JP2574533B2 - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

回転磁気ヘッド装置

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JP2574533B2 JP30430490A JP30430490A JP2574533B2 JP 2574533 B2 JP2574533 B2 JP 2574533B2 JP 30430490 A JP30430490 A JP 30430490A JP 30430490 A JP30430490 A JP 30430490A JP 2574533 B2 JP2574533 B2 JP 2574533B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はビデオテープレコーダー(VTR)などの磁
気記録再生に用いられる回転磁気ヘッド装置、特に周波
数帯域の異なる2つの記録/再生モードを有するVTRに
関するものである。
従来の技術 近年、現行テレビジョン方式のテレビ信号をディジタ
ル信号に変換して記録再生する装置、いわゆるデジタル
VTRや現行テレビジョン方式と比較して格段に画素数が
多く、解像度の高いシステムである高品位(高精細)テ
レビジョン(例えばハイビジョン)などの周波数が高い
信号を扱うVTRが普及してきている。
以下図面を参照しながら、従来の回転磁気ヘッド装置
の一例について説明する。
第9図は、3つの磁気ヘッドに周波数の高い信号を分
割し、1フィールドを3つのヘッドで形成する従来の回
転磁気ヘッド装置の概要を示す回転ドラムの裏面から見
た平面図、第10図は磁気ヘッド装置の回転ドラムへのヘ
ッド取り付け寸法及びヘッド幅を詳細に示した図、第11
図はトラックパターン図である。
図において1は回転ドラム、31R,31C,31L,32R,32C,32
Lは磁気ヘッド、41,42は回転消去ヘッドである。回転消
去ヘッド41,42はつなぎ撮りなどの編集の際に用いられ
るものであり、磁気ヘッド31R,31C,31L,32R,32C,32Lに
対して先行し、予め磁気テープ10に記録された信号トラ
ック131R,131C,131L,131R,132C,132Lを消去するため
に、トラックピッチが18[μm]、チャンネル数が3の
時、θ(54.3゜)の取り付け角度、かつ相対高さh
0(h0=θ0/180゜×トラックピッチ×チャンネル数=5
4.3/180×18×3=16.3μm)で回転ドラム1に取り付
けられている。なお、上記のh0は回転消去ヘッド
4のヘッド幅と磁気ヘッド3で構成される1フィールド
分の3つのトラック幅とはほぼ同じであるため、磁気テ
ープ10上で信号トラック141,142及び131R,132Rの下端が
一致するように計算した数値である。10は磁気テープで
あり、回転ドラム1に180゜の範囲に亘って巻き付けら
れており、矢印10a方向に走行する。
以上のように構成された回転磁気ヘッド装置につい
て、その動作を説明する。
磁気ヘッド31R,31C,31L及び32R,32C,32Lは磁気テープ
10上のトラック131R,131C,131L及び132R,132C,132L上を
走査して信号の記録/再生を行なう。また、つなぎどり
等の編集時においては、磁気ヘッド31R,31C,31L及び32
R,32C,32Lが磁気テープ10に記録を開始する際に、以前
から記録されている信号が磁気テープ10に残っている
と、信号の記録時に不都合が生じるため、第11図の斜線
で示すように磁気ヘッドが記録を開始する前に回転消去
ヘッド4により予め信号を消去する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成においては次のような
問題点が生じる。
このように周波数が高い信号を分割して記録するなど
の新しい方式のVTRが普及しても、従来の記録方式(例
