JPH04313750A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH04313750A
JPH04313750A JP10513691A JP10513691A JPH04313750A JP H04313750 A JPH04313750 A JP H04313750A JP 10513691 A JP10513691 A JP 10513691A JP 10513691 A JP10513691 A JP 10513691A JP H04313750 A JPH04313750 A JP H04313750A
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JP
Japan
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group
general formula
atom
formula
compound
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JP10513691A
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Osamu Ishige
修 石毛
Shuichi Sugita
修一 杉田
Shuji Kida
修二 木田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関し、詳しくは写真特性、経時保存性が改良された
ハロゲン化銀カラー写真感光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】近年、カラー感光材料は高感度で、かつ
鮮鋭性、色再現性の優れた感光材料の開発が強く望まれ
ている。
【0003】鮮鋭性を改良する手段として発色現像主薬
の酸化体と反応し現像抑制剤を放出するDIR化合物が
知られている。これを乳剤中に含有することにより、エ
ッジ効果による色再現の改良がなされることは周知であ
る。しかし、これらのDIR化合物では、発色現像時に
放出される現像抑制剤が感光材料より処理液中に拡散し
、蓄積される結果、処理液が現像抑制性を示すようにな
るという欠点があった。
【0004】このような問題を解決するためのカプラー
が、特開昭57−151944号、同58−20515
0号、同60−218644号、同60−221750
号、同61−11743号及び米国特許4,782,0
12号に提案されている。
【0005】これらのカプラーは、カプラーのカップリ
ング位より離脱したときは、現像抑制性を示し、それが
処理液中に流れ出した後は、写真性に影響を与えない化
合物に分解される性質をもつ離脱基を有するカプラーで
ある。確かにこのカプラーにより大量の感光材料をラン
ニング処理した場合においても感度低下は少なく現像液
の汚染はかなり軽減された。
【0006】しかしながら、前記カプラーを含有する感
光材料は、保存中のカブリの増加、感度・鮮鋭度・色再
現の劣化があり、又、カプラー自身の性能としてエッジ
効果、重層効果の両立を考えると未だ充分とは言えない
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、鮮鋭性が良好であり、
また自層のガンマ値の低下が少なく、大きなIIE効果
を示し、更に、感光材料の経時における保存安定性が改
良されたカラー感光材料を提供することにある。
【0008】
【発明の構成】本発明の上記目的は、下記一般式〔I〕
で示される化合物を含有するハロゲン化銀写真感光材料
により達成される。
【0009】
【化5】 [式中、Cpは発色現像主薬の酸化体とカップリング反
応しうるカプラー残基を表し、TIMEはCpのカップ
リング位に結合したタイミング基を表し、lは0、1又
は2を表す。
【0010】Aは下記一般式〔A〕、一般式〔B〕およ
び一般式〔C〕で表される基から選ばれた基を表す。
【0011】
【化6】 (ZA は酸素原子、硫黄原子もしくは水素原子または
置換基を有する窒素原子を表し、Bは2価のヘテロ環基
を表し、Cは加水分解可能な基を表す。)
【0012】
【化7】 (ZB は硫黄原子、酸素原子もしくは水素原子または
置換基を有する窒素原子を表す。また、RA およびR
B 各々独立に結合手もしくは2価の連結基を表し、X
1 およびX2 は各々独立に水素原子もしくは加水分
解可能な基を表す。ただし、X1 およびX2 が同時
に水素原子であることはない。)
【0013】
【化8】 (RC およびRD は各々置換していてもよい脂肪族
基、芳香族基もしくはヘテロ環基を表し、Lはアルキレ
ン基、アリーレン基および2価のヘテロ環基を表す。)
]以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】一般式〔I〕で示されるカプラーにおいて
、Cpで表されるカプラー残基としては、イエロー、マ
ゼンタ又はシアン色素を生成する残基と実質的に無色の
生成物を生成する残基が挙げられる。
【0015】Cpで表されるカプラー残基において、イ
エローカプラー残基として代表的なものは、米国特許2
,298,443号、同2,407,210号、同2,
875,057号、同3,048,194号、同3,2
65,506号、同3,447,928号及び“ファル
ブクプラー  アイネ  リテラトウルヴェルジッヒト
アグファ  ミッタイルング(バンドII)”(Far
bkuppler eine Literaturuv
ersiecht Agfa Nitteilung(
Band II))112〜126頁(1961年)な
