JPH04308791A - 光学記録媒体 - Google Patents

光学記録媒体

Info

Publication number
JPH04308791A
JPH04308791A JP3073321A JP7332191A JPH04308791A JP H04308791 A JPH04308791 A JP H04308791A JP 3073321 A JP3073321 A JP 3073321A JP 7332191 A JP7332191 A JP 7332191A JP H04308791 A JPH04308791 A JP H04308791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
recording medium
optical recording
dye
absorbing dyes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3073321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3168469B2 (ja
Inventor
Shuichi Maeda
修一 前田
Kazuo Mitsuhashi
三ツ橋 和夫
Tetsuo Murayama
徹郎 村山
Takako Tsukahara
塚原 貴子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP07332191A priority Critical patent/JP3168469B2/ja
Publication of JPH04308791A publication Critical patent/JPH04308791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3168469B2 publication Critical patent/JP3168469B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー吸収色素を用
いた有機色素系光学記録媒体に関し、詳細にはレーザー
吸収色素の溶解性および塗布膜の保存安定性の優れた有
機色素系光学記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光学記録媒体の一例としては、光ディス
クを挙げることができる。特に、小型で信頼性が高く、
安価な半導体レーザーの出現に伴ない、コンパクトディ
スク(CD)等の再生専用型光ディスク、次いでTe系
無機材料を記録媒体とする追加型光ディスクが実用化さ
れてきた。
【0003】これに対して、新しい追記型媒体としてレ
ーザー吸収色素を用いた有機色素系光ディスクについて
も検討が行なわれている。この有機色素系光ディスクの
最大の特徴は、スピンコート法等の塗布法により成膜で
きることであり、常圧での高生産性により将来のコスト
ダウンの可能性が期待されている。一般に、光ディスク
は、円形の基体に設けられた薄い記録層に、1μm程度
に集束したレーザー光を照射し、高密度の情報記録を行
なうものである。記録層においては、照射されたレーザ
ーエネルギーの吸収によってその箇所に生じた記録層の
分解、蒸発、溶解等の熱的変形により記録が行なわれ、
記録された情報の再生は、レーザー光により、変形が起
きている部分と起きていない部分の反射率の差を読み取
ることにより行なわれる。
【0004】また、光ディスクの記録面には、正確な記
録・再生を行うため、案内溝があらかじめ形成されてい
る。通常、この案内溝はフェトポリマー法または射出成
型法により形成されるが、前者の場合、フォトポリマー
から型取りするために生産性が悪く高価であるという欠
点を有していた。後者の場合は、射出成型法によるため
に生産性にすぐれ、安価なディスクを生産できるが、射
出成型法に使用できる樹脂は、加熱時の流動性が必要な
ため材料に制約があり、一般に耐溶剤性が悪い。
【0005】このような射出成型プラスチック透明基板
にレーザー吸収色素を溶液塗布によって薄膜形成させる
場合、基板上の案内溝が塗布溶剤に侵されないことが必
要であるが、塗布溶剤として使用できる溶剤としては、
アルコール系溶剤が知られている。しかし、アルコール
系溶剤に高濃度に溶解するレーザー吸収色素はほとんど
なく、射出成型プラスチック基板上に高濃度にレーザー
吸収色素を担持し、安定な塗布膜を形成することができ
なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等は
射出成型プラスチック透明基板を侵すことなく均一に塗
布可能であり、レーザー吸収色素を高濃度に溶解・担持
し、しかも、塗布膜の保存安定性を改善する方法につい
て鋭意検討した結果、色原体が同じで、わずかに置換基
の異なるレーザー吸収色素を3種類以上混合して用いる
ことで、溶解性の向上および塗布膜の結晶化防止(アモ
ルファス性の向上)ができることを見い出し、本発明に
到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザー吸収
色素の有機溶媒溶液を透明基板上に塗布したのち乾燥し
て得られる光学記録媒体において、前記レーザー吸収色
素として同一色原体の置換誘導体を少なくとも3種類以
上用いることを特徴とする光学記録媒体をその要旨とす
る。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用する透明基板としては、ガラス、プラスチック等の
