユーザが複写機を使用するとき
毎回合紙の仕方を設定することは非能率的なので、本実
施例ではユーザーの最も使用頻度の高いモードを図示し
ない操作部のメモリスイツチSW0〜SW7に設定して
、電源を切つても設定が変更されないようになつている
。8種類の合紙モードの動作設定を行うことができるメ
モリスイツチSW0〜SW7の機能の概要を図21に示
す。なお、操作部には合紙モードをセツトするスイツチ
として、上記メモリスイツチSW0〜SW7の他に転写
紙の両面に合紙を行う両面合紙モード(IW )用のス
イツチが設けられている。
【0015】図9は複写機が通常備えている制御ユニツ
トに本発明を適用した実施例の作像・給紙・排紙の動作
のフローチヤートを示したものである。以下、図9に従
つて実施例の動作を説明する。電源投入直後にリセツト
が掛けられ変数(フラグ)が初期化される(S−1)。 このとき合紙用のフラグIC ,IF ,IL の内容
はメモリスイツチSW0,SW1,SW2の値がセツト
される。この後、‖動作設定‖(S−2)のサブルーチ
ンを実行し、ユーザーの操作を待つ。ユーザーによつて
動作の設定が行われ、図示しない操作部のスタートキー
が押されるとメインルーチンに戻り、ステツプS−3の
〔合紙モード、かつ、最下部合紙(IF =1)または
両面合紙(IW =1)〕の判断がYESのとき‖合紙
給紙‖(S−4)、さらに‖転写紙給紙‖(S−6)の
サブルーチンを実行し、NOのときは次の‖OHPシー
トセンサ‖(S−8)のサブルーチンに飛んで、転写紙
がOHPシートならばSW4およびSW5の内容(合紙
モード自動選択または確認)に対応した処理が行われる
【0016】サブルーチン‖合紙給紙‖(S−4)、‖
転写紙給紙‖(S−6)では、それぞれ紙種を示すフラ
グPAPERが設定され、破線矢印で示したように用紙
が搬送され、‖作像処理‖(S−5),(S−7)サブ
ルーチンの中で紙種によつて作像するかしないか判断さ
れる。即ち、本実施例では合紙に対しても作像可能なよ
うになつている。‖転写紙給紙‖(S−6)または‖O
HPシートセンサ‖(S−8)のサブルーチンの処理が
実行されると、次のステツプS−9で〔転写紙が最後の
もの(LAST)〕かどうか判断され、〔転写紙が最後
のもの〕でない時は、さらに次のステツプS−10で〔
合紙コピーモード〕かどうか判断される。YESの場合
は‖合紙給紙‖(S−11)サブルーチンの処理が行わ
れる。その後、〔両面合紙モード(IW =1)〕なら
ば(S−12でYES)、さらに‖合紙給紙‖(S−1
4)サブルーチンの処理が行われる。‖合紙給紙‖(S
−14)サブルーチンの処理が実行されると‖転写紙給
紙‖(S−6)のサブルーチンへ戻る。ステツプS−1
0で〔合紙コピーモード〕でない時、およびステツプS
−13で〔両面合紙モード〕でない時も同じく‖転写紙
給紙‖(S−6)の処理に戻る。なお、ステツプS−1
1、およびステツプS−14の‖合紙給紙‖のサブルー
チンにおいても用紙が搬送され、‖作像処理‖(S−1
2),(S−15)のサブルーチンが実行される。ステ
ツプS−9でYES、即ち〔転写紙が最後のもの〕の時
はステツプS−3と同じく〔合紙モードかつ最下部合紙
(IF =1)または両面合紙(IW =1)〕の判断
(S−16)が行われ、YESのとき‖合紙給紙‖(S
−17)が実行される。ステツプS−16の判断がNO
、またはステツプS−17の‖合紙給紙‖が実行された
ときは、‖動作設定‖(S−2)に戻つてユーザーの操
作待ちの状態になる。
【0017】図9に示したフローチヤートから明らかな
ように、用紙の給紙、作像、排紙のルーチンは、従来の
ものと共通な部分が多く、制御プログラムの変更は限ら
れた範囲のものになるから、変更コストは廉価なものと
なる。次に、図9のメインルーチンに示された各サブル
ーチンの制御動作を説明する。まず、図10に示す‖動
作設定‖のサブルーチンを説明する。このサブルーチン
では、コピー枚数、縮小拡大、転写紙サイズおよび方向
(転写紙給紙カセツト)、両面コピー、裏面排紙(転写
紙の裏表の反転)、合紙する/しない、合紙モード種類
(SW1,2)、その他のコピー動作をユーザーが操作
部での手操作で指定し、それに対応して処理・動作を決
定する変数(フラグ)を設定する。ステツプS−20の
〔ユーザ操作、待機〕処理では、ユーザーの操作パネル
からの入力、または手差し給紙カセツトの開閉、用紙カ
セツトの着脱等の操作を待つ。次の処理〔モード選択〕
