JPH05265277A

JPH05265277A - デュプレックス・フィーダ

Info

Publication number: JPH05265277A
Application number: JP4214665A
Authority: JP
Inventors: Venkatesh H Kamath; エイチ．カマスベンカテッシュ; Michael A Malachowski; エイ．マラチャウスキーマイケル; David R Kamprath; アール．カンプラスデェイビット
Original assignee: Xerox Corp
Current assignee: Xerox Corp
Priority date: 1991-08-01
Filing date: 1992-07-20
Publication date: 1993-10-15
Also published as: US5150168A

Abstract

(57)【要約】【目的】容量の大きいデュプレックス・フィーダ１０
０を提供する。【構成】画像がその一方の面に複写されたコピー用紙
は、インバータ１１０で反転されて、画像面を上にして
順次バッファトレイ１０２へ積み重ねられる。バッファ
トレイが一杯になると、コピー用紙のスタックは、バッ
クガイド１０８及びバッファトレイの可動部１２６の移
動によってフィーダトレイ１０４へ移される。フィーダ
トレイ１０４内のコピー用紙は、底部フィーダ１０６に
よってスタックの底から順に引き出され、複写ステーシ
ョンへ送り返されてその他方の面に別の画像が複写され
る。本発明のデュプレックス・フィーダ１００はバッフ
ァトレイ１０２を備えているので、フィーダトレイ１０
４の最大容量を越えるコピー用紙を収容できる。従っ
て、複写機はより多数の両面複写を単一のランで実行す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、文書画像の両面画像を
再生することのできる複写機／プリンタに関する。更に
詳細には、本発明は、このような複写機／プリンタに使
用され、その一方の面に画像を有するシートを積み重ね
て、他方の面に画像を形成するためにシートを送り返す
デュプレックス（複式）フィーダに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】オリジナル文書の２ページが同じコピー
用紙の両面に複写される場合、それは両面複写として知
られている。また、この手順はプリンタでも周知の応用
であり、両面印刷として知られている。複写機で両面複
写を行うための装置と、プリンタで両面印刷を行うため
の装置とは同一なので、ここでの議論は両面複写に焦点
を合わせて行うものとする。両面複写では、片面又は両
面のオリジナル文書のスタック（山）から片面画像がそ
の一方の面に形成されたコピー用紙のスタックを収容す
るための専用のデュプレックス（複式）トレイを使用す
る必要がある。オリジナル文書のスタックが第１経路で
複写され、第２経路でコピー用紙の他方の面へ複写する
ために準備されるまで、コピー用紙のスタックはデュプ
レックス・トレイに収容される。専用デュプレックス・
トレイ内のコピー用紙のスタックは、オリジナル文書の
画像がコピー用紙の反対面へ複写されて両面複写が形成
されるように、搬送手段によって順次複写ステーション
へ送り返される。デュプレックス・フィーダの搬送手段
は、デュプレックス・トレイ内のコピー用紙のスタック
の頂部又は底部の何れにも配置することができる。しか
しながら、デュプレックス・トレイに最初に積まれたコ
ピー用紙がトレイから送り出される最初の用紙となるよ
うに、底部の搬送手段を使用するほうが望ましい。「デ
ュプレックス・フィーダ」という用語は、デュプレック
ス収容トレイと搬送手段の両方を含むよう意図されたも
のである。プリンタでは、生産性の理由からインタリー
ブ方式ではなくバースト方式の操作が使用される場合に
は、専用のデュプレックス・トレイが必要とされる。

【０００３】アダメク（Adamek）の米国特許第４、１１
６、５５８号に開示されたような典型的なデュプレック
ス・フィーダの構成は、コピー用紙をスタックの底から
搬送するように配置された搬送手段を有する単一のデュ
プレックス・トレイを含む。ブラウン（Brown ）の米国
特許第４、５３８、９０６号に開示されたデュプレック
ス・トレイ構成にも単一のデュプレックス・トレイが含
まれるが、入力コピー用紙トレイのフィーダと操作を共
有するものである。タニ（Tani）の米国特許第４、７７
２、９１６号は、コピー用紙を一時的に積み重ねるため
の中間用紙フィーダを開示している。この用紙フィーダ
には、第１及び第２の中間トレイ（そのうちの１つだけ
が両面複写のために使用される）と、各トレイに関連す
る第１及び第２のフィーダ装置と、が含まれる。