基板が挙げられるが、種々の点からプラスチック基板が
好適である。プラスチック基板としてはアクリル樹脂、
メタクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、ニ
トロセルロース、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリサル
ホン樹脂等の基板が挙げられる。
【0009】特に好ましい基板としては、量産性にすぐ
れ、実用的なレベルの複屈折、軟化点、耐熱性を有して
いる射出成型ポリカーボネート樹脂基板、メタクリル樹
脂基板が挙げられる。レーザー吸収色素としては、シア
ニン系色素、金属キレート化合物、アゾ系色素、トリア
リールメタン系色素、フタロシアニン系色素、スクワリ
リウム系色素、アントラキノン系色素、ナフトキノン系
色素等の色素原体が挙げられる。これらレーザー吸収色
素は、それぞれ同一色素骨格であって、かつ有している
置換基の種類、位置あるいは数が相互に異なっているも
のが好適に用いられる。特に、置換基としてはメチル基
、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オク
チル基等の直鎖状ないし分岐状のアルキル基あるいはメ
トキシエチル基、エトキシエチル基、プロポキシエチル
基、ブトキシエチル基等のアルコキシアルキル基が好適
に挙げられる。
【0010】これらのレーザー吸収色素は、その実用性
から相互の最大吸収波長の差が50nm以内であること
が好ましく、更に好ましくは30nm以内であるものが
挙げられる。レーザー吸収色素として特に好ましい色素
としては、下記一般式〔I〕または一般式〔II〕で表
わされるレーザ吸収色素が挙げられる。
【0011】
【化3】 (式中、A1 はそれが結合している炭素原子と窒素原
子と一緒になって複素環を形成する残基を表わし、B1
 はそれが結合している二つの炭素原子と一緒になって
芳香環又は複素環を形成する残基を表わし、Xは活性水
素を有する基を表わす。)で表われるアゾ系化合物と金
属とのキレート化合物。
【0012】
【化4】 (式中、環A2 及びB2 は、それぞれ独立して、置
換基を有していてもよいベンゼン環又はナフタレン環を
示し、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、置換基
を有していてもよい炭素数1〜8のアルキル基を示し、
X− は陰イオンを示し、mは2又は3であり、nは0
〜4の整数である。)で表わされるシアニン化合物。
【0013】上記一般式〔I〕で表わされる金属キレー
ト化合物において、A1 で表わされる複素環を形成す
る残基としては、例えば下記一般式
【0014】
【化5】 (式中、R3 及びR4 はそれぞれ独立して水素原子
、ハロゲン原子、アルキル基、アシルアミノ基、ジシア
ノビニル基、アルコキシ基、ニトロ基又はアルコキシア
ルキル基を示す。)で表わされる基が挙げられる。B1
 で表わされる芳香環又は複素環を形成する残基として
は、例えば下記一般式
【0015】
【化6】 (式中、R5 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
、アシルアミノ基又はアルコキシ基を示し、R6 及び
R7 は、それぞれ独立して水素原子、炭素数1〜20
のアルキル基を示し、これらはそれぞれが独立してアル
コキシ基、アルコキシアルコキシ基、アルコキシアルコ
キシアルコキシ基、ヒドロキシ基から選ばれる置換基を
有してもよい。)で表わされる基が挙げられる。Xで表
わされる活性水素を有する基としては、水酸基、カルボ
ン酸基、スルホン酸基等が挙げられる。アゾ系化合物と
錯体化合物を形成する金属としては、VIII族、Ib
族、IIb族、III a族、IVa族、Va族、VI
a 族、VIIa族の金属が挙げられ、好ましくはNi
,Cu,Co金属原子が挙げられる。
【0016】上記一般式〔II〕で表わされるシアニン
色素において、環A2 及びB2 で示されるベンゼン
環又はナフタレン環の置換基の例としては、フッ素原子
、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子;メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基;トリフ
ルオロメチル基等のハロゲン化アルキル基;メトキシ基
、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基;メトキ
シエトキシ基等のアルコキシアルコキシ基;エトキシエ
チル基等のアルコキシアルキル基等が挙げられる。
【0017】R1 及びR2 で示される置換基を有し
ていてもよい炭素数1〜8のアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、直鎖状又は分岐状のプロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基が挙げられ、これらはハロゲン原子、アルコキシ基等
で置換されていてもよい。X− で示される陰イオンと
しては、
【0018】
【化7】 上記一般式〔I〕または一般式〔II〕で表わされるレ
ーザー吸収色素は、アルコール系溶剤にするものが好ま
しい。これらのレーザー吸収色素のうち相互の最大吸収
波長の差が50nm以内の同一色原体の置換誘導体を3
種類以上組合せて使用し、そのままかあるいはバインダ
ーとともにアルコール溶剤中に溶解させたものをスピン
コートすることにより光学記録媒体が製造される。
【0019】その際に使用するバインダーとしては、ア
