JPH0430182A - 電子写真方式の画像形成装置 - Google Patents

電子写真方式の画像形成装置

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JPH0430182A
JPH0430182A JP2137423A JP13742390A JPH0430182A JP H0430182 A JPH0430182 A JP H0430182A JP 2137423 A JP2137423 A JP 2137423A JP 13742390 A JP13742390 A JP 13742390A JP H0430182 A JPH0430182 A JP H0430182A
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JP
Japan
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pattern
image
photoreceptor
density
sensor
Prior art date
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Application number
JP2137423A
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English (en)
Inventor
Moriyuki Koike
守幸 小池
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電子写真方式の画像形成装置、例えばレー
ザプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装
置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、電子写真方式の画像形成装置、例えば複写機に
おいては、コンタクトガラス上にセットされた原稿の画
像面を光走査(露光)して、均一に帯電された感光体上
を露光して静電潜像を形成し、その静電潜像を現像して
トナー像として用紙に転写してコピーを行なうようにし
ている。
ところで、このような複写機においては、感光体上が長
時間露光されると感光体そのものが疲労を起こし、その
疲労した感光体上では帯電後露光されても、その露光部
分の電位があまり下がらなくなる。
そのため、ネガ・ポジ方式では露光部にトナーが付着し
にくくなって画像濃度が薄くなり、ポジ・ポジ方式では
露光部にトナーが付着してしまってコピーの地肌汚れが
生じ、いずれにしてもプリント紙上に形成される画像の
状態を適正に維持することが極めて困難になるという問
題があった。
そこで、このような問題を解消するために、感光体上の
画像領域外に特定パターンの潜像を形成し、その潜像を
現像してパターン像を作成した後、そのパターン像と感
光体面の地肌部分とをそれぞれ所定の濃度センサによっ
て検出し、その各濃度の比に応じて露光量あるいは現像
バイアス等のプロセス条件を補正するようにした電子写
真方式の画像形成装置が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のこのような電子写真方式の画像形
成装置においては、感光体ベルトを張装するローラや感
光体ドラムそのものが偏心していたり、その表面に傷が
ついていたりすると、次のような問題を生じることがあ
った。
すなわち、感光体ベルトを張装するローラや感光体ドラ
ムそのものが偏心していると、その回転時におけるその
表面と濃度センサ間の距離が変動するため、その濃度セ
ンサによる上記のパターン像あるいは感光体面の地肌部
分の濃度検出値にバラツキが生じたり、また感光体表面
に傷がついている場合には、その部分の地肌濃度を濃度
センサにより検出してしまうと正しい濃度検出値が得ら
れず、いずれにしても最適なプロセス条件の補正処理を
行なえなかった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、感
光体ベルトを張装するローラや感光体ドラムそのものが
偏心していたり、その感光体表面に傷がついていても、
その影響をほとんど受けることなく最適なプロセス条件
の補正処理を行なえるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記の目的を達成するため、第1図に機能ブ
ロック図で示すように、均一に帯電された感光体A上を
露光して静電潜像を形成し、その静電潜像を現像してト
ナー像として用紙に転写するようにした電子写真方式の
画像形成装置において、通常の画像形成動作前に、感光
体Aが少なくとも1周回動する間に該感光体A上に一定
間隔で順次特定パターンの潜像を形成し、その各潜像を
現像して複数のパターン像を作成す−るパターン像作成
手段Bと、感光体Aに対向して固定配置され、回動する
感光体の表面に光を照射してその反射光量に応じた検出
信号を出力する濃度センサCと、パターン像作成手段B
によって感光体A上に作成された各パターン像が濃度セ
ンサCによる検出位置に達する度に、その濃度センサC
