JPS6360735A - ステアリングホイール芯金の接着剤塗付装置 - Google Patents
ステアリングホイール芯金の接着剤塗付装置Info
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- JPS6360735A JPS6360735A JP20491086A JP20491086A JPS6360735A JP S6360735 A JPS6360735 A JP S6360735A JP 20491086 A JP20491086 A JP 20491086A JP 20491086 A JP20491086 A JP 20491086A JP S6360735 A JPS6360735 A JP S6360735A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野〉
本発明は車輌用ステアリングホイール芯金に対する接着
剤処理方法及びその方法に使用される装置の構造に関す
るものである。
剤処理方法及びその方法に使用される装置の構造に関す
るものである。
(従来の技術)
第7図、第8図に示すように一般にステアリングホイー
ル51においてはステアリングホイール芯金52に被覆
材53が被覆されている。
ル51においてはステアリングホイール芯金52に被覆
材53が被覆されている。
ところが、前記ステアリングホイール芯金52のうちリ
ング部芯金528に被覆されている被覆材53が軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂等のように柔軟な材料から形成されて
いる場合、その被覆材53がリング部芯金528の周囲
を矢印Xで示す方向に回転することがある。そのため、
ステアリングホイールの把握感がなくなる。
ング部芯金528に被覆されている被覆材53が軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂等のように柔軟な材料から形成されて
いる場合、その被覆材53がリング部芯金528の周囲
を矢印Xで示す方向に回転することがある。そのため、
ステアリングホイールの把握感がなくなる。
そこで、前記リング部芯金528の外周面に接着剤を塗
付して該リング部芯金52aと被覆材53とを接合し、
被覆材53の回転を防止する対策が講じられている。
付して該リング部芯金52aと被覆材53とを接合し、
被覆材53の回転を防止する対策が講じられている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、線材等から製作されたままのステアリン
グホイール芯金52においては線材の表面には油類や種
々の汚染物質が付着しているので、リング部芯金528
の表面に接着剤が付着しにくいという問題がある。
グホイール芯金52においては線材の表面には油類や種
々の汚染物質が付着しているので、リング部芯金528
の表面に接着剤が付着しにくいという問題がある。
そこで、本発明者らは接着剤の効果が充分発揮されるよ
うなステアリングホイール芯金を得る方法及びその方法
を実施するための装置を見い出す目的で種々検討した結
果、以下に述べる本第−1第二、第三及び第四発明を完
成した。
うなステアリングホイール芯金を得る方法及びその方法
を実施するための装置を見い出す目的で種々検討した結
果、以下に述べる本第−1第二、第三及び第四発明を完
成した。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
すなわち、本第−発明は、ステアリングホイール芯金を
有職溶媒の蒸気と接触させて洗浄する工程と、該工程で
洗浄されたステアリングホイール芯金のうちリング部芯
金に接着剤を塗付する工程とからなっている。
有職溶媒の蒸気と接触させて洗浄する工程と、該工程で
洗浄されたステアリングホイール芯金のうちリング部芯
金に接着剤を塗付する工程とからなっている。
本第二発明は、ステアリングホイール芯金を有機溶媒の
蒸気と接触させて洗浄する工程と、該工程で洗浄された
ステアリングホイール芯金が加温状態にある間にそのス
テアリングホイール芯金のうちリング部芯金に接着剤を
塗付する工程とからなっている。
蒸気と接触させて洗浄する工程と、該工程で洗浄された
ステアリングホイール芯金が加温状態にある間にそのス
テアリングホイール芯金のうちリング部芯金に接着剤を
塗付する工程とからなっている。
本第三発明は、ステアリングホイール芯金を有職溶媒の
蒸気と接触させて洗浄する工程と、該工程で洗浄された
ステアリングホイール芯金のうちリング部芯金に接着剤
を塗付する工程と、該工程で接着剤が施されたステアリ