どに記載されている。これらのうち、アシルアセトアニ
リド類、例えばベンゾイルアセトアニリドやピバロイル
アセトアニリド類が好ましい。
【0016】マゼンタカプラー残基として代表的なもの
は、米国特許2,369,489号、同2,343,7
03号、同2,311,182号、同2,600,78
8号、同2,908,573号、同3,062,653
号、同3,152,896号、同3,519,429号
、同3,725,067号、同4,540,654号、
特開昭59−162548号及び前記のAgfa Mi
tteilung (Band II) 126〜15
6頁(1961年)などに記載されている。これらのう
ち、ピラゾロンあるいはピラゾロアゾール(例えばピラ
ゾロイミダゾール、ピラゾロトリアゾールなど)類が好
ましい。
【0017】シアンカプラー残基として代表的なものは
、米国特許2,367,531号、同2,423,73
0号、同2,474,293号、同2,772,162
号、同2,395,826号、同3,002,836号
、同3,034,892号、同3,041,236号、
同4,666,999号及び前記のAgfa Mitt
eilung(Band II) 156〜175頁(
1961年)などに記載されている。これらのうちフェ
ノール類あるいはナフトール類が好ましい。
【0018】実質的に無色の生成物を形成するカプラー
残基として代表的なものは、例えば英国特許861,1
38号、米国特許3,632,345号、同3,928
,041号、同3,958,993号及び同3,961
,959号などに記載されている。これらのうち、環式
カルボニル化合物が好ましい。
【0019】TIMEで表されるタイミング基の代表的
なものは、例えば、米国特許4,248,962号、特
開昭57−56837号に開示されている分子内求核置
換反応によって写真有用性基を放出するものや、特開昭
56−114946号、同57−154234号などに
開示されている共役鎖に沿った電子移動反応によって写
真有用性基を放出するものなどが挙げられる。
【0020】その他、特開昭57−188035号、同
58−98728号、同59−206834号、同60
−7429号、同60−214358号、同50−22
5844号、同60−229030号、同60−233
649号、同60−237446号、同60−2374
47号に開示されたタイミング基も挙げられる。
【0021】一般式〔I〕においてCpで示されるイエ
ローカプラー残基としては、次の一般式〔II〕及び〔
III 〕で表されるものが好ましい。
【0022】
【化9】
【0023】
【化10】 上記一般式〔II〕及び〔III 〕において、R1 
、R2 は、例えばアルキル基、シクロアルキル基、ア
リール基、ヘテロ環基又はハロゲン原子を表し、前記ア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基
は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子を介して結合しても
よい。 更に前記アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、
ヘテロ環基は以下に掲げる結合基を介して結合してもよ
い。即ち、カルボニルアミノ、カルバモイル、スルホン
アミド、スルファモイル、スルファモイルカルボニル、
カルボニルオキシ、オキシカルボニル、ウレイド、チオ
ウレイド、チオアミド、スルホン、スルホニルオキシの
各基など、又、前記アルキル基、シクロアルキル基、ア
リール基、ヘテロ環基は更に以下に述べる置換基を有し
ていてもよい。
【0024】即ち、ハロゲン原子あるいはニトロ、シア
ノ、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール
、アルコキシ、アリールオキシ、アルコキシカルボニル
、アリールオキシカルボニル、カルボキシ、スルホ、ス
ルファモイル、カルバモイル、アシルアミノ、ウレイド
、ウレタン、スルホンアミド、ヘテロ環、アリールスル
ホニル、アルキルスルホニル、アリールチオ、アルキル
チオ、アルキルアミノ、アニリノ、ヒドロキシル、イミ
ド、アシルの各基など。
【0025】R1  及びR2  はそれぞれ複数であ
ってもよい。R1 及びR2 が、それぞれ2つ以上あ
る場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
【0026】一般式〔I〕においてCpで示されるマゼ
ンタカプラー残基としては、次の一般式〔IV〕、〔V
〕、〔VI〕及び〔VII 〕で表されるものが好まし
い。
【0027】
【化11】
【0028】上記一般式〔IV〕〜〔VII 〕におい
てR3 、R4 は、一般式〔II〕、〔III 〕の
R1 、R2 と同義である。
【0029】一般式〔I〕においてCpで示されるシア
ンカプラー残基としては、次の一般式〔VIII〕、〔
IX〕及び〔X〕で表されるものが好ましい。
【0030】
【化12】
【0031】上記一般式〔VIII〕〜〔X〕において
R5 、R6 は、一般式〔II〕、〔III 〕のR
1 、R2 と同義である。
【0032】一般式〔I〕においてCpで表される実質
的に無色の生成物を形成するカプラー残基としては、一
般式〔XI〕〜〔XIV 〕で表されるものが好ましい
【0033】
【化13】
【0034】式中、R7 は例えば水素原子、アルキル
基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシル
オキシ基はヘテロ環基を、Xは酸素原子又は=NR8 
を表す。R8 はアルキル基、アリール基、ヒドロキシ