からの検出信号をサンプリングして、その平均をとって
パターン像の濃度データとして記憶するパターン濃度検
出手段りと、感光体A上に作成された各パターン像間に
挟まれた感光体面の地肌部分がそれぞれ濃度センサCに
よる検出位置に達する度に、その濃度センサCからの検
出信号をサンプリングして、その平均をとって地肌部分
の濃度データとして記憶する地肌濃度検出手段Eと、雨
検出手段り、 Eによって記憶された地肌濃度データと
パターン濃度データの比に応じて露光量あるいは現像バ
イアス等のプロセス条件を補正するプロセス条件補正手
段Fとを設けたものである。
〔作 用〕
この発明による第1図の電子写真方式の画像形成装置で
は、パターン像作成手段Bが通常の画像形成動作前に、
感光体Aが少なくとも1周回動する間に該感光体A上に
一定間隔で順次特定パターンの潜像を形成した後、その
各潜像を現像して複数のパターン像を作成する。
そして、その感光体A上の各パターン像が濃度センサC
による検出位置に達する度に、パターン濃度検出手段り
が濃度センサCからの検出信号をサンプリングして、そ
の平均をとってパターン像の濃度データとして記憶する
と共に、上記各パターン像間に挟まれた感光体面の地肌
部分がそれぞれ濃度センサCによる検出位置に達する度
に、地肌濃度検出手段Eが濃度センサCからの検出信号
をサンプリングして、その平均をとって地肌部分の濃度
データとして記憶し、その2つの濃度データの比に応じ
て、プロセス条件補正手段Fが露光量あるいは現像バイ
アス等のプロセス条件を補正する。
したがって、感光体ベルトを張装するローラや感光体ド
ラムそのものが偏心していたり、その感光体表面に傷が
ついていても、その影響をほとんど受けることなく最適
なプロセス条件の補正処理を行なえる。
〔実 施 例〕
以下、この発明の実施例を第2図以降を参照して具体的
に説明する。
第2図は、この発明を実施した複写機の一例を示す概略
構成図であるに の複写機において、コンタクトガラス1上に原稿がセッ
トされてコピースタートキーが押下されると、その原稿
は露光ランプ2によって露光される。そして、その原稿
からの反射光が第1ミラー3.第2ミラー4.第3ミラ
ー5.レンズユニット6、第4ミラー7及び防塵ガラス
8を介して、感光体ドラム9の表面に結像される。
感光体ドラム9は、動力伝達機構(図示省略)を介して
メインモータ10により矢示方向に回転駆動される。露
光ランプ2及び第1ミラー3等から構成される第1スキ
ヤナは、第1キヤリツジ(図示省略)に搭載されており
、矢示A方向に一定速度で駆動される。第2ミラー4及
び第3ミラー5等から構成される第2スキヤナは第2キ
ヤリツジ(図示省w8)に搭載されており、第1キヤリ
ツジの速度の1/2の速度で矢示A方向に駆動される。
第1スキヤナは、コンタクトガラス1の基準辺(左端部
)からその対辺(右端部)までの距離をその面と平行に
等速移動して、コンタクトガラス1の全面を露光するこ
とができる。
感光体ドラム9の表面は帯電チャージャ11により均一
に帯電され、その帯電面が上記結像により露光されて静
電潜像が形成される。
その潜像はイレーザ42を通過する時に不要部分(先端
部、側端部、後端部)の電荷が消失された後、現像ユニ
ット12の現像ローラ12aによってトナーが付着され
て現像され、それにより可視像となって転写チャージャ
13へ送られるが、そこで転写処理が行なわれる前に、
後述する分離時における再転写の発生を抑えるために、
感光体ドラム9とトナーとの密着力(電荷)を減少すへ
〈転写前除電ランプ(PTL)14により転写前除電が
行なわれる。
用紙は、給紙カセット15.16のいずれか選択された
方より呼出しコロ17によって給紙コロ18へ送り出さ
れ、その給紙コロ18とその下方に位置する重送防止の
ための逆転コロ19によって1枚だけが分離されて給紙
され、その後レジストローラ20に到達する。ここで、
タイミングをとって再びペーパガイドに沿って、感光体
ドラム9の転写チャージャ13と対向する面に搬送され
て、その表面に感光体ドラム9上の可視像が転写される
その記録済用紙は、分離チャージャ21及び分離爪22
によって感光体ドラム9から分離され、搬送ベルト23
に案内されて定着ユニット24に入る。そこで、熱を受
けて画像を定着した後、ペーパガイドに案内されて排出
される。
一方、転写が終了した感光体ドラム9の表面は、クリー
ニングユニット25によるクリーニングに先立ってクリ
ーニング前チャージャ(FCC)26によって除電され
た後、その表面に残ったトナーをクリーニングユニット
25のファーブラシ25aで掻き落とされ、それでも除
去されずに残つたトナーはクリーニングブレード25b
により掻き落とされる。さらに、その表面の残留電荷が
除電ランプ(QL)27によって消失されて、次の画像
形成プロセスに備える。
定着ユニット24より排出された用紙は、両面コピーモ
ード時における用紙の片面転写時以外は、切換爪28に
より排紙ローラ29に送られて図示しない排紙トレイに
排紙される。
また、両面コピーモード時における用紙の片面転写時に
は、切換爪28を仮想線で示す位置に切り換えて反転ガ
イド30へ送り、その用紙後端部が接離ローラ31に当
接した時点で、その接離ローラ31が逆転されて中間ト