えばVHS方式)が直ちになくなることはないため、新し
い記録方式と従来の記録方式とが兼用できるVTRがある
ことが望ましい。したがって、上記のような回転磁気ヘ
ッド装置において、従来の記録/再生モードと新しい記
録/再生モードの2つのモードを有した記録再生装置と
するためには、新しい記録/再生モード専用の磁気ヘッ
ドに加え、従来の記録/再生モード専用の磁気ヘッドを
備えた構造とした場合、つなぎどりなどの編集時に画質
改善のために用いられる従来の記録/再生モード専用の
回転消去ヘッドを新たに設置しなければならないという
問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、周波数の高い信号を分割
して記録/再生する第1のモードと、第1の記録/再生
モードとは記録周波数帯域の異なる信号を記録/再生す
る第2のモードの両方を備えた回転磁気ヘッド装置にお
いて、両モードの記録信号の1フィールド分のトラック
を同一の回転消去ヘッドを用いて消去できるような構成
とした回転磁気ヘッド装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の回転磁気ヘッド装
置は、記録周波数帯域が異なる信号を磁気テープに記録
する第1,第2の記録/再生モードを有し、略180゜の割
り出し角度を有するように回転ドラムの同一平面上に配
置された、第1の記録/再生モードで記録/再生を行な
う第1の磁気ヘッド対と、第2の記録/再生モードで記
録/再生を行なう第2の磁気ヘッド対と、回転消去ヘッ
ド対と、第1の記録/再生モードと第2の記録/再生モ
ードとを切り替える切り替え手段とを備え、前記磁気テ
ープに前記第1の磁気ヘッド対によって記録された信号
と前記第2の磁気ヘッド対によって記録された信号とを
同一の前記回転消去ヘッド対により消去するという構成
を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成により、周波数の高い信号を分
割して記録/再生する第1のモードと、第1の記録/再
生モードとは記録周波数帯域の異なる信号を記録/再生
する第2のモードの両方を備えた回転磁気ヘッド装置に
おいて、両モードの記録信号の1フィールド分のトラッ
クを同一の回転消去ヘッドを用いて消去できるような構
成としたことにより、つなぎどり等の編集時にカラーノ
イズや色にじみ等が生じるのを防止し、良好な記録が行
える。
また、両モードとも同一の回転消去ヘッドを用いるこ
とができるため、従来方式からヘッド数を増やす必要が
なく、コストダウンを図ることができる。さらには、ヘ
ッド取り付け時の調整の工程も増やす必要もない。
実施例 以下本発明の第1の一実施例の回転磁気ヘッド装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
なお、これらの図において第9図〜第11図で説明した
ものと同じものについては同一の符号を付し、その説明
は省略する。
第1図は本発明の第1の実施例における周波数の高い
信号を3分割して1フィールドを3つの磁気ヘッドで形
成する第1の記録/再生モードと、1フィールドを1つ
の磁気ヘッドで形成する第2の記録/再生モードを有す
る回転磁気ヘッド装置の概要を示す回転ドラムの裏面か
ら見た平面図、第2図は回転ドラムへのヘッド取り付け
寸法及びヘッド幅を詳細に示した図、第3図は第1の記
録/再生モードにおけるトラックパターン図、第4図は
第2図の記録/再生モードにおけるトラックパターン図
である。
第5図は本発明の第2の実施例における周波数の高い
信号を3分割して1フィールドを3つの磁気ヘッドで形
成する第1の記録/再生モードと、1フィールドを1つ
の磁気ヘッドで形成する第2の記録/再生モードを有す
る回転磁気ヘッド装置の概要を示す回転ドラムの裏面か
ら見た平面図、第6図は回転ドラムへのヘッド取り付け
寸法及びヘッド幅を詳細に示した図である。
第7図は本発明の第3の実施例における周波数の高い