【０００４】しかしながら、このような装置の構成は、
底部フィーダに関連する固有のスタック重量制限を受け
やすい。底部フィーダのスタック重量制限は一回のラン
（流れ）で一度に通過することのできるコピー用紙の最
大数に対応するので、もし複写すべき文書数がデュプレ
ックス・フィーダのコピー用紙収容容量を越えると、ユ
ーザはより多くの複写ランを実行することを要求され
る。底部フィーダは、収容容量を越えると、コピー用紙
の重量を適切に支持することができないので、誤送りや
多重送りを起こすことが多い。スタック重量に関する問
題を緩和するために、２つのデュプレックス・トレイを
有するデュプレックス・フィーダや、２つのそれぞれの
デュプレックス・フィーダを使用することが提唱されて
いる。しかしながら、このアプローチで利用される追加
のハードウェアは、コストがかると共に場所をとるもの
である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】以上のことから明らか
なように、容量のより大きいデュプレックス・フィーダ
が必要とされている。従って、本発明の特徴及び利点
は、底部フィーダ固有のスタック重量制限によって生じ
る、最大両面コピー用紙処理の問題を解決するデュプレ
ックス・フィーダを提供することである。

【０００６】また、本発明の特徴及び利点は、２つのデ
ュプレックス・フィーダ及びトレイを使用する場合に必
要なコストよりも低コストで上述の問題を解決するデュ
プレックス・フィーダを提供することである。

【０００７】更に、本発明の特徴及び利点は、底部フィ
ーダのスタック重量制限による所定の最大値を越えるコ
ピー用紙を処理するために、フィーダトレイに加えてバ
ッファ（緩衝）トレイを提供することである。

【０００８】また更に、本発明の特徴及び利点は、片面
コピー用紙のスタックをバッファトレイからフィーダト
レイへ移す、コスト的に有効で簡単な方法を提供するこ
とである。

【０００９】更にまた、本発明の特徴及び利点は、大き
い容量が所望され（例えば、再循環文書ハンドラー）、
搬送シーケンスがＮ−１である任意の底部フィーダへ適
用可能なバッファトレイ・システムを提供することであ
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段及び作用】本発明による
と、ページ画像情報をコピー用紙の両面に２つの経路で
印刷するための方法及び装置が開示されている。本発明
の方法及び装置では、第１経路の後、片面コピー用紙が
デュプレックス・バッファトレイに収容され、第２経路
で両面複写が作成される。デュプレックス・フィーダ及
び両面複写のためのコピー用紙の搬送方法が改良されて
いる。本発明のデュプレックス・フィーダは、その一方
の面にページ画像情報を有するコピー用紙を収容するた
めのバッファトレイと、フィーダトレイと、バッファト
レイからフィーダトレイへコピー用紙を移動させるため
のバックガイドと、コピー用紙の他方の面にページ画像
情報を印刷するためにフィーダトレイからコピー用紙を
搬送するフィーダと、バッファトレイが一杯であること
及びフィーダトレイが空であることを感知し、バックガ
イドの移動を開始させるためのマシンコントローラと、
を備えている。

【００１１】

【実施例】本発明をより良く理解するために、添付の図
面を参照する。図面では、同様の部分には同一の参照番
号が付与されている。

【００１２】図１を参照すると、光導電面を有するベル
ト１２を使用する電子写真式印刷機又は複写機１０が示
されている。ベルト１２は矢印１４の方向に移動して、
コロナ発生装置１６を含む帯電ステーションから始まる
種々の処理ステーションへ、光導電面の連続部分を前進
させる。コロナ発生装置１６は、光導電面を比較的高い
実質的に均一な電位へ帯電させる。

【００１３】光導電面の帯電部分は、次に、画像形成ス
テーションへ送られる。画像形成ステーションでは、自
動文書フィーダ（ＡＤＦ）１８が、オリジナル文書の面
を下に向けて露光系２０の上に配置する。露光系２０に
は、透明なプラテン２４の上に位置決めされた文書を照
射するためのランプ２２が含まれる。文書から反射され
た光線はレンズ２６を透過する。レンズ２６は、オリジ
ナル文書の光画像の焦点をベルト１２の光導電面の帯電
部分へ合わせて、電荷を選択的に消散させる。これによ
って、オリジナル文書内に含まれる情報領域に対応し
て、静電的な潜像が光導電面に記録される。