レイ32へ向けて反転搬送される。
そして、その用紙は3個のゲート爪33のいずれかによ
って中間トレイ32に放出される。この3個のゲート爪
33は送られてくる用紙サイズによりそのサイズに適合
したものだけが切換動作される。
中間トレイ32に放出された用紙は先端寄せコロ34ま
で送られ、さらにそのコロ34によって用紙ストッパ3
5まで送られてストックされる。
その後、その中間トレイ32からの再給紙時には、先端
寄せコロ34が用紙から離間されると共に用紙ストッパ
35が解除された後、その用紙は両面呼出しコロ36の
回転により両面給紙コロ37へ送り出され、さらにその
コロ37と下方に位置する重送防止のための両面逆転コ
ロ38により用紙1枚だけが分離されてレジストローラ
20へ向けて再給紙され、以後上述と同様なコピープロ
セス工程を経てもう一方の面にもコピー処理が施される
なお、39は第1図に示した濃度センサCに相当するフ
ォトセンサ(以下「Pセンサ」と称す)であり、感光体
′ドラム9に対向して固定配置され、その表面に光を照
射してその反射光量に応じた検出信号を出力する。この
構成及びその周辺回路等については追って詳細に説明す
る。
また、第3図に示すように原稿Sがセットされるコンタ
クトガラス1の基準辺側の下方には、後述する濃度検知
に用いられる白色パターン40が形成された平板41が
設置されている。
第4図は、この複写機の制御部を示すブロック構成図で
ある。
この制御部は、メイン制御部50.光学制御部51、A
C制御部52.操作制御部53.CBパワーパック54
.TDPCパワーパック55.及びCFL安定器56等
によって構成されている。
メイン制御部50は、マイクロプロセッサ(以下rCP
UJと称す)、ROM、RAM、 不揮発性RAM、及
びインタフェース回路等からなるマイクロコンピュータ
システムの他に、後述するPセンサ出力調整回路(但し
、上記CPUの機能も含む)等の各種回路を備えており
、それらによって複写機全体を統括的に制御する。
すなわち、Pセンサ39からの検出信号、その他の各種
センサ57からの検出信号、光学制御部51からの情報
信号、AC制御部52からの情報信号、及び操作パネル
制御部53からの情報信号を逐次入力して、CBパワー
パック54を介して帯電チャージャ11への放電電圧及
び現像ローラ12aへのバイアス電圧の印加タイミング
や、TDPCパワーバック55を介して転写チャージャ
132分離チャージャ21.及びクリーニング前チャー
ジャ26への放電電圧の印加タイミングを制御する。
また、イレーサ42(感光体ドラム9の軸方向に沿って
複数個のLEDが列設されている)の点灯すべきLED
の指定とその点灯タイミングを制御したり、CFL安定
器56を介して転写前除電ランプ(PTL)14及び除
電ランプ(QL’)27の点灯タイミングを制御したり
、さらにシーケンス機器群(クリーニングブレードSQ
L、 トナー補給SQL、分離爪SQL等の各種ソレノ
イド、クラッチ、モータ)58の駆動制御も司る。
さらに、光学制御部51.AC制御部52.あるいは操
作制御部53へ必要に応じて種々の情報信号を送出した
り、Pセンサ39の出力調整を行なったりもする。
光学制御部51は、メイン制御部50からの情軸信号や
、第1スキヤナのホームポジションを検知する第1スキ
ャナHP検知センサ59.レンズユニット6のホームポ
ジションを検知するレンズHP検知センサ60.及び第
2スキヤナのホームポジションを検知する第2スキヤナ
HP検知センサ61からの各検知信号を逐次入力して、
第1スキヤナの往復移動を行なう第1スキヤナモータ6
2、レンズユニット6の往復移動を行なうレンズモータ
63.及び第2スキヤナの往復移動を行なう第2スキヤ
ナモータ64を駆動制御する。
AC制御部52は、メイン制御部50からの情報信号を
入力して、露光ランプ2.定着ヒータ65、メインモー
タ10.現像モータ66、搬送モータ67、及び給紙モ
ータ68を駆動制御する。
操作制御部53は、操作パネル70上のキー・スイッチ
群71あるいは圧板検知スイッチ73の状態を常時監視
し、そのいずれかが操作されるとそれに応じた情報信号
をメイン制御部50へ送出する。また、メイン制御部5
0からの情報信号に応じて表示器群72の表示制御を司
る。
第5図は、操作パネル7oの構成例を示すレイアウト図
である。
この操作パネル70は、コピースタートキー74、置数
確認キー75.テンキー76、及びガイダンスキー77
を含むキー・キースイッチ群71と、ガイダンス表示器
78を含む表示器群72とを備えている。
コピースタートキー74は、コピー動作をスタートさせ
るためのキーである。
置数確認キー75は、コピー中のセット枚数を確認した
い時、寸法変倍やプログラムセットを行ない時などに使
用する。
テンキー76は、コピー枚数のセット、寸法変倍、とじ
代幅のセット、プログラムのセット時などに使用する。
ガイダンスキー77は、コピー操作の方法や各キー操作
の説明をガイダンス表示器78に表示したい時に使用す
る。
ガイダンス表示器78は、各種機能の説明、操作方法の
手順、及び機内の状態などを表示できる。
なお、その他のキー・スイッチ及び表示器は、この発明
に直接関係しないのでその説明を省略する。
