JPH04315803A - 回転ヘッドドラム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
ー（以下、ＶＴＲと略称する。）に用いることができる
回転ヘッドドラム装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図２は、従来の回転ヘッドドラム装置の
回転ドラムユニットの平面図である。図において、１は
回転ドラム、３，５はＶＨＳ標準モード記録再生用のビ
デオヘッド、６，７はＶＨＳ３倍モード記録再生用ビデ
オヘッド、２，４はＶＨＳ標準モードおよびＶＨＳ３倍
モード時のキュー，レビュー，スチル等の特殊再生時に
使用するビデオヘッドである。８，９はＶＨＳ標準、３
倍モード兼用の記録再生用オーディオヘッドである。

【０００３】以上のように構成された従来の回転ヘッド
ドラム装置について以下にその動作説明する。回転ドラ
ムユニットがＡ方向に回転すると、ＶＨＳ標準モードに
於いては、オーディオヘッド８，９によりオーディオ信
号をまず図示しない磁気テープに記録し、磁気テープに
記録されたオーディオ信号トラック上をビデオヘッド３
，５によりビデオ信号を記録する（重量記録方式）。 またＶＨＳ３倍モードに於いても同様に、オーディオヘ
ッド８，９によりオーディオ信号をまず磁気テープに記
録し、磁気テープに記録されたオーディオ信号上をビデ
オヘッド６，７によりビデオ信号を記録する。なお、再
生時に於いても、記録時と同じヘッドを使用することに
なる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような構成では、ＶＨＳ３倍モードに於いて、再生時に
オーディオ信号のビデオ信号への干渉を少なくするため
、記録時に磁気テープ上でビデオ信号により重量記録さ
れていないオーディオ信号がないように、ＶＨＳ３倍モ
ード記録再生用ビデオヘッド６，７により磁気テープに
記録されたオーディオ信号トラック上を完全にビデオ信
号で重量記録する必要がある。すなわち、ビデオヘッド
６，７のトラック幅をＶＨＳ３倍モードの記録トラック
ピッチより大きくする必要がある。ビデオヘッド６，７
のトラック幅をＤ、記録されたトラックピッチをＣ、と
すると、 Ｄ≧Ｃ の関係が必要である。このような構成にすると、記録ピ
ッチより大きいトラック幅をもつビデオヘッド６と７で
再生するとアジマス角の異なる隣の記録トラックにまた
がって再生することになり、アジマス効果により隣接ト
ラックの信号は大きく減衰されるが完全には減衰されな
い。これが隣接トラックからのクロストークとなりエッ
ジノイズ，クロマフリッカー等、ＶＴＲの３倍モードの
画質に悪影響を及ぼす。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
かえりみて、隣接トラックからのクロストークによるエ
ッジノイズ，クロマフリッカー等、ノイズ発生の少ない
回転ヘッドドラム装置を提供することにある。前記問題
点を解決するために、本発明の回転ヘッドドラム装置は
、磁気テープに記録されたビデオ信号の記録トラックピ
ッチよりも大きいトラック幅を持つ記録専用のビデオヘ
ッドと、記録トラックピッチよりも小さいトラック幅を
持つ再生専用のビデオヘッドを具備した構成を持つ回転
ヘッドドラム装置である。

【０００６】

【作用】この構成により、磁気テープに記録されたオー
ディオ信号上に完全にビデオ信号を重量記録することが
できる。また、再生時に於いては隣接トラックからのク
ロストークの影響を受けることがなく、ノイズの発生の
少ない高画質のＶＴＲを実現することができる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例の回転ヘッドドラム
装置について、図面を参照しながら説明する。図１は、
本発明の一実施例に係わる回転ドラムユニットの平面図
である。１は回転ドラム、３，５はＶＨＳ標準モード記
録再生用ビデオヘッド、１０，１１はＶＨＳ３倍モード
記録専用ビデオヘッド、１２，１３はＶＨＳ３倍モード
再生専用ビデオヘッド、８，９はＶＨＳ標準、３倍モー
ド兼用の記録再生用のオーディオヘッドである。また、
記録専用ビデオヘッド１０，１１は、ＶＨＳ標準、３倍
モードのキュー，レビュー，スチル等の特殊再生用にも
使用することが可能である。ＶＨＳ３倍モード記録専用
のビデオヘッド１０，１１のトラック幅をＡ、ＶＨＳ３
倍モード再生専用のビデオヘッド１２，１３のトラック
幅をＢ、ＶＨＳ３倍モードの記録トラックピッチをＣと
すると、 Ａ≧Ｃ＞Ｂ の関係を有する。

【０００８】以上のように構成された回転ヘッドドラム
装置に於いて、以下にその動作について説明する。回転
ドラムユニットがＡ方向に回転するとＶＨＳ標準モード
に於いては従来例と全く同じ動作を示す。ＶＨＳ３倍モ
ードに於いては、オーディオヘッド８，９によりオーデ
ィオ信号を磁気テープに記録し、そのオーディオ記録ト
ラック上を記録トラックピッチよりも広いトラック幅を
持つ３倍モード記録専用のビデオヘッド１２，１３によ
りビデオ信号を重量記録する。このように、Ａ≧Ｃ の関係を保つことにより、オーディオ信号が必ずビデオ
信号により重畳記録され、オーディオ信号のビデオ信号
への干渉を少なくすることができる。再生時は、３倍モ
ード再生専用ビデオヘッド１２，１３により前記磁気テ
ープに記録されたビデオ信号の再生を行う。ここで、Ｃ
＞Ｂ の関係を保つことにより、隣接トラックにまたがってビ
デオ信号を再生することは無い。

【０００９】以上のように、本実施例によれば隣接クロ
ストークの影響による、エッジノイズ，クロマフリッカ
ー等のノイズ発生が皆無でありＶＴＲの３倍モードの高
画質化を図ることができる。

【００１０】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば磁気テープに記録されたオーディオ信号上に完
全にビデオ信号を重量記録することができるため、再生
時には隣接トラックからのクロストークの影響を受ける
ことがなくなり、ＶＴＲの高画質化を図ることが可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の回転ドラム装置の平面図

【図２】従来
の回転ドラム装置の平面図

【符号の説明】

１　　回転ドラム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】トラック幅の異なる複数個の回転磁気ヘッ
   ドを有する、ヘリカルスキャン方式の回転ヘッドドラム
   装置であって、記録側の磁気ヘッドのトラック幅をＡ、
   再生側の磁器ヘッドのトラック幅をＢ、記録トラックピ
   ッチをＣとすると、 Ａ≧Ｃ＞Ｂ の関係を有する回転ヘッドドラム装置。