JPH043025Y2 - - Google Patents

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JPH043025Y2
JPH043025Y2 JP1985197413U JP19741385U JPH043025Y2 JP H043025 Y2 JPH043025 Y2 JP H043025Y2 JP 1985197413 U JP1985197413 U JP 1985197413U JP 19741385 U JP19741385 U JP 19741385U JP H043025 Y2 JPH043025 Y2 JP H043025Y2
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drum
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はドラム式緯糸測長貯留装置を備える流
体噴射式織機における緯入れ長規制装置に関す
る。
〈従来の技術〉 従来の流体噴射式織機の緯糸測長貯留装置とし
て、例えば特開昭57−29640号公報に記載の装置
が知られている。
これは、ドラム回りを相対回転する巻付ガイド
により緯糸をドラムに巻付け、このドラムの緯入
れノズル側端部に配置した係止体を電磁アクチユ
エータにより駆動して、ドラム面から抜き出すこ
とにより緯入れノズルからの流体噴射によつて緯
糸をドラムから巻戻させつつ緯入れさせ、ドラム
面を突入させることにより緯糸を係止して巻戻し
を中止させ緯入れを終了させるようにしたもので
あり、このものでは緯入れ時にドラムからの巻戻
し回数を検知していて、その回数が所定の値にな
つたときに係止体をドラム面に突入させ、これに
より緯入れ1ピツク分の巻戻し回数したがつて緯
入れ長を規制している。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、このような従来の装置にあつては、
巻戻し回数の検出のための巻戻し検知器(通常光
電式センサを用いている)は、ドラムから緯糸が
1回巻戻される毎に緯糸の通過を検知して巻戻し
検知信号を出力するのであるが、例えば綿織機の
場合、周囲に存在する風綿を検知して巻戻し検知
信号を出力してしまい、その風綿が1回の巻戻し
検知信号としてとらえられ、結果的にカウントミ
スをして係止体の突入タイミングが狙つてしまう
ことがあつた。例えば緯入れ1ピツク分の巻戻し
回数が4回で、3回目の巻戻しの終了を検知した
ときに係止体をドラム面に突入される場合、1回
目と2回目の巻戻し検知の間に風綿による信号が
入ると、2回目の巻戻しの終了を3回目として検
知して、そのときに係止体をドラム面に突入させ
てしまい、これにより巻戻し回数が3回で緯入れ
が終了してしまい、1回分の巻戻しが不足して、
緯入れ不良を生じてしまう。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、風
綿などに影響されることなく正しい所定のタイミ
ングで係止体をドラム面に突入させることができ
るようにすることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案は、第1図に示すように、ド
ラムからの緯糸の巻戻し回数を検知する巻戻し回
数検知手段と、織機主軸の回転角度を検知する主
軸角度検知手段と、織機主軸の回転角度が所定の
巻戻し回数が検知されると予想される所定の回転
角度範囲にある間に所定の巻戻し回数が検知され
たときにその検知タイミングに基づいて電磁アク
チユエータを介し係止体をドラム面に突入される
第1の突入制御手段と、この第1の突入制御手段
による突入タイミングを記憶する記憶手段と、こ
の記憶手段に記憶された突入タイミングを所定角
度過ぎて所定の巻戻し回数が検知されないときに
前記第1の突入制御手段に優先して電磁アクチユ
エータを介し係止体をドラム面に突入させる第2
の突入制御手段とを設ける構成としたものであ
る。
〈作用〉 上記の構成においては、所定の巻戻し回数が検
知されると予想される所定の回転角度範囲にある
間(以下単に所定の期間という)に所定の巻戻し
回数が検知されると、その検知タイミングに基づ
いて係止体を突入させ、このときの突入タイミン
グを記憶させる。
したがつて、風綿などを含んで所定の巻戻し回
数が検知されても、所定の期間でなければ係止体
は突入しない。このときは、前回の正規の突入タ
イミングの記憶値に基づいて突入タイミングが設