【００１４】ＡＤＦ１８は、頂部フィーダ３０によっ
て、文書を保持トレイ２８からプラテン２４へ順次連続
して搬送する。頂部フィーダは底部フィーダに関連する
スタック重量制限を受けないので、幾つかの小さいスタ
ックを数回のランで搬送する必要がなく、１回のランで
大きい文書スタックを搬送することができる。文書処理
装置１８は、画像形成後に文書をプラテン２４からトレ
イ３２上で支持される位置へ駆動する。その後、ベルト
１２は、ベルト１２の光導電面に記録された各文書のペ
ージ画像の静電潜像を現像ステーションへ進める。ＡＤ
Ｆ１８は例示の目的で示されているものであって、再循
環文書ハンドラーが本発明と共に使用されて優れた結果
を有すること、また複数の出力トレイ５７が必要とされ
ないことは理解されるべきである。

【００１５】現像ステーションでは、磁気ブラシ現像剤
ローラ３４が、現像剤物質をページ画像の静電潜像と接
触させる。ページ画像の潜像は現像剤物質のキャリア粒
子からトナー微粒子を引き付けて、ベルト１２の光導電
面上にトナー粉体ページ画像を形成する。

【００１６】ベルト１２の光導電面上に記録されたペー
ジ画像の静電潜像が現像されると、ベルト１２は、トナ
ー粉体ページ画像を転写ステーションへ進める。転写ス
テーションでは、コピー用紙が、トナー粉体ページ画像
と接触するように移動される。転写ステーションには、
コピー用紙の裏面へイオンをスプレーするコロナ発生装
置３６が含まれる。これによって、トナー粉体ページ画
像は、ベルト１２の光導電面からコピー用紙へ引き付け
られる。

【００１７】コピー用紙は、コピー用紙入力トレイ３
８、４０及び４２のうち選択された１つから転写ステー
ションへ搬送される。転写後、用紙は溶解（fusing）ス
テーションへ送られる。溶解ステーションには、コピー
用紙へ転写された粉体ページ画像を永久固定させるため
の溶解アセンブリ４４が含まれる。溶解アセンブリ４４
には加熱された溶解ローラ及びバックアップローラが含
まれ、コピー用紙が溶解ローラとバックアップローラと
の間を通過するのが好ましい。

【００１８】溶解後、コンベヤ４６は、用紙をデュプレ
ックス・セレクタとして機能するゲート４８へ移す。ゲ
ート４８の位置によって、コピー用紙はニップロール５
２によってデュプレックス・フィーダトランスポート５
０内へ駆動されるか、あるいは、ニップロール５６によ
ってシンプレックス・インバータ出力ゲート５４内へ偏
向される。片面コピーが出力される場合、又は両面コピ
ーが出力される場合には、コピー用紙はゲート５４内へ
駆動される。コピー用紙が片面コピーの場合、判断ゲー
ト５４はコピー用紙をインバータ・トランスポート５８
へ偏向させるので、コピー用紙の後縁はニップ５３を通
過する際ドロップしてニップ５５と係合し、コピー用紙
はソータ出力５７で画像面を下方へ向けて出力される。
コピー用紙が両面コピーの場合、小さい番号のページが
既に下を向いているので、判断ゲート５４はコピー用紙
を直接出力５７へ偏向させる。コピー用紙は、判断ゲー
ト４８でニップロール５２によってデュプレックス・フ
ィーダトランスポート５０内へ駆動される場合には、デ
ュプレックス・フィーダ１００によって受け取られる。
デュプレックス・フィーダ１００は、その一方の面にト
ナー粉体ページ画像が溶解されて転写ステーションから
送られてくるコピー用紙を収容するための中間又はバッ
ファストレージを提供する。両面複写を完了するため
に、デュプレックス・フィーダ１００内の片面コピー用
紙は、転写ステーションへ順次送り返されて、別のトナ
ー粉体ページ画像がコピー用紙の反対面に転写された
後、ゲート４８及び５４を通って出力５７へ送られる。

【００１９】コピー用紙がベルト１２の光導電面から分
離された後はいつも、いくらかの残余粒子がベルト１２
に付着して残っている。これらの残余粒子はクリーニン
グ・ステーション６０でその光導電面から取り除かれ
る。

