JPH04311017A - 乾式高圧コンデンサ - Google Patents

乾式高圧コンデンサ

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JPH04311017A
JPH04311017A JP7617991A JP7617991A JPH04311017A JP H04311017 A JPH04311017 A JP H04311017A JP 7617991 A JP7617991 A JP 7617991A JP 7617991 A JP7617991 A JP 7617991A JP H04311017 A JPH04311017 A JP H04311017A
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JP
Japan
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capacitor
resistance value
resistance
film
dry type
Prior art date
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Pending
Application number
JP7617991A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Okuno
茂男 奥野
Kiyoshi Unami
宇波 潔
Hidekazu Wada
和田 英一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH04311017A publication Critical patent/JPH04311017A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に電力関係の力率改
善に用いられる優れた特性を有する乾式高圧コンデンサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾式高圧コンデンサを構成するコ
ンデンサ単体素子は誘電体プラスチックフィルムの片面
または両面に亜鉛蒸着膜による金属化層を有し、その膜
抵抗部はフィルムの幅方向に対して均一な抵抗値を保つ
か、フィルムの幅方向に膜抵抗値の差を設けて高抵抗部
と低抵抗部を形成し、高抵抗部では15〜40Ω/□、
低抵抗部では3〜6Ω/□の抵抗値を有しており、この
ようにフィルムの金属化層の抵抗値に差が設けられてい
る金属化プラスチックフィルムにおいて、低抵抗部の抵
抗値3〜6Ω/□はメタリコン金属層との接着強度を考
慮した抵抗値であり、特に問題はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の乾式高圧コンデンサの構成において、高抵抗部の1
5〜40Ω/□という抵抗値は発熱が多いため、抵抗値
,tanδの上昇を招き、したがってコンデンサが著し
く温度上昇する。そのため亜鉛蒸着膜の高抵抗部の抵抗
値が15〜40Ω/□となる電極誘電体構成を具備した
巻回形コンデンサ素子から構成される乾式高圧コンデン
サにおいては、温度上昇という熱ストレスは特に重要な
課題となっていた。
【0004】金属化プラスチックフィルムの膜抵抗にお
いて高抵抗部の抵抗値が高いと発熱が大きくコンデンサ
の寿命短縮の大きな要因となる。特にコンデンサ単体素
子を複数個用いて構成した乾式高圧コンデンサは、コン
デンサ単体素子が1個破壊すると直ちに高圧コンデンサ
全体の破壊に至り、高い寿命信頼性が得られないという
課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、
優れた寿命信頼性を有する乾式高圧コンデンサを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、基体の少なくとも一面に亜鉛蒸着膜による
金属化層を有し、その金属化層が電極導出部となる金属
溶射部と接続する部分の抵抗値が3〜6Ω/□である低
抵抗膜部と、その低抵抗膜部以外の金属化層の抵抗値が
8〜15Ω/□である高抵抗膜部とから構成される巻回
形コンデンサ素子を樹脂モールドして、その樹脂モール
ドコンデンサを複数個直列接続したコンデンサ集合体を
3個星形結線してなるものである。
【0007】
【作用】したがって本発明によれば、亜鉛の金属化層の
高抵抗膜部の抵抗値を8〜15Ω/□とすることで亜鉛
金属化層が従来よりも厚くなり電気化学的な酸化を抑え
ると同時に、発熱を抑え、抵抗値およびtanδの上昇
を抑制し、コンデンサ内部の温度上昇という熱ストレス
の発生を低減することができ、寿命を著しく伸ばすこと
ができる。そして、樹脂モールドされたコンデンサの単
体素子を複数個接続および集合してなる乾式高圧コンデ
ンサにおいても、温度上昇を抑え、優れた寿命信頼性を
得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面ととも
に説明する。図1および図2は本発明の実施例の乾式高
圧コンデンサを構成する巻回形コンデンサ素子の断面図
であり、図に示すように厚さ6μm、幅100mmのポ