信号を3分割して1フィールドを3つの磁気ヘッドで形
成する第1の記録/再生モードと、1フィールドを1つ
の磁気ヘッドで形成する第2の記録/再生モードを有す
る回転磁気ヘッド装置の概要を示す回転ドラムの裏面か
ら見た平面図、第8図は回転ドラムへのヘッド取り付け
寸法及びヘッド幅を詳細に示した図である。
第1の実施例の図において、31R,31C,31L,32R,32C,32
Lは第1の記録/再生モード専用の磁気ヘッド、5R,5Lは
第2の記録/再生モード専用の磁気ヘッドである。回転
消去ヘッド42,41は第1の記録/再生モードにおいてそ
れぞれ磁気ヘッド31R,31C,31L及び32R,32C,32Lに対して
先行し、予め磁気テープ10に記録された信号トラック13
1R,131C,131L及び132R,132C,132Lを消去するために、ト
ラックピッチが18〔μm〕、チャンネル数が3の時、磁
気ヘッドに先行してθ(180+54.3=234.3゜)の取り
付け角度、かつ相対高さh1(h1=θ1/180゜×トラック
ピッチ×チャンネル数=234.3/180×18×3=70.3μ
m)で回転ドラム1に取り付けられている。なお、上記
のh1は回転消去ヘッド41,42のヘッド幅(56μm)
と磁気ヘッド31,32で構成される1フィールド分の3つ
のトラック幅(18×3=54μm)とはほぼ同じであるた
め、磁気テープ上で信号トラック142,141及び131R,132R
の下端が一致するように計算した数値である。
さらに、回転消去ヘッド42,41は第2の記録/再生モ
ードにおいて磁気ヘッド5R,5Lに対して先行し、予め磁
気テープ10に記録された信号トラック15R,15Lを消去す
るために、トラックピッチが58〔μm〕、チャンネル数
が1の時、磁気ヘッドに先行してθ(54.3+65.7=12
0゜)の取り付け角度、かつ相対高さh2(h2=θ2/180゜
×トラックピッチ×チャンネル数=120/180×58×1=3
8.7μm)で回転ドラム1に取り付けられている。な
お、上記のh2は回転消去ヘッド41,42のヘッド幅
(56μm)と磁気ヘッド5で構成される1フィールド分
のトラック幅(58μm=トラックピッチ)とはほぼ同じ
であるため、磁気テープ上で信号トラック142,141及び1
5R,15Lの下端が一致するように計算した数値である。
ここで、磁気テープ10における第1の記録/再生のモ
ードでの1フィールド分のトラック幅と第2の記録/再
生モードでの1フィールド分のトラック幅とはほぼ同一
である。すなわち、第1の記録/再生モードのチャンネ
ル数がCであり、第2の記録/再生モードに対する回転
ドラムの回転倍率がNであって、第1の記録/再生モー
ドのトラックピッチをT1、第2の記録/再生モードのト
ラックピッチをT2とするとき、(C×N×T1=3×1×
18=54)と(T2=58)とは略同一となり、同一の回転消
去ヘッド41,42により磁気テープ10に記録された信号を
消去することができる。
よって、第1及び第2の記録/再生モードの両モード
において同一の回転消去ヘッド4を兼用するために、第
2図に示すように磁気ヘッド3と磁気ヘッド5の相対高
さをH(h1−h2)だけずらして取り付けることにより同
一の回転消去ヘッド対4で2つのモードの信号を消去す
ることができる。
第2の実施例の図において、6R,6Lは第2の記録/再
生モードにおけるオーディオ用の回転オーディオヘッド
である。回転オーディオヘッド6R,6Lはそれぞれ磁気ヘ
ッド5L,5Rの磁気テープ10上のトラック15L,15R上を走査
し深層記録を行なう。回転消去ヘッド42,41は第1の記
録/再生モードにおいて磁気ヘッド31R,31C,31L及び32
R,32C,32Lに対して先行し、予め磁気テープ10に記録さ
れた信号トラック131R,131C,131L及び132R,132C,132Lを
消去するために,トラックピッチが18〔μm〕,チャン
ネル数が3の時、磁気ヘッドに先行してθ(180+84.
