JPH0431494B2 - - Google Patents
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- JPH0431494B2 JPH0431494B2 JP61204910A JP20491086A JPH0431494B2 JP H0431494 B2 JPH0431494 B2 JP H0431494B2 JP 61204910 A JP61204910 A JP 61204910A JP 20491086 A JP20491086 A JP 20491086A JP H0431494 B2 JPH0431494 B2 JP H0431494B2
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Landscapes
- Steering Controls (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
本発明は車輌用ステアリングホイール芯金に対
する接着剤塗付装置に関するものである。
する接着剤塗付装置に関するものである。
(従来の技術)
第7図、第8図に示すように一般にステアリン
グホイール51においてはステアリングホイール
芯金52に被覆材53が被覆されている。
グホイール51においてはステアリングホイール
芯金52に被覆材53が被覆されている。
ところが、前記ステアリングホイール芯金52
のうちリング部芯金52aに被覆されている被覆
材53が軟質ポリ塩化ビニル樹脂等のように柔軟
な材料から形成されている場合、その被覆材53
がリング部芯金52aの周囲を矢印Xで示す方向
に回転することがある。そのため、ステアリング
ホイールの把握感がなくなる。
のうちリング部芯金52aに被覆されている被覆
材53が軟質ポリ塩化ビニル樹脂等のように柔軟
な材料から形成されている場合、その被覆材53
がリング部芯金52aの周囲を矢印Xで示す方向
に回転することがある。そのため、ステアリング
ホイールの把握感がなくなる。
そこで、前記リング部芯金52aの外周面に接
着剤を塗付して該リング部芯金52aと被覆材5
3とを接合し、被覆材53の回転を防止する対策
が講じられている。
着剤を塗付して該リング部芯金52aと被覆材5
3とを接合し、被覆材53の回転を防止する対策
が講じられている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、線材等から製作されたままのス
テアリングホイール芯金52においては線材の表
面には油類や種々の汚染物質が付着しているの
で、リング部芯金52aの表面に接着剤が付着し
にくいという問題がある。
テアリングホイール芯金52においては線材の表
面には油類や種々の汚染物質が付着しているの
で、リング部芯金52aの表面に接着剤が付着し
にくいという問題がある。
そこで、本発明者らは接着剤の効果が充分発揮
されるステアリングホイール芯金を得る接着剤塗
付装置を提供せんとするものである。
されるステアリングホイール芯金を得る接着剤塗
付装置を提供せんとするものである。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
上記従来装置の問題点を解決する目的において
本発明は、有機溶媒とその蒸気相を収容する溶媒
タンクと、接着剤が収容される接着剤タンクと、
下部にステアリングホイール芯金を回転可能に係
止する係止部材を備え、前記溶媒タンクから接着
剤タンクにステアリングホイール芯金を移動する
ための移動手段とからなる構成を採用したもので
ある。
本発明は、有機溶媒とその蒸気相を収容する溶媒
タンクと、接着剤が収容される接着剤タンクと、
下部にステアリングホイール芯金を回転可能に係
止する係止部材を備え、前記溶媒タンクから接着
剤タンクにステアリングホイール芯金を移動する
ための移動手段とからなる構成を採用したもので
ある。
(作用)
移動手段の係止部材が溶媒タンク内でステアリ
ングホイール芯金を回転させながら完全な洗浄を
行つた後に接着剤タンクに移動させ、核タンク内
で前記同様回転させながら接着剤を塗付して塗付
の均一化を図り、よつて塗付された接着剤の接着
性能が安定かつ良好に維持される。
ングホイール芯金を回転させながら完全な洗浄を
行つた後に接着剤タンクに移動させ、核タンク内
で前記同様回転させながら接着剤を塗付して塗付
の均一化を図り、よつて塗付された接着剤の接着
性能が安定かつ良好に維持される。
(実施例)
以下本発明を、実施例を示す図面により詳細に
説明する。
説明する。
第1図に示すように箱状機枠1内の底部側には