ル基、アルコキシ基又はスルホニル基を表す。Zは5〜
7員の炭素環(例えばインダノン、シクロペンタノン、
シクロヘキサノンなど)又はヘテロ環(例えばピペリド
ン、ピロリドン、ヒドロカルボスチリルなど)を形成す
るのに必要な非金属原子群を表す。
【0035】
【化14】 式中、R8 、Xは一般式〔XI〕におけるR7、Xと
同義であり、R9 はアルキル基、アリール基、ヘテロ
環基、シアノ基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルキルアミノ基、
ジアルキルアミノ基又はアニリノ基を表す。
【0036】
【化15】 式中、R10及びR11は同じであっても異なっていて
もよく、例えばアルコキシカルボニル基、カルバモイル
基、アシル基、シアノ基、ホルミル基、スルホニル基、
スルフィニル基、スルファモイル基、アンモニウムミル
基、又は
【0037】
【化16】 を表す。Fは窒素原子とともに5〜7員のヘテロ環(例
えばフタルイミド、トリアゾール、テトラゾールなど)
を形成するのに必要な非金属原子群を表す。
【0038】
【化17】 式中、R12は例えばアルキル基、アリール基、アニリ
ノ基、アルキルアミノ基又はアルコキシ基を、Dは酸素
原子、硫黄原子もしくは、水素原子又は置換基を有する
窒素原子を表す。
【0039】本発明に有用なTIMEは、次の一般式〔
XV〕、〔XVI〕及び〔XVII〕で示されるものを
包含するが、これらに限定されるものではない。
【0040】
【化18】 式中、Zは置換基があってもよいベンゼン環又はナフタ
レン環を完成するのに必要な原子群を表す。
【0041】Yは−O−、−S−、−N(R15)−を
表し、一般式〔I〕においてCpで表されるカプラー残
基のカップリング位に結合しており、R13、R14及
びR15は各々、水素原子、アルキル基又はアリール基
を表す。
【0042】又、−C(R13)(R14)−基はYに
対し、オルト位又はパラ位に置換されている。
【0043】
【化19】 式中、Y、R13、R14は各々、一般式〔XV〕のY
、R13、R14と同義である。R16は例えば水素原
子、アルキル基、アリール基、アシル基、スルホニル基
、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環基であり、R17
は例えば水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルコキシ基、アミノ基、酸アミド基、スルホンア
ミド基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カ
ルバモイル基、シアノ基を示す。又、このタイミング基
は、一般式〔XV〕と同様にYでもって一般式〔I〕に
おいてCpで表されるカプラー残基のカップリング位に
結合する。
【0044】次に分子内求核置換反応により現像抑制剤
基を放出するタイミング基の例を一般式〔XVII〕で
示す。
【0045】一般式〔XVII〕 −Nu−X1  −E− 式中、Nuは電子の豊富な酸素、硫黄又は窒素原子を有
している求核基であり、一般式〔I〕においてCpで表
されるカプラー残基のカップリング位に結合している。 Eは、電子の不十分なカルボニル基、チオカルボニル基
、ホスフィニル基又はチオホスフィニル基を有している
求電子基であり、Aと結合している。X1 はNu及び
Eを立体的に関係づけていて、一般式〔I〕においてC
pで表されるカプラー残基からNuが放出せしめられた
後、3員環〜7員環の形成を伴う分子内求核反応を被り
、かつ、それによってAを放出することのできる結合基
である。
【0046】一般式〔A〕で表される基において、ZA
 が置換基を有する窒素原子を表す時、置換基としては
、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アルコキシカルボニル基、アリ
ールオキシカルボニル基、アシル基、ヒドロキシル基、
アミノ基、アシルアミノ基等が挙げられる。これらは更
に置換基を有していても良い。
【0047】ZA は酸素原子および硫黄原子が好まし
く、層間効果の点で特に酸素原子が好ましい。
【0048】一般式〔A〕において、Bで表される2価
のヘテロ環基としては、例えばフラン、ピロール、チオ
フェン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、チ
アゾール、トリアゾール、ピリジン、ピリミジン、ピラ
ジン等のヘテロ環化合物の異なった環原子から2個の水
素原子を除いてできる2価の基が挙げられる。これらの
2価のヘテロ環基のうち、フラン、イミダゾール、1,
2,3−トリアゾール、ピリジンから導かれるものが好
ましく、層間効果の点で特にフランが好ましい。
【0049】一般式〔A〕において、Cで表される加水
分解可能な基としては、例えば−COOR18、−OC
OR18、−OSO2 R18、−O−CO−O−R1
8が挙げられる。これらのうち、好ましいものは−CO
OR18である。
【0050】R18で表される基としては、例えばアル
キル基(メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基、sec−ブチル基、ヘキシル基など)
、シクロアルキル基(シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基など)、アリール基(フェニル基、ナフチル基など
)、ヘテロ環基(ピリジニル基、イミダゾリル基、ピロ
リル基など)である。これらの基は、更に置換基を有し
てもよく、置換基としては、例えばハロゲン原子、ニト