定され、これにより緯入れ1ピツク分の巻戻し回
数が規制される。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を説明する。
第2図を参照し、緯糸測長貯留装置1は、静止
状態に保持されたドラム2と、このドラム2の周
囲を旋転してドラム2の周面に緯糸Wを巻付ける
巻付ガイド3と、ドラム2に設けた穴4に突入し
また抜き出される係止体5とを備える。ここで、
巻付ガイド3はドラム2に常に1ピツク分以上の
緯糸Wが貯留されるよう回転を制御される。係止
体5は電磁アクチユエータ6の励磁により穴4か
ら抜き出されるように駆動され、消磁により穴4
に突入するよう駆動される。
この緯糸測長貯留装置1からの緯糸Wはガイド
7を介して緯入れノズル8に引通してある。9は
緯入れノズル8への圧力空気の供給路に設けた開
閉弁である。
前記電磁アクチユエータ6はスイツチング回路
10を介して電源に接続してある。スイツチング
回路10はそのON端子に入力信号が与えられる
と導通状態となり、OFF端子に入力信号が与え
られると非導通状態となる。
11はドラム2の端部であつて係止体5より巻
戻し方向でやや下流側に配設した光電式の巻戻し
検知器であり、緯糸Wがドラム2の周囲を旋転し
て巻戻されその検知器11の前方を通過すると、
これを検知して、巻戻し検知信号(パルス信号)
を出力する。12はカウンタであり、巻戻し検知
器11からの巻戻し検知信号をカウントしてその
カウント値を出力する。但し、カウンタ12のカ
ウント値は緯入れ毎に例えば織機主軸の回転角度
が0°のときリセツトされる。巻戻し検知器11と
カウンタ12とで巻戻し回数検知手段を構成して
いる。
13は主軸角度検知手段としてのアングルセン
サであり、織機主軸の回転角度を1°毎に出力す
る。
14はCPU、15はROM、16はRAM、1
7はI/O(入出力インタフエース)である。
ここで、カウンタ12及びアングルセンサ13
からの信号はCPU14に入力され、CPU14に
おいては第3図のフローチヤートに従つて演算処
理して、I/O17を介してスイツチング回路1
0のON端子及びOFF端子への信号を制御する。
次に第3図のフローチヤートに従い第4図のタ
イムチヤートをあわせて参照しつつ作用を説明す
る。
先ずアングルセンサ13からの信号を基に係止
体5の抜き出しタイミングであるか否かを判定す
る(ステツプ1;図にはS1と記してある。以下
同様)。そして、例えば抜き出しタイミングが
100°であつたとすると、電磁アクチユエータ6の
遅れ時間を考慮して80°においてI/O17から
スイツチング回路10のON端子にパルス信号a
を出力し、スイツチング回路10を導通状態にす
る。(ステツプ2)。これにより、電磁アクチユエ
ータ6が励磁されて係止体5を穴4から抜き出
す。このとき、100°にて完全に抜け出る。する
と、この直前から開始されている緯入れノズル8
の空気噴射によりドラム2から緯糸Wが引出され
て緯入れが行われる。
この緯入れ中、緯糸Wはドラム2回りを巻戻さ
れ、緯糸Wを巻戻し検知器11の前方を通過する
毎に巻戻し検知信号(b1〜b4)が出力される。カ
ウンタ12ではこの信号をカウントしてCPU1
4に送る。
この間、3回目の巻戻しが終了すると予想され
る所定の期間195°〜215°であるか否かを判定して
おり、(ステツプ3)、その期間内であるとする
と、先ずカウント値が変化したか否かを判定し
(ステツプ4)、変化しない間は前回の正規の突入
タイミングである記憶角度TMを所定角度α越え
たか否かを判定し(ステツプ5)、越えない限り、
これらの判定を繰返す。
カウント値が変わると、それが3であるか否か
を判定し(ステツプ6)、3であれば、そのとき
の織機主軸の回転角度を記憶角度TMとして
RAM16に記憶させ(ステツプ7)、次にI/
O17からスイツチング回路10のOFF端子に
パルス信号cを出力し、スイツチング回路10を
非導通状態にする(ステツプ8)。これにより、
電磁アクチユエータ6が消磁され、内蔵のスプリ
ングによつて係止体5が穴4に突入する。このた
め、4回目の巻戻しが終了するときに緯糸Wが係
止体5に係止されて緯入れが終了する。
カウント値が変わつても、それが3でないとき
は、3より大きいか否かを判定し(ステツプ9)、
3より大きい場合は、例えば第4図に破線で示す
ように例えば1回目の巻戻し検知信号b1と2回目
の巻戻し検知信号b2との間に風綿による疑似信号
が入つてカウント値が4となつたような場合であ
るから、カウント値の変化に基づいて、I/O1
