JPH04302541A - エンファシス装置 - Google Patents

エンファシス装置

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JPH04302541A
JPH04302541A JP3091513A JP9151391A JPH04302541A JP H04302541 A JPH04302541 A JP H04302541A JP 3091513 A JP3091513 A JP 3091513A JP 9151391 A JP9151391 A JP 9151391A JP H04302541 A JPH04302541 A JP H04302541A
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JP
Japan
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circuit
emphasis
signal
emphasis circuit
subtracter
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Pending
Application number
JP3091513A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Sakamoto
悦朗 坂本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to US07/851,909 priority patent/US5276562A/en
Priority to EP92105233A priority patent/EP0506055B1/en
Priority to KR1019920004890A priority patent/KR920019065A/ko
Priority to DE69219934T priority patent/DE69219934T2/de
Publication of JPH04302541A publication Critical patent/JPH04302541A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G5/00Tone control or bandwidth control in amplifiers
    • H03G5/16Automatic control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/92Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N5/923Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback using preemphasis of the signal before modulation and deemphasis of the signal after demodulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばハイビジョン
用VTRなどに使用されるエンファシス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばVTRにおいては、記録再生時の
S/Nの低下を防ぐため、記録系にプリエンファシス回
路を設けて記録信号の高域を増強し、再生系にディエン
ファシス回路を設けて再生信号の高域を増強し、再生系
にディエンファシス回路を設けて再生信号の高域を減衰
させている。
【0003】信号成分の周波数成分が高いほど、また、
信号成分の振幅が小さいほどエンファシス量を大きくす
るノンリニアエンファシス回路が実用化されている。図
9、図10、および図11は、従来のエンファシス回路
の例をそれぞれ示す。すなわち、図9において、10A
は、記録系に設けられるノンリニアプリエンファシス回
路を示し、輝度信号のような記録信号SSが、入力端子
11から加算器12に供給されるとともに、ハイパスフ
ィルタ13に供給されて高域成分が取り出され、この高
域成分がノンリニア回路、例えばリミッタ14および係
数回路15を通じて加算器12に供給される。従って、
加算器12からは、高域の増強された、すなわち、プリ
エンファシスされた信号SPが取り出される。
【0004】なお、この場合、リミッタ14は、高域の
増強量を最大で例えば10dB程度に制限するためのも
のであり、係数回路15は、加算器12に供給される主
信号SSに対して付加される高域成分の重み付けのため
のものである。そして、この加算器12からのプリエン
ファシスされた信号SPが、破線で示す記録再生系10
0に供給されて記録再生される。
【0005】20Aはノンリニアディエンファシス回路
を示し、記録再生系100から再生された信号SPが減