上方が解放されている溶媒タンク2と、該溶媒タ
ンク2の容量より小さい容量を有し上方が解放さ
れている接着剤タンク3とが相並ぶように設置さ
れている。
上方が解放されている溶媒タンク2と、該溶媒タ
ンク2の容量より小さい容量を有し上方が解放さ
れている接着剤タンク3とが相並ぶように設置さ
れている。
前記溶媒タンク2の底部には1,1,1−トリ
クロルエタンのような有機溶媒Sが所定量貯留可
能になつており、その液面が低下した場合、前記
機枠1の外側に設置された補給タンク4から有機
溶媒Sの補給が可能になつている。
クロルエタンのような有機溶媒Sが所定量貯留可
能になつており、その液面が低下した場合、前記
機枠1の外側に設置された補給タンク4から有機
溶媒Sの補給が可能になつている。
また、該底部には前記有機溶媒Sを加熱してそ
の蒸気を発生させるためのヒータ5が設けられて
いる。前記有機溶媒Sの蒸気は空気より重いで、
該有機溶媒S上にはその蒸気相Vが形成される。
の蒸気を発生させるためのヒータ5が設けられて
いる。前記有機溶媒Sの蒸気は空気より重いで、
該有機溶媒S上にはその蒸気相Vが形成される。
前記溶媒タンク2の上側壁には有機溶媒Sの蒸
気を凝縮するコンデンサ6が設けられているとと
もに、そのコンデンサ6の下側には凝縮された有
機溶媒Sのドレーンを受けるトレイ7が設けられ
ている。該ドレーンには空気中の水分が凝縮され
て含まれるので、そのドレーンは該トレイ7に取
り付けられたドレーン管8から外部に導かれて層
分離される。
気を凝縮するコンデンサ6が設けられているとと
もに、そのコンデンサ6の下側には凝縮された有
機溶媒Sのドレーンを受けるトレイ7が設けられ
ている。該ドレーンには空気中の水分が凝縮され
て含まれるので、そのドレーンは該トレイ7に取
り付けられたドレーン管8から外部に導かれて層
分離される。
他方、接着剤タンク3内には溶液型のポリアミ
ド系接着剤等の接着剤Aが所定量貯留可能になつ
ており、その液面が低下した場合は、機枠1の外
部に設置された補給タンク9から接着剤Aが補給
可能になつている。
ド系接着剤等の接着剤Aが所定量貯留可能になつ
ており、その液面が低下した場合は、機枠1の外
部に設置された補給タンク9から接着剤Aが補給
可能になつている。
前記機枠1上に施設されたレール12にはステ
アリングホイール芯金10を支持して、前記溶媒
タンク2から接着剤タンク3に移動するための移
動手段11が設置されている。
アリングホイール芯金10を支持して、前記溶媒
タンク2から接着剤タンク3に移動するための移
動手段11が設置されている。
該移動手段11は前記レール12上をエアシリ
ンダ13によつて水平方向に往復動する基盤14
と、その基盤14に垂直方向に固定され、下方に
伸びるピストンロツド15aを有するエアシリン
ダ15と、該ピストンロツド15aの先端部に取
り付けられた係止部材17を備えている。前記基
盤14の両側部には垂直方向かつ平行に2本のガ
イドバー16が挿通されており、その下端部に該
係止部材17の両側部が固定されている。前記係
止部材17には該ステアリングホイール芯金10
を係止する芯棒18を回転させるためにスプロケ
ツト19が設けられている。
ンダ13によつて水平方向に往復動する基盤14
と、その基盤14に垂直方向に固定され、下方に
伸びるピストンロツド15aを有するエアシリン
ダ15と、該ピストンロツド15aの先端部に取
り付けられた係止部材17を備えている。前記基
盤14の両側部には垂直方向かつ平行に2本のガ
イドバー16が挿通されており、その下端部に該
係止部材17の両側部が固定されている。前記係
止部材17には該ステアリングホイール芯金10
を係止する芯棒18を回転させるためにスプロケ
ツト19が設けられている。
他方、前記ガイドバー16の上端部にはそれら
を連結する連結部材21が取り付けられており、
その連結部材21の下側にモータ20が固定され
ている。
を連結する連結部材21が取り付けられており、
その連結部材21の下側にモータ20が固定され
ている。
該モータ20の回転軸22にはスプロケツト2
3が取り付けられており、そのスプロケツト23
と前記係止部材17のスプロケツト19にはチエ
ーン24が巻回され、前記芯棒18が矢印Yで示
す方向に回転可能になつている。
3が取り付けられており、そのスプロケツト23
と前記係止部材17のスプロケツト19にはチエ
ーン24が巻回され、前記芯棒18が矢印Yで示
す方向に回転可能になつている。
なお、前記機枠1の後面側と、前部側のうちの
接着剤タンク3の上部以外には後壁25と前壁
(図示なし)が張られ、前記接着剤タンク3の上
