JPH0430582B2

JPH0430582B2 -

Info

Publication number: JPH0430582B2
Application number: JP58005196A
Authority: JP
Priority date: 1983-01-18
Filing date: 1983-01-18
Publication date: 1992-05-22
Also published as: JPS59129865A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、複写機の制御装置、詳しくは紙詰り
バイパス機能を有する複写機において、複写機を
紙詰りバイパスモードに切変え制御する装置に関
するものである。

複写機においては、用紙トレイから排紙トレイ
までのコピー用紙搬送路に、コピー用紙が詰つた
時（つまり、紙詰り時）には、操作パネル上に紙
詰り表示を行なうと共に、複写機を停止させるよ
うにしている。

一方、サービス員による複写機の保守，点検作
業時には、紙詰り状態でも複写機を駆動させる必
要がある。

そこで、従来は複写機にデイツプスイツチ等の
スイツチを設け、紙詰り状態でも複写機を駆動で
きるようにしている。

つまり、スイツチにより複写機を紙詰りバイパ
スモードに切換えている。

しかし、この様に構成すると、複写機本体内に
スイツチ，ハーネス，オカポート等を設置せねば
ならず、コストが高くなつてしまうと共に、通常
この種のスイツチは複写機本体内部に設置されて
いるから、スイツチを切換え操作する作業が面倒
となつてしまい、さらにはサービス員が保守，点
検作業終了後に、スイツチを切換え忘れると、通
常動作時に紙詰りが発生しても、複写機が駆動し
続けてしまうとの不具合を有する。

本発明は上記の事情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、紙詰りバイパス機能を有する複
写機において、紙詰りバイパスモード設定情報
を、複写機を通常モードで所定プロセスで動作す
る制御機構等を利用して不揮発性メモリに記憶さ
せ、通常モードの動作時に操作パネル上のスイツ
チ等の操作部材よりの信号で複写機を紙詰りバイ
パスモードに切換えできると共に、複写機の起動
操作を何回か行なうと不揮発性メモリに記憶され
た紙詰りバイパスモード設定情報がクリアされる
ようにした複写機の制御装置を提供することであ
る。

以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。

第１図は複写機の概略説明図であり、複写機本
体１内には感光体２が設置され、感光体２の周囲
には帯電器３、現像機４、転写器５、清掃機６等
が順次配設してあると共に、複写機本体１に設け
たプラテンガラス７の下方には、露光ランプ８、
結像レンズ９等より成る露光光学系１０が設けら
れ、プラテンガラス７上の原稿像を感光体２上に
照射露光して静電潜像を形成するように構成して
ある。

複写機本体１内には、第１，第２，第３用紙ト
レイ１１₁，１１₂，１１₃が設けられ、いずれか
１つの用紙トレイ１１よりコピー用紙を転写器５
に向けて搬送するようにしてある。１２は定着器
である。

前記複写機本体１には操作パネル２０が設けら
れ、該操作パネル２０には複写開始釦２１、第
１，第２，第３用紙トレイ選択スイツチ２２₁，
２２₂，２２₃、複数の複写倍率選択スイツチ２
３、複写枚数設定スイツチ群２４、表示器群２５
等が設けてある。

そして、電源投入スイツチ３０をONした状態
で、従来と同様に操作すると、制御機構４０によ
り、各機器が動作制御されて所定の複写プロセス
によつてコピーが得られる。

なお、この動作は従来周知であるから、説明を
省略する。

前記制御機構４０は第３図に示すように、制御
部４１と制御部４１に駆動指令を与えるROM４
２等を備え、制御部４１には操作パネル２０より
各種信号が入力されると共に、電源投入スイツチ
３０から信号が入力され、入力された信号に基づ
いて、感光体２、帯電器３、現像機４、転写器
５、清掃機６、露光光学系１０等を、ROM４２
のプログラムに従つて動作制御して複写作業を行
なうようにしてある。

前記制御機構４０は、各用紙トレイ１１より排
紙トレイ１３までのコピー用紙搬送路１４に、コ
ピー用紙が詰つた時には、表示器群２５に紙詰り
表示を行なうと共に、複写機を停止させる機能を
有する。

第４図は紙詰りバイパスモード設定情報を記憶
させる回路の説明図、第５図は、その動作フロー
チヤートであり、第４図、第５図に基づいて、そ
の動作を説明する。

まず、電源投入スイツチ３０と操作パネル２０
に設けた任意のスイツチ、例えば割込みスイツチ
２６を同時にONすると、制御機構４０は自己診
断モードとなつたと判断し、通常の動作とは別の
自己診断モード動作に切換えられる。

この状態で、第１トレイ選択スイツチ２２₁を
ONしてトレイ表示部２７に第１用紙トレイ１１
_１を表示すると同時に制御機構４０に紙詰りバイ
パスモード設定信号を入力し、この後に複写開始
釦２１を押して制御機構４０に紙詰りバイパスモ
ード記憶信号を入力すると、紙詰りバイパスモー
ド設定情報が不揮発性メモリ２８に記憶される。

以上の様に、通常の複写機起動操作と異なる操
作をして制御機構４０を自己診断モード（つま
り、紙詰りバイパスモード設定情報記憶モード）
に切換え、この状態で制御機構４０に、紙詰りバ
イパスモード設定信号と紙詰りバイパスモード記
憶信号とを、操作パネル２０上のスイツチより入
力することで、不揮発性メモリ２８に紙詰りバイ
パスモード設定情報が記憶される。