ロ基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、スルホ基、スルファモイル基、カルバモイル基、
アシルアミノ基、ウレイド基、ウレタン基、スルホンア
ミド基、ヘテロ環基、アリールスルホニル基、アルキル
スルホニル基、アリールチオ基、アルキルチオ基、アル
キルアミノ基、アニリノ基、ヒドロキシル基、イミド基
、アシル基が挙げられる。R18のうち好ましいものは
、アルキル基、アリール基である。
【0051】一般式〔B〕で表される基において、好ま
しいZB は硫黄原子および水素原子または置換基を有
する窒素原子であり、特に現像抑制性の点で硫黄原子が
好ましい。
【0052】一般式〔B〕において、RAおよびRBで
表される好ましい連結基としては、例えば−CO−LB
 −、−SO2−LB−、−LB −が挙げられる。L
B はアルキレン基、アリーレン基、もしくは2価のヘ
テロ環基である。
【0053】LB で表されるアルキレン基は置換基を
有していてもよく、置換基としては例えばハロゲン原子
、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、シ
クロアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカ
ルボニル基、スルファモイル基、カルバモイル基、アシ
ル基、アミノ基、ウレイド基、ウレタン基、スルホンア
ミド基、ヘテロ環基、アリールスルホニル基、アルキル
スルホニル基、アリールチオ基、アルキルチオ基、アシ
ルアミノ基、アニリノ基、ヒドロキシ基またはイミド基
が挙げられる。またRAおよびRBで示されるアルキレ
ン基は主鎖の途中に酸素原子、窒素原子およびイオウ原
子を含んでいてもよい。該アルキレン基は炭素数12以
下が好ましく、更に炭素数4以下が特に好ましい。
【0054】RA およびRB は互いに同じであって
も異なっていてもよい。
【0055】LB で表されるアリーレン基としてはフ
ェニレン基が好ましく、該フェニレン基は上記置換基を
有していてもよい。
【0056】また一般式〔B〕において、X1 および
X2 で表される加水分解可能な基としては、例えば−
COOR19、−OCOR19、−OSO2 R19、
−O−CO−O−R19が挙げられる。これらのうち、
好ましいものは−COOR19である。
【0057】R19で表される基としては、例えばアル
キル基(メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基、sec−ブチル基、ヘキシル基など)
、シクロアルキル基(シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基など)、アリール基(フェニル基、ナフチル基など
)、ヘテロ環基(ピリジニル基、イミダゾリル基、ピロ
リル基など)である。これらの基は、更に置換基を有し
てもよく、置換基としては、例えばハロゲン原子、ニト
ロ基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、スルホ基、スルファモイル基、カルバモイル基、
アシルアミノ基、ウレイド基、ウレタン基、スルホンア
ミド基、ヘテロ環基、アリールスルホニル基、アルキル
スルホニル基、アリールチオ基、アルキルチオ基、アル
キルアミノ基、アニリノ基、ヒドロキシル基、イミド基
の各基である。R19のうち好ましいものは、アルキル
基、アリール基である。
【0058】一般式〔C〕で表される基において、RC
 およびRD で表される基としては、例えばアルキル
基(メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基
、ブチル基、sec−ブチル基、ヘキシル基など)、シ
クロアルキル基(シクロペンチル基、シクロヘキシル基
など)、アリール基(フェニル基、ナフチル基など)、
ヘテロ環基(ピリジニル基、イミダゾリル基、ピロリル
基など)である。これらの基は、更に置換基を有しても
よく、置換基としては、例えばハロゲン原子、ニトロ基
、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基
、スルファモイル基、カルバモイル基、アシル基、アミ
ノ基、ウレイド基、ウレタン基、スルホンアミド基、ヘ
テロ環基、アリールスルホニル基、アルキルスルホニル
基、アリールチオ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ
基、アニリノ基、ヒドロキシル基、イミド基の各基が挙
げられるRC は好ましくは炭素数12以下の置換もし
くは無置換のアルキル基である。特に炭素数8以下のア
ルキル基は拡散性が大きく好ましい。またRD は好ま
しくは炭素数12以下の置換もしくは無置換おアルキル
基及びフェニル基である。
【0059】一般式〔C〕において、Lで表される基が
アルキレン基のとき、主鎖の途中に酸素、窒素及び硫黄
原子を含んでもよい。アルキレン基としては、例えばメ
チレン基、エチレン基、ペンタメチレン基、プロピレン
基等が挙げられ、炭素数12以下のものが好ましく、特
に好ましくはメチレン基及びエチレン基、メチルメチレ
ン基である。
【0060】Lで表されるアリーレン基としては、例え
ば置換もしくは無置換のフェニレン基、ナフチレン基等
が挙げられ、特にフェニレン基が好ましい。Lで表され
る2価のヘテロ環基としては、フランジイル基、チオフ
ェンジイル基、ピラゾールジイル基、オキサジアゾール
ジイル基、チアジアゾールジイル基等が挙げられる。L
で表される基のうち、好ましいのはアルキレン基である
【0061】以下の表1〜表23に一般式〔I〕で示さ