算器22に供給され、この減算器22の出力信号が出力
端子21に取り出されるとともに、この信号がハイパス
フィルタ23、リミッタ24、および係数回路25の信
号ラインを通じて減算器22にフィードバックされる。 これらの回路23〜25は、プリエンファシス回路10
Aの回路13〜15とそれぞれ等しい特性とされている
。従って、ディエンファシス回路20Aはプリエンファ
シス回路10Aとは逆の特性(相補の特性)を有するの
で、出力端子21には、平坦な周波数特性とされた信号
SSが出力される。
【0006】上述のディエンファシス回路20Aは、フ
ィードバック型に構成されているので、特に高域におけ
る位相回りのために、高域で正しく逆特性(すなわち、
逆伝達関数)を実現できない不利がある。
【0007】この点を改善するために、図10に示すよ
うに、フィードフォワード型に構成されたディエンファ
シス回路20Bが提案されている。すなわち、この例の
ディエンファシス回路20Bにおいては、再生された信
号SPがハイパスフィルタ23、リミッタ24および係
数回路25の信号ラインを通じることによりその高域成
分が取り出され、取り出された高域成分が減算器22に
おいて、再生された信号SPから減算されてもとの信号
SSが取り出される。
【0008】上述のフィードフォワード型のディエンフ
ァシス回路20Bは、図9のディエンファシス回路20
Aに比して、より正しく逆特性を実現できる。ところが
、このディエンファシス回路20Bにおいては、リミッ
タ24のリミッタレベルを超えるような大きい振幅の場
合には、歪みが大きい問題がある。
【0009】さらに、図11に示されるディエンファシ
ス回路20Cは、この歪みを低減するように改良された
ものである。すなわち、高域成分の信号ラインにローパ
スフィルタ26が設けられるとともに、ハイパスフィル
タ33、リミッタ34、ローパスフィルタ36および係
数回路35により歪み成分Δが形成され、この歪み成分
Δが減算器27において高域成分から減算されて歪み成
分Δの除去された高域成分が取り出され、この高域成分
が減算器22に供給されてもとの信号SSが端子21に
取り出される。しかし、この図11のディエンファシス
回路20Cにおいては、信号経路が3個あり、回路構成
が複雑になるとともに、調整が面倒になる問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、図9の
ディエンファシス回路20Aにおいては、高域における
逆特性が実現し難い。また、図10のディエンファシス
回路20Bにおいては、大振幅時に歪みを生じてしまう
。さらに、図11のディエンファシス回路20Cにおい
ては、構成が複雑で、調整が面倒である。
【0011】従って、この発明の目的は、これらの問題
点を解決することができるエンファシス装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、その出力信号の再生側において、ハイパスフィ
ルタ、リミッタ、重み付け用の係数器からなるフィード
フォワード経路を通じた信号を減算するディエンファシ
ス回路(20B)が設けられるエンファシス装置におい
て、ハイパスフィルタ、リミッタ、重み付け用の係数器
からなるフィードフォワード経路を通じた信号を入力信
号に対して加算するプリエンファシス回路(10A)と
、プリエンファシス回路(10A)の出力信号が供給さ
れ、ディエンファシス回路(20B)と略同一の特性を
有する補正用のディエンファシス回路(50)と、入力
信号と補正用のディエンファシス回路(50)の出力信
号とから歪み成分を抽出する手段(41)と、抽出され
た歪み成分を係数器(42)を介して入力信号に補正分
として重畳する手段(43)とからなるエンファシス装
置である。また、この発明は、再生側での歪みの低減を
行うこともできる。すなわち、その入力信号の記録側に
おいて、ハイパスフィルタ、リミッタ、重み付け用の係
数器からなるフィードフォワード経路を通じた信号を加
算するプリエンファシス回路(10A)が設けられるエ
ンファシス装置において、ハイパスフィルタ、リミッタ
、重み付け用の係数器からなるフィードフォワード経路
を通じた信号を入力信号に対して減算するディエンファ
シス回路(20B)と、ディエンファシス回路(20B
)の出力信号が供給され、プリエンファシス回路(10
A)と略同一の特性を有する補正用のプリエンファシス
回路(60)と、入力信号と補正用のプリエンファシス
回路(60)の出力信号とから歪み成分を抽出する手段
(41)と、抽出された歪み成分を係数器(42)を介
して入力信号に補正分として重畳する手段(43)とか
らなるエンファシス装置である。
【0013】
【作用】記録側で歪みを低減する構成では、プリエンフ
ァシス回路10Aと再生側と同一の特性を有する補正用
のディエンファシス回路50が直列に接続される。この
ディエンファシス回路50の出力信号と入力信号とから
予測された歪み成分が形成できる。従って、この歪み成
分の極性および重み付け係数を適切に設定してから、プ