7からスイツチング回路10のOFF端子にパル
ス信号を出力してスイツチング回路10を非導通
状態にし(ステツプ8)、これにより係止体5を
突入させる。
このように巻戻しのカウント数が所定の値でな
くても、3回目の巻戻しが終了すると予想される
所定の期間に入力した巻戻し検知信号に基づいて
係止体5を穴4に突入させれば、前述のように風
綿によるカウントミスが発生しても、正しい緯糸
Wの係止ができる。
また、カウント数が2以下のとき、(ステツプ
9でNOの場合)は、巻戻し検知器11あるいは
緯糸Wの異常として織機を停止させる。
さらに、カンウト値の変化のないまま、前回の
正規の突入タイミングである記憶角度TMを所定
角度α越えたとき(ステツプ5でYESの場合)
は、そのときにI/O17からスイツチング回路
10のOFF端子にパルス信号を出力してスイツ
チング回路10を非導通状態にし(ステツプ8)、
これにより係止体5を突入させる。
このように所定の巻戻し回数が検知されると予
想される所定の期間に所定の巻戻し回数が検知さ
れた場合には、その検知タイミングに基づいて係
止体5を突入させ、また、検知されない場合は、
前回の正規の突入タイミングの記憶値に基づいて
係止体5を突入させることで、一時的に異常が発
生した場合にも緯入れ長を正しく規制できる。
尚、ステツプ3,4,6での判定に基づくステ
ツプ8の実行が第1の突入制御手段に相当し、同
時に実行されるステツプ7がRAM16と共に記
憶手段に相当し、ステツプ5での判定に基づくス
テツプ8の実行が第2の突入制御手段に相当す
る。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、風綿など
により巻戻し回数の検知が狂つても、それに影響
されることなく、正しくタイミングで係止体をド
ラム面に突入させることができ、緯入れ不良を生
じることがなくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す機能ブロツク図、
第2図は本考案の一実施例を示す概略図、第3図
は制御内容を示すフローチヤート、第4図は作動
タイミングを示すタイムチヤートである。 2……ドラム、3……巻付ガイド、5……係止
体、6……電磁アクチユエータ、8……緯入れノ
ズル、10……スイツチング回路、11……巻戻
し検知器、12……カウンタ、13……アングル
センサ、14……CPU、16……RAM。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドラム2回りを相対回転する巻付ガイド3によ
    り緯糸Wをドラム2に巻付け、このドラム2の緯
    入れノズル8側に配置した係止体5を電磁アクチ
    ユエータ6により駆動して、ドラム面から抜き出
    すことにより緯入れノズル8の流体噴射によつて
    緯糸Wをドラム2から巻戻しつつ緯入れし、ドラ
    ム面に突入させることにより緯糸Wを係止して緯
    入れを終了するようにした流体噴射式織機におい
    て、ドラム2からの緯糸Wの巻戻し回数を検知す
    る巻戻し回数検知手段11,12と、織機主軸の
    回転角度を検知する主軸角度検知手段13と、織
    機主軸の回転角度が所定の巻戻し回数が検知され
    ると予想される所定の回転角度範囲にある間に所
    定の巻戻し回数が検知されたときにその検知タイ
    ミングに基づいて電磁アクチユエータ6を介し係
    止体5をドラム面に突入させる第1の突入制御手
    段と、この第1の突入制御手段による突入タイミ
    ングを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶
    された突入タイミングを所定角度過ぎて所定の巻
    戻し回数が検知されないときに前記第1の突入制
    御手段に優先して電磁アクチユエータ6を介し係
    止体5をドラム面に突入させる第2の突入制御手
    段とを設けたことを特徴とする流体噴射式織機の
    緯入れ長規制装置。
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JP1985197413U JPH043025Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JPS62106976U JPS62106976U (ja) 1987-07-08
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