部前面側からこの実施例の装置に対してステアリ
ングホイール芯金10を出し入れできるようにな
つている。また前記後壁25の上部コーナ部には
排出口27が設けられている。
接着剤タンク3の上部以外には後壁25と前壁
(図示なし)が張られ、前記接着剤タンク3の上
部前面側からこの実施例の装置に対してステアリ
ングホイール芯金10を出し入れできるようにな
つている。また前記後壁25の上部コーナ部には
排出口27が設けられている。
以上の構成からなる本発明において、接着剤の
塗付は次の工程により行なわれる。第2図に示す
ようにステアリングホイール芯金を有機溶媒の蒸
気と接触させて洗浄する蒸気洗浄工程と、該工程
で洗浄されたステアリングホイール芯金に接着剤
を塗付する接着剤塗付工程と、該工程で接着剤が
塗付されたステアリングホイール芯金を回転させ
て該接着剤の膜厚を均一化するセツテイング工程
とからなつている。
塗付は次の工程により行なわれる。第2図に示す
ようにステアリングホイール芯金を有機溶媒の蒸
気と接触させて洗浄する蒸気洗浄工程と、該工程
で洗浄されたステアリングホイール芯金に接着剤
を塗付する接着剤塗付工程と、該工程で接着剤が
塗付されたステアリングホイール芯金を回転させ
て該接着剤の膜厚を均一化するセツテイング工程
とからなつている。
さらに、前記ステアリングホイール芯金をステ
アリングホイールに完成するには、接着剤を乾燥
してそれに接着性を発揮させる乾燥工程及びステ
アリングホイール芯金に被覆材を被覆する成形工
程が後続される。具体的に、前記の各工程を次に
説明する。
アリングホイールに完成するには、接着剤を乾燥
してそれに接着性を発揮させる乾燥工程及びステ
アリングホイール芯金に被覆材を被覆する成形工
程が後続される。具体的に、前記の各工程を次に
説明する。
[蒸気洗浄工程]
第3図に示すリング部芯金10aの放射方向の
断面が円形をなしているステアリングホイール芯
金10が接着剤タンク3の上方のセツト位置Zに
おいて移動手段11の係止部材17にセツトされ
る。
断面が円形をなしているステアリングホイール芯
金10が接着剤タンク3の上方のセツト位置Zに
おいて移動手段11の係止部材17にセツトされ
る。
次に、係止部材17に係止されたステアリング
ホイール芯金10をエアシリンダ13により溶媒
タンク2の上部に移動させる。そして、エアシリ
ンダ15を作動させて、ステアリングホイール芯
金10を溶媒タンク2の中に降下させる。
ホイール芯金10をエアシリンダ13により溶媒
タンク2の上部に移動させる。そして、エアシリ
ンダ15を作動させて、ステアリングホイール芯
金10を溶媒タンク2の中に降下させる。
溶媒タンク2内には有機溶媒Sとして1,1,
1−トリクロルエチレンが収容されているととも
に、ヒータ5によりその有機溶媒Sはその沸点で
ある74℃に加熱されているので、有機溶媒S上に
はその蒸気が発生している。
1−トリクロルエチレンが収容されているととも
に、ヒータ5によりその有機溶媒Sはその沸点で
ある74℃に加熱されているので、有機溶媒S上に
はその蒸気が発生している。
前記モータ20を始動させてスプロケツト2
3、チエーン24及びスプロケツト19を介して
ステアリングホイール芯金10を10秒〜2分の間
回転させる。
3、チエーン24及びスプロケツト19を介して
ステアリングホイール芯金10を10秒〜2分の間
回転させる。
すると、ステアリングホイール芯金10の表面
に衝突した有機溶媒7の蒸気は一部凝縮して純度
の高い液体になるとともに、ステアリングホイー
ル芯金10の表面を流れ落ちてその表面に付着し
ている油又はその他の汚染物質を溶出するととも
に、ステアリングホイール芯金10の表面から振
り切られる。しかも、該ステアリングホイール芯
金10は同時に沸点程度の温度で加熱される。
に衝突した有機溶媒7の蒸気は一部凝縮して純度
の高い液体になるとともに、ステアリングホイー
ル芯金10の表面を流れ落ちてその表面に付着し
ている油又はその他の汚染物質を溶出するととも
に、ステアリングホイール芯金10の表面から振
り切られる。しかも、該ステアリングホイール芯
金10は同時に沸点程度の温度で加熱される。
[接着剤塗付工程]
このようにして、有機溶媒Sによつて洗浄さ
れ、しかも加温状態になつているステアリングホ
イール芯金10をエアシリンダ15により上昇さ
せ、次に、エアシリンダ13を作動させて、再
度、接着剤タンク3の上方に移動する。
れ、しかも加温状態になつているステアリングホ
イール芯金10をエアシリンダ15により上昇さ
せ、次に、エアシリンダ13を作動させて、再
度、接着剤タンク3の上方に移動する。