(S−21)ではユーザーの指示(キー操作)にしたが
つて処理フラグを変更する。例えば、初期状態で「合紙
しない(リセツト時IC =SW0=0)」のとき、ユ
ーザが合紙(SW0=1)を指定すればIC =1がセ
ツトされる。
【0018】次に、手差し給紙カセツトが開いたとき(
S−22でYES)は、〔IC =SW3〕〔S−23
)がセツトされ、ステツプS−21で設定したSW3(
手差し給紙時に合紙モードを自動選択する/しない)の
設定通りに処理される。逆に、手差し給紙カセツトが閉
められたとき(S−24でYES)はIC =SW0が
セツトされ、IC の値はリセツトされる(S−25)
。 ユーザーの操作によつて、合紙しない状態(IC =0
)から合紙する状態(IC =1)に切り替わつたとき
(S−26でYES)は、転写紙とサイズ、方向が同じ
用紙が貯蔵されている用紙カセツトを探し、それを合紙
用紙カセツトに設定する〔合紙給紙部選択〕(S−27
)。 同じサイズがない場合は、最も合紙に適したものを選択
する。例えば転写紙がA4サイズ縦の用紙カセツトC0
に貯蔵されているとき、用紙カセツトC0と異なる用紙
カセツトC1に合紙として使用できるA4サイズ縦の用
紙が貯蔵されていれば、用紙カセツトC1を合紙用紙カ
セツトに設定する。A4縦の合紙用紙がない場合は、例
えば、B4縦→A3縦→A3横→  A6横などの順番
で合紙に最も適した用紙が貯蔵されている用紙カセツト
を合紙用紙カセツトに設定する。
【0019】これらの処理が終了後、〔コピー開始〕(
S−28)キーが押された場合はユーザー操作の段階を
終了し、次のステツプS−29へ移る。〔コピー開始〕
キーが押されていない場合は〔ユーザー操作待機〕(S
−20)の処理に戻る。ステツプS−29では〔裏面排
紙(転写紙反転)かつSW6=1(裏面排紙時に合紙順
序を逆転)〕の場合(YES)は、〔IF とILの値
を入れ換える〕(S−30)。つまり、SW1のIF 
(最下部に合紙する/しない)とSW2のIL (最上
部に合紙する/しない)の設定を入れ換えることで、排
紙の状態が表面合紙状態と等しくなる。これらの処理が
完了するとメインルーチンに戻る。
【0020】次に、図11および図12にそれぞれ示し
た‖転写紙給紙‖および‖合紙給紙‖のサブルーチンに
ついて説明する。両サブルーチンは処理の流れは等しく
、はじめに‖転写紙給紙‖ならば転写紙の蓄えられてい
る用紙カセツトC0に、‖合紙給紙‖ならば合紙用の用
紙が蓄えられている用紙カセツトC1から給紙されるよ
うにクラツチ等で搬送経路を切り替える(S60,S4
0)。次に、用紙の種類を示すフラグPAPERに転写
ならばP0 、合紙ならばP1をセツトする(S−61
,S41)。搬送経路の切り替えが完了し、搬送可能な
状態になつたら〔搬送開始〕(S−62,S−42)し
、メインルーチンに戻る。
【0021】図13に示した‖作像処理‖のサブルーチ
ンについて説明する。‖作像処理‖サブルーチンでは、
感光体ドラム周りの処理(帯電・露光・現像・転写・ク
リーニング)と定着処理以後の処理(定着・排紙)に分
けて処理される。〔転写紙搬送(PAPER=P0 )
または合紙作像(SW7=1)〕(S−50)を行う時
には上記の感光体ドラム周りの静電写真プロセス(S−
51)処理を行い、それ以外の時は上記の感光体ドラム
周りの静電写真プロセス(S−51)処理を飛ばす。な
お、クリーニングなどのように処理を実行しても画像が
形成されず、処理を停止することが困難な場合は実行し
てもよい。定着処理は実行しても画像は形成されず、定
着部を停止することが困難なので、作像処理の場合も合
紙処理の場合も定着処理を行つて排紙する。〔定着・排
紙〕(S−52)の処理が終わると、メインルーチンに
戻る。
【0022】図14に示した‖OHPシートセンサ‖サ
ブルーチンを説明する。前述のように〔合紙給紙、かつ
最下部合紙または両面合紙〕でない場合に、このサブル
ーチンが実行される。まず給紙カセツトC0に貯蔵され
ている転写紙P0 を1枚取り出して搬送路に向かつて
少し進めて待機させる(S−80)。OHPセンサが転
写紙を〔OHPシートであると検知〕(S−81)した
とき、合紙用のフラグIC にSW4の値がセツトされ
る(S−82)。即ち、メモリスイツチSW4による設
定が「OHPシートセンサ検知時合紙モードを自動的に
選択する(SW4=1)」ならばIC =1、「選択し