【００２０】上記の説明は、本発明が組み込まれている
印刷機／複写機の一般的な操作を理解するのに十分であ
ると信ずる。ここで特に図２〜図３を参照すると、プリ
ンタ／複写機内にデュプレックス・バッファトレイ１０
２を提供して、デュプレックス・フィーダトレイ１０４
の所定容量を越える片面コピー用紙を収容するための本
発明の好ましい実施例が開示されている。

【００２１】図２〜図３に示されるように、デュプレッ
クス・フィーダ１００には、バッファトレイ１０２、フ
ィーダトレイ１０４、底部フィーダ１０６、可動バック
ガイド１０８、及びコピー用紙インバータ１１０が含ま
れる。コピー用紙は、画像面を下にして、デュプレック
ス・フィーダトランスポート５０を介してデュプレック
ス・フィーダ１００に到着する。コピー用紙は、コピー
用紙を矢印１１２の方向に１８０度回転させるコピー用
紙インバータ１１０へ入り、画像面を上にしてバッファ
トレイ１０２に到着する。コピー用紙インバータ１１０
は円筒形状を有しており、スロット１１４及び１１６を
含んでいる。各スロットは、コピー用紙と係合して回転
させるためのものである。

【００２２】コピー用紙が画像面を下にしてスロット１
１４又は１１６内へ入ると、コピー用紙インバータ１１
０は回転し始める。インバータ１１０がバックガイド１
０８の開口１１８を通過すると、コピー用紙は、バック
ガイド１０８の堅い突起部１２０及び１２２と接触する
ので、インバータ１１０との係合が解除されてバッファ
トレイ１０２の中へ落下する。コピー用紙は、コピー用
紙の片面画像が上を向くように、且つ、コピー用紙がバ
ックガイド１０８に対してスタック内で鉛直に位置合わ
せされるように、バッファトレイ１０２の中に蓄積され
る。

【００２３】バッファトレイ１０２は、互いに平行に配
置された固定部１２４と可動部１２６とを有するので、
コピー用紙はバッファトレイの両方の部分へ集積されて
延出することができる。バッファトレイ１０２の上に積
み重ねられたコピー用紙が重力と可動バックガイド１０
８の助けでフィーダトレイ１０４へ移動できるようにす
るために、バッファトレイ１０２は、フィーダトレイ１
０４の僅かに上方且つ上流側に配置される。バッファト
レイの固定部１２４は、バックガイド１０８の堅い突起
部１２０及び１２２がその間を通過することできるよう
に、その表面全体に実質的に延長する２つの溝１２８及
び１３０を有する。

【００２４】バッファトレイの可動部１２６は、フィー
ダトレイ１０４を露出させてバッファトレイ１０２に集
積されたコピー用紙がフィーダトレイ１０４へ移動でき
るようにするために、バッファトレイの固定部１２４の
下方に移動可能である。バッファトレイの可動部１２６
は一般的なスライドレール（図示せず）上に配置された
堅いプラットフォーム（台）であり、フィーダトレイ１
０４の上に延出される延出位置から、バッファトレイの
固定部１２４の下に収納される収納位置へ、往復移動す
ることができる。バッファトレイの可動部１２６は、モ
ータ７０によって駆動される第１のスクリュー１２８へ
取付けられる。モータ７０はマシン・コントローラ１３
２によって制御される。マシン・コントローラ１３２は
バッファトレイ１０２に入ってくる片面コピーの数を追
跡し続ける。所定の最大値に到達すると、マシン・コン
トローラ１３２はモータ７０を起動させ、第１のスクリ
ュー１２８を時計方向又は反時計方向のどちらかに回転
させることによって、バッファトレイの可動部１２６を
延出させたり収納したりする。デュプレックス・フィー
ダの容量を更に増大させるために、このような方法でフ
ィーダトレイの上方に数個のバッファトレイを配置でき
ることに注意すべきである。