ングホイール芯金を回転させながら接着剤を乾燥する工
程とからなっている。
蒸気と接触させて洗浄する工程と、該工程で洗浄された
ステアリングホイール芯金のうちリング部芯金に接着剤
を塗付する工程と、該工程で接着剤が施されたステアリ
ングホイール芯金を回転させながら接着剤を乾燥する工
程とからなっている。
本第四発明は、有機溶媒とその蒸気相を収容する溶媒タ
ンクと、接着剤が収容される接着剤タンクと、前記溶媒
タンクから接着剤タンクにステアリングホイール芯金を
移動可能な移動手段とから構成される。
ンクと、接着剤が収容される接着剤タンクと、前記溶媒
タンクから接着剤タンクにステアリングホイール芯金を
移動可能な移動手段とから構成される。
(作用)
本第−発明においては次の作用が発揮される。
ステアリングホイール芯金が有機溶媒の蒸気相の中にお
かれると、そのステアリングホイール芯金の表面に有機
溶媒の蒸気が衝突して、凝縮する。
かれると、そのステアリングホイール芯金の表面に有機
溶媒の蒸気が衝突して、凝縮する。
凝縮した有機溶媒は純粋であるので、ステアリングホイ
ール芯金の表面に付着している油その他の汚染物質を溶
解し該表面を清浄化する。
ール芯金の表面に付着している油その他の汚染物質を溶
解し該表面を清浄化する。
清浄化されたステアリングホイール芯金のうちリング部
芯金に接着剤を塗付すると、両者は密着する。
芯金に接着剤を塗付すると、両者は密着する。
本第二発明においてはステアリングホイール芯金が加温
状態にあるときに接着剤がステアリングホイール芯金の
うちリング部芯金と接触するので、前記第一発明の作用
に加えて、リング部芯金に対する接着剤の接着作用が良
好に発揮される。
状態にあるときに接着剤がステアリングホイール芯金の
うちリング部芯金と接触するので、前記第一発明の作用
に加えて、リング部芯金に対する接着剤の接着作用が良
好に発揮される。
本第三発明においては、ステアリングホイール芯金が回
転しているので、リング部芯金の表面に付着した接着剤
が垂れ現象を引き起こす機会がなくなり、均一の膜厚を
形成しながら乾燥されていく。
転しているので、リング部芯金の表面に付着した接着剤
が垂れ現象を引き起こす機会がなくなり、均一の膜厚を
形成しながら乾燥されていく。
第四発明においては、移動手段が溶媒タンクで洗浄され
たステアリングホイール芯金を接着剤タンクに所定の条
件下で移動させる。そのため、接着剤タンクでリング部
芯金に塗付される接着剤の接着性能が安定かつ良好に維
持される。
たステアリングホイール芯金を接着剤タンクに所定の条
件下で移動させる。そのため、接着剤タンクでリング部
芯金に塗付される接着剤の接着性能が安定かつ良好に維
持される。
(第一実施例)
次に、本発明を具体化した第一実施例を説明するが、最
初に、第四発明の係る装置について述べる。
初に、第四発明の係る装置について述べる。
第1図に示すように箱状機枠1内の底部側には上方が解
放されている溶媒タンク2と、該溶媒タンク2の容量よ
り小さい容量を有し上方が解放されている接着剤タンク
3とが相並ぶように設置されている。
放されている溶媒タンク2と、該溶媒タンク2の容量よ
り小さい容量を有し上方が解放されている接着剤タンク
3とが相並ぶように設置されている。
前記溶媒タンク2の底部には1,1.1−トリクロルエ
タンのような有機溶媒Sが所定量貯留可能になっており
、その液面が低下した場合、前記機枠1の外側に設置さ
れた補給タンク4から有機溶媒Sの補給が可能になって
いる。
タンのような有機溶媒Sが所定量貯留可能になっており
、その液面が低下した場合、前記機枠1の外側に設置さ
れた補給タンク4から有機溶媒Sの補給が可能になって
いる。
また、該底部には前記有機溶媒Sを加熱してその蒸気を
発生させるためのヒータ5が設けられている。前記有機
溶媒Sの蒸気は空気より重いで、該有機溶媒S上にはそ
の蒸気相■が形成される。
発生させるためのヒータ5が設けられている。前記有機
溶媒Sの蒸気は空気より重いで、該有機溶媒S上にはそ
の蒸気相■が形成される。
前記溶媒タンク2の上側壁には有機溶媒Sの蒸気を凝縮
するコンデンサ6が設けられているとともに、そのコン
デンサ6の下側には凝縮された有機溶媒Sのドレーンを
受けるトレイ7が設けられている。該ドレーンには空気
中の水分が凝縮されて含まれるので、そのドレーンは該
トレイ7に取り付けられたドレーン管8から外部に導か
れて層分離される。
するコンデンサ6が設けられているとともに、そのコン
デンサ6の下側には凝縮された有機溶媒Sのドレーンを
受けるトレイ7が設けられている。該ドレーンには空気
中の水分が凝縮されて含まれるので、そのドレーンは該
