JPH04303128A - タ−ボチャ−ジャ油切れ防止装置 - Google Patents

タ−ボチャ−ジャ油切れ防止装置

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JPH04303128A
JPH04303128A JP9135691A JP9135691A JPH04303128A JP H04303128 A JPH04303128 A JP H04303128A JP 9135691 A JP9135691 A JP 9135691A JP 9135691 A JP9135691 A JP 9135691A JP H04303128 A JPH04303128 A JP H04303128A
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JP
Japan
Prior art keywords
turbocharger
exhaust gas
way valve
engine
flow rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9135691A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Kifune
木舟 江治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボチャージャ油切
れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの出力を増大する手段の一つと
してターボチャージャが用いられている。ターボチャー
ジャは、タービンハウジング内のタービンインペラと、
ブロワハウジング内のブロワインペラとをセンタハウジ
ング内を貫通する回転軸に固着し、エンジンの排気ガス
を前記タービンハウジング内に導いてタービンインペラ
を高速回転させ、タービンインペラと共回りするブロワ
インペラによって、エアクリーナを通過した空気を圧縮
し、吸気マニホールドを介してエンジンのシリンダに送
っている。前記回転軸は、センタハウジングに挿嵌され
た軸受によって支えられ、回転軸と軸受との摺動面の潤
滑は、センタハウジング上部に設けられた潤滑油入口か
ら流入し、センタハウジング下部に設けられた潤滑油出
口から流出する潤滑油によって行われる。通常、前記潤
滑には、潤滑油ポンプを介してエンジンオイルパンから
センタハウジングに供給されるエンジン潤滑油が用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジンを始動すると
、排気ガスエネルギーによりターボチャージャは回転を
始めるが、前記オイルパンから送られる潤滑油がターボ
チャージャに到達するまでに、ある程度の時間を必要と
する。従ってエンジン始動当初は、ターボチャージャの
軸受部分が十分に潤滑されない状態で回転することにな
り、軸受部分が摩耗し、時には回転軸と軸受との焼付き
を引き起こす。そこで運転者は、始動後直ちにエンジン
回転速度を急上昇させたり、急激に負荷運転を行ったり
しないよう注意している。
【0004】しかし、ターボチャージャのタービンイン
ペラは、排気ガスエネルギーを受けると、潤滑状態の良
否にかかわらず回転を始める。従って上記の注意をして
も、長時間にわたって運転を休止していたエンジンを始
動する場合、あるいは潤滑油粘度が高くなる厳寒季にエ
ンジンを始動する場合などにおいては、必ずしも軸受部
分の油切れを防止することができず、回転軸や軸受の摩
耗が促進されることになる。
【0005】本発明は上記従来の問題点に着目し、ター
ボチャージャに潤滑油が到達するまでの間はターボチャ
ージャの回転を止め、潤滑油の到達を確認した上でター
ボチャージャを回転させることができるような、ターボ
チャージャ油切れ防止装置を提供することを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るターボチャージャ油切れ防止装置は、タ
ーボチャージャに流入する潤滑油の流量または圧力を検
出する手段と、エンジンの排気ガスをターボチャージャ
のタービンハウジングに導く排気ガス経路と排気ガスを
前記ターボチャージャを通さず直接マフラに導く経路と
の切換えを行う手段と、前記各手段の制御手段とによっ
て構成され、このような構成において、排気ガス経路の
切換え手段が、エンジンの排気マニホールドに接続した
排気管と、ターボチャージャの排気ガス入口と、ターボ
チャージャの排気ガス出口とマフラとを結ぶ排気管から
分岐するバイパス管とをそれぞれ接続した三方弁と、こ
の三方弁の通路を切換える制御装置とからなり、前記制
御装置が、エンジン始動用キースイッチをONにすると
、三方弁のバイパス管路を開き、ターボチャージャの潤
滑流量または潤滑油圧力が限界値以上になると、三方弁
のバイパス管路を閉じる制御手順を備えたコントローラ
を用いるものとした。
【0007】
【作用】上記構成によれば、エンジンの排気ガスをター
ボチャージャのタービンハウジングに導く排気ガス経路
と、ターボチャージャを通さず直接マフラに導く経路と
の切換えを行う三方弁を設け、ターボチャージャ潤滑油
の流量または圧力が限界値以上になった後、ターボチャ
ージャに排気ガスを導く制御装置を用いることにしたの
で、エンジン始動時はターボチャージャが回転しない。 従って、潤滑不十分の状態でターボチャージャが駆動さ