ない(SW4=0)」ならばIC=0がセツトされる。 フラグICにSW4の値がセツトされた後に、(OHP
センサ検知時に)合紙モードを確認する(SW5=1)
ようにセツトされている(S−83でYES)ならば、
給紙搬送を中断し、ユーザー操作、即ち‖動作設定‖(
S−84)の処理を行う。このとき、合紙モードを自動
選択していれば、スタートキーを押すだけで合紙が行わ
れる。
【0023】‖動作設定‖(S−84)の処理が終了、
またはステツプS−83で合紙モードを確認するように
セツトされていなければ(SW5=0)、〔合紙モード
かつ最下部合紙(IF =1)または両面合紙(IW 
=1)〕の判断(S−85)が行われ、YESのとき‖
合紙給紙‖(S−86)が実行され、ステツプS−86
の‖合紙給紙‖が実行されたとき、ステツプS−85の
判断がNOのとき、またはOHPセンサが転写紙P0 
をOHP用紙でないと検知したとき(S−81でNO)
は、ステツプS−80で搬送路に向かつて少し進めて待
機させられていた転写紙P0 を再スタートさせる(S
−87)。なお、本実施例では転写紙搬送中にOHPシ
ートを検出しており、給紙カセツトを変更可能な位置に
OHPセンサを設ける必要がある。また、OHPシート
の表面性(反射率、表面粗さ等)を検出するセンサを用
いれば、カセツト内またはカセツト差込口(本体)にO
HPセンサを設置可能で、転写紙搬送前に‖動作設定‖
サブルーチンでOHPシートを検出できるため、処理が
簡単になる。
【0024】‖動作設定‖のサブルーチンの〔モード設
定〕(S−21)処理で選択した合紙モード(SW1,
2)に応じた合紙の形態を表面排紙された場合について
説明する。 (1)SW1=0、SW2=1の場合 転写紙の被作像面が上になるように排紙され、次の合紙
用紙が上記被作像面に重なるように排紙される過程を繰
り返す。この場合の用紙の堆積順序は、転写紙・合紙・
転写紙・…・合紙・転写紙・合紙の順になる。 (2)SW1=1,SW2=0の場合 まず合紙用紙が排紙され、次に転写紙の被作像面が上に
なるように排紙される過程を繰り返す。この場合の用紙
の堆積順序は、合紙・転写紙・合紙・転写紙・…・合紙
・転写紙の順になる。 (3)SW1=1,SW2=1の場合 上記(1)または(2)の過程に加えて最上部または最
下部の転写紙に接して合紙を行うものである。この場合
の用紙の堆積順序は、合紙・転写紙・合紙・転写紙・…
・転写紙・合紙の順になる。 (4)SW1=0,SW2=0の場合 転写紙と転写紙の間にのみ合紙され最上部および最下部
の転写紙の外側には合紙されない。この場合の用紙の堆
積順序は、転写紙・合紙・転写紙・合紙・…・合紙・転
写紙の順になる。
【0025】図1、図2および図3はそれぞれ本実施例
の給紙・作像・合紙動作の概略、上記(1)および(2
)の場合の排紙トレー5上の被作像紙の排紙堆積の状態
を拡大して示したものである。なお、図2および図3は
前述の表面合紙および裏面合紙の状態をそれぞれ表して
いる。
【0026】図1において、6はOHPセンサであり、
他の符号は従来例と同じ個所を示すものなので共通の符
号を付した。第1の給紙カセツト(用紙貯蔵部)C0に
は、(1)の場合は吸湿性が劣り密着性の高い転写紙P
0 が、(2)の場合は光透過性で密着性の転写紙P0
 が、そして第2の給紙カセツトC1には普通紙のよう
な吸湿性で密着しない合紙用紙P1 が貯蔵されている
。給紙カセツトC0から給紙された転写紙P0 は作像
部4において画像が形成され、排紙トレーに堆積される
。被作像紙P0 ′が排紙されると、給紙カセツトC1
から合紙用紙P1 が給紙および排紙される。なお、図
を簡単にするため給紙カセツト3は2個のみを示したが
、実際にはもつと多数個備えられる。
【0027】図2において、Aは被作像紙P0 ′の画
像面が合紙用紙P1 によつて保護されているため、定
着が不完全な画像に指等が直接触れることがないから、
接触による画像流れ・画像剥がれが発生しないことを示
している。Bは重ねて排紙堆積された下の被作像紙P0
 ′に形成された画像が、上の合紙用紙P1 にオフセ
ツトしているが、その上の被作像紙P0 ′は合紙用紙
P1 に遮られているから、オフセツトによつて裏面が
汚れないことを示している。Cは密着性の高い被作像紙
P0′と殆ど密着性のない合紙用紙P1 が交互に重な
りあい、密着しないことを示している。
【0028】図3は転写紙P0 として密着性で光透過
性の用紙が用いられた場合の排紙堆積の状態を示してい