れる本発明の代表的な例示化合物を示すが、これらに限
定されない。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【表4】
【0066】
【表5】
【0067】
【表6】
【0068】
【表7】
【0069】
【表8】
【0070】
【表9】
【0071】
【表10】
【0072】
【表11】
【0073】
【表12】
【0074】
【表13】
【0075】
【表14】
【0076】
【表15】
【0077】
【表16】
【0078】
【表17】
【0079】
【表18】
【0080】
【表19】
【0081】
【表20】
【0082】
【表21】
【0083】
【表22】
【0084】
【表23】 以下に本発明の化合物の代表的な合成例を示す。 [合成例1] <例示化合物A−7の合成>
【0085】
【化20】
【0086】(1)化合物Cの合成 メタノール200ml中に、化合物A53.3g及びN
aOCH3のメタノール溶液(28%)49.5gを入
れ、これに二硫化炭素15.3ccを滴下し、30分撹
拌した。さらに加熱還流下2時間撹拌した。続いて反応
液を冷却し、硫酸25.1gを加え1時間50℃で撹拌
を続けた。濾過により固体を除去し、濾液を減圧乾固し
、酢酸エチルで抽出、水洗した。酢酸エチルを減圧留去
した後、シリカゲルクロマトグラフィーにより分離精製
し、C  6.9gを得た。
【0087】(2)例示化合物A−7の合成アセトン1
00mlに化合物C2.26g、化合物D6.61g及
び炭酸カリウム1.4gを加え、加熱還流下に1時間撹
拌を続けた。冷却後、不溶物を濾別し、濾液を濃縮した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精
製し、例示化合物A−7  6.8gを得た。 [合成例2] <例示化合物B−1の合成>
【0088】
【化21】
【0089】(1)化合物Fの合成 化合物E13.3gおよびアクリル酸プロピル22.8
gをアセトニトリル100mlに加え、これにトリエチ
ルアミン20.2gを滴下した。室温で6時間攪拌した
後、アセトニトリルを減圧留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーによって分離精製し、F20
.7gを得た。 (2)例示化合物B−1の合成 化合物F7.23gおよび化合物G8.3gをアセトニ
トリル100mlに加え、これにトリエチルアミン2.
0gを加え、加熱還流下8時間攪拌を続けた。続いて反
応液を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ルを留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより分離精製し、例示化合物B−1  4.3
gを得た。 [合成例3] <例示化合物C−2の合成>
【0090】
【化22】
【0091】(1)化合物Iの合成 化合物H{J.A.C.S.,76  ,5651(1
954)記載化合物}37.5g及びNaOC2H5 
 13.6gをエタノール200mlに加え、室温で3
0分間攪拌した。続いてオクチルブロマイド40gを加
え、1.5時間加熱還流下に攪拌を続けた。続いて、不
溶物を濾別した後、エタノールを減圧留去し、カラムク
ロマトグラフィーによって分離精製し、化合物I  3
2.5gを得た。 (2)例示化合物C−2の合成 化合物I  5.98g及び化合物J  8.3gをア
セトニトリル100mlに加え、これにトリエチルアミ
ン2.0gを加え、加熱還流下8時間攪拌を続けた。続
いて反応液を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチルを留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより分離精製し、例示化合物C−2  
3.5gを得た。
【0092】本発明に係るDIRカプラーは写真材料中
、任意の層、例えばハロゲン化銀乳剤層及び/又は非感
光性親水性コロイド層に含有させることができるが、ハ
ロゲン化銀乳剤層に使用するのが好ましい。更に好まし
くは、赤感光性ハロゲン化銀乳剤層及び/又は緑感光性
ハロゲン化銀乳剤層に使用する場合である。
【0093】本発明のDIRカプラーをカラー感光材料
の親水性コロイド層に含有せしめるためには、例えば公
知のジブチルフタレート、トリクレジルホスフェート、
ジノニルフェノール等の如き高沸点溶媒あるいはこれと
酢酸ブチル、プロピオン酸等の如き低沸点溶媒との混合
液に本発明に係るDIRカプラーを、それぞれ単独で、
あるいは併用して溶解せしめた後、界面活性剤を含むゼ
ラチン水溶液と混合し、次いで高速度回転ミキサー又は
コロイドミルもしくは超音波分散機を用いて乳化分散さ
せた後、乳剤中に直接添加するか、又は上記乳化分散液
をセットし、細断し水洗した後、これを乳剤に添加する
方法を用いることができる。
【0094】本発明に係るDIRカプラーの使用量は、
ハロゲン化銀1モル当たり0.0005〜5.0モルが
好ましく、より好ましくは0.005〜1.0モルの範
囲である。
【0095】本発明に係るDIRカプラーは1種で使用
しても、又、2種以上併用してもよい。
【0096】本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳
剤としては、通常のハロゲン化銀乳剤の任意のものを用
いることができる。該乳剤は、常法により化学増感する
ことができ、増感色素を用いて所望の波長域に光学的に
増感できる。
【0097】ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安
定剤等を加えることができる。該乳剤のバインダーとし
ては、ゼラチンを用いるのが有利である。
【0098】乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬
膜することができ、又、可塑剤、水不溶性又は難溶性合
成ポリマーの分散物(ラテックス)を含有させることが
できる。
【0099】カラー写真用感光材料の乳剤層には、カプ
ラーが用いられる。
【0100】更に色補正の効果を有しているカラードカ
プラー、競合カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップ
リングによって現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロ
ゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止
剤、化学増感剤、分光増感剤及び減感剤のような写真的
に有用なフラグメントを放出する化合物を用いることが
できる。
【0101】感光材料には、フィルター層、ハレーショ
ン防止層、イラジェーション防止層等の補助層を設ける
ことができる。これらの層中及び/又は乳剤層中には現
像処理中に感光材料から流出するか、もしくは漂白され
る染料が含有させられてもよい。
【0102】感光材料には、マット剤、滑剤、画像安定
剤、界面活性剤、色カブリ防止剤、現像促進剤、現像遅
延剤や漂白促進剤を添加できる。
【0103】支持体としては、ポリエチエン等をラミネ
ートした紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、バ
ライタ紙、三酢酸セルロース等を用いることができる。
【0104】本発明の感光材料を用いて色素画像を得る
には露光後、通常知られているカラー写真処理を行うこ
とができる。
【0105】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明はこれらに限定されない。
【0106】以下の全ての実施例において、ハロゲン化
銀写真感光材料中の添加量は特に記載のない限り1m2
当たりのものを示す。又、ハロゲン化銀は銀に換算して
示した。 実施例1 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層
カラー感光材料試料1を作成した。
【0107】 第1層;ハレーション防止層(HC−1)黒色コロイド
銀を含むゼラチン層。 第2層;中間層(I.L) 2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノンの乳化分散物
を含むゼラチン層。 第3層;低感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層(RL−1)
        平均粒径0.30μm、AgI6モル
%を含むAgBrIからなる単分        散乳
剤(乳剤I)                   
             1.8g        
増感色素I                  銀1
モルに対して6×10−5モル        増感色
素II                  銀1モル
に対して1×10−5モル        シアンカプ
ラー(C−1)      銀1モルに対して0.06
モル        カラードシアンカプラー(CC−
1)                       
             銀1モルに対して0.00
3モル        DIR化合物(D−1)   
 銀1モルに対して0.0035モル
【0108】 第4層;高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層(RH−1)
        平均粒径0.5μm、AgI7.0モ
ル%を含むAgBrIからなる単        分散
乳剤(乳剤II)                 
             1.3g        
増感色素I                  銀1
モルに対して3×10−5モル        増感色
素II                  銀1モル
に対して1×10−5モル        シアンカプ
ラー(C−1)      銀1モルに対して0.02
モル        カラードシアンカプラー(CC−
1)                       
           銀1モルに対して0.0015
モル        DIR化合物(D−1)    
  銀1モルに対して0.001モル第5層;中間層(
IL)         第2層と同じ、ゼラチン層。 第6層;低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層(GL−1)
        乳剤I              
                         
   1.5g        増感色素III   
          銀1モルに対して2.5×10−
5モル        増感色素IV        
      銀1モルに対して1.2×10−5モル 
       マゼンタカプラー(M−1)  銀1モ
ルに対して0.050モル        カラードマ
ゼンタカプラー(CM−1)            
                        銀
1モルに対して0.009モル        DIR
化合物(D−1)    銀1モルに対して0.001