第6図は、Pセンサ出力調整回路を示す回路図である。
このPセンサ出力調整回路は、メイン制御部50内のC
PU80と、デジタル・アナログコンバータ(以下rD
/Aコンバータ」と略称する)81、オペアンプ82と
、トランジスタTR,ツェナダイオードZD、5個の抵
抗R1〜R5,コンデンサCとによって構成されている
Pセンサ39は、回転する感光体ドラム9の表面にPセ
ンサ出力調整回路によって設定されるLED電流ILに
応じた発光量(強度)で光を照射する発光ダイオードL
EDと、その反射光を受光してその光量に応じた電流r
pを出力するフォトトランジスタPTとからなる反射型
フォトセンサである。
入力電圧Vccを抵抗R1とツェナダイオードZDとに
よって分圧して、その接続点aとプランド間から出力す
るD/Aコンバータ81用の一定の基準電圧Vsが、D
/Aコンバータ81のOUT端子に入力される。
D/Aコンバータ81は、cpusoからのデータDO
〜D7により、OUT端子に入力された基準電圧Vsに
基づいて、次式によって求められる電圧V refをV
 ref端子から出力する。
電圧Vref=(データDO”D7/256)XVsD
/Aコンバータ81のVref端子に接続されているオ
ペアンプ82は、抵抗R2,R3とトランジスタTRと
共に定電流回路を構成している。
抵抗R3に流れる電流、っまりPセンサ39のLED電
流工りは次式によって求められる。
I L=Vref /R3 よって、LED電流ILとデータDo−D7とは次式の
関係が成立する。
I L=(データDo−D7XVs)/ (256XR
3)また、Vs/(256XR3)は一定であるがら、
LED電流工りはデータDo−D7によって制御される
ことがわかる。
フォトトランジスタPTのエミッタからは、受光量に応
じた光電流rpが流出され、それによってIpXR4の
電圧が発生し、これがCPU80のAD入力ポートに入
力される。
CPU80は、その入力電圧をA/D変換してPセンサ
出力(濃度データ)として処理する。
したがって、Pセンサ出力を変更したい場合は、データ
Do−D7の値を異ならせてLED電流ILの値を変え
、発光ダイオードLEDの発光量を変更すればよい。
ここで、Pセンサ39をオフ(LED消灯)にするには
、CPU80は出力すべきデータDo〜D7を“ooo
ooooo”にすればよい。
また、このPセンサ39を使用するためにオンにする場
合、特にLED電流の調整処理、変更処理を行なうまで
出力すべきデータDo−D7をメイン制御部50に設け
られている不揮発性RAMに格納しておく。
次に、メイン制御部50によるこの発明に係わる感光体
疲労検知動作の原理について説明する。
まず、その概要を説明すると、感光体ドラム9の感光体
疲労を検知するために、原稿の地肌(白色)に近い色の
第3図に示した特定パターンである白色パターン40に
対する露光処理を行なって感光体ドラム9上にそれに応
じた潜像を形成し、それを現像する。
そして、それによって得られた白色パターン像の濃度を
Pセンサ39によって読み取り、感光体疲労を検知する
ものである。
白色パターン像は、実際の現像バイアスでは。
現像ポテンシャルが小さいためにトナーの付着量も微量
であるため、その付着量を上げるために現像バイアスを
下げる。
次に、感光体疲労検知の基本動作について説明する。
1、 感光体ドラム9上の電位を安定させるために(リ
ピート補正をなくすために)、用紙20枚程度のフリー
ラン動作をさせる。但し、この時は通常の現像バイアス
である。
2、 第3図に示す白色パターン40を露光できる位置
にスキャナを移動させる。
3、 露光ランプ2を点灯し、白色パターン40からの
反射光によって予め均一に帯電された感光体ドラム9上
を露光して静電潜像を形成し、その静電潜像を現像して
白色パターン像を作成した後、白色パターン像の反射出
力と地肌部分(トナーが付着していないドラム表面)の
反射出力とを検出する。
すなわち、Pセンサ39をオンにして発光ダイオードL
EDを発光させ、その白色パターン像と地肌部分に所定
光量の光を照射して、その反射光をフォトトランジスタ
PTで受光してその検出信号を入力する。
このとき、感光体ドラム9の偏心や傷による影響並びに
その表面電位の上昇等の影響を極力なくすために、感光
体ドラム9が少なくとも1回転する間にその外周面に一
定間隔で順次白色パターン像を作成して、その各白色パ
ターン像の反射出力とその間に狭さまれた地肌部分の反
射出力とを交互に検知する。
ここでは、各々100ポイント、合計200ポイントの
反射出力をサンプリングする。サンプリング間隔を現像
バイアス及びイレーザ42の切換時間を考慮して20m
5ec間隔で行なうが、ここで用いられている感光体ド
ラム9は直径801w11でその表面の線速が300s
n/sのため、感光体ドラム9が約5回転する間に上記
回数のサンプリングを行なう。
なお、白色パターン像の反射出力検知時の現像バイアス
を50〜100V、感光体の地肌部分の反射出力検知時
の現像バイアスを通常画像形成時の電圧値にする。
また、感光体ドラム9の外周面に一定間隔で順次白色パ
ターン像を作成するのに先立って、白色パターン40か
らの反射光により感光体ドラム9上が露光されてそれに
応じた静電潜像が形成されるが、その後上記各白色パタ
ーン像を作成するためにそのパターン作成部分に位置す
る潜像部分のみを残すべく、そのパターン作成部分の両
サイド(主走査方向)にある潜像部分をイレーザ42で
部分点灯により除去すると共に、その各パターン作成部
間(副走査方向)に位置する潜像部分をイレーザ42で
全点灯により除去する。
白色パターン像の反射出力と地肌部分の反射出力とを交
互に100ポイントずつサンプリングした後は、それぞ
れを平均化して、白色パターン像の濃度データ及び地肌
部分の濃度データとして内部の不揮発性RAMに記憶す
る。
4、 スキャナをもとの位置に戻す。
次に、白色パターン濃度と地肌濃度との比率である基準
値及び比較値について説明する。
1、基準値 後述する画像調整直後の初期設定電圧で露光ランプ2を
点灯し、白色パターン像の反射出力検知時にのみ現像バ
イアスを50Vにして上述の検知動作を実施し、それに
よって得られる各濃度データを不揮発性RAMに記憶す
る。なお、その各濃度データをそれぞれVSE(地肌反
射出力)、VSL(パターン反射出力)とする。
この動作は、画像調整終了後、すなわち適正な画像を得
るために露光ランプ2の電圧変更。
感光体ドラムの交換、現像剤の交換、光学系の清掃など
、プロセス条件が変化した場合に実施する。
その各濃度データの比率が基準値となり、この値が適正
値として経時変化における後述する比較値と比較される
2、比較値 後述する補正電圧で露光ランプ2を点灯し、白色パター
ン像の反射出方検知時にのみ現像バイアスを80v(基
準値に対して0.5ノツチ明るくなる)にして上述の検
知動作を実施し、それにより得られる各濃度データを不
揮発性RAMに記憶する。なお、その各濃度データをそ
れぞれVSE’(地肌反射出方)、VSL(パターン反
射出力)とする。
経時変化による感光体ドラム9の疲労を検知するために
、この動作は一定期間毎に実行される。ここでは、電源
投入時及び定着のウオームアツプのための前回転(後述
する)を実行する時に行なう。
このとき、上記各濃度データの比率である比較値と前述
の基準値とが比較され、その結果によってプロセス条件
の補正が行なわれる。
次に、基準値と比較値の比較処理及びそれによるプロセ
ス条件の補正処理について説明する。
前述したVSLとVSEの比率及びVSL’とVSE’
の比率をそれぞれ算出し、その各比率が次式の関係にな
った時に、プロセス条件の1つである露光ランプ2の電
圧を次のように補正する。
■VsL/VS EaVsL ’/VSEのとき、露光
ランプ2の電圧をアップする。
■(VSL/VSE)Xρ≦VSL’/VSEのとき、
露光ランプ2の電圧をダウンする。但し、ρは係数(1
くρ)である。
この実施例においては、感光体ドラム9としてAS28
e感光体を使用しているが、この感光体ではその表面が
酸素と結合することにより酸化ヒ素層を形成してこれに
電荷保持能力を持つことにより、通常経時変化により感
光体ドラム9の表面電位が上昇し、そのためトナーの付
着量が増加してコピーに地肌汚れが生じてくる。
したがって、■のときはこの表面電位の上昇を補正すべ
く露光ランプ2の露光量を上げたり、現像バイアスを上
げたりして、プロセス条件を補正する。
ここでは、露光量を補正するものとする。
また、感光体疲労検知動作時において、感光体ドラム9
上の傷等による誤検知や光学系の清掃等による露光量の
増加を吸収すべく、■のときは露光量を下げるようにし
ている。この処理は、経時変化に関係ない突発的な状況
やエラ一対策のためにある。
なお、基準値及び比較値を得るために行なう各感光体疲
労検知動作時において、各現像バイアス間に30v(0
,5ノツチ分)差を持たせたのは、比較処理時において
大小比較だけで済むようにするためである。
以上、感光体疲労検知動作の原理について説明したが、
次にメイン制御部50内のCPU80によるこの発明に
係わる処理の一例を、第7図乃至第15図のフローチャ
ート、第16図の説明図。
及び第17図のタイミングチャートによって説明する。
第7図は電源投入時の処理を示すフローチャートであり
、このルーチンは電源が投入されて図示しないメインル
ーチンによってコールされるとスタートし、まず電源投
入フラグがセットされているか否かを判断するが、電源
投入直後はメインルーチンでのメモリの初期化処理の際
に電源投入フラグがリセットされているので、その電源
投入フラグをセットした後、第4図の定着ヒータ65の
定着温度が100’C以上か否かを判断する。
なお、この温度検出は定着ユニット24内の定着ヒータ
65を内蔵した定着ローラ表面に対向して設置されてい
る図示しない温度センサを用いて行なわれる。
そして、定着温度が100’C以上ならばそのまま、1
00°Cに達していなければ前回転フラグをセットした
後、メインルーチンへリターンする。
ここで、前回転とは、電源投入直後のコピー動作におけ
る定着ユニット24による定着処理を正常に行なえるよ
うにするために、定着ローラからの熱を短時間で加圧ロ
ーラ全体に伝えるべく定着ローラを内蔵の定着ヒータ6
5で加熱しながら空回転させることをいう。
したがって、前回の電源遮断時から今回の電源投入時ま
での期間が極めて短く、定着温度が100°Cを維持し
ている場合には、加圧ローうにもまだ十分に熱が伝えら
れているため、前回転を不要とする。
なお、以後メインルーチンによってこのルーチンがコー
ルされても、電源投入フラグがセットされているために
直ちにメインルーチンへリターンする。すなわち、上述
の処理は電源投入時の1回だけしか行なわれないように
なっている。
第8図は前回転処理を示すフローチャートであり、この
ルーチンはメインルーチンによってコールされるとスタ
ートし、まず前回転フラグがセットされているか否かを
判断して、セットされていなければ直ちにメインルーチ
ンへリターンする。
また、前回転フラグがセットされていれば、前回転動作
が実行中か否かを判断し、実行中ならばそのまま、実行
中でなければ前回転動作をスタートさせた後、前回転動
作終了の1分前か否かを判断する。なお、前回転動作は
加圧ローラ全体に熱が十分に伝達可能な時間として約5
分間行なわれるものとする。
そして、終了1分前でなければそのまま、終了1分前な
らば比較値検知モードをセットした後、前回転動作が終
了か否か、すなわちその動作が開始して5分経過したか
否かを判断し、前回転動作が終了でなければそのままメ
インルーチンへリターンする。なお、前回転動作の残り
1分の間に比較値検知動作を開始して終了することにな
る。
また、前回転動作が終了ならば、前回転フラグをリセッ
トすると同時に、前回転動作を停止させた後メインルー
チンへリターンする。
第9図は各!l1m!モードのセット処理を示すフロー
チャートであり、このルーチンもメインルーチンによっ
てコールされるとスタートし、第5図に示したガイダン
スキー77が押下されたか否かを判断し、押下されなけ
ればそのままメインルーチンへリターンする。
また、ガイダンスキー77が押下されると、置数確認(
#)キー75が押下されたか否かの判断に移り、押下さ
れなければやはりそのままメインルーチンへリターンし
、押下されるとテンキー76のrQJキーが押下された
か否かを判断する。
そして、「OJキーが押下されると、すなわちガイダン
スキー77、置数確認(#)キー75゜及びテンキー7
6の「0」キーが同時に押下された時に、基準値検知モ
ードをセットしてメインルーチンへリターンする。
また、テンキー76の「1」キーが押下されるとランプ
電圧調整モードを、「2」キーが押下されるとPセンサ
出力調整モードをそれぞれセットしてメイル−チンへリ
ターンする。
第10図はランプ電圧設定処理を示すフローチャートで
あり、このルーチンもメインルーチンによってコールさ
れるとスタートし、まずランプ電圧調整モードか否かを
判断して、ランプ電圧調整モードでなければそのままメ
インルーチンへリターンする。
また、ランプ電圧調整モードならば露光ランプ2の電圧
調整が完了したか(例えば対応するキー人力がなされた
か)を判断して、完了しなければやはりそのままメイン
ルーチンへリターンし、完了すれば露光ランプ2の電圧
が入力された(点灯中)か否かの判断に進む。
そして、露光ランプ2の電圧が入力されなければメイン
ルーチンへリターンし、入力されるとそれを初期設定電
圧として不揮発性RAMに記憶した後、プロセス条件が
変わったことにより、基準値検知処理をスタートすべく
基準値検知モードをセットすると共に、ランプ電圧調整
モードをリセットしてメインルーチンへリターンする。
第11図はPセンサ出力調整処理を示すフローチャート
であり、このルーチンもメインルーチンによってコール
されるとスタートし、まずPセンサ出力調整モードか否
かを判断して、Pセンサ出力調整モードでなければ直ち
にメインルーチンへリターンする。
また、Pセンサ出力調整モードならばPセンサ39の出
力調整が完了したか否かを判断して、完了しなければや
はりそのままメインルーチンへリターンし、完了すれば
この時のLED電流調整データ(第6図に示したD/A
コンバータ81への入力データDo−D7)を不揮発性
RAMに記憶した後、基準値検知処理をスタートすべく
基準値検知モードをセットすると共に、Pセンサ出力調
整モードをリセットしてメインルーチンへリターンする
ここで、そのPセンサ出力調整時における第6図のPセ
ンサ出力調整回路の動作を、第16図を参照して説明す
る。
なお、LED電流調整データの最大値を「255 (O
FFH)J 、最小値をro (OFF!−?)Jとす
る。
そして、不揮発性RAMに現在セットされているD/A
コンバータ81へ出力すべきLED電流調整データをr
128Jとし、調整完了時点のPセンサ出力値が4±0
.02V になるように調整する。なお、その電圧に調
整される時のLED電流調整データの目標値をrl 4
8」と仮定する。
そこでまず、D/Aコンバータ81にLED電流調整デ
ータDo−D7としてr128jをセットし、それによ
ってD/Aコンバータ81はオペアンプの非反転入力端
子にその入力データに応じた電圧を入力してトランジス
タTRをオン状態にし、発光ダイオードLEDを発光さ
せて感光体ドラム9の表面にLED電流調整データに応
じた光量で光を照射する。
そして、その反射光をフォトトランジスタPT2が受光
してその光量に応じた電流Ipを出力し、それに応じた
電圧をCPU80のAD入力ポートに入力する。
それによって、そのCPU80はその電圧値が4±0.
02V よりも低いことを判断し、その差電圧に応じて
補正した第16図に示すLED電流調整データr128
+64JをD/Aコンバータ81にセットし直す。
以後、上述の動作を繰り返すことにより、LED電流調
整データの値が第16図に示すように目標値r148J
に徐々に近すき、最終的にその値がセットされた時にP
センサ出力値が4±0.02vとなってPセンサ出力調
整を終える。
第12図は基準値検知処理を示すフローチャートであり
、このルーチンもメインルーチンによってコールされる
とスタートし、まず基準値検知モードか否かを判断して
、基準値検知モードでなければそのままメインルーチン
へリターンする。
また、基準値検知モードならば感光体疲労検知の基準と
なるデータのサンプリング動作、サンプリングデータ平
均処理、そのデータ(パターン反射出力vs L、地肌
反射出力VSE)の不揮発性RAMへの記憶等の基準値
検知処理を行ない、その処理が完了した時点で基準値検
知モードをリセツトしてメインルーチンへリターンする
ここで、感光体疲労検知時の複写プロセス機器の動作を
第17図を参照して説明する。
まず、同図(イ)、(オ)〜(ケ)にそれぞれ示すよう
にメインモータ10.帯電チャージャ11.転写前除電
ランプ(PTL)14/クリーニング前チヤージヤ(P
CC)26/除電ランプ(QL)27゜クリーニングブ
レードSQL (シーケンス機器群58に含まれている
)、イレーザ42.及び現像ローラ12aに印加すべき
現像バイアスをオンにする。但し、この時の現像バイア
スとして、同図(ケ)に示すように通常のコピー動作時
における原稿画像の濃度に応じた画像バイアスにする。
その後、ドラムパルス(メインモータ10により回転さ
れている感光体ドラム9に同期して発生されるパルス)
が同図(ア)に示すように12500パルスに達した時
点で、第1.第2スキャナモータ62,64を同図(つ
)に示すようにオン状態(逆転)にして、第1.第2ス
キヤナを第2図に示すホームポジションから左方向に移
動開始させると共に、露光ランプ2を第17図(1)に
示すように点灯させる。
その後、第1.第2スキヤナにより白色パターン40を
露光できる位置に到達すると、第1.第2スキャナモー
タ62,64を同図(つ)に示すようにオフにして第1
.第2スキヤナを停止させ、同時にイレーザ42を同図
(り)に示すようにオフにすると共に、現像バイアスを
同図(ケ)に示すように降下させて、基準値検知用の白
色パターンバイアス(50V)にし、さらにPセンサ3
9の発光ダイオードLEDを点灯させる。
そして、その時点から10パルス(20m5ec)経過
する間(例えば5パルス経過後)に、同図(す)に示す
ようにPセンサ出力(パターン反射出力)をサンプリン
グし、その後イレーザ42を同図(り)に示すように再
びオンにすると共に、現像バイアスを同図(ケ)に示す
ように画像バイアスに戻し、その時点から10パルス経
過する間に、同図(す)に示すように再びPセンサ出力
(今度は地肌反射出力)をサンプリングし、以後この動
作を同図(り)〜(す)に示すように繰り返して、合計
2゜0回のPセンサ出力をサンプリング(パターン反射
出力及び地肌反射出力を100回ずつサンプリング)す
る。
そして、そのサンプリングを終えた後、第1゜2スキャ
ナモータ62,64が同図(つ)に示すように逆転が停
止した時点からのドラムパルスの積算パルス数が同図(
ア)に示すように2000パルスに達した時点で、メイ
ンモータ10.露光ランプ2.帯電チャージャ11.転
写前除電ランプ(PTL)14/クリーニング前チヤー
ジヤ(PCC)26/除電ランプ(QL)27.クリー
ニングブレードSQL、イレーサ42.現像バイアス。
及びPセンサ39のLEDを同図(イ)、(1)〜(コ
)に示すようにいずれもオフにすると共に、第1、第2
スキャナモータ62,64を同図(つ)に示すようにオ
ン状態(正転)にして、第1.第2スキヤナを白色パタ
ーン40を露光できる現在の位置から第2図の右方向に
移動開始させ、第1.第2スキヤナのホームポジション
への復帰が第1゜2スキャナH,P検知センサ59,6
1によって検知された時点で、第1.第2スキヤナモー
タ62.64を同図(つ)に示すようにオフにする。
第13図は比較値検知処理を示すフローチャートであり
、このルーチンもメインルーチンによってコールされる
とスタートし、まず比較値検知モードか否かを判断して
、比較値検知モードでなければそのままメインルーチン
ヘ−リターンする。
また、比較値検知モードならば感光体疲労検知の基準値
と比較するためのデータのサンプリング動作、サンプリ
ングデータ平均処理、そのデータ(パターン反射出力V
SL’、地肌反射出カvsE’)の不揮発性RAMへの
記憶等の比較値検知処理を行なった後、第14図のプロ
セス補正処理を行ない、その処理が完了した時点で比較
値検知モードをリセットしてメインルーチンへリターン
する。
なお、このときも、現像バイアスや露光ランプ電圧等の
条件の違いはあるが、第17図に示した基準値検知処理
時と略同様に複写プロセス機器の動作を行なわせる。
第14図は第13図のプロセス補正処理のサブルーチン
を示すフローチャートであり、このルーチンがスタート
すると、まず基準値VSL/VSEと比較値vsL’/
VsE’とを算出する。
次イテ、VSL/VSE≧VSL’/VSEか否かを判
断し、YESならば不揮発性RAMに確保されているラ
ンプ電圧補正用データバッファ内の補正用データ(電圧
値)に「2」を加えてメインルーチンへリターンする。
また、VSL/VSE≧VSL ’/VSE ’でナイ
場合は、Vs L/VS E X p≦VSL’/VS
E’か否かを判断して、NOならばメインルーチンへリ
ターンし、YESならばランプ電圧補正用データバッフ
ァ内の補正用データが「0」か否かを判断する。
そして、補正用データが「0」ならばそのままメインル
ーチンへリターンし、[0」でなければ補正用データか
ら「1」を引いてメインルーチンへリターンする。
なお、補正用データがrQJか否かの判別は、露光ラン