ルコール系溶剤に溶解するものなら何でもよい。アルコ
ール系溶剤に対するレーザー吸収色素の比率は、0.5
〜3.0重量%が特に好ましい。また、バインダーに対
するレーザー色素の比率は10重量%以上が望ましい。 好ましいアルコール系溶媒としては、ジアセトンアルコ
ール、3−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノン等の
ケトンアルコール系溶媒;メチルセルソルブ、エチルセ
ルソルブ等のセルソルブ系溶媒;テトラフルオロプロパ
ノール、オクタフルオロペンタノール系のパーフルオロ
アルキルアルコール系溶媒;乳酸メチル、イソ酪酸メチ
ル等のヒドロキシエステル系溶媒等が挙げられる。
【0020】色素を溶解させた溶液は0.3μm以下の
フィルターで濾過することが好ましい。スピンコートの
回転数は500〜2000rpmが好ましい。スピンコ
ートの後、場合によっては加熱あるいは溶媒蒸気にあて
る等の処理を行なってもよい。また、塗布膜の膜厚は、
300〜1500Åが好ましい。
【0021】更に、記録媒体の安定性や耐光性向上のた
めに一重項酸素クエンチャーとして遷移金属キレート化
合物(アセチルアセトナートキレート、ビスフェニルジ
チオール、サリチルアルデヒドオキシム、ビスジチオー
α−ジケトン等)を含有していてもよい。本発明の光学
記録媒体の記録膜は基板の両面に設けてもよいし、片面
だけに設けてもよい。
【0022】上記のようにして得られた記録媒体への記
録は、基板の両面または、片面に設けた記録層に1μm
程度に集束したレーザー光、好ましくは、半導体レーザ
ーの光をあてる事により行なう。レーザー光の照射され
た部分には、レーザーエネルギーの吸収による、分解、
蒸発、溶解等の記録層の熱的変形が起こる。記録された
情報の再生は、レーザー光により、熱的変形が起きてい
る部分と起きていない部分の反射率の差を読み取ること
により行なう。
【0023】光源としては、各種のレーザーを用いるこ
とができるが、価格、大きさの点で、半導体レーザーが
特に好ましい。半導体レーザーとしては、中心波長83
0nm、中心波長780nmのレーザーが望ましい。
【0024】
【実施例】以下、実施例によりこの発明を具体的に説明
するが、かかる実施例は本発明を限定するものではない
。 実施例1 表3に示した化合物1を90mg、化合物2を40mg
及び化合物3を70mg、3−ヒドロキシ−3−メチル
−2−ブタノン(HMB)10gに溶解させ、0.22
μmのフィルターで濾過して溶解液を得た。この時、フ
ィルター上に濾過残渣はなかった。
【0025】この溶解液5mlを板厚1.2mmの1.
6μmピッチの溝(グルーブ)つき射出成型ポリカーボ
ネート樹脂基板(直径5インチ)上に滴下し、スピナー
法により1000rpmの回転数で塗布した後、60℃
で10分間乾燥した。塗布膜の最大吸収波長は720n
mであった。塗布膜の保存安定性試験(70℃、85%
:200時間)を行った結果、塗布膜の結晶化等は見ら
れず良好であった。
【0026】この塗布膜上に金を蒸着して反射層を形成
し、さらにその上を紫外線硬化樹脂でハードコート処理
して試料を作製した。作製した試料に、中心波長が78
0nmの半導体レーザー光でEFM信号を記録し、最適
記録感度と変調度(I11/Itop )を求めたとこ
ろ、記録感度8.5W、変調度70%と良好な初期記録
特性が得られた。
【0027】さらに、耐光性試験(キセノンフェードメ
ータ−加速テスト:60時間)及び保存安定性試験(7
0℃、85%RH:500時間)を行った結果、初期と
比べて感度及び再生信号の劣化はみられず、光学記録媒
体として極めて優れたものであった。 実施例2 表4に示した化合物4を50mg、化合物5を70mg
及び化合物6を80mg、HMB10gに溶解させ、0
.22μmのフィルターで濾過して溶解液を得た。この
時、フィルター上に濾過残渣はなかった。
【0028】この溶解液5mlを板厚1.2mmの1.
6μmピッチのグルーブつき射出成型ポリカーボネート
樹脂基板(直径5インチ)上に滴下し、スピナー法によ
り800rpmの回転数で塗布した後、60℃で10分
間乾燥した。塗布膜の最大吸収波長は730nmであり
、保存安定性も良好であった。この塗布膜上に金を蒸着
して反射層を形成し、さらにその上を紫外線硬化樹脂で
ハードコート処理して試料を作製した。
【0029】実施例1と同様にして得られた試料の記録
特性の評価を行ったところ、記録感度8.5W、変調度
70%と良好な初期記録特性が得られた。また同様にし
て、耐光性及び保存安定性試験を行なった結果、初期と
比べて感度及び再生信号の劣化はみられず、光学記録媒
体として極めて優れたものであった。 実施例3 表5に示した化合物24を30mg、化合物25を30
mg、化合物26を30mg、化合物27を20mg、
化合物28を30mg、化合物29を30mg及び化合
物30を30mg、HMB10gに溶解させたこと以外
は実施例2と同様にして試料を作製した。塗布膜の最大
吸収波長は730nmであり、保存安定性も良好であっ
た。
【0030】実施例1と同様にして得られた試料の記録
特性の評価を行ったところ、記録感度8.5W、変調度
70%と良好な初期記録特性が得られた。また同様にし
て、耐光性及び保存安定性試験を行なった結果、初期と
比べて感度及び再生信号の劣化はみられず、光学記録媒
体として極めて優れたものであった。 比較例1 化合物1を200mg、HMB10gと混合した後、0
.22μmのフィルターで濾過して溶解液を得たが、こ
のときフィルター上に濾過残渣があった。