0モル        DIR化合物(D−3)   
 銀1モルに対して0.0030モル
【0109】 第7層;高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層(GH−1)
        乳剤II             
                         
    1.4g        増感色素III  
           銀1モルに対して1.5×10
−5モル        増感色素IV       
       銀1モルに対して1.0×10−5モル
        マゼンタカプラー(M−1)  銀1
モルに対して0.020モル        カラード
マゼンタカプラー(CM−1)           
                         
銀1モルに対して0.002モル        DI
R化合物(D−3)    銀1モルに対して0.00
10モル第8層;イエローフィルター層(YC−1) 
       黄色コロイド銀と2,5−ジ−t−オク
チルハイドロキノンの乳化分散        物とを
含むゼラチン層。 第9層;低感度青感性ハロゲン化銀乳剤層(BL−1)
        平均粒径0.48μm、AgI6モル
%を含むAgBrIからなる単分        散乳
剤(乳剤III )                
              0.9g       
 増感色素V              銀1モルに
対して1.3×10−5モル        イエロー
カプラー(Y−1)    銀1モルに対して0.29
モル
【0110】 第10層;高感度青感性ハロゲン化銀乳剤層(BH−1
)          平均粒径0.8μm、AgI1
5モル%を含むAgBrIからなる単        
  分散乳剤(乳剤IV)             
               0.5g      
    増感色素V                
銀1モルに対して1×10−5モル         
 イエローカプラー(Y−1)  銀1モルに対して0
.08モル          DIR化合物(D−2
)  銀1モルに対して0.0015モル第11層;第
1保護層(Pro−1) 沃臭化銀(AgI1モル%、平均粒径0.07μm)、
紫外線吸収剤UV−1、UV−2を含むゼラチン層。 第12層;第2保護層(Pro−2) ポリメチルメタクリレート粒子(直径1.5μm)及び
ホルマリンスカベンジャー(HS−1)を含むゼラチン
層。 尚、各層には上記組成物の他にゼラチン硬化剤(H−1
)や界面活性剤を添加した。
【0111】試料1の各層に含まれる化合物は下記の通
りである。 増感色素I;アンヒドロ−5,5′−ジクロロ−9−エ
チル−3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)チアカル
ボシアニンヒドロキシド 増感色素II;アンヒドロ−9−エチル−3,3′−ジ
−(スルホプロピル)−4,5,4′,5′−ジベンゾ
チアカルボシアニンヒドロキシド 増感色素III ;アンヒドロ−5,5′−ジフェニル
−9−エチル−3,3′−ジ−3−スルホプロピル)オ
キサカルボシアニンヒドロキシド 増感色素IV;アンヒドロ−9−エチル−3,3′−ジ
−(3−スルホプロピル)−5,6,5′,6′−ジベ
ンゾオキサカルボシアニンヒドロキシド 増感色素V;アンヒドロ−3,3′−ジ−(3−スルホ
プロピル)−4,5−ベンゾ−5′−メトキシチアシア
ニンヒドロキシド
【0112】
【化23】
【0113】
【化24】
【0114】
【化25】
【0115】
【化26】
【0116】
【化27】
【0117】更に、上記試料1の第3層、第4層のDI
R化合物(D−1)を、これと等モルの表24に示すD
IR化合物にかえた他は試料1と同様にして、試料2〜
16を作製した。
【0118】このようにして作製した各試料1〜16の
一部を55℃、20%RH条件下で7日間放置処理した
。未処理の試料及び前記処理(以下、55℃処理という
。)した試料を、白色光を用いてウェッジ露光し、赤感
光層の感度、カブリを測定した。
【0119】併せて、画像鮮鋭性の測定も実施した。鮮
鋭性は色素画像のMTFを求め30本/mmのMTFの
相対値(試料1を100とする)で示した。
【0120】結果を表24に示す。
【0121】処理工程(38℃) 発色現像          3分15秒漂白    
          6分30秒水  洗      
      3分15秒定  着          
  6分30秒水  洗            3分
15秒安定化            1分30秒乾 
 燥各処理工程において使用した処理液組成は下記の通
りである。
【0122】〔発色現像液〕   4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒ
ドロキシエチルアニリン・硫酸塩          
                      4.7
5g無水亜硫酸ナトリウム             
               4.25gヒドロキシ
ルアミン・1/2硫酸塩              
    2.0g無水炭酸カリウム         
                       37
.5g臭化ナトリウム               
                     1.3g
ニトリロ三酢酸・3ナトリウム塩  (1水塩)   
     2.5g水酸化カリウム         
                         
  1.0g水を加えて1リットルとする。