トレイ7に取り付けられたドレーン管8から外部に導か
れて層分離される。
他方、接着剤タンク3内には溶液型のポリアミド系接着
剤等の接着剤へが所定量貯留可能になっており、その液
面が低下した場合は、機枠1の外部に設置された補給タ
ンク9から接着剤Aが補給可能になっている。
剤等の接着剤へが所定量貯留可能になっており、その液
面が低下した場合は、機枠1の外部に設置された補給タ
ンク9から接着剤Aが補給可能になっている。
前記機枠1上に施設されたレール12にはステアリング
ホイール芯金10を支持して、前記溶媒タンク2から接
着剤タンク3に移動するための移動手段11が設置され
ている。
ホイール芯金10を支持して、前記溶媒タンク2から接
着剤タンク3に移動するための移動手段11が設置され
ている。
該移動手段11は前記レール12上をエアシリンダ13
によって水平方向に往復動する基盤14と、その基盤1
4に垂直方向に固定され、下方に伸びるピストンロッド
15aを有するエアシリンダ15と、該ピストンロッド
15aの先端部に取り付けられた係止部材17とを少な
くとも備えている。前記基盤14の両側部には垂直方向
かつ平行に2本のガイドバー16が挿通されており、そ
の下端部に該係上部材17の両側部が固定されている。
によって水平方向に往復動する基盤14と、その基盤1
4に垂直方向に固定され、下方に伸びるピストンロッド
15aを有するエアシリンダ15と、該ピストンロッド
15aの先端部に取り付けられた係止部材17とを少な
くとも備えている。前記基盤14の両側部には垂直方向
かつ平行に2本のガイドバー16が挿通されており、そ
の下端部に該係上部材17の両側部が固定されている。
前記係止部材17には該ステアリングホイール芯金10
を係止する8捧18を回転させるためにスプロケット1
9が設けられている。
を係止する8捧18を回転させるためにスプロケット1
9が設けられている。
他方、前記ガイドバー16の上端部にはそれらを連結す
る連結部材21が取り付けられており、その連結部材2
1の下側にモータ20が固定されている。
る連結部材21が取り付けられており、その連結部材2
1の下側にモータ20が固定されている。
該モータ20の回転軸22にはスプロケット23が取り
付けられており、そのスプロケット23と前記係止部材
17のスプロケット19にはチェーン24が巻回され、
前記8棒18が矢印Yで示す方向に回転可能になってい
る。
付けられており、そのスプロケット23と前記係止部材
17のスプロケット19にはチェーン24が巻回され、
前記8棒18が矢印Yで示す方向に回転可能になってい
る。
なお、前記機枠1の後面側と、前部側のうちの接着剤タ
ンク3の上部以外には後壁25と前壁(図示なし)が張
られ、前記接着剤タンク3の上部前面側からこの実施例
の装置に対してステアリングホイール芯金10を出し入
れできるようになっている。また前記後壁25の上部コ
ーナ部には排気口27が設けられている。
ンク3の上部以外には後壁25と前壁(図示なし)が張
られ、前記接着剤タンク3の上部前面側からこの実施例
の装置に対してステアリングホイール芯金10を出し入
れできるようになっている。また前記後壁25の上部コ
ーナ部には排気口27が設けられている。
(第二実施例)
次に、前記第一実施例の装置を使用して本第−1第二及
び第三発明を同時に実施した第二実施例について述べる
。
び第三発明を同時に実施した第二実施例について述べる
。
この実施例に係る方法は、第2図に示すようにステアリ
ングホイール芯金を有機溶媒の蒸気と接触させて洗浄す
る蒸気洗浄工程と、該工程で洗浄されたステアリングホ
イール芯金に接着剤を塗付する接着剤塗付工程と、該工
程で接着剤が塗付されたステアリングホイール芯金を回
転させて該接着剤の膜厚を均一化するセツティング工程
とからなっている。
ングホイール芯金を有機溶媒の蒸気と接触させて洗浄す
る蒸気洗浄工程と、該工程で洗浄されたステアリングホ
イール芯金に接着剤を塗付する接着剤塗付工程と、該工
程で接着剤が塗付されたステアリングホイール芯金を回
転させて該接着剤の膜厚を均一化するセツティング工程
とからなっている。
ざらに、前記ステアリングホイール芯金をステアリング
ホイールに完成するには、接着剤を乾燥してそれに接着
性を発揮させる乾燥工程及びステアリングホイール芯金
に被覆材を被覆する成形工程が後続される。具体的に、
前記の各工程を次に説明する。
ホイールに完成するには、接着剤を乾燥してそれに接着
性を発揮させる乾燥工程及びステアリングホイール芯金
に被覆材を被覆する成形工程が後続される。具体的に、
前記の各工程を次に説明する。
し蒸気洗浄工程]
第3図に示すリング部芯金10aの放射方向の断面が円
形をなしているステアリングホイール芯金10が接着剤
タンク3の上方のセット位置Zにおいて移動手段11の
係止部材17にセットされる。
形をなしているステアリングホイール芯金10が接着剤
タンク3の上方のセット位置Zにおいて移動手段11の
係止部材17にセットされる。
次に、係止部材17に係止されたステアリングホイール
芯金10をエアシリンダ13により溶媒タンク2の上部
に移動させる。そして、エアシリンダ15を作動させて
、ステアリングホイール芯金10を溶媒タンク2の中に
降下させる。
芯金10をエアシリンダ13により溶媒タンク2の上部
に移動させる。そして、エアシリンダ15を作動させて
、ステアリングホイール芯金10を溶媒タンク2の中に
降下させる。
溶媒タンク2内には有機溶媒Sとして1,1゜1−トリ
クロルエチレンが収容されているとともに、ヒータ5に
よりその有機溶媒Sはその沸点である74℃に加熱され
ているので、有機溶媒S上にはその蒸気が発生している
。
クロルエチレンが収容されているとともに、ヒータ5に
よりその有機溶媒Sはその沸点である74℃に加熱され
ているので、有機溶媒S上にはその蒸気が発生している
。
前記モータ20を始動させてスプロケット23、チェー
ン24及びスプロケット1つを介してステアリングホイ
ール芯金10を10秒〜2分の間回転させる。
ン24及びスプロケット1つを介してステアリングホイ
ール芯金10を10秒〜2分の間回転させる。
すると、ステアリングホイール芯金10の表面に衝突し
た有機溶媒Sの蒸気は一部凝縮して純度の高い液体にな
るとともに、ステアリングホイール芯金10の表面を流
れ落ちてその表面に付着している油又はその他の汚染物
質を溶出するとともに、ステアリングホイール芯金10
の表面から撮り切られる。しかも、該ステアリングホイ
ール芯金10は同時に沸点程度の温度で加熱される。
た有機溶媒Sの蒸気は一部凝縮して純度の高い液体にな
るとともに、ステアリングホイール芯金10の表面を流
れ落ちてその表面に付着している油又はその他の汚染物
質を溶出するとともに、ステアリングホイール芯金10
の表面から撮り切られる。しかも、該ステアリングホイ
ール芯金10は同時に沸点程度の温度で加熱される。
[接着剤塗付工程]
このようにして、有機溶媒Sによって洗浄され、しかも
加温状態になっているステアリングホイール芯金10を
エアシリンダ15により上昇させ、次に、エアシリンダ
13を作動させて、再度、接着剤タンク3の上方に移動
する。
加温状態になっているステアリングホイール芯金10を
エアシリンダ15により上昇させ、次に、エアシリンダ
13を作動させて、再度、接着剤タンク3の上方に移動
する。
ざらに、エアシリンダ15を作動させて、セット位置Z
からステアリングホイール芯金10を移動させ、接着剤
タンク3内の接着剤Aにわずかに浸漬する。そして、ス
テアリングホイール芯金10を1〜2回回転させる。す
ると、リング部芯金10aには該接着剤Aが塗付される
。なお、この実施例では接着剤Aとしてエタノールにポ
リアミドを溶解させて得たポリアミド系接着剤が使用さ
れている。
からステアリングホイール芯金10を移動させ、接着剤
タンク3内の接着剤Aにわずかに浸漬する。そして、ス
テアリングホイール芯金10を1〜2回回転させる。す
ると、リング部芯金10aには該接着剤Aが塗付される
。なお、この実施例では接着剤Aとしてエタノールにポ
リアミドを溶解させて得たポリアミド系接着剤が使用さ
れている。
[セツティング工程]
エアシリンダ15を作動させて、接着剤Aを塗付したス
テアリングホイール芯金10を回転させながら、セット
位置Zに移動する。このとき、前記ステアリングホイー
ル芯金10を毎分10〜50回の回転数で、10〜12
0秒の間回転させる。
テアリングホイール芯金10を回転させながら、セット
位置Zに移動する。このとき、前記ステアリングホイー
ル芯金10を毎分10〜50回の回転数で、10〜12
0秒の間回転させる。
すると、接着剤Aがリング部芯金10a表面に均一に塗
付されるともに接着剤中の溶剤が蒸発し、第4図に示す
ように接着剤Aが均一な膜厚をもって該リング部芯金1
08の表面に塗付され、良好な接着性能を発揮する。な
お、ステアリングホイール芯金10を回転させない場合
は第5図に示すようにリング部芯金10aの表面にあけ
る接着剤Aの膜厚が不均一になり、その膜厚が大きくな
った部分では接着剤Aは容易に凝固しない。そのため、
もし、接着剤Aの未凝固部りを残したまま後続の成形工
程で後述の被覆材を成形すると、そのとき前記未凝固部
りは被覆材とリング部芯金10aとの間を流れ、接着性
能が充分発揮されない。
付されるともに接着剤中の溶剤が蒸発し、第4図に示す
ように接着剤Aが均一な膜厚をもって該リング部芯金1
08の表面に塗付され、良好な接着性能を発揮する。な
お、ステアリングホイール芯金10を回転させない場合
は第5図に示すようにリング部芯金10aの表面にあけ
る接着剤Aの膜厚が不均一になり、その膜厚が大きくな
った部分では接着剤Aは容易に凝固しない。そのため、
もし、接着剤Aの未凝固部りを残したまま後続の成形工
程で後述の被覆材を成形すると、そのとき前記未凝固部
りは被覆材とリング部芯金10aとの間を流れ、接着性
能が充分発揮されない。
[乾燥工程]
前記セツティング工程で膜厚が均一にされた接着剤Aは
適度に乾燥される。乾燥は室温〜80℃の温度で約10
分以上行なわれる。セツティング工程において乾燥にお
ける効果と同等の効果が得られれば、この乾燥工程は必
ずしも必要ではないが、セツティング工程の生産性を向
上させるためにはセツティング工程に続いて接着剤Aの
乾燥を行なった方がよい。
適度に乾燥される。乾燥は室温〜80℃の温度で約10
分以上行なわれる。セツティング工程において乾燥にお
ける効果と同等の効果が得られれば、この乾燥工程は必
ずしも必要ではないが、セツティング工程の生産性を向
上させるためにはセツティング工程に続いて接着剤Aの
乾燥を行なった方がよい。
[成形工程]
表面に接着剤Aが塗付されているステアリングホイール
芯金10はインサート成形金型にセットされた後、軟質
ポリ塩化ビニル樹脂をそのインサート成形金型に射出し
て第6図に示すようにリング部芯金108の表面に被覆
材26を成形する。
芯金10はインサート成形金型にセットされた後、軟質
ポリ塩化ビニル樹脂をそのインサート成形金型に射出し
て第6図に示すようにリング部芯金108の表面に被覆
材26を成形する。
すると、前記リング部芯金108と被覆材26とを結合
する。
する。
以上のように構成されるこの実施例の作用、効果を前記
第一実施例の作用、効果とともに述べると、リング部芯
金108の表面に付着している油その他の汚染物質が純
度の高い有機溶媒Sによって綺麗に洗浄される。そのた
め、接着剤塗付工程で接着剤Aがリング部芯金108の
表面に対して優れた接着性能を発揮する。
第一実施例の作用、効果とともに述べると、リング部芯
金108の表面に付着している油その他の汚染物質が純
度の高い有機溶媒Sによって綺麗に洗浄される。そのた
め、接着剤塗付工程で接着剤Aがリング部芯金108の
表面に対して優れた接着性能を発揮する。
接着剤Aが付与されたステアリングホイール芯金10を
回転させながら、セツティングしているので、接着剤A
の膜厚が均一になり、その後で被覆材26を成形すると
その接着性能が良好に発揮される。
回転させながら、セツティングしているので、接着剤A
の膜厚が均一になり、その後で被覆材26を成形すると
その接着性能が良好に発揮される。
さらに、セツティング後に接着剤へを乾燥して、溶媒を
完全に無くしているので、接着剤の接着性能が最大限に
発揮される。
完全に無くしているので、接着剤の接着性能が最大限に
発揮される。
また、洗浄工程では有機溶媒S蒸気はステアリングホイ
ール芯金10を加温するので、接着剤塗付に先立ってス
テアリングホイール芯金10を加熱する工程を別に設け
る必要がないという効果が発揮される。
ール芯金10を加温するので、接着剤塗付に先立ってス
テアリングホイール芯金10を加熱する工程を別に設け
る必要がないという効果が発揮される。
本発明では有機溶媒Sの洗浄工程で洗浄が終ったステア
リングホイール芯金10が加温状態にあるうちに該ステ
アリングホイール芯金10を接着剤Aの塗付工程に移動
できるようになっているので、加温状態のリング部芯金
108に接着剤Aを塗付することができ、その結果、該
リング部芯金10aに付着された接着剤中の溶媒の蒸発
が促進され、接着性能が迅速に発揮される。
リングホイール芯金10が加温状態にあるうちに該ステ
アリングホイール芯金10を接着剤Aの塗付工程に移動
できるようになっているので、加温状態のリング部芯金
108に接着剤Aを塗付することができ、その結果、該
リング部芯金10aに付着された接着剤中の溶媒の蒸発
が促進され、接着性能が迅速に発揮される。
しかも、前記移動手段11にはモータ20と二つのエア
シリンダ13.15等の手段が使用されているので、溶
剤タンク2からステアリングホイール芯金10を正確に
接着剤タンク3に所定の時間内に移動させることができ
る。
シリンダ13.15等の手段が使用されているので、溶
剤タンク2からステアリングホイール芯金10を正確に
接着剤タンク3に所定の時間内に移動させることができ