この後に、電源投入スイツチ３０をOFFとし
て制御機構４０を初期状態とする。（つまり、ク
リアする）しかし、不揮発性メモリ２８に記憶された紙詰
りバイパスモード設定情報はクリアされずに記憶
され続ける。

第６図は、通常のモード動作時に複写機を紙詰
りバイパスモードに切換える動作フローチヤート
であり、第６図に基づいて、その動作を説明す
る。

まず、電源投入スイツチ３０をONとして、制
御機構４０を通常のモードとし、複写機の各機器
を所定のプロセスに従つて動作する。

この状態で紙詰り状態となつたら、操作パネル
２０上の節電スイツチ等の操作部材２９を操作し
て紙詰りバイパスモード切換信号を制御機構４０
に入力し、不揮発性メモリ２８に記憶された紙詰
りバイパスモード設定情報を制御機構４０に入力
し、複写機を紙詰りバイパスモードで連続駆動し
続ける。

なお、紙詰りバイパスモード切換信号が入力さ
れない場合には、表示部２５に紙詰り表示を行な
うと共に、複写機を停止する。つまり、紙詰り動
作を行なう。

一方、制御機構４０には紙詰りバイパスリセツ
トカウンタ３１が設けられ、該紙詰りバイパスリ
セツトカセツトカウンタ３１には、不揮発性メモ
リ２８に紙詰りバイパスモード設定情報が記憶さ
れている時に電源投入スイツチ３０がONされる
と＋１がカウントされると共に、そのカウンタ３
１の内容が２となると不揮発性メモリ２８に記憶
された紙詰りバイパスモード設定情報をクリアす
る。

つまり、第７図に示す動作フローチヤートに示
すように、電源がONかOFFかを判断（電源投入
スイツチ３０がONかOFFか）し、ONの時には
紙詰りバイパスモード設定情報が不揮発性メモリ
２８に記憶されているかを判断し、記憶されてい
る時には紙詰りバイパスリセツトカウンタ３１を
「１」増加させ、このカウンタ３１が「２」の時
には不揮発性メモリ２８に記憶された紙詰りバイ
パスモード設定情報をクリアすると共に、紙詰り
バイパスリセツトカウンタ３１を「０」にする。

以上の動作により、サービス員が前述のように
して複写機を紙詰りバイパスモードに設定し、保
守，点検作業を終了して電源投入スイツチ３０を
OFFとした後に、再び電源投入スイツチ３０を
ONして通常モードで複写機を起動すると、紙詰
りバイパスモードに設定されることがないから、
紙詰りが発生すると複写機を停止できる。

本発明は以上のようになり、紙詰りバイパス機
能を有する複写機において、紙詰りバイパスモー
ド設定情報を、複写機を通常モードで所定プロセ
スに基づいて動作する制御機構等を利用して不揮
発性メモリに記憶させることができると共に、複
写機の通常モードによる動作時に切換手段の操作
により制御機構４０を紙詰りバイパスモードに切
換えできる。

したがつて、スイツチ等を用いずに複写機を紙
詰りバイパスモードに切換えでき、コスト的に有
利であると共に、操作パネル２０上のスイツチ等
の操作部材を用いて紙詰りバイパスモードに切換
えでき、その作業が簡単容易となる。

また、不揮発性メモリ２８に記憶された紙詰り
バイパスモード設定情報を、電源投入スイツチを
操作して複写機を何回か起動させると自動的にク
リアでき、サービス員が紙詰りバイパスモード設
定情報をクリアし忘れても自動的に紙詰りバイパ
スモード設定情報をクリアできる。

したがつて、紙詰りが発生した時に複写機が停
止せずに駆動し続けて火災発生等が生ずることが
ない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであり、第１
図は複写機の概略説明図、第２図は操作パネルの
平面図、第３図は制御機構の説明図、第４図は本
発明に係る動作を行なう回路の説明図、第５図は
紙詰りバイパスモードを不揮発性メモリに記憶す
る動作フローチヤート、第６図は複写機を紙詰り
モードに設定する動作フローチヤート、第７図は
不揮発性メモリのクリア動作フローチヤートであ
る。２８は不揮発性メモリ、４０は制御機構。

Claims

【特許請求の範囲】

１紙詰りバイパス機能を有する複写機におい
て、複写機を通常モードによつて所定プロセスに
基づいて動作する制御機構４０を、紙詰りバイパ
スモード設定情報記憶モードに切換える手段と、
紙詰りバイパスモード設定情報記憶モードの時
に、制御機構４０に入力される信号に基づいて紙
詰りバイパスモード設定情報を記憶する不揮発性
メモリ２８と、複写機を通常モードで起動した時
に不揮発性メモリ２８に記憶された紙詰りバイパ
スモード設定情報に従つて制御機構４０を紙詰り
バイパスモードに切換える手段と、電源投入スイ
ツチと、この電源投入スイツチがオンかオフかを
検出する手段と、前記不揮発性メモリ２８に紙詰
りバイパスモード設定情報が記憶される際にリセ
ツトされ、その後前記検出する手段が電源投入ス
イツチがオンされたことを検出する毎にそのカウ
ント値をカウントアツプするカウント手段と、こ
のカウント手段が所定値カウントしたことにより
前記不揮発性メモリ２８に記憶されている紙詰り
バイパスモード設定情報をクリアする手段と設け
たことを特徴とする複写機の制御装置。