プ2の初期設定電圧に対してマイナスの補正がなされな
いようにするために設けている。
このマイナス補正は理論的には必要がないが、Pセンサ
出力の検知誤差などのために間違って露光ランプ2の電
圧をアップしすぎたりした時に、その電圧を適正値にマ
イナス補正するために必要としており、露光ランプ2の
電圧が初期設定電圧以下にならないようにしている。
第15図はランプ電圧決定処理を示すフローチャートで
あり、このルーチンはメインルーチンによってコールさ
れるとスタートし、露光ランプ2の点灯タイミングの時
以外はそのままメインルーチンにリターンし1点灯タイ
ミングの時に原稿露光(画像作成)処理、トナー濃度検
知パターン作成処理、あるいは比較値検知処理の場合、
画像調整時に予め設定された露光ランプ2の初期設定電
圧に補正用データを加えた電圧を露光ランプ2に出力し
てメインルーチンへリターンする。
また、基準値検知処理あるいは上述のどの処理にも属さ
ない他の処理の場合には、初期設定電圧を露光ランプ2
に出力してメインルーチンへリターンする。
以上、この実施例においては、通常の画像形成前に、感
光体ドラム9が5回転する間にそのドラム上に一定間隔
で順次白色パターンの潜像を形成し、その各潜像を現像
して複数の白色パターン像を作成し、その各白色パター
ン像がPセンサ39による検出位置に達する度に、Pセ
ンサ39の出力(検出信号)をサンプリングして、その
平均をとって白色パターン像の濃度データとして記憶す
ると共に、その各白色パターン像に挟まれた感光体面の
地肌部分がそれぞれPセンサ39による検出位置に達す
る度に、Pセンサ39の出力(検出信号)をサンプリン
グして、その平均をとって地肌部分の濃度データとして
記憶し、その2つの濃度データの比に応じて、プロセス
条件を補正するようにしたので、感光体ドラムが若干偏
心していたり、その表面に傷がついていても、その影響
にほとんど受けることなく最適なプロセス条件の補正処
理を行なえる。
なお、この発明を複写機に適用した実施例について説明
したが、この発明はレーザプリンタ。
LEDプリンタ、液晶シャッタプリンタ等の光プリンタ
や、ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像形成装置
にも適用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、感光体ベルト
を張装するローラや感光体ドラムそのものが偏心してい
たり、その表面に傷がついているいるような場合でも、
その影響をほとんど受けることなく最適なプロセス条件
の補正処理を行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の基本構成を示す機能ブロック図、 第2図はこの発明を実施した複写機の一例を示す概略構
成図、 第3図は同じくそのコンタクトガラスと白色パターンが
形成された平板との位置関係を示す図。 第4図は同じく複写機の制御部を示すブロック構成図、 第5図は同じくその操作パネルの構成例を示すレイアウ
ト図、 第6図は同じく複写機のPセンサ出力調整回路を示す回
路図、 第7図乃至第15図は第6図のCPUによるこの発明に
係わる処理を示すフロー図、 第16図は第6図のPセンサ出力調整回路の動作を説明
するための説明図、 第17図は第4図のメイン制御部による感光体疲労検知
時の複写プロセス機器の動作を示すタイミング図である
。 1・・・コンタクトガラス 2・・・露光ランプ9・・
・感光体ドラム   10・・・メインモータ11・・
・帯電チャージャ 12・・・現像ユニット13・・・
転写チャージャ 14・・・転写前除電ランプ25・・
・クリーニングユニット 25b・・・クリーニングブレード 26・・・クリーニング前チャージャ 27・・・除電ランプ   39・・・Pセンサ40・
・・白色パターン  42・・・イレーザ50・・・メ
イン制御部 51・・・光学制御部   52・・・AC制御部58
・・・シーケンス機器群

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 均一に帯電された感光体上を露光して静電潜像を形
    成し、その静電潜像を現像してトナー像として用紙に転
    写するようにした電子写真方式の画像形成装置において
    、 通常の画像形成動作前に、前記感光体が少なくとも1周
    回動する間に該感光体上に一定間隔で順次特定パターン
    の潜像を形成し、その各潜像を現像して複数のパターン
    像を作成するパターン像作成手段と、 前記感光体に対向して固定配置され、回動する感光体の
    表面に光を照射してその反射光量に応じた検出信号を出
    力する濃度センサと、 前記パターン像作成手段によつて感光体上に作成された
    各パターン像が前記濃度センサによる検出位置に達する
    度に、その濃度センサからの検出信号をサンプリングし
    て、その平均をとつてパターン像の濃度データとして記
    憶するパターン濃度検出手段と、 前記感光体上に作成された各パターン像間に挟まれた感
    光体面の地肌部分がそれぞれ前記濃度センサによる検出
    位置に達する度に、その濃度センサからの検出信号をサ
    ンプリングして、その平均をとつて地肌部分の濃度デー
    タとして記憶する地肌濃度検出手段と、 前記両検出手段によつて記憶された地肌濃度データとパ
    ターン濃度データの比に応じて露光量あるいは現像バイ
    アス等のプロセス条件を補正するプロセス条件補正手段
    とを設けたことを特徴とする電子写真方式の画像形成装
    置。
JP2137423A 1990-05-28 1990-05-28 電子写真方式の画像形成装置 Pending JPH0430182A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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