【0031】実施例1と同様にして塗布膜を形成した。 塗布膜の最大吸収波長は721nmであった。また実施
例1と同様にして塗布膜の保存安定性試験を行ったとこ
ろ、塗布膜の一部に結晶化がみられ、保存安定性に劣っ
ていた。 比較例2 化合物5を200mg、HMB10gと混合した後、0
.22μmのフィルターで濾過して溶解液を得たが、こ
のときフィルター上に濾過残渣があった。
【0032】実施例1と同様にして塗布膜を形成した。 塗布膜の最大吸収波長は731nmであった。また実施
例1と同様にして塗布膜の保存安定性試験を行ったとこ
ろ、塗布膜の一部に結晶化がみられ、保存安定性に劣っ
ていた。 比較例3 化合物25を200mg、ジアセトンアルコール10g
と混合した後、0.22μmのフィルターで濾過して溶
解液を得たが、このときフィルター上に濾過残渣があっ
た。
【0033】実施例1と同様にして塗布膜を形成した。 塗布膜の最大吸収波長は731nmであった。また実施
例1と同様にして塗布膜の保存安定性試験を行ったとこ
ろ、塗布膜の一部に結晶化がみられ、保存安定性に劣っ
ていた。 比較例4 色原体が異なっている化合物1を70mg、化合物3を
70mg及び化合物31を60mg、HMB10gと混
合した後、0.22μmのフィルターで濾過して溶解液
を得たが、このときフィルター上に濾過残渣があった。
【0034】実施例1と同様にして塗布膜を形成した。 塗布膜の最大吸収波長は721nmであった。また実施
例1と同様にして塗布膜の保存安定性試験を行ったとこ
ろ、塗布膜の一部に結晶化がみられ、保存安定性に劣っ
ていた。実施例1〜3及び比較例1〜4の結果をまとめ
て表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】実施例4〜11 実施例1及び2に準じて、表4〜6に示した化合物のう
ちから同一色原体の化合物三種類以上選択し、それをア
ルコール系溶剤に溶解させて塗布膜を形成した。各々得
られた塗布膜の最大吸収波長及び保存安定性試験の結果
を表2に示す。
【0037】各々、実施例1及び2と同様にアルコール
系溶剤に高濃度に溶解して濾過残渣はなく、射出成型ポ
リカーボネート樹脂基板を侵す(白化、溝ダレ等)こと
なく、均一に塗布可能であり、得られた塗布膜は、保存
安定性もすぐれ、反射率が高く、高濃度で感度も良好で
あった。
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、射出成型プラスチック
透明基板を侵す(白化、溝だれ等)ことなく、均一に塗
布可能であり、塗布時に結晶化もなく、得られた塗布膜
(記録層)の保存安定性もすぐれ、反射率が高く、高感
度な光学記録媒体を得ることができるので、工業的に極
めて有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  レーザー吸収色素を有機溶剤に溶解さ
    せた溶液を透明基板上に塗布した後、乾燥して得られる
    光学記録媒体において、レーザー吸収色素として同一色
    原体の置換誘導体を少なくとも3種類以上用いることを
    特徴とする光学記録媒体。
  2. 【請求項2】  レーザー吸収色素の相互の最大吸収波
    長の差が50nm以内である請求項1記載の光学記録媒
    体。
  3. 【請求項3】  レーザー吸収色素は、それぞれ同一色
    素骨格であって、かつ有している置換基の種類、置換基
    の位置または置換基の数が相互に異なっていることを特
    徴とする請求項2記載の光学記録媒体。
  4. 【請求項4】  レーザー吸収色素が下記一般式〔I〕
    で示されるアゾ系化合物と金属とのキレート化合物また
    は一般式〔II〕で表わされるシアニン化合物から選ば
    れたものである請求項3記載の光学記録媒体。 【化1】 (式中、A1 はそれが結合している炭素原子と窒素原
    子と一緒になって複素環を形成する残基を表わし、B1
     はそれが結合している二つの炭素原子と一緒になって
    芳香環又は複素環を形成する残基を表わし、Xは活性水
    素を有する基を表わす。) 【化2】 (式中、環A2 及びB2 は、それぞれ独立して、置
    換基を有していてもよいベンゼン環又はナフタレン環を
    示し、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、置換基
    を有していてもよい炭素数1〜8のアルキル基を示し、
    X− は陰イオンを示し、mは2又は3であり、nは0
    〜4の整数である。)
JP07332191A 1991-04-05 1991-04-05 光学記録媒体 Expired - Fee Related JP3168469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07332191A JP3168469B2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 光学記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07332191A JP3168469B2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 光学記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04308791A true JPH04308791A (ja) 1992-10-30
JP3168469B2 JP3168469B2 (ja) 2001-05-21