リエンファシス回路10Aの出力信号に重畳する。従っ
て、記録/再生系を介された信号の周波数特性を正しく
平坦とできる。再生側で歪みを補正する場合には、ディ
エンファシス回路20Bに対して補正用のプリエンファ
シス回路60が直列に接続される。
【0014】
【実施例】実施例の回路の詳細な説明に先立って、この
発明の基本的な構成について図1および図2を参照して
説明する。
【0015】図1は、VTRの記録系に設けられるプリ
エンファシス側で歪みを低減するための補正を行う場合
の基本的構成を示す。入力信号SSが供給される入力端
子11に接続されたノンリニアプリエンファシス回路1
0Aに対して、補正用に追加したノンリニアディエンフ
ァシス回路50が直列に接続される。このディエンファ
シス回路50は、再生系に設けられたディエンファシス
回路20Bと同様に、ハイパスフィルタ、リミッタおよ
び係数回路を含むフィードフォワード回路の出力信号を
入力信号から減算する構成のものである。これらの回路
20Bおよび50は、同一のディエンファシス特性を有
している。
【0016】入力端子11、プリエンファシス回路10
Aの出力端子およびディエンファシス回路50の出力端
子と関連して、歪み成分を抽出し、入力信号にこの歪み
成分を重畳するための歪み補正回路40が接続される。 この歪み補正回路40は、減算器41、係数回路42お
よび減算器43により構成される。
【0017】減算器41では、ディエンファシス回路5
0の出力信号から入力信号SSが減算され、その出力に
歪み成分が抽出される。減算器41の出力信号が係数回
路42を介して減算器43に供給される。この減算器4
3において、プリエンファシス回路10Aの出力信号か
ら減算器10Aの出力信号が減算され出力信号SPが得
られる。この出力信号SPが破線で示す記録再生系10
0を介して再生系に供給され、ディエンファシス回路2
0Bを通じて出力端子21に取り出される。記録再生系
100には、FM変調回路、FM復調回路等の回路系、
回転ヘッドおよび磁気テープからなる電磁変換系が含ま
れる。
【0018】上述の図1の構成の歪み低減動作を説明す
る。ここでは、下記の意味を持つ記号を用いる。 F1    :  プリエンファシス回路10Aの伝達
関数F2    :  ディエンファシス回路20Bお
よび50の理想的な伝達関数 F2+Δ:  ディエンファシス回路20Bおよび50
の実際の伝達関数 Δ      :  歪み成分 ただし、F1・F2=1
【0019】プリエンファシス回路10Aおよびディエ
ンファシス回路50の総合の伝達特性G1は、G1=F
1(F2+Δ) となるので、入力端子11から減算器41までの伝達特
性G2は、 G2=G1−1=F1(F2+Δ)−1となる。従って
、入力端子11から減算器43までの伝達特性G3は、       G3=F1−KG2=F1−K{F1(F
2+Δ)−1}となる。
【0020】そして、記録再生時には、再生系のディエ
ンファシス回路20Bの特性が加わるので、入力端子1
1から出力端子21までの伝達特性、すなわち、記録再
生の総合の伝達特性Gは、     G=G3(F2+FΔ)       =〔F1−K{F1(F2+Δ)−1}〕
×(F2+Δ)          =1−(K−F1
)Δ−F1K1Δ2 ≒1−(K−F1)Δ    と
なる。
【0021】従って、伝達関数F1が入力信号SSの振
幅によって、1〜(1+K1)のゲインをとりうるとす
ると、入力信号SSの大振幅時、F1≒1であるから、
K=1とすれば、G=1となり、大振幅時の歪み成分Δ
を除去できる。また、ある振幅のとき、歪み成分Δが最
大になる場合には、その振幅に対応する伝達関数F1の
ゲインに係数Kを設定すれば、その歪み成分Δを効果的
に除去することができる。
【0022】さらに、発生した歪みがリミッタレベルよ
りも小さい場合、上式において(K=F1´)とすると
、歪みを略0とすることができる。伝達関数F1´は、
入力信号SSが小振幅の時のエンファシス回路10Aの
線形な特性と同じものであり、例えばF1´=1+K1
{sτ1/(1+sτ1)}
【0023】次に、図2を
参照して、ディエンファシス側での補正について説明す
る。記録再生系100からの信号SPが供給されるノン
リニアディエンファシス回路20Bに対して、補正のた
めにノンリニアプリエンファシス回路60が直列に接続
される。このプリエンファシス回路60は、記録系に設
けられたプリエンファシス回路10Aと同様に、ハイパ
スフィルタ、リッミタおよび係数回路を含むフィードフ
ォワード回路の出力信号を入力信号に加算する構成のも
のである。これらの回路10Aおよび60間で同一のプ
リエンファシス特性が得られるように設定されている。 信号SPが供給される入力端子、ディエンファシス回路
20Bの出力端子およびプリエンファシス回路60の出
力端子と関連して、図1と同様に、減算器41、係数回
路42および減算器43を含む歪み補正回路40が接続
される。
【0024】上述の図2の構成の歪み低減動作を説明す