【００２５】バックガイド１０８は、水平部１３４と鉛
直部１３６とを有する。鉛直部１３６はバッファトレイ
の可動部１２６を受け入れるための開口１３８と、バッ
ファトレイの固定部１２４の溝１２８及び１３０内へ延
出してその中を移動するための、そしてコピー用紙イン
バータ１１０からコピー用紙を取り外すための突起部１
２０及び１２２と、を有する。バックガイドの水平部１
３４はスライドレール（図示せず）の上に配置されるの
で、バックガイド１０８は、フィーダトレイ１０４と接
する延出位置から、バッファトレイの固定部１２４と接
する収納位置へ、バッファトレイの固定部１２４の溝１
２８及び１３０内を往復移動することができる。またバ
ックガイド１０８は、延出位置にあるときにフィーダト
レイ１０４の一部を受け入れるための溝１４０を有して
いる。バックガイドの水平部１３４は、モータ７０によ
って駆動される第２のスクリュー１４２へ取付けられて
いる。モータ７０はマシン・コントローラ１３２によっ
て制御されている。マシン・コントローラ１３２はバッ
ファトレイ１０２内へ入ってくる片面コピーの数を追跡
し続ける。所定の最大値に到達すると、マシン・コント
ローラ１３２はモータ７０を起動させて第２のスクリュ
ー１４２を時計方向又は反時計方向のどちらかに回転さ
せることによって、バックガイド１０８を延出させたり
収納したりする。フィーダトレイ１０４の端部壁１４４
の角部は、バックガイド１０８がフィーダトレイ１０４
上へ延出できるように切り取られている。

【００２６】フィーダトレイ１０４は、その上に集積さ
れたコピー用紙が駆動ロール１４６を有する一般的な底
部フィーダ１０６によって両面コピーのために転写ステ
ーションへ搬送されるように配置された堅いプラットフ
ォームである。フィーダトレイ１０４は、角部を形成す
る側面部材１４８及び端部部材１４４を有するので、コ
ピー用紙はフィーダトレイ内で位置合わせして保持され
る。底部フィーダ１０６は、米国特許第４、４１１、４
１７号で使用されているタイプの真空コルゲーション・
フィーダ（ＶＣＦ）であってもよい。同様の結果を得る
ために、スライドレール、溝、開口及び突起部の大き
さ、形状及び配置を変更可能であることに注意すべきで
ある。

【００２７】図４に示されるような本発明の他の実施例
では、バッファトレイ１６０はフィーダトレイ１０４の
真上に配置されている。バッファトレイ１６０は、バッ
ファトレイ全体がバックガイド１０８を介して往復移動
されるように、ガイドレール（図示せず）の上に配置さ
れた堅いプラットフォームである。この実施例では、バ
ッファトレイ１６０がその収納位置へ移動するにつれて
コピー用紙はフィーダトレイ１０４に正確に位置決めさ
れるので、バックガイド１０８を動かす必要はない。あ
るいは、所望されるなら、バッファトレイ１６０はフィ
ーダトレイ１０４の上流に一線に配置されてもよい。

【００２８】図５〜図９について説明すると、動作中、
その一方の面に画像を有し、画像面を下にしてデュプレ
ックス・フィーダトランスポート５０から入ってくるコ
ピー用紙は、コピー用紙インバータのどちらかのスロッ
ト１１４又は１１６に係合され、矢印の方向に回転させ
られる。インバータ１１０が回転すると、コピー用紙は
バックガイドの突起部１２０及び１２２と接触し、イン
バータ１１０から取り外されて、バッファトレイ１０２
内へ落下する。このプロセスは、マシン・コントローラ
１３２にプログラムされた所定の最大容量に基づいて、
バッファトレイ１０２が一杯になるまで継続される。マ
シン・コントローラ１３２は、コピー用紙入力トレイ３
８、４０又は４２から出ていくときに、コピー用紙をカ
ウントする。バッファトレイ１０２が一杯になると（図
５参照）、マシン・コントローラ１３２は、モータ７０
を起動させて、第１のスクリュー１２８及び第２のスク
リュー１４２を回転させる。スクリュー１２８及び１４
２の回転によって、バックガイド１０８はその延出位置
へ移動され、バッファトレイ１０２の可動部１２６はそ
の収納位置へ移動される。これによって、バッファトレ
イ上のコピー用紙のスタックはバッファトレイの固定部
１２４の外へ押されるので、フィーダトレイ内へ落下す
る（図６参照）。このとき、マシン・コントローラ１３
２はモータを起動させてスクリューを反対方向に回転さ
せるので、バックガイド１０８はその収納位置へ移動さ
れ、バッファトレイの可動部１２６はその延出位置へ移
動されて、コピー用紙インバータ１１０から排出される
片面コピー用紙を更に受け入れることができる。コピー
用紙は、保持トレイ２８内のオリジナル文書の第１経路
での複写が完了するまで、バッファトレイ１０２に集積
され続ける（図７参照）。このとき、コピー用紙は、ペ
ージ画像情報が片面コピー用紙の他方の面に第２経路で
コピーされる準備がされている。第２経路が始まると、
ＶＣＦ１０６は、コピー用紙がフィーダトレイ１０４の
コピー用紙スタックの底から順次引き出されるように作
動される。ここで、マシン・コントローラ１３２はデュ
プレックス・フィーダ１００から送り出されるコピー用
紙の数をカウントし始める。マシン・コントローラのコ
ピーカウントに基づいて、フィーダトレイ１０４が空に
なると（図８参照）、マシン・コントローラはモータ７
０を起動して、スクリュー１２８及び１４２を回転させ
る。スクリューの回転によって、バックガイド１０８は
その延出位置へ移動され、バッファトレイの可動部１２
６はその収納位置へ移動される。バッファトレイ上のコ
ピー用紙のスタックは、バッファトレイの固定部１２４
の外へ押し出されるので、フィーダトレイ内へ落下する
（図９参照）。ＶＣＦ１０６は、デュプレックス・フィ
ーダ１００内のコピー用紙がなくなる迄、片面コピー用
紙を両面複写のために転写ステーションへ送り続ける。
デュプレックス・フィーダ１００にバッファトレイ１０
２が２個以上ある場合には、上述の搬送手順が繰り返さ
れる。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデュ
プレックス・フィーダは、一回の実行で、より多くの両
面複写を行うことができるという優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のデュプレックス・フィーダの好ましい
実施例を使用する複写機／プリンタの略立面図である。

【図２】図１で使用されるようなデュプレックス・フィ
ーダの立面図である。

【図３】図１で使用されるようなデュプレックス・フィ
ーダの分解斜視図である。

【図４】バッファトレイがフィーダトレイの真上にあ
る、デュプレックス・フィーダの他の実施例の立面図で
ある。

【図５】その一方の面に画像を有するコピー用紙が画像
面を上にして積み重ねられ、バッファトレイを満たして
いる本発明の略図である。

【図６】バッファトレイを満たしたコピー用紙がフィー
ダトレイへ移動させられた本発明の略図である。

【図７】その一方の面に画像を有するコピー用紙が更
に、画像面を上にしてバッファトレイに積み重ねられた
本発明の略図である。

【図８】フィーダトレイ内のコピー用紙が複写ステーシ
ョンへ搬送されフィーダトレイが空である本発明の略図
である。

【図９】フィーダトレイが空になった後、バッファトレ
イ内のコピー用紙がフィーダトレイへ移動させられた本
発明の略図である。

【符号の説明】

１０印刷機／複写機１８自動文書フィーダ３８、４０、４２コピー用紙入力トレイ５０デュプレックス・フィーダトランスポート５７出力トレイ６０クリーニング・ステーション７０モータ１００デュプレックス・フィーダ１０２バッファトレイ１０４フィーダトレイ１０６底部フィーダ１０８可動バックガイド１１０コピー用紙インバータ１２４固定部１２６可動部１３２マシン・コントローラ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｂ６５Ｈ 83/00 7111−3Ｆ (72)発明者マイケルエイ．マラチャウスキーアメリカ合衆国 14580 ニューヨーク州ウェブスターコッパーケトルロード 910 (72)発明者デェイビットアール．カンプラスアメリカ合衆国 14580 ニューヨーク州ウェブスターケネディロード 1840

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】その一方の面に画像を有するコピー用紙
を複写ステーションへ搬送して、その他方の面に画像を
形成するためのデュプレックス・フィーダであって、コピー用紙を複写ステーションへ搬送するためのフィー
ダと、前記フィーダによって搬送すべきコピー用紙のスタック
を支持するためのフィーダトレイと、前記フィーダトレイが一杯のときにコピー用紙を積み重
ねるための少なくとも１つのバッファトレイと、前記バッファトレイから前記フィーダトレイへコピー用
紙を移動させるための移動手段と、前記バッファトレイが一杯であること、及び前記フィー
ダトレイが空であることを感知して、前記移動手段を起
動させるための感知手段と、を備えたデュプレックス・フィーダ。