3=264.3゜)の取り付け角度、かつ相対高さh3(h3=θ
3/180゜×トラックピッチ×チャンネル数=264.3/180×
18×3=79.3μm)で回転ドラム1に取り付けられてい
る。なお、上記のh3は回転消去ヘッド41,42のヘッ
ド幅(56μm)と磁気ヘッド5で構成される1フィール
ド分の3つのトラック幅(18×3=54μm)とはほぼ同
じであるため、磁気テープ上で信号トラック142,141及
び131R,132Rの下端が一致するように計算した数値であ
る。
さらに、回転消去ヘッド42,41は第2の記録/再生モ
ードにおいて磁気ヘッド5R,5Lに対して先行し、予め磁
気テープ10に記録された信号トラック15R,15Lを消去す
るために、トラックピッチが58〔μm〕、チャンネル数
が1の時、磁気ヘッドに先行してθ(65.7+84.3=15
0゜)の取り付け角度、かつ相対高さh4(h4=θ4/180゜
×トラックピッチ×チャンネル数=150/180×58×1=4
8.3μm)で回転ドラム1に取り付けられている。な
お、上記のh4は回転消去ヘッド41,42のヘッド幅
(56μm)と磁気ヘッド5で構成される1フィールド分
のトラック幅(58μm=トラックピッチ)とはほぼ同じ
であるため、磁気テープ上で信号トラック142,141及び1
5R,15Lの下端が一致するように計算した数値である。
ここで、磁気テープ10における第1の記録/再生モー
ドでの1フィールド分のトラック幅と第2の記録/再生
モードでの1フィールド分のトラック幅とはほぼ同一で
ある。すなわち、第1の記録/再生モードのチャンネル
数がCであり、第2の記録/再生モードに対する回転ド
ラムの回転倍率がNであって、第1の記録/再生モード
のトラックピッチをT1、第2の記録/再生モードのトラ
ックピッチをT2とするとき、(C×N×T1=3×1×18
=54)と(T2=58)とは略同一となり、同一の回転消去
ヘッド41,42により磁気テープ10に記録された信号を消
去することができる。
よって、第1及び第2の記録/再生モードの両モード
において同一の回転消去ヘッド4を兼用するために、第
2図に示すように磁気ヘッド3と磁気ヘッド5の相対高
さをH′(h3−h4)だけずらして取り付けることにより
同一の回転消去ヘッド対4で2つのモードの信号を消去
することができる。
第3の実施例の図において、6R,6Lは第2の記録/再
生モードにおけるオーディオ用の回転オーディオヘッド
であり、回転消去ヘッド41,42と隣接して配設され、複
合ヘッド対71,72を形成している。回転オーディオヘッ
ド6R,6Lはそれぞれ磁気ヘッド5L,5Rの磁気テープ10上の
トラック15L,15R上を走査し深層記録を行なう。回転消
去ヘッド42,41は第1の記録/再生モードにおいて磁気
ヘッド31R,31C,31L及び32R,32C,32Lに対して先行し、予
め磁気テープ10に記録された信号トラック131R,131C,13
1L及び132R,132C,132Lを消去するために、トラックピッ
チが18〔μm〕、チャンネル数が3の時、磁気ヘッドに
先行してθ(180+55=235゜)の取り付け角度、かつ
相対高さh5(h5=θ5/180゜×トラックピッチ×チャン
ネル数=235/180×18×3=70.5μm)で回転ドラム1
に取り付けられている。なお、上記のh5は回転消
去ヘッド41,42のヘッド幅(56μm)と磁気ヘッド5で
構成される1フィールド分の3つのトラック幅(18×3
=54μm)とはほぼ同じであるため、磁気テープ上で信
号トラック142,141及び131R,132Rの下端が一致するよう
に計算した数値である。
さらに、回転消去ヘッド42,41は第2の記録/再生モ
ードにおいて磁気ヘッド5R,5Lに対して先行し、予め磁
気テープ10に記録された信号トラック15R,15Lを消去す
るために、トラックピッチが58〔μm〕、チャンネル数
が1の時、磁気ヘッドに先行してθ(65.7+55=120.