る。ディエンファシス回路20Bおよびプリエンファシ
ス回路60の総合の伝達特性G10は、G10=(F2
+Δ)F1 となるので、記録再生系100から減算器41までの伝
達特性G20は、 G20=G10−1=(F2+Δ)F1−1となる。従
って、再生信号の入力端子から出力端子21までの伝達
特性G30は、       G30=F2+Δ−KG20      
=F2+Δ−K{(F2+Δ)F1−1}=F2+Δ(
1−KF1)となる。(0<K≦1)
【0025】従って、プリエンファシス回路60の伝達
関数F1が、その入力信号SSの振幅によって、1〜(
1+K1)のゲインをとるとき、K=1/(1+K1)
〜1であれば、1−KF1=0となるので、G30=F
2となる。すなわち、再生系のディエンファシス装置の
伝達特性G30は理想特性F2となる。従って、ある振
幅のとき、歪みΔが最大になる場合には、その振幅に対
応する伝達関数F1のゲインに系数Kを設定すれば、そ
の歪みΔを効果的に除去することができる。
【0026】さらに、歪みΔがリミッタレベルよりも小
さい場合、上式において(K=F2)又は(K=F2´
)とすると、出力信号SSの歪みを略0とすることがで
きる。伝達関数F2´は、入力信号SPが小振幅の時の
ディエンファシス回路20Bの線形な特性と同じもので
ある。
【0027】上述の図2に示す再生側の歪み低減の方式
に基づく一実施例を図3に示す。ディエンファシス回路
20Bは、入力信号(再生信号)SPから、ハイパスフ
ィルタ23、リミッタ24および係数器21からなる回
路系を介した信号を減算する減算器22を有している。 補正用のプリエンファシス回路60は、ディエンファシ
ス回路20Bの出力信号から、ハイパスフィルタ63、
リミッタ64および係数器65からなる回路系を介した
信号を加算する加算器62を有している。このプリエン
ファシス回路60は、記録側に設けられているものと同
一の特性を有している。
【0028】ディエンファシス回路20Bおよびプリエ
ンファシス回路60の直列接続から得られる信号と、入
力信号SSとが歪み補正回路40の減算器41に供給さ
れる。この減算器41からは、予測された歪み成分が現
れる。この歪み成分が係数器42を介して減算器43に
供給され、信号SP中の歪み成分がキャンセルされる。
【0029】係数器65、21、42の夫々の係数をK
1,K2,K3で表し、ディエンファシス回路20Bの
ハイパスフィルタ23、リミッタ24および係数回路2
1からなる高域減衰用の回路系の伝達関数を(F2*+
Δ)と表し、プリエンファシス回路60のハイパスフィ
ルタ63、リミッタ64および係数回路65からなる高
域強調用の回路系の伝達関数をF1*と表す。ディエン
ファシス回路20Bの出力信号S1は、S1=(1−F
2*−Δ)SP となる。プリエンファシス回路60の出力信号S2は、
S2=(1−F2*−Δ)(1+F1*)SPとなり、
減算器41の出力信号S3は、    S3=(1−F
2*)(1+F1*)SP−Δ(1+F1*)SP  
  ≒SP−Δ(1+F1*)SPとなる。上式の近似
は、(1−F2*)(1+F1*)≒1でなされている
【0030】従って、出力信号SSは、    SS=
S3−SP         =(1−F2*)SP−Δ{1−(1
+F1*)K3}SPとなる。K3=1/(1+F1*
)と選ぶことによって歪みが0となる。伝達関数F1*
は、信号レベルによって変化するので、歪みが最大のと
きあるいは歪み改善度を最大としたい信号レベルに合わ
せて係数K3が設定される。また、小振幅時の伝達関数
F1*用いて、K3=1/(1+F1*) とすると、リミッタレベルよりも小さい歪みを除去でき
る。
【0031】さらに、以下に述べるように、信号のエッ
ジノイズを低減することができる。すなわち、ディエン
ファシス回路20B、プリエンファシス回路60におい
ては、ハイパスフィルタ23および63が相補的な特性
を持っているので、 (1−H2K2)(1+H1K1)=1H2:ハイパス
フィルタ23の伝達特性H1:ハイパスフィルタ63の
伝達特性である。
【0032】そして、信号の周波数がフィルタ23、6
3の通過帯域であり、かつ、振幅が小さいとすると、H
2=1、H1=1であるから (1−K2)(1+K1)=1 となり、 K2=K1/(1+K1)・・・・(1)となる。
【0033】また、上式は次のように変形できる。 (1−H2K2)(1+H1K1)=1(1−H2K2
)=1/(1+H1K1)H2K2=H1K1/(1+
H1K1)そして、この式に(1)式を代入すると、H
2=(1+K1)H1/(1+H1K1)となる。一例
として、 H1=sτ1/(1+sτ1) 1/τ1:カットオフ周波数 とすれば、       H2=sτ1(1+K1)/{1+sτ1
(1+K1)}となる。
【0034】すなわち、ハイパスフィルタ23のカット
オフ周波数は、ハイパスフィルタ63のカットオフ周波
数の1/(1+K1)倍になる。例えばK1=1.5と
すれば、1/2.5のカットオフ周波数となる。なお、