【0123】〔漂白液〕 エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム塩 
   100gエチレンジアミン四酢酸2アンモニウム
塩          10.0g臭化アンモニウム 
                         
    150.0g氷酢酸            
                         
         10ml水を加えて1リットルとし
、アンモニア水を用いてpH6.0に調整する。
【0124】〔定着液〕 チオ硫酸アンモニウム               
           175.0g無水亜硫酸ナトリ
ウム                       
       8.5gメタ亜硫酸ナトリウム    
                         
 2.3g水を加えて1リットルとし、酢酸用いてpH
6.0に調整する。
【0125】〔安定液〕 ホルマリン(37%水溶液)            
          1.5mlコニダックス(コニカ
株式会社製)                7.5
ml水を加えて1リットルとする。
【0126】
【表24】
【0127】表24より本発明に基づく試料は鮮鋭性が
大幅に改良され、かつ、保存時における熱によるカブリ
発生が低く、又、感度の低下が少ないことがわかる。 又、本発明に基づく試料をランニング処理した場合にお
いても、感度低下は殆ど見られなかった。 実施例2 トリアセテートベース上に下記の層を、以下の順序で重
層塗布を行い基本試料を作成した。 (1)シアンカプラーとしてC−2  0.5g、ゼラ
チン2.4g及びハロゲン化銀1.6gを含有する赤感
性沃臭化銀乳剤層。 (2)ゼラチン0.5g及び2,5−ジ−t−オクチル
ハイドロキノン0.1gを含有するゼラチン中間層。 (3)イエローカプラーとしてY−1  1.70g、
ゼラチン2.4g、ハロゲン化銀  1.6gを含有す
る青感性沃臭化銀乳剤層。 (4)ゼラチン0.8gよりなる保護層。
【0128】上記基本試料の構成層の内、イエローカプ
ラーを含む第3層の中に、表25に示すDIR化合物を
表25に示す添加量に従って添加し、13種の試料17
〜29を作製した。
【0129】各試料を2分割し、一方の試料には白色光
によるウェッジ露光を行い、他方の試料には赤色光によ
るウェッジ露光を行った。
【0130】次いで実施例1と同様に処理した。
【0131】各試料について、発色現像によって得られ
たシアン色素の特性曲線によりガンマ値を求め、赤色露
光によるガンマ(γR )を白色露光によるガンマ(γ
W )で割った値(γR/γW)を表25に示す。
【0132】
【表25】
【0133】
【化28】
【0134】表25から明らかなように、本発明の化合
物はγR /γW 値が大きく、従来のDIRカプラー
を使用した場合よりも大きな重層効果が得られ、しかも
、青感性乳剤層でのガンマ値は、比較化合物に比べ、大
きな値を示した。
【0135】
【発明の効果】本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材
料は、鮮鋭性が良好であり、また自層のガンマ値の低下
が少なく、大きなIIE効果を示し、更に、感光材料の
経時における保存安定性が改良される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記一般式〔I〕で表される化合物を
    含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光
    材料。 【化1】 [式中、Cpは発色現像主薬の酸化体とカップリング反
    応しうるカプラー残基を表し、TIMEはCpのカップ
    リング位に結合したタイミング基を表し、lは0、1又
    は2を表す。Aは下記一般式〔A〕、一般式〔B〕およ
    び一般式〔C〕で表される基から選ばれた基を表す。 【化2】 (ZA は酸素原子、硫黄原子もしくは水素原子または
    置換基を有する窒素原子を表し、Bは2価のヘテロ環基
    を表し、Cは加水分解可能な基を表す。)【化3】 (ZB は硫黄原子、酸素原子もしくは水素原子または
    置換基を有する窒素原子を表す。また、RA およびR
    B 各々独立に結合手もしくは2価の連結基を表し、X
    1 およびX2 は各々独立に水素原子もしくは加水分
    解可能な基を表す。ただし、X1 およびX2 が同時
    に水素原子であることはない。) 【化4】 (RC およびRD は各々置換していてもよい脂肪族
    基、芳香族基もしくはヘテロ環基を表し、Lはアルキレ
    ン基、アリーレン基および2価のヘテロ環基を表す。)
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0892306A1 (en) * 1997-07-18 1999-01-20 Eastman Kodak Company Photographic element containing a yellow DIR coupler

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EP0892306A1 (en) * 1997-07-18 1999-01-20 Eastman Kodak Company Photographic element containing a yellow DIR coupler
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