さらに、エアシリンダ15を作動させて、セツ
ト位置Zからステアリングホイール芯金10を移
動させ、接着剤タンク3内の接着剤Aにわずかに
浸漬する。そして、ステアリングホイール芯金1
0を1〜2回回転させる。すると、リング部芯金
10aには該接着剤Aが塗付される。なお、この
実施例では接着剤Aとしてエタノールにポリアミ
ドを溶解させて得たポリアミド系接着剤が使用さ
れている。
ト位置Zからステアリングホイール芯金10を移
動させ、接着剤タンク3内の接着剤Aにわずかに
浸漬する。そして、ステアリングホイール芯金1
0を1〜2回回転させる。すると、リング部芯金
10aには該接着剤Aが塗付される。なお、この
実施例では接着剤Aとしてエタノールにポリアミ
ドを溶解させて得たポリアミド系接着剤が使用さ
れている。
[セツテイング工程]
エアシリンダ15を作動させて、接着剤Aを塗
付したステアリングホイール芯金10を回転させ
ながら、セツト位置Zに移動する。このとき、前
記ステアリングホイール芯金10を毎分10〜50回
の回転数で、10〜120秒の間回転させる。すると、
接着剤Aがリング部芯金10a表面に均一に塗付
されるともに接着剤中の溶剤が蒸発し、第4図に
示すように接着剤Aが均一な膜厚をもつて該リン
グ部芯金10aの表面に塗付され、良好な接着性
能を発揮する。なお、ステアリングホイール芯金
10を回転させない場合は第5図に示すようにリ
ング部芯金10aの表面における接着剤Aの膜厚
が不均一になり、その膜厚が大きくなつた部分で
は接着剤Aは容易に凝固しない。そのため、も
し、接着剤Aの未凝固部Lを残したまま後続の成
形工程で後述の被覆材を成形すると、そのとき前
記未凝固部Lは被覆材とリング部芯金10aとの
間を流れ、接着性能が充分発揮されない。
付したステアリングホイール芯金10を回転させ
ながら、セツト位置Zに移動する。このとき、前
記ステアリングホイール芯金10を毎分10〜50回
の回転数で、10〜120秒の間回転させる。すると、
接着剤Aがリング部芯金10a表面に均一に塗付
されるともに接着剤中の溶剤が蒸発し、第4図に
示すように接着剤Aが均一な膜厚をもつて該リン
グ部芯金10aの表面に塗付され、良好な接着性
能を発揮する。なお、ステアリングホイール芯金
10を回転させない場合は第5図に示すようにリ
ング部芯金10aの表面における接着剤Aの膜厚
が不均一になり、その膜厚が大きくなつた部分で
は接着剤Aは容易に凝固しない。そのため、も
し、接着剤Aの未凝固部Lを残したまま後続の成
形工程で後述の被覆材を成形すると、そのとき前
記未凝固部Lは被覆材とリング部芯金10aとの
間を流れ、接着性能が充分発揮されない。
[乾燥工程]
前記セツテイング工程で膜厚が均一にされた接
着剤Aは適度に乾燥される。乾燥は室温〜80℃の
温度で約10分以上行なわれる。セツテイング工程
において乾燥における効果と同等の効果が得られ
れば、この乾燥工程は必ずしも必要ではないが、
セツテイング工程の生産性を向上させるためには
セツテイング工程に続いて接着剤Aの乾燥を行な
つた方がよい。
着剤Aは適度に乾燥される。乾燥は室温〜80℃の
温度で約10分以上行なわれる。セツテイング工程
において乾燥における効果と同等の効果が得られ
れば、この乾燥工程は必ずしも必要ではないが、
セツテイング工程の生産性を向上させるためには
セツテイング工程に続いて接着剤Aの乾燥を行な
つた方がよい。
[成形工程]
表面に接着剤Aが塗付されているステアリング
ホイール芯金10はインサート成形金型にセツト
された後、軟質ポリ塩化ビニル樹脂をそのインサ
ート成形金型に射出して第6図に示すようにリン
グ部芯金10aの表面に被覆材26を成形する。
すると、前記リング部芯金10aと被覆材26と
結合する。以上のように構成されたこの実施例の
作用効果を述べると、リング部芯金10aの表面
に付着している油その他の汚染物質が純度の高い
有機溶媒Sによつて綺麗に洗浄される。そのた
め、接着剤塗付工程で接着剤Aがリング部芯金1
0aの表面に対して優れた接着性能を発揮する。
ホイール芯金10はインサート成形金型にセツト
された後、軟質ポリ塩化ビニル樹脂をそのインサ
ート成形金型に射出して第6図に示すようにリン
グ部芯金10aの表面に被覆材26を成形する。
すると、前記リング部芯金10aと被覆材26と
結合する。以上のように構成されたこの実施例の
作用効果を述べると、リング部芯金10aの表面
に付着している油その他の汚染物質が純度の高い
有機溶媒Sによつて綺麗に洗浄される。そのた
め、接着剤塗付工程で接着剤Aがリング部芯金1
0aの表面に対して優れた接着性能を発揮する。
接着剤Aが付与されたステアリングホイール芯