ハイパスフィルタ23、63はFIR型の構成、IIR
型の構成のいずれの構成とすることもできる。
【0035】一方、リミッタ24、64の特性を、入力
に対する出力の利得で定義し、 L2:リミッタ24の特性 L1:リミッタ64の特性 V2:ディエンファシス回路20Bの入力電圧V1:プ
リエンファシス用回路60の入力電圧とすると、 V2:回路10A、60の出力電圧 V1:回路20Bの出力電圧 でもあるから、ハイパスフィルタ23、63の通過帯域
において、 (1−L2K2)V2=V1 (1+L1K1)V1=V2 である。従って、両式から L2K2=L1K1/(1+L1K1)となり、この式
に(1)式を代入して L2=(1+K1)L1/(1+L1K1)となる。従
って、例えば図4に示すように、リミッタ24のリミッ
タレベルVL2は、リミッタ64のリミッタリミッタレ
ベルVL1よりも高くなる。
【0036】そして、ハイパスフィルタ23、63のカ
ットオフ周波数、およびリミッタレベルVL2、VL1
が以上のような関係にあるので、記録再生系100から
の信号SPがステップ波形であるとすると、ハイパスフ
ィルタ23、63出力信号の波形、およびこの波形に対
するリミッタレベルは、図4に示すようになる。
【0037】そこで、期間Tにおけるノイズ(エッジノ
イズ)Nについて考察すると、プリエンファシス回路6
0の出力信号S2におけるノイズN60は、N60=(
1+K1)N となる。従って、減算器41の出力信号S3におけるノ
イズN41は、 N41=N60−N=K1N となるので、出力端子21に出力されるノイズN21は
、       N21=N−K3N41=N−K3K1N
=N(1−K3K1)となる。
【0038】そして、このノイズレベルが波形の平坦部
と等しくなるには、 1−K3K1=1−K2 であればよいので、これより K3=K2/K1 となり、この式に(1)式を代入して K3=1/(1+K1) となる。すなわち、係数K3、K1(K2)をこのよう
に選定すれば、エッジノイズを低滅できる。また、K3
=1/(1+K1)の時の歪みΔは、少なくとも、K2
Δに減少されうる。係数K3は、F1=K1sτ1/(
1+sτ1)とすると、 K3=1/(1+K1){sτ1/(1+sτ1)}と
しても良い。
【0039】再生系のディエンファシス回路において歪
みを低減するようにした他の回路例を図6に示す。記録
再生系100からの信号SPが、ディエンファシス回路
20Bに供給されて減算器22からディエンファシスさ
れた信号が取り出される。また、記録再生系100から
の信号SPが、係数K3の係数回路7を通じて加算器7
2に供給される。なお、20は、ハイパスフィルタ23
、リミッタ24および係数器21からなり、伝達関数F
2*を有する回路ブロックである。
【0040】減算器22からの信号は、図3におけるハ
イパスフィルタ63、リミッタ64および係数器65か
らなり、伝達関数F1*を有する回路ブロック73、係
数回路74および減算器75の経路を通じて加算器72
に供給される。この場合、係数回路74の係数はK3と
される。減算器22からの信号はディエンファシスされ
て周波数特性は平坦なので、回路ブロック73からはそ
の信号の高域成分が取り出される。
【0041】そして、この高域成分が減算器75におい
て位相反転されて加算器72に供給されるので、加算器
72において、記録再生系100からの信号SPから、
回路ブロック73からの高域成分が減算されることにな
り、加算器72からは平坦な周波数特性の信号SS、す
なわち、ディエンファシスされた信号が取り出される。 このとき、減算器22からの信号が、係数回路76にお
いて(1−K3)倍されてから減算器75を通じて加算
器72に供給される。従って、係数回路71、74の係
数K3に対応して加算器72からの信号SSのレベルが
補正される。
【0042】図7は、さらに他の例を示す。記録再生系
100からの信号SPがディエンファシス回路20Bに
供給されて減算器22からディエンファシスされた信号
が取り出される。さらに、記録再生系100からの信号
SPが減算器75に供給される。また、減算器22から
の信号が回路ブロック73、係数回路74および加算器
72を通じて減算器75に供給される。減算器22から
の信号がディエンファシスされて周波数特性は平坦なの
で、回路ブロック73からはその信号の高域成分が取り
出される。そして、減算器75において、記録再生系1
00からの信号SPから、回路ブロック73からの高域
成分が減算されるので、減算器75からは平坦な周波数
特性の信号SS、すなわち、ディエンファシスされた信
号SSが取り出される。また、回路ブロック20からの
高域成分が、(1−K3)の係数回路76および加算器
72を通じて減算器75に供給される。従って、係数回
路74の係数K3に対応して高域成分のレベルが補正さ
れる。
【0043】図8は、よりさらに他の回路の構成を示す
。記録再生系100からの信号SPがディエンファシス
回路20Bに供給されて減算器22からディエンファシ