れることはなく、油切れによる軸受部分の異常摩耗や焼
付きを確実に防止することができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明に係るターボチャージャ油切れ
防止装置の実施例について、図面を参照して説明する。 図1において、ターボチャージャ1は、タービンインペ
ラ1aを備えたタービンハウジング1bと、ブロワイン
ペラ1cを備えたブロワハウジング1dと、回転軸1e
を保持するセンタハウジング1fとからなり、前記ター
ビンハウジング1bの排気ガス入口と、エンジン本体2
に固着された排気マニホールド3との間に、三方弁4と
排気管5とが連結されている。また、前記ブロワハウジ
ング1dの空気入口には、エアクリーナ6を備えた吸気
管7が固着され、空気出口と、エンジン本体2に固着さ
れた吸気マニホールド8との間には、吸気管9が連結さ
れている。
【0009】前記三方弁4は、両端が排気管5およびタ
ービンハウジング1bの排気ガス入口にそれぞれ接続さ
れ、残りの一端は、タービンハウジング1bの排気ガス
出口とマフラ10とを結ぶ排気管11から分岐するバイ
パス管11aに接続されている。三方弁4は、排気管5
を流れる排気ガスの進路を、タービンハウジング1bと
バイパス管11aとのいずれかに切換えるもので、切換
え操作は、コントローラ12の出力配線12aに接続さ
れた三方弁切換えアクチュエータ4aによって行われる
。三方弁切換えアクチュエータ4aは、図2に示すよう
にソレノイド4bと、コア4cに連結されたバルブ4d
と、戻しばね4eとで構成されている。コントローラ1
2からの指令電流によってソレノイド4bが励磁され、
コア4cが吸引されると、タービンハウジング1bに向
かう排気ガス通路をバルブ4dが閉鎖し、コントローラ
12の指令電流が切れてソレノイド4bが消磁されると
、バイパス管11aへの通路が閉鎖される。なお、図示
しない三方弁パイロットランプが前記出力配線12aと
並列に設置され、三方弁切換えアクチュエータ4aのソ
レノイド4bが励磁されると、前記パイロットランプが
点灯する。
【0010】エンジンのオイルパン13からターボチャ
ージャ1に送られる潤滑油の配管14は、センタハウジ
ング1fの上面に連結され、ターボチャージャ1の軸受
部分を潤滑した油はセンタハウジング1fの下面とオイ
ルパン13との間に設けられた配管を通ってオイルパン
13に戻される。前記配管14のセンタハウジング1f
上面付近には、フローセンサ15が装着され、フローセ
ンサ15の出力配線15aはコントローラ12に接続さ
れている。また、エンジンの始動・停止を行うキースイ
ッチ16と前記コントローラ12とは、配線17で接続
されている。
【0011】図3は上記実施例における制御システムの
構成を示すブロック図で、キースイッチ16をONに操
作することによって、三方弁切換えアクチュエータ駆動
指示手段21が作動し、三方弁はターボチャージャの排
気ガス入口への通路を閉じ、バイパス管への通路を開く
。同時にコントローラ12を介してフローセンサ15が
作動し、エンジン始動スイッチ16aをONに操作する
ことによって、フローセンサ15の出力信号がコントロ
ーラ12に入力される。コントローラ12内では、前記
フローセンサ15の検出信号に基づいて、流量演算手段
22がターボチャージャ1に流入する潤滑油流量を演算
し、その結果を流量判定手段23に入力する。流量判定
手段23は前記潤滑油流量演算結果を、限界流量設定・
記憶手段24が出力する限界流量と比較し、判定結果を
三方弁切換えアクチュエータ駆動指示手段21に入力す
る。指示手段21は前記判定結果信号に基づいて三方弁
切換えアクチュエータ4aに対する指令電流を制御する
【0012】図4は上記制御を実行するフローチャート
である。同図において1〜9はステップ番号を示す。キ
ースイッチをONにすると、ステップ1で三方弁切換え
アクチュエータに対する指令電流が出力される。これに
より、前記アクチュエータのソレノイドが励磁され、三
方弁の排気ガス通路はバイパス管側に切換えられるので
、排気ガスはターボチャージャに流入しない。次にステ
ップ2で、フローセンサに指令信号が入力され、エンジ
ン始動スイッチをONにすることによってターボチャー
ジャに流入する潤滑油流量が検出されると、ステップ3
で流量の値が読み込まれる。ステップ4でこの値と、あ
らかじめ設定し記憶させておいた限界流量とを比較し、
流量が限界流量以上になっているかどうかを判断する。 潤滑油流量が限界流量以上であれば、ステップ5で三方
弁切換えアクチュエータに対する指令電流の出力を停止
する。これにより、三方弁の排気ガス通路が切換えられ
、排気ガスはターボチャージャに流入してタービンイン
ペラが回転を始める。潤滑油流量が限界流量に達してい
ないと判定されたときはステップ3に戻る。
【0013】ターボチャージャの潤滑油流量が限界流量
以上に上がってターボチャージャが回転を開始し、エン
ジンが通常運転状態になった後も、引続きターボチャー
ジャ潤滑油流量が読み込まれる(ステップ6)。ステッ
プ7でこの値と、あらかじめ設定し記憶させておいた限
界流量とを比較し、実流量が限界流量以上であるかどう
かを判断する。潤滑油流量が限界流量以上であれば、ス
テップ6に戻り、限界流量未満になった場合は、ステッ
プ8で三方弁切換えアクチュエータに指令電流を出力し
