JPH04305605A - 光ファイバテープ心線の製造方法 - Google Patents

光ファイバテープ心線の製造方法

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JPH04305605A
JPH04305605A JP3096352A JP9635291A JPH04305605A JP H04305605 A JPH04305605 A JP H04305605A JP 3096352 A JP3096352 A JP 3096352A JP 9635291 A JP9635291 A JP 9635291A JP H04305605 A JPH04305605 A JP H04305605A
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die
die hole
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tape
fiber
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Kazunaga Kobayashi
和永 小林
Yutaka Kurosawa
黒沢 豊
Shinji Araki
荒木 真治
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光通信分野などにおい
て使用される光ファイバテープ心線に係わり、テープ厚
が素線径に比べて10μmより厚くない薄型の光ファイ
バテープ心線を支障なく製造可能な方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバを用いた光ケーブルに
おいては、極めて多数の情報伝達が可能となるように、
数千心もの光ファイバを収納する超高密度・多心光ケー
ブルが検討されてきている。このようにケーブル内に極
めて多数の光ファイバを高密度に収納するためには、光
ファイバ素線とほぼ同じ厚さの薄型テープ心線を多数積
層し、さらにケーブルのスロットに収納して複数個集合
し、ケーブルを構成する方法などが研究されている。
【0003】このようなテープ心線を製造するには、図
3および図4に示すようなダイスポット1を用い、ダイ
スポット1内に紫外線硬化型樹脂2を供給しつつ、素線
入口3から複数本の素線4を密に並べた状態で送り込み
、ダイス孔5から連続的に引き出して素線束の周囲に紫
外線硬化型樹脂を付着させ、その後に紫外線照射して紫
外線硬化型樹脂を硬化させて素線束を一括に被覆する方
法が一般的に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テープ
厚が素線径に対し10μmより厚くない構造の薄型多心
テープ心線を上記ダイスを用いて作製しようとした場合
には、ダイス孔の寸法は、素線を横に並べた時の巾、お
よびテープ厚にほぼ等しい径に設定しなければならない
。そしてこの場合に特に問題となるのは孔の巾方向の寸
法である。この理由は以下に示す通りである。
【0005】■製造される素線の径は±5〜10%程度
のバラツキがある。そのため心線の巾方向の寸法のバラ
ツキは、素線径のバラツキ×素線本数となり非常に大き
くなりうる。
【0006】■ダイス孔巾と素線巾とのクリアランスが
大きく(通常50μm以上)なった場合、図5に示すよ
うに素線間隔が離れ、その部分がコブ状に膨らんだ突起
6のあるテープ心線7を生じることがある。
【0007】■またダイス径に対し素線巾が大きすぎる
場合には図6に示すように素線4の並びが一定でない配
列不良のテープ心線8を生じることがある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、素線の径にバラツキがある場合にも、配列不良などを
生じる事無く高品質のテープ心線を製造することが可能
な製造方法の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、複数本の
光ファイバ素線を密接状態で並べ、ダイスポット内を通
して該素線の周囲に未硬化樹脂を付着させてダイス孔か
ら引き出した後、該付着した樹脂を硬化させて一括に被
覆するテープ厚が素線径に比べて10μmより厚くない
薄型の光ファイバテープ心線の製造方法において、前記
ダイス孔の巾方向を可変としたダイスポットを用い、複
数本の素線を並べてダイスポット内を通し、ダイス孔か
ら引き出す際に、ダイス孔の巾寸法が複数本の素線を横
に並べた時の巾と常に同一寸法となるように製造するこ
とにより解消される。
【0010】またこの製造方法を実施するための製造装
置としては、1対のブロックを備え、該ブロックの少な
くとも一方が移動可能とされ、かつ双方のブロックの間
に、該ブロックの移動によって巾方向の径が変動するダ
イス孔が形成されたダイス部と、該ダイス部に接続され
該ダイス孔内に未硬化樹脂を供給する樹脂供給路と、移
動する前記ダイス部の移動を制御してダイス孔の巾をそ
れに挿入される複数本の素線巾に一致させる移動制御手
段とを備えた製造装置が好適である。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1は、本発明に係わる製造装置であるダイスポッ
トの一例を示すものである。このダイスポット10は、
台座11上に移動可能に載置された下部部材12と、両
側端が下側に突出しその一方が上記台座11上に固定さ
れ、他方が下部部材12上側に位置している上部部材1
3とを主要な構成要素として備えている。
【0012】下部部材12の下面側には、複数個の移動
用のローラ14,14が設けられ、台座11上を左右に
移動可能になっている。一方、下部部材12の一端には
、台座11に固定された上部部材13の内側に固定され
たスプリング15が取り付けられ下部部材12を右方向
に付勢している。また下部部材12の左側は、上部に向
けて突出した段部16が形成されている。
【0013】また上部部材13の上部には、被覆材とな
る未硬化樹脂を供給するための供給管路17が接続され
ている。上部部材13の下面側中央には下部部材12の
段部16上面が接触し、上部部材13の右側の段部18
下面は、下部部材12上面に接触している。これら下部
部材12の段部16と上部部材13の段部18との間は
、ダイス孔19になっている。またダイス孔19に連通
する各段部16,18間の空間は、この空間内を通過さ
せる素線束に未硬化樹脂を付着させるためのスペースに
なっている。このスペースは上記ダイス孔19よりも孔
径を拡大させておくことが望ましい。なおこの図中符号