金10を回転させながら、セツテイングしている
ので、接着剤Aの膜厚が均一になり、その後で被
覆材26を成形するとその接着性能が良好に発揮
される。
金10を回転させながら、セツテイングしている
ので、接着剤Aの膜厚が均一になり、その後で被
覆材26を成形するとその接着性能が良好に発揮
される。
さらに、セツテイング後に接着剤Aを乾燥し
て、溶媒を完全に無くしているので、接着剤の接
着性能が最大限に発揮される。
て、溶媒を完全に無くしているので、接着剤の接
着性能が最大限に発揮される。
また、洗浄工程では有機溶媒S蒸気はステアリ
ングホイール芯金10を加温するので、接着剤塗
付に先立つてステアリングホイール芯金10を加
熱する工程を別に設ける必要がないという効果が
発揮される。
ングホイール芯金10を加温するので、接着剤塗
付に先立つてステアリングホイール芯金10を加
熱する工程を別に設ける必要がないという効果が
発揮される。
本発明では有機溶媒Sの洗浄工程で洗浄が終つ
たステアリングホイール芯金10が加温状態にあ
るうちに該ステアリングホイール芯金10を接着
剤Aの塗付工程に移動できるようになつているの
で、加温状態のリング部芯金10aに接着剤Aを
塗付することができ、その結果、該リング部芯金
10aに付着された接着剤中の溶媒の蒸発が促進
され、接着性能が迅速に発揮される。
たステアリングホイール芯金10が加温状態にあ
るうちに該ステアリングホイール芯金10を接着
剤Aの塗付工程に移動できるようになつているの
で、加温状態のリング部芯金10aに接着剤Aを
塗付することができ、その結果、該リング部芯金
10aに付着された接着剤中の溶媒の蒸発が促進
され、接着性能が迅速に発揮される。
しかも、前記移動手段11にはモータ20と二
つのエアシリンダ13,15等の手段が使用され
ているので、溶剤タンク2からステアリングホイ
ール芯金10を正確に接着剤タンク3に所定の時
間内に移動させることができる。
つのエアシリンダ13,15等の手段が使用され
ているので、溶剤タンク2からステアリングホイ
ール芯金10を正確に接着剤タンク3に所定の時
間内に移動させることができる。
本発明は前記の実施例に限定されることなく、
例えば、次の態様でも実施することができる。
例えば、次の態様でも実施することができる。
(1) 水平方向に基盤14を移動するエアシリンダ
13は機枠1上において該機枠1の背部に設け
た方が装置全体をコンパクトにする上で好まし
い。
13は機枠1上において該機枠1の背部に設け
た方が装置全体をコンパクトにする上で好まし
い。
(2) 有機溶媒Sとしてトリクロルエチレンその他
の塩素化炭化水素を使用することができる。
の塩素化炭化水素を使用することができる。
(3) 接着剤Aとしてはエポキシ系、クロロプレン
系、ウレタン系、アクリル系の接着剤が使用さ
れる。
系、ウレタン系、アクリル系の接着剤が使用さ
れる。
発明の効果
以上詳述したように本発明によれば、移動手段
の係止部材が溶媒タンク内でステアリングホイー
ル芯金を回転させながら完全な洗浄を行つた後、
制御された所定時間内に接着剤タンクに移動さ
せ、該タンク内で前記同様に回転させながら接着
剤を塗付して塗付の均一化を図り、よつて塗付さ
れた接着剤の接着性能が安定かつ良好に維持され
るという優れた効果を発揮する。
の係止部材が溶媒タンク内でステアリングホイー
ル芯金を回転させながら完全な洗浄を行つた後、
制御された所定時間内に接着剤タンクに移動さ
せ、該タンク内で前記同様に回転させながら接着
剤を塗付して塗付の均一化を図り、よつて塗付さ
れた接着剤の接着性能が安定かつ良好に維持され
るという優れた効果を発揮する。
第1図は本発明の実施例の縦断面図、第2図は
工程図、第3図はステアリングホイール芯金の正
面図、第4図はリング部芯金の部分側面図、第5
図はリング部芯金に対する接着剤の塗膜部分を示
す断面図、第6図はステアリングホイール芯金に
被覆された被覆材の横断面図、第7図は従来技術
に係るステアリングホイールの部分正面図、第8
図は第7図における−方向の断面図である。 2……溶媒タンク、3……接着剤タンク、6…
…コンデンサ、10……ステアリングホイール芯
金、10a……リング部芯金、11……移動手
段、17……係止部材、A……接着剤、S……有
機溶媒、V……蒸気相。
工程図、第3図はステアリングホイール芯金の正
面図、第4図はリング部芯金の部分側面図、第5
図はリング部芯金に対する接着剤の塗膜部分を示
す断面図、第6図はステアリングホイール芯金に
被覆された被覆材の横断面図、第7図は従来技術
に係るステアリングホイールの部分正面図、第8