る。この場合は図2に示す堆積状態のものと排紙順序が
逆になる。即ち、この場合は最初に合紙用紙Pが排紙さ
れ、被作像紙P0 ′束の最上部には合紙されない。図
のように密着性の高い被作像紙P0 ′と密着しない合
紙用紙P1 が交互に重なつているので被作像紙P0 
′同士は密着しない。図6は合紙された被作像紙をそれ
ぞれ分離したとき裏面合紙により作像された光透過性の
被作像紙P0 ′の裏側に非光透過性の合紙用紙P1 
が重なつているので、その下側に位置する被作像紙P0
 ′の画像が透過しなくなつたため、見づらさが解消さ
れた状態を示している。なお、被作像紙の画像面が下に
なるように排紙される裏面排紙の場合は、図2および図
3の説明は丁度逆になる。これを分かりやすくまとめた
のが図22である。
【0029】ところで、光透過性の転写紙が用いられて
定着が不完全な場合には、表面合紙による方法では最後
の被作像紙の裏面に合紙されないため、見づらさが改善
されない。また、裏面合紙による方法では最初の被作像
紙の画像面に合紙されないため画像保護の効果が得られ
ない。さらに、画像保護のみを要する場合でも用紙の両
面に作像された場合には、表面合紙・裏面合紙どららの
方法でも最初または最後の画像面を保護することはでき
ない。図7および図8は両面作像の場合に、それぞれ表
面合紙および裏面合紙のどちらの方法でも不具合が生ず
ることを示したものである。OHP用紙は光透過性で吸
湿性に乏しいので、メモリスイツチSW1,SW2は上
記(1)および(2)の場合を選択したのでは上述のよ
うな不具合が生じるので、(3)の場合を選択する。図
4は(3)の場合の排紙堆積の状態を示している。また
、非光透過性で吸湿性と密着性のある転写紙の場合は、
図示していないが被作像紙の画像保護および裏面合紙は
不要なので、被作像紙の間にのみ合紙されればよいから
、メモリスイツチSW1,2の選択は(4)の場合が選
択される。
【0030】次に、前述した転写紙の両面に合紙を行う
両面合紙モード(IW )用のスイツチがセツトされた
場合の例を説明する。図5はこの場合の複写機で作像さ
れ、合紙された被作像紙が堆積されている状態を示した
ものである。図のように、この例では全ての被作像紙P
0 ′に対して画像面と裏面に1枚ずつ合紙用紙P1 
を合紙されるようになつている。この方法では合紙の枚
数が増大するが、例えば両面作像した非吸湿性の被作像
紙を、直ちに別々に扱う必要があるときは有効である。 このように、本実施例においてはメモリスイツチSW1
〜SW7または操作部の他のスイツチを適宜選択するこ
とにより、転写紙の紙質に応じた適切な合紙方法が手動
で、または自動的に選択できると共に、合紙に要する用
紙の枚数を最小にすることができる。なお、用いられる
合紙用紙は合紙目的に応じて、光透過性および密着性が
低く、吸湿性があることが要求されるが、普通紙であれ
ば一般的に要求される上記条件を満たすので、通常は常
に合紙用紙を用意する必要はない。また、通常は普通紙
の転写紙に合紙する必要はないが、普通紙に作像する場
合で特に合紙の効果を期待する時は勿論、本発明に従つ
て合紙による作像を行うこともできる。
【0031】また、図9のフローチヤートでは被作像紙
が排紙された後に合紙用紙が給紙されるように説明した
が、被作像紙の給紙後であれば合紙用紙の給紙を始めて
もよい。さらに、上記実施例の説明で明らかなように、
本明細書では「紙」なる用語はパルプ等を用いた抄紙ば
かりでなく、織布、不織布、プラスチツクシート等のシ
ート材をも含むものとする。
【0032】図20は本発明の一実施例に係る‖作像処
理‖サブルーチンのフローチヤートである。このフロー
では、感光体ドラム周りの処理(帯電・露光・現像・転
写・クリーニング)と定着処理以後の処理(定着・排紙
)に分けて処理される。〔転写紙搬送(PAPER=P
0 )まはた合紙作像(SW7=1)〕(S−90)を
行う時にはOHPシートかどうか判断した(S−91)
後、上記の感光体ドラム周りの静電写真プロセス処理お
よびブロツタローラ作動を行い(S−92,S−93)
、それ以外の時は上記の感光体ドラム周りの静電写真プ
ロセス(S−92,S−93)処理を飛ばす。なお、ク
リーニングなどのように処理を実行しても画像が形成さ
れず、処理を停止することが困難な場合は実行してもよ
い。定着処理は実行しても画像は形成されず、定着部を
停止することが困難なので、作像処理の場合も合紙処理
の場合も定着処理を行つて排紙する。〔定着・排紙〕(
S−95)の処理が終わるとメインルーチンに戻る。本
実施例では、OHPシートの作像条件(S−92)と、
合紙である普通紙の作像条件(S−93)を変える。具
体的には、OHPシートの感光体表面電位V′D<普通
紙の感光体表面電位VD 、OHPシートの転写電位V
′T <普通紙の転写電位VT 、OHPシートの露光
量L′<普通紙の露光量Lとすることで、両者の画像品
質を向上させている。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし3
記載の発明によれば、それぞれの転写紙に適した条件で
画像が形成されるため、1度の操作でOHPシート、普
通紙ともに良好な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の給紙・作像・合紙動作の概略
を示した説明図である。
【図2】実施例の排紙トレー上の排紙堆積の状態を拡大
して示した説明図である。
【図3】実施例の排紙トレー上の排紙堆積の状態を拡大
して示した説明図である。
【図4】実施例の排紙トレー上の排紙堆積の状態を拡大
して示した説明図である。
【図5】実施例の排紙トレー上の排紙堆積の状態を拡大
して示した説明図である。
【図6】光透過性の被作像紙の画像の見づらさが解消さ
れた状態を示す説明図である。
【図7】最初または最後の画像面を保護することはでき
ない場合の不具合を示す説明図である。
【図8】最初または最後の画像面を保護することはでき
ない場合の不具合を示す説明図である。
【図9】制御ユニツトの作像・給紙・排紙の動作のフロ
ーチヤートである。
【図10】図9のフローチヤートのサブルーチンのフロ
ーチヤートである。
【図11】図9のフローチヤートのサブルーチンのフロ
ーチヤートである。
【図12】図9のフローチヤートのサブルーチンのフロ
ーチヤートである。
【図13】図9のフローチヤートのサブルーチンのフロ
ーチヤートである。
【図14】図9のフローチヤートのサブルーチンのフロ
ーチヤートである。
【図15】湿式複写機の概略構成図である。
【図16】従来例に係る被作像紙の堆積状態を拡大して
示す説明図である。
【図17】従来例に係る被作像紙の堆積状態を拡大して
示す説明図である。
【図18】図17の被作像紙束をずらして重ねた状態を
示す説明図である。
【図19】従来例に係る作像装置の給紙・作像・合紙動
作の概略を示した説明図である。
【図20】本発明の一実施例に係る制御フローチヤート
である。
【図21】各メモリスイツチの機能の概要を示す説明図
である。
【図22】図2と図3の関係をまとめた説明図である。
【符号の説明】
1  複写機本体 2  感光体 3  給紙カセツト 4  作像部 5  排紙トレー 6  OHPセンサ 101  ブロツタローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の用紙貯蔵部を備えた作像装置に
    おいて、第1の用紙貯蔵部から給紙され作像された被作
    像紙と、前記第1の用紙貯蔵部以外の第2の用紙貯蔵部
    から給紙され作像された被作像紙とを交互に排紙堆積さ
    せる制御手段を有することを特徴とする作像装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載において、制御手段は、
    第1の用紙貯蔵部から給紙された用紙の作像条件と、第
    2の用紙貯蔵部から給紙された用紙の作像条件とを、そ
    れぞれの用紙に適した作像条件に切り替え制御すること
    を特徴とする作像装置。
  3. 【請求項3】  請求項1記載において、制御手段は、
    さらに、第1および第2の用紙貯蔵部から給紙された用
    紙に一対の同一の画像を作成するように制御することを
    特徴とする作像装置。
JP3109665A 1991-04-16 1991-04-16 作像装置 Pending JPH04317078A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07172011A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Nec Corp 印字装置

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