20,21は各段部に設けられた補助ローラである。
【0014】このように構成されたダイスポット10は
、下部部材12が左右に移動することによってダイス孔
19の巾が可変となる。そしてこのようなダイスポット
10を用いてテープ心線を製造する場合には、供給管路
17から紫外線硬化型樹脂などの未硬化樹脂を供給しつ
つ、ダイス孔19の反対側の素線入口から複数本の素線
を密に並べた状態で挿入し、未硬化樹脂が満たされたス
ペース内を通して素線表面に未硬化樹脂を付着させてダ
イス孔19から引き出し、その後紫外線照射して樹脂を
硬化させ、樹脂被覆層22を形成してテープ心線23を
製造する。
【0015】このダイスポット10は、ダイス孔19の
巾が可変であるので、ダイス孔19から未硬化樹脂の付
着した素線束を引き出す際に、素線径にバラツキがあっ
たとしても、ダイス孔の巾は常に素線束の巾と同一の寸
法となる。これによって素線4の径にバラツキがあって
も、被覆の一部にコブ状の突起を生じたり、素線4の配
列不良を起こすなどの不良発生を防ぐことができる。
【0016】なお、ダイス孔の巾を素線束の巾と常時一
致させるようにダイス孔の巾を可変とするためのダイス
構造は、前述したダイスポット10の構造に限定される
事無く、種々の改変が可能である。例えばダイス孔に挿
入される素線束の巾を光学測定手段等で正確に測定し、
この測定データに基づいてダイスポットの上部部材、下
部部材のいずれか一方を電動装置あるいは油圧装置によ
り移動させダイス孔の巾を調整することも可能である。
【0017】また、先の例によるダイスポット10にお
いては、下部部材12の全体を移動可能とし、素線束の
巾によって下部部材12が左右に移動する構成としたが
、下部部材12のダイス孔側の一部のみを可動とし、他
部は固定とした構成とすることも可能である。
【0018】(実験例)クラッド外径125μmの石英
系単一モード光ファイバを、紫外線硬化型樹脂で被覆し
た外径が250μmの光ファイバ素線と、図1に示すも
のと同様に構成されたダイスポットを用いてテープ心線
の製造を実施した。先ず使用する光ファイバ素線の径寸
法のバラツキを測定したところ、径寸法のバラツキは約
5%程度あった。この素線10本を密に並べた状態で、
ダイス孔の反対側(素線入口)から挿入し、ガイド孔か
ら引き出した。ダイスポット内には供給管路を通して紫
外線硬化型樹脂を供給し、この樹脂を素線に付着させて
ダイス孔から引き出した。ダイス孔から引き出した素線
束は、次いで紫外線ランプを内装した硬化筒内に引き入
れて紫外線を照射して、素線間に付着した未硬化樹脂を
硬化させた。このようにして図2に示すテープ心線を得
た。得られたテープ心線は全長にわたって素線配列がよ
く、またコブ状の突起も見られなかった。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光フ
ァイバテープ心線の製造方法では、ダイス孔の巾が可変
であるダイスポットを用い、ダイスポット内を通してダ
イス孔から複数本の素線を引き出す際に、ダイス孔の巾
と素線束の巾とを常に一致させて樹脂被覆を行なうこと
ができるので、製造されるテープ心線は、素線の径にバ
ラツキがあっても、素線配列が常に良好となり、かつコ
ブ状の突起もない良好なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明によるテープ心線の製造方法に好適
に使用されるダイスポットの一例を示す斜視図である。
【図2】  本発明により製造されるテープ心線の一例
を示す端面図である。
【図3】  ダイスポットの従来例を示す斜視図である
【図4】  図3に示すダイスポットの側面断面図であ
る。
【図5】  従来法の不良発生の一例を示す不良テープ
心線の端部斜視図である。
【図6】  従来法の不良発生の別な例を示す不良テー
プ心線の端部斜視図である。
【符号の説明】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数本の光ファイバ素線を密接状態で
    並べ、ダイスポット内を通して該素線の周囲に未硬化樹
    脂を付着させてダイス孔から引き出した後、該付着した
    樹脂を硬化させて一括に被覆するテープ厚が素線径に比
    べて10μmより厚くない薄型の光ファイバテープ心線
    の製造方法において、前記ダイス孔の巾方向を可変とし
    たダイスポットを用い、複数本の素線を並べてダイスポ
    ット内を通し、ダイス孔から引き出す際に、ダイス孔の
    巾寸法が複数本の素線を横に並べた時の巾と常に同一寸
    法となるように調整することを特徴とする光ファイバテ
    ープ心線の製造方法。
  2. 【請求項2】  1対のブロックを備え、該ブロックの
    少なくとも一方が移動可能とされ、かつ双方のブロック
    の間に、該ブロックの移動によって巾方向の径が変動す
    るダイス孔が形成されたダイス部と、該ダイス部に接続
    され該ダイス孔内に未硬化樹脂を供給する樹脂供給路と
    、移動する前記ダイス部の移動を制御してダイス孔の巾
    をそれに挿入される複数本の素線巾に一致させる移動制
    御手段とを備えた光ファイバテープ心線の製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004354889A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバテープ心線
US7151879B2 (en) 2002-11-06 2006-12-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber ribbon that is easily branched into individual optical fibers and optical fiber cable using the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7151879B2 (en) 2002-11-06 2006-12-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber ribbon that is easily branched into individual optical fibers and optical fiber cable using the same
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