図は第7図における−方向の断面図である。 2……溶媒タンク、3……接着剤タンク、6…
…コンデンサ、10……ステアリングホイール芯
金、10a……リング部芯金、11……移動手
段、17……係止部材、A……接着剤、S……有
機溶媒、V……蒸気相。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 有機溶媒Sとその蒸気相Vを収容する溶媒タ
ンク2と、接着剤Aが収容される接着剤タンク3
と、下部にステアリングホイール芯金10を回転
可能に係止する係止部材17を備え、前記溶媒タ
ンク2から接着剤タンク3にステアリングホイー
ル芯金10を移動するための移動手段11とから
なることを特徴とするステアリングホイール芯金
の接着剤塗付装置。 2 前記溶媒タンク2はその上部に有機溶媒Sの
蒸気を凝縮するためのコンデンサ6を備えている
特許請求の範囲第1項記載のステアリングホイー
ル芯金の接着剤塗付装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20491086A JPS6360735A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | ステアリングホイール芯金の接着剤塗付装置 |
US07/062,780 US4838976A (en) | 1986-08-30 | 1987-06-15 | Method for manufacturing a steering wheel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20491086A JPS6360735A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | ステアリングホイール芯金の接着剤塗付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6360735A JPS6360735A (ja) | 1988-03-16 |
JPH0431494B2 true JPH0431494B2 (ja) | 1992-05-26 |
Family
ID=16498409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20491086A Granted JPS6360735A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | ステアリングホイール芯金の接着剤塗付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6360735A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040016516A (ko) * | 2002-08-17 | 2004-02-25 | 주식회사 한국큐빅 | 유분 세척공정을 포함하는 자동차용 스티어링휠 림의제조방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56143223A (en) * | 1980-04-09 | 1981-11-07 | Nippon Paint Co Ltd | Bonding method of polyolefin to metal |
JPS5978834A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-07 | Nippon Steel Corp | プラスチツク被覆鋼管製造法 |
-
1986
- 1986-08-30 JP JP20491086A patent/JPS6360735A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56143223A (en) * | 1980-04-09 | 1981-11-07 | Nippon Paint Co Ltd | Bonding method of polyolefin to metal |
JPS5978834A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-07 | Nippon Steel Corp | プラスチツク被覆鋼管製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6360735A (ja) | 1988-03-16 |
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