Family

ID=13514793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07332191A Expired - Fee Related JP3168469B2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 光学記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3168469B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0755052A2 (en) 1995-07-20 1997-01-22 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Optical recording medium
EP0774495A1 (en) * 1995-11-14 1997-05-21 Eastman Kodak Company Optical recording elements containing new polymeric cyanine dyes with reduced bubble formation
US5958650A (en) * 1996-12-20 1999-09-28 Ciba Specialty Chemicals Corporation Complex polymethine dyes and their use
WO2001078993A1 (fr) * 2000-04-17 2001-10-25 Mitsubishi Chemical Corporation Support d'enregistrement optique

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0755052A2 (en) 1995-07-20 1997-01-22 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Optical recording medium
EP0774495A1 (en) * 1995-11-14 1997-05-21 Eastman Kodak Company Optical recording elements containing new polymeric cyanine dyes with reduced bubble formation
US5958650A (en) * 1996-12-20 1999-09-28 Ciba Specialty Chemicals Corporation Complex polymethine dyes and their use
US5962657A (en) * 1996-12-20 1999-10-05 Ciba Specialty Chemicals Corporation Complex polymethine dyes and their use
WO2001078993A1 (fr) * 2000-04-17 2001-10-25 Mitsubishi Chemical Corporation Support d'enregistrement optique
US6794114B2 (en) 2000-04-17 2004-09-21 Mitsubishi Chemical Corporation Optical recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP3168469B2 (ja) 2001-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3561009B2 (ja) 記録可能な光学要素
JP3019469B2 (ja) 光記録媒体
JP2870952B2 (ja) 光学記録体
JP3168469B2 (ja) 光学記録媒体
JP2685054B2 (ja) ナフトキノンメチド系化合物
JPH0446186A (ja) アゾ金属キレート色素および該色素を用いた光学記録媒体
JPH05279580A (ja) 金属キレート化合物および該化合物を用いた光学記録媒体
JPH0776308B2 (ja) インドフエノ−ル系化合物及び該化合物を含む光学的記録媒体
JPH01297293A (ja) 光学記録媒体
JP2835526B2 (ja) 光学記録媒体の製造方法
JP3879166B2 (ja) 金属キレートアゾメチン化合物及びこれを用いた光学的記録媒体
JP2552671B2 (ja) 光学記録媒体の製造方法
JP3166325B2 (ja) アズレン系化合物を用いた光学記録媒体
JP2600763B2 (ja) 含金属化合物および該化合物を使用した光学記録媒体
JP3064373B2 (ja) 金属キレート化合物および該化合物を用いた光学記録媒体
JP2993117B2 (ja) 金属キレート化合物および該化合物を用いた光学的記録媒体
JPH0280466A (ja) アズレン系化合物
JPS62216792A (ja) 光学記録媒体
JPH0276884A (ja) 含金属ピリドフェノチアゾン系化合物
JPH0386583A (ja) 光学記録媒体の製造法
JP2882053B2 (ja) 金属キレート化合物及びそれを用いた光学的記録媒体
JPH0816199B2 (ja) ナフトキノンメチド系化合物
JP3666166B2 (ja) 金属キレート化合物を用いた光学記録媒体
JPS63199759A (ja) ジオキサジナフトペンタセン系誘導体及び該誘導体を使用した光学記録媒体
JPH0269570A (ja) ナフトキノンメチド系化合物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090316

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090316

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090316

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees