JPS6318744B2

JPS6318744B2 -

Info

Publication number: JPS6318744B2
Application number: JP54077466A
Authority: JP
Inventors: Emu Utsudo Rarii
Original assignee: Xerox Corp
Current assignee: Xerox Corp
Priority date: 1978-06-26
Filing date: 1979-06-19
Publication date: 1988-04-20
Also published as: JPS556390A; GB2024171B; GB2024171A; DE2915863A1; CA1139356A; US4172655A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、紙取扱装置、より詳細には両面複
写をするためバツフア・セツト手段を使用してい
る両面複写装置に関する。

従来バツフア・セツト貯留手段を用いた両面複
写装置には、両面複写機能をもたせるためセツト
スタツク装置、最下部用紙後退型給送装置及び両
面複写戻し移送手段が使用されてきた。

最下部用紙後退型給送装置は、従来両面複写用
バツフアトレイとして使用されてきており、最下
部用紙と用紙スタツクトレイ間の摩擦を減らし、
又最下部用紙を直接隣り合う用紙間の摩擦をなく
するために加圧空気が加えられている。誤給紙を
防止するため、２個の定置ロールと１個の可動ロ
ールを有する３ロール式給紙ベルトが用いられて
おり、定置ロールは用紙スタツクの端縁の直下に
配置され、用紙スタツクから用紙を供給するため
下部の用紙に対して給送ベルトを支持する役目を
している。可動ロールは前記の定置ロールの近く
に配置され、定置ロールの上のベルト部の影響で
適正時間に用紙を送り出さない場合にスタツクの
最下部の用紙にベルトを接触させるように動く。
可動ロールの変位によりスタツクの最下部の用紙
と接触するベルトの表面積が増加して、より大き
な力が用紙に作用するようになつている。

このような装置の使用において生じる問題点
は、装置の信頼性を低下させる用紙の誤給紙があ
ること及びこの装置を作動させるためのその他多
くの装置に加えて、スタツク分離装置が後退給送
機構と共に使用されているため、両面複写用のバ
ツフア給送装置のコストが高くなつていることで
ある。

この発明は、上記の欠点を解決しようとするも
のであつて、片面に複写されたコピーのセツトを
一時に貯留するための両面複写用バツフア・セツ
ト手段を含み、このセツトは次にバツフア・セツ
ト手段から裏面複写を行うため再給紙される。バ
ツフア・セツト手段は、コピー処理手段でその片
面に画像が複写された用紙を受入れ、これをスタ
ツキング手段に堆積するための受入れ手段を有す
る。さらに用紙の裏面に画像を複写するためスタ
ツキング手段からコピー処理手段へ用紙を送り出
すための手段も含まれている。送り出し手段は受
入れ手段に入つてくる各用紙の到着に合せてスタ
ツキング手段から各用紙を所定の量だけ引き出
し、セツトの各用紙が他の用紙から所定の量だけ
ずれている、片面複写済用紙のバツフア・セツト
を作るための段重ね手段を含んでいる。

段重ねにしたコピーセツトを作る機構として
は、これまで各種のものが知られている。例えば
米国特許第2863663号がある。又自動装荷装置に
関する米国特許第3776544号はコンベヤで運ばれ
堆積された用紙を段重ねすなわち重なり合う関係
に再配列するのにゲートが役に立つことを述べて
いる。前丁合したコピーの全部そろつたセツトを
横にずらせる、すなわち段重ねにする方法が米国
特許第3630607号に記載されている。又米国特許
第4093372号は、前丁合された順に多数の前丁合
されたコピーセツトを作成するため複写機の露光
ステーシヨンを通過した個々の原画セツトを繰返
して再循環させる自動原画取扱装置が開示されて
いる。この装置では、再循環の一部の間、一部分
が離れ一部分が重なり合つている形態になるよう
全ての原画を段重ねすることによりそれぞれ個々
の原画は複写再循環の間セツトの他の原画から一
部離された状態になつている。

以下、この発明の好ましい実施例を、通常の代
表的なゼログラフ装置及びプロセスに組み込んだ
ものについて図示、説明する。したがつて、前記
のゼログラフ装置及び方法それ自体については、
種々の出版物、特許及び周知の装置によりその詳
細を知ることができるので、ここでは詳しく説明
しない。

前述したこの発明の諸側面を形成している個々
の装置、工程、及び細部構造に関するその他の目
的、特色及び利点は以下の図面に包合されてい
る。したがつて以下に述べる説明及びその一部を
なす図面を参照すれば発明はより明確に理解され
よう。

第１図にこの発明の目的を達成しようとするバ
ツフア・セツトトレイ手段を使用した代表的な複
写機１０の略図を示す。複写機１０はドラムの形
状をしている導電性基材の上に通常の光導電性層
すなわち感光面２１を有し、ドラムはフレームに
軸支され、矢印の方向に回転して、ドラム表面が
順次複数のゼログラフ処理ステーシヨンを通過す
るようにする。第１図に示す感光体及び露光手段
の代りにベルト型感光体及びフラツジ露光手段を
用いてもよい。

説明のため、ドラム表面の運動路中の幾つかの
ゼログラフ処理ステーシヨンの作用を以下に記述
する。

(a) 帯電ステーシヨンＡにおいて、ゼログラフド
ラムの光導電層が一様に帯電される。

(b) 露光ステーシヨンＢにおいて、複写しようと
する原画の光すなわち放射線パターンがドラム
表面に投影され、露光した個所にあるドラムの
電荷は放電して複写しようとするコピーの静電
潜像ができる。

(c) 現像ステーシヨンｃにおいて、ドラムの光導
電性面にゼログラフ現像剤が塗布されて、潜像
が顕像化される。

(d) 転写ステーシヨンＤにおいて、ゼログラフ現
像剤の画像がドラム面から転写支持材料へ静電
的に転写される。

(e) ドラム・クリーニング・ステーシヨンＥにお
いて、ドラム表面がブラシで清掃され、画像転
写後そこに残留していたトナー粒子が除去され
る。

(f) 定着ステーシヨンＦにおいて、画像がコピー
用紙又は支持材料へ溶融定着される。

複写する場合、ここに開示したゼログラフ複写
機１０は、米国特許第3963345号に記載されてい
るもので、この明細書にも関連して一諸に記載さ
れている自動ウエブ巻取式原画取扱装置から画像
が投影される。

原画の画像は、第１図のレンズ５０を通して鏡
２８から下向きに感光体２０の上に投影される。
画像は感光体表面２１の上で現像され、時計まわ
りに転写ステーシヨンＤへ送られる。主給紙トレ
イ９０又は副給紙トレイ９１のいずれかから送ら
れてきたコピー用紙は、一連の給紙ローラーによ
り転写ステーシヨンＤへ供給される。そこで、現
像された画像がドラム２０から転写される。次に
用紙は真空剥離手段６５により感光体ドラム２０
から剥されて、定着ステーシヨンＦへ送られ、そ
こで画像がコピー用紙上に溶融定着される。その
後、コピー用紙は両面複写用トレイ２００又は用
紙出口トレイ１５１又は１５２のいずれかに送ら
れる。片面複写の場合は、両面複写用トレイ２０
０は使用されない。第１図の複写機は、自動原画
取扱装置３０又はプラテン２６のいずれからでも
画像を投影することができる。

片面原画複写の場合は、複写されたセツトはす
べて一方の出力トレイに入つてくる。コピーが片
面又は両面のいずれであつても同じ出口トレイ１
５１が使用される。丁合はインバータなしで行わ
れる。両面原画複写の場合には、複写されたセツ
トは、最終的にトレイ１５１と１５２に置かれ
る。すなわち、正順のコピーはトレイ１５１へ入
り、逆順のコピーはトレイ１５２へ入る。

第２図に示すように、原画は整合手段８１に当
てウエブ３３の上に置くことにより装荷される。
一方巻取り手段３１′はウエブの装填及び取外し
位置にある。原画は自動原画取扱装置で動かさ
れ、露光ランプ７０から直接に及び反射手段７１
で反射した光にさらされ、原画像は両方向光学糸
を通して感光体２０の上に投影される。各原画
は、露光手段７０及び反射手段７１を通過するよ
う運ばれ、巻取り手段３１が再循環位置まで移動
したあと巻取り手段３２に巻取られる。次に、巻
取り手段３２は巻取り手段３１に向つて逆転さ
れ、逆走査モードに巻かれている原画が再び露光
される。

ウエブ上の原画を最初に露光する場合、偶数番
号の原画、すなわちウエブ３３上の２、４、６、
８…位置に置かれた原画の画像のみが投影され
る。片面又は両面複写のどちらを希望するかによ
つて、バツフア・セツトはそれぞれ１セツトバツ
フア又は２セツトバツフアになる。片面複写の場
合は、急速巻戻しが行われ、必要なのは１バツフ
ア・セツトのみである。両面複写の場合には、ウ
エブの逆移動の際にも偶数番号の原画の画像が投
影され、１つは昇順（２、４、６、８…）１つは
降順序（８、６、４、２）になつている２つのバ
ツフア・セツトが作られる。いずれの場合にも、
偶数番号の原画を露光して作られたコピーは、ス
テーシヨンＦで溶融定着され、続いて通常のコン
ベヤ装置にのせられてバツフア・トレイ手段２０
０に運ばれる。

この発明はバツフア・トレイ手段２００にある
が、まず原画取扱装置内の原画、最初にその前送
りの際に偶数番号の原画が投影され、原画から得
られた画像は給紙トレイ９０から供給されたコピ
ー用紙に転写される。画像が転写ステーシヨンＤ
において転写されたあと、片面に複写された用紙
は次にバツフア・セツト手段２００に向けて送ら
れる。バツフア・セツト手段へ向うルートでは、
コピー用紙はまず受入れ手段２０１，２０２によ
りスタツキング手段２０３の中に送り込まれる。
最初の用紙がバツフア・セツト手段２００の中に
置かれたあと、各後続用紙がスタツキング手段の
中に送り込れてくるたびに先の用紙は段重ね手段
２０５により所定の量だけずり出され、バツフ
ア・セツト手段に入つてくる各後続用紙は、その
裏面に複写するため転写ステーシヨンＤへ再給紙
できるよう所定の量だけ離される。

段重ね手段２０５は、片面に複写された一組の
コピー用紙を約1.3cm（1/2インチ）ずらした階段
状にしてコンベヤ送出手段２１０へ引渡す。片面
に複写されたコピーの全部が、段重ね手段２０５
で段重ねされると、コンベヤ送出手段２１０がこ
のセツトを高速で第２のコンベヤ移送手段６４の
上へ移す。第２のコンベヤ移送手段６４はこのセ
ツトを裏面複写のため再給紙手段３００へ高速で
運搬する。再給紙手段３００は、供給ローラー３
１１と分離ローラー３１２，３１３を含み、コピ
ー用紙の裏面に画像を転写するため用紙を転写ス
テーシヨンＤへ送り戻す。

段重ね手段２０５は、送出手段２１０及び移送
手段６４と共に機械制御装置１０１で制御され
る。バツフア・セツトトレイ手段２００に入つて
くる片面複写のコピー用紙が一組そろうと、送出
手段２１０と移送手段６４が作動して、セツトは
高速で再給紙手段３００へ運搬される。必要であ
れば１セツト以上の片面複写のコピーを同時に移
送手段６４の上に置くことが可能であることを理
解されたい。自動原画取扱装置において順次前送
り及び後送りが行われると同時に、コピー用紙が
主給紙トレイ９０と再給紙手段３００から交互に
転写ステーシヨンＤに供給されてすべての原画が
複写される。主給紙トレイ９０から供給されたコ
ピー用紙は、自動原画取扱装置内の偶数位置に置
かれた原画の画像が複写されてバツフア・トレイ
手段２００へ送られる。一方再給紙手段３００か
ら供給されるコピー用紙は、主給紙トレイから供
給されコピー用紙に代つて、自動原画取扱装置内
の奇数位置に置かれた原画の画像が複写される。
順方向送りのときに作成されたコピーセツトは出
口ステーシヨン１５１へ、逆方向送りのときに作
成されたコピーセツトは出口ステーシヨン１５２
へ送られてくるので、出口ステーシヨンの中にそ
ろつた丁合済のセツトが集まれば、ステープルと
じをして横積みもしくは食い違い積みにすること
ができる。これらは連続する昇順、例えば１、
２、３、４、５、６…になつているはずである。
露光ステーシヨン７０をウエブ３３が最後に通過
するときには、奇数番号すなわち奇数位置にある
原画１２０の画像のみが第３図のように投影され
る。そのとき画像は、再給紙手段３００により供
給される先に偶数番号の原画が複写されたコピー
用紙の裏面に複写される。この工程により再給紙
手段には用紙はなくなり、両面コピーの最終セツ
トが出口ステーシヨンにでき上る。しかしなが
ら、２セツトバツフアを使用する場合、すなわ
ち、自動原画取扱装置が順方向送り及び逆方向送
り走査の両方で原画の投影をする場合は、移送手
段６４及び再給紙手段３００が空の状態で両面複
写のセツトが完成するよう、手段３００で再給紙
させるための移送手段６４の上に互いに近接して
同じ二組のコピーを置くため、ウエブ３３の最終
前送り及び後送りの際には奇数番号の原画（の
み）が投影される。

自動原画取扱装置の最初の送りの際に奇数番号
の原画を投影することができるがそれをするに
は、奇数番号の原画セツト、例えば５原画セツト
を複写する場合には、最後のコピー用紙はその偶
数面に画像を転写しないで一回余分に転写ステー
シヨンを通過させる必要のあることを理解された
い。この発明を使用する機械のその他種々の使用
方法は、米国特許第4116558号に記載されており、
その内容はこの発明の説明に必要であるので参考
のため本明細書に記載されている。

第２図は、原画と光学系の両方向の相対的往復
運動の際に原画を走査する光学系を示す。原画は
最初ある方向に走査され、次に画像の向きは、逆
方向に走査するため伝達軸のまわりに180゜回転さ
れる。正しい方向に向けられた画像は感光体２０
の上に投影され、両方向の走査の間同じ方向に動
く、すなわち両方の場合に感光体の回転を逆にし
なくても感光体表面と同じ方向に動く。この詳細
は米国特許第4008958号に開示されている。

複写機１０を片面又は両面複写のいずれかのモ
ードにおいて、ゼログラフ複写の動作を制御する
ために、プログラム式機械制御装置１０１、例え
ば、米国特許第3940210号に開示されている制御
装置が使用される。

次に、この発明の独自の利点につき説明する。
両面複写用戻し移送手段は、移送手段の上に用紙
を段重ねし、一組のピンチローラ、軽圧ローラ
ー、適当なゲート、及び保持機構を使用して用紙
を送り出す用紙集積運搬手段として使用されてい
ることがわかる。この装置を従来の複写機に使用
することによつて得られる利点は、個々の用紙及
びそのセツトをより確実に制御できること、これ
により信頼性が向上することのほかに、スタツク
分離装置、後退給送装置、及びサーボ機構が不要
になりコストが大巾に低減することである。さら
に、この発明はたけの短かいセツトの生産性を向
上させる。

要するに、開示した両面複写装置は、大部数の
コピー用紙セツトを作成するため、一度に片面づ
つ複写するコピー処理手段によりコピー用紙の両
面に原画の画像を複写するものである。この発明
の両面複写装置は、片面に複写された一組のコピ
ーを一時的に貯留し、次に裏面に複写するため再
給紙位置へコピーを送るためにバツフア・セツト
手段を採用している。このバツフア・セツト手段
は、片面に複写された用紙を受入れるための受入
れ手段のほかに、受入れ手段の近くに用紙を堆積
するためのスタツキング手段を有している。送出
手段は、スタツキング手段のところに配置されて
いて、用紙を受入れ手段から裏面複写用の再給紙
手段へ向けて送り出す。この送出手段は、再給紙
手段に段重ねしたコピーセツトを受け渡すため用
紙がスタツキング手段に入つた後所定の量だけず
り出す、すなわち段重ねする手段を有している。
バツフア・セツト手段内にセツトが完成すると、
機械制御装置は移送手段を作動させ、段重ね手段
の送出速度よりもはるかに高速でセツトを再給紙
手段へ運搬する。

以上開示した方法及び装置のほかに、この開示
を読まれたこの分野の通常の専門家は別の修正及
び附加又はそのいずれかを容易に考えつくであろ
うが、それらはここに開示した及び特許請求の範
囲に記載した発明の範囲に包含されるべきものと
考える。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明により丁合されたコピー用紙
が作られる両方向ゼログラフ複写機の側面図、第
２図は第１図の自動原画取扱装置の線２−２に沿
つた部分切取側面図、第３図は第１図の線３−３
に沿つた平面図である。Ａ……帯電ステーシヨン、Ｂ……露光ステーシ
ヨン、Ｃ……現像ステーシヨン、Ｄ……転写ステ
ーシヨン、Ｅ……クリーニングステーシヨン、Ｆ
……定着ステーシヨン、１０……複写機、２０…
…感光体、２２……レンズ、２３，２４……鏡、
２５……光源、２６……プラテン、２７，２８…
…鏡、３０……自動ウエブ巻取り式原画取扱装
置、３１，３２……巻取り手段、３３……ウエ
ブ、３４，３６，３８，４２……鏡、５０……レ
ンズ、６４……移送手段、７０……露光手段、７
１……反射手段、９０，９１……給紙トレイ、１
０１……機械制御装置、１５１，１５２……出口
トレイ、２００……バツフアトレイ手段、２０
１，２０２……受入れ手段、２０３……スタツキ
ング手段、２０５……段重ね手段、２１０……送
出手段、３００……再給紙手段、３１１……供給
ローラー、３１２，３１３……分離ローラー。

Claims

【特許請求の範囲】

１頁画像から両面コピーを作る両面複写装置に
おいて、前記頁画像をコピー用紙の片方の面に複
写する複写機構と、前記頁画像を受け取るように
コピー用紙を前記複写機構に供給するコピー用紙
供給手段と、バツフアトレイとを備え、該バツフ
アトレイに片方の面が複写されたコピー用紙が入
つた後、該バツフアトレイ内では各コピー用紙が
所定量だけずらされて段重ねされることを特徴と
する両面複写装置。