7゜)の取り付け角度、かつ相対高さh6(h6=θ6/180゜
×トラックピッチ×チャンネル数=120.7/180×58×1
=38.9μm)で回転ドラム1に取り付けられている。な
お、上記のh6は回転消去ヘッド41,42のヘッド幅
(56μm)と磁気ヘッド5で構成される1フィールド分
のトラック幅(58μm=トラックピッチ)とはほぼ同じ
であるため、磁気テープ上で信号トラック142,141及び1
5R,15Lの下端が一致するように計算した数値である。
ここで、磁気テープ10における第1の記録/再生モー
ドでの1フィールド分のトラック幅と第2の記録/再生
モードでの1フィールド分のトラック幅とはほぼ同一で
ある。すなわち、第1の記録/再生モードのチャンネル
数がCであり、第2の記録/再生モードに対する回転ド
ラムの回転倍率がNであって、第1の記録/再生モード
のトラックピッチをT1、第2の記録/再生モードのトラ
ックピッチをT2とするとき、(C×N×T1=3×1×18
=54)と(T2=58)とは略同一となり、同一の回転消去
ヘッド41,42により磁気テープ10に記録された信号を消
去することができる。
よって、第1及び第2の記録/再生モードの両モード
において同一の回転消去ヘッド4を兼用するために、第
2図に示すように磁気ヘッド3と磁気ヘッド5の相対高
さをH″(h5−h6)だけずらして取り付けることにより
同一の回転消去ヘッド対4で2つのモードの信号を消去
することができる。
以上のように構成された回転磁気ヘッド装置につい
て、図を用いてその動作を説明する。
第1の実施例において第1の記録/再生モード時に
は、磁気ヘッド31R,31C,31L,32R,32C,32Lは磁気テープ1
0上のそれぞれトラック131R,131C,131L,132R,132C,132L
上を走査し記録/再生する。ここで、つなぎどり等の編
集時には、磁気ヘッド31R,31C,31L,32R,32C,32Lが磁気
テープ10に信号を記録する際に、回転消去ヘッド4によ
り予め記録トラックの消去動作を行なう。したがって、
回転消去ヘッド41は1フィールド分の3本のトラックを
消去するために第3図中の位置にあるときにはすでに図
のトラック132R,132C,132Lの斜線部を消去している。同
様に、回転消去ヘッド42は前の1フィールド分の3本の
トラック131R,131C,131Lをすでに消去している。
よって、回転消去ヘッド41,42は、一つのヘッドで3
本のトラックのほぼ全域に亘り信号を消去することがで
きる。
第2の記録/再生モード時には、磁気ヘッド5R,5Lは
磁気テープ10上のそれぞれトラック15R,15L上を走査し
記録/再生する。ここで、つなぎどり等の編集時には、
磁気ヘッド5R,5Lが磁気テープ10に信号を記録する際
に、回転消去ヘッド4により予め記録トラックの消去動
作を行なう。したがって、回転消去ヘッド41は1フィー
ルド分の1本のトラックを消去するため第4図中の位置
にあるときにはすでに図のトラック15Lの斜線部を消去
している。同様に回転消去ヘッド42は前のトラック15R
をすでに消去している。よって、回転消去ヘッド41,42
は、1つのヘッドで1本のトラックのほぼ全域に亘り信
号を消去することができる。
また第2,第3の実施例のようなヘッド構成とした場合
においても、第1の実施例と同様に共通の回転消去ヘッ
ドにより磁気テープ上のトラックを消去することができ
る。
なお、磁気ヘッドをPCM等のオーディオヘッドなどと
兼用する場合でも、回転消去ヘッドを兼用することがで
きる。
また実施例においては1フィールドを3つのヘッドで
形成する方式について述べてきたが、当然のことなが
ら、1フィールドを2つのヘッド、あるいは4つ以上の
ヘッドで形成する方式であっても同様に採用することが
できる。また、第1、第2の記録/再生モードは、回転
ドラムの回転数が異なるものであっても良い。同様にテ
ープスピードが2つのモードで異なっても適用すること
ができる。
以上のように本実施例によれば、2つの記録/再生モ
ードのそれぞれにおいて磁気テープ上に以前に記録され
たトラックを確実に同一の回転消去ヘッドにより消去し
て、つなぎどり部やインサート部にカラーノイズや色に
じみ等が生じるのを防止し、良好な画質の記録が行え
る。
発明の効果 以上のように本発明は、複数の磁気ヘッドに信号を分
割して磁気テープに記録する第1の記録/再生モード
と、前記第1の記録/再生モードとは記録周波数帯域の
異なる信号を記録する第2の記録/再生モードとを有
し、略180゜の割り出し角度を有するように回転ドラム
の同一平面上に配置された、第1の記録/再生モードで
記録/再生を行なう第1の磁気ヘッド対と、第2の記録
/再生モードで記録/再生を行なう第2の磁気ヘッド対
と、回転消去ヘッド対と、第1の記録/再生モードと第