る。
本発明は前記の実施例(限定されることなく、例えば、
次の態様でも実施することができる。
次の態様でも実施することができる。
(1)第一実施例で水平方向に基盤14を移動するエア
シリンダ13は機枠1上において該機枠1の背部に設け
た方が装置全体をコンパクトにする上で好ましい。
シリンダ13は機枠1上において該機枠1の背部に設け
た方が装置全体をコンパクトにする上で好ましい。
(2)有機溶媒Sとしてトリクロルエチレンその他の塩
素化炭化水素を使用することができる。
素化炭化水素を使用することができる。
(3)接着剤Aとしてはエポキシ系、クロロプレン系、
ウレタン系、アクリル系の接着剤が使用される。
ウレタン系、アクリル系の接着剤が使用される。
発明の効果
以上詳述したように、本第−発明はステアリングホイー
ル芯金の表面に付着している油その他の汚染物質を綺麗
に除去するという優れた効果を発揮する。
ル芯金の表面に付着している油その他の汚染物質を綺麗
に除去するという優れた効果を発揮する。
本第二発明は第一発明の効果に加えてステアリングホイ
ール芯金に塗付された接着剤の膜厚を均一にするという
優れた効果を発揮する。
ール芯金に塗付された接着剤の膜厚を均一にするという
優れた効果を発揮する。
第三発明は洗浄工程の熱を接着工程で接着剤塗付に利用
することができるという優れた効果を第一発明の効果に
加えて発揮する。
することができるという優れた効果を第一発明の効果に
加えて発揮する。
第四発明は蒸気洗浄工程から接着剤付与工程に制御され
た時間内にステアリングホイール芯金を移動できるとい
う優れた効果を発揮する。その結果、ステアリングホイ
ール芯金を加温状態にある間に接着剤塗付工程に移動さ
せることができ、ひいては、ステアリングホイール芯金
を予め加熱するための工程を別に設ける必要がない。
た時間内にステアリングホイール芯金を移動できるとい
う優れた効果を発揮する。その結果、ステアリングホイ
ール芯金を加温状態にある間に接着剤塗付工程に移動さ
せることができ、ひいては、ステアリングホイール芯金
を予め加熱するための工程を別に設ける必要がない。
第1図は第一実施例の縦断面図、第2図は第二実施例の
工程図、第3図はステアリングホイール芯金の正面図、
第4図はリング部芯金の部分側面図、第5図はリング部
芯金に対する接着剤の塗膜部分を示す断面図、第6図は
ステアリングホイール芯金に被覆された被覆材の横断面
図、第7図は従来技術に係るステアリングホイールの部
分正面図、第8図は第7図における■−■方向の断面図
である。
工程図、第3図はステアリングホイール芯金の正面図、
第4図はリング部芯金の部分側面図、第5図はリング部
芯金に対する接着剤の塗膜部分を示す断面図、第6図は
ステアリングホイール芯金に被覆された被覆材の横断面
図、第7図は従来技術に係るステアリングホイールの部
分正面図、第8図は第7図における■−■方向の断面図
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ステアリングホイール芯金(10)を有機溶媒(S
)の蒸気に接触させて洗浄する工程と、該工程で洗浄さ
れたステアリングホイール芯金(10)のうちリング部
芯金(10a)に接着剤(A)を塗付する工程とからな
ることを特徴とするステアリングホイール芯金の接着剤
処理方法。 2、有機溶媒(S)は塩素化炭化水素である特許請求の
範囲第1項記載のステアリングホイール芯金の接着剤処
理方法。 3、ステアリングホイール芯金(10)を有機溶媒(S
)の蒸気に接触させて洗浄する工程と、該工程で洗浄さ
れたステアリングホイール芯金(10)が加温状態にあ
る間にそのステアリングホイール芯金(10)のうちリ
ング部芯金(10a)に接着剤(A)を塗付する工程と
からなることを特徴とするステアリングホイール芯金の
接着剤処理方法。 4、有機溶媒(S)は塩素化炭化水素である特許請求の
範囲第3項記載のステアリングホイール芯金の接着剤処
理方法。 5、ステアリングホイール芯金(10)を有機溶媒(S
)の蒸気と接触させて洗浄する工程と、該工程で洗浄さ
れたステアリングホイール芯金(10)のうちリング部
芯金(10a)に接着剤(A)を塗付する工程と、該工
程で接着剤(A)が塗付されたステアリングホイール芯
金(10)を回転させながら接着剤(A)の膜厚を均一
化する工程とからなることを特徴とするステアリングホ
イール芯金の接着剤処理方法。 6、有機溶媒(S)は塩素化炭化水素である特許請求の
範囲第5項記載のステアリングホイール芯金の接着剤処
理方法。 7、有機溶媒(S)とその蒸気相(V)を収容する溶媒
タンク(2)と、接着剤(A)が収容される接着剤タン