リプロピレンフィルム等の誘電体からなる基体1の片面
または両面に抵抗値が8〜15Ω/□である高抵抗膜部
2と、3〜6Ω/□の低い抵抗値を有する低抵抗膜部3
とから構成される亜鉛蒸着膜よりなる金属化層4が形成
されている。この金属化されたポリプロピレンフィルム
の基体1を巻回したコンデンサ素子の端部に金属化層4
の低抵抗膜部3に接続するように金属溶射部5を設けた
後、樹脂モールドし、これを図3に示す樹脂モールドコ
ンデンサ6とし、この樹脂モールドコンデンサ6を複数
個直列接続して1相のコンデンサ集合体7を形成する。 このように構成したコンデンサ集合体7を3個用いて図
4に示すように3相の星形結線によって接続することに
より、乾式高圧コンデンサを得ることができる。比較例
として従来の高抵抗膜部2が15〜25Ω/□の抵抗値
を有する金属化層4を蒸着したポリプロピレンフィルム
の基体1を巻回して上記の実施例と同様に乾式高圧コン
デンサを試作した。なお、図3において8は外装ケース
、9は導出端子、10は圧力式保安装置、11は乾式高
圧コンデンサを電気機器(図示せず)に取付けるための
脚部である。
【0009】次に本実施例と従来例による乾式高圧コン
デンサを用いて、周囲温度50℃における電圧ステップ
アップ試験および周囲温度60℃、印加電圧1.2Eに
おける加速寿命試験を行った結果をそれぞれ図5,図6
に示す。図5は電圧ステップアップ試験の乾式高圧コン
デンサの壁温と電圧の関係を示し、図6は加速寿命試験
を行った場合の容量減少と試験時間の関係を示すもので
ある。図に示すように電圧ステップアップ試験では、従
来例と本実施例との差が明確に現われており、また加速
寿命試験においても従来例は約1000時間で破壊に至
ったのに対し、本実施例では1500時間経過してもそ
の容量減少は極めて少ない。
【0010】本発明において低抵抗膜部3の抵抗値が3
Ω/□未満であると容量減少が大きくなり、6Ω/□を
超えると金属溶射部5との接着強度が低下する。高抵抗
膜部2の抵抗値が8Ω/□未満であると耐圧特性が劣化
し、15Ω/□を超えると発熱が大きくなり、tanδ
の上昇を招き特性が低下する。
【0011】比較例としてさらに高抵抗膜部2の抵抗値
が25〜40Ω/□である樹脂モールドコンデンサを用
いて乾式高圧コンデンサを試作し、同様の試験を行って
評価したが、高抵抗膜部2の抵抗値が15〜25Ω/□
の抵抗値を有している乾式高圧コンデンサよりもさらに
悪化した結果が得られた。
【0012】このように上記実施例によれば、温度上昇
が極めて小さく、かつ優れた寿命特性を有する乾式高圧
コンデンサを得ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなように
、誘電体プラスチックフィルム等からなる基体の片面ま
たは両面に亜鉛からなる金属化層を蒸着し形成された高
抵抗膜部の抵抗値を8〜15Ω/□とすることで発熱を
抑え、tanδ,膜抵抗値の上昇を抑制し、コンデンサ
の温度上昇を軽減してコンデンサ単体素子の寿命を伸ば
すと同時に、巻回形コンデンサ素子を樹脂モールドし、
この樹脂モールドコンデンサを複数個直列接続して1相
のコンデンサ集合体を形成し、このコンデンサ集合体を
3個使用して3相の星形結線としたことにより、乾式高
圧コンデンサの温度上昇を軽減でき、したがって高い寿
命信頼性を得ることができる。さらに作業能率の面でも
抵抗値が低く、金属化層が厚ければ抵抗値の制御が容易
となり、作業能率をも向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の乾式高圧コンデンサを構成
する巻回形コンデンサ素子の要部断面図
【図2】他の実
施例の巻回形コンデンサ素子の要部断面図
【図3】本発明の一実施例の乾式高圧コンデンサの部分
破断斜視図
【図4】本発明の一実施例の乾式高圧コンデンサにおけ
る星形結線図
【図5】実施例および従来の乾式高圧コンデンサにおけ
る電圧と壁温の関係を示す特性図
【図6】実施例および従来の乾式高圧コンデンサにおけ
る加速試験時間と容量変化の関係を示す特性図
【符号の説明】
1  ポリプロピレンフィルム(基体)2  高抵抗膜
部 3  低抵抗膜部 4  金属化層 5  金属溶射部 6  樹脂モールドコンデンサ 7  コンデンサ集合体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルム等からなる基体の少
    なくとも一面に亜鉛蒸着膜による金属化層を有し、その
    金属化層が電極導出部となる金属溶射部と接続する部分
    の抵抗値が3〜6Ω/□である低抵抗膜部と、その低抵
    抗膜部以外の前記金属化層の抵抗値が8〜15Ω/□で
    ある高抵抗膜部とから構成される巻回形コンデンサ素子
    を樹脂モールドして樹脂モールドコンデンサとし、その
    樹脂モールドコンデンサを複数個直列接続して1相のコ
    ンデンサ集合体を形成し、そのコンデンサ集合体を3個
    星形結線してなる乾式高圧コンデンサ。
JP7617991A 1991-04-09 1991-04-09 乾式高圧コンデンサ Pending JPH04311017A (ja)

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