スされた信号が取り出される。この減算器22からの信
号が回路ブロック73およ減算器75に供給される。 回路ブロック73の出力信号から回路ブロック20の出
力信号が減算器77で減算される。減算器77の出力信
号がK3の係数器74を介して減算器75に供給される
。減算器75において、減算器22の出力信号から係数
器74の出力信号が減算されて、出力信号SSが減算器
75から取り出される。
【0044】上述の図3、図6、図7および図8にそれ
ぞれ示される回路例は、図2と対応して再生系で歪み低
減を行うものである。この発明は、図1について述べた
ように、記録系のプリエンファシス回路において、補正
を行うこともできる。この場合には、先の例の回路構成
において、F2を−F1 に置き換え、F1を−F2と
置き換えれば良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、プリエンファシスおよびディエンファシス処理により
生じうる歪み成分を、プリエンファシス出力に重畳して
おくことにより、ディエンファシス時に、この歪み成分
を相殺除去することができる。また、ディエンファシス
装置側にこの歪み成分を取り出し、ディエンファシス出
力に対して相殺除去する回路を設けて、歪みのないディ
エンファシス出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明においてプリエンファシス側で補正を
行う時の基本構成を示すブロック図である。
【図2】この発明においてディエンファシス側で補正を
行う時の基本構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の第1の実施例のブロック図である。
【図4】この発明の第1の実施例中のリミッタの特性の
説明に用いる図である。
【図5】この発明の第1の実施例のエッジノイズの低減
動作の説明に用いる図である。
【図6】この発明の第2の実施例のブロック図である。
【図7】この発明の第3の実施例のブロック図である。
【図8】この発明の第4の実施例のブロック図である。
【図9】従来のエンファシス装置の一例のブロック図で
ある。
【図10】従来のエンファシス装置の他の例のブロック
図である。
【図11】従来のエンファシス装置のさらに他の例のブ
ロック図である。
【符号の説明】
10A、60  プリエンファシス回路20B、50 
 ディエンファシス回路40  歪み補正回路 100  記録再生系

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  その出力信号の再生側において、ハイ
    パスフィルタ、リミッタ、重み付け用の係数器からなる
    フィードフォワード経路を通じた信号を減算するディエ
    ンファシス回路が設けられるエンファシス装置において
    、ハイパスフィルタ、リミッタ、重み付け用の係数器か
    らなるフィードフォワード経路を通じた信号を入力信号
    に対して加算するプリエンファシス回路と、上記プリエ
    ンファシス回路の出力信号が供給され、上記ディエンフ
    ァシス回路と略同一の特性を有する補正用のディエンフ
    ァシス回路と、上記入力信号と上記補正用のディエンフ
    ァシス回路の出力信号とから歪み成分を抽出する手段と
    、上記抽出された歪み成分を係数器を介して入力信号に
    補正分として重畳する手段とからなるエンファシス装置
  2. 【請求項2】  その入力信号の記録側において、ハイ
    パスフィルタ、リミッタ、重み付け用の係数器からなる
    フィードフォワード経路を通じた信号を加算するプリエ
    ンファシス回路が設けられるエンファシス装置において
    、ハイパスフィルタ、リミッタ、重み付け用の係数器か
    らなるフィードフォワード経路を通じた信号を入力信号
    に対して減算するディエンファシス回路と、上記ディエ
    ンファシス回路の出力信号が供給され、上記プリエンフ
    ァシス回路と略同一の特性を有する補正用のプリエンフ
    ァシス回路と、上記入力信号と上記補正用のプリエンフ
    ァシス回路の出力信号とから歪み成分を抽出する手段と
    、上記抽出された歪み成分を係数器を介して入力信号に
    補正分として重畳する手段とからなるエンファシス装置
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EP0506055A2 (en) 1992-09-30
EP0506055A3 (en) 1993-02-24
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US5276562A (en) 1994-01-04
DE69219934D1 (de) 1997-07-03
KR920019065A (ko) 1992-10-22

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