ク(3)と、前記溶媒タンク(2)から接着剤タンク(
3)にステアリングホイール芯金(10)を移動するた
めの移動手段(11)とからなることを特徴とするステ
アリングホイール芯金の接着剤処理装置。 8、前記溶媒タンク(2)はその上部に有機溶媒(S)
の蒸気を凝縮するためのコンデンサ(6)を備えている
特許請求の範囲第7項記載のステアリングホイール芯金
の接着剤処理装置。 9、前記移動手段(11)はその下部にステアリングホ
イール芯金(10)を回転可能に係止する係止部材(1
7)を備えている特許請求の範囲第8項記載のステアリ
ングホイール芯金の接着剤処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20491086A JPS6360735A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | ステアリングホイール芯金の接着剤塗付装置 |
US07/062,780 US4838976A (en) | 1986-08-30 | 1987-06-15 | Method for manufacturing a steering wheel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20491086A JPS6360735A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | ステアリングホイール芯金の接着剤塗付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6360735A true JPS6360735A (ja) | 1988-03-16 |
JPH0431494B2 JPH0431494B2 (ja) | 1992-05-26 |
Family
ID=16498409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20491086A Granted JPS6360735A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | ステアリングホイール芯金の接着剤塗付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6360735A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040016516A (ko) * | 2002-08-17 | 2004-02-25 | 주식회사 한국큐빅 | 유분 세척공정을 포함하는 자동차용 스티어링휠 림의제조방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56143223A (en) * | 1980-04-09 | 1981-11-07 | Nippon Paint Co Ltd | Bonding method of polyolefin to metal |
JPS5978834A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-07 | Nippon Steel Corp | プラスチツク被覆鋼管製造法 |
-
1986
- 1986-08-30 JP JP20491086A patent/JPS6360735A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56143223A (en) * | 1980-04-09 | 1981-11-07 | Nippon Paint Co Ltd | Bonding method of polyolefin to metal |
JPS5978834A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-07 | Nippon Steel Corp | プラスチツク被覆鋼管製造法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040016516A (ko) * | 2002-08-17 | 2004-02-25 | 주식회사 한국큐빅 | 유분 세척공정을 포함하는 자동차용 스티어링휠 림의제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0431494B2 (ja) | 1992-05-26 |
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