、バイパス管への通路を開く。これにより排気ガスはバ
イパス管を通って排出され、ターボチャージャは回転を
停止する。同時にステップ9でコーションランプを点灯
し、運転者に潤滑回路の異常発生を知らせる。運転者は
必要に応じてキースイッチを切り、異常原因の追求を行
う。
【0014】本実施例では、ターボチャージャに潤滑油
が到達しているかどうかを確認する手段としてフローセ
ンサを用いたが、フローセンサに代えてセンタハウジン
グの潤滑油入口近傍の油圧を検出する圧力スイッチを設
け、潤滑油圧が設定値以上に上がったことを検出したと
き、排気ガス通路を切換えるようにしてもよい。この場
合はエンジン油圧立ち上がり時のピーク圧をカットする
ため、前記圧力スイッチの入口に絞りを設けるものとす
る。
【0015】キースイッチをONにすると、三方弁切換
えアクチュエータのソレノイドが励磁される。この電源
をバッテリに依存している場合、なんらかの理由でキー
スイッチをONにしたままエンジンを始動せずに放置す
ると、バッテリが放電してしまう。この不具合を防止す
るため、コントローラにタイマを組み込み、キースイッ
チONの後一定時間が経過しても始動信号が入力されな
いときは、前記ソレノイドを消磁するようにしてもよい
。この場合、三方弁パイロットランプも消灯するので、
エンジン始動の際にはキースイッチをあらためてONに
し直すことになる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、タ
ーボチャージャの排気ガス入口に三方弁を設け、潤滑油
がターボチャージャに到達するまで排気ガスをバイパス
させるように制御することにしたので、ターボチャージ
ャは潤滑不十分の状態で駆動されることがなくなり、回
転部分の異常摩耗、焼付きを防止することができる。
【0017】また、ターボチャージャ潤滑油の流量また
は圧力を検出する手段は、エンジンが通常運転となった
後においても潤滑状態を監視する。そして、潤滑油の流
量または圧力が限界値を下回ったときは排気ガスをバイ
パスさせ、ターボチャージャの駆動を止めた上、コーシ
ョンランプにより警告するので、ターボチャージャのみ
ならず、エンジンの潤滑系統に関する重大事故発生を未
然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターボチャージャ油切れ防止装置を備えたエン
ジン吸排気装置の概略構成を示す図である。
【図2】三方弁の概略断面図である。
【図3】本発明における制御システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明における制御を実行するフローチャート
である。
【符号の説明】
1  ターボチャージャ 1b  タービンハウジング  3  排気マニホール
ド4  三方弁 5,11  排気管 10  マフラ 11a  バイパス管 12  コントローラ 15  フローセンサ 16  キースイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ターボチャージャに流入する潤滑油の
    流量または圧力を検出する手段と、エンジンの排気ガス
    をターボチャージャのタービンハウジングに導く排気ガ
    ス経路と排気ガスを前記ターボチャージャを通さず直接
    マフラに導く経路との切換えを行う手段と、前記各手段
    の制御手段とによって構成されることを特徴とするター
    ボチャージャ油切れ防止装置。
  2. 【請求項2】  前記排気ガス経路の切換え手段が、エ
    ンジンの排気マニホールドに接続した排気管と、ターボ
    チャージャの排気ガス入口と、ターボチャージャの排気
    ガス出口とマフラとを結ぶ排気管から分岐するバイパス
    管とをそれぞれ接続した三方弁と、この三方弁の通路を
    切換える制御装置とからなる請求項1のターボチャージ
    ャ油切れ防止装置。
  3. 【請求項3】  前記制御装置が、エンジン始動用キー
    スイッチをONにすると、三方弁のバイパス管路を開き
    、ターボチャージャの潤滑流量または潤滑油圧力が限界
    値以上になると、三方弁のバイパス管路を閉じる制御手
    順を備えたコントローラであることを特徴とするターボ
    チャージャ油切れ防止装置。
JP9135691A 1991-03-29 1991-03-29 タ−ボチャ−ジャ油切れ防止装置 Pending JPH04303128A (ja)

Priority Applications (1)

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JPH04303128A true JPH04303128A (ja) 1992-10-27

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ID=14024110

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JP9135691A Pending JPH04303128A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 タ−ボチャ−ジャ油切れ防止装置

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