2の記録/再生モードとを切り替える切り替え手段とを
備え、前記磁気テープに前記第1の磁気ヘッド対によっ
て記録された信号と前記第2の磁気ヘッド対によって記
録された信号とを同一の前記回転消去ヘッド対により消
去することを特徴としたことにより、以前に記録された
信号トラックを確実に回転消去ヘッドにより消去して、
つなぎどり部やインサート部にカラーノイズや色にじみ
が生じるのを防止し、良好な画質の記録が行える。
また、両モードとも同一の回転消去ヘッドを用いるこ
とができるため、従来と比べてヘッド数を増やすことが
なく、コストダウン、さらには取り付け時の調整の手間
を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における周波数が高い信
号を3分割して1フィールドを3つの磁気ヘッドで形成
する第1の記録/再生モードと、1フィールドを1つの
磁気ヘッドで形成する第2の記録/再生モードを有する
回転磁気ヘッド装置の概要を示す回転ドラムの裏面から
見た平面図、第2図は回転ドラムへのヘッド取り付け寸
法及びヘッド幅を詳細に示した説明図、第3図は第1の
記録/再生モードにおけるトラックパターン図、第4図
は第2の記録/再生モードにおけるトラックパターン
図、第5図は本発明の第2の実施例における周波数が高
い信号を3分割して1フィールドを3つの磁気ヘッドで
形成する第1の記録/再生モードと、1フィールドを1
つの磁気ヘッドで形成する第2の記録/再生モードを有
する回転磁気ヘッド装置の概要を示す回転ドラムの裏面
から見た平面図、第6図は回転ドラムへのヘッド取り付
け寸法及びヘッド幅を詳細に示した説明図、第7図は本
発明の第3の実施例における周波数が高い信号を3分割
して1フィールドを3つの磁気ヘッドで形成する第1の
記録/再生モードと、1フィールドを1つの磁気ヘッド
で形成する第2の記録/再生モードを有する回転磁気ヘ
ッド装置の概要を示す回転ドラムの裏面から見た平面
図、第8図は回転ドラムへのヘッド取り付け寸法及びヘ
ッド幅を詳細に示した説明図、第9図は3つの磁気ヘッ
ドに周波数の高い信号を分割し、1フィールドを3つの
ヘッドで形成する従来の回転磁気ヘッド装置における概
要を示す回転ドラムの裏面から見た平面図、第10図は磁
気ヘッド装置の回転ドラムへのヘッド取り付け寸法及び
ヘッド幅を詳細に示した説明図、第11図はトラックパタ
ーン図である。 1……回転ドラム、31R,31C,31L,32R,32C,32L……第1
の記録/再生モード専用の磁気ヘッド、41,42……回転
消去ヘッド、5R,5L……第2の記録/再生モード専用の
磁気ヘッド、6R,6L……回転オーディオヘッド、71,72…
…回転消去ヘッド,回転オーディオヘッド複合ヘッド
対、10……磁気テープ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の磁気ヘッドに信号を分割して磁気テ
    ープに記録する第1の記録/再生モードと、前記第1の
    記録/再生モードとは記録周波数帯域の異なる信号を記
    録する第2の記録/再生モードとを有し、略180゜の割
    り出し角度を有するように回転ドラムの同一平面上に配
    置された、第1の記録/再生モードで記録/再生を行な
    う第1の磁気ヘッド対と、第2の記録/再生モードで記
    録/再生を行なう第2の磁気ヘッド対と、回転消去ヘッ
    ド対と、第1の記録/再生モードと第2の記録/再生モ
    ードとを切り替える切り替え手段とを備え、前記磁気テ
    ープに前記第1の磁気ヘッド対によって記録された信号
    と前記第2の磁気ヘッド対によって記録された信号とを
    同一の前記回転消去ヘッド対により消去することを特徴
    とした回転磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】第1の記録/再生モードのチャンネル数が
    Cであり、第2の記録/再生モードに対する回転ドラム
    の回転倍率がNであって、第1の記録/再生モードのト
    ラックピッチをT1、第2の記録/再生モードのトラック
    ピッチをT2とするとき、(C×N×T1)とT2とが略同一
    となることを特徴とする請求項1記載の回転磁気ヘッド
    装置。
  3. 【請求項3】回転オーディオヘッド対を設けた請求項1
    記載の回転磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】回転消去ヘッド対に代えて回転オーディオ
    ヘッド対と回転消去ヘッド対とを配設した複合ヘッド対
    を備えた請求項1記載の回転